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■お兄ちゃんと一緒 (士崎雅雪)

★まんがデーター [9/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : [成年]コメディー・貧乳
・おまけ: あとがき。
・その他: カラー(4P)、短編×12
      (うち「お兄ちゃんと一緒 」×3、「CHANGE!」×4)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「士崎雅雪(しざき・まさゆき)」センセの「お兄ちゃんと一緒」です。

なんだか久しぶりだなーって思ったら。
この前は…2006年でいいのかな。
実際に久々の単行本でした。

あとがきに、
「今年は頑張ってちゃんと復帰したい~」
と書かれており、どうやらしばし離れていた様子でした。
なんかあったのかな。

そんな訳で「士崎雅雪」センセ。
ブログでは取り上げていませんが、何冊か単行本を読んでいます。
ざーっとラインアップを見て、ああ、個人的には「行け行け!!ねころメイド」が印象的ですねー。
確か一人称「ねころは~」という喋りで、どうのこうのいうコメディーだったような。

今回の「お兄ちゃんと一緒」は、未収録作品を集めたというもの。
彩色のカバー↓表紙・裏表紙イラストがいいですね。
ぶっちゃけ、こちらのまとまりが良過ぎな印象。
久しぶりに見ましたが、白黒原稿が全体的に白いんですね。
大きな違いはないんですけど、そちらに釣り上げられた方は、漫画部分にてがっかりするかもしれません。

花澄ちゃん
※花澄ちゃん
 単行本でのメインヒロインですね。

いつもと順序逆ですが、このまま絵柄の話題を続けますね。
細く強めな線の絵柄。
色はついているものの淡くメリハリも弱く、また単色になっているので全体はのぺーっとしています
あまり描き込みもなく、ここは4コマちっくな風情。
平べったいの。
ロリっぽい娘からアダルトな女性まで、バランスとしては良い感じ。
全体的にコメディー色が強いものの、漫画で変に引っ掛かる部分はありません。
楽しく読めるものだと思います。
ただ、普通の漫画よりも絵柄の役割が大きい(ように考えます)成年漫画で、ちょっとこざっぱりし過ぎ。
よくあるゲームなどの原画絵か、あるいは処理前の原稿みたいに見えてしまうのです。
こんなんだっけかなぁ。
悪くはないですが、決して良いとは言えないと思います。
カラー部分が判断には適さないのでご注意ください

収録は2本の中編と、短編による構成。
表題そのまま妹漫画もありますが、そればっかりではありませんでした。
紹介帯には、「近親相姦バンザイ!」とか書かれていますね。
単にデザインなのか、はたまた何かに配慮したのか、微妙にこのサイズが小さく、自信なさげに見えて可笑しい。
あんな表題なので、「俺の妹が~」とサイズは逆のがインパクトあったのではないかなぁ。

そんな訳で表題作「お兄ちゃんと一緒 」は3話の中編です。
妹「花澄」は兄とラブラブ。
しかし、最近はつれない態度で、さらに”家を出る”と言いだしたことで、「花澄」は感情を爆発させてしまうのでした。

ラブラブな兄妹のえっちストーリーです。
じんわりとですが、近親らしい背徳感もあります。
年上らしく世間体を考える兄に対し、「花澄ちゃん」はさすがに腹が据わっていましたね。
小さい頃の情景が重なる描写がいい感じ。
結局お兄ちゃんは家を出てしまうんですが、通い妻をしておりました。
ぶっちゃけ、こちらのが盛り上がりそう(笑)
2話から3話は繰り返しな感覚。
ああした裏で、まだ葛藤が続いていたというのは、分からんでもないんですが…軽いかな
彼しっかりシテたし。
表情にはありましたが、それなら行為はしても寸止めしてたとか、プラス描写が欲しい気がしました。
貧乳・ショートカットな「花澄ちゃん」がたっぷり見れて、えっち描写はいいんですけどね。

妹「夏美さん」、乳神見習い「固栗子ちゃん」
※左:妹「夏美さん」、右:乳神見習い「固栗子ちゃん」
 漫画で良かったのは「夏美さん」かな。太ももが眩しいです。

まだお子さまで、やたらひっついてくる妹「夏美」
最近は独りえっちを習得したらしく、夜な夜なその声が壁越しに聞こえていたのでした。
そんな短編「お兄ちゃん大好き」
こちらは完全に妹から誘惑のパターン。
日々の声はわざとだったようですが、普段の元気な彼女からは想像できなく…なんかいいねぇ。
そりゃー、お兄ちゃんとしても黙っていられないわ。
中盤のしたり顔な「夏美さん」が可愛いです
普段の行為も計算のうちかな。

ある日、街中にて「平田貴志」に助けられた「江崎優香」
数少ない空手部の女子で腕っぶしは強く、眼鏡でジャージを愛用するという彼女。
”男なんて頼りない”という考えでしたが、勇気ある「貴志」の行為に感激し、変わってみようと決意したのでした。
そうしたお話「CHANGE!」は全4話の中編。

普段は丸眼鏡で髪を束ね、ジャージ姿という「優香さん」
格闘技なんてやってる割りにもともと美人な方で、わざわざその魅力を消しているような感じでした。
もともとの男性観から察するに、なんかあったんだろうなぁ。
1話目は友人らによって色々着せかえられたらしく、「優香さん」はマイクロミニなど露出過多な服装。
そんな姿でハイキックしていたんですが…擬音が物凄い邪魔(笑)
ここは独りえっちで終わっています。
実は同じ学園であったという「貴志くん」と親密になる2話目。
意外とすぐ近くにおり、彼は部活にも顔を見せていました(※美術部で瓦を持ってきている)
バイトしているという情報を聞いた「優香さん」はすっかり着替え、彼に偶然再会。
お礼かたがた、そのままえっちに流れていました。
展開早いですね
初めてを野外にてシテおりました。
漫画のポイントは、「貴志くん」が気にかけてくれるのは服装によるものと「優香さん」が信じ込んでいること。
3話目では眼鏡・ジャージ姿の彼女に鉢合わせする描写がありましたが、これが決定的。
後に色々と言っていましたが、本当はどうなんでしょう。
こちらのオチから4話目にかけてはセオリーな展開でした。
流れ的には問題ないと思いますが、前述しているようになんだか駆け足な印象。
そのため、漫画内ほどこちらは盛り上がりません。
えっちシーンもあるので難しいとは分かっていますが、1、2話の前半がややもっさりスピードだったかな。
なお、裏表紙が「優香さん」だと思いますが、本編に縞パン描写はありません

江崎優香
※江崎優香
 いい全身絵がなかったですが、だいたいこんな変身っぷりです。

似た雰囲気の短編「ああっ乳神見習いさまっ」、「OPPAI GODDES」はおっぱいコメディー
うち前者は、なぜか住み着いているという乳神見習い「固栗子(かたくりこ)」ちゃん。
目指す乳神のため、試験を頑張ろうと言っていた彼女でしたが…何だかよく分かりませんが、失敗していました。
饅頭のような大量のおっぱいが山積みになってますね。
なにを失敗したんでしょう(笑)
主人公「カズヒロ」くんも受験を控え、息抜きえっちに至っておりました。
貧乳・巫女装束がいいですね。
後者「OPPAI GODDES」は、男女どちらも年齢が上がったような雰囲気。
こちらの主人公「吉良旭」は、道端でおっぱいのついたヘアバンドを拾いました。
自宅に持ち帰った「旭」がその感触を楽しんでいたところ、持ち主と名乗る乳神「パイ・大津」が出現したのです。
おお、これが乳神か。
乳以外のことは何もできないのだ
そんな事を言っており、スキルとしては四十八手を筆頭にエロ行為だけみたい。
「固栗子ちゃん」はなにゆえそんなん目指していたんですかね??
…あ。
最後の装着シーンにて思い出しましたが、彼女「女神様のイタズラ」にも出てましたね。

ほか、飼い猫「トリニティ」と大学生「立花けいん」の「発情期(さかり)」
目が覚めると、猫が猫耳な女の子になっていたという、お約束なお話。
全裸な彼女を目の前に、言葉を教える描写が可愛いですね。
発情中だったので、間もなくえっちが始まっていました。
”ザラ舌”だそうですよー。
ちなみに検索もしてきましたが、雌猫って交尾後に雄猫を攻撃するんですね。
それは知らなかった。
激痛なんだとか。
同じく猫耳ヒロインが登場する「イタズラしちゃうぞ!」
こちらはなかなか日本に浸透しないハロウィンなネタ。
まぁ、日本人にはよくわからん行事ですもんね、あれ。
(※他も理解しているのか微妙なの数多くありますが)
コメディー漫画なのでそっちは置いといて、魔女服を脱いだ「せるし」さんが良かったです。
なんとなく「爆れつハンター」を思い出しました。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: 巧いんですが、とかくぺたーとした感じなのです。
・話3: 短編はともかく、中編は展開早めな印象。
・独3: 軽いコメディーちっくなのが合ってるかなぁ、と。
合計:[9/15]

「士崎雅雪」センセはぺかぺかしたコメディーのが合うと思います。
成年漫画のえっち部分とうまくバランス取るのは難しいことだと思いますが。
妹ネタは、短編「お兄ちゃん大好き」のが良かったです。

お兄ちゃんと一緒 (海王社コミックス)お兄ちゃんと一緒 (海王社コミックス)
(2011/03/05)
士崎 雅雪

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tag : コメディーラブコメショートカット

■フラジール (巴天舞)

★まんがデーター [8/15]
・絵   :■■□□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : [一般]ラブコメコメディー
・おまけ: あとがき4コマ、中書き(4コマ、コメント、ネタ絵)
・その他: 携帯待ち受けFLASHプレゼント、短編×8
      (うち「ソーセージ」×2)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「巴天舞(ともえ・てんぶ)」センセの「フラジール」です。

久しぶりのアルコールでふらふらしています。
苦手な人は分解する要素がないとかなんとか聞きましたが、ないんだろうなぁ。
頭がガキガキ痛いですね。
なかなか治まらないんだ、これが。

さて、本日は過去に成年系「In her crack[インハークラック]」を紹介している「巴天舞」センセ。
最新刊は一般えっち系の「フラジール」です。
こちらは前後編も含めた、8話のラブコメ話ですね。
一般ですが、各話直接えっち描写のある単行本。
正直なところ、絵柄についてはもう少し頑張ってほしいところがありました。
ただ、収録の各話はセオリーっぽいだけでもなく、楽しめると思います。

美空・七海、マコト
※左から、美空・七海、マコト
 「マコトさん」が驚いたのは、もう1つ理由があったりします。

”家族について行って引っ越しますですの。マダラギさんと同じ市になるからやっと逢えますの♪”
オンラインゲームで仲の良い「イカルガ」から、そんなメッセージを受け取っていた、「マダラギ」こと「斑木拓斗」
それから一週間たってもログインは見られず、引っ越しが大変なんだろうと思っていた矢先。
ゼミで教授から紹介された「斑鳩七海」は、その「イカルガ」のプレイヤーだったのでした。
そんな導入部の「ソーセージ」は、前後編の冒頭漫画。

