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■脳内変換彼女 (山田可南)

★まんがデーター [8/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 仕事・色々
・おまけ: あとがき、ゲストページ、
       カバー裏に別絵。       
・その他: ポートレートつき、カラー(4P)、
       短編×12(うち「オモチャなオシゴト」×2、
       「Aの憂鬱」×4)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「山田可南(やまだ・かなん)」センセの「脳内変換彼女」です。

見たような、見ないようなという「山田可南」センセ。
どっちかと言うと女性向けな漫画を描かれる方だったんですね。
記憶あるような感覚は、毎度のごとく勘違いなようです。

さて、特製ポストカードも付いているという「山田可南」センセの「脳内変換彼女」
しかし、紹介帯などの売り文句”全作品コミックス初収録!!”って、それ当たり前じゃないかなぁ
センセの単行本を持っている方には有難い表記かもしれませんが。

覚悟を決めてくれるね
※おまけ:覚悟を決めてくれるね。
 おおう、なんだか次が期待できそな台詞ですよ。

表題作の短編「脳内変換彼女」
出版社の営業に転職した主人公は「大沢」先輩とともに得意先回りをしておりました。
その「大沢先輩」は何かのタイミングで、ピクッという謎の反応をしていたんですが…というお話。
うん、ページ数が足りないかなぁ。
ネタ的には面白いものでしたが展開早く、その後のえっちシーンもやや弱めです。
主人公はもっとガツガツしても良かったと思いました。

前後編の連続話「オモチャなオシゴト」
えっちなアイテムを製造・販売している小さな会社に勤務する、”「栗子」さんの受難”みたいなお話。
ありがちな設定ですが、眼鏡にショートカット、ついでに貧乳という容姿の「栗子さん」は良かったですね。
並居るキャラをおさえて露出も多く、裏表紙を飾っているほか、中表紙にあとがき絵、特製ポストカードにまで顔を見せるという、準メイン扱いでした。
なかなか格好いいわりに、やや変な男性「亀有」くんとの相性も合っており、今後は問題なさそう。
しかし、「はい、これ今日の」…って、あんなんはセクハラじゃーないの?
いくら商品がそっち方面とはいえ、解雇(リストラ)なんてしたら裁判で負けそうですね。

大沢先輩、栗子さん
※左:大沢先輩、右:栗子さん。
 なんだかブラしてなさそうな「栗子さん」なのでした。

全4話のオムニバス「Aの憂鬱」
「A」というのは、単純に名前とかを指しているのかな。
1話が少女漫画雑誌の編集者「安藤」、2話がエロ漫画女性編集「小林亜衣」と続いたので、てっきり編集者の苦悩みたいなのかと思いましたが、違いました。
お話で言えば、3話下着売り場での流れるようなえっち、4話の故障で密室となったエレベータにて、閉所恐怖症な彼女「あづみ」さんを紛らわすためのえっち、などはページ数とのまとまりも適度でした。
なお、2話のエロ漫画・女性編集ですが、実は似た経験あります。
確かに一瞬は引きますけど、あんがい女性とかなんとか関係ないもんですよ。
お互い仕事ですから。

インストラクター「涼子先生」、店員さん
※左:インストラクター「涼子先生」、右:店員さん。
 この店員さんの短編は成年漫画のような展開で良かったです。黒いし。

ほか、百合漫画っぽい色のある短編「トライアングル★レッスン」、競泳水着の似合うインストラクター「涼子」先生の「時間外特訓」、原作「まりぴょん」センセという「カエルと女子高生」などが収録されておりました。
全体的に大人しく、あまり統一感ない単行本です。

しなやかな細線のすっきり絵柄。
白が目立ち、変形コマの多い雰囲気はなんとなく少女漫画ちっく。
人物絵は余計な線なく、すらりとしたスタイルです。
↓表紙の感じを期待すると、ちょっとあっさりしててがっかりするかなぁ…。
系統としては、「成沢円」センセ、「大島永遠」センセみたいな感じですね。
また、時期が違うのか、各話で若干づつのバラつきがありました。

爽やかで読みやすい単行本ですが、半面コレという色に欠けた単行本です。
中表紙のカラー絵は唇の感じとか、2人のバストトップの違いなど良かったんですが(笑)

脳内変換彼女

脳内変換彼女 (ヤングコミックコミックス)


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tag : 少女漫画百合漫画ショートカットセクハラ競泳水着バストトップ

■おとなスイッチ (てっちゃん)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・ロリ
・おまけ: あとがき(エピローグの2コマあり)、
       連続イラスト
・その他: カラー(6P)、折り返しにコメント、
       短編×10(それぞれ同一世界)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「てっちゃん」センセの「おとなスイッチ adult switch」です。

あとがきによると、こちら「おとなスイッチ adult switch」が4冊目の単行本だそうです。
(※前に紹介した「ちびあな」を5冊目と紹介しましたけど、違ってたみたい)
当初はありがちなロリ短編集と思いましたが、それぞれお話にはキャラだけでなく、場面も繋がっているというプチ・ザッピングなオールスター方式なのでした。
若干ずつではありますが繋がりあることにより、まるで長編を読んでいるような感覚なのです。
そう言えば、前の単行本「ちびあな」もこうしたオールスター方式だったんですねーすっかり忘れてましたが。
こんなん大好きなひでるさん。
ちょっと、詳しくまとめてみました。

ナツキ、莉菜
※左:ナツキちゃん、右:莉菜ちゃん。
 「ナツキちゃん」を見て、思わず気が高ぶってしまう「莉菜ちゃん」なのでした。


★おまけ:「おとなスイッチ adult switch」 の世界まとめ。
(数字は話数[↓下参照]、=は近い別の場所、括弧はヒロイン名、という意味)

■さらに前(?):
 07川村不動産(あゆむ父、人形受け取る)
■その夕~夜:
 07[唯]マンション(207下見)   
■前日(?):
 05,06[あゆむ]家のお風呂

■昼:座学
 04[イオリ]教室   
 08[メグ]マンション(引っ越しシーン207入居、鍵を拾っている)

■昼:体育(?)前
 04[あゆむ、楓]女子更衣室=04[イオリ]ロッカー内
■昼:体育(?)後
 01[ナツキ、彩音、莉菜]女子更衣室=04[イオリ]ロッカー内

■昼:自習時間
 04[イオリ]女子更衣室=05[あゆむ、楓]外から覗く
 02[莉奈]屋上            

■夕:下校時刻
  02[莉奈]教室?=02[ナツキ、彩音]外から会話
 10[サキ、あゆむ、千春]教室(お泊り相談)
※「彩音」は鍵なくしていることに気付く。

■夜1:
 05,06[あゆむ][綾音]学習塾 
■夜2:
 05[あゆむ]学習塾
 06[綾音]ドライブ(あゆむ父、人形渡す)

■夜3:雨が降る
 01[ナツキ]車内
 02[莉奈]教室?
 03[彩音]隣の部屋
 08[メグ]お風呂
 09[サキ、あゆむ]お泊り
 10[千春]自宅
※「彩音」鍵を求めて交番へ。「メグ」鍵を届けに交番へ。
  

…だいたい、そんな感じ。
(※あの表を作成するのに、2時間くらいかかったひでる[本当])
服装が同じだったり、違っていたりと、各話によってバラバラで正確なところは不明なんですが…もしかしたら、女子更衣室の日と、夜に雨が降った日は別かもしれません。
まぁ、こんなん調べても、「だからどーした?」って感じなのかもしれませんが。
とりあえず、ごくごく近しいところでロリえっちが散々に繰り広げられているという、実に危険な世界なのですよ(笑)

