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■うらはら (馬鈴薯)

★まんがデーター [14/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき・ラフ絵、カバー裏にキャラ・作品解説、
     合間に「うらはら」シリーズ解説・解説図・ラフ絵・4コマ「うらはら」、
     加筆修正あり。
・その他: 初単行本、紹介帯折り返しにコメント、
     カラー(14P)、短編×12(うち「うらはら・シリーズ」×5)
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「馬鈴薯(ばれいしょ)」センセの「うらはら」です。

こちらも良かったー。
お名前「馬鈴薯」で検索すると、ジャガイモの記事がわんさか・わんさか…。
それが中国での呼び名なんだって。
へーって、センセもあとがきで言っていたように、やたら検索にひっかかりません。
ううむ。

そんな訳で「うらはら」です。
初単行本とか言っていた割には抜群の安定感があってあちこち巧く、
”こりゃ別名義では何冊も出している熟練者だろう”
ってな感じで必死に別名義を探していたところ…見つけました。
「カワタユウコ」でいいのかな?
そちらのお名前ではアンソロジーとか4コマをやっていたらしく、活動はあるものの単行本はないようでした。
そうすると、こちらが初単行本で間違えないようです。
…たぶん。

弓倉尚、吉永まほ
※左:弓倉尚、右:吉永まほ
 他の2人が普通なため、「まほちゃん」のスゴさが目立ってましたねー。

シリーズの記念すべき1回目「うらはら」
単行本内にてネタになっていましたが、表紙は逃したもののカラー原稿部分はすべてこちら。
紹介ページからお得意な4コマもあり、盛りだくさんな内容です。

「弓倉尚」は高校からの友人らが集まった、就職活動メンバーの飲み会に出席。
そこで、幼稚園からの幼馴染み「西木」と再会したのでした。
長い付き合いではあったものの、決して良い関係ではなかった2人は…と、だいたいそんなん。
”本当に色気がないか、あんたの目で確かめてよ!!”
そんな酔った勢いもあって、外でえっちしてしまう流れ。
売り言葉に買い言葉という、こうしたキャラ配置では王道漫画ですね。
ジャージおろしな図もいいんですが、やっぱりパンスト越しのパンチラが可愛いのです
スカート嫌いとか言ってましたけど、確かに「尚さん」はうっかりさんで無防備そうだったからなぁ…。

その友人「山代京子」さんメインの「あかないとびら」
「京子さん」の実家は酒屋さん。
娘に店を継がせるべく、娘付きの住み込みバイト(笑)を募集したところ、実際に来てしまったのでした。
確か1話目ではスーツ姿で就活飲み会に参加していましたが…店を手伝っているということは諦めたのかな。
不景気ですもんねー。
バイトとして来た「新田春人」くんはあちこちの言動から、いかにも”店と娘を堅実に守っていきそうな空気”を出ておりました。
うん、ずいぶんイイ男を捕まえたねぇ、お父さん。
容姿・言動とは裏腹に女の子していた「京子さん」が良かったです。
確かに最も幸せになりそうね。

高校からの友人3人娘のラスト「吉永まほ」ちゃんの「わるいくせ」
他の2人とは異なり、特定した相手の名前が出ていない「まほちゃん」
ほんわかした容姿とは裏腹な、えろ娘なのでした
いかにも成年漫画したキャラですね。
高校時代にはもう開花していたらしく、教師を含めたクラスのほとんどと関係を持っていたそうです。
あ、先の「西木くん」だけは例外。
(※そこから考えると、彼もああ見えて一途な人のようです。…まぁ、よく噂にならなかったなぁ)
不満顔だった「まほちゃん」が楽しいです。
修羅場となり、一触即発な様を仲裁した彼女の台詞、
わたしどっちともつきあってないから!!」、「大丈夫!彼氏じゃないから!
…の破壊力は抜群
うん、あんなん仲裁には効果満点でしょうねー。
それが彼女にとっての事実なんでしょうけれど、男にしてみたら立ち直れないほどショック(笑)
高校から付き合っていると思っていた両名が実に気の毒。
ちなみに、こちらの冒頭4ページ部分はカラーでした。