変わった名前を、そのままキャラにつけていた2人。
ゲームで親しい相手が可愛い女の子だったというのは、それだけでテンション上がるでしょう。
女の子でホッとした
「拓斗くん」も、思わずそんな事を言ってます。
ただ…ゲーム中のあんなんで好意は持つモノなの?やったことないので分かりませんが。
なかなか積極的な娘で、いきなりえっちを仕掛けておりました。
オチになっていた、ゲーム中の一言がいいですね。
そんな訳で後編。
当初は伏せておこうかと思いましたが、よくよく確認したタイトルでバレバレなんですね、この話。
(※気づいていなかったので、ひでるさんはかなり新鮮に読めました)
タネ明かしで、「七海さん」の妹にしてゲームの当人「斑鳩美空」さんが登場しています。
喋り方はあのまんまの「~ですの」口調なんですね。
考えると、第三者的にプレイを眺めていた「七海さん」が彼に興味を持つというのはあるかも。
お互いバツが悪い中、それぞれをかばい合うところが素敵な姉妹でした。
後編のえっちは複数です。
「拓斗くん」羨ましいなぁ。
ややこしくなるかもしれませんが、双子の感覚リンクとかあってもいいかと思いました。
4コマもいい出来栄えですね。

スキーで道に迷っていた主人公。
噂に聞いていたそのまま、雪女に遭遇してしまうのです。
襲われかかったところ…彼女「雪奈」が好みのタイプであり、一目惚れした彼は毎日足繁く通うようになってしまうのでした。
そうした、雪女とのファンタジーなお話「雪のせい」

雪女は伝わっている普通のお話がラブいためか、妖怪中で恋愛に絡めやすいキャラですね。
この「雪奈さん」は長髪な美人で、胸元もゆるめだったので、ああした反応もアリかと思います。
お菓子で餌付けされつつあり、ペースを乱されている「雪奈ちゃん」がキュートでした。
やはり身体は冷たい設定のようで、えっちは半分命がけ。
それを経たことでのハッピーエンドなのかな。
こちらは漫画後のネタ絵が秀逸
その後の”ちょっと太った”という「雪奈ちゃん」はよりむちむちっとしたスタイルで、下着もふんどしになっています。
ああ、本編でソレを描かなかったのは勿体なかったなぁ。(※ノーパンのようでした)
こちらの絵は折り返しでカラーになっていたので、そちらと共にお楽しみ下さい。
色彩があると、より雪女っぽいですね。
また、その裏にあった後任の雪女「雪穂」ちゃん。
こちらがまた良い感じで、もう1話漫画が描けそうでした。
「巴天舞」センセの絵は雪女と相性良く、メインシリーズでもいいかと思います。

福袋のバックが欲しい「マリ」さんは、神様コスプレにてお賽銭をおネダリするのでした。
そんなお正月のえっち短編「かしこみ」
先の「雪のせい」ではふんどしを逃してしまいましたが、こちらの「マリさん」は着用していました
巫女装束(これが自称神様ね)を脱がしてのふんどしという、嬉しい設定です。
ペロってめくってましたねー。
いいんじゃないでしょうか。

同じアパートに住んでいる、人懐っこい後輩「ヒナ」さんの「ハラペコブギウギ」
食事のたびに先輩を訪ねてくる「ヒナさん」
こちらも餌付けっぽいですよ。
また「ヒナさん」も犬ちっくな女性なのでした。
彼女がタダ飯の合コンにつられたことが、意識を持つ切っ掛けとなっています。
慣れか、ちゃんと食事を用意していた彼が可笑しいです。

雪女「雪奈」、神様コスプレ「マリさん」
※左:雪女「雪奈」、右:神様コスプレ「マリさん」
 雪女のお話はシリーズにしてほしいですね。

一緒にキャッチボールや野球をやっていた「マコト」が、実は女の子だったという「ひみちゅ」
間違えられて…言いづらくなって…
初対面でそう思い込んでしまうと、勘違いしたままズルズルいくかなぁ。
「マコトさん」は一緒に楽しみたかっただろうしねー。
普通にお風呂場で見た「赤木」くんはびっくりしたでしょう。
ショートカットで、やや膨らんだくらいの貧乳が可愛いです
その後のネタ絵もキュート。
中扉でカラーになってました。
他の連中には喋らないままだったので、バレないようにドキドキえっちとかシチュエーションが想像できそう。

ほか、「イケない…センパイ」は課長「頼子」さんと軟派な「木下」くんというビジネス短編。
こちらの「頼子さん」が↓表紙ですね。
いちおう、本命っぽく描かれていました。
ただ、彼の慣れた雰囲気から察するに、どうにも落すためのテクニックに見えます。
なかなかモテるようではあったので、今後は不安な毎日を過ごすこととなりそう。
「ラブ★ボブ」は教師「佐藤聖矢」と同僚「鈴木」さんのえっち。
幼馴染み「ユミ」ちゃんの結婚話から、フラれたと思いこんだ彼を慰めるというものなんですが…オチとかしっくりこないですね。
あの展開で「やだっ」とか言われるのは、独特だと思いますけど。

濃淡はそう濃くはなく、そこそこ白比率があってスッキリめ。
各原稿時期には差があるみたい。
新しいだろう漫画には洗練された雰囲気がありました。
描き込みはそれなりで、服などもカタく見えます。
頭と体、細い手足など、全身のバランスが微妙
動きある絵がいまいち良くありません。
良く描かれているコマもあったので、もう少し丁寧さが欲しいところでした。
癖も強め。
合間に描かれているネタ絵などは軽いタッチで比較的良かったので、次に期待ですね。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵2: 全体で不安定でした。各話のおまけページはいい感じです。
・話3: 雪女のお話は、ネタ絵を含めて今後を感じさせるような良いお話でした。
・独3: 気になったのは、前述してきたように”ふんどし”ですね。
合計:[8/15]

少年画報社」さんのサイトにて、「ソーセージ」の前後編のちょろっとが立ち読みできました。
収録では最も良い原稿で全体の雰囲気は掴み辛いですが、参考にはいいかと思います。

フラジール (ヤングコミックコミックス)フラジール (ヤングコミックコミックス)
(2011/03/25)
巴 天舞

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tag : コスプレコメディーラブコメショートカットファンタジー

■密やかに熟れる花 (艶々)

★まんがデーター [14/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : [一般]人妻・村
・おまけ: カバー裏に後日談漫画
・その他: 原作「宇野みづき」、9話収録(全て表題作・1巻完結)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「艶々(つやつや)」センセの「密やかに熟れる花」です。

えーっと、どこまで書いていいんだろう。
多少なりともネタバレると思いますが、ひでるさんの感覚にて、
”購入前に知っておくと何らかの心構えができる”
…部分くらいまで、書きたいと思います。

ただ、最後までドキドキ感を維持したい方は、要注意。
↓この先には進まない方が良いです。

ヒロイン特集1:仕事・プライベートの「圭子さん」
※ヒロイン特集1:仕事・プライベートの「圭子さん」
 だいたいこんな感じの地味目な女性でしたが…。




 ・
 ・
 ・
そろそろいいですかね。

そうした訳で、ブログではなんだか久しぶりの「艶々」センセです。
わーい
前回は「はたらく人妻さん」で、09年のことなんですね。
本気で久しぶりな登場した。
なお、アマゾンを眺めていたところ、4月には連載中の「ものかげのイリス」の1巻も予定されていました。
そちらも楽しみです。

さて、今回の「密やかに熟れる花」ですね。
こちらは一般系のえっち漫画で、1冊まるまるの長編ストーリーになっていました。

”村おこし”として、移住の提案を行っていた春日乃村。
「真木慎吾」は、そのホームページを見て都会から引っ越してきた二十歳の若者でした。
役場の担当者であった「入江圭子」は、生活案内をしていたんですが…ふとした切っ掛けから、彼と関係を持ってしまったのです。
こうして、息子と別居中の旦那がある「圭子」は、思い悩む日々を過ごすこととなるのでした。
大雑把にはそんな感じ。

そんな訳で、「艶々」センセお得意の人妻漫画です。
コメディー要素なく、ドロリとした不倫関係を描いておりました。
重々しい、背徳的な空気はいつも通りの切れ味です。
ずばーっ、ってきますよ。

こちらは1巻で完結するため、「艶々」センセの描かれる人妻系漫画の導入には最適な1冊でした。
じわじわ追い詰められてはいましたが、他の漫画。
例えば、名作「たとえば母が」とか「はだかのくすりゆび」らと比べると、かなーりソフト気味
えっち相手は漫画では2人だけで、際立つ特殊なえっちとか、どうにもならない悲劇的な展開もなく、変な話綺麗におさまった印象

もう少し、”閉鎖的な村”という表現をプッシュしても良かったかもしれません。
追い込まれる部分は、より陰湿にグリグリしてても良かったと思います。
駆け足な印象でしたね。
ただし逆に言えば、じめーっとした暗い部分は比較的あっさりと処理されているため、読み易さに繋がっているかもしれません。
広範囲に刺さるタイプでしょう。
ゆえに、前述した、”導入には最適な1冊”だと思うのです。
「艶々」センセのファンの方のが、物足りなく感じるかもしれません。

ヒロイン特集2:切っ掛けの「圭子さん」
※ヒロイン特集2:切っ掛けの「圭子さん」
 こんなんです。こりゃー、どうにもなりませんね(笑)

えっちに至るまでが描かれた1話目。
冒頭からの4ページはカラー原稿だったんでしょう。
白黒の収録がやや残念です。
静かな村とか、ちょっと彼を気にする「圭子さん」の細かい心情が丁寧に描かれていました。
”役場の担当者”という、ややおカタい雰囲気のなくなる後半シーンに注目
あれは…「真木くん」としたらたまんないでしょうねー。
いい胸でした。
また、慣れていなかったのが幸いしてましたか。
直接続く2話目は、抑え気味だった前話と違って、えっちシーンの多いお話。
こちらに描かれていた、後半の台所シーンが秀逸です。
やっぱり人妻は後ろから。
あの中途半端な脱がせ方がまた良かったです。

「圭子さん」の家庭環境がしっかり描かれる3話目。
こちらにて、別居中であった旦那が登場。
もう頭からつま先まで、カンペキな悪役です。
職場であんなんあった直後、家にも顔を見せておりました。
豪雨で塗れた様がセクシーでしたが、お風呂場での「や…ッ」という反応が妙なまでに可愛らしかったですよ。
また、こちら前半にあった村人の一言がまた嫌らしいです。
4話目は前話オチから続くお風呂えっち。
ここである程度の回答を得たため、ボールは「圭子さん」に委ねられています。
中盤からのアレは…偶然って怖いですね
こちらは漫画ですけど、案外現実もああしたモノだと思います。
5話目もそんな感じ。
故あって、別居中であった旦那とのえっち。
しっかり「真木くん」に目撃されてしまうんですが、実はその切っ掛けをしたのは彼なのでした。
こうした運びはさすがにお上手です。

