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■めがねーちゃん (私屋カヲル)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : [一般]ラブコメ・コンビニ
・おまけ: あとがき漫画、合間に4コマ。
・その他: カラー(10P)、10話(全て表題作・1巻完結)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「私屋カヲル(わたしや・かをる)」センセの「めがねーちゃん」です。

試着室の「こがねさん」
※試着室の「こがねさん」
 実に立派なモノをお持ちでした。Gだって。


■めがねーちゃん (私屋カヲル)


★構成・概要 コメディー系 一般ラブコメ

本日は「めがねーちゃん」です。
1冊まるまるで完結する長編漫画。
各話ぶつ切りではないですが、そうストーリーちっくでもありません。
軽めな連続話ですね。
ぱっと楽しめる仕上がりでした。

基本はコメディー色の強いラブコメ
ほぼ下ネタでしたよ(笑)
18禁ではないものの、やはり色々とそっちの知識ある方が楽しめるでしょう。
掲載はヤング誌だったようですし。
子供は見ちゃだめ。

直接のえっちシーンとかはないものの、サービスシーンはちらほら。
パンチラとか下着、谷間くらいですけれど。
ただ、カラーの「特別編」は、各ヒロインらのバストトップがしっかり堪能できました
本編ではなかったですねー。
そちらが冒頭だったので、もっとえっち度高いかと勘違いしましたよ。

★収録話 10話収録

003:特別編「O・FU・RO」 カラー原稿
前述したように、いきなり登場ヒロインらのおヌードが見れる、サービス回。
皆でスパリゾート「湯~らっく」に出掛けるという、素晴らしい展開でした。
しかも、ガッチリ見せてくれますね
こちらの注目は、妹「あかね」ちゃん。
下手すると、よくこうした娘だけ隠されてしまったりするんですが…こちらはキッチリ。
…というか、これ「あかねちゃん」のエピソードですもんね。
いきなり超貧乳が満載でした。

ちなみに、中扉の「こがね」さんのイラストがすこぶる良かったです。
コレ表紙のがいいのでは。
あるいはもくじ絵。

011:第1話「超どん感オンナ登場」
コンビニ「FieldMart」で働く、アルバイト「こがね」
はっちゃけた性格の天然さん。
小さく童顔ながらも巨乳の持ち主で、ちゃんとしていればモテるんですが、本人にその自覚はなく。
憧れる先輩「風太」との関係も、彼の真面目さもあって進展しないのでした。

まぁ、確かに着替えではち合わせて、「うおおおお!!」というリアクションはないわね。
容姿を含め、マニアックで良いかもしれませんが。
あらためて見返したところ、彼女1人でボケ倒してますね。
幸いなことに、周囲は突っ込み役多めでしたが。

合コン前の準備にて、妹「あかねちゃん」が登場。
彼女のおかげで、眼鏡オフの「こがねさん」が見れます。

「こがねさん」・「あかねちゃん」
※「こがねさん」・「あかねちゃん」
 仲良し姉妹でした。「あかねちゃん」大変そう。

029:第2話「下着ショッピング」
前回エピソードを踏まえたオープニングは姉妹のお風呂シーン。
やっぱりこちらでは見えませんね。
冒頭で判明した「こがねさん」のダメっぷりがため、妹「あかねちゃん」と買い物に出掛けるお話。
2人の差が楽しいです。
でも「あかねちゃん」くらいが標準ではないかなぁ。
「こがねさん」との比較で際立ってましたが。
オチは恥ずかしい感じでしたけど、あれ刺さるのね。

047:第3話「似てない姉妹??」
バイト制服を届けるため、「FieldMart」に「あかねちゃん」が来店するエピソード。
ここからがメインですかねー。
当初は「風太くん」との漫画かな、と思いましたが、彼とでは間がもたないか。
客受けする姉妹を、しっかり販売に結び付けようとしていた店長さんが良かったです。
商売人はあーでしょう。

065:第4話「風太と店長」
「あかねちゃん」もバイト開始です。
ひでるさんは兄と同じ職場というのは想像もできません(したくない)が…姉妹は違うのかな。
店長さんとか、姉妹のエピソードが描かれています。
なにげに注目は店名です。

083:第5話「告白??」
タイトルそのまま、ドキドキなお話。
お遊びとはいえ、こうした娘さんが意中の相手に告白するというのは緊張するでしょう。
「あかねちゃん」の可愛らしいそんなんと、「こがねさん」のリアクションをお楽しみに。
一方ではおでんネタではっちゃけてましたけど。
ポップお上手でしたよ。

101:第6話「商店街の秋祭り」
タイトルそのままのお祭り話。
冒頭はもともとカラー原稿を白黒にしたものなんですが、ここはカラーで見たかったなぁ。
裏表紙な「こがねさん」がコマ3段をぶち抜いてます。
メインは店長さんと、そのライバル「鬼切」さんの対決です。
オチの「あかねちゃん」も、あれはアレで需要ありそう。

119:第7話「海へ行こう!」
135:最終話「それぞれの想い…。」
やっぱりこうした漫画は海へ行くものですね。
従業員で海の家をやってます。
…コンビニ店舗はどうなってるんだろ。
しかし、実に凶悪な客引きをしておりました(笑)
確かに高値で売れますわ。
なお、オープニングは「あかねちゃん」にサンオイルを塗るサービスカット。
後半では「風太くん」といい感じになってます。
そちらを踏まえ最終話~とあっさりならないのが、「こがねさん」たるところ。
アレであっさりくっついちゃったら嘘ですよねー。
メインは店長さんが「こがねさん」にお見合いを仕掛けるというもの。
どう展開するのかお楽しみに。
店内の湿度が上がった!?
のコマが好き。

浜辺の「こがねさん」
※浜辺の「こがねさん」
 …しないって(笑)ボケまくってますね。

★絵柄

緩やかで丁寧な線。
基本こざっぱりとしているものの、そう不足感はありません
ページ全体の描き込みは丁度いいくらいでしょう。
濃淡具合も同様ですね。
見易いです。

ふっくらな輪郭の、可愛らしいキャラ絵柄。
たゆんとした頬と、ほんのりとした色付き表現の斜め線、八重歯が特徴です。
いわゆる、アダルトな女性も巧く描かれていました。
どちらかと言うと、やっぱりキュートなのが合ってるかなー。
ややツリ目気味の大きな目。
なんとなく、”単に可愛らしいだけではない象徴”みたいに感じます。

お話がはっちゃけていたこともあり、結構頻繁にコメディー崩れしてました。
その度合いはやや高め。
ただ、特に違和感はなく、サクサクとテンポ良く読み進められます。
癖は強めな方だと思いますが、漫画はお上手。
そう人を選ぶタイプではないでしょう。
↓表紙などカラーより、白黒のが味わい深いです。
だいたいプラス判定で問題ありません。

★その他

そんなこんなで、「私屋カヲル」センセでした。
このブログでは…ちらほら名前出してるものの、一度も紹介してないですね。

センセと言えば、代表作「こどものじかん」がお馴染み。
そちらの11巻と、小説版が同時発売でした。
社会問題まで描かれている、長編なそちらも良いんですが、このくらいライトなラブコメも良いですね。
1冊で終わってしまうのはなんだか残念な気もしますけど、丁度良いくらいかも。
軽いえっち度も適度なくらいで、センセの漫画の導入には最適な1冊ではないでしょうか。

めがねーちゃん (ヤングガンガンコミックス)めがねーちゃん (ヤングガンガンコミックス)
(2012/01/12)
私屋 カヲル

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tag : バストトップラブコメコメディーパンチラ

■快楽ラララ (渡和矢)

★まんがデーター [9/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : [成年]ラブコメ・複数
・おまけ: あとがき。
・その他: 短編×7。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「渡和矢(わたり・かずや)」センセの「快楽ラララ」です。

毎日暑いですね。
ひでるさんは、半袖ワイシャツでひーひー言ってます。
ただ、たまーに普通にスーツを着た、しかも暑さを感じさせないシャキッとしたビジネスマンを見掛けたりして…ああ、社会人たるものこーあるべきかなーって思ったりしました。
あまり無理はしないように。
何事もスギるのは良くないですよ。

さて、本日はブログで「アマゾネス・キッド」を紹介している「渡和矢」センセ。
最新刊は「快楽ラララ」です。
こざっぱりとした表紙に、こざっぱりとしたタイトル具合ですね。

こちらの紹介帯ですけど…↓表紙デザインがすっきりなので、もうちょっと何らか売れる文言があった方が良いと思うんですが。
ヒット出版社」さんどうでしょう?
収録は全て短編で、収録話数としては少なめ。
ただ、ページ数は24~30と多く、読み応えはありました。

天才ディーラー「団咲子」、司書「本田冴子」
※左:天才ディーラー「団咲子」、右:司書「本田冴子」
 凛々しい「咲子さん」です。

タイトルそのままなヒロインの登場する「ディーラー・サキ」が収録でお気に入り。
「団咲子」は”どんな目でも出せる”という天才ディーラー。
しかし、大勝負を迎えた今日は調子がすこぶる悪く、結果負け続けてしまったのです。
面子を潰された組はオトシマエとして彼女を拘束し、好きにするんですが…調子の悪かった原因は彼女を慕うバニーガール「あやの」がためだったのでした。