今回の各話を繋ぐポイントは、女子更衣室、学習塾、マンションという3点です。
うち、女子更衣室に関わるのが、01「おねだり」、02「みーんな悩んで大きくなった」、03「あまやどり」、04「ロッカーの中」という4話。
「おねだり」でのメインヒロイン、ツインテールの目立つ「ナツキ」ちゃんは自らのエロ写真を送ったり、下着穿いてなかったりする危険な娘さん。
ちなみに、撮影シーンの冒頭カラー部分は、若干変えられて4話「ロッカーの中」でも登場しています。
「みーんな悩んで大きくなった」は教師と「神倉莉奈」ちゃん。
1話目では「莉菜」となっていましたが…そっちが誤植?
保健室へ行く、とか言っていたのに、なんであんな目立つところで始めちゃうかなぁ。
しかし、後半は帰宅途中の「ナツキちゃん」「彩音ちゃん」と喋るところは、さすがに違和感がありました。
いやいや、あの体勢はあり得ないでしょ。…体の向きが逆で、咥えている状態(←なにをだ)というなら、まだ分かりますが。
収録の短編にて、もっとも遅い時間かもしれない「あまやどり」の「彩音ちゃん」は隣のお兄ちゃんと。
せっかくスパッツなんですが、雨でズブ濡れにされたことでお風呂に入る展開なんですが、そのためすぐ脱いでしまうのです。残念ね。
1話目の撮影シーンでノリノリでしたが、「毎日するからだょォ」という台詞で納得。

あちこちの漫画で見かける、”更衣室のロッカーに女の子と閉じ込められる”というシチュエーションの「ロッカーの中」
唯一の眼鏡キャラ「藤崎イオリ」さんとお兄ちゃんですね。
このエピソードは上の女子更衣室グループと学習塾グループを結ぶポイントとなるもので、メインヒロインである「イオリさん」らのえっちと共に、内外にて様々な女の子が登場する、贅沢なお話になっております。
特殊な環境下で思わずシテしまう流れ、身長差があるため胸に当たる、という描写もいいものでした。

唯ちゃん、あゆむ、サキ
※左から、唯ちゃん、あゆむちゃん、サキさん。
 マンション系な3名。文をはしょったので、せめて画像だけでも。

女子更衣室の2人を覗いていたのが、「楓」ちゃんと「川村あゆむ」さん。
その「あゆむさん」の父親をメインとしたのが、05「親ノココロ娘シラズ」、06「お父さんは心配性」という2話。
なかなか立派なビルである、「川村不動産」の社長さんなんですね。
結婚するまでは-ずーっとお父さんと一緒にお風呂入ってあげる
…とか言っておりました。
ぜひそうして下さい(笑)…って、お父さんのが照れるよねー、きっとで。
ちなみに、男子の前でも平気で着替えるそうでした。
まだまだお子様です。
「お父さんは心配性」もそちらと密接にリンクした短編で、ツインテールな「綾音さん」が登場します。
一瞬前の「ナツキちゃん」かと思いましたが、年上と付き合っている(?)こともあるのか、こちらの「綾音さん」のがやや大人びた感じですね。
思わず嘘ついちゃうあたりとかが、可愛らしかったです。
いままでは娘のことを聞くだけで、関係を持とうともしなかったお父さん。
お仕置きだっ」とか言ってましたが、その直後には娘「あゆむさん」に驚かされることとなるのでしたー。
こりゃ自業自得か。
なお、巻末の連続イラストはたぶん「親ノココロ娘シラズ」の「楓ちゃん」だと思われます。

続いて、その「川村不動産」繋がりからのマンション系、07「お兄ちゃんは悪くない」、08「刺激が欲しい!!」、09「ヒロ君の魔法」、10「おとなスイッチ」という4話。
各話の繋がりはちょっとだけで、関連としてはあまりないです。
「メグ」ちゃん、「千春」ちゃんは実兄との近親、「伊藤唯」ちゃんと「サキ」さんはお兄ちゃんっぽい位置づけな方とでしたね。
「お兄ちゃんは悪くない」「刺激が欲しい!!」はオチ部分のコメディーが楽しいです。
…えーなんだか長くなったので、ここまでにしておきますね。
暗さや極端な描写などのない、お話群でした。

乱れない、しっかりとした線のすっきり絵柄。
ベタ・トーンなどの濃淡は適度な感じで、背景から小物などまで巧い方です。
楕円な輪郭と、それに比べてあまり大きくない丸い目が特徴。
↓表紙・裏表紙の判断では勘違いしそうですが、あまり濃くないロリ系だと思います。
非常に安定感のある作画で、また漫画も巧く、あの感じに違和感がなければ楽しめるでしょう。

おとなスイッチ

おとなスイッチ (セラフィンコミックス)



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tag : スパッツコメディーツインテール

■たいらんと・ぱにっしゅ (笹倉綾人)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・貧乳
・おまけ: あとがき、ラフ絵、
     イラスト「夏休み風景」、カラーイラスト、
     カバー裏にキャララフ絵。
・その他: カラー(8P)、短編×10
      (うち「以上・未満シリーズ」×2)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「笹倉綾人(ささくら・あやと)」センセの「たいらんと・ぱにっしゅ」です。

漫画好きな皆さま、本日はお疲れ様でした。
今週末は成年系より、一般漫画のが目立っていた感じでしたよー。
それに、発売されると聞いていた「初犬3巻」も見当たらなかったですし…もしかして延期?

そんな訳で、今回のメイン「笹倉綾人」センセの「たいらんと・ぱにっしゅ」なのです。
いかにもロリっぽいですが、全体で見ると「貧乳」という属性な単行本。
カラーが多かったり、前巻「少女流幸福攫取論」からの同キャラもいるなどファンには嬉しい構成でしたが…もっとツンデレちっくなキャラがいても良かったかなぁ、と思いました。

さやかさん、マナさん
※左:さやかさん、右:マナさん
 つまらんと腹立てているゲームのコスプレされたら、そりゃーうっとおしいでしょう。

前巻収録の「恋人以上パパ未満」から続く、同キャラの連続話「微熱以上お粥未満」、「マーキング以上浮気未満」
もともとは上司の勧めで知り合った、「マキ」さんの娘が「マナ」さん。
その手前もあり、「マキさん」とデートを重ねる「誠一郎」ですが、彼の目はその娘「マナさん」に向いていたのでした。
素直に気持ちを表現できない「マナさん」の言葉に「誠一郎」が想いを爆発させる、ってなロリ恋愛モノだったんですが…。
その後のエピソードなのか、それはそれとしたのか、今回収録の2話は一転してラブコメちっくになっておりました。
「マーキング以上浮気未満」を見る限り、結婚はともかく、うまくいったんでしょうか?

「微熱以上~」は風邪をひいた「マナさん」を看病する短編。
確かに病気ではありましたが、すっかり年下な彼女の尻に敷かれている「誠一郎」
楽しそうにお粥を作っているシーンなど、主婦要素満点です。
次の短編でも、会社から帰宅したばかりというのに「今から急いで夕食の支度を…」とか言っておりましたよ。
(※…でも、こんな人こそ会社では別人みたいに働いてそうね)
看病ネタの定番という”体を拭いてあげる”シーンがあり、上半身だけ裸で抱きついてくる描写などが良かったです。
…もうちょっとゆっくり見せてくれてもいいかなー、とは思いましたけれど。
続く短編「マーキング以上~」は「誠一郎」の誕生日ということで、彼のために頑張る、シャツの口紅から浮気を疑って暴れる、というような、ツンデレちっくな特性を遺憾なく発揮しておりました。
他の女なんかに絶対渡さない
えっちでの台詞はなかなか印象的でしたよ。
…そうした勢いで、自らの母親から奪取したんでしょうか。
機会があれば、そのあたりも見てみたいですねー

これまた前巻より続く同キャラの短編「放課後の家庭教師」
同級生から担任教師まで、立派な男子に更生してきた(笑)、「小宮山」さん。
今回の相手は、家庭教師「田村」先生なのでした…。
舞台が学校から「小宮山さん」の自宅へ移ったこともあり、実際に彼女が執事までいるほどのお嬢様ということが判明しました。
服を着て普通にしているコマはお嬢様そのもので、キレた際とのギャップが素敵なのです。
やっぱり、プチッ…「お脱ぎなさいっ!」という展開の、しっかり確立されたパターンな漫画。
毎度お馴染みで目新しさには欠けるものの、これで正解なのでしょう。
かっちりした下着とロングヘア、そして何よりもあの口調は相変わらずでいいですね~、「小宮山さん」は。
ひでるさんとしては、またカバー裏とかに登場してほしかったです。
あるいは、表紙でも良かったかなぁ。