村の春日神社でのお祭り準備が始まる、クライマックスエピソードの6話目。
キーワード「村」に続くのは、「祭」ですよね。
こちらでは、旦那と「真木くん」の直接対決・序盤戦という感じになっていました。
えげつないことするなぁ。
前回のアレから「真木くん」・「圭子さん」の2人は1週間ほど会っていなかったそうですが、後の流れを自然なものにしていました。
”閉鎖的な村”という描写が前面に出て来る8話目。
旦那と「真木くん」の直接対決・中盤戦もあり、このあたりがやや盛りだくさんな印象
もう少しじわじわ陰湿な感じでも良かったかなぁ。
それっぽくて(笑)

ヒロイン特集3:揺れる「圭子さん」
※ヒロイン特集3:揺れる「圭子さん」
 「圭子さん」がどうするのか、どうなっていくのか、お楽しみに。

1話目から顔を見せていた、「圭子さん」の息子「マサト」くん。
端々に登場し、物語を見守っておりました。
彼にとってはそれなりに父親だった男の正体を見るなど、実際には複雑な心境でしょうけど…いい子でしたね。
綺麗に最後を飾っていたほか、後日談的なカバー裏漫画では主役っぽく登場。
お話の最後をコメディーにオトしていました
ここは面白い。

黒の強い作画ですが、さほどこってりとはしていません。
キャラは描き込みすぎず、すっきりとしています。
あちこちバランスに優れて乱れや崩れもなく、全体的に安定していました。
しっかりとした、完成度の高い背景描写は見事です
特にお祭りシーンは写実的。
明暗の色彩も見事で、ラストを盛り上げていました。
↓表紙・裏表紙のカラー絵は、あまり判断にならないと思います。
なんだか、誤解しそうなエロス具合に感じるの。
それも間違いではないかもしれませんが、ひでるさん的には爽やかな印象なので…。
ヒロイン「圭子さん」は白黒絵のが魅力的ですよ。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 強弱のメリハリが適度な、良い作画でした。
・話5: 多少駆け足感もありましたが、人妻モノとして高い完成度です。
・独4: そっちに力が割かれていただけ、村っぽさが弱めだったかと。
合計:[14/15]

↓表紙は…桃色な白抜き文字に黒背景というのが、お話と合わないような。
「圭子さん」もコテコテしてますね。
判断には、1話のお風呂シーンまでが立ち読みできる「双葉社」さんのHPがいいかと。

密やかに熟れる花 (アクションコミックス)密やかに熟れる花 (アクションコミックス)
(2011/03/28)
画・艶々:作・宇野みづき

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★「艶々」センセの漫画紹介記事

ラブラブ巫女さん かすみの杜
  巫女さん漫画(一般) 
たとえば母が」  「6巻[完結]
 母子の近親モノ(一般)
となりのとなりのお姉さん
 Wお姉さんモノ(一般)
久枝さんの背徳日記
 久枝さんシリーズ、他短編(成年)
ボクノアイジン[限定版]
 CDドラマつき(成年)
我妻姉弟 純情編」 「我妻姉弟 背徳編
 近親モノ(成年)
はだかのくすりゆび
 人妻不倫モノ(一般)
家政婦のミツコさん
 人妻メイド・コメディー(一般)
はたらく人妻さん
 オムニバスの人妻・職業えっちな表題作と中編を収録しています。(一般)


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tag : コメディー

■ロリもぐもぐ! (オオカミうお)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : [成年]貧乳・コスプレ
・おまけ: あとがき、カバー裏に「ヒミツのブカツRPG」、
      描き下ろし「ヒミツのブカツのヒミツ」
・その他: カラー(24P)、短編×16
      (うち「ヒミツのブカツ」×4)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「オオカミうお」センセの「ロリもぐもぐ!」です。

ひでるさんは朝パンと牛乳なんですが。
パンはともかく、牛乳はコンビニもスーパーも全然ないですね。
そんな買い占めたりするものなんでしょうか?
賞味期限とかあると思うのだけど…。

そんなこんなで、本日は初単行本「ろり☆がぶぅ」を紹介している「オオカミうお」センセ。
2冊目は「ロリもぐもぐ!」です。
タイトルそのまま、また↓表紙では食べていましたが…彼女はデリバリーではないのかな。

木野咲きのこ、お嬢様「真雪さん」
※左:木野咲きのこ、右:お嬢様「真雪さん」
 各話によって絵柄の雰囲気も変化しています。

単行本のシリーズはLOでしたが、紹介帯に描かれていたようにロリばっかではありません。
かといって、アダルトではないんですが。
くくるのであれば…貧乳ですかね。
やっぱり時代はそっちか。

裏表紙を飾っているヒロインらの中編ほか、短編の収録された構成。
話数多く、またページ数もなかなか多い単行本に仕上がっています。
カラー漫画も多く収録されていました。
あちこち巧い方なので、読むに楽しい1冊です。

「ハマりやすいお年頃」、「その日の園川さん」、「ふるさと伝承紀行」という3話はカラー原稿8ページの漫画。
どちらも適度な長さがあり、楽しめると思います
うち「ハマりやすいお年頃」は、出会い系サイトで知り合った女の子「ヒナちゃん」が実は娘の友達だった~という、ドキドキ設定です。
漫画は彼女とのえっちで、オチが危険な感覚。
娘「美由紀」さんについての見解は2人異なっていましたが、アレは「ヒナちゃん」のが正解ではないかなぁ。
「その日の園川さん」は…前巻にも出ていた「園川」さんかな?
コスプレイベントでの複数えっちになっています。
「ふるさと伝承紀行」は秘祭「かなみめ」の取材という風情。
こちらはオススメ。
巫女服を着た女の子「董子」さんの複数えっちで、ノスタルジーな雰囲気とか神事とか、「智沢渚優」センセが得意そうなパターン。
第三者的な視点でさらりと終わるので、コテコテとはしていませんが。
鼻の穴までぐりぐりされていましたよ。
「オオカミうお」センセはやっぱり鼻なんですねー。

なお、「山のきのこ」も同様な田舎儀式系統。
年齢差そこそこあったものの、こちらのヒロイン「木野咲きのこ」ちゃんは「豚吉」くんにラブラブ。
テンション高く、パンチラしまくっている可愛らしい娘さんでした。
先の「ふるさと伝承紀行」と違って儀式っぽさは薄く、彼女のキャラがお話をやわらかいものにしています。

そちらと逆に、陰湿なムード漂う「眠り姫」
大人しかったお嬢様「真雪」さんに、主治医「薮内」が催眠療法と称して都合のよい別人格を作ってしまうというお話。
洗脳・調教ネタで、黒タイツなため…名作「独蛾/月吉ヒロキ」みたい。
よくよく見たら、前巻収録の「まいんど・こんとろーる」でも同じ事書いてましたよ。
お好きなネタなんですかね。
大きめなショーツが無理なく素敵でした。
オチはまたヤバい感じなんですが、普通の主治医は「グフフフ……」なんて悪人な笑い方はしないと思う(笑)

「三隅さん」ほか部活メンバー
※「三隅さん」ほか部活メンバー
 こちらがメインシリーズのヒロインたち。皆さん元気ですねぇ。

シリーズ漫画「ヒミツのブカツ」は、「ヒミツのブカツ 委員長のバアイ」、「ヒミツのブカツ 美海のバアイ」、描き下ろし「ヒミツのブカツのヒミツ」と4話続く中編漫画。
それぞれ強い繋がりはなく、同キャラのオムニバスっぽくなっていました。
小競り合いが絶えない、ある意味仲良しな「三隅」さんと「上田亮太」くん。
「亮太くん」は、ある切っ掛けから「三隅さん」らの秘密の部活動について知るのでした。

そんな訳で、男女のえっち部活なお話です。
あのふざけ合っていた「三隅さん」のえっちシーンは強い衝撃でしょう。
かっ、勘違いしないでよっ!
とかなんとか、色々説明しつつ、きっちりえっちしていた「三隅さん」が実にキュートです。
あーんな部活やってたわりにラブいなぁ。
2話目は最もソレっぽくない、眼鏡の委員長さん。
こちらは冗談そのままの逆ナンパな漫画になってます。
真面目そうに見えて、さすが部活メンバーですね。
結構危険な感じになっていました。
3話目は褐色肌な新キャラ「安慶名美海(あげな・みうみ)」さん。
部活に参加した彼女は、弟「太洋」くんの友人「真綿」くんとのえっちになっています。
スポーツ少女らしく、スリムでやや筋肉質な「美海さん」
頭の大きなリボンが可愛らしいのです。
彼女の参加は意外であったようなんですが、その理由はオチで明かされていました。
うわぁ
そうした彼女もいいんですが、仲良く3名並んでえっちしていた様も実に良い眺め。
描き下ろしの最終話は、委員長さん・「美海さん」らのその後も垣間見える集団えっち。
分かり易い「三隅さん」は相変わらずなんですね。
目立つ容姿だった「ケイコ」さんの驚く秘密が明らかになるのでご期待下さい。
な、なるほどー。

「戌井(いぬい)」くんと「加賀美」さんの「流星群の夜」
流星群を見よう、ということで夜の学校に集合した生徒たち。
しかし、宿直教師が予想と違い、散り散りにバラけて逃亡することとなったのです。
だいたいそんな導入部。
結局屋上までたどり着いたのは、「戌井」・「加賀美」の2人だけ。
星空をバックになかなかムードは良く、これを境に大人の階段のぼったような感覚。
教室外で話し声を聞いているコマとか、屋上ではち合わせるコマとか、「加賀美さん」が可愛いですね。
同年代だと、やっぱり女の子のが大人っぽいかな。
ラストページは、なんだか恥ずかしいくらいでした
「二人のより道まわり道」も似た初えっちな漫画ですが、より幼い雰囲気のカップル。
「青木」くんと「小玉」さんは先の2人よりまるまるな描かれ方です。
既に妻を名乗る「小玉さん」が積極的でした。
どーせ早いか遅いかだし
そんな発想がステキです。
ほぼ1人で勝手にお話を進行してましたねー。
「ホンキのれんしゅう」は…女王様ちっくな「相楽緑」さんとそのシモベという彼。
教師「滝田」に憧れる彼女が、えっちの予行練習をする流れ。
途中から気持ちが入ると、ツンデレっぽくなっていました。
後半の彼女がキュートで、続きがみたい短編です。
ぎゃーぎゃー言いつつも予行練習続けるんだろうなぁ。

