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■デッド・ソウル・リボルバー (ともぞカヲル)

★まんがデーター [6/15]
・絵   :■■■■□
・話   :□□□□□
・独創性:■■□□□
・属性 : ゴスロリ・アクション
・おまけ: あとがき漫画「どんだけデトリボ」、
      カバー裏に別絵。
・その他: 合間にキャラ紹介、折り返しにコメント、
      カラー(4P)、収録5話、現在は1巻まで発売中。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ともぞカヲル」センセの「デッド・ソウル・リボルバー」です。

えー、いきなりすみません。
昨日に続いてマイナス評価な1冊をチョイスしてしまいました。
絵柄はそれなりに良かったんですよ。
若干表情や動きに硬さがあったものの、細線で描き込まれた絵は綺麗なものでした。
登場する悪魔たちは迫力あり、ヒロインらは可愛く描けております。
おおむね↓表紙通りですね。

月島美優、住吉まち
※左:月島美優、右:住吉まち
 「美優さん」は銃、「まちさん」は岩を使います。

ただ、お話がどうーにも、納得いきません。
そんな訳で、またまた厳しい内容になってしまいました
そういった文言が苦手な方、不快に感じる方はやっぱりこのあたりでご遠慮下さい。




…いきますよ。

基本としては、雰囲気そのままゴスロリな服装の女の子が化け物と戦う、ってネタ。
ちょっとえっちくさいサービスシーンも多く、”それでいいじゃないか”と思わない訳でもないんですが…うん、だめ。合わない。

塾へ急ぐため、近道である路地裏の経路をとった普通の高校生「鏡健一」
そこで、人を襲う悪魔と遭遇してしまうのでした。
その場は銃を手にしたゴスロリな服装の女の子「月島美優」に助けられ、次の日に「健一」は彼女が同じ学校に通っていることを知るのでした。
「人体の悪魔化」という事象によって、悪魔になってしまった同級生「平井」は昨日見逃した二人を抹殺するため、「健一」の自宅を襲撃。
悪魔の完全体となってしまった彼を屠るため、「美優」は「健一」と契約のキスをするのです…。
だいたいそんなお話。

今回ブログを書くにあたって、再度ざーっと読み返してみました。
最大のマイナス点は緊張感のなさ、かもしれません。
以下にずらずらと書いてみますね。

闇の国家資格「祓魔師(ふつまし)」、その見習いであるのがヒロイン「美優さん」
とりあえず、なんであんな動きづらそうな、ゴスロリ衣装なのか不明。単純に見栄えを重視したのだろうけど。
戦闘衣である、という説明だけありましたが…どんなエロ組織だ(笑)
だいたい、あの姿でうろうろ歩いてたら目立つでしょー。
闇の仕事なんでしょう?

また、巻き込まれた一般人「健一くん」にも、「他言無用」と言っただけで、大した口止めもしていませんでした。
さらに、聞かれていないことまでべらべらと喋っている、サービス精神旺盛な「美優さん」
…秘密の話ではなかったっけ?
だいたい、学校では”死神美優”とか呼ばれて噂になっており、こちらでも目立ちまくりでした。
(※当人がぎりぎりまでその噂を知らなかったというのもやたら不自然。大人しくしてて下さい)

同じく祓魔師の「住吉まち」
彼女の使う岩は、コメディー時になると都合良く威力が弱まっておりました(笑)
おまけに、学校(※一部シーンでは授業中で使った)でも平気でその能力使ったりして…散々書いてますが、全然隠してないじゃない。
まぁ、事件についても普通に新聞掲載されてましたしねー。
ああいうのをしっかり管理して情報操作してないと、誰か調査へ来ちゃいますよ。

美優さん・サービスシーン
※サービスシーンの美優さん。
 下着姿やパンチラなど、結構頻繁なのでした。

幹部クラスっぽい敵を目前に、敵の攻撃でピンチになった「美優さん」に駆けつける「健一くん」
女の子に危ないことしてほしくないだけなんだ!
いやいや、その場面の台詞として適切じゃーないでしょ。
また、色々あったものの、武器を選んでたりして、いつの間にか戦う気満々な「健一くん」
そんな覚悟ができるような事件あったっけ?
だいたい国家資格はどーなったの??

悪魔との戦闘でも、胸を触られて過敏に反応したり、服を破られれば手で隠したり…可愛くていいんですが、生死を賭けている場面でお気楽極楽
殺されちゃいますよ。
契約した者同士は一緒にいないといけないため、なぜか同室にてドキドキ同居生活。
胸触られて動揺していた「美優さん」ですが、下着姿で二人仲好く寝ておりました。
慣れたのかな。
おまけに、あちこちシーンでは普通に離れて行動していたりして…距離について把握できず。なんなんだろう。
さらに、見知らぬ悪魔に襲われた一般人のクラスメイト「亀井」さんの一言が、「見たでしょ、胸」…ってのは、あり得ないと思いますが。
ずいぶん余裕ある娘さんですねー。

いきなり悪魔に遭遇する主人公、キスでの契約、実は~~という流れに至るまで、お約束すぎ。
あちこちの台詞がいかにも説明っぽいのもマイナス点。
とにかく、新鮮味に欠けるありがちなお話にゆるい描写が混ざっているので、どーにもなりませんでした。
えっちっぽさは良かったですが、お話がこんなんでは駄目。
コメディーが強いのも、お話を軽くしている要因かなぁ…。
とりあえずはここまでに。

デッド・ソウル・リボルバー

デッド・ソウル・リボルバー 1 (1) (チャンピオンREDコミックス)


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tag : コメディーパンチラアクション情報操作

■妹まつり (魚肉ん)

★まんがデーター [7/15]
・絵   :■■□□□
・話   :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・妹
・おまけ: 描き下ろし「妹のコスプレ論!?その後?」
・その他: 折り返しに格言、カラー(4P)、短編×10
       (うち「妹の心は大人味」×2、「妹のコスプレ論!?」×2)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「魚肉ん(ぎょにくん)」センセの「妹まつり」です。

こないだ一般「召喚少女」を出された「魚肉ん」センセ。
ちゃんと成年系単行本が発売されてひと安心です。
通産5冊目となる単行本は、ずらりと妹が並んだ短編集「妹まつり」なのです。

さて、いきなりで申し訳ないですが↑上記データのとおりマイナス評価です。
結構好きな漫画家さんだったんですが、この明らかな作画の変化には目が白黒となりました
うーん、なんなんでしょう??
…とまぁ、そんな訳で、厳しい内容になってます。
そういった文言が苦手な方、不快に感じる方はこちらでご遠慮下さい。




…いきますよ。

実は店頭で見た↓表紙の段階から、かなり違和感がありました。
確かに「魚肉ん」センセの絵には違いないんですが…なんだか微妙なバランス具合
こちらのブログでも紹介しております単行本「OKOTA おこた」と見比べてみて下さい。

OKOTA (晋遊舎コミックス)OKOTA (晋遊舎コミックス)
(2006/10/27)
魚肉ん

商品詳細を見る
※旧OKOTA


新装版OKOTA
※新装版OKOTA

どうですか?
処理とか大きく変えたのかなぁ…。
ポプリコミックス仕様がこんなん??
(※ちなみに、同時発売の新装版・表紙もそんなんでした)