強面のお兄さん方に囲まれても怯むことない、「咲子さん」が凛々しく素敵。
ああ、「あやのさん」が本気で恋するのもよく分かる気がします。
失敗させて落ち込む彼女を慰めつつ、えっちに持ち込もうとしていたんですが…。
また彼女はうまく親分に意見し、攻め手に加わっています。
ああ、この娘サイテーだ。
ただし、うっかり口を滑らせたことで、2人ともども複数えっちに発展するんですけどね。
ルーレット台でのえっちが雰囲気ありました
詳しく書きませんが、”鬼嫁殺し”も凄いです。
あれは怪物みたいにエゲツない感じでしたよ。

「妻たちのお茶会」は「奈由香」・「トオル」の新婚カップルが、隣の奥様「小百合」にお茶会に誘われるというもの。
しかし、単なるお茶会ではなく、スワッピングサークルだったのです。
出迎えた3家族との複数。
凄いですね、えっちでしたね。
「奈由香さん」がえっちに対して恥ずかしがり屋さん、という描写をあらかじめ見せてくれていたので、より盛り上がってます。
そんなんを目前にした旦那は、こちら以上でしょうねー。

収録での冒頭話「図書館事情」
眼鏡の司書「本田冴子」さんにラブラブな「棚橋」くん。
なにを言われてもアタックをやめず、呆れた彼女が折れる流れ。
がんばりましたね
言葉と共に直接触ることも頻繁で、よくぶっ飛ばされていました。
あのアツイ感じはどちらかというと冷静っぽい「冴子さん」に刺さるのでしょう。
中盤からは2人をなんとなく応援していたっぽい同僚「ミャオ」ちゃんが加わり、複数となっています。
えっちではサポートしつつも自ら楽しんでますね。

「交通法規ワイセツ法」は覆面白バイ(通称黒バイ)の婦警さん。
「トシ」・「コージ」・「リナ」という男女3名グループの車を止めるというのが切っ掛け。
その手の改ざんはお手のものです
とか、オーバーしたキロ数を勝手に変更したり、拳銃突きつけて脅したりしていました。
挙句ではブーツにキスさせようとまでしており、同乗していた「リナさん」が腹を立ててスタンガンで気絶させる流れ。
そんな訳で、婦警さんの拘束えっちです。
女性ながら「リナさん」はノリノリでしたよ。
男子2名も彼女に促されての参加でした。

理事長が直々にスカウトしてきた女教師「恋澄ナナ」
授業にて、問題正解のご褒美をえっちな事にして、男子生徒のヤル気を促していたのでした。
そうした短編「超教師 恋澄ナナ」
成年漫画ではお約束パターンの1つでしょう。
実際にあーした授業をやったなら…学力は上がるのかな
どっか学習塾とかで試してほしいものですね。
生徒だけでなく、教頭などに対しても同様のえっちテクを駆使する彼女。
本人曰く”調教師”ということで、これが”超教師”との洒落になっていました。
眼鏡でそう派手目でないところが、逆にえっちっぽくて素敵ですね。
下着は黒のがイメージでしたけど。
中盤からは男子生徒「中島」くんとややラブい感じになってます。

教師「恋澄ナナ」、娘「いろは(葵)」
※左:教師「恋澄ナナ」、右:娘「いろは(葵)」
 後半収録はこうしたタッチです。

山根家の家族、父「赤男仁」、妻「葵」、娘「いろは」
心とは裏腹に仲良さげーに旅行へ出掛けた3名とペットの猫1匹。
しかし、その途中で事故に遭い、乗り合わせた中で妻「葵」だけが亡くなってしまったのです。
そうした、真っ暗なオープニングの短編「新家族」は、それぞれ心が入れ替わるというドタバタ系。
妻「葵」の心は「いろは」の身体へ。
娘「いろは」の心はペットの猫の身体へ。
…そうした感じ。
かなり深刻な事態なんですが、幸いなことにコメディーなので…若い身体となった妻「葵さん」に嬉々としてえっちを迫るという内容です。
第三者的にはそんなんよく分かるものの……娘の姿なんですけどね。
初めてでなかったのに怒る場面が馬鹿馬鹿しいです。
アンタがそれ言う!?

「TORSO」は、形状記憶人型(フリートルソ)という、”形も機能も自在に変化する”というロボットのお話。
当初は介護・メイド目的でしたが、例によってえっち方面から急速に拡大したのでした。
こちらでダウンロードされたのは、人妻モデル。
私には主人が…
そんな反応を見せています。
なるほどね。
こちらに登場する男性「トモヒロ」くんには「未宇」さんという彼女がいるんですが、お好きねぇ。
お話はそのトルソ用のウィルスが検出されているということで、彼のトルソもその影響を受けてしまうのでした。
この漫画を見る限りでは相当に危険なシロモノですね。
メインは彼でなく「未宇さん」で、暴走したトルソは筋肉質な男性に変化し、それにされてしまうという展開。
コメディータッチなオチで中和されていたものの、プラックな空気もありましたよ。

収録の各話は原稿時期がそれなりに開いている様子。
たぶん処理から異なると思いますが、全体ではやや不安定です。
↓表紙・裏表紙はまとまり良く、白黒原稿と差がありました。
縦長の人物絵は癖が強め。
なんというか、デフォルメが大きいんですね。
コマ割りも比較的細かめで、ごっちゃりとした描き方。
ちょっと人を選ぶと思います。
おそらく新しいだろう原稿は、ふんわりとした柔らかな曲線が個性と合致してイイ感じ。
他ではあまり見られない雰囲気のある、良い意味で個性的な仕上がりでした。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: 全体で安定していませんでした。
・話3: はっちゃけた感じですが、どちらも楽しめました。
・独3: 独特なタッチでしたが、他にコレというものは感じません。
合計:[9/15]

おまけが少ないのも寂しい限り。
↓表紙絵が中扉・折り返しと使い回されているのも寂しいですね。

快楽ラララ (セラフィンコミックス)快楽ラララ (セラフィンコミックス)
(2011/07/08)
渡 和矢

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tag : コメディーラブコメスワッピング

■さんかくかん (和六里ハル)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : [成年]ラブコメ・年上
・おまけ: あとがき、おまけ「設定絵・コメント」、
      カバー裏もカラー絵(カバーと背景違い)
・その他: 短編×10(うち「さんかくかん」×3)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「和六里ハル(わむさと・はる)」センセの「さんかくかん」です。

ちょっとスペーシをお借りして。
「ハルミチヒロ」センセの「ベルベット・キス」の2巻を読みました。
あー、これは「花乃子さん」ですねー。
あの透明感あって、ツインテールで可愛らしい容姿ながら、生意気でツンデレちっく…というキャラがいいんだろうなぁ。
漫画としても「恋をするのが仕事です。」よりもオリジナリティ感強く、また特にこの2巻はちょっとした甘さと緊張感のどちらもある、読み応えたっぷりな1冊でした。
これはセンセの代表作になりそうですね。
そのうちアニメとかになったりして。

ベルベット・キス (2) (バンブーコミックス VITAMAN SELECT)ベルベット・キス (2) (バンブーコミックス VITAMAN SELECT)
(2011/04/07)
ハルミチヒロ

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さて、こちらのブログでは、成年から一般まで紹介している「和六里ハル」センセ。
今回の「さんかくかん」が9冊目かな。
メインの表題作を中心に、お姉ちゃんから人妻まで、色々な短編を収録していました。
多少年齢高めなヒロインが多いですが、お話・作画共に高い完成度な1冊となっています

全3話の表題作「さんかくかん」
なかなかややこしい三角関係を描いたお話になっています。
文芸部の先輩「寺門ふみ」と「来見ユウ」は幼馴染み。
放課後2人きりになると、いきなり「ふみ」は告白をしてきたのです。
それを受けた「ユウ」にとっても、彼女は昔から憧れていた存在。
嬉しさから、うっかり思い出に浸っていた彼が慌てて返事をしようとしたところ…
もしかして、もう他に好きな人がいたり…とか…
はい!!
そうした、絶妙なタイミングでの返事となってしまったのです。
また、そんな状況は仲の良い同級生「吉井さくら」に目撃されており、すっかり「ふみ」に誤解されてしまうのでした。

寺門ふみ・吉井さくら
※寺門ふみ・吉井さくら
 文だけだと分かり辛いと思ったので。左が切っ掛けね。

年上女性から告白を受けるという、あまりないシチュエーション。
かなり親しい付き合いであったようで、過去描写を見る限りでは憧れてて当然な感じ。
「ユウくん」としては、天にも昇る気分だったでしょう。
そんなんが、ちょっとしたズレで誤解される流れが見事
まぁ、「ふみさん」もいっぱい・いっぱいっぽかったからねぇ。
メインは諦めきれない彼女が色仕掛けに出るという流れ。
ここで2人は会話そこそこにえっち始めてしまい、またオチ部分に「さくらさん」が顔を見せたことによって、さらに誤解されてしまうこととなったのです。
この「さくらさん」も…だいぶ紛らわしいリアクションしてるんですよねー。

そんな訳で2話目。
いまだ誤解されたままで、「ふみさん」が再び誘惑するパターン。
やたらなエロ下着でした。
こちらのポイントは「さくらさん」
前回に間近で生えっちを目撃していたため…すっかり彼女もえっちになっていたのでした。
おい
そんな突っ込みを入れていた彼女ですが、ほったらかされてなおしっかりとした存在感を示しています。
しかし、オチでさらにこじれたまま最終3話。
「さくらさん」がまた活躍しています。
彼女はだんだん出番が増えてくような感じですね。
ラブラブを維持しつつ、うまーく集団えっちに持ち込んでいたのでご期待下さい