加賀美さん、小玉さん
※左:加賀美さん、右:小玉さん
 お話はまるで違いますが、この2人のエピソードも良かったです。

ほか、コスプレ系な漫画群です。
レオタード少女「マキ」ちゃんの「こちょ☆こちょ」
いちおう姪という関係な彼女。
くすぐりからのえっち展開です。
ひでるさんも脇の下弱かったですが、痛いのよりくすぐったいのが地獄ですよねー。
「性交報酬」はチアガールな「アキ」さん。
きっちりアンダースコートでした
ちゃんと彼氏がいるんですが…とある理由で別の連中と複数えっちになっています。
そちらにも元許嫁とされる男がいたり、単純な事情ではありません。
「デリバリーはじめました」はミニ・チャイナ服の「名代華名(なだい・かな)」さん。
強迫してきた彼をあっさり返り討ちにしていました。
ううむ、コレは相手が悪かったねぇ。
オチがなかなか気の毒でした。
あのギリギリラインな格好での出前は、えっちなくても見るにいい感じ。
注文したくなりますよ。

コスプレではないですが、「Just the Two of…」は吹き出しのない百合ちっくなもの。
何があってあーなっているのか、ラスト1ページで判明します。
表情や動き良く、巧い方でないと描けないだろう1話でした。

そんな訳で、単純な絵より漫画のが巧いだろう「オオカミうお」センセです。
派手な集団はっちゃけ話から、ちょっと抑えた雰囲気のラブラブ話やノスタルジーな系統まで、なかなか守備範囲は広め
ちょっとずつ雰囲気が変化するんですよね。
太めな強い線ですが、全体的な濃淡はやや薄め。
そうクドい描き込みではないものの、全体は賑やかな描き方です。
3から4の連続するコマがお気にいり。
キャラはどちらかと言うと縦長な輪郭でバランスとして目は小さめ。
描き方として鼻は小さめなんですが、鼻汁とかなんとかで目立っているのが特徴でした。
それぞれ表情が生き生きとしてますね。
ただ、癖はあるので、人を選ぶかもしれません。
事前確認しておいた方が良いかも。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 巧い方です。個人的には満点ですが、やや癖あるかなぁ、と。
・話5: 短編から中編まで良いまとまりでした。暗さないのがいいですね。 
・独4: 器用さを感じます。マイナス面になっているかも。 
合計:[13/15]

なお、「茜新社」さんのHPによると、某書店で購入した場合は”掛け替えカバー”がおまけになっているようです。
前巻で刺さったふんどしヒロインな絵柄なので、お好きな方はぜひ。
あああ、そっちだったかー

ロリもぐもぐ! (TENMAコミックス LO)ロリもぐもぐ! (TENMAコミックス LO)
(2011/03/25)
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■純情発情期 (ナックルカーブ)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : [成年]おバカ・むちむち
・おまけ: あとがき、カバー裏に作品解説漫画、
      描き下ろし「お姉ちゃんは年中発情期」
・その他: 初単行本、カラー(10P)、短編×11
      (うち「洋子さん・姉弟シリーズ」×2)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ナックルカーブ」センセの「純情発情期」です。

そうだSEX、しよう

…とか紹介帯にありました。
く、くだらん。

ということで、購入の決め手はそんな文言に刺さったという、こちら「純情発情期」
「ナックルカーブ」センセの初単行本とのことでした。

描き下ろしで連続があった以外は、収録は短編。
ヒロインの性格が特徴的な1冊です。
紹介帯などには、「ビッチ」という表現がありました。
ひでるさんは正確にその意味を掴んでいないので置いといて、あまり賢くなさそうなおバカっぽい、困った感じのはっちゃけヒロイン群ですね。
いわゆる、ラブコメ王道である可愛らしい女性とは、ややズレてます
ちょっぴり注意ね。
胸もそうですが、お腹周辺から太ももに至るまで、かなりむっちり感な描き方でした
ここは非常に良いと思います。

あちこち味見していたものの、なかなか理想の男性が見つからない「槇村洋子」
その欲求不満は、弟「勇斗」をオモチャにすることで解消しておりました。
やや人間不信になっていた彼。
しかし、年頃でどうやら好きな娘ができたらしく、それをからかっていたところ…逆襲に転じた「勇斗」の言葉に、妙な感覚を覚えたのです。

どうしよう…わたし…マゾかもしれない

槇村洋子
※姉「槇村洋子」
 こうしたSだのMだのという女性はむちむちなんがいいですよね。

だいたいそんな感じが「お姉ちゃんは欲求不満」
カラー原稿もある冒頭話でした。
今回単行本を象徴するようなお話で、描き下ろし「お姉ちゃんは年中発情期」もこちらの姉弟カップルです。
実弟に性的な悪戯をしている姉「洋子さん」
まぁ、女性不信になるわね(笑)
相手がお姉ちゃんなので、あまり逆らうこと出来なかっただろうと思われます。
あれは初めての抵抗かな。
いつものように快楽を追及するべく、「勇斗くん」を挑発していました。
「洋子さん」のモノローグが可笑しいです。
SとMは表裏一体とも聞きますので、案外こんなんは実際にあるかも
わかんないけど。
描き下ろし「お姉ちゃんは年中発情期」は、そちらで切っ掛けとなっていた「宮広」さんコスプレ
裏表紙のような、ポニーテールスクール水着という格好でした。
確かに腰回りがふんわりしていましたが、こちらではより強調された描き方
たぷたぷしてましたねー。
えっち経験豊富な彼女の辿り着いた先が、言葉責めで近親。
さすがレベルが違います。

「お姉ちゃん☆てんぷてーしょん」は、弟にえっちな行為を仕掛けるお姉ちゃん。
Sちっくではなく、先の「洋子さん」よりも愛ある感じ。
ただ、外面が良く、好きとか何とか言ってるのもまた始末に悪そうでしたが。
策を巡らせ、クラスメイト「倉橋」さんを家に誘っていた「夏目雄馬」くん。
それに対し、お姉ちゃんはかなり直接的に動いていました。
えっちしていましたが…呼んだ「倉橋さん」はほったらかしなのね。
「お姉ちゃんの、憂鬱?な一日」は4ページのカラー原稿。
姉「秋津曜子」さんのモノローグで進行するタイプです。
ラストお風呂えっちでの「やっぱりきたァ」の部分が好き。
弟さんは…タフね。

「ないしょの出来事」は、妹「若葉」さん。
妹の写真で妄想を爆発させていた、シスコンな兄。
あんなん見せられた後に家で2人きりというのは…危険ですね。
ただ、さすがに年頃で興味もたっぷりなためか、寝ていた(フリ)お兄ちゃんに対して良い反応をしていました。
どっちもどっちだ。
こ…これでいいんでしょっ!
という1コマがいい感じ。
そんなんしつつも、直接えっちに至るまで紆余曲折長かったのは正解だと思います。

「刺激的な休日」は近所のお姉ちゃんという風情。
「由佳」さんと、よく遊びに来る男の子「勇太」ら2人とのえっちになってます。
こうした配置だと、年上らしく教えてあげるか、お遊び的にされるパターンがセオリーですよね。
漫画は後者で、刺激を欲した「由佳さん」は自らオモチャを忍ばせていました。
そんなんでの電気あんまがいい感じ。
子供らしいですが…あれはなかなかエロいよね
股間に硬いモノを感じ、見てみよう(笑)という流れからのえっち展開です。
彼ら2人がもう少し成長したらどうなるかなーって思いました。

近所のお姉ちゃん「由佳さん」、「早瀬みなも」
※左:近所のお姉ちゃん「由佳さん」、右:「早瀬みなも」
 変ですが、「みなもさん」は可愛い娘でした。

↓表紙を飾っている「早瀬みなも」さんの「みなもアグレッシヴッ!」
初めてを捧げるに理想的な股間を探している「みなもさん」
告白してきた相手のアソコを審査していたものの、いまだ理想なモノには巡り合えていなかったのです。
そんな話をしていたところ、友人「渡会千早」さんが兄「渡会恭一」を撮影していたソレに衝撃を受け、熱いアタックを繰り返すようになっていたのでした。

えっち探究ということで、先の姉「洋子さん」と同じく単行本を代表するようなキャラクターです。
まぁ、未経験なんですが(笑)
実際何名かの男子に告白されており、普通にしていれば可愛いと思うんですが…いきなり股間撮影されたらねぇ。
それでも消去せず、眺めてるのが素敵。
どんな女だ。
刺さった「恭一くん」に対してはなかなかウザいくらいに熱く、結構マジめな彼に対してガツガツ迫っています。
あれはちょっとノイローゼですわねー。
切っ掛けは股間からでしたが、いちおう人間的にも好いているらしく、可愛らしい様も見せていましたが。
個人的には妹「千早さん」が気になりました。

「姫野冬子」、「氷室由利」というクラスでのヒロイン対立な「ワタシがいちばんっ!」
いかにもWヒロインっぽいんですが、漫画のメインは一番の座を奪われた「冬子さん」です。
ややウザい「鎌田」くんを利用して、「由利さん」の弱味を握ろうと暗躍するんですが…彼はなかなか交渉上手で、先にご褒美を狙ってきたのでした。
あれを受け入れるのは、余裕のない証拠でしょう。
「鎌田くん」は良い判断でした。
前半では可愛らしい雰囲気だった「由利さん」が、逆に仕掛ける展開は見事。
この漫画のヒロインらしいです
「冬子さん」はえっちでメロメロにされてしまうのでした。
漫画として「由利さん」との部分が省略されていたものの、オチはまたいいですねー。

姫野冬子、人妻「律子さん」
※左:姫野冬子、�右:人妻「律子さん」
 悪い顔ですねー。比較も兼ねてみました。

Wヒロインな漫画「お嫁さんにしてしてっ」
他がブッ飛んでいるためか、こんなんは普通に見えますね。
お隣に住む姉妹「支倉沙耶」、「支倉真理奈」のコスプレえっち対決になっています。
もう少し「沙耶さん」を年上っぽく、あるいは「真理奈さん」を年下っぽく変化をつけたかったかな。
「八百屋さんへ行こう!」は、原稿時期が違っていそうな雰囲気ですね。
(※初期3作品の1つでした)
ヒロインのバランスとか、濃く目立つ男性キャラとか…。
お話は人妻「律子」さんの複数えっち。
そのままずるーっていかず、中盤に登場の昔馴染み「直也」くんがイイ味をだしていました。
委員長「聡子」と幼馴染み「進藤汰一」の「観覧車で仲直り」
観覧車えっちですね。
漫画中でも言われてましたが、けっこう上下は丸見えなもの。
アレはばっちり見られていただろうなぁ。

ややツヤっとした、デジタルな絵柄。
今風の洗練されたものですね。
コマ割りは細かく、ページ全体を目一杯に使う方でした。
かなりごっちゃりとした印象です。
なお、初単行本でしたが安定感もありました。
細めで柔らかな線。
ヒロインは幅広めで肉付きの良い、健康的なむっちり感です。
さほど濃淡は濃くないものの、雰囲気こってり気味。
癖はあったので、人を選ぶかもしれません。
カラーとそう変化しないタイプなので、↓表紙にて判断下さい。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: むっちり太めなです。個性強めでした。
・話4: お姉ちゃんとか、強めなヒロインがいいかと。これはコメディーですねー。
・独5: 独特なエロい女性陣が素敵です。結構隙があるのもイイ感じ。
合計:[13/15]