今回収録では、冒頭2話「妹のクリスマス」、「妹のぱんつ」はお馴染みな作画でした。
しかし、それ以降の短編は”まるで描かれている人が変わったみたい”な激変ぶり
癖のある作画というのは昔からでしたが、繊細でむちむちとしたキャラを絶妙な可愛らしさで仕上げる方だったんですよ。
うん、「OKOTA おこた」と比べると明白ですね。

比較「OKOTA」、「妹まつり」
※左:「OKOTA」、右:「妹まつり」
 白黒絵・比較です。左は「OKOTA」での漫画なので注意して下さい。…これだけ違うんですよ。
 
今回のものでは、強く太い線でごっちゃり気味。
デフォルメ強いキャラ絵は頭でっかちで、こゆい感じです。
確かに過去もそんなんだったけれど…なんだか、より癖が強くなったような気がしました
ページ全体についても多めだったトーン処理はなく、黒ベタが目立ちます。
申し訳ないんですが、雑になってしまったような印象ですね。

初出一覧を見たところ、先に上げた2話はどちらかというと古い原稿(06’12、07’01)だったので、違和感あるのは…残念ながら新しい原稿でした。
逆に巧くなっていくパターンなら大歓迎ですが、悲しいかなだんだん苦手になってしまうのは「麻宮騎亜 」センセ以来かなぁ…。
これが一過性のものであればいいんですが、続くようであれば、見送りたいと思います。

…一応、念のため。
ブログに来られている大人な皆様は十分承知のことと思いますが、とりあえず”ひでるさんの肌には合わない”と言う事です。
いいと感じる方もいるでしょう。
こういったものは好みが大きく左右する事柄ですから、どうかそちらを間違えないようにして下さい
最終ジャッジするのは、自分の目ですよー。

砂菜さん、智加奈さん
※左:砂菜さん、右:智加奈さん
 こちらは収録のものですが…ほぼ、右のような作画です。

さて、続いてお話についてちょろっとだけ。
キャラが異なる連続話「妹の心は大人味」、「妹の心は大人味-春編-」
1話目は教師な兄と学生の妹「ゆの」さんのえっち話。
朝方、背中にくっついている「ゆのさん」の描写が良かったです。
同僚のロングヘアな女教師、「ゆのさん」のお友達、眼鏡の「春」さんに暗躍する「夏希」さんなど周辺には目立つキャラが多く、シリーズで続けても良かったかなーと思うんですが…とりあえずは「春さん」だけでした。
彼女はソフトで穏やかでしたから、どちらかと言うと姉っぽいかなぁ。

「妹のクリスマス」はサンタコスプレした妹「ちい子」さんが自らプレゼントになってしまう(笑)お約束短編。
どっかのコメディー漫画のようなコスプレをする、「智加奈」さんの豆まきイベント話「史上最悪節分!」、↓表紙を飾るコスプレイヤー「リナ」ちゃんの「妹のコスプレ論!?」など、そういった系統もありました。
特に「リナちゃん」の往来で人に囲まれてのえっちは収録中では異質なもので、複数へ発展してしまう描き下ろしへの流れは当然あり得ることでしょう。

タイプが若干異なる二人の妹が登場する「妹+妹=妹!!」
せっかく複数いるというのに、えっち参加はほとんど一人だけ。もったいないなぁ。
ツインテールな妹「砂菜」さんの「妹のぱんつ」
どうやら、このお兄ちゃんは妹うんぬんより、下着そのものに愛着があるみたい。
危険人物だぁ。

…以上、お話としては連続話もありましたが、ほぼ短編という内容。
タイトルに「妹」とついてない短編にも、しっかり登場するのでご安心下さい。
ただ、お話がラブコメ・即えっちと、肯定的な方ばかりであったのには、やや単調な気もします。
1話くらい、近親のシリアス話を入れてもいいと思いましたが。

妹まつり

妹まつり (ポプリコミックス 24)


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■いいんちょ。 (秋風白雲)

★まんがデーター [14/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 委員長・コメディー
・おまけ: あとがき、ゲストページ、
      カバー裏に別絵、合間に4コマ、
      描き下ろし「prelude」
・その他: 初単行本、折り返しにコメント、カラー(4P)、
       現在は1巻まで発売中(8話収録)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「秋風白雲(あきかぜ・しらくも)」センセの「いいんちょ。 1巻」です。

まるでノーマークでしたが、書店でなんとなーく↓表紙に呼ばれました。
きました、委員長ですねー。
すぐ記憶にあるのは、ほのぼのとした穏やか系「委員長お手をどうぞ/山名沢湖
(↑そちらは”前代未聞の委員長オムニバス”って売り文句でした)
最近では、4コマ・コメディーもっと!委員長/内村かなめ」とか、えっち系「奥さまは生徒会長/中田ゆみ」などがありました。
こちら「いいんちょ。」はそれらとはまたやや異なったアプローチでの漫画となっております。

「嵯峨野小霧」、「篠宮初乃」
※左:「嵯峨野小霧」、右:「篠宮初乃」
 「初乃さん」はもっとも近いライバル関係にあるためか出番多いですね。

学区内に次々とできた大型マンションの影響で、新入生の激増した学院。
教員数の不足もあって、指導が行き届かない状況をなんとかするため、「一橋はるか」の要請に、「仁科葵」、「嵯峨野小霧」、「篠宮初乃」、「後醍珠緒」
、「睦芽衣」という1年それぞれクラスの委員長が立ち上がったのでした。
…ごく簡単ですが、導入としてはそんな感じ。

こちらの”委員長”はそれぞれクラスの学級委員長ですね。
お話は冒頭エピソード↑から続くような大それたものではなく、生徒会長「一橋学(※「はるかさんの実兄」)」のリコール、「初乃さん」との揉め事にプール掃除、校内不審者捜索から試験監督、2年委員長「井伊野みき」登場…という、他愛ない事柄になっておりました。
きりきり生徒を取り締まるとか、学園を変えるため教師と対立するとか、そういった類のものはなく、日常で発生しそうな些細な事柄に対して、皆で取り組んでおります。
そのため、ぐいぐいお話に引き込まれるタイプではありません。
ややこしい事を考えず、気軽にセンセの綺麗な絵柄を楽しめるような作品に仕上がっておりました。

一橋はるか
※主人公「一橋はるか」です。
 足癖悪い上に当然出番も多いので、こんな感じ(笑)シマパンがいいですね。

いきなり主要人物が6名も出たうえ、眼鏡ばかりで混乱するかもしれませんが、それぞれキャラの個性が強いためだんだん見分けられます。
お色気担当、というようにキャラを選ばぬパンチラがあったり、ブルマ・スクール水着が標準装備だったりと、頻繁にサービスカットがありました。
そう、パンチラだけでなく、委員長、おでこ、メガネという、豊富なキーワードを持つ本作品
何かしら刺さるものがある方には、夢のような世界が広がっていると思われます。

また、主要キャラにそういった女性が居並ぶ中、唯一男性視点で話をかき回している生徒会長「一橋学」がスゴイ。
はるかを『委員長』に相応しい女になるよう幼い頃より教育してきた~
踏みつけられ、冷たい目で見下ろされながら蔑みの言葉を浴びせられるのも夢でない
…など、一本筋の通ったセクハラ発言や行動を連発しておりました。