小宮山さん
※小宮山さん。
 この変身っぷりが素敵です。このままシリーズ続けてほしいです。

もう一つのツンデレな短編、冒頭のカラー原稿から始まる「Presso…」
アイドル「天野しほ」、そのマネージャー「奥山」というカップルです。
こちらは、事務所社長に見せた「しほさん」の表裏ありありな態度が最高。
マネージャー「奥野」との描写については、先の「以上・未満シリーズ」みたいな感じでしたね。
デレな部分をラスト1ページに持ってきたがため、「しほちゃん」の可愛さがより強調されておりました。

アナタのウマ味ひきだしてアゲルー
…という、いかにもな台詞が楽しいコスプレ近親話「さやかの変身くっきんぐ」
こうしたネタでは、普通そのキャラがお気に入りだったりするんですが…「さやか」さん演じる元キャラ「合成化学超美戦士マイミー」は、さんざん遊び倒して、クソゲーというのを思い知らされていたゲーム。
そんな訳で、いまいち盛り上がらないお兄ちゃんが楽しい漫画になっておりました。
半裸に学ランという「さと」ちゃんの「モノクロームめもりある」は、そうしたコスプレちっくな姿で、しかも寝ているというシチュエーションですね。
そりゃイタズラしたくなるでしょー。

ほか、女性のが年齢高い、競泳水着な「流依」先輩の「特訓だよ。」以下3話の短編。
幼い容姿な年上「メグ姉」の「25cmで届く想い」
本編もいいんですが、ここはラストですね。
できれば、巨乳美女という「森口ミユキ」さんと揉めるシーンが見たかったなー、とか。
眼鏡とみつあみという文系な容姿の「みちる」さんが登場する「優しい絆」
こちらの「みちるさん」は収録で珍しい、いじめられ系な女の子なのでした。

柔らかな線のさっぱりとした絵柄。
基本的には丁寧ですが、適度に荒れるっぽいのが、「笹倉綾人」センセの持ち味ですね。
トーン処理で全体はデジタルな薄い灰色。
コマ割りは小さく、えっちで盛り上がってくるとページはごっちゃり気味になっておりました。
キャラ絵はすっきりなんですけどねー。
ヒロインは丸めな顔と細く凹凸のゆるい身体のロリ絵ですが、年齢は低いだけではなく貧乳という風情。
おおむね↓表紙そのままなので、そちらでの判断をどうぞ。

前巻ではお腹に文字が書いてありましたが、今回は足の裏に「I Punish You!」とか書かれておりました。
そのまんまですね(笑)
裏表紙の絵から、ああいったファンタジーものがあるかと期待したんですが…カバーだけなんですねぇ。

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(2008/06/27)
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tag : コスプレラブコメロングヘアファンタジー

■カノジョは官能小説家 2巻 (後藤晶)

★まんがデーター [14/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : 熱血・業界モノ
・おまけ: 特別付録「黒鬼千尋の官能劇場」
・その他: 11話収録、現在は2巻まで発売中。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「後藤晶(ごとう・あきら)」センセの「カノジョは官能小説家 2巻」です。

本当は、「海野留珈」センセの漫画を紹介しようと思っていたんですが…ぎりぎりで変更しちゃいました。
その予定のなかった、「カノジョは官能小説家 2巻」ですね。
こちらのブログでは、過去にアニメにもなった「21時の女~ニュース・キャスター 桂木美紀~」、もひとつ成年系「お嬢様とボク」、そして「カノジョは官能小説家 1巻」を紹介しております。
そちらの際には、やや微妙だよーってなコメントをしてしまったので、お詫びの意味も込めました
いやいや、これはオススメですよ、ええ。

黒鬼千尋、アユミちゃん
※左:黒鬼千尋、右:アユミちゃん。
 サービスシーンは、この後もうちょっと続いてます。

SM小説雑誌の新人編集者「椎名圭介」くん。
もともとファンであった看板・売れっ子美人官能小説家である「黒鬼千尋」の担当となったのです。
一切の妥協を許さない「千尋さん」は担当にも厳しい方でしたが、持ち前の熱心さとバカさがためへこたれず、次第に信頼されることとなっていくのでした。
そんな頃、仕事場へ顔を出すと、「千尋さん」は机の下に籠もっておりました。
”うまく仕事がはかどらない際にこうした状態になる”とのことで、心配した「アユミ」ちゃんは「椎名くん」を巻き込んで…と、だいたいそんな続き。

よくある業界漫画の2巻ですね。
前述しておりますが、1巻の時点では正直なところ、あまりピンときませんでした。
つまらなくはなかったんですが…なんだか無難な感じで、えっちっぽい空気があるもののサービスシーンは薄く、印象に残らなかったのです。
でもね、この2巻は良かったですよぉー。
さっすが「後藤晶」センセ、やっぱりお話の巧い方でした。

キレる「千尋さん」
※おまけ:キレる「千尋さん」

流れとしては、1巻からの続きのエピソードに絡めて、「千尋さん」の新刊にまつわるお話が続いております。
前半は2巻の表紙を無事にゲットした、「アユミちゃん」がちょっとメイン。
さすがに「後藤晶」センセは成年漫画で腕を振るっていただけ、肝心なトコが隠された下着程度の絵ながらもえっちに描かれておりました。
続く「千尋さん」の最新刊企画の場面では、前巻とさしたる変化はなく。

”誰が”の部分をより丁寧に描き、そこに”なぜ”をじっくり書くことで、後の”何をしている”の部分に感情移入しやすくなり、結果それがより官能的になるのよ

…みたいな、作者・編集者の攻防は、見ごたえありました。
しかし、まぁなんのかんの言っても・やっても、ヒロイン「千尋さん」は仕事熱心なだけで、本来は可愛らしくイイ人なんですね。
そのため彼女がメインになると、小説家としての仕事人な一面を拡大させて突っ走るほか、「椎名くん」といろいろ絡んで2人の仲を進展させる、あるいは凛々しい顔が崩れるえっちくさい雰囲気になる…という役どころ。
そこに「アユミちゃん」が加わったとしても、それぞれに微妙な距離と立場があるため、三角関係にすらならないのです。

心配する「千尋さん」
※心配する「千尋さん」
 …こんな感じに、やっぱりイイ人なのです。可愛いですしねー。

ここでピックアップされるのが、もう一人の登場人物、正体不明な和服美人「咲子」さんなのでした。
今になってよくよく1巻を見返してみると、ちらほらとそんな伏線がありました。
5話、8話ですかね。
今回は、挿絵の「春澤彩」先生に「椎名くん」が初めて挨拶・打ち合わせに赴くという展開があるんですが、そちらに「咲子さん」が同行するのです。
…で、

・挿絵師の「春澤彩」先生は、気難しい方。
・「春澤彩」先生と「咲子さん」は仲良しで、積極的に同行を申し出る。
・しかし、「千尋さん」は彼女の同行を賛成せず、逆に「気をつけてね」と警告する…。

だいたい、そんな感じで事前情報がもたらされるんですね。

…この後からが、非常に良かったのです。

「千尋さん」が語る編集と作家の関係。
意外な挿絵師「春澤彩」先生の正体と、それに続く怒涛の展開。
そして、普段から笑顔を絶やさない、「咲子さん」の真意。

咲子さん
※咲子さん、明暗の図。
 うっわー、と驚くだろうこと請け合いです。その時、「椎名くん」は!?