次も楽しみになるような、良い単行本でした。
他で見られない、強くありつつも弱さもあるという、可愛いだけではないヒロインを期待します。

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■おねだり上手ッ (みやもとゆう)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : [成年]ラブコメ・恋愛
・おまけ: あとがき、カバー裏に「おまけの答え合わせ」、
      描き下ろし「プレゼント」
・その他: カラー(4P)、短編×13
      (うち「津村兄妹シリーズ」×2)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「みやもとゆう」センセの「おねだり上手ッ」です。

実際のところ、最初に見たのはネット上でした。
本編はいいんです。
ただ、今回の↓表紙は…個人的に相当微妙

もし「みやもとゆう」センセの名前でなければ、手には取りません。
髪の毛に輪郭、それに対する目・口の配置具合とか、胸から腰までにかけてのバランスが悪いのです。
なんでこんなんにしたんだろう。
白の背景は本編同様に爽やかでいいものの、タイトルなどを含めてインパクトは薄め。
スタイリッシュでもなく、多く単行本が並ぶ中で、これではパンチ弱いかと

本編では違和感とかないんですけどねー。
不思議。
カラーで言えば、冒頭の漫画原稿のが良いくらい。
かと言って、そうそう悪いものでもないと思いますが…。
まぁ、「みやもとゆう」センセはもともと白黒のが味あって良い感じ。
単純に絵というより、表現とか擬音とかコマ配置とか構図とか…様々な要素を含め、漫画のが巧い方なんでしょう
ひでるさんは好みなタイプです。

村上和歌、津村愛実
※左:村上和歌、右:津村愛実
 あちこちの表情が良く描かれています。

せっかくなので、絵の話題を続けますね。
さらりとした、緩やかな曲線。
濃淡は濃くはなく、描き込みは不足を感じないくらいですっきり。
目立つ乱れや崩れもありません。
全体的にこざっばりとして、見易いものでした。
コマ割りは細かめで、そうそうぶち抜くこともなく、スルリとおさまっています。
特に表情には優れ、コメディー描写は擬音・漫符などが良い按配
重々しさのない軽い空気がラブコメを盛り上げていました。
ヒロイン絵で可愛らしい系統で、大きい目と口、逆に小さい鼻が特徴。
横顔のラインも独特で、ぺたーとした平たいタッチ。
今回はアダルトキャラがいなかったのが、ちと残念ですね。

それなりに癖はあるのため人を選ぶかもしれません。
ただし、そう嫌な感じのない画風だと思いますが。
前述してきたように、カラー絵があまり…なので、そっちで判断するのは早計。
出版社「マックス」さんのHPにてサンプルが確認できるので、ぜひネット検索してみて下さい。

そんな感じにつらつらと書いてきましたが。
こちらのブログでは、「おいしくたべてね」、「ギュッてしてね」と紹介している「みやもとゆう」センセです。
最新巻は「おねだり上手ッ」です。
相変わらずの、あまーいラブコメ短編集。
同キャラの連続話が1エピソードありました。
そちら以外は、基本的に短編集。
…って見せかけて、実は収録された各話は、別のお話と関連する部分もあるのでした
前回「えむ・かの」でもありました、ひでるさん好きな同一世界モノです。
ただ、そう目立つように描かれてはおらず、そーっとリンクしているような感覚。
それがためクイズっぽくなっており、カバー裏に書かれていた「おまけの答え合わせ」というのはそんなんでした。

今回は、その数が少なめだったのでちと残念。
ぶっちゃけ、あとがき見るまでスルーしてしまったくらい。
非常に高い難度のリンクもあるので、ぜひ探してみて下さい。
↓各話の話題でも触れないようにしますね。
もうちょっと欲しかったなぁ。

カラー原稿のある冒頭話は「Queen」
クラスで「千原」くんの隣に座っている、「村上和歌」さん。
しれっとした口の悪い美人で、”和歌様に踏まれ隊”なんてファンクラブもあるという女王様ちっくな方でした。
そんな彼女が珍しく忘れ物をしたことで、意外な一面を見ることとなったのです。
カラー原稿部分は、妄想での「和歌さん」
そんな前フリとファンクラブの存在がため、「ありがと」の一言に強い破壊力がありました。
こんな娘が目一杯に照れてるのはいいですねー。
えっちへのアプローチも可愛らしいものでした。
彼も言ってましたが、いじめたくなりますよ。

そちらと同じく、眼鏡なヒロイン「戸浦日向」さんの「ワンステップ」
実は両想いだった「川口」くんとのえっち展開です。
定番の大人しい優等生という彼女。
と…戸浦って…着痩せするんだな
そう驚いていましたが、脱いだ際のインパクトがきっちり表現されていました。
こんなんいいですね。

同じ真面目でも、風紀委員でカタイ物言いが特徴の「彩佳」さん。
合気道部でもある彼女は、最近報告されるいじめ・カツアゲ防止のため、放課後の見回りをしていたところ…妹「紗和」のえっち現場に鉢合わせしてしまったのでした。
その衝撃に失神してしまった彼女は保健室に運ばれ、彼氏「山崎大雅」が呼び出されたのです。
そんなんが「教育開始っ!」
ネタ的には、先の「和歌さん」と似て、えっち免疫がない彼女とのえっち展開。
初めてではないんですけどねー。
年上な「大雅くん」に食ってかかっていた妹「紗和さん」が可笑しいです。
下手すると(?)、彼女とのえっちも狙えそうな気がしました。
成年漫画だし。

先輩「若葉さん」、上田岬
※左:先輩「若葉さん」、右:上田岬
 「若葉さん」は布団かぶったりするんですねー。

「Kiss of thanks!」、「The reward is ABC」が同一キャラの連続モノ。
可愛く、何かとモテる「津村愛実」さん。
義兄で同じ学園の教師でもある「津村達矢」は、そんな彼女に言い寄る男子を牽制をしていたのです。
出会った際の描写がありましたが…彼そこそこな年齢なので、あーした感じは持って当然。
気が気でないでしょうね。
同じ学校で教師・生徒という関係も盛り上げる要因。
もうちょっと周辺設定あれば、色々シチュエーションも考えられるのでシリーズとして良いかも。
そうそう声なんかかけられないわよ?
とかなんとか言っていた「愛実さん」
たぶんねぇ、本人あまり自覚ないだけじゃあないかなぁ。
(※4通くらいラブレターを貰ってます)
また、「達矢くん」から見たら、より危なっかしく見えるだろうし。
寄りかかってくる描写と、「えいっ」ってなキスシーンが良かったです。
いいなぁ、「愛実さん」
続くエピソードは、冒頭の嫉妬する彼女に注目。
大丈夫、「達矢くん」はそうそうモテないってば(笑)
こちらは右手を怪我していた「達矢くん」のお世話をするというもの。
漫画はお風呂でしたが、ぜひトイレとかも手伝ってほしいですね。
オチでもラブラブでしたよ。

従姉「桃子」さんと「湊」くんの「ハーベスト」、ほわーっとした先輩「若葉」さんの「ふわふわStudy」が収録では年上ヒロインです。(※デザイナー「晶さん」も年上かな)
もうふたまわりくらいアダルトなキャラが見たかったなぁ。
前者「桃子さん」はポニーテールの活発な女性。
あの薄着なのもアピールですかね。
一般基準なんか知らないわよ
そんな一言が刺さります。
後者「若葉さん」は見ていて危なっかしい女性。
バカではないんでしょうけれど世間知らずで、常に背景がお花畑のような感じ。
”オーディオビデオ”だと思っていたらしい、実際りAVを見た際のリアクションが可愛らしいです。
…いくつだ。
自分のえっち後でも同様な行動をしてましたね。

「Coach!」はスポーツ万能な「上田岬」さん。
球技大会でテニスに推薦された「岬さん」ですが、実はその経験なかったのです。
そんな訳で、テニス部な彼氏「隼人」くんにコーチをお願いしたのでした。
実は、未経験なテニスをわざわざ引き受けたのにも、ちゃんとした理由がありました。
ちょっとツンデレちっくなんがキュートですね。
テニスウェアを着てましたが、どこで調達してきたんだろう。
ちょっとアンダースコートを脱がすの早くて残念。
漫画の描写ではえっちだけでしたが、オチ部分ではラリーまでできるようになってた「岬さん」
ひでるさんは球技ダメなので、羨ましいですよ。

男子に交じって遊ぶ「倉木」さんの「乙女保管計画」
”男らしい”とか言われる彼女の思考は結構乙女ちっくで、「藤宮」くんには気になる存在でした。
スカートのまま運動している「倉木さん」
そんなら平気だって
とか言っておりました。
期待した通り、下にブルマ着用でしたね。
それはそれでちらちらするので、目に優しいものなんですが。
突然の雨による、透け描写からの発展です。
さすがに可愛らしいデザインのブラをしてましたねー。
もしかしたら家では女の子っぽい格好してるかも。

郁ちゃん
※郁ちゃん
 笑顔の可愛い「郁ちゃん」です。

隣に住む妹的な幼馴染み「郁」ちゃんの「げっちゅ!」
細目と八重歯の可愛い「郁ちゃん」
かなり前向きで行動力もあり、告白しようとしていた「晴樹」くんの邪魔をしておりました。
さんざん今まで~
なんて台詞もあり、あんなん頻繁であったみたい。
ああした、わざと空気読まないくらいのアクティブさは素敵ですね。

ゴスロリショップ店員・デザイナーの卵という「晶」さんと「薫」くんの「プリティ・ダーリン」
2人ともどっちつかずなお名前ですね。
「薫くん」はほぼ女の子な容姿で、店前で服を眺めていれば、勘違いされて当然。
深く「晶さん」に刺さったようで、いきなり声をかけられただけでなく、そのモデルとなっていました。
なんとなく「AliceQuartet OBBLIGATO/藤枝雅」を思い出しますね。
ネタは一発モノですが、もうちょっと2人を見たい感じ。
流れから寝間着だったのがちと残念。
なお、描き下ろし「プレゼント」の「由奈」ちゃんの彼氏「しーちゃん」は、流行りな”男の娘”でした。
試着室えっちなんですが、「由奈ちゃん」は容姿と裏腹にまた意外に胸大きい娘なのね。