「睦芽衣」、「後醍珠緒」、「仁科葵」
※左から「睦芽衣」、「後醍珠緒」、「仁科葵」
 眼鏡種類から身長までまちまちな6名です。しかし、「葵さん」小さすぎでしょー。

しかし、1話目ではバラバラになりかけた6名を繋ぎ(※意図してやったのかは不明)、3話目では妹「はるかさん」を助けたり(※やや問題あるかもしれませんが)、さらに5話目では怯える彼女を優しく受け止めております。
あの際はしっかりお兄ちゃんしてましたねー。
ほか2年「みきさん」への対応も(彼女が委員長と知る前は)自然だったので、日常では言葉通りに優等生なのでしょう。
…盗撮・盗聴については、なんらかに引っ掛かりそうなので、やめた方がいいと思いますが(笑)

ゲーム原画やイラストでのお仕事も多い「秋風白雲」センセ。
さすがに、絵については抜群の巧さがありました。
初単行本ながら安定感もあり、イラストメインな方にありがちな”所々で捨てコマっぽいのがある”ということもありません。
あちこちバランス良く、また漫画としても巧く、非常に高いクオリティーになっております
癖はあるもののあまり人を選ばないタイプなので、万人に好まれるでしょう。たぶん。

絵柄は無論、漫画も面白く、キャラも個性的でいいことづくめだったんですが…。
唯一残念だったのが、カラーページが少なかったことですね。
次はぜひセンセの美麗なカラーでの原稿を収録してほしいです。

いいんちょ。

いいんちょ。(1) [Gum comics] (GUM COMICS)


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tag : コメディーパンチラスクール水着シマパン

■little by little (瑞井鹿央)

★まんがデーター [9/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・ロリ
・おまけ: あとがき、作品解説、
      カラーイラスト(9P)収録。
・その他: カラー(30P)、短編×15
      (うち「「Teach me,Teacher.」×2)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「瑞井鹿央(みずい・かおう)」センセの「little by little」です。

…もしかしたら、あるかもしれない期待を再び裏切ってみました。
「弾正ひでる」です(笑)

さて本日はゲーム原画などでも活躍されているらしい「瑞井鹿央」センセです。
珍しく買った時の記憶が残っている、初単行本「Slow Step」はもう3年も前のことでしたかー。
ようやく発売された2冊目が「little by little」なのです。
収録は全15話とかなり盛りだくさんに見えますが、各話のページ数は少なめ。
さすがに巧いカラー原稿も多く収録され、軽く眺めるのに適した単行本になっておりました。

数ある短編の中でお気に入りな「粉飾少女」
アメリカ行っていた従兄「慶介」さんが久し振りに帰国し、喜ぶ「千紗」ちゃん。
昔の約束を果たすため、気合いを入れた制服姿で出迎えるんですが…。
だいたいそんな流れ。
冒頭のセットアップな4コマが刺さりました
実は~~というオチも期待通りで、非常に良かったです。
袖が手に被っている「千紗ちゃん」の描写などが可愛らしいですね。
うーん、だいぶ小さく見えるんですが…確かにこのくらいの高校生もいるかなぁ。

千紗ちゃん、早苗さん
※左:千紗ちゃん、右:早苗さん
 こちらの「千紗ちゃん」がお気に入り。制服がだぶだぶなのです。

収録で唯一の前後編な連続話「Teach me,Teacher.」
お嬢様学校である聖マグダレン学園の教師「西崎優」。
…実は、女装した男性だったのです。
養護教諭の従姉「下村渚」の口利きなどもあり、”教師も全て女性”という学園に乗り込んでいたのでした。
しかし、保健室でうたた寝をしていたところを生徒「時田早苗」に見られてしまい、驚く「早苗さん」に対して必死な嘘をつくのでした。

いくら清純とかなんとか言っても、普通これはおかしいって感じないかな。
訳の分からん説明で納得させておりましたが、まぁこれは「早苗さん」が純粋であると同時に、彼がそれなりに学園で信頼を得ていた証拠でしょう。
元々の顔も良かったらしく、他の生徒にも人気があるようでした。
こりゃ、どこぞのゲームの教師版みたいな感じですね。
けっこういいかも。
しかし、ブルマを切っちゃったり、窓際に連れてくってプレイはどうかなぁ…。
だいたい、従姉「渚さん」も趣味を知って消臭スプレーとか渡してましたが、そんな危険人物をこんな場所で放置しちゃーダメでしょーに!!
なにゆえ彼女がリスクを冒してまで彼を学園に入れたのか、ちょっと疑問。

「お夜食ですよ!」は大学受験の二次試験まで一週間という、切羽詰まった状態でのお話。
お夜食を作ってくれる妹「理奈」さんは、食欲から性欲までを満たしてくれる、非常に都合のよい妹さんでした(笑)
こんなんないですよねー。
しかし、あんな調子だと、「理奈さん」に追いつかれてしまいそうです。
万年浪人という、その後みたいな短編「あけおめ」
本当に連続話かと思いましたが、こちらのヒロインは髪留めとタイツが花柄の従妹「アイ」ちゃんでした。
より年齢が下がったっぽく、やばさ倍増ですよ。

理奈さん、紗夏ちゃん
※左:理奈さん、右:紗夏ちゃん
 お守りを持っている「理奈さん」のコマがあるんですが、SDちっくで可愛かったです。

田舎の従妹話「夏の果 ~サマーラリー~」、ひぐらし~みたいな、田舎のバス停での雨宿り話「雨恋」
ノスタルジーちっくな2本です。
ちなみに、「雨恋」でのヒロイン「紗夏」ちゃんが表紙の娘。
「誠太」くんとのラブラブではない、微妙な二人の関係がどこか温かな雰囲気でした。

ほか、びっくりこたつ話「春眠不覺暁」
春の午後って設定だから、電気は入れてないですよね。
普通、こたつの中に人がいたら驚くと思いますが、平然としていた「工藤」さん。
トイレに行っていたわずかな時間、しかも他人の家で、しっかり「香奈」ちゃんとえっちしておりました。
真面目そうなフリしてやるねぇ。
黒魔術のような格好が楽しい妹「まや」さんの「いもうら」
彼女は雰囲気ある良いキャラだったので、もう少し見たかったです。
海外のラブコメちっく話「パライソ」
背景に寂しい空気の漂う良作。
最後があんなんでご都合と言ってしまえばそうかもしれませんが、ひでるさん的にはほっとしました。
彼女「マーヤー」さんには幸せになってもらいたいです。ええ。
読後感も良かったです。

香奈ちゃん、マーヤーさん
※左:香奈ちゃん、右:マーヤーさん
 褐色の肌の「マーヤーさん」です。ちゃんと責任とるように。

やわらかい細線のあっさり絵柄。
処理が異なるのか、時期が違うのか、単行本全体は不安定気味。
たまに力が抜けるコマなどあって残念でしたが、全体的には可愛らしくまとまっておりました。
前述しておりますが、ゲーム原画をされているだけあってカラー原稿は非常に良いもの。
全ページそれだけの単行本を出してほしいくらいですねー。
ただ、それに比べると、白黒絵はだいぶすっきりしておりました。
ロリ系で癖もあるので、人を選ぶと思います。
↓表紙で判断するには、うまく脳内で線画変換するのが良いでしょう。