今回の単行本では、人妻系が4話ほど収録されていました。
うち、お気に入りは「父の恋人」です。
父の部下「宇佐美由宇」は、男手1つで育ててくれたより紹介された”友人”という女性。
家事など何かと世話を焼いてくれた家族同然な彼女を、「まこと」はいつしか1人の女性として好いておりました。
そんな頃、父から再婚の話を持ちかけられ…大いに困惑した彼は、結婚前に実力行使に出ることを決意したのでした。
だいたいそんなん。
人妻系、とか言いながら、いきなり人妻ではないんですけどね。
10歳も年上という「由宇さん」は知的美人でしたが、実は柔道の国体選手。
本気の彼をあっさり投げ飛ばす実力の持ち主でした
ここがコメディー
意外にそういった事に慣れていないのか、顔を真っ赤にしています。
可愛いです。
結局「まことくん」とはえっちしてしまうんですが、なにゆえそーなってしまうのかは、本編にてご確認ください。
紛らわしいなあ。

夜仁子、宇佐美由宇
※左:夜仁子、右:宇佐美由宇
 年上女性の多い1冊でした。「由宇さん」が好き。

「人妻発熱中」に登場の「南乃野」さんはむっちり系、「怒り妻」のヒロイン「夜仁子(よにこ)」さんは筋肉質というそれぞれ人妻になっていました。
うち前者はお隣の人妻。
熱ではっちゃけた状態の「南乃野さん」に襲われる「大受」くんという構図です。
これは胸よりもウエストまわりでしょう。
指が沈み込む描写が素敵でした。
一方、後者の「夜仁子さん」は鋭角的で野性味あふれる女性。
裏表紙の方ですね。
工事現場で出会ったという、腕っ節の強い女性が…まさかあーなるとは予想外。
変わったスイッチをお持ちでした。
後書きで”もうちょっと筋肉~”と書かれていましたが、確かに目立つ胸と比べて、さほど筋肉は感じません。
これは人によって良し悪しかなー。
「ガマンできない!」は欲求不満な人妻「祥子」と、子「太一」の友人「マサハル」との歳の差えっち。
1ヶ月の逢瀬を中途半端に強制終了されていた「祥子さん」は、幼少期に見ていた”スゲーでっかい”という「マサハルくん」のソレにターゲットを合わせたのでした。
まぁ、思わずバナナ使ったりするまでに追い詰められていたので…あーした発想になって不思議ではないですね。
パンツをずらした、半尻えろいです。
また、えっちなショーツを穿いていましたねー。
後半では、狙ってか裸エプロンちっくになっていましたよ。

美川望
※美川望
 彼女も良いですね。トラウマなければ普通に受け入れてたでしょう。

ほか、「こっちむいて」は小動物系なヒロイン「美川望」ちゃん。
太めな主人公「戸田」は過去体験から彼女を苦手としていましたが…非常に良いですね。
何が好きなのかラブラブで、想いが強過ぎて机相手にしたりしています。
ショートカットで、ブラが不要なくらいの見事な貧乳だったので、お好きな方はぜひ。
彼氏「タカシ」の部屋へ始めてお邪魔した「千夜子」さん。
DVDでも見て待ってて
そう言われて再生してみると、エロDVDが入っていたのでした。
こうして、彼が”痴女好き”であると勘違いした「千夜子さん」は、想像する痴女を精一杯に演じてみることとしたんですが…という「はじめての痴女」
ここまで極端でなくても、似たような話はありそう。
精一杯な「千夜子さん」が可愛く、面白いです
姉弟の近親「濡れ姉」
収録ではトップクラスに想い雰囲気。
泣き顔の似合う、お姉ちゃんがポイントでした。
1ページ目、ラストページに描かれた。半泣きの表情がドキっとしますね
あれはいじめたくなるわ。

なんというか…。
イメージにあった強い個性は落ち着き、万人向けになった感じ。
ゆるやかで、ふんわりとした曲線はそのまま。
ページで賑やかな雰囲気ですが、大きな乱れはなく作画も安定しております。
それぞれ洗練され、非常に良い印象。
各話によって差はあるものの、全体的にすこぶる良くなっていました。
一般系でも活躍されているだけあって、キャラの表情や動きは優秀
収録は年上が多めでしたが、ロリからアダルまで幅広くサポートしておられます。
漫画に分かり辛いとか引っ掛かる部分もありません。
やはりコメディーは巧いですね。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 良かったです!人妻多めなのが落ち着いた感じに繋がってるのかな。
・話4: ちょっと捻った三角関係な中編が面白かったです。短編も良いですね。
・独4: 人妻系が多い、好みな構成でした。
合計:[13/15]

どっちかと言うとロリロリしたイメージでしたが。
…お姉さん系のが全然良いですね。
次もこっち系を期待します。

さんかくかん (メガストアコミックス)さんかくかん (メガストアコミックス)
(2011/03/25)
和六里ハル

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★「和六里ハル」センセの漫画紹介記事
大妹 oh!imoto
 成年。大きな妹「はるかちゃん」の中編「大妹」を収録した1冊。
きんのたまご
 一般。発明好きな中学生「燕かもめ」を中心としたコメディー
コンビニん
 一般。1冊まるまるの、なんでもアリなコメディー
新婚姉妹
 成年。中編「三姉妹物語」ほか巨乳の「美子ちゃん」シリーズを収録。


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tag : コメディーラブコメツインテールショートカット

■肉欲穴ライズ (わらしべ)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : [成年]お尻えっち・ラブコメ
・おまけ: あとがき、カバー裏に「おまけまんが」。
・その他: カラー(8P)、短編×10。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「わらしべ」センセの「肉欲穴ライズ」です。

最近忙しくて発売表をチェックできていないですね。
そのためか、特に複数巻な漫画の記憶は限りなく薄く…気付いたら、うっかり「神様ドォルズ」の8巻が自宅に2冊ほどありました。
まぁ、アニメ化のお祝いということでいいか。
ちなみに紹介帯にはスタッフが発表されており、ヒロイン「詩緒」さんは「福圓美里」さんとのこと。
…わかんないや。
「岡本信彦」さんはなんとなく想像できるんですが。

さて、本日は「エロちっくオトメちっく」を紹介している「わらしべ」センセです。
こちら「肉欲穴ライズ」は4冊目という単行本。
全て短編の収録群。
↓表紙そのまま、お尻プレイが特徴的な単行本に仕上がっておりました。
コメディー描写が巧く、濃厚な雰囲気であったもののお手軽な読み易さがあります。

小さい先輩「姫川さん」
※小さい先輩「姫川さん」
 収録ではこの方が最高でした。背丈の割りにおっぱいはデカいです。

収録でのお気に入りが、小さい先輩「姫川」さんとの「りとるすいーとたいふーん」
身長142の小動物系な21才。
くるくるとしたはっちゃけた方で、男女どちらからもいいオモチャとなっていました
漫画は、すっかり酔っ払っていた彼女を「杉崎」くんが家まで送るというもの。
背丈とは裏腹に胸のサイズはあり、”合うブラがなかなかない”ということで絆創膏なんて貼り付けていました。
胸はまだいいとして、下にも貼ってますね。
そんな馬鹿な。
身体サイズの小ささはえっちに反映されており、痛いのでお尻えっちとなる展開。
特に後半では軽々と持ち上げられていましたよ。
ちょっと1話で終わらせるには勿体ないキャラですね。
なお、カバー裏も「姫川さん」なので、刺さった方はぜひそちらもどうぞ。

メイド部の部長「三島」とツインテールな「葉月」ちゃんの「メイド部しようよっ!」はコメディー系。
同じ部活な2人ですが、根本的に目指すメイド像がまったく違ってましたねー。
しかし、「エマ」・「シャーリー」がすっかり正統派メイドの代名詞みたいになってるのが可笑しい。
変態ちっくな「三島」先輩でしたが同時に金持ちでもあり、うまいこと誘導し、なんのかんのとえっちに流していました。
やり取りはプレイの一環みたいで、お互いごく自然体で接していることもあり…結構お似合いなカップル。
オチでの「葉月ちゃん」が可愛いです。

カラー原稿もある「文系少女は知りたがりっ!」が冒頭漫画です。
小説家を目指す「百合華」さんが、編集の仕事をしている従兄「正樹」くんを訪ねるというお話。
実は官能小説の編集員で、それを曖昧にしていた彼に対し、やたら詳しい「百合華さん」が面白いです。
彼がどの作家さんを担当しているのかも知ってましたね。
リアリティ追及のため体験してみよう、という漫画家・小説家でのセオリーなネタ。
見せて下さいっ
とか当初は言っていたのに、あっさり舐めたり、咥えたりしていました。
成年漫画ですね(笑)
細々とレポートして欲しかった気もしますが、初めてだからあんなんか。
オチ部分のがそれっぽいですかね。