笹川このか
※おまけ:笹川このか
 このコマね。

”霊に触れるお人好し”という「花田大輔」くんの「お願いきいてっ」
霊が見える、触れれる、という「大輔くん」
お人好しで知られ、悩み相談に霊たちが列を成していました。
ふと窓から見た可愛い娘「笹川このか」さんもやはり霊だったんですが、その相談内容はえっちしてほしいというものだったのです。
コミカルで雰囲気も良く、こちらも2、3話見たい感じの設定。
時間に関わらず霊の相談を受け付けているという、彼の日常を見たいです。
「このかさん」を見た際の、「人間か?幽霊の方か?」というリアクションもいいですねー。
彼女もコロコロ表情の変わる楽しい娘で、とくにぼたぼた泣いてるコマが秀逸。
オチはあーだったんですが、そのままのが個人的には良かったなぁ。
最終的に周囲は人外ばっかになるのよ。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 個人的にはこの軽いタッチが大好きなんですけれど。
・話4: 各話のリンクが減ってしまったのは残念でした。
・独4: 甘いラブコメ群ですね。もうひと球種あればなぁ、って思いました。
合計:[12/15]

短編もいいですが、良い設定のエピソードもあったので、数話の中編が見たいです。
各話のリンクはぜひ今後も続けてほしいです。

おねだり上手ッ (ポプリコミックス)おねだり上手ッ (ポプリコミックス)
(2011/03/24)
みやもと ゆう

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tag : ラブコメコメディーポニーテール

■みみミミック  (刻田門大)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■■
・属性 : [一般]コメディー・魔法バトル
・おまけ: あとがき、描き下ろし(?)「おまけまんが」、
      カバー裏にオマケ漫画。
・その他: 折り返しにコメント、7話収録、現在1巻まで発売中。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「刻田門大(ときた・もんた)」センセの「みみミミック 1巻」です。

ああ、こんなんいいかも

一言で示すならば、こちらの「みみミミック」はそうした漫画です。
ジャンルとしてはいちおうコメディー分類。
魔法でどーのこーのしている、はっちゃけタイプでした。
細かくキッチリした設定というより、”耳魔導士”とかなんとか、駄洒落とテンションで押し切ってるような感じよ。
バカバカしい面白さですね。

水無月カナミ
※水無月カナミ
 実に健康的なスタイルの「カナミちゃん」です。

そうしたオモシロ部分もいいんですが、こちらのウリは”じんわりとしたエロス描写”にあると思います。

一般系の単行本なので、直接えっちシーンはありません。
それどころか、実はバストトップは無論のこと、パンチラ程度すらなかったですね。
ちょっと意外。
ぱっと見で目立つ主人公のライバル”胸魔道士”さんが、全裸に包帯巻いた姿(しかも褐色肌)という刺激的なものくらい。
そんなんもエロスには違いないんですが…注目は主人公の「カナミ」ちゃん。

成長期な彼女はお尻の成長著しいようなんですが…そんなむちっとしてきた身体を包む、ぴったり気味の服装が実に良い感じなのでした
シワ具合とかが巧く、キッチリ見えないけれどなんとなく丸みが分かる、くらいの感覚が絶妙です
あとがきによると。
”お尻のぴったり感が出る”というコトで、よくあるプリーツスカート(ひだのあるやつね)ではなく普通のモノにしてる。
…とのことでした。
ううむ、「刻田門大」センセ、さすがです。
なんでもかんでも脱げばいいというモノではないですね。
あの制服はナイス・チョイスでした。
良かったです!
めでたし・めでたし。


まぁ、「みみミミック」の魅力はだいたいそうしたトコロかと。
そんなんが伝えられれば十分な気もしますが、いつものようにもう少し続けてみます。

イチャつく2人
※イチャつく2人
 主要メンバーは女性ばかりでした。こんなシーンもあったりします。
 
主人公「水無月カナミ」はショートカットの中学生。
ある日彼女は、母「レイコ」から”耳魔導士”の血を受け継いでいると知らされたのです。
「カナミ」にもあっさり魔力が発動し、パートナー・マスコットの「ミミオ」も登場。
こうして、耳魔法を駆使して戦うことになったんですが…友人「笹木サトコ」も同じような魔導士の1人だったのでした。
大雑把にはそうした感じ。

バトルもありますが、アクションではなくお得意なコメディー仕上がりです。
マスコット「ミミオ」との掛け合いは魔法少女らしいものの、えろいボケをする彼に激しくツッコむような感じでした。
なお、「刻田門大」センセはアンソロジーとか4コマ多かったようですが、こちらはオリジナルのストーリー漫画です。

ややクセっ毛な主人公・ヒロインの「カナミちゃん」
”耳魔導士”ということで、それっぽいネタが目白押し。
魔法発動も「イヤー」という叫びでした。
こんなんは「夢幻境館/美衣暁」にもありましたね。
各魔道士のメインパーツは、魔力の源であると同時に最大の急所
そのため、「カナミちゃん」はよく耳をいじられ、狙われ、作中で可愛らしい反応を見せていました。
そうか、ソレでわざわざ耳にしたのか。

3話でレベルアップし、爆発場所がランダムになるほか、HPも上がっています。
この”HP”は、よくあるRPGのソレと違って”ヒップ・ポイント”の略。
さきほど前述しておりますが、「カナミちゃん」のお尻が成長していました。
ココが漫画の売りです(笑)
1話の”生殺し”とか、穿いてるらしい縞パンとか…漫画中でのサービスはちらほらとありましたが、絵として描かれていません。
5話の扉絵とか、ギリギリ見せないのが逆に想像させて良いのかな。
恥ずかしがる「カナミちゃん」もキュートでした。
また、なぜかイチャイチャしてくる友人「サトコさん」との絡みも良かったですね。
4話では勘違いされてたりして、百合漫画ちっくでした。

「カナミちゃん」の母「レイコさん」は眼鏡で巨乳な方。
中学生でも結構イイカラダしているという、「カナミちゃん」もそのうち立派なものになるのでしょう。
彼女が来ている縦縞なセーターにも「刻田門大」センセの強いこだわりがありました。
ああ、なるほど。
ショーツは横縞ですが、セーターは縦縞なんですね。
そういう意識なかった訳でないものの、これからはよりジットリした目線で見れそうです(笑)
うふふ。

ポニーテールで背丈も高い美人系でしたが、半開きな目と低いテンションが特徴な友人「サトコさん」
彼女は”目魔道士”
パートナー「マナコ」はサイコロですね。
なるほど、目か。
ちなみに2話「ミミオ」は、食パンに変化していましたが…こっちも耳ですか。
いつまでこんなネタが続くんだろう。
他にそうした言い方するものあったっけかな。
目の色が変わる」、「見た目が9割」など、彼女の使う目魔法は登場魔道士の中でもっとも巧くハマっていたと思います。

笹木サトコ、ヒナちゃん
※左:笹木サトコ、右:ヒナちゃん
 次巻はどんな魔道士が登場するのか、期待しましょう。

ほか、3話から登場の、ライバル”胸魔道士”さん
包帯だけの格好(※裏表紙参照)はエロい事に違いないんですけど、あっさり描かれて恥じらいもないためか、「カナミちゃん」のお尻のが刺さりますね。
彼女よく顔真っ赤にしてたし。
ただ、当然弱点は胸であり、「レイコさん」に揉まれて撤退することとなる4話は必見。
5話に登場する「ヒナ」ちゃんは”髪魔道士”
ツインテール状態でもヒザほどまである長さの髪を操ってたものの、それが弱点という下手をすれば最弱な設定でした。
彼女はミニスカート・タイツな服装がいいですね。
そのタイツですが、7話では「ミミオ」に侵入されるというえっち展開がありましたよー。

強めな線のしっかり絵柄。
黒が強く、ぱっと見の雰囲気よりも描き込まれていて濃厚でした。
高めなテンションで、ページ全体が賑やかであるというのも、その手助けをしていたと思います。
キャラ絵は丸っこく横幅広め。
バランス感覚では、「刻田門大」センセ独自のものでしたが、可愛くまとまっていました。
↓表紙などカラー絵よりも、白黒絵のが味あって良いですね。
いかにも癖が強そうな雰囲気はそのまま判断材料になるでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 個人的には5でもいいですが、癖あるので。
・話3: はっちゃけコメディーでした。漫画の売りはこちらではありません。
・独5: コメディーでなく、実はじんわりエロス部分のが読者に深く刺さるのでは。
合計:[12/15]

あとがきの”夏服の上着を脱いだ”という「カナミちゃん」が実に良かったです。
コレ表紙のが良かったのでは?

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■おっパ!! (仏さんじょ)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■□□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■■
・属性 : [一般]コメディー・おっぱい
・おまけ: 巻末とくべつふろく・4コマ、ゲストページ
・その他: 折り返しにコメント、7話収録(全て表題作・1巻完結)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「仏さんじょ(いむ・さんじょ)」センセの「おっパ!! OPPAI-ESPer」です。

あちこちで話題な、ACのコマーシャル。
そちらの”思いやり編”なんですが、冒頭の妊婦さんに席を譲っている女性。
なんだか、「宮咲志帆」さんに見えます。
見えません?
これは、一種のノイローゼですかね(笑)
もし本当だったら凄いですが…ないか。

そんなどーでも良い話題はそれくらいに、本日は「おっパ!! OPPAI-ESPer」です。
本当は別の漫画をやる予定だったんですが、読んだ際の強いインパクトで急遽こちらに変更してみました
なんというか、やっぱり「仏さんじょ」センセは凄い。

「沢谷さわり」、「恵比島絵美」、「赤井あかね」
※左から、「沢谷さわり」、「恵比島絵美」、「赤井あかね」
 勢いとインパクトはモノ凄いものがありました。
 
…そんな訳で、

”おっぱい揉んで強くなる!”

そうした文言が紹介帯にありました。
脱げば脱ぐほど強くなる、という「裸神活殺拳」みたいな馬鹿馬鹿しさが良いですね。
ちなみに紹介帯の文字サイズは、
「Aカップから←→Zカップ??ありとあらゆる「おっぱい」勢揃い!」
…の方が大きかったんですけど、インパクト狙いなら先の文言だったかなー。
これは、色々な配慮がため?