2巻にてにわかにクローズアップされた「咲子さん」は、当初の印象が大きく崩れる、実に良い毒のあるキャラでした
色々書きたいのは山々なんですが、あんまり書いてしまうと読んだ際の楽しみが減ってしまうので、ここまでにしておきますけれど。
責任者たる編集長も非常事態にアツく、「椎名くん」も大慌て。
そして、その目前に平然と「咲子さん」が顔を見せる…。

果たして、どんなんなるのか、ぜひぜひ単行本でご確認下さいませ
やっぱり漫画は揉めてこそ、ですよねー(笑)
キャノン先生トばしすぎ/ゴージャス宝田」とか「春夏秋冬/蔵王大志」とか…。(←”揉める漫画”ですぐ頭に浮かんだ2冊ね)

きっちりとした強く丁寧な線の、すっきり絵柄。
コメディーは無論のこと、細かい心理描写についてもよく描かれておりました。
絵はもちろん、漫画も巧い方なので、この点については何の問題もありません。
ぽってりとした唇と筋の通った鼻という、特徴のある人を選ぶ絵柄なので、↓表紙にてご判断下さい。
ただ、非常に洗練されておりますから、癖は大きな問題でないと思いますが。

ちなみに、ラストでは「姫咲美結羽」先生なんて、またややこしそうな新キャラが登場しておりました。
こりゃ、3巻も必見です!

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(2008/06/25)
後藤 晶

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tag : 官能小説コメディー三角関係

■やわらか・ピーチ (いまいずみあつし)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき、修正あり、
      カラー描き下ろし(?)「おーだーめいど」、
      カバー裏に別絵・作品コメント。
・その他: カラー(8P)、カラーイラストページ、
      イラスト「ふんどし娘」、短編×11。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「いまいずみあつし」センセの「やわらか・ピーチ」です。

こちらが初見だと思っていたら…「いまいずみあつし」センセの初単行本、「サクラサク」を所持しておりましたね。
(※センセのHP見るまで、まっったく気付きませんでした)
この「やわらか・ピーチ」はそちらに続く2冊目の単行本です。
前巻は連続話などもありましたが、今回は短編のみ。
「いまいずみあつし」センセはゲーム原画まで手掛けているらしく、カラーは秀逸な出来栄えなのでした。

さて、そんな訳でカラー原稿のまま収録された短編「おーだーめいど」
メイド「紫乃」さんとご主人様「裕一」のショートですね。
……メイドで、「紫乃さん」って…なにやら覚えありますが……そうね、「続月花美人」の女学生メイドが「若槻紫乃」さんでした。なっつかしいですねー。まぁ、キャラとしては全然違うんですが。
完全にメイド服を脱がなかったのもいいですが、4ページできっちりまとまっていたのも良かったです。
たぶん、こちらは描き下ろしだと思います。

鈴凛、小町
※左:チャイナ「鈴凛さん」、右:メイド「小町さん」
 一応比較絵のつもりなんですが…修正もされたそうです。

最も最新である「ご奉仕・ご褒美」は同じくメイドものになっています。
メイド「小町」さんとご主人「国光」さまの短編なんですね。
なぜかネコ耳なカチューシャをとっつけている「小町さん」ですが、それについては誰も突っ込みなく。
そういう服装のきまりなのかなぁ。
小さいコマでしたが、ひょいっと横から顔をのぞかせる「小町さん」の仕草が、なにげに可愛らしかったです。
しかし、ここは何よりもご主人「国光さま」
君も、こちらも、片手で十分
…だって、かっちょえー!
うん、やっぱり男子たるもの、かくありたいですね(笑)

同じメイドでも、上記2話とはジャンル違いの「うしうしばん☆ばん」
喫茶店激戦区にて、つぶれそうでつぶれない人気店がありました。
そちらでは、搾りたてミルクを看板メニューとしているんですが…生産を担ってきた店のエース「みるく」ちゃんのお乳が突然出なくなってしまったのです。
そこで、国内屈指の「搾乳師」である店長は…と、だいたいそんなん。

おまけ:一人のメイドさん
※おまけ:一人のメイドさん。

まぁ、成年漫画→ミルク→xxxx…という流れでは、当然こうした搾乳モノになりますよね。
こちらの漫画ではもう一人のメイドさんが登場するんですが、ひでるさんはそっちの娘が好みでした。
ちょっとキツ目で、黒髪がショートカットであるという(笑)
この娘がえっちシーンに絡まなかったのは、非常に残念でしたけど。
「神の手」とか言われているだけあって、こちらの店長さんは凄く、わずか2ページ程度で母乳を復活させていました。
ただ、意外とびゅーびゅー噴き出している描写はなかったですねー。

お隣のショートカットな一人娘、「羊野芽利衣(ひつじの・めりい)」さんの「突撃隣の娘さん」
センセの漫画はほとんどのヒロインそうですが、顔の割に立派な胸。
そんなんなのに、「芽利衣さん」はノーブラだったりするんです。
つけるの忘れた」ということでしたが、天然とか言ってる以上の問題ですよ。あっぶないなぁ。
ほかにも、乳首が弱いという設定があったり、シマパンだったりもする、良い娘さんでした。
えっち最中(※いちおう、第1ラウンド終了の直後ですが)に親が帰宅し、ぶっとばされるという展開。
しかし、そちらがオチでなかったのは、この短編の珍しい点です。
あとがきによると、「えろくなかった10ページ以上を泣く泣くカットした」とのことでしたが、それを見たかったなぁ。
うーん、やっぱり成年漫画は難しいですね。

芽利衣さん、貴絵さん
※左:芽利衣さん、右:貴絵さん。
 ちなみに、「貴絵さん」は私服ではパンチラしたりしてました。

関西弁な女の子の短編「なんでやねんっ!」
眼鏡でハリセンを持ち、ああいった性格だと…どうしてもあのキャラを思い出しますね。(←こちらは胸大きいですが)
そんなん好きな貴方はぜひどうぞ。
学校時ではミニスカとニーソックスで良かったんですが、なんで上半身ばかりの構図かなぁ…。

新沼謙治」さんのようなタイトル「お嫁においで」
収録では、唯一のロリものです。
小さい「奈々緒」ちゃんの着物姿は、やっぱり「武田日向」センセの漫画がちらつきました。今回はそんなんばっかですけどね。
なにげに、「ひめはじめ」の意味を知っているという、えろい娘さんなのでした。
…どこで知ったんでしょう?

奈々緒ちゃん、秋葉さん
※左:奈々緒ちゃん、右:犬耳「秋葉さん」
 犬耳「秋葉さん」が作った犬小屋をハンマーでぶち壊すシーンが良かったです。

ほか、混浴から温泉えっちに発展する「再会」、途中にあったロリ絵がワンポイントな兄妹近親モノ「じらすのいやっ!」、八重歯が可愛らしい犬耳なキャラ「秋葉」さんのコメディー「愛犬元気」などがあります。
なお、チャイナドレスの「中華なパイパイ」は最も古い作品とのことでしたが、いきなり自転車で突っ込んでくる「鈴凛」さんほか、完成度の高い短編でした。

細く柔らかな線の綺麗で繊細なデジタル絵柄。
トーン処理などが目立ちますが、全体としては白比率の高い、色薄めなすっきり系です。
前述しているように、収録は2004年11月から2008年6月まで、となかなか年代に差があります。
しかし、かなり安定感ある巧い方なので、見た印象としては違和感とかそんなん感じませんでした。
交互によーく比べてみると、新しい絵の方がより線が安定していたかなぁ。
あとがき絵とか、「ふんどし娘」のイラストは、なんとなく「つるまめぐみ」センセを思い出しました。
幅広で黒い目の感じとか…並べると全然違うかもしれませんけど。

あれだけカラーイラストが巧い方なのに、↓表紙の構図・色具合は弱いなぁ。…ような気がします。
そのため、やや損をしているように感じました。
どうせなら、透けた白水着な裏表紙のがいいような気もするんですが、そちらだとロリ作品集と勘違いされちゃうかな。

やわらか・ピーチ (TENMAコミックス) (TENMAコミックス)やわらか・ピーチ (TENMAコミックス) (TENMAコミックス)
(2008/06/20)
いまいずみ あつし

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■おとまりHONEY (みづきたけひと)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : ラブコメ・ハーレム
・おまけ: 描き下ろし「おとまりBUNNY」
・その他: とじ込み小ポスター、折り返しにコメント、
      7話収録、現在は1巻まで発売中。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「みづきたけひと」センセの「おとまりHONEY 1巻」です。

ああ、書きづらかった…。
前にも述べたことありますが、漫画によってやり易いものとそうでないものがあるんですね。
こちらは、その後者よ。

さて、なんとびっくり、アニメ化されてしまった「こはるびより」に続く連載の「おとまりHONEY 1巻」
「みづきたけひと」センセの新刊です。

委員長「雪野さん」
※委員長「雪野さん」
 こんな感じの漫画…ややコメディー寄りですが。


お願い松田くん!今晩泊めて!