葉月ちゃん、百合華さん
※左:葉月ちゃん、右:百合華さん
 このメイド部な2人もなにげにいい感じでした。

人妻「奈々子」さんから誘惑され、宅配ピザ屋であった若い「直人」くんは彼女と不倫関係になっていました。
基本的に主導権は「奈々子さん」で、なんとなく物足りなさを感じていた頃。
調子が悪いと見せられたパソコンに、Mちっくにされていた「奈々子さん」の動画を発見したのです。
こうして本当の姿を見たくなった「直人くん」は…という「人妻遊戯」
こちらもカラー原稿のある作品です。
拘束・アイテムを駆使し、攻めのえっちをしていた「直人くん」
あれは、ちょっとした嫉妬心もくすぐられていたんだろうなぁ。
おそらくは、パソコンの調子が悪いというのも嘘でしょうね。
彼を自由に操っているような「奈々子さん」が凄い1話になっていました。
あれは叶わない。
シリーズではないようですが、「兄嫁遊戯」は義姉「貴子」さんと「健二」くん。
前夜に兄と「貴子さん」のお尻えっちを目撃していた「健二くん」
なんとなく気まずいままであった彼に、「貴子さん」はスカートをめくってみせたのでした。
ソバージュな髪とゆったりした服装がステキな「貴子さん」
旦那(兄)とのえっちでも「健二くん」の存在には気付いていたようで、誘ってくる流れは自然。
ここまでならば、普通に成年漫画ではありがち。
しかし、この短編は「貴子さん」にある秘密を持たせたことで、後半からはまた違ったシチュエーションになっていました。
これは三遊間を真っ二つみたいな、技ありな感じでしたよ。

娘「里香」ちゃんと父親という「おねだりするのっ!」は近親系。
新しい携帯が欲しいと父親の背中を流しにお風呂場へ入ってきた「里香ちゃん」
お前のお願いを聞くかどうかはいつもの”アレ”で決めるって分かってるだろう
…と言うことで、始まるのがえっち勝負。
1ページ目の微笑ましい雰囲気が吹き飛んでしまいました(笑)
まぁ、あんな発育具合の娘さんが父親と同じ風呂というのは、やや問題っぽいですが。
動画で勉強してきたという「里香ちゃん」に対し、それならばとお尻をいじって陥落させたのです。
またパパの勝ちだな
そんな事を言ってましたよ。
エロい家族で結構ですが、母親はどんなんだろう。
父親と同じ部屋では寝てなかったですが。
「こーちゃん」こと「コウスケ」くんとお姉ちゃんの「姉のち秘穴」も同じく近親系。
最近かまってくれない、と積極的なお姉ちゃんに対し、「こーちゃん」はその無防備な様にドキドキしていいたのです。
えっち展開は早く、ずっとそんなん。
実はなかなか良いモノを持っていた彼に、メロメロにされていました。
もう1つ発展なり展開なりが欲しかったですが、お互い初めてだから仕方ないか。

独りえっちにハマる娘「寺島裕香」のため、母親が幼馴染み「隆弘」を呼ぶという「微熱症状少女」
こちらもある意味エロ家族ですね。
せめて家でスル時くらいはもう少し静かにしようよ、「裕香さん」
徹夜したあげく学校までズル休みをしていましたが、こんなんでもいちおう学級委員長。
疎遠になっていた「隆弘くん」でしたが、彼女の母親から渡されていた座薬が切っ掛けになっています。
オモチャ取り出す、座薬入れるという描写は、なかなかじっくり。
えろいですね。
ただ、あーした娘さんに年頃な男の子を近づける作戦は…オチのようになって当然。
2人にはぜひ学校内でシてほしいなぁ。

義姉「貴子さん」、お嬢様「平堂院ヒカリ」
※左:義姉「貴子さん」、右:お嬢様「平堂院ヒカリ」
 人妻もお嬢様もいい感じ。これ”ごっこ”では済まないなぁ。

昔馴染みな「ヒカリ」ちゃんは、世界有数な貿易業のお嬢様「平堂院ヒカリ」だったのでした。
わざわざ「耕介」に会うために転校してきた彼女は、久しぶりに”お医者さんごっこ”をしようといきなり服を脱ぎだしたのです。
だいたいそんなんが「帰ってきたおぜうさま」
教育や訓練を一通り終えたという「ヒカリさん」でしたが、そういった常識は教わらなかったのね。
それっぽい高飛車な態度はなく、好奇心旺盛。
常識欠落した部分がためかえっちには素直で、また心底「耕介くん」を慕っておりました。
いいんじゃないでしょうか。
ちゃっかり、お尻を教えてました。
前に在学していたという女学院でも”お姉さま”として君臨していたようですが、なるほどあの感じならば同性にも人気出るでしょうね。

優勝したらおっぱいを見せてくれる
そんな言葉に奮起していた「水野」くんでしたが、相手の西山高校はそれを上回る気迫で、残念ながら敗退してしまったのでした。
どんな練習をしているのか、確かめるべく潜入した「水野くん」は体育館で驚くべき光景を目にしたのです。
そんな「ごほうびバレー」は…見てないですが、某映画から借りたネタかな。
成年漫画のセオリーそのまま、西山高校はえっちがご褒美だったのです。
そちらの「静」先生はなかなか魅力的ではあったんですが、せっかく穿いていたスパッツなどが生かされていなかったのがちと残念。
部員相手で複数だったので、当然前後どちらも使っていましたよ。

むちっとした肉感的な作画。
局部のアップが多く、漫画ジャンルがためお尻のそんなんも目立っていました。
強めな線でページは賑やか。
全体の色としてはそう極端ではなかったものの、プレイがためか濃厚な雰囲気です。
あとがきには、
「一番古いもので2年前…」
そんな言葉がありましたが、気になるほどの落差はなく安定
確かに新しいだろう原稿は洗練された感じで、やや悪い時もあったバランスも解消されています。
乱れはなく、引っ掛かる描写も特には見当たらず、コメディー部分もお上手。
ただ、ネタ的にも癖は強めだったので、裏表紙とか「クロエ出版」さんのHPサンプルで確認しておくのをオススメ。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: お尻ばかりなので、絵よりもプレイかなぁ。
・話3: 個人的にはコメディーちっくなお話のが好きです。
・独4: なんのかんのとお尻でした。
合計:[11/15]

小さい先輩「姫川さん」はお話・キャラどちらも好みでした。
ただ、他短編については、もう何らか、1パンチくらいほしい感じもあったかなー。

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■アマゾネス・キッド (渡和矢)

★まんがデーター [8/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : [成年]海賊・ファンタジー
・おまけ: あとがき。
・その他: 6話収録(全て表題作・1巻完結?)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「渡和矢(わたり・かずや)」センセの「アマゾネス・キッド」です。

こちらは海賊モノの成年系。
短編くらいならばあった(と思う)ものの、1冊まるまるというのはちょっと珍しいですよね。たぶん。
そんな訳で、紹介帯の”海賊”という単語だけで手に取っていた「アマゾネス・キッド」です。
やっぱりそちらを強調しないとねぇ。

キャプテン「サンドライト」、剣士「ガーネット」
※左:キャプテン「サンドライト」、右:剣士「ガーネット」
 この「サンドライトさん」の出番が少なかったのは残念。

描かれているのは「渡和矢」センセ。
「わたんかづなり」という別名義もあり、そちらでは何冊か単行本を出されていました。
どっちにしろ、ひでるさんは初見。
こちらの漫画は、女だけの海賊船「ネフレイト号」の乗組員らのお話です。
基本的に各話完結。
特にメインとなるストーリーはありません。
キャラとしても同じ方が顔を見せること少なく、ほぼ同世界での短編集っぽいつくり
ある程度の自由さを得た反面、連続話のメリットは失われていました。

1話目「アマゾネス・キッド」は、海賊船「ネフレイト号」の新人にして剣士「ガーネット」さんとキャプテン「サンドライト」さん。
積み荷での取引話になっていました。
「サンドライトさん」は、↓表紙を飾っている彼女。
船長ですし、てっきりこの娘を中心に話が進むのかと思えば…さにあらず。
ここから、みるみる出番が失われておりました。
うっそー。
また、こちらは「キルタイムコミュニケーション」さんの漫画と同じで、”危機に陥ってからの逆転劇”という展開が必須になっています。
じゃないと、えっちが差し込み辛いのですね。
こちらの話は、新人「ガーネットさん」が女だけの海賊船を指揮する「サンドライトさん」の凄さを目の当たりにするというもの。
そのため、資質なさそうな彼女があっさりえっちされる展開はよく分かるんですが…オチ部分がイマイチ
敵地みたいな場所で狼藉を働けば、あーなるの当然。
「サンドライトさん」はせいぜい時間稼ぎしたようにしか見えず、「ガーネットさん」の期待した”女の意地”というのは見えません。
最後の剣対決にしても同様。
コマの流れから、相手が構える前に仕掛けたように見え、”相手の隙を衝く”にしても、あまり凄くない感じ。
期待しただけに、ちょっとがっかりでした。

錬金学者「サファイア」
※錬金学者「サファイア」
 彼女は1話だけの参加でした。

密航した男を追う2話目「海神の花嫁」
海賊船「ネフレイト号」の錬金学者「サファイア」さんと、再び剣士「ガーネットさん」がヒロインとして登場しています。
こちらの逆転劇も、先ほどと同じく急展開なパターン。
せめて何らかのタイミングで、本を掴んだような描写があれば良かったんですが…。
あるいは、言葉巧みに聞き出すとかね。
なお、シリーズはファンタジーで、こちらのエピソードでも触手うねうねな海魔とのえっちになります。
2人相手でも問題ありません。
眼鏡・ショートカットな「サファイアさん」が良い感じでした。