世間を騒がせている、全世界からの巨乳撲滅を目指す「ぺたぺた団」
その構成員「ジェントルメン」は、団長「♪(はちぶおんぷ)」指揮の下、女性の胸を削って平らにしておりました。
一方、胸をこよなく愛する女性、主人公「沢谷さわり」
彼女は単なるフェチ女性でなく、「おっぱいエスパー」略して「おっパ」という、不思議な能力を持っていたのです。
「さわり」はおっぱいアシスタンツ「恵比島絵美」、「赤井あかね」らと共に、「ぺたぺた団」の野望に対抗するのでした。
だいたいはそんな雰囲気。

1冊まるまるの長編漫画です。
大きなストーリーなく、連続性は薄め。
基本的には主人公と敵の対決で1話が終わるという、ヒーローモノな形式。
とはいえ、内容は相変わらずのコメディー系でした。
失礼ながら、意外にお話はちゃんとしていた「年中無休★サンタさん!」、初見では度肝を抜かれたメイド喫茶対決「ろりぽ アンリミテッド」などと比べ、よりぶっ飛ばした感覚
そう、「厳守!きまり学園」も相当にはっちゃけた漫画でしたが、単語”おっぱい”の強さでこっちに軍配かな。

”おっぱいエスパー”という主人公「さわりさん」
女性の胸を揉むことで、そのカップとなる英文字の能力が使えるという設定。
その能力幅がかなり大きく、Aカップで「アタック(Attack)」という定番技を筆頭に、英文字が合えばなんでもできそうな雰囲気です
4話では、Hカップで「平和(Heiwa)」なーんて、ローマ字読みにも対応しておりました。
発想が合えばOKそうですね。
唯一、自分の胸を揉んで発動する描写はなかったので、必ずもう1人が必要にはなりそうでしたが、胸があればほぼ無敵
どちらかゲームに登場したら(ないか)、そのバランスを崩しそうでしたよ。

そのため、各話の対決でも基本的にピンチには陥っておりません。
おちゃらけてるだけですね。

団長「♪(はちぶおんぷ)」、整形外科医「宗像たわわ」
※左:団長「♪(はちぶおんぷ)」、右:整形外科医「宗像たわわ」
 ライバルキャラです。「♪さん」が途中から出てこなくなったのが残念。

「ぺたぺた団」のハイジャックから始まる1話目。
5ページから、バストトップありの胸アップ絵が描かれていました。
いちおうコレは一般漫画なんですが、その露出は頻繁です
まぁ、えろくはないんですが。
団長「♪」は”巨乳を削り落とす”という魔法のリューターを持っており、文字通り貧乳にしておりました。
コレはおっかないなぁ。
ただ、「ぺたぺた団」の活動はかなり地道なもので、飛行機を襲ったのはHカップアイドル「姫川ひな」を狙ってのもの。
巨乳撲滅には、かなり時間がかかりそうですねー。
ちなみに、「さわりさん」が同じ飛行機に乗り合わせていたのも、”偶然”とのことでしたが。
なお、2話ではガスを吸引した女性が貧乳になるという「ペタンガス」を開発していた「ぺたぺた団」
そうそう、コレよコレ。
最初からこっち作ってればいいのに。
ただ、変に活動していたためか、「さわりさん」が凄いのか、いきなり秘密施設に乗り込まれていました
しかも、「アカネさん」とのAカップで「アタック(Attack)」にて、たった1コマで壊滅されられています。
最終回かと思いましたよ。
後半は散布されんとする「ペタンガス」を封じ込める流れでしたが、こちらもトンデモな結末が待っています。

3話は「ぺたぺた団」の経営するファミレス店での対決でした。
Aカップ以下限定ではあったものの、時給3千円とちゃんと給与も払っている様子。
チェーン展開を狙っているそうですが、また地道なことやってますねー。
平麺、平皿に薄味まで、ぺったんを徹底していたのが素敵。
学園での「さわりさん」が描かれる、日常描写の4話。
なんと団長「♪」はクラスメイトで、名前も「八分おんぷ」とそのまんま。
ウェイトレス姿な彼女に気付いていなかった前回と同じく、なぜか「さわりさん」は全く気付いていないのでした。
うーん、いつも胸だけ見てるためかな。
こちらは保健委員決めの争いで、”身体測定廃止”で女子の支持を集めた団長「♪」と、”おっぱい揉み放題”と男子の支持を集めた「さわりさん」の対決になってます。

発動・”おっぱいエスパー”
※発動・”おっぱいエスパー”
 だいたいこんな感じで、何でもアリでした。

非現実おっぱい、ということで美容整形な5話。
こちらはAカップな「アカネさん」の主役回ですね。
「さわりさん」に従順で、Aカップを披露していた彼女の本心が明らかになっていました。
実は気にしてたのね
中盤の暴露シーンが可笑しいです。
なお、こちらでは新キャラ・整形外科医「宗像たわわ」が登場していました。
彼女は「ぺたぺた団」と無関係。
6話も「たわわさん」で、アイスクリームチェーン店を経営しておりました。
彼女は特に胸に関する野望もなく、こちらの対決もボタンの掛け違いみたいなもの。
オチにまた新キャラが登場し、その勢いで最終話へと繋がっています。
おっぱいエスパーの天敵なので、どんなんかお楽しみに。
なるほど、って感じでした。
そんなにお話どうのという漫画ではないですが…「ぺたぺた団」はほったらかしなのね。
もしかして団長「♪」は失神したままだったりして。
個人的には最終話にて「さわりさん」と共に活躍してほしかったなぁ。

絵柄は大まかにいつも通り。
コメディーの勢いで押すタイプですね。
はっちゃけてるためか…心なしか「サンタさん!」よりもこざっぱりした印象です。
ただ、表現的に分かり辛い点とか、見辛い点もなく、テンポは崩れておりません。
絵で売るタイプではないので、特に問題はないでしょう。
だいたいは↓表紙・裏表紙の判断で良いと思います。
ネタがため、おっぱい絵は非常に多く、好きな方はちょっぴり幸せかも。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵2: 軽い感覚の作画になってます。
・話3: はっちゃけたコメディーですね。読ませるタイプではないです。
・独5: この漫画は何と言ってもインパクトの一言につきると思います。
合計:[10/15]

ラストのAからZまでは必見です。
こっそりもう1冊買わせようとしている、”巻末とくべつふろく”も凄いですね。

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(2011/03/19)
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■人外の恋人 (梶山浩)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■■
・属性 : [成年]人外・ラブコメ
・おまけ: あとがき、合間にキャラ絵・解説、
      描き下ろし(?)「人外の恋人・補完」
・その他: カラー(28P)、短編×11
      (うち「首輪シリーズ」×3、「猫好きな悪魔とその飼い猫の話」×2)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「梶山浩(かじやま・ひろし)」センセの「人外の恋人」です。

ちょっとスペースをお借りして。
ブログでも紹介しております、「恋愛専科/ミズタマ」の2巻を読みました。
それぞれヒロインが個性的でいいですねー。
連続巻の場合、ひでるさんはたいてい前巻の記憶なくなってしまうんですが、こちらは読んですぐにすっと入っていけました。
相変わらずキャラは可愛く、またラブコメ度も増しており、非常に良い感じです。

恋愛専科 (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)恋愛専科 (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
(2011/03/12)
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ほか、「ウワガキ/八十八良」の2巻。
巧いです。
合間の4コマなども良く、完成度の高い単行本。
具体的に何とは言いませんが、そこらの有名なモノより断然優れていると思います。
(※それぞれ好みはあるでしょうけれど)
個人的には、妹「咲子ちゃん」の”ふおお…”がまたあったのが嬉しいところでした。
成年系から「八十八良」センセが遠ざかってしまいそうで不安ですが。

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(2011/03/14)
八十八 良

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そうした前置きとは関係なく、本日は「人外の恋人」です。
これが3冊目?
描かれている「梶山浩」センセは…そうですよね、過去にPCゲーム「ドラゴンマスターシルク」などの原画をされてた方で合ってると思います。
うわー、懐かしいなぁ。
漫画家さんというより、イラストメインな方かな。
今回はタイトルそのまま普通の男女はなく、どっちかが人外という、いかにも成年漫画なジャンルです。
そんなんが好きかどうかがポイントになるでしょう。
また、同人誌からの収録も何点かある様子(※詳しくは「梶山浩」センセのHPでどうぞ)なので、既に所持している方は先に調べた方が良さそうです。

マフィン、タマラ
※左:マフィン、右:タマラ
 「タマラさん」の外出着がまた可愛いので注目です。

紹介帯には、
”フルカラー触手姦&猫耳ピンナップ 圧巻の28P!!”
とか書いてありました。
なんか凄いですね。
そんな訳で、触手えっちな「BOTTOM OF DARKWORLD」、「御姫様の秘密」から。
前者はカラー16ページで冒頭話。
こちらは裏表紙の2人が、触手にされるパターン。
背景が石造りで、城か、ダンジョンかという風情。
足元は祭壇みたい。
なんらかの儀式っぽいですね。
着ている制服っぽい衣装と共に、首手足の拘束具が印象的でした。
後者は8ページで、お姫様と触手。
合間に描かれていたお姫様の漫画なようです。
ティアラはあるものの、こちらも制服っぽい衣装ですね。
ショートカットの可愛らしい方でした。
どちらも雰囲気たっぷりなんですが、ほぼ吹き出しはなく、単純えっちな漫画になっています。
そうハードではないので、慣れてない方にはいいかも。たぶん。
なお、もくじにある「Cat people」はカラーイラストの4ページ。
これが猫耳ピンナップかな。

3話ほど収録の「首輪の話」は、後半の2話「首輪の話2」に繋がりがあります。
「首輪の話」は、自宅前にいた「犬」を拾うというもの。
犬耳ヒロインで、よく舌を出しているのがソレっぽいですね。
他の漫画ではあんまりなかったなぁ。
えっち直前にて、「あのあの、私犬ですよ」とか言ってるのが独特。
犬ですよ、って喋られてもねぇ(笑)
後半の「首輪の話2」の1話目は、奥さまが犬を拾うパターン。
そう、こちらはヒロイン人間で、犬耳が男性(オスか)となっています。
筋肉質な成犬で、眼鏡な人妻に荒々しいえっちを仕掛けていました。
母乳な描写ほか、お尻などもあります。
なんだか先の犬耳ヒロインよりエロい感じよ。
そちらの奥様が「小川」さんだと判明する「首輪の話2」の2話目。
こちらはその妹「朋子」さんで、やはり犬耳な男の子を拾うもの。
先の犬よりも子供っぽく、ややショタものちっくな色もありました。
いきなり始めていましたが…あれはえっち目的だったのかな。

犬さん、エルフさん
※左:犬さん、右:エルフさん
 「犬さん」の舌を出している絵は、なるほどーって思いました。

「猫好きな悪魔とその飼い猫の話」は2話の連続モノ。
褐色肌の悪魔「ミランダ」と、貴族猫という「マフィン」
こちらはどっちも人外で、どちらも女性と百合ちっく。
まぁ、「ミランダさん」は男性のも持ち合わせていましたが。
1話目は「マフィンちゃん」がさらわれてきたばかり。
拘束もされており、えっちもそうした感じ。
オチの2ページが可愛らしいんですが、買われてきた動物もこうした感じなのかなぁ、って感じました。
犬とか最初は不安なのかキュンキュン鳴きますよね。
信頼関係ができている2話目。
こちらでは一変して、「マフィンちゃん」の嫉妬する様をお楽しみ下さい。

短編「秘密の同居人」は悪魔の同居人「タマラ」さんとのあれこれ。
同じく褐色肌な方ですが、「ミランダさん」と違ってコメディーちっくの可愛らしい娘。
シャツ1枚の姿がいいですねー。
角・耳・尻尾以外はさして悪魔っぽくなく、我がままなんもまたキュート。
…第三者的には。
ラブラブしておりました。