突然2階窓から聞こえたその声は、委員長「雪野」さんのものでした。
驚く「松田」くん…でしたが、同時に「雪野さん」も衝撃の光景を目の当たりにするのです。
その部屋には「工藤皐月」、「高山楓」、「浅川恵里香」という、同クラスの女性らがさも当然のようにくつろいでいたのでした。
彼女らは、家に居場所がない、家が学校から遠い、ペットを飼えない…という、それぞれ異なる事情によって彼の家に居ついていたのです。
それを監視するという名目で、ドサクサに紛れて「雪野さん」もその一員となるのでした。
…さて、「雪野さん」は無事邪魔者を排除し、計画を実行することができるんでしょうか。
だいたいそんな感じ。

複数の女性と同居でウハウハ状態!
…という、ハーレムっぽいラブコメ漫画なんですが、通常想像されるような事柄の一切を無視した、いかにも「みづきたけひと」センセという色の強い単行本に仕上がっております
これがもし成年漫画なら、色々なことが有り得そうなんですけどねぇ~。
説明しておきたい細かい設定をほったらかしにして、キャラの個性でぐいぐいと牽引するようなお話なのです。

15歳らしくない体をもてあましやがって!
…とか言われてしまう、主人公にしてヒロインの「雪野さん」は目立つ巨乳な女の子。
漫画でも胸が強調されること頻繁で、特に自宅シーンではノーブラなパジャマ姿という、まるでアピールするように谷間を見せつけておりました。
特徴的なのは胸だけでなく、梯子を用いてわざわざ2階の窓から直接本人へ声を掛けるという、実に大胆で行動力抜群な女性。
(ちなみに、もくじページには梯子を背負って走るイラストがあったんですが、非常に可愛らしかったですよ)

れっつ・ごー・とぅー
※おまけ:れっつ・ごー・とぅー。
 これね。

そのほか、勝手に鞄を用意する、お弁当つくる(※人んちの台所・食材を使ったのかなぁ…)ほか、旅行でもちゃっかり隣をキープした上に手を握ったりしてました。
そこまで積極的で大胆、しかも現在は(1巻ね)ライバル不在という好条件が揃っているのに、勝手に自爆したり、勘違いされたりして、想いを達することができないままなのでした。
独特な感性で変に暴走し易く、また何かと不幸っぽい星に生まれついたのも、原因としてあるかなぁ…。
ちなみに海での暴走シーン、”うわー今日の私ダイタン!がんばっちゃえー!”は良かったです。

なかなか思い通りにならない理由のもう一つ、「工藤皐月」「高山楓」「浅川恵里香」という外野3名。
その3名のうち「皐月さん」は事情が深いようでしたが…前半はライバルっぽい雰囲気があったものの、途中からはサブキャラ化が進んでしまったように思います。
あの感じでは、今後争奪戦に参加するのは難しそうだけどなぁ。

「浅川恵里香」「高山楓」「工藤皐月」
※左から「浅川恵里香」「高山楓」「工藤皐月」
 右のように目立っていた「皐月さん」なんですが…このままサブキャラになってしまうのか!?

彼女はとりあえず置いといて、少なくとも他2名には恋愛感情らしきものはまったく見えず、単に居心地が良いからいるだけ、という感じなのでした。
ほら、独り暮らしの部屋は好き勝手し易いから皆で集合したりするじゃーないですか、そんな感覚かね。
もともと、彼女らの相談を受けた「松田くん」には同居を勧める発言なく、かなり図々しく同居を始めたのだと想像されました。
なにしろ、松田家の帰省にもずけずけついて行ってますからねぇ。

さて、「雪野さん」より好意を持たれ、他3名と同居を続けている、羨ましい「松田くん」
一応、それなりに欲望みたいなものはあるようなんですが、我慢しているのか、見ているだけで幸せなのか、非常に淡泊
我が物顔で歩き回っている女性陣には「日々悶々としている」という発言があったりするんですが…どっかで適当に発散してたりして(笑)
もっとも、あーんな状態になってしまっては、どちらかに手を出すなんてことはできないでしょうけれど(笑)
普段はぼーっとしているものの、変なスイッチにて適度な熱血さを見せたり、物事をうやむやにしてしまう鈍さを持ち合わせた、ハーレム系ラブコメの主人公としては最適なキャラクターでしたが。

委員長「雪野さん」その2
※委員長「雪野さん」その2。
 セクシーショットです。意外にパンチラとか少ないんですねぇ。

以上、ふわふわとした決定的でないキャラが揃っていることもあり、お話も自然とぽややーとした穏やかな感じになっておりました。
つまんなくはないですが、このままだらだらと続くのはさすがに何なので、やっぱり明確なライバルとかがほしいですね。
なんだろ、もうひとスパイス欠けているような感じですよ
センセのファンの方は、そんなんが良いのかもしれませんけど。

ちなみに主要な女性キャラが4名もいて、いかにもバンバン脱ぎそうな雰囲気(←そうでもないか)ありますが、意外とサービスシーンは多くなく、胸の露出はそこそこあるものの、バストトップの描写はありませんでした。
掲載の「チャンピオンRED」はそっち系に厳しい雑誌かな?
センセはもともと寸止めっぽい方ですし、あまり期待しないように。

薄い細線のこざっぱりとした絵柄です。
白比率の目立つ絵で、トーン処理などありますが平面的。
よく崩されますが、コメディーの似合う絶妙なバランスの系統ですね。
下手ではないんですが、味のある素朴なキャラ絵です。
↓表紙のカラーな雰囲気とは若干異なるので、ちょっと注意して下さい。

おとまりHONEY

おとまりHONEY 1 (1) (チャンピオンREDコミックス)



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■マンマ・ミーア! (高津)

★まんがデーター [9/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・むちむち
・おまけ: あとがき・ゲストページ、
      描き下ろし(?)「マンマ・ミーア!」、
      カバー裏に別絵。
・その他: 折り返しに4コマ(帯でオチ2通り)、
       短編×11。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「高津(たかつ)」センセの「マンマ・ミーア!」です。

なんだか調子が優れません。
その関係かどうか、週末(※20,21,22日ね)の文は誤字脱字だらけでしたねー。
移動中、携帯にてのチェックで気付きました。
さぞ読み辛かったことと思います、すみません。
気付いた箇所は修正しておりますので…宜しければまたどうぞ。

さて、そんな具合にへろへろなひでるさんは置いといて、本日は「高津(たかつ)」センセの「マンマ・ミーア!」です。
あとがきによると、成年では初めての単行本とのことでしたが…HPは無く(たぶん)、幅広くヒットしてしまうお名前がため、一般漫画とかなんとかはよく調べれませんでした。
(※このあたりについては、↓コメント参照下さい 080625)
せめて4文字にしてほしいのですよぅ、これからペンネーム考えてる漫画家志望の皆さま。

この「マンマ・ミーア!」は、連続のない、全て短編という構成です。
確かに母モノは多いんですが、姉弟近親モノが1話、救助犬・悪魔・呪いのフィギュアなんて人外ネタが3話と意外にバラついた内容。
うーん、タイトルをそんなんにしたなら、全て母モノでも良かったかなぁ…。
↓表紙の絵柄からもそんな感じがしますし。

タクミくんの母親、怪盗ナイトウィドー
※左:タクミくんの母親、右:怪盗ナイトウィドー。
 ううーん、「怪盗ナイトウィドー」が実に残念なのですよ。こうしたシーンもいいんですけどねぇ。

ネタがぴったりとハマった短編「母さん+α」
痩せるため、様々なダイエットに挑む母親。
しかし、なかなか思い通りに体重は減らず、どうにも難儀しておりました。
というのも、実は”ぽっちゃりボディー”を愛する息子「タクミ」くんが理想とする体型を維持させるため、密かに妨害していたからなのです。
そんな頃、ネットで発見したという新たなダイエットを試してみることとなったんですが、その内容というのが…。
だいたいそんなん。