続く「うらうら」は「京子ちゃん」の結婚式話。
メインは「うらはら」エピソード以降、連絡が途絶えていたという「尚ちゃん」と「西木くん」の両名。
そちらから、しっかり場面が繋がっているところはいいですね。
こちらもカラー原稿あり、中盤あたりのえっち場面。
前回のスーツ姿とは違って、ドレスアップしていた「尚ちゃん」が可愛いのです。
なお、先のお話ですっかりえろキャラとなった「まほちゃん」が、なにげにイイ動きをしておりました。
あの”魔性の微笑み”は凶悪です
さして長くないだろう式最中に、3名もの男をぐったりさせております。

山代あや、小林日菜子
※左:山代あや、右:小林日菜子
 成長した「あやさん」が素敵です。大きいですね。

「京子ちゃん」の妹「山代あや」さんの短編「咲きうら」
登場していた「山代智春」くんは「京子ちゃん」の息子らしく、その大きさから察するところだいぶ未来の話。
「うらはら」シリーズ外伝という感覚ですね。
晴れて漫画家となった「あやさん」
4コマだけでは生活できず、えっち原稿を「智春くん」に手伝ってもらっていたんですが…。
以前登場していた1コマから考えると、「あやさん」だいぶ綺麗になりましたね。
叔母との近親漫画です。
しっかりお姉さんしておりましたが3親等はタブーであり、本気なだけあの結末は必然でしょう。
シリーズとは違って、落ち着いたシリアス漫画になっております。

なぜかシリーズキャラを押さえて↓表紙を飾った「操」ちゃんのラブコメ話「現状は甘夏色」
「あっちゃん」こと「惇」くんとは幼稚園時代からの幼馴染み。
だいぶ小さい「操ちゃん」は幼い感じでしたが、同学年でいいのかな?
ちんちくりんの割には巨乳なのでした
(※彼女の家はそんな一族らしく、母・妹もしっかり見てみたいです)
良いリアクションの持ち主で、ちょっとおバカさんというのもいいですねー。
からかい甲斐のある娘さんです。

身長180越えという巨大な眼鏡のメイド「やす子」さんとぼっちゃん「虎之輔」くんの「君がために」
そんな訳で、こちらも背丈に差のあるカップルでした。
さっきとは逆に、女性のが大きいパターンです。
”どこもかしこも大きくて”という言葉そのまま、身長に合った迫力あるスタイルなのね。
かなり地味に装っておりましたが、実は相当の美人です
目をつけたぼっちゃんはさすが(笑)

やす子さん
※おまけ:「やす子さん」
 実は何気にお気に入りなヒロインなのです。

ほか、「小梅」と「真依」の「おしえて先生」
センセお好きな三国志から名前をとったそうですが…こんなん解説見ないと分かんないってば。
シャツもそれを見るまで、気づかずにスルーしてました。なるほどねぇ。
「レンタルお姉ちゃん」はタイトルと裏腹に、妹っぽい容姿の「小林日菜子」がヒロイン。
生えてこなかったの
…だそうです。
成功率100%とか書かれていましたが、たしかにそうかもしれませんね。

水●先生に報告しなくちゃ!!!
…という、単行本前半にあった4コマが面白い、「すずめ」さんヒロインの「すずめの恩返し」
特にそういった描写なく、なんだかよく分かりませんが、彼女は妖怪でいいのかな。
ここまで苦労して来た経緯を聞かされ、態度を変える「耀太郎」くんはいかにも動物好きでしょう。
ちょっと描かれていた猫が可愛いかった「ぬくぬくねこ」
「鈴」さんとのコタツ内えっちで、シマパンがポイント。
”寒いのにミニスカート”の理由もラブコメしておりました。
「夏緒」さんと「壮」くんの「ロデオエンペラー」はデビュー作品だそうです。
その力まさに皇帝!!!の売り文句が格好いいですが、折り返し部分の”ききめなし”が最後にオチとなっていました。
タイマー切れるまで止まらない設定も、なんで!?という感じで面白いです