3話目「ロックドノバンの娘」は大貴族「ロックドノバン」の3女「ラズリー」さん。
またまた剣士「ガーネットさん」が登場し、 彼女の操るタリスマン(式神)とのえっちになります。
どーでもいいですが、彼女は巻き込まれ系キャラですねー。
3度も登場したので、それならば彼女中心に話が進むかと思いましたが、出演はここまで。

そうした展開で、放った本人も予想に反してえっちされるのがセオリー。
こちらでも「ラズリーさん」はキッチリえっちされていました。
ちゃんと前回で示されていた事柄が生かされていたのは良いですね。

食材調達のため、無人島へ入る4話目「トパとジル」
こちらは幼いスタイルの「トパ」さん、ムチムチな「ジル」さんというタイプ異なる2人のお話になっていました。
コック帽と背丈ほどのデカイフォーク、探していたのが香辛料・調味料であったことから察するに、彼女が海賊船「ネフレイト号」の調理班なのかな?
マツタケについての知識もあったので。
やはりファンタジーな展開で、化け物的な「液食キノコ(ドクロタケ)」とのえっちです。
群生するキノコが卑猥。
ちょっとイヤーな感じですよ。
なお、剣士「ガーネットさん」、キャプテン「サンドライトさん」らは1コマも顔を見せません。

4話目「港町ディアンの再会」は”Wサーベルのルチル”という通り名をもつ、「ルチル・クォーツ」さん。
舞台は港町で、相手は蟲使い。
これまた気色悪いですねー。
キノコよりも見るにしんどく、またひでるさんはこんなんが大の苦手。
彼氏の目前にてされるパターンで、逆転劇は当然ですが…ある程度の段階を示すコマがほしかったかな。

呪術師「ジュリエ・ンク」・大貴族の3女「ラズリー・ロックドノバン」
※呪術師「ジュリエ・ンク」・大貴族の3女「ラズリー・ロックドノバン」
 まさか2度目の登場があるとは思いませんでした。

「ラズリーさん」が再登場する、5話目「呪術師ジュリエ・ンク」
彼女に術を教えた「ジュリエ・ンク」が登場します。
タリスマン(式神)は和風でしたが、彼女はインディアン風。
精霊使いっぽく描かれていました。
キャラはともかく、やってることが非常にお粗末。
海上で紙切れ置いておけば、風に飛ばされるのは当然のこと。
(いちおう、海上で精霊のバランスが崩れたことによる~と説明されてましたが)
そんな訳で、こちらもセオリーそのまま術者がえっちされる展開でした。
しっかり「ラズリーさん」も巻き込まれ、参加してます。
制御できてないですね(笑)

そんな感じでオムニバス的に進んでいるため、これで終わりなのか、まだ続くのかもよく分かりません
まぁ、続いたとしても、特にややこしさはないので問題ないでしょう。
もう少しキャラを前面にしても良かったようには思いますが。

強めな線の絵柄。
濃淡は薄めで、画面には線が多くごっちゃりとした感覚です。
大きな乱れはないものの、コメディーなどで崩れ気味。
最近の洗練された漫画と真逆な作風で、人を選ぶでしょう。
ただ、個性的な絵はともかく漫画としては表現などに問題は感じられず、違和感なければ楽しめるかと思います。
カラーでは、どちらかと言うと裏表紙のが近いかな。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: やや古めな作画で、好き嫌い分かれるかと。
・話2: 好みと違うこともありますが、ややばっさりし過ぎでした。 
・独3: 珍しい海賊ファンタジーです。
合計:[8/15]

「ヒット出版社」さんのHPにてサンプル、収録では6話目にあたる「呪術師ジュリエ・ンク」がまるまる読めるので、判断には最適。
雑誌掲載時の原稿らしく、それっぽい文言が入ってました。

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■黒炉里 (完顔阿骨打)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・ロリ
・おまけ: あとがきまんが(作品解説)、
      カバー裏に別絵、描き下ろし「からだあちこち」
・その他: カラー(4P)、短編×14
      (うち「とらいあんぐる」×2、「Side Menu」×3)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「完顔阿骨打(わんやん・あぐだ)」センセの「黒炉里 ぶらっく・ろりーた・ふぃーるど」です。

ベテラン「完顔阿骨打」センセです。
名前は記憶ありました。
長く活動されている方ですが、ひでるさんはこちらが初見と思っていたんですよ。
このブログ書くのにセンセのHPを見ていたら……「俊晴くんは年上の女性に好かれるタイプ?」、「魔法の電脳少女マリア」の2冊は昔買ってました。
記憶についてはブログでも何度か書いてますが、自分自身にがっかりです。

さて、相変わらずなひでるさんは置いといて、新刊「黒炉里(クロロリ)」です。
ちょっぴり厚い単行本
14話収録の232ページ、描き下ろし短編ありと盛りだくさんな内容。
短編だけでなく3話の連続に前後編もあり、ネタとしても独特なもの。
紹介帯の「すげえぞコレ。」は伊達ではありません。

女医「りえさん」、生徒会長「糸井川みお」
※左:女医「りえさん」、右:生徒会長「糸井川みお」
 センセの描かれる眼鏡キャラはどちらも良かったです。

なかなか可笑しい「3割負担」は、↓表紙を飾っている黒ナース「ユウ」ちゃんも登場するお話です。
設定としては、”ロリコン”が病気として認定された世界。
病院にはロリコン科ができ、医者からナースまで小さい娘で構成。
また、病気を早期発見するため、制服、ブルマ、スクール水着などなど、服装も様々用意されているのでした。
だいたいそんなん。

はちゃめちゃ病気ネタで、なかなか凝っている描写が楽しい良作品
メイドだのブルマだのという看護婦さんがため、ぱっと見は完全にコスプレえっちみたいな風情でした。
ひでるさんのお気に入りは眼鏡の女医「りえ」さん。
直接えっちはなかったものの、黒タイツがよい感じでした。
前述している黒ナース「ユウちゃん」も良く、短編で終わるのが非常に惜しいです。

生徒会長「糸井川みお」さんのファンタジー漫画「生徒会長の無口な門」
触手と対決する展開でした。
こちらのヒロイン・眼鏡の「みおさん」は能力者。
定規を駆使して戦うシーンが刺さりました
これは可愛いなぁ。
単純に触手えっちな展開なんですが、設定つけて再登場してほしいです。

収録では唯一のカラー原稿のある漫画「マッド薬剤師見習い美々可」
最年少での”マッド薬剤師免許取得”を目指す、「花柳美々可(はなやぎ・みみか)」さん。
性欲を抑制する薬を作る彼女でしたが、失敗ばかりしていたのです。
ぐるぐるツインテールな「美々可さん」
カラー部分は脇えっちと、いきなり変化球でした。
センセの絵は、こうしてほんのり色がつくと丁度良いですね。
メイン部分では複数を相手にすることとなるんですが、ネタがあるので詳細はいちおう伏せておきます。
マッド薬剤師というネタは、センセの前単行本にあるみたい。
読んでいれば、より楽しめるでしょう。
同様に過去単行本収録のある、「えた~なる・ついんず・あたっく2」
独特な言動の双子「ルイ」、「マリ」という2人。
(※アメリカからの留学生)
裏表紙のエロ水着は彼女らですねー。
本編でもそちらを着用し、えっちしておりました。

菜々子さん
※こわいよ・菜々子さん
 ノコギリ(×2)を装備している「菜々子さん」です。

近所のお兄ちゃん「亨(とおる)」と、「真樹」・「菜々子」という2名の短編「ずっといっしょ」、魔法少女モノ「ブレイド・ウィッチ・ストロベリー」
三角関係の前者。
ランドセルに装備しているノコギリを振り回す「菜々子さん」が独特。
「完顔阿骨打」センセは目を塗らない表現をしていましたが、
ずるい
から、べらーっと喋る登場シーンがやったら怖いのです。
「真樹ちゃん」も震えてましたよ。
後者は魔法少女とのえっち。
ツインテール・シマパンという「いちご」ちゃんに悩みを解決してもらうのでした。
次々に増える男性陣が面白いんですが、あのラストは引きますねー
ぞくぞくってしますわ。

そんな2話よりもブラックな短編「柚音の気持ち」
兄妹での近親えっちなんですが、妹「柚音」ちゃんはラブラブ。
大好きだよ
そうはっきり言うような間柄。
要望に応じてシスター服でのえっちなんですが…そうした姿は常に複数台のカメラで撮影されていたのでした。
従順ではあったものの、単にラブラブだけはない「柚音ちゃん」
なるほど、そう考えるんだ
こっわー。
ただ、こうした話も好みです。
冒頭・ラストで平然と喋っている「柚音ちゃん」が良いですね。

こちらも妹「桂由奈」との学園祭話「Short Short Very Short」
主人公のお兄ちゃんは妹「由奈」の無理矢理なねじ込みにより、学園祭へ連れて行きました。
はしゃいでうっかり机を倒してしまった彼女は、お詫びのためお手伝いをすることとなったのです。
和風喫茶で着物の「由奈」は珍しいスカート姿。
ふと見ると、なんと下着を穿いていなかったのでした…。
冒頭の描写は、いかにも兄妹ちっくですね。
はっちゃける彼女が可愛いのです。
普通に何の躊躇もなく裾をまくり上げる「由奈ちゃん」
ちらほらあーした事をされていたため慣れがあるのか、はたまた分かっていないのか、あっさり屋上えっちに突入していました。
ラストページも性格が出てますよ。