だっ大丈夫だよ母さんっ
…って、何が大丈夫なのやら(笑)
母子の近親モノというジャンルですけれど、ラブラブではなく、また暗く重い訳でもない、微妙な立ち位置が珍しい作品
こちらの「タクミくん」は、えっちの欲求もあるんですが、理想の体型にコントロールしているだけで、積極的ではありません。
母親が迫ってきた際にも、”テキトーにごまかしてりゃ諦めるだろ”とか考えておりました。
さらに、この後も関係は一度もないらしく、普通に親子という枠を維持しているんですね。(※オチでひっくり返されますが)
なんだかスゴいなぁ。
むちむちでロール髪、ややお馬鹿っぽい母のキャラも良かったですが、そうした描き方が独特で印象に残りました。
ご家族の方と一緒にやるのもよいでしょう(笑)」の文と、「タクミくん」の突っ込みも最高です。

世間を騒がす3人組「怪盗ナイトウィドー」
それを追う少年探偵「古林芳雄」くんは、罠にかかっていた1人を捕縛しかかったんですが…逆に返り討ちにあってしまうのでした。
目を覚ました「古林少年」が見たのは、よく知る「本間」さん、「葛乃葉」さんという近所のおばさんに混じった、実の母親「かえで」さんの姿だったのです…という、「お手柄でしたね少年探偵」

”追いかけていた対象が実は母親だった”という、非常に斬新(?)で興味深い設定の本作品。
うーん、もっと好きなタイプの漫画になるかと期待したんですけれどねぇ。
えっちシーンは複数がために派手なんですが、「怪盗ナイトウィドー」が3人組という設定は余計だったかなー。
人数がいるため、それぞれの個性を打ち消し合っているように感じました。
また、拘束対象であり、さらに母子でもあるという、緊張感すら弱まっているようでした。
複数話であれば良かったんですが、短編では全て描き切るにページ足りませんね。
また、こうした漫画はヒロインがピンチになる、ぎりぎりなシーンが見たかったところ。
せっかく次の展開が期待できそうな罠にかかったというのに…なんであーかなー。
ついでに、「かえでさん」らは全裸になるの早過ぎます。
仕事着でのコマが多少でも欲しかったのですよ。

綾瀬さん、海香先生
※左:綾瀬さん、右:海香先生。
 これですよ、目線の高さ。そう言えば、こんなんだったかなーとか思い出しました。

人妻モノでは、イベント用のコスプレをしていた母を「悪魔」と勘違いする母子の近親話「リビングに居たのはママじゃない」、娘「環」さんの身代りで、人身御供となった母「棗」さんのコメディー「困った時のなんとやら。」
近所の人妻「綾瀬」さんと個人レッスンをする話「コートの中では平気なの?」は、ママさんバレーのコーチを頼まれた…という、ひでるさん好きな某単行本と同じようなネタの短編でした。
期待そのまま「綾瀬さん」はブルマ姿でむちむちだったんですが…なんだかパンチに欠けるんですね。
もちっと濃厚なエロスを期待します。

「マモル」くんと「海香」先生の「僕と先生だけの海」
こちらも、もう少し水着の質感を表現してほしかったところではありますが、やっぱり競泳水着はいいもんです。
お話としては、「海香先生」のことが好きな「マモルくん」という短編ですね。
これはスイミングスクールとかなのかな?
どうやら自宅まで送迎してくれている「海香先生」は教師としても優れた方。
トンデモない場面をばっちり目撃され、震える「マモルくん」だったんですが…あの対処は優しく、素敵でした
別に感動する話でもないですが、なんだかじーんときたひでるさん。
自分自身のことながらオカシイですね。
涙腺「徳光和夫」は、伊達ではありません。
しかし、あの”プールに入った際の目線の高さ”というのは…なんだかもう一度スクールへ通いたくなりますよ(笑)

ほか、姉弟の催眠術ネタ「1,2…の後で命令を」、犬耳な女の子「救助犬」2名の「雪山よりSOS」、”呪いの人形”のフィギュア版という「僕よりも大きな人形」などが収録されておりました。
普通”呪いの人形”と言えば髪の毛が伸びる、おっかないものですが、こちらは髪の毛でなく身体が成長するのでした。
うん、そんなんならいいですねー。
最後のオチは成年漫画ではどうかなーというものでしたが、コメディーとしては正解でしょう。
なお、巻末の表題作「マンマ・ミーア!」は、収録キャラが総出演する、えっち学園話となっておりました。
…これは描き下ろしかな?

ベタや太めな線の黒が強い作画です。
描かれた時期が違うのかな…ごっちゃりとして濃い目なものもあるんですが、短編によってはすっきり気味。
タイトルはあんなんですし、あちらの↓表紙から濃厚なこってり系を想像していたんですが、意外にそうでもありませんでした。
これは、やや肩透かしと感じるかもしれませんね~。
↑上の文中で何度か書いてますが、もっとコテコテでも良いと思いました
これは人によって感覚違うでしょうけどねぇ。
判断には裏表紙のが近いかもしれませんが、カラーとは雰囲気違うので注意して下さい。
ちなみに、内臓描写も多めでした。

なぜか運動会というテーマな、カバー絵などのカラーイラスト群。
折り返しには4コマ漫画があるんですが、こちら紹介帯によってオチが2通りあるという構成になっておりました。
こんなんは非常に良いですね!
ちなみに某書店では、登場キャラの4コマ漫画が収録された小冊子がついてたりしますので、オススメ。
まだ在庫が残っているか、微妙なとこですが。

マンマ ミーア!(メガストアコミックスNo.171)マンマ ミーア!(メガストアコミックスNo.171)
(2008/06/19)
高津

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tag : コメディーコスプレ競泳水着徳光和夫

■優しい棘 (流星ひかる)

★まんがデーター [14/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : 制服・貧乳
・おまけ: あとがき漫画、
      カラー描き下ろし「おんなともだち」、
      カバー裏に「優しい棘BLver.」
・その他: カラー(4P)、短編×13。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「流星ひかる(ながれぼし・ひかる)」センセの「優しい棘」です。

はい、ひでるさんがファンである「流星ひかる」センセの最新刊が発売されました。
こちらのブログでは、過去に「ボクらがここにいる不思議」、「それはロボット」などを紹介しております。
だいたい半年ぶりな「優しい棘」は8冊目くらいな単行本。
成年指定のない短編集で、毎度のごとくえっちっぽさは薄めです。
また、あくまでもロリでなく貧乳なので、そのあたりはご注意を。

菅原さん、よりこさん
※※左:菅原さん、右:よりこさん
 ちなみに右の「よりこさん」は中身「小林くん」なのです。色気ない下着がいいですね。

まるで溺れているようなブ格好な泳ぎ方がため、5mも進まない「広田」さん。
夏休み後にテストを控え、ちょっと独特なテンションながらも泳ぎが得意な「菅原」さんに習うこととなったんですが…という、収録中で最も良かった女の子同士のコメディー「君はクロール」

責任感強く、落ち着いた「菅原さん」のキャラが良く、「広田さん」との絡みが楽しい短編。
溺れたフリをした「広田さん」への対処がなかなか素敵でした。
”もっとすごいおかえし”が気になります(笑)

そちらと違い、百合漫画ちっくな短編の表題作「優しい棘」、カラー描き下ろし「おんなともだち」
「良太」くん、「仁美」ちゃん、「ゆか」ちゃんの3名は幼馴染みの間柄。
何かと張り合う「良太くん」と「仁美ちゃん」に対し、控え目でいつも仲裁に入る「ゆかちゃん」
「良太くん」に想いを寄せる「ゆかちゃん」なんですが…実は「仁美ちゃん」の目はそんな彼女に向いていたのです。

仁美ちゃん、ゆかちゃん
※左:仁美ちゃん、右:ゆかちゃん
 こうしたシーンはまたいいですねー。ちょっとは気付くかなぁ。

「ゆかちゃん」の想いを聞かされた際の、微妙な表情の「仁美ちゃん」がいいですねー。
ひでるさんはこういったのが大好物なのです。
普通なら「ゆかちゃん」が心配したように、ライバルとなり得る関係なのかもしれませんが…まさか、自分に目が向いているとは考えもしないことでしょう。
なんとなくですが、「良太くん」は「仁美ちゃん」のことが好きかもしれないので、まだ間に合うかもしれません。
ぜひ、妄想を実施してほしいところですね。
カラー描き下ろし「おんなともだち」もふんわりとした色使いで、4ページと短いながらもよくまとまった短編でした。
このジャンルも良かったので、次は百合姫コミックスとかどうでしょう?