カラー原稿が多い構成、何かできそな折り返しデザインも良かったです。
次はちょっと長い話が見てみたいなぁ。
…また3年後だったりして。

little by little (TENMAコミックス RiN) (TENMAコミックス RiN)little by little (TENMAコミックス RiN) (TENMAコミックス RiN)
(2008/04/25)
瑞井 鹿央

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※こちらがゲーム原画のイラスト集
瑞井鹿央イラストワークス~碧ヶ淵&宵待姫~瑞井鹿央イラストワークス~碧ヶ淵&宵待姫~
(2006/08/10)
瑞井 鹿央

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tag : ゲーム原画ノスタルジーラブコメ

■学校のない日 (みずきえいむ)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・貧乳
・おまけ: あとがき、ゲストページ。
・その他: カラー(4P)、短編×10
      (うち「千夏~」×2、「Summer Days」×3)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「みずきえいむ」センセの「学校のない日」です。

いつも週末は大変なこととなりますが、今週はまた目白押しでしたねー。
多少抑えめにしたというのに、レジではびっくりしてしまいました。
…これで見逃した本まで手にしていたら、どうなっていたのか恐ろしいのですよ。ええ。

本日は…「ゼロの者」センセとか、「ヤスイリオスケ」センセなどの新刊を紹介するサイト様がおそらく多いと思われるので、その隙間を狙って「みずきえいむ」センセなのです。
もしかしたら、あるかもしれない期待を裏切ってみました(笑)
あ、明日はちゃんと世間の流れに沿ってやらさせていただきますので、どうか見捨てないで下さい。
それに「みずきえいむ」センセだって、決して格落ちすると思いません。
…まぁ、描かれるネタが多少隙間っぽいことはあるかなぁ。

杉浦さん
※杉浦さん、です。
 普段は笑わない、喋らないという娘が…こんな笑顔を見せてくれたら、そりゃー嬉しいでしょう。

何名かおられる「みずき」で始まる漫画家さんのうち、最も可愛らしい(かもしれない)女の子を描かれる「みずきえいむ」センセ。
ひでるさんは、よく「むつきつとむ」センセと勘違いしてごっちゃになるんですねー。
二人全然違うのですが。
(※今回単行本にてゲストで1ページ描かれてました。…本当に絵柄は全然違います)
さて、こちら「学校のない日」は再販含めて7冊目くらいな単行本。
同キャラの登場する連続話もありますが、ほとんど短編集という風情です。

いかにもラブコメという「千夏DASH!」、「千夏RUSH」は楽しいお話。
こちらのヒロイン「千夏」ちゃんは、ショートカットカチューシャのよく似合う、活発な娘さん。
いきなり1ページ目から、文字通りぶっ飛んでおりました。
わざわざ制服姿を見せに来たり、スカート姿が初めてという、お約束が集合してます。
なにげにシマパンだったりもしましたが、そのチョイスもキャラとよく合致していると思います。
あっさり脱がされちゃうのがもったいないですねー。

制服えっちな1話目のラストにて、「そん時はブルマ姿で~」とか言っておりましたが…残念、次エピソードは短パン姿なのでした。
しかし、暑さがため服をゆるーく着ているので、センセの代名詞である”すじちら”状態になっております。
しっかり水着跡を残して日焼けしているあたりも、さすがよく分かってらっしゃいますね。
パンチラを心配されている描写がありましたが、周囲にいるとなにかとサービスショットを拝めそうな、良いうっかりさん具合でした。

千夏ちゃん、日高さん
※左:千夏ちゃん、右:日高さん
 両極端な二人です。なにゆえ「日高さん」はあんなんになってしまったんでしょう。

センセお得意の小悪魔ちっくなキャラクター「日高」さんの登場する、「こどものおもちゃ」
可愛らしく初心な男子「泉」くん。
ちょっと興味を持ったえっち本を手に取ろうとした瞬間をクラスの女子「日高さん」に目撃されてしまい、その言いなりになってしまうのでした。

どこかで見たようなタイトルですね。
脅迫ネタにならん程度なことなのに、言われるがまま従ってしまう「泉くん」
ちょっと彼の今後が心配です。
逆に、丁寧に”女の子”を説明したりしていた「日高さん」がえろい。
何度もどうのこうのとか言っておりましたけど、両者の経験値にどれだけの開きがあるのか知りたいですよ。
「泉くん」とはまったく違う意味で、彼女の今後が心配(笑)

どこぞのゲームと同名タイトル「Summer Days」(※ゲームとは一切関係ありません。念のため)
一応、こちらは「学校のない日」を含めて、同一世界3話の連続になっております。
ただ、「小西沙絵」さんを中心とした、お友達グループの女の子が次々に登場するオムニバスちっくな短編で、それぞれ直接の関連は薄いものでした。
全ての話に登場している「沙絵」さんも小悪魔キャラ。
先の「日高さん」より毒は薄い感じ(…いや、年齢低いし、もっと酷いか?)でしたが、お友達「飯塚七香」さん、「福原美也」ちゃんなどの裏で暗躍し、それぞれをえっちまで導く黒幕的な存在
年上の「透」くんにも、しっかり手を出させるなど、小学生ながらなかなかの策士です。
表題ヒロインということで、↓表紙を飾っている「美也ちゃん」はそっち系知識のない子だったんですが、「沙絵さん」によってすっかりえろ洗脳されておりました。
見舞いに着た先生の前で~というシチュエーションは良かったです。
しかし、この先生一応は抵抗してましたが、脆かったですねー。

福原美也、小西沙絵
※左:福原美也、右:小西沙絵。
 メインとなる1話から、各話で暗躍しまくっていた「沙絵さん」の活躍に注目!

ほか、往来でのプレイが嬉しい「スノウ snow」、犬だ姫だとツンデレちっくなキャラの登場する「DOG STYLE」などが収録されてます。
カラー原稿のある「Flame in」もそうでしたが、全体的に今回はラブコメっぽいお話のが目立っていたかな。

綺麗なデジタル処理のすっきり絵柄。
白比率が高く、やや平面的で薄いロリ絵です。
大きめな頭と細い手足が特徴。
ちょっとした表情の巧い方で、可愛らしくもしたたかな女の子を見事に表現されております。
なお、前に紹介しました「No Make」の時も触れてますが、相変わらず↓表紙(裏表紙も)のインパクトは微妙だと思います。
絶対に白黒絵の方がいいので、いくらかプラス判断で良いでしょう。

こういった系統は他ではあまり見られません。…うーん、考えたけど思いつかなかったんですよねー。
雰囲気で違和感がなければ、オススメです。

学校のない日(TENMAコミックスRiN) (TENMAコミックス RiN)学校のない日(TENMAコミックスRiN) (TENMAコミックス RiN)
(2008/04/25)
みずき えいむ

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genre : アニメ・コミック

tag : ラブコメカチューシャショートカットパンチラ小悪魔

■マスカノ~ご主人様は彼女~ (ありのひろし)

★まんがデーター [8/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・攻める女性
・おまけ: あとがき。
・その他: カラー(8P)、短編×11
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ありのひろし」センセの「マスカノ~ご主人様は彼女~」です。