妹「柚音ちゃん」、妹「由奈ちゃん」
※左:妹「柚音ちゃん」、右:妹「由奈ちゃん」
 可愛いシスター姿なんですが…まさかあんなラストだとは。

またまた妹ネタな「とらいあんぐる」は前後編です。
いわゆる近親ネタなんですが、下の妹「秋花(あきか)」さんはお兄ちゃん、お兄ちゃんは上の妹「夏樹」さん、「夏樹さん」は「秋花さん」…という、ぐるぐる回る三角関係。
ラブラブな妹「秋花さん」とシテいながら、ほぼ「夏樹さん」を気にしているお兄ちゃん。
こんなんが非常に独特。
途中で「夏樹さん」からばしーと叩かれていましたが、それも当然のこと。
その直後の3名のやりとりが良いですね。

3話ほど続く中編「Side Menu」
話数としては多いですが、それぞれページ数としては10ページ以下のショートです。
ボケ役の「楠千菜」、眼鏡の突っ込み「木下真津(きのした・まつ)」、おバカな(あとがきによる)金髪ハーフ「ミン」という仲良し3名のオムニバス漫画。
それぞれのやり取りは面白く、コメディー色が強めなのでした。
1話目「千菜さん」は好きな教師「戸保田」とのえっち。
「真津さん」の分析により、ニーソックス攻めです。
2話目は正体不明の「真津さん」なんですが、そこいらの男性を誘ってのえっち。
スパッツが非常に良い感じです。
彼女が何を目的にそんなことをしていたのか、ちょっと驚くと思います。
まぁ、コメディーですね。
3話目は「ミンちゃん」
褐色肌とシマパンが良い感じです。
お兄ちゃんとの近親で、寝込みを襲われるパターンでした。
あーした反応もキャラそのままですね。
各話短いもののなかなか面白く、短いながらポイントをしっかり押さえた良作品でした。

強い線のすっきり絵柄。
白比率が目立ち、濃淡ではやや薄めです。
どちらかと言うと細かいコマ割りでごっちゃり気味。
丸く広い輪郭で、ばっさり髪。
縦長の目は白く塗られていない事が多く、漫画で緊張した雰囲気を醸し出しています
コメディーなどで見られた間も独特でした。
勢いある方でそうした個性も目立ち、全体的に人を選ぶと思われます。
だいたい↓表紙・裏表紙の判断で良いでしょう。
全身見れないのはちょっと残念ですねー。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・良いバランス感覚ですが、癖があるため人を選ぶでしょう。
・短編、連続のどちらもセオリーっぽさ薄く、どんな展開になるのか目が離せません。
・お約束なキーワードと、なんとなく漂う緊張感がイイ感じです。
合計:[13/15]
キャラが立っており、漫画も読み応え十分という1冊でした。
特にジャンル的な問題がなければ、オススメです。

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■エロちっくオトメちっく (わらしべ)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブラブ
・おまけ: あとがき、作品解説、カバー裏にリンク絵。
・その他: 初単行本、カラー(6P)、短編×10(うち「赤ずきんは恥辱の夢を見るか」×3)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「わらしべ」センセの「エロちっくオトメちっく」です。

なんだか急に涼しくなった印象ですね。
最近体調を崩し気味だったのも、ひでるさんが急な温度変化に対応できていないためであるみたい。
(※変わらず半袖だったり、クーラーかけ続けてたり…)
体調管理には気をつけて下さいねー。
なんだか、まだ本調子ではないですよ。

さて、体調不良なひでるさんは置いといて、本日は「わらしべ」センセ2冊目の単行本「エロちっくオトメちっく」です。
中編と短編という構成で、青空な↓表紙そのまま暗さの無いストーリー集。
大まかには”えっちに恋するヒロイン”という風情で、皆さんソレに積極的なのでした。
ちょっと角度のあるラブラブ漫画ですかね。

天野佳奈、ゆかりさん
※左:天野佳奈、右:ゆかりさん
 なににせよ、趣向が一致するというのは幸せだと思います。

全3話の中編「赤ずきんは恥辱の夢を見るか」
SM系のチャットによく参加していた”狼男”というハンドルネームの主人公「宮川」。
そこでよく相手をしていた”赤ずきん”こと「天野佳奈」が、突然会うよう持ちかけてきたのです。
オフ会に参加しないことで有名だった彼女に興味を持った彼が待ち合わせ場所へ行ってみると、そこには学生らしい若い女の子が立っていたのでした。
…だいたいそんな感じ。

いちおう単行本メインでいいんですよね?
センセ初の連続話というこちら。
↓表紙どころか中カラーページですら他ヒロインに占領されてしまっている、なかなか不幸な「佳奈ちゃん」なのでした。
時間が間に合わなかったとかなのかな。
コートの下はちゃんと全裸だった彼女。
あれだけ可愛いくて趣味が(お互い)合致するというのは、実に幸運なことですね
羨ましいです。
本来ならば一度だけのプレイだったんですが、意外な場所で偶然に再会してしまうのが2話目以降
どこかは秘密ね。
過激なプレイを楽しむ2人ですが…リアルでの立場もあって、ちゃんと彼女に気を使っていた主人公がいい感じなのでした。
そんなこんなでの3話目はなかなか感動的
いや、冗談でなくこれが本当に(笑)
サイトの皆さんもいい人ばかりで、読後感の良いまとまった全3話でした。
趣味は傾いていたものの、実はラブラブというべきストーリーですね。
えっちに主眼を置く方にはちと物足りないかもしれませんが…ラストページの幸せそうな「佳奈ちゃん」に免じて、許してあげて下さい。
ひでるさんはこんなん好きです。

「秘密の勉強」は家庭教師なお話。
破格な条件で受けた家庭教師でしたが、教え子「ゆかり」は優秀で発育も良い美人。
逆にテストの誤字脱字を指摘されてしまう主人公は三流大学の出身で、教える隙がありませんでした。
そんな彼女でしたが、なぜか保健体育のテストだけは白紙で零点であったことに気付いた主人公。
そう、彼のバイト代がほとんどアダルト関係に使われているという事実を掴んでいた「ゆかり」には、勉強以外に目的があったのです。
↓表紙にて胸を露出させているのが彼女ですね。
優等生なヒロインが実はえっちに興味津々というのは、定番な設定。
それだけに刺さり易さはあるでしょう。
ノーパンなまま、足で主人公の頭を絡め取る描写がえっちです。
普段の冷静な姿とのギャップが良く、他シチュエーションも見たい漫画でした。
ラストページの「ゆかりさん」がこれまた可愛いので注目。

明良ちゃん、人妻「亜子さん」
※左:明良ちゃん、右:人妻「亜子さん」
 この「亜子さん」のお話は好きな方多いのではないかなぁ。

「キョーミあるお年頃」は銭湯の番台を勤める「明良」ちゃん。
男性のアレは見慣れていたものの、別な機能を友人より聞かされた「明良ちゃん」
番台で悶々としていた彼女は、閉店間際に来る馴染み客「俊介」くんに~という流れ。
お背中…流しましょうか?
という、明らかにアソコへ視線を集中させていた彼女が可愛いです。
こちらも興味そのまま突っ走っており、スパッツ姿も実にいい感じ。
しかも脱がずに、破って始めちゃってたりして。
ウブだったのとは裏腹にスタイル豊かで、特にラスト部分のお尻は最高でした。

剣道部主将「祭」ちゃんと「雄二」くんの「ばっかぽー!だぼー!」
昨日の初えっちの回想・余韻に浸る「祭ちゃん」
もともと真面目な娘で、傍から見た彼女はぴーんと張り詰めて思い悩んでいるように見えたことから、彼氏「雄二くん」は責任を取るべく声をかけるのでした。
こちらは道着・日焼け跡な漫画ですね
(※道着はすぐ脱いでましたけど)
昨晩を反芻し、プロセスを解析しているような「祭ちゃん」がえっちでした。
しかし、防具をつけてない相手に竹刀振り回すのは危ないなー。
直撃を喰らった「雄二くん」は、意識を飛ばしていましたよ。
目が下半身に向いていた彼女は介抱もそこそこに始めたと思われるんですが…そんなんがオチへと繋がっていました。
友人の2人もいい感じですね。

裏表紙・もくじページを飾る人妻「亜子」さんの「奥さまはハマってる」
「亜子さん」と旦那は元々同級生。
漫画では2人の馴れ初めから描かれており、もともと不良であった「亜子さん」はひょんな切っ掛けから現在の旦那とえっちしてしまうんですが…それに溺れてしまうんですね。
ひでるさん好きな「活線挿抜/鬼ノ仁」と似たパターンの関係で、漫画はその後の2人という感じ。
えっちな水着で出迎えた「亜子さん」は旦那の一言で真っ赤になっているんですが、結婚後でもそんな初々しさを残しているところが素敵でした
かっ、かん違いするなよ!
なーんて、いかにも定番な台詞も言ってますね。