服のお話「ころもがえ」は百合、というよりも女の子同士の友情話かな。
この後には恋愛に発展しちゃうかなーとか想像します。
まぁ、そうなるのはだいぶ先か。

同じく服関係の「群青ライフ」は男女の恋愛…というか失恋モノ。
「なしくずしスゥィート」は収録でもっともラブコメちっくなんですが…男が可愛すぎてなんだかキモチ悪いですね。
ありがちな転落・入れ替わりの「トリがサカナでイヌがネコ」
こちらに登場する「小林」くんは目前に身体の持ち主「よりこ」さんがいるというのに、欲望に忠実ですねぇ。
しかし、そんな彼のおかげで、収録中でもトップクラスのえっちさがありました。
直接どうのってのはないですけどね。

志穂・美穂
※おまけ:志穂・美穂です。
 ほくろあるのが「美穂さん」です。

ほか、センセお得意なファンタジーっぽい短編も多く収録されております。
もの悲しい、しっとりとしたお話「貝の見る夢」、和風な「物語の始まり」、コメディーとえっち色が強めな「痛みの左手」、現代が舞台な3話「天使たちは森の中」、「雪だるまの魔法」、「志穂のいる場所」などがありました。
うち「志穂のいる場所」はファンタジーというより、サスペンスちっくな怖い話
最後の笑顔はなんだかぞっとしますねー。

柔らかで優しい絵柄。
線はしっかりと安定しており、全体はすっきりで見やすいです。
丸っこいキャラ絵は厭味なく、万人に好まれるものでしょう。たぶん。
コメディーの崩れ、シリアスシーンでもバランス良く、幅の広い巧い漫画家さんです。
判断には、裏表紙の方がいいでしょう。

そんな訳で、ジャンルから明暗まで、幅の広い短編集でした。
タイトル、↓表紙そのまま、甘いラブコメちっくなものは案外少なかったですね。

優しい棘

優しい棘 (ワールドコミックススペシャル)


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tag : コメディーファンタジー百合漫画百合姫コミックスサスペンスラブコメ

■きらい、でもすきっ (神寺千寿)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ロリ
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵。
・その他: カラー(4P)、短編×10
      (うち「ナルちゃんと先生」×2)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「神寺千寿(かみでら・ちず)」センセの「きらい、でもすきっ 」です。

ついに「ひぐらしのなく頃に 罪滅し編」の漫画版が終わりました。
ブ厚い単行本でしたねー。
縦で殴られたら、大変なことになりそうです。
「皆殺し編」「祭囃し編」の漫画も楽しみなんですが…今は「うみねこのなく頃に」のが気になっているひでるです。
ひぐらしノイローゼ”改め、”うみねこノイローゼ”ですね。
あれは一体、なんなんでしょう??

さて、関係ない話はここまでに、本日は「神寺千寿」センセのおそらく4冊目の単行本「きらい、でもすきっ 」です。
HPによると、センセは女の子向け漫画も描いているらしく、絵柄は男女ともどことなく少女漫画ちっく。
その内容は短編集となっており、大まかには教師モノ、兄妹の近親モノという2系統な単行本。
…まぁ、どちらもロリの王道設定ですからね。

成美ちゃん、梨花ちゃん
※左:成美ちゃん、右:梨花ちゃん
 生徒2人です。こう見えて、性格としては正反対なんですねー。

ほとんど短編ですが、うち「ナルちゃんと先生」は2時間目という続編もある連続話です。
控え目な優等生「成美」ちゃんを密かに狙う学校教師の主人公。
保健室で眠る彼女に手を出しかかった…その時!!
双子の兄「直輝」くんが姿を見せたのです。
咄嗟に隠れ、2人を伺っていると…だいたいそんな流れです。

唯一の連続話というだけあって、教師・近親の2系統が楽しめる漫画です。
あーんな顔して、どうやら毎晩「直輝くん」としているらしい、えっちな「成美ちゃん」
そんなんを、カーテンを隔てたすぐ目前で見てしまったというのは実に目の毒でしたね。
もともと危険な要素はありましたから、これを機会に転職した方が良さそうです(笑)
ただ、オチは今後に繋がる(かもしれない)雰囲気も残されていたので…続きとなる3時間目以降を見てみたいです。
妄想はくれぐれも控えめに

カラー原稿より始まる冒頭漫画「エッチで可愛い、最高。」、「Sugarbaby Love」の2話も教師・生徒モノ。
「エッチで可愛い、最高。」は、家庭教師の先生と「小島莉央」ちゃんというカップルで、”成績が悪いと先生は辞めさせられてしまう可能性があるため、必死になって頑張る「莉央ちゃん」なのでした…”という短編。
ご褒美にえっち、というのは家庭教師モノの定番ですが、なるほどこういったのもアリですね。
なお、先生は「莉央ちゃん」の同級生「タケシ」くんの兄なんですが、ゲームに熱中する彼の姿とはまさに対称的。
女の子は早熟なのねぇ。
なんか、いいなぁ(笑)
ちなみに、ひでるさんは3コマほど顔を見せていたお姉ちゃんがやたら気になりましたけれど。

「Sugarbaby Love」は3才の時から教育番組に出ていたという、欠席がちな「天野梨花」ちゃんに補習をしてあげる先生のお話。
こりゃ、収録中でもトップクラスの悪いお子さんですねー。
ちらと伺う表情、言動など、実にしたたかでした。
いかにもパンチラしそうな、ぎりぎり丈のスカートは無論狙ってのことでしょう。
あの年齢(←正確にいくつか知らんけど)なのにタチ悪いなぁ。
まぁ、手を出しちゃったのはとりあえず置いといて、行為中に写真を撮るというのは…先生、最低です。
ついでに、それをしっかり削除する「梨花ちゃん」はさすがでした

みちるさん、紗也さん
※左:みちるさん、右:紗也さん
 妹2人ですね。どうですか、こんなカットだけでも切ない雰囲気が伝わってくるでしょう?

兄妹の近親モノは「海までの袋小路ふたり」、「Home・Sweet・Home」、「あまいせいかつ」という3話。
うち「海までの袋小路ふたり」、「Home・Sweet・Home」という短編は順番が異なるものの似た設定です。
わざわざ家から遠い学校を選んだのは…という重いタイプなのです。
特に「海までの袋小路ふたり」は小さい身体で背中から抱きつく妹「みちる」さんの描写がいいですね。
えっちが始まるまでの9ページは、じっくり静かに描かれておりました。
なんだか久し振りの背徳感いっぱいな近親モノで、楽しめました。
「あまいせいかつ」はケーキ屋兄「カズ」くん、その試食によってダイエットを意識するようになった妹「モモ」ちゃんという舞台・人物設定そのまま、食べているものからえっちに至るまで、実にあまーいお話です。
ありがちでしたが、こうした甘々なお話はそれでいいのでしょう。

モモちゃん、ウルルさん
※左:モモちゃん、右:ウルルさん
 ウルルさんはこんなんで狼なのでした。やっぱ野菜とか嫌いなのかなぁ。

ほか、シマパンな幼馴染み「奈菜」ちゃんの「And Words」、リボンな「みい」ちゃんの「せなかなふたり」という短編2話はラブラブ系。
獲物を仕留められない半人前な野生の狼「ウルル」さん、うさぎ「ラビ」くんという「きょうのおおかみちゃん」は収録では異質な「~耳」系統でした。
狼がロリ少女で、捕食対象が男という逆パターンになってます。
確か「関谷あさみ」センセも似たような漫画を描いてましたね(※あちらはヤギでした)
寝込みを襲うものの、しっかり反撃されておりました。わはは。