ただ立っているだけで、猛烈な睡魔に襲われますが…ようやく週末となりました。
皆様、もうひと頑張りです。

さて、今回は「ありのひろし」センセです。
よく「おかのはじめ」センセと見間違うひでるさん。
約3年ぶり、15冊目(くらい)の「マスカノ~ご主人様は彼女~」は好きな出版社「コアマガジン」さんにての初単行本だそうです。
もうベテランという域になるくらい、長く活動されている方ですね。
と、いきなり申し訳ないんですが、正直なところ「ありのひろし」センセはあまり肌に合わないのでした。
たしか「家畜令嬢」だったと記憶しておりますが…そちらとか、ちょろっと買った同人誌もダメだったんですよー。
遠ざかってからかなり時間経ってますし、「コアマガジン」さんですし、↓表紙のえろっぽい女性に惹かれたなどの条件が重なり、久し振りに読みました。
…うーん、やっぱり違うかなぁ。

収録は全て短編で、表題そのまま”強い女性と可愛らしい男性”というカップリングな単行本です。
カバーでは雰囲気アダルトちっくですが、内容はロリからアダルトまで幅広いものになっておりました。

先生、仁弥子さん
※左:先生、右:仁弥子さん。
 先生もえろいですが…その年で裸エプロンなんてやってちゃーだめよ。

「快楽マエストロ」、「彩菜ちゃんの憂うつ」はどちらもカラー原稿のある短編。
後述しておりすが、本来ひでるさんは絵柄も合わないのです。しかし、これらカラー部分はいいですね。巧いですね。
前者はえろい女教師がいじめられている生徒「高沢」くんをいただいてしまう(笑)お話、後者はふたなりの妹「彩菜」さんが憧れている「光希」くんとの仲を姉「鈴菜」さんがとりもつお話でした。
どーでもいいですが、いじめ相談に対して「女性に対する免疫が不足している」って返答は無理やり過ぎるかなー。
それって全然関係ないでしょ。(多少はあるか)
なお、ふたなりではないですが、女装漫画「お着替えしまショ!」の「直己」くんはほぼ女性という容姿で、そちらとよく似た雰囲気でした。
そういうジャンルが好みな方にはいいでしょう。

お話で最も良かったのが、「いたずら妖精」
兄「純仁」くんのことが大好きな「仁弥子」さんは、まだランドセルなお年頃。
かなり大胆に挑発するものの、お兄ちゃんはなかなかその気になってくれないのでした。
ある日、お兄ちゃんが「仁弥子さん」の担任「吉沢美涼」先生と一緒にいるところを偶然発見するんですが…。
だいたいそんなん。

ロリ・アダルトな両者が激しく火花を散らせる対決話。
大事なトコロまで全開にして頑張っている「仁弥子さん」
なんで無視なわけ~
とか言ってましたが、兄「純仁くん」としては至極当然な反応ですよ。
彼は成年漫画の男性キャラながら、ちゃんとした常識あるキャラとして描かれておりました。
えっちシーンでも、ほとんど妹「仁弥子さん」に無理やり、って感じでしたし。
こちらの短編については、「美涼先生」と「仁弥子さん」の対決が見ものなのです。
特にラストページで口論している様は非常に良かったので、お互いライバルと認識したその後の展開が見たいですね。
短編なのが残念です。

若干それと似た空気のある「小生意気Swimmer」
こちらのスイミングの先生は、積極的に「沙月」さんに手を出しておりました。
ひでるさん的には、むちむちたぷたぷな擬音をもつ、お母さまのが良かったですけれども…。
この方、「沙月さん」が相応にスクール水着であったのに対して、なぜかビキニ着てたりしてました。
こんな所で、何か期待しているんでしょうか?

七帆・七美、彩菜・鈴菜
※左から、七帆・七美、彩菜・鈴菜。
 姉妹たちですね。この中で一人はふたなりさんなのですが。

設定の無理が酷い「お嬢さまは下僕がお好き」
「成宮柚美」さんは”本物のお嬢様”として、学園では尊敬と羨望の眼差しを受ける存在。
しかし、その実態はごく平凡な家の娘だったのです。
その事実を突き止めた同級生の男の子は、「柚美さん」にあるお願いをするのでした。
大雑把にはそんな感じ。

「成宮財閥のご令嬢」とか言われてましたが、それは単なる勘違いなの?
だいたい、「車待たせている」とか嘘をついた挙句に徒歩で帰宅しておりましたが、その程度は即バレるもんではないかなぁ。
特に同性には、身につけているものですぐどの程度なのか分かってしまうものでしょう。
掴みの段階で色々突っ込みたくなってしまったので、どうにも駄目。
えっちメインの成年漫画とはいえ、これは酷過ぎです。
普通にお嬢様の弱みを握るパターンでも良かったと思いますが…。
爪の垢を煎じて飲みたいくらいですわ
という台詞がありましたが、それってああした女の子の言葉として適切かなぁ。

ほか、一種の夢遊病、というよりも二重人格っぽい「朱里」さんの「あなたとセクソムニア」
掴み部分がちょっと分かりづらかったですが、ネタとしては面白かったです。
お金でえっちしてくれるという「沢渡真雪」さんの「エピキュリアン」はラストが安易。そこのページは余計だったと思います。
いわゆる裏切り話である「幻想恋愛譜」
これは展開が読めてしまいました。
ちなみに、「桑原なつよ」さんは途中で「なつみ」と誤植がありました。

いかにもデジタル処理という、つやつやとした絵柄。
昔気になっていたバランスの悪さについては、だいぶ改善されておりました。
しかし、引き絵などで、たまーにすっと力が抜けるようなコマが見受けられます。
なんというかキャラの表情も硬い時があり、一言で示すなら、”立体的のようで平面的なような、微妙な雰囲気”という感覚。
癖はある方ですが洗練された今風の作画なので、あまり人は選ばないと思います
(※ひでるさんはだめでしたが)
どちらかというとロリっぽい方に傾いている方ですが、アダルトなキャラも描ける方ですね。

可愛らしい姉妹巫女さんの登場する「MIKO*MIKO」などもあり、↓表紙とは裏腹にキャラとしてはそっち系統のが多め。
ただ前述したように、ほとんど女性が攻め、男性は受け身という図式であったので、お話的には問題ないでしょう。

マスカノ~ご主人様は彼女~ (ホットミルクコミックス 264)マスカノ~ご主人様は彼女~ (ホットミルクコミックス 264)
(2008/04/10)
ありのひろし

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■初恋姉妹 3巻[完結] (東雲水生)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : 百合・ラブコメ
・おまけ: あとがき、描き下ろし「色褪せない季節」、
      カバー裏に4コマ漫画、合間にイラスト。
・その他: 原作「津ノ守ソロリティ」、折り返しにコメント、
      カラー(4P)、全3巻。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「東雲水生(しののめ・みずお)」センセの「初恋姉妹 3巻[完結]」です。

昨日はすみません、連休前でいっぱい・いっぱいでした。
本日も同様に時間がありません。
そんな訳で、例によってちょろっとだけでごめんなさい。

百合姫コミックスの先陣を切った、記念すべきこちらの漫画「初恋姉妹」がついに完結を迎えました。
(※コミックスの初は「ストロベリーシェイクSweet/林家志弦」)、「くちびるためいきさくらいろ/森永みるく」の2冊でしたね。まぁ、連載モノでは初ということで…)
とりあえず、現時点ではシリーズ最長となる単行本になっております。
こちらのブログでは、2巻購入時に一度レビュー(※よかったら見てね⇒初恋姉妹/東雲水生)しております。
まぁ、そういった記念の単行本ですし、総まとめの完結巻でもあるので、再度ご紹介をします。