お嬢様「ユウナさん」、咲夜さん
※左:お嬢様「ユウナさん」、右:咲夜さん
 ちょっとした変化で、巧くお嬢様然としたキャラに仕上がっていると思います。

セレブな雰囲気漂う「性公女」
母様のような立派なレディになるべく、お嬢様「ユウナ」は後をくっついてその真似をしてみるのです。
しかし、夜に訪れた使用人の寝室を覗いてみると…という流れ。
いかにも”お転婆なお嬢さま”という前半の「ユウナちゃん」が可愛く、えっちシーンとのギャップになっていたと思います。
使用人の言った「もしかしたら~」という台詞は何気に重たいです(笑)
他に姉妹とかいたりして…。
「Hな本は売れませんっ」は書店店主との短編。
年齢制限で売れない代わりに、自らをもって本の中身を見せてあげる、というシチュエーションです。
こちらの店主なお姉さんは、雰囲気的に収録のヒロインで先の母様に次いで年齢高めっぽいですねー。
流れから、あくまでも本の通りにしようとするお姉さんが面白いです。
ツインテールな「咲夜」さんのお祭りえっち話「肉食系彼女」
お肉の味大好き
…はいいですが、女の子があーんなえろい食べ方するかいな(笑)
(※しかも祭の人だかりある中で)
そんな訳で、当然えっちシーンにもそうした描写があり、事前に4本も咥えていただけあってかなり巧そうです。
オチ部分のうずうず、も可愛かったですよ。

やや太めな強い線の絵柄。
濃淡は適度なくらいですが、線とごっちゃりめに描かれているためページは濃い目に感じます。
キャラ絵はくりっとした横長の目が特徴です。
爽やかでえろえろとはしておらず、コメディー調。
崩し絵もいいい感じです。
ほか背景などは目立た過ぎず、あまり違和感もなく描かれていました。
なんというか、極端な偏りがなく大々的な売りとなるべき個性は弱いものの、安定感に優れた万人向けな絵であると思います
エースではないものの、堅実に10勝以上見込める投手みたいな感覚。
戦国武将に例えるなら「丹羽長秀」ですかね。
カラーでも雰囲気そのままなので、↓表紙・裏表紙でどうぞ。
センセの狙い通り、バーコードスキャンされる裏表紙は比較的大人しめな絵なので、レジにも持っていき易くなってます。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・大崩れもなく、あちこち良く描けていました。ただ、満点ではないと思います。
・中編に感動してしまった(笑)ので、甘めかも。「明良」、「祭」、「亜子」というヒロインの短編も好みな感じでした。
・爽やかさとえっちさの中間を狙ったような、極端過ぎない感じが良いかと。
合計:[12/15]
絵・話どちらも好みな系統でした。
この調子で描いてほしいですが、今後はセンセならではというべき目立つ特徴があってもいいのかもしれません。


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■冥王計画ゼオライマーΩ (ワタリユウ)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : ロボット・美少女
・おまけ: ゼオライマーΩメカニックファイル。
・その他: 原作「ちみもりお」、折り返しに著者近影、
      カラー(4P)、5話収録、現在は1巻まで発売中。
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ワタリユウ」センセの「冥王計画[プロジェクト]ゼオライマーΩ[オメガ] 1巻」です。

これはひょっとして…続編ですね?!
しかもOVA版でなく、「ちみもりお」センセ原作の続きなのでした。
うっわー、なんか変な時代ですねー(笑)
この流れで超合金魂とか発売されないかなぁ。

鉄神帝国「ノイエ・ネマトーダ」将軍の皆様
※鉄神帝国「ノイエ・ネマトーダ」将軍の皆様。
 右端のお姉さま・将軍「キモン」、中央の幼女・将軍「イスラメイ」が気になります。

さて、携帯のメール着信が「ゼオライマー」というひでるさん(本当)
無邪気(?)にはしゃぐのも無理ないところです。
こちらのブログでは、「冥王計画ゼオライマー完全版」を紹介していますが、今回の「冥王計画ゼオライマーΩ」はその続編です。

前作から25年後のお話。
14歳になった「渡瀬美久(わたせ・みく)」は、印象的な夢を見続けていました。
その内容は記憶にないものでしたが、新たに赴任した教師「秋津マサキ」の名前に、どこか夢と重なる部分を感じたのです。
そんな頃、日本に迫っていた国籍不明のGクラス重鉄神「デスパイザー2」が静岡県の駿河湾に上陸。
突如無差別に攻撃を開始したのです。
教師「マサキ」と共に逃げていた「美久」でしたが、彼が迎えと称した”ドローン(戦闘機械)”に捕縛されてしまった…その時!
Fクラスのロボット「Xダイバー」と共に、地味で目立たなかったクラスメイト「築嶋真沙希(つきしま・まさき)」が彼女を助けたのでした…。
だいたいそんな導入部。

Xダイバー
※Fクラス・ロボット「Xダイバー」
 巨大さを感じさせる構図がいいですね。某大戦への参戦はあるのかなぁ。

いかにも、というスーパーロボット漫画でしたねー
友人らを危機一髪でかばったり、街を守るためミサイルを撃たせないように不利な接近戦を挑むなど、熱い展開です。
1巻は中盤のメイン部分、圧倒的な破壊力を持つGクラスメカ・重鉄神「デスパイザー2」を相手に、サイズ差あるFクラスの「Xダイバー」でいかに戦うのか、わくわく楽しんで下さい。

そう、ヒロインのピンチに登場したロボットは「ゼオライマー」…ではなく、「Xダイバー」という別モノなのでした。
なんだ、違うのかよ!
とか思いましたが…ちょっと待った。
完全版の巻末に収録されていた、某サン○イズで予定していたという「幻のアニメ企画」を見てみると……ああ、これですね!
なーるほど!
今回の「Ω」はそっちの設定で進むのかな。
やっぱり「ゼオライマー」は目鼻ないのが格好良い所なので、早期の登場を期待しております。
かなり苦戦していたので、秋頃発売という2巻では登場するのかな?どうかな?

渡瀬美久
※渡瀬美久さん
 もうひといき欲しいですが…無理か。

また気になるのは、登場人物「真沙希くん」と「美久ちゃん」の2人でしょう。
今回は「美久ちゃん」が断片的なイメージ程度でまったく記憶なく、事件に巻き込まれておりました。
彼女視点で進むことも多いですね。
さっそく縛られたり、お風呂シーンで全裸があったり、サービスしていた「美久ちゃん」
貧乳だった前ヒロイン「氷室美久」と違って、華奢な割にしっかり胸ありました。
これも時代の変化かなぁ。
ただ今回はパンチラ程度もNGなのか、「真沙希くん」とぶつかって転倒、逆さにされたコクピット内などのシーンでは不自然なスカートがため描かれておりませんでした
(※妹の「円花(まどか)」ちゃん着替えシーンで、ちらっと下着が描かれていましたけど)
なにげに↓表紙でも全裸なんですが、バストトップはしっかり隠れております。
うーん、逃げちゃダメだ(笑)
次元ジョイントは…どうなるのかなぁ。

今回は作画が変更されております。
…自分では描かないのね。
ただし、作画担当の「ワタリユウ」センセは、”適度に昭和っぽい雰囲気を残しつつも今風に洗練された作画”であるので、さして違和感はありませんでした。
もともとの漫画が1983年のものですからねー。
大幅に異なる作画でなかったので、全然オッケーです。
ひでるさんはさして「高屋良樹」センセに思い入れはないので気になりませんでしたが、ファンの方は複雑かも
肝心のロボットから戦闘シーンは迫力あり、キャラや背景なども丁寧で巧い方です。
だいたい↓表紙・裏表紙の判断で問題ないでしょう。

いちおう完全版を読んでない人も、そこそこは楽しめると思います。
ただ、漫画はモロに続編となっており、ある程度でも知識がないと厳しいのは事実。
そんな理由で、敷居は高めです
空きページが皆無ではなかったので、やっぱり少しでも説明が欲しかったところでした。
名前とか単語がピンとこないでしょうから、完全版を経て読むのをオススメします。

冥王計画ゼオライマーΩ (1) (リュウコミックス) (リュウコミックス)冥王計画ゼオライマーΩ (1) (リュウコミックス) (リュウコミックス)
(2009/04/20)
ちみ もりおワタリユウ

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tag : アクションパンチラスーパーロボットバストトップ

■新婚姉妹 (和六里ハル)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・即えっち
・おまけ: あとがき、おまけ「三姉妹物語・解説」、
      カバー裏に漫画「エピローグ」、
・その他: 短編×9(うち「三姉妹物語」×5、
      「新婚生活はじめました。」×3)
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「和六里ハル(わむさと・はる)」センセの「新婚姉妹」です。

こちらのブログでも何度か紹介している「和六里ハル」センセ。
やっぱりセンセは黒い害虫「G」が気色悪い「コンビニん」、「きんのたまご」などの一般系より、大きな妹「はるかちゃん」の「大妹 oh!imoto」みたいな成年系がいいですねー。
7冊目くらいの単行本「新婚姉妹」は久しぶりの成年系。
ほぼ2つの連続話にて構成された単行本になっております
双方のタイトルを組み合わせたような表題も分かりやすいですね。

5話の中編「三姉妹物語 おもいで」
7月に18歳の誕生日を迎えた「井の頭良太郎」くん。
その夜、長女「三上真理」、次女「三上亜七」、三女「三上黒絵」という隣の家の三姉妹に寝込みを襲われたのです。
問いただしてみると、小さい頃に「良太郎くん」が言ったという、「およめさんがほしい!」の願いを叶えにきたとのこと。
ただし、日本で重婚は犯罪となってしまうため、”最初に身籠ったら本妻、残りは愛人”と勝手に決められていたのでした。
そんな訳で、平凡だった「良太郎くん」の毎日はえっち三昧となってしまうのです…と、だいたいそんなお話。

