まんがさんぽ　■ひみつの悪魔ちゃん　（ゑむ）

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■ひみつの悪魔ちゃん　（ゑむ）

★まんがデーター　［１４／１５］
・絵　　　：■■■■■
・話　　　：■■■■■
・独創性：■■■■□
・属性　：　［一般］コメディー・オトコの娘
・おまけ：　あとがきマンガ、おまけ漫画「天使と悪魔の相談室」、
　　　　　　キャラプロフィール・４コマ、加筆修正あり、
　　　　　　カバー裏に別絵・漫画「緊急暴露企画　あなたのひみつを教えて下さい！！」
・その他：　初単行本、折り返しにコメント、
　　　　　　　６話収録、現在１巻まで発売中。
　　　　　　　　　　　　
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ゑむ」センセの「ひみつの悪魔ちゃん　１巻」です。

ちょと機会がありまして。
年末にソニービルへ行ってきました。
最新鋭機器にての３Ｄ映像を体験してきましたよ。
凄いですね。
ただ、映画の時にも感じたように、特にソレが欲しいとか必要とは思いませんでした。
目が疲れるような気がしてねぇ。

※淫魔「小紅」
　こんなんです。女の子なら全く問題なかったですね。

■ひみつの悪魔ちゃん　１巻　（ゑむ）

★構成・概要　オトコの娘系　コメディー

本日は「ひみつの悪魔ちゃん　１巻」です。
タイトル通り、悪魔が登場するお話なんですが。
セオリーであれば悪魔は女の子なんですけれど…こちらは一応女性っぽい男性として描かれてます。
いわゆる”オトコの娘”な単行本でした。
よく天使は性別どっちか、みたいなのをみかけますけどねー。

２巻以降にも続く、長編ストーリー。
全体的にはコメディーとして描かれてますが、ふとしたタイミングではシリアスっぽくもなります。
そのメリハリが良いですね。
お話はだいたいセオリーなもの。
しかし、そこにオトコの娘という要素があるため、良質のコメディー漫画に仕上がってます。

出版社さんもプッシュしているのか、ドラマＣＤのついた限定版もありました。
有名な声優さんらで構成されていたので、気になる人はそちらも良いでしょう。

★収録話　６話収録

主人公「黒崎総」は普通の健全な男子学生。
しかし、好きになった娘をことごとく幼馴染みの友人「灰田一志」に横取りされていたのでした。
なんとか女の子にモテたい「総」は、
「宇宙人でも天使でも悪魔でも読んでみてやるよ！！」
「一志」に挑発された結果、悪魔召喚に成功するのです。
召喚された淫魔「小紅」は、期待通りの可愛さ。
しかし、その股間には見慣れたモノがあったのでした。
だいたいそんなん。

※白河聖良
　可愛い幼馴染みでした。いい娘いるじゃない。

003：第１話「悪魔ちゃん、大地に立つ」
確かに「小紅さん」は悪魔なので。
本人が言うように、男女というカテゴリーは関係ないのかも。
ひでるさんが気になるのは、女性のモノがあるかどうかなんですけどねー。
成年漫画でよく見かけるパターンであれば…まぁ、なんとかなるかも。たぶん。
キスされた際の「総くん」に注目。

027：第２話「悪魔ちゃん、大地で弱る」
振り切った筈の「小紅さん」がいつの間にか家に居ついてからのお話。
人間界での、彼女（？）のリアクションが楽しいです。
淫魔っぽいシーンもありますね。
さすがに言動は可愛らしく、このままだと「総くん」はもたない（＝惚れる）と思います。

051：第３話「悪魔ちゃん、転入する」
お約束に、彼の学園へ「小紅さん」が転入するというもの。
こちらから、クラス委員長で幼馴染みという「白河聖良」が登場します。
あれ。可愛い娘いるじゃない。
お互い恋愛感情はなさそうですが、仲も良かったですね。
後には過去描写もあったりしました。
彼女がややカタ過ぎるのかな。
ここはどっちもＯＫな友人「一志くん」とか、セオリーに対立関係となる「小紅」・「聖良」の２人も見どころです。

075：第４話「悪魔ちゃん、測定する」
続くこちらも学園描写。
前回ネタであった、パンツのネタが凄い。
なるほど。
メインは身体測定で、積極的な「小紅さん」に対する真面目な「聖良さん」
ちょっとエロいですね。
なかなか良い感じでしたよ。

099：第５話「悪魔ちゃん、海に行く」
これまた皆で海へ行く、こうした漫画のお約束話。
しかし、海水浴という訳ではなく、目的はゴミ拾いでした。
さすがは「聖良さん」ですね。
いちおう皆さん水着だったので、そんなんでは楽しめるかと思います。
「小紅さん」はどうでしょう。
低い位置から覗いていた「一志くん」は徹底していて潔いですね。
オチ部分は素敵な感じでしたよ。

123：第６話「悪魔ちゃん、勉強する」
収録の最終話は６月で、制服が夏服にチェンジ。
「聖良さん」の家で勉強会をするというもの。
彼女の私服とかシスター服が見れます。
コレが非常にキュート。
その姿に「総くん」はさして反応してないんですが。
「小紅さん」のアレコレにはちらほら反応していたので、小さい頃から慣れ過ぎてるかな。
オチでは新キャラが登場していました。
次巻での活躍に期待しましょう。

※小紅さん
　素直にえろいところはイイですねー。

★絵柄

後述しますが。
加筆修正の結果、安定感ある作画になってます。
漫画も巧く、特にマイナス点はありませんでした。

柔らかな線のすっきり作画。
濃淡とか描き込みは丁度よいくらいで、まとまっています。
見易いですね。
どちらかというと可愛らしいキャラ絵。
崩し絵などコメディーがお上手でしたが、シリアスも良い感じ。
表情・動きにも優れ、特に違和感ある個所はありません。
漫画表現も同様。
ちょっとしたコマも丁寧に描かれてます。

すっと綺麗な作画で、おそらく幅広く好まれるもの。
↓表紙をそのまま判断で大丈夫です。

★その他

「ゑむ」センセです。
こちらが初単行本とのことでした。
センセのＨＰによると、だいぶ加筆修正をしたそうです。
３話まではほぼ修正したようですね。
センセ自身は色々と書かれていましたけれど、それがため非常に完成度の高い１冊となっています。
いや、初単行本からいきなり凄かったです。
ひでるさんと同じく、ジャンル的に拒否感ある方にもオススメ。
ただ、願わくば…普通ヒロインでの漫画も見たいですね。