「木咲榛菜」「松里千夏」
※メインカップル「木咲榛菜」・「松里千夏」です。
 この巻ではラブラブっぷりを見せつけておりました。

憧れの先輩「木咲榛菜」のいる「津ノ守坂女学院」へ、猛勉強の末に無事入学した主人公「松里千夏」ちゃん。
そちらで再会した「榛菜さん」は以前と違って、素っ気ない態度なのでした。
気持ちを前面にした「千夏ちゃん」の頑張りや偶然友人となった「榛菜さん」の妹「木咲明穂」の応援もあり、一歩近づいたのです。
モテモテ教師「柊透子」の暗躍によってかきまわされたものの、ついに「榛菜さん」は過去を告白。
互いに最も近しい、大切な存在となっていくのでした…。
大雑把ですが、2巻まではだいたいそんなん。

そうなんですよ。
2巻の段階で、メインの「千夏ちゃん」・「榛菜さん」の二人はほぼ問題を解決しております。
…まぁ、あとがきにて「東雲水生」センセが書かれていたとおり、ほとんど「榛菜さん」個人のものでしたけれども。
そんな訳で、3巻での二人はエピローグ的な扱いで、全般的に出番は控え目。
お話としては、目立っていたサブキャラ、妹「明穂」、教師「透子」、学級委員「勅使河原知織」、既に出来上がっているカップル「白河美夕」、「遠野桐香」…という、周辺キャラたちの決着話となっておりました。

ダジャレの結末
※おまけ:ダジャレの結末
 このコマがお気に入り。4コマのネタ元にもなっております。

前回ブログで番外編とかあったら…という「美夕さん」・「桐香さん」についても、それなりにページを使って描かれております。
さすがに付き合い長いだけあって、彼女らは安定してますねー。
前巻よりもシリアスなエピソード(←当然か)を挟み込まれておりましたが、ひでるさん的にはカバー裏の4コマとか1コマ絵などのコメディーっぽい方が好きです。
また、サブキャラのままほったらかしにされるかと思っていた「知織さん」についても、ぴったりな相手が登場します。
ここはなかなか面白い部分なので、あえて秘密に。
二人のカバー裏4コマのネタが、これまた最高でした。
あとは、妹「明穂さん」、「透子先生」ですか。
正直なところ、登場カップル中では”なぜだかあんまり刺さらなかった”んですが、準主役たる「明穂さん」が絡むため出番は多めでした。
ぐいぐい「透子先生」に迫られているのですよ。

さて、話を戻しまして、ラブラブしていた「千夏ちゃん」・「榛菜さん」のメイン。
キスしたり抱き合ったりと終始距離が近い二人なんですが、ひでるさん10話「夏のはじまり」冒頭数ページ後が実に気になってます(笑)
ラストの13話「ほんとうの初恋」では、ついにあの方が登場。
ここで「榛菜さん」がどうなるのか、「千夏ちゃん」と一緒にドキドキしながら見て下さい

「木咲明穂」、「白河美夕」、「遠野桐香」
※左から「木咲明穂」、「白河美夕」、「遠野桐香」
 揉めてるっぽいシーンを集めてみました。

ブレない強めな線のすっきり絵柄。
濃淡バランス良く、全体も見やすく、白黒絵は↓表紙ほど少女漫画ちっくなものではありません。
男女問わずに楽しめるだろう、間口の広い作画でしょう。
この点ではさしたる突っ込み所はないので、違和感なければ手を出しても大丈夫。
判断には、あれば1巻の裏表紙が最も適切かなぁ。

全体的に、百合姫コミックスの連続話に相応しい、ごくごくスタンダードな百合漫画に仕上がっておりました。
普通(?)誰もが想像するであろう、お手本のような感じですね。
そんな訳で、新鮮味にはやや欠けますが、とっつき易い王道展開な漫画です。
ジャンルが好きな方、興味ある方には手放しでオススメできる単行本だと思います。
センセは先の「甘忍少女あずき」より、この系統のがいいかなぁ。

初恋姉妹 (3) (Yuri-Hime COMICS)初恋姉妹 (3) (Yuri-Hime COMICS)
(2008/04/18)
東雲 水生、津ノ守坂ソロリティ 他

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★過去に紹介した百合姫コミックス
ストロベリーシェイクSweet/林家志弦
voiceful/ナヲコ
くちびるためいきさくらいろ/森永みるく
絶対×浪漫/むっちりむうにい
SIMOUN シムーン/速瀬羽柴
少女美学/CHI-RAN
初恋姉妹/東雲水生
春夏秋冬[限定版]/蔵王大志
乙女ケーキ/タカハシマコ
夜空の王子と朝焼けの姫/袴田めら
かわいいあなた/乙ひより
秘蜜少女/CHI-RAN
楽園の条件/森島明子
マーメイドライン/金田一蓮十郎
EPITAPH エピタフ/硝音あや
GIRL FRIENDS/森永みるく[おまけ]


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■恋愛とセックスと僕と彼女 (草野紅壱)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ツンデレ
・おまけ: あとがき、作品解説、ゲストスペース、
      カバー裏に表題作エピローグ漫画、ラフ絵あり。
・その他: カラー(6P)、短編×7
      (うち「恋愛とセックスと僕と彼女」×5)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「草野紅壱(くさの・こういち)」センセの「恋愛とセックスと僕と彼女」です。

こちら、記念すべき10冊目の単行本だそうです!
おめでとうございます!!

さて、「草野紅壱」センセは特徴ある絵としっかりしたお話で、初単行本を買った時から記憶がなんとなくある(たぶん)という珍しい方なんですが、ここに至るまでのペースは結構早かったように思います。
すごいですね。
今回は全5話という長期連載の中編がメインとなっており、単行本のほとんどを占めております。
あとがきによると、長期シリーズは初めてだそうですが…あそうか、たいていは前後編とかそんなんでしたっけ。(←覚えてないじゃん)
これがなかなか完成度高いので、もう少し頑張って2話ほど追加して表題作だけにしてほしかったところですが…まぁいいか。

ヒロイン特集1:とりあえずは普段の千鶴香さん
※ヒロイン特集1:とりあえずは普段の千鶴香さん。
 3分の遅刻でこんなんです。…急に呼び出されたというのに……。

カバーから折り返し・中表紙(※表紙のリンク絵)まで出ずっぱりであった、「千鶴香」さん登場の表題作「恋愛とセックスと僕と彼女」
幼馴染みの「隆義」くんを呼び出した「乃木千鶴香(のぎ・ちづか)」さんは、突然彼にえっちするよう求めるのです。
恋愛感情なんてどーせまやかし
とか言い放つ彼女は、他人の恋愛を嘲笑う極端な思想の持ち主。
相手を「隆義くん」に求めたのも、”10年という長い付き合いで身近にいた”というだけの理由だったのです。
しかし、行為を重ねるうち、気持ちを抑えられなくなていった「隆義くん」は、遂に告白をしてしまうのでした…。
だいたいそんなお話。