しっかりと乱れない丁寧な線。
黒が強くトーン処理などもあって、やや濃い目です。
ややごっちゃり気味ですが、キャラの表情から小物まで非常に巧く、バランスも優秀でした。
絵の強弱も適度だと思います。
コメディー崩しも作品のイメージを崩さない程度ですね。
キャラ絵も嫌味なく、万人に好まれるだろうものでした。
判断は↓表紙・裏表紙で問題ないでしょう。
あるいは、カット絵ある紹介帯・裏面が分かりやすいです。

いやー、今週末は目白押しでした。
最近はオススメを連発していますが、その中では最も”極端な癖のない単行本”だと思います。
かなり間口は広めではないかなぁ。

うらはら (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)うらはら (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
(2009/05/30)
馬鈴薯

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tag : ラブコメコメディーアンソロジーパンチラミニスカート

■小中ロック (バー・ぴぃちぴっと)

★まんがデーター [15/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・ロリ
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵、全て修正あり。
・その他: 初単行本、短編×7(うち「強引ぐマイウェイ」×2)
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「バー・ぴぃちぴっと」センセの「小中ロック」です。

昨日に続き、大当りな単行本です。
漫画の神様に…感謝

さて、こちら「小中ロック」なんですが、「全ての掲載作品の全ページを描きなおし修正した」とのことでした。
うっそ、まじですか!?
紹介をどれにしようか迷っていましたが、そんなセンセの頑張りに敬意を表し、こちらをセレクトしました。
とりあえず「バー・ぴぃちぴっと」センセ、お疲れ様でした。

”LO誌上最も勢いがあるスーパー新人”、という冠は伊達ではありません

それは描き直したという事柄だけでなく、収録された各話ついても同様のこと。
初単行本「小中ロック」の収録は、全部で7話とやや少なめ。
しかし、原稿部分は226ページと通常よりも厚く、短編でも非常に濃い内容なのです。
基本的にテンション高く、変わった設定から思わずドキリとさせられる描写まで、様々なシチュエーションで楽しめます。
だらっと流したお話はなく、どちらも新鮮な感覚でした。
うん、「バー・ぴぃちぴっと」というオモロイお名前からは決して想像できない、凄まじい単行本です。
ロリ系に抵抗感ある方以外は、絶対手に取るべき単行本だと思います。
強くオススメしておきます

「なっちゃん」こと「大江山夏さん」
※「なっちゃん」こと「大江山夏さん」
 この娘は可愛かったー。ぜひ続編を描いてほしいです。

まず、冒頭収録の連続話「強引ぐマイウェイ」から。
近所に住む幼馴染みのお姉ちゃん、「なっちゃん」こと「大江山夏」さん。
主人公の「直人」くんとは両親が親友であり、まさに姉弟同然に育てられたのでした。
そのため…お風呂に入っていた「直人くん」も気にせず、「なっちゃん」は普通に堂々と風呂場へ入ってきたんですが…と、だいたいそんなお話。