長女「三上真理」、次女「三上亜七」、三女「三上黒絵」
※長女「真理」、次女「亜七」、三女「黒絵」
 まとまって行動しているので、それぞれ個性が弱くなったかなぁ。

話数からして、こちらのエピソードがメインかなぁ。
まさに、”角砂糖に蜂蜜つけて食べる”ような甘いラブコメ漫画でした。
タイプ異なる幼馴染みの三姉妹は、漫画開始からラブラブ状態。
小さい頃の描写を見ると、昔からラブラブでしたね。
多少無理やりに、自分勝手な好意を押し付けられていた「良太郎くん」
修学旅行の4話では珍しく言い返すシーンもありましたが、ほとんどは流されるまま複数プレイをしておりました
主張控え目で目立たない、こうした成年漫画に最適な主人公キャラです。

姉妹が言い訳として持ち出す、過去言動が漫画のコメディーとしていい味付け。
律儀な「良太郎くん」の性格を利用しているとのことでしたが、彼ずっとあの調子で好き勝手にされるんでしょうねー。
ある意味、全て受け止めている彼は大人物なのかもしれません
(※実際にラストではそんな描写がありました)

逆に、ヒロインは複数であったためか、没個性であまり目立ちません。
背が高く、ほとんど自ら喋らない三女「黒絵ちゃん」
2話のお風呂えっちではメイン扱いでした。
心なしか、もっとも目立っていたように感じましたが…。
貧乳・ツインテールな次女「亜七さん」
容姿的には彼女のが三女っぽいですよね。
修学旅行前の3話では、内蔵描写と共に楽しんでおりました。
眼鏡の長女「真理さん」は4話修学旅行での野外えっちにて主役。
穏やかな感じだったものの、あちこちで要所を押さえておりました。

3話冒頭の「良太郎くん」の母親の台詞、4話ラストの「真理さん」が偶然に聞いてしまった病院シーンなど、実際のところ裏では様々な問題が起こっていたらしい本作品。
そんな流れもあるのかなー、って思いましたが、複数で入り乱れるラスト5話は明るく優しさに溢れたものでした。
この演出はわざとかなぁ。
色々と抱えながら、それに負けず生きている…みたいな。
おまけの解説を読み、さらに漫画本編に戻って共に深く考えると、なんだか暖かな感覚の漫画でした
ラストでの三姉妹の笑顔も素敵でしたよ。

美子ちゃん
※美子ちゃん
 むちむちです。お尻は漫画でご確認ください。

初夜から最終日まで、3話ほどの中編「新婚生活はじめました。」
新婚初夜を迎えた、「真」くんと「美子」ちゃんのカップル。
旅行先での初えっちから、野外にアイテムにお尻に羞恥…など、様々な体験をすることとなるのでした。

基本的には即えっち、逆に言えばそればっかりなラブラブ中編です。
先の「三姉妹~」よりキャラと場面が限定されて分かりやすいためか、こちらのが漫画としては良かったような気がしました。なんとなく。
清楚な雰囲気ながら、むっちりとしたスタイルの「美子ちゃん」
特に大きめなお尻はまんまるで、「真くん」もお気に入りなようでした。
恥ずかしがりながらも変則プレイについて承諾してくれており、どんどんえっちになっていく様がこれまた非常に可愛らしいのです
中扉のカラー絵もよく、ひでるさんお気に入りです。

収録では唯一の短編「ヒミツのヒトミ」は…詳細書くとつまんないので、読んでからのお楽しみということで。
人は選ぶかもしれませんが、まとまりの良い、変化球なお話です
どちらかと言うと、ベテラン(?)な方にオススメかな。
とりあえず、お相手に恵まれた2人を祝福します。

ゆるやかな曲線のすっきり絵柄。
大きめなコマと適度な濃淡、強弱から構図ほかあちこちバランスに優れた作画です。
特に肌の丸さ・柔らかさの処理は秀逸でしょう。
ほわわんと癖のある作画で、巧さのある方ですが人は選ぶかも。
判断については↓表紙・裏表紙でどうぞ。

それぞれ中編の重なるカバー裏漫画も良かったです。
やっぱり「美子ちゃん」はいいなぁ。

新婚姉妹 (メガストアコミックスシリーズ No. 203)新婚姉妹 (メガストアコミックスシリーズ No. 203)
(2009/01)
和六里 ハル

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tag : コメディーツインテール

■ツキとおたから (渡真仁)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : アンティークファンタジー
・おまけ: あとがき・4コマ、合間にSDイラスト、
     描き下ろし「たけるとツルギのなんでんかんでん質問部屋」
・その他: 折り返しにコメント、
     6話+番外編収録、現在1巻まで発売中。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「渡真仁(わたり・まさひと)」センセの「ツキとおたから 1巻」です。

はい、よーわからんまま、単純に↓表紙の絵柄が気に入って手に取りました。
こちら、「ツキとおたから 1巻」は「渡真仁」センセの、たぶん3冊目くらいな単行本。
タイトルと↓表紙からは、どんな漫画なのか、何が何だか分からないと思いますが、物の気と呼ばれる使い魔らが激しくバトったりもする、ファンタジー長編なのでした。
どっちかと言えば、ひでるさんはラブコメ的なほうが良かったんですけどねー。

明知ツキ
※主人公「明知ツキ」
 左は掃除を頑張る「ツキちゃん」なのです。右は着せられたメイド衣装ね。

名品珍品から「力」の価値を見出し、引き出すことができる「旗師(はたし)」という者たち。
彼らは、「幻銘香(げんめいこう)」という香の煙をその品にいぶすことによって、品に宿る”使い魔”を生み出すことができるのです。
そうした数々の品でも、時の権力者らが競って探したという”至高の価値”を持つと言われる「天原御物(あまはらごもつ)」
主人公「明知ツキ」は”稀代の旗師”という異名だったおばあちゃんの言いつけで、兄「ツルギ」と共に田舎から東京へ上京。
「天原御物」を求め、様々な事件に遭遇するのでした。
…まぁ、大まかにはそんな感じのお話。

明治?大正?っぽいイメージな、東京を舞台とした和風ファンタジー
前述したように、魔法(召喚)大戦みたいな風情の、アクション描写もある漫画となっております。
漫画中にはっきりと日本、東京という名称が登場してますが、時代などの細かい部分はぼやかされておりました。
和洋折中な感じですね。

前向きで明るい性格と中性的な容姿の主人公「ツキちゃん」がため、全体としては爽やかな雰囲気が漂っています。
そんな中で特に気になるのは、刀を持った、背の高い美形の兄「ツルギくん」の存在。
自慢の妹”と言っている「ツキちゃん」を全ての主眼とした、重度なシスコンなのです。
彼女に害を及ぼす可能性があるもの全てを、徹底的に排除しようとしておりました。
普段が軽いだけ、時折見せる素の顔は…何やら含みたっぷりですね。
なお、逆に「ツキちゃん」が評するところでは「最高に頼れる兄」だそうです。

九条たける
※旗師「九条たける」
 「たけるさん」には、ぜひぐいぐいと迫ってほしいですよ(笑)

もう一人、ゴスロリ服を着る、お嬢様な旗師「九条たける」
こちらは、やや危険な妄想までしていたりする、百合ちっくな女性でした。
ちゃんと女の子のいい匂いがします
という台詞など、ヤバさたっぷりです。
いいなぁ、えろいなぁ(笑)
冒頭からボーイッシュな服装であった「ツキちゃん」を、見事にメイド服へ着替えさせてくれました。
(※そのため、後半は一瞬どっちがどっちか、見分けつきにくくなるの)
また、3話「ツキと雪村さん」では、「ツキちゃん」が田舎なために教えを請うという流れから、なにげに「たけるさん」が漫画世界の説明をしております。
なんやかんやと説明の文字が多めになっていましたけれど、掴みとなる1話、「たけるさん」登場の2話が終わってからのタイミングは良かったと思います。

接近する2人
※接近する2人、です。
 うおうお、なかなかイイ感じですよ!

しっかりとした丁寧な細線の、さっぱりとした作画。
黒く丸い目と幅広な輪郭、サラサラとしたような髪の毛が特徴です。
和風な舞台設定がためか、黒比率はやや高め。
髪の毛・服装などの黒ベタ部分が、画面全体を引き締めておりました。
イラストなどの仕事もされているというだけあって、作画は非常に良好です。
判断はについて、そのまま↓表紙で問題ありません。
次巻は、もっとカラーページがほしいところですねー。

漫画としては、まだこれからという状態かな。
実際のところラブコメっぽい漫画ではないですが、じんわりと滲むような描写が逆に楽しめました。
コレというものがいまいち微妙な線という気もしますけど、絵柄が良好なことも手伝って良い漫画です。
こちらの連載後は…できれば、セクシーラブコメ(笑)みたいなんを描いてほしいですね。

ツキとおたから 1 (1) (IDコミックス REXコミックス) (IDコミックス REXコミックス)ツキとおたから 1 (1) (IDコミックス REXコミックス) (IDコミックス REXコミックス)
(2008/07/09)
渡 真仁

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tag : ファンタジーラブコメコメディーアンティークアクション

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