ふんわりとした細線の優しい絵柄。
やや薄めではありますが、濃淡のバランスは適度なものです。
なお、あちこちの展開とか花を背負ったりする描写など少女漫画っぽさもありますが、基本的にはあまり強いものではないので、問題ないでしょう。
横幅に広い輪郭と、手足から顎までゆるるーんとした曲線が特徴。
前巻「てのひらにおんなのこ」より全体的に安定感は増していましたが、やはり新しい原稿は線も乱れず洗練されており、良くなっておりました。
カラーでも基本的に変わらないので、↓表紙・裏表紙を判断にどうぞ。
そちらの女の子も、カラーでは分かりづらいですがシマパンなんですね。
(※カバー裏で確認できます)

ジャンルともども人を選ぶものですが、心理描写などを含めてかなり良い雰囲気です。
そろそろ中編、長編が読んでみたいですね。

きらい、でもすきっ

きらい、でもすきっ (姫盗人コミックス)


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tag : パンチラひぐらしノイローゼうみねこノイローゼ少女漫画シマパン

■YELLOW★POP (けものの★)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・キツネ耳
・おまけ: ゲストページ、
     描き下ろし「YELLOW★POP3.5」、
     カバー裏に別絵(表紙リンク)・作品カイセツ。
・その他: 短編×10(うち「YELLOW★POP」×5)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「けものの★」センセの「YELLOW★POP」です。

発売されていた「フレッド・ケリー」センセの単行本は、過去単行本に若干新原稿を足したものでした。
なんとなく想像しておりましたが、ちょっとがっかりー。
今月末は量も多いため、そちらは見送りとさせて頂きました。すみません。

さて、今回の目玉は「Groove Tube」が大変良かった「けものの★」センセ2冊目の単行本「YELLOW★POP」です。
HPを見ると、こちらがお得意ジャンルであるようです。
しかし残念ながら、ひでるさんはそっち方面があまり強くないんですよね~。

「キツ姉」こと「佶さん」
※ヒロイン「キツ姉」こと「佶さん」
 左がアダルトモードなんですが…基本えっち要員なので服着ている絵が少ないの。

全5話(※描き下ろし3.5話をカウントしてます)の連続話、表題作の「YELLOW★POP」から。
仕事も私生活もうまく運ばず、稲荷神社へお祈りに行ったサラリーマン「雄太郎」くん。
ここでも運悪く、うっかり財布丸ごと賽銭箱へ落としてしまったのでした。
その夜、神様を名乗る「キツ姉(ねえ)」こと「佶(きつ)」さんが、お礼としてお手伝いにやってきたのです。
家事だけでなく、お弁当まで作ってくれるなど、なかなか有難い「キツ姉」さま。
五行思想では「陰の気」に属する妖狐であり、人の姿を保つためには「陽の気」が必要ということで~と、だいたいそんな感じ。

我が家のお稲荷さま。/松風水蓮」ほか、今流行り(?)なキツネ耳の女の子が登場するお話です。
いや、「キツ姉」は”キツネ耳の女の子”というより、正確には獣人、あるいは擬人化された狐という雰囲気なのでした。
(※人がメインでなく、どっちかと言うと動物メインなのです)
ここは「~耳」が好きな方も含め、人を選ぶ系統だと思います。
しかし、↓表紙にもあるように、葉っぱを頭上に乗せることでむちむちぷりんなアダルトモードに変身することができるのです
さすがにこちらの姿では、尻尾と耳がある以外は普通の女の子、という感じになっておりました。
なにしろえっちシーンありますからねぇ。
心配された方はとりあえずご安心を(笑)
しかし、眼鏡をかけてるのは、何かあるのかなぁ?

伏見阿古町、新山千夏、沢谷千佳
※左から、伏見阿古町、新山千夏、沢谷千佳
 ※折り返し部分の「にっち」と「さっち」も良かったですね。

お話としては、「けものの★」センセお得意なテンション高いコメディーです。
切っ掛けとなる1話とそれに続く2話。
そして、台詞では1話目より登場しておりました、「伏見阿古町(ふしみ・あこまち)」が3話目より登場しております。
キャラの増えたこのあたりから、より世界観が広がりました。
特に4話は「阿古町さま」がメインとなっており、ホーム「伏見阿古町大社」にて、チアガール、ビキニ水着などのコスプレで贅沢三昧な描写があります。
(※ちなみに「阿古町さま」は満たされているためか、常にアダルトモードです)
さすがに大きい神社は違いますねー。
「キツ姉」と比べると、かなりの差がありますよ。
無論、「雄太郎くん」はその「阿古町さま」ともシテしまうんですが…「キツ姉」は今のところ”氏子”という捉え方で、まだ恋愛感情などなかったのは、リアルでいいですね。
これからはそんなんも変化していくのかなぁ。
なお、中途半端な終わり方だったので、このシリーズはまだ続く…よね?
「豊川」ちゃんもまだ登場してませんし。

保証人になってしまった「山口勉」くんは、借金取りに追われる毎日。
そんな彼のもとに、幸運の使者「にっち」こと「新山千夏」、「さっち」こと「沢谷千佳」の2人が来たのでした…という同じく狐系な短編「幸運の霹靂(へきれき)」
こちらの2人はキツネ耳と尻尾があるものの、先の漫画より人間っぽいです。
一緒に暮らすでも、願いを叶えるでもなく、”単にえっちしにきた”という流れは素敵ですね。
あるいは「YELLOW★POP」に絡めそうですが、単発かなぁ。

センセの作画でも、かなりなツリ目角度のある女性「神崎直恵」さんの「クビワナビー」
過疎化の進む村で育ったためか、変わっているという設定の「直恵さん」
硬い言い回しをするほか発想についてもズレており、まるで武士のような方でした。
えー、初見は引くかもしれませんが、だんだん慣れると思います(笑)
えっちでの「直恵さん」とか、喫茶店シーンなどもいいですが、冒頭の”いつの間にか立場が逆になって慰められている”描写が楽しかったです。

椀田小波、神崎直恵
※左:椀田小波、右:神崎直恵
 ビジュアル的には妹「千波さん」でしょうけれど…あえて逆を掲載してみました(笑)

科学部部長という小さい姉「椀田小波」と、巨乳な妹「椀田千波」の登場する「こなみスイッチ」
生殖器のことについて無知であったために、ぱちーんと脳内の”学者スイッチ”が入ってしまう、「小波さん」というドタバタな流れ。
とりあえず、科学部員でない、いじめて系な妹「千波さん」は好き勝手に使われてしまうのでした。
…自分でやったげてください。
この際部長でもいいやっ」に怒ってましたが、その後の台詞は彼女の性格を的確に捉えた、あれ以外にないだろうものでした。
ラストのオチ部分でも、しっかり科学者してますね。

ほか、黒下着のパンチラが眩しい生徒会長「黒須」さんの「くろむくろすXXX」、最近はだいぶ経営厳しいらしいゲームセンター漫画「エクスきゅーと」などの短編があります。
彼氏「ジュン」ちゃんにラブラブ・メロメロで、変なタイミングにツボがあったりする「梅子」さんは、前巻のヒロイン「メグちゃん」みたいな女性でした。

太線がしっかりと強い絵柄ですね。
黒ベタとトーン処理で全体はやや濃いめながら、しっかりと引き締まったような印象。
ページにはごっちゃり描かれる方で、コメディー描写などもあって忙しい雰囲気なのでした。
軽くツリ目なキャラ絵が特徴なので、「狐」という小悪魔ちっくな系統はセンセの癖と合致して正しい方向性であると思います。
またえっちシーンでは、”にやけてゆるむ”という大きくえっち崩れするのも特徴でしょう。
もともと巧い方ですが、今回は収録作品の時期に差があるため、前巻よりも若干だけ不安定。
なんだろう、新しい原稿はバランスとか良くなっているかなぁ…。

…以上、前巻「Groove Tube」もやや極端な妹系で偏っていましたが、またより違った方面に傾いた1冊でした。
個性のある描き方と、センセの趣味が丸出しとなったネタであるため、人を選ぶと思われます。

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(2008/06/19)
けものの★

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