1話目は幼馴染みな2人の初体験ネタですね。
とにかくヒロイン「なっちゃん」が可愛く、元気で明るい彼女の言動に癒されます
実際の姉弟ではないので、思春期の「直人くん」には色々と目の毒。
彼は年上の「なっちゃん」よりも常識的で、血縁ではないもののそれ同然に育てられたという経緯からか、風呂場で見せつけられても、軽く誘われても、乗じることはありませんでした。
完全に「なっちゃん」のが興味津々でしたよ。
胸が小さい、独りえっちなど「直人くん」の指摘に対する反応から、じっくり見られて恥ずかしがるところまで可愛い娘さんです。
ったくもーいいわ。一度出したら同じよね
後半になると、そんな感じにいつものテンションを取り戻しておりました。
オチ部分も彼女らしくていいですねー。
そんな2人の続編は、「算数100点取れたらなんでも言うこと聞いてやるわ」という発言からの発展話。
こちらでは、スクール水着に首輪という「なっちゃん」が堪能できます。
…どこで入手したのか知りませんが、「直人くん」なかなかマニア趣味でしたね。
そんな感じで、キャラの魅力全開というエピソードなのです。
満面な笑みだけで、喋らないまま迫っていた2話目ラスト部分がまた妙に深く刺さりました(笑)
ぜひ、この2人には再登場してほしいですねー。
また、こちらの2話を終えた段階では、”独特な雰囲気の漫画を描かれる方だなー”とか思っていたんですが…単行本を全て読み終わってから改めて考えると、実はコレ収録で最も普通なお話と言えるかもしれません。

内容紹介にて書かれていた「巫女島」は、今回単行本での注目短編。
9割が女性という”巫女島”
その全員は小さい頃より巫女(娼婦)として教育されているという、特殊な売春島なのでした。
島の外からの客は「神様」として、ほぼ自由に島民である娘から”感謝と誠意の御奉仕”を受けることができるのです。
だいたいそんな感じ。
まぁ、もの凄いドリーミーな設定なのですよ。
注目短編となっているのも納得(笑)
島で女の子らは普通に生活しており、お客さんである「神様」に求められたら必ずえっちに応じるというシステム(教育)
授業中から発車前のバス運転手がされている描写がありましたけど、もう少し島内をぐるぐる探索したいですねー
ローション置いてない家はあまりない」との発言もありましたよ。
漫画は妹「三倉ともよ」の視点にて、姉「三倉登美子」と共に神様を接待するような内容。
まだ快感を得ておらず、どこか冷めている「ともよちゃん」と、すっかり慣れた「登美子さん」のギャップも見どころです。
ああして島で生きるための術を吸収するんでしょうね。
1コマ程度の出演でしたが、2人の教師も可愛かったです。

ラル族の皆さんです
※おまけ:ラル族の皆さんです
 褐色肌な女の子が好きな方は必見!

やっぱり設定からえろい「未開の奥地で」は、先ほどの「巫女島」と双璧を成すような短編でした。
キャラを絞っていたそちらより、こちらは多人数で迫力満点よ。
アマゾンの奥地にて遭難した教授は女ばかりという未知の種族「ラル族」に助けられました。
手厚い看護で回復すると、大歓迎を受けるんですが…。
複数えっち話ですね。
何と言っても、褐色肌のロリ少女に尽きるでしょう
特に見開きページは凄かったー
登場のヒロインは(ある程度)性格付けされており、それぞれちゃんと見せ場があったのも良かったです。
ああした結末はややお約束かなぁ。
なお皆さんお気付きとは思いますが、彼女らの言葉は逆さに読んで下さい。
(※細かい部分まで、何を言っているのか読んでみると楽しいですよ)

「美咲エリ」ちゃんとその父親というカップルな近親話「美咲家の事情」
母親は早くに亡くなっており、父親だけに育てられていました。
そんな「エリちゃん」は母乳が出てしまう厄介な体質の持ち主、張って痛む胸をケアしていたのを切っ掛けとして、実娘と関係を持つようになってしまい…と、大雑把にはそんなん。
学校帰りなため、ランドセルを背負ったままのえっちです。
もう、即座に地獄へ堕とされそうですね。
やたら積極的な「エリちゃん」とは裏腹に、ガンガンえっちはしているものの罪悪感のあった父親。
…えー詳細はここでは書きませんが、とにかく中頃にあった2ページが実に衝撃的でした
こっわー。
地獄というよりも悪夢かなぁ。
さらに続編あるかもしれない先のラブコメ話「強引ぐマイウェイ」と異なり、1発ネタであるだけやたら強いインパクトがありました。
どちらも巧く、好きなお話です。