猫耳ヒロインなんですが…それが熟女という「猫耳熟女の恩返し」
なかなか珍しい設定です
ヒロイン「美鈴」さんは落ち着いた物腰の眼鏡・猫耳な方。
人間で言うと28才くらいということで、タイトル”熟女”というわりにはやや若過ぎかな。
漫画中には若い頃の姿もあり、成長っぷりが伺えて楽しいです。
これはいいですねぇ!
ある程度の駆け引きを知っているような、アダルトっぽいラストページがまた良かったです。

美鈴さん
※美鈴さん
 コレね。アダルトな猫耳は珍しくていいなぁ。

「Social Girl」はパソコンから登場する、電脳ヒロインな「エスタ」さん。
トンガリ耳以外は、制服に黒髪ロングと普通の女の子ちっく。
説明不足なため追加したようですが、前半はテキスト多めになっちゃいましたねー。
どこか現実的なオチが悲しいです。
「人外の恋人・補完」は描き下ろし…なのかな。
ビキニなエルフ少女とAV撮影っぽ風情になっていました。

描き込み具合はそこそこで、強い黒の作画。
線は太く濃く、アナログな雰囲気です。
漫画の描き方とか運びなども、そうした感じ。
最近のデジタルな洗練されたタッチもいいですが、こちらも風情あって良いものです。
怪しいというか不可思議な空気の手助けになっているようでした。
今回は特に人外なキャラで占められていたので。
ゆったりの幅広な輪郭にガラスのような目、大きい恥ずかし線(※恥ずかしい時に鼻から頬にかかる斜め線のことね)が特徴。
基本は可愛らしいキャラですが、ややバランスを変えたアダルト絵もいい感じ。
イラストな方にありがちな絵の落差もなく、安定感もあります。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 完成されています。単純な絵としては無論、漫画も巧いです。
・話3: どちらかというと、読ませるタイプではないと思います。
・独5: たっぷりな雰囲気があります。人外がお好きならばいいでしょう。
合計:[13/15]

昔はこうしたファンタジーちっくな漫画が多かったかなー。
センセのHPほか、「ANGEL倶楽部」のHPなどでサンプルが確認できるので、参考にどうぞ。

人外の恋人 (エンジェルコミックス)人外の恋人 (エンジェルコミックス)
(2011/03/17)
梶山 浩

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tag : コメディーラブコメファンタジーショートカット

■らぶゆ! (東鉄神)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : [一般]ラブコメ・銭湯
・おまけ: あとがき。
・その他: 8話収録、現在1巻まで発売中。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「東鉄神(あずま・てっしん)」センセの「らぶゆ! 1巻」です。

”都情緒あふれる、湯けむり銭湯ラブコメ

そんな訳で、こちらでは色々と紹介している、お馴染み「東鉄神」センセです。
新刊は連続巻の長編漫画「らぶゆ!」でした。

いわゆる銭湯モノ。
老舗銭湯を経営する3姉妹のもとに、男性が居候するという導入部。
ごくごく定番なラブコメ舞台ですね
ヒロインの性格も同様で、えっちな長女、真面目な次女、マイペースな三女と基本的な設定でした。
…まぁ、変な話。
こんなセオリーたっぷりの漫画で、描かれてるのか「東鉄神」センセとくれば、つまらない訳がないですね。
面白かったです。

ただ、今のところ「コレはああ!!」とか驚かされる、独特なモノはありませんでした。
変に凝ったり、奇をてらったりすると、それはまた期待外れになるかもしれず…難しいですわね。

愛田千歳
※愛田千歳
 いかにも正ヒロインらしい方でした。

銭湯ネタなので、当然サービスカットは多め。
主要キャラからモブの女性たちまで、ちらほらと全裸になっておりました。
正ヒロイン「千歳さん」以外は。
彼女は、今のところ妄想以外にはパンチラくらいでしたねー。
次の巻までお預けか。
なお、この漫画は直接えっちはありません。
そちらを期待した方は残念賞。
ただし、近い行為くらいまではありましたので、クライマックス近くにはなんらかあるのかなぁ。

ともかく、ちょっぴりえっち寄りなラブコメ漫画として、高い完成度がありました。

高校を退学になり、実家を追い出された主人公「野々山零司」
宜しくない経歴に世間の不景気が重なり、就職口にも困っておりました。
そんな彼に声をかけてきたのが、クラスメイトで風紀委員だった元・天敵「愛田千歳」
彼女の実家である老舗銭湯「愛の湯」こと通称「らぶゆ」にて住み込みで働くこととなったのです。
同居する長女「愛田万都里」、三女「愛田百香」らに翻弄されつつ、「零司」は仕事に恋にと奮闘するのでした。
だいたいはそんな感じ。

舞台は京都です。
そんな訳で、タイトル扉の背景は京都の各地になってました。
漫画内で語られる地名とかもそんなんで、なんとなくまた京都へ行きたくなるよな気分。

いきなり透け描写で「千歳さん」の登場する1話「らぶゆへようこそ!」
やや見下ろすカットになっており、おそらくは「零司くん」の視点だと思うんですが…大変に良い景色
あの、ほっといても(意識なくとも)巨乳なんが凄いですね。
しかし、なにゆえ「百香ちゃん」だけあんなサイズなんでしょうね。
何かと彼をかばっている「千歳さん」
ラブい感じです。
これは、2人の間に過去なんらかあったんだろうなぁ。
「零司くん」はまだ思い出していないようでしたが。
お姉ちゃんがえっちです。

愛田万都里、愛田百香
※左:愛田万都里、右:愛田百香
 えっちスイッチ入るお姉ちゃんが良かったです。

そんなお姉ちゃんの朝風景が可笑しい2話目「お仕事開始!」
もっと色っぽいキャラかと思っていましたが、完全にコメディーですね
食事を用意したのは「千歳さん」らしく、仕事面も含めてほわほわしていました。
ちなみに、「ヘンコイ!」を読んでいます。
あれは面白いですよね。
こちらではなかなか恥ずかしいことになってましたが、まーアレは仕方ないか(笑)

3話「お菓子なお姉さん」は長女「万都里さん」
寝姿がセクシーでしたが、起きたらタレぱんだ状態でした。
あらためて1話から見ていると、本気で寝てるか食べてるかという感じですね。
ごく自然に、流れるようにえっちへ誘うところが素敵。
ここで我慢してしまうのは…一般漫画だからか(笑)
4話「モモ色の暗闇さん」は三女「百香ちゃん」
姉妹の中では唯一の同居反対派。
年頃ですからねー
「零司くん」とは敵対関係にありましたが、先の「万都里さん」との行為を目撃してから変化したような感じ。
朝食のバナナを意識するところが可愛らしいです。
わはは。
無理矢理に食べさせたいですね。
こちらはとある意思によって、「百香ちゃん」と暗闇のお風呂場で2人きりにされるパターン。
前述しましたが、そりゃーもう、見事なまでの貧乳っぷりが素敵
お尻もまた可愛く、抱きついてくる場面が最高でした。
しかし、2、3、4話と発射をずらりと姉妹らに見られてるのね、彼。

「花ノ院ソフィ」さん登場の5話「ボンジュ~ル!ソフィでございます!」
ひでるさんとしては、なんだか濁点をつけたくなる名前ですね。
金髪巨乳の新キャラでした。
まぁ、他姉妹の感じでは、サービス提供はあっても「千歳さん」との恋愛のライバルにはなり得ませんからね。
なかなか屈折しており、「零司くん」をターゲットにするのもそんな理由。
彼的にはかなりの危機でした。
結局は事なきを得るんですが、あの場面でも何らか疑っても良さそうな。
なお、女子校剣道部の主将ということなので、そんなんが見たいですね。

花ノ院ソフィ、巨乳・貧乳のサンドイッチ
※左:花ノ院ソフィ、右:巨乳・貧乳のサンドイッチ図
 右はこの漫画でお気に入りの1コマです。いいなぁ。

6話「総員セントウ準備!」は1話でちらと出ていた「零司くん」に関わりある3名が再登場。
ガラ悪いというか、ちょと漫画ちっくな展開です。
ややはっちゃけ過ぎかな。
こちらのポイントはちゃんと仕事をしていた「万都里さん」ではなく、ピンチであった「百香ちゃん」
先のエピソードもあり、ツンデレておりました。
7話「あまからい誘惑」でもそんな感じ。
こちらのメインは「ソフィさん」
しっかり恋愛のライバルたる動きを見せております。
あーした場面で、引いてしまう「千歳さん」にも納得。
性格的にそんなんでしょう。
「零司くん」は押しまくれば落ちてしまう、そしたら責任取るだろうと思われ、これまた性格から結果的に阻止することとなる「百香ちゃん」が自然でした。
ツンデレてますからねー。

収録では最終となる8話「二人の距離感」
すっかり打ち解けてる2人と、逆に避けるようになっている「千歳さん」
こっちはまた難儀な娘でした。
もう1歩だったんですけどねー
姉妹とは相変わらず。
巨乳な「万都里さん」と貧乳な「百香ちゃん」に挟まれる部分が羨ましいです
なお、「零司くん」がうっかり女湯へ入ってしまう場面があるんですが、6話のアレと違って歓迎されていました。
だいぶ慣れた、真面目に仕事していただろう感じが伝わってきますよ。

相変わらずテンポの良い漫画。
今回も安定しており、特にマイナス面はありません。
濃淡から描き込みまで、あちこちのバランスに優れていました。
特に今回は舞台設定がキッチリ決まっているためか、背景にも力が入っています。なんとなく。
姉「万都里さん」、妹「百香ちゃん」らを筆頭に、ややコメディーちっく。
もう少しサービス部分があっても、良いように思いました。
それぞれ関係は深くなっているので、次巻ではそうなるのかなぁ。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: もともと好みな絵で、突っ込みドコロがもうありません。
・話4: これからかなー。あまり長々続くようには感じませんでしたが。
・独3: 全然悪くはないものの、コレという目立つものはなかったです。
合計:[12/15]

ちらほら前フリありましたが、たぶん2巻で完結するかな。
早いとこ「千歳さん」とくっついてもらって、銭湯のあちこちでラブラブする成年漫画ちっくな2人を見たいです。

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★「東鉄神」センセの漫画紹介記事
微熱スイッチ
 成年:中編「栗本さんシリーズ」ほか短編という構成。
ヘンコイ!
 一般:明るくえっちなクラス委員「青木ほのか」さんとのラブコメ長編。
いけませんお嬢様!
 一般:お屋敷5人姉妹との長編。
ふたりでできるもん
 成年:表題中編ほか。 
ピンクDEピンク
 一般:和風ファンタジー。
桃色保健室
 成年:保険医「桃子先生」の中編ほか。
ダブルバースデイ
 一般:姉妹とのラブコメ。2冊目単行本。
もとかの 2巻・完結
もとかの 1巻
 一般:元カノらとのラブコメ長編。


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 まんがとの出会いは一期一会。そんな、漫画の魅力についてのんびり書きたいと思います。
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