えっち時以外はほとんど眉が逆ヘの字に吊り上った、ツリ目キャラの「千鶴香さん」
描いている「草野紅壱」センセにその意識はなかったようですが、読んだ感覚としては、確かに”ツンデレ”というくくりに入るキャラクターでしょう。
…まぁ、その言葉はかなり広義に解釈できるものですけどね。
とりあえず、すぐに想像されるような、「~だからねっ!」という最も一般的なタイプではありません。
えっと、箇条書きがいいかな。
◎とある事象もあって、自分の気持ちをしっかり認識できていない。
◎全体的にデレ部分は少なく、ほぼ強い言葉・態度で接する。
◎ほとんどの場面で自分勝手に行動している。
◎えっちだけは頻繁。
と、そんな感じなんですね。
貰ったラブレターを読まずに破り捨てる、憂さ晴らしでえっちする(※あるいは涼む目的)、いきなり呼び出す、という暴君な「千鶴香さん」
なお、初えっちでの一言は、「ほらっ、さっさとそれ入れなさいよっ」でした。
…るるる、男性はデリケートな生き物(笑)なので、そんなこと言わないで下さいよー。

ヒロイン特集2:ツンばかりな千鶴香さん
※ヒロイン特集2:ツンばかりな千鶴香さん。
 グーで殴られてます。となりに写っているのが「隆義くん」ですね。

センセが描かれる女性のほとんどは、”可愛らしい外観の割になんらかの癖をもっている”という性質だったと認識しておりますが、まさしくそんな総決算という方ですね。
特に告白された際のリアクションは面白く、耳を塞いで大声を出すなど、必死に抵抗しておりました。
でも、それを嫌っているという時点で、普段の冷めた言動とは異なるなんらかの変化があったのでしょう。
告白事件後から態度が変わってくるなど、いい切っ掛けではあったようですしね。
”ある程度の勇気と言う気が必要”ってことなのですよ。…お、ちょっとイイ事書いたかもしれませんよ。たぶん(笑)

後半になって本来の気持ちをはっきり認識してくると、
お前ちょっと変だぞっ!?
とか「隆義くん」に言われてしまうのでした。
やっと普通な女の子に近づけたというのに、嬉し悲しい娘ですねぇ。

他のキャラを極力控えて、徹底的に二人を中心とした構成も良かったと思います。
合間にある1コマのネタ、カバー裏にあった後日談も良いものでした。
非常によくまとまっており、「草野紅壱」センセの代表作たる作品に仕上がっただろう傑作です
もし機会があれば、番外編などでその後の二人を見たいですね。

ヒロイン特集3:まだデレ…じゃないよね千鶴香さん
※ヒロイン特集3:まだデレ…じゃないよね千鶴香さん。
 うーん、まだまだですかねー。

ちなみに、作画で後悔していたらしい、ウエーブかかったロングヘアは……うどんのようでした。
いや、悪い意味でなく。
髪の毛を切って、セミロングくらいにしても似合うと思いますよ。(←これは単にひでるさんの趣味ですが)

強い線のごっちゃりとした絵柄。
輪郭から首、身体に至るまで縦長な描き方と、横顔に特徴あります。
胸が小さくスリム体型な女性、白抜きな細い擬音など、センセ独特な様も相変わらず。
さすがに活動長い中堅どころな漫画家さんだけあって、個性がしっかり確立した、安定感あるものでした。
あえて細かいことを指摘するならば、構図が似通っているかなー、というくらいですかねぇ。
コメディー時の白目崩しなど、巧い方です。
いつものように裏表紙には漫画カットがあったので、判断はそちらにて。
「千鶴香さん」が百面相してます。

なお、収録された短編は女の子向け雑誌に掲載された「秘密の保健室」、コスプレえっちな「部屋とメイドさんと私」の2話です。
彼女をメイド服に着替えさせる際、わざわざ準備整うまで外出して待っている描写に笑いました。
わはは。男子ってーのはいいもんですね。

恋愛とセックスと僕と彼女(TENMAコミックスRiN)恋愛とセックスと僕と彼女(TENMAコミックスRiN)
(2008/04/18)
草野 紅壱

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★草野紅壱センセの漫画紹介記事
思春期絶対領域
妄想恋愛装置


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■厳守!きまり学園 (仏さんじょ)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■□□□
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : コメディー・風紀委員
・おまけ: 
・その他: カラー(4P)、折り返しにコメント、
      全6話。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「仏さんじょ(いむ・さんじょ)」センセの「厳守!きまり学園」です。

やっぱり「五月病症候群」にもあった、「さっちゃん」ネタが印象的な「仏さんじょ」センセ。
こちらのブログでは初オリジナル連載「ろりぽ ∞ アンリミテッド」を紹介しておりますが、そちらに続く単行本「厳守!きまり学園」が発売されておりました。
↓表紙・裏表紙を見ると、セクシー女性が登場するそっち系な漫画のようですが…内容はいかにもセンセらしい、馬鹿馬鹿しいお話で安心
1巻完結という長さも適度で、非常に楽しい1冊に仕上がっておりました。

風紀委員「菊川きまり」
※番長専任の風紀委員「菊川きまりさん」
 登場キャラクタで最もおかしいのが、実はこの方なんですね。

有数の進学校「自悠学園 中等部」の2年生として転校してきた、主人公「見城憲太郎」くん。
初代校長の胸像に突き刺さっていた”伝説の木刀”を何気なく引き抜きいたことから、20年ぶりに番長とされてしまうのでした。
望まずながら「学園公認番長」となった彼には専任の風紀委員「菊川きまり」がつき、四六時中監視されることとなってしまうのです。
授業にも出れない(※校則の規定により、1ヶ月に1回だけは出席できる)「憲太郎くん」が進級するには、きちんとそれらしい行動をするとつく”番長ポイント”をためなければなりません。
訳の分からない規則や非公認番長「白鳳院華虎」、特進風紀「瑞江みずは」、臨海風紀「百合鴎ゆりも」、体育祭風紀「御堂みさ」、バレンタイン風紀「日下部ぐり子」…など、各風紀らと絡みつつ、進級を目指すのでした。
まぁ、大雑把にはそんなお話。

非公認番長「白鳳院華虎」、突然登場の妹さん
※左:非公認番長「白鳳院華虎」、右:突然登場の妹さん。
 こうしたロリちっくなキャラも巧い方。「華虎さん」は予想外に目立たなかったですが…。

相変わらず、やたらな勢いと個性的なキャラで牽引するコメディー
紹介帯から連想されるような、スタイル良い女性とずっと一緒でラッキー…という雰囲気はまるでありませんね(笑)
服装から行動に至るまで細かい規則があり、らしくない番長「憲太郎くん」が色々と不幸になる様がなかなか良いのです。
こうした不幸描写については、「影崎由那」センセと並んで巧い方ですねー

1、2話目のような普通(?)の学園生活を中心にしたネタだけ進んでも良かったかなーと思いますが、お話は臨海学校に体育祭、果てはクリスマスなど、イベントが盛りだくさん。
(※クリスマス風紀もいるんですが…名前がネタになっているので、上では省略しました)
そうして話数を重ねるごとに、「きまりさん」のことが好きな特進風紀「みずはさん」が不幸描写の中心となり、同時にどんどん目立たなくなっていく主人公「憲太郎くん」も面白いのです。
実は足が速く、屋上クラスでまともな授業を受けれていない筈なのに、成績では常にトップという妙な頭の良さも一種のコメディーですね。
ハナたんを守ってあげる会」というロリ集団がバックに控えている「華虎さん」や、もともと成績上位クラスであった先の「みずはさん」など、ことごとく成績上位者が主要キャラで並んでいるのに、徹底的に脳内が番長規則で埋め尽くされている「きまりさん」がまたやたら独特。
番長道に反する答えは選択できないらしく、各教科の回答は滅茶苦茶なのでした。
…それでも123点は獲得しているんですけどね。

授業には出れない
※おまけ:授業には出れない規則。

なお、ブルマやスクール水着などサービスカットは多く、果てはパンチラやヒロイン「きまりさん」の全裸などがありましたが…
豪快すぎて、何だか全然ありがたみが無いです…
という言葉そのままな感じでした。
また幸か不幸か、「仏さんじょ」センセの絵にはえっちっぽさが薄いですしねー。

軽い線のすっきり絵柄。
のっぺり平たく、適度に荒れたような作画なので、癖が強いのです。
その感じがまたセンセ独特で、一種のコメディーとなっている(と思う)んですが、人を選ぶ絵ではあります。
色がつくと若干雰囲気が変わるので、↓表紙を脳内でうまーく線画変換して判断して下さい。
ネタで勝負する方ですから、違和感が薄ければ手を出して問題ないでしょう。

なんでもありな学園にて各キャラが好き勝手しているような、実に楽しい単行本でした。
特に最終話は「ろりぽ ∞ アンリミテッド」を知っている方にはびっくりすると思います。

厳守!きまり学園

厳守!きまり学園


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■美~ちく (DISTANCE)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・巨乳
・おまけ: あとがき、カバー裏にカラー別絵、
      加筆あり。
・その他: カラー(6P)、短編×7。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「DISTANCE(でぃすたんす)」センセの「美~ちく B-CHIKU」です。

今年1月に「お乳屋本舗/八十八良」を紹介していることもあり、心なしか「胸」を題材にした漫画に惹きつけられるひでるさん。
今回はタイトル段階から気になっていた、ベテラン「DISTANCE」センセですね。
あとがきによると、なんと18冊目の単行本だそうです。
ためしに、ざーっと単行本のラインアップを調べてみましたら…1冊以外は全て所持しておりました(笑)
なんというか、いろいろ凄いことですね。

ゆかりさん、美保さん
※左:ゆかりさん、右:美保さん。
 妙な告白に困惑する「美保さん」なのです。やっぱり学校舞台が多かったですね。

さて、今回の「美~ちく B-CHIKU」は全て短編な構成でした。
前の「しちゃう?」もそうでしたが、話数的には多くないものの、それぞれページ数がありますんで、ボリューム的な問題はありません。

カラー原稿のある短編「黒タイツ先生の憂鬱」
補習で居残っていた生徒「ハジメ」くんに告白された古文の女教師。
その時は婚期を逃していたあせりなどもあって、一度関係してしまったのでした。
やっぱり補習を受けていた「ハジメくん」に再び迫られた彼女は、もう一度快感を味わうべく、交換条件を出したのです。

…なんで、コレ1番目じゃなかったんだろう。
よくあるパターンの勝負ちっくなえっちで、必死に強気な態度を崩さぬよう頑張る先生が可愛らしいのです。
連続で補習を受けていたり、その最中にノートをエロ妄想で埋めていたり…すっかり勉強から遠ざかっている様子の「ハジメくん」
”勉強できたらご褒美に~”とかにしなかったのは、先生の失敗でしょうねぇ。
なお、冠に黒タイツとある割に、あまりそれがピックアップされていなかったのは残念なところでした。

同じく教師モノ「え・れ・じ・い」
テニス部「滝本美津子」さんに憧れる水泳部の「学」くん。
水泳部の顧問「姫子」先生は「美津子さん」の実姉で、二人の仲をとりもってあげようと持ちかけるんですが…あまりの消極的な「学くん」の態度に、文字通り一肌脱ぐのでした。

先生二人
※左:古文教師、右:「姫子先生」
 先生二人です。あのー「姫子先生」、なにやら透けてるんですが…。

先の”勢いでしてしまった”という方とは違い、こちらはえっち抜きにしても頼れる先生。
悩む「学くん」を言葉だけでなく、態度でも励ました「姫子先生」は、気さくで包容力もある、非常に良いキャラクター。
どうやら、アフターフォローも万全なようでしたね。
弱気で自信ない生徒を優しく導く、読後感爽やかな大人な女性のお話です。素敵ですね。
うーん、「美津子さん」より、絶対に「姫子先生」のが憧れの対象になると思うんですが…。
(※ちなみに、「美津子さん」は登場2コマだけで詳細不明なの)
特に着ている競泳水着など、ぱっつんぱっつんで、色々目の毒でした。

「初ものエクスタシー」はソフトボール部キャプテン「ゆかり」さんのお話。
部員「宮田由里」らが始めたえっち話に、
ちゃんと避妊しなきゃダメでしょー」
とか顔を真っ赤にしながら言う「ゆかりさん」
こうした、体育会系の活発な女の子というのはセンセの十八番ですね。
”絶対に駄目”とかさんざん言っておきながら、まったく正反対の行動をとってしまうのが秀逸でした
間際では「近江」くんのが逆に慌ててましたね。
こちらはなにげにスパッツ漫画でもありますんで、お好きな方はどうぞ。
なお、お隣の「まなみ」ちゃんと「勇介」くんの「エンゲージ×インサート」もちょっとだけですが、スパッツ漫画です。
こちらはビデオを見てどうの、というラブコメちっく話でした。

弥永都さん
※弥永コンチェルンご令嬢「弥永都さん」です。
 なかなか美味そうなのですよ。お腹すきます。

ほか、「彼女の**規模な失敗」はお腹に肉がついてしまった、という眼鏡の「ゆみ」さん。「アブソリュート ノーマル」は生徒会に所属する「美保」さんのエピソード。
単行本のページを開くと、いきなりドタバタと始まる短編「フロイライン アサルト!!」は収録中で最も雰囲気の異なる短編でした。
”二十歳の誕生日に全国の候補から選ばれた男性の元へ嫁ぐ”というしきたりのあった、弥永コンチェルンご令嬢「弥永都」さんが当選(?)した「神足トヲル」に嫁ぐというお話。
夕食を作ったりお酒の相手をする「弥永都さん」は、当然夜のお相手まで頑張ろうとするんですが…
大丈夫です。実践はまだですが、座学で学びましたので
とかなんとか言っておりました。いいですね、羨ましいですね。
今後はひと波乱ありそうなラストでしたから、もう少し広げて数話の中編とかでもいいかなーと思いました。

活動は長期な方ですから、どちらかでセンセの絵は見ているでしょう。
くっきり濃厚な作画で人物絵はむっちりとしたお姉さん系に特徴。
癖が強いですが、えっちシーンに迫力あり、心理描写も巧みなので、お話としても楽しめる数少ない漫画家さんの一人です。
↓表紙に違和感なければ、問題ないです。
なお、某漫画店舗では描き下ろし小冊子(全8ページ)がつきますんで、「オマケのすぱっちゅ」の1話分お得です。
おそらく数には限りがあるでしょうから、気になった方は素早く店頭まで。

美~ちく美~ちく
(2008/04/19)
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 あおぶひでる

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 まんがとの出会いは一期一会。そんな、漫画の魅力についてのんびり書きたいと思います。
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