エリちゃん、かなえちゃん
※左:エリちゃん、右:かなえちゃん
 途中でびっくりな短編。右はテンション異なるカップルのラブコメだと思ったんですが…。

ほか、「背徳館アスハ」は非合法な薬も扱う「背徳館」に通っている「森崎アスハ」ちゃんのお話。
前半はともかく、魅力いっぱいな後半部分に注目です。
これまたオチ部分が刺さりました。
冷めた言動な「かなえ」ちゃんの短編「惚れた女は10歳児」
収録では最も重苦しい空気が漂っております。
暗い表情と救いのないモノローグが続いていたため、こちらもラストページが映えておりました。
冒頭部分では、まさかこんな展開になるとは想像もしません
こんなんも好きな短編なのですよ。

さすがに全てを描き直しただけ、単行本の安定感としては抜群。
柔らかな細線の絵柄です。
やや強いものの適度なくらいの濃淡で、ふんわりと適度なバランス感覚でした。
大小のコマ割りを効果的に使用されており、迫力ある見開きと共に、連続・重ね・拡大など小コマの扱いが見事です。
よくロリ漫画にありがちな、”頭大きく身体細い”みたいな極端さは薄く、このジャンルにしては間口広め
癖はあるものの、万人に好まれるタイプではないかなぁ。
判断はおおむね↓表紙絵で問題ありません。(※ひでるさん的には、白黒絵のがより巧いと思います)
単行本だとアップでよく分かりませんでしたが、センセのHPにはその1枚絵がありました。
背景は…崩壊した教室なのかな?
そんなんも独特ですねー。

はい、昨日に引き続いて、紹介する単行本の順番を変更したくらいに良かったです。
ぐっさりと刺さりました。
感覚としては、「田倉まひろ」センセの単行本を読んだ時と同じですね。
”年に一度あるかないか”と言えるほど、衝撃的な単行本でした

小中ロック (TENMAコミックス LO)小中ロック (TENMAコミックス LO)
(2009/05/28)
バー・ぴぃちぴっと

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tag : ラブコメコメディースクール水着

■世界の果てで愛ましょう (武田すん)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 性別反転・ファンタジー
・おまけ: たぶん描き下ろし・おまけ漫画劇場「リョーマの休日」、
      カバー裏におまけ漫画劇場の続き。
・その他: 5話(+おまけ)収録、現在は1巻まで発売中。
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「武田すん(たけだ・すん)」センセの「世界の果てで愛ましょう 1巻」です。

これは…予想以上に面白かったです!
買ってよかったー。

思わず、紹介する単行本の順番を変更してしまいました(本当)

まるで予定外だった、こちらの単行本。
店頭にてうっかり(笑)目撃してしまった、あの↓表紙に釣り上げられました
女の子のガクラン姿というのは、いいモノですねー。
それが全裸(たぶん)なら、なおさらのこと。
帯文句「僕女の子になっちゃった…」は置いといて、”明らかに女子っぽくない顔”が正直なところが引っ掛かったんです。
がしかし、後述しますけど、そんなんも漫画の良いポイントになっていると思います。

涼馬・泣きシーン
※涼馬・泣きシーン
 泣くのは得意技のようでした。ちなみに、左が王子「エミリオ」です。

そんなこんなで、「世界の果てで愛ましょう 1巻」です。
「武田すん」センセの4冊目でいいのかな?
センセの漫画はこちらが初見です。
…たぶん。
どっかで見たような記憶もあるんですけどねー。

地味で気弱な高校生「矢野涼馬」
クラスメイトから押し付けられた文化祭の準備をしていたところ、地震と共に校舎は崩壊。
その先には、瓦礫の下敷きになった男がおりました。
「涼馬」は自らの危険もいとわず、必死に助けようとしたんですが、その様に惹かれた彼は薬で「涼馬」を女性とし、妻にするよう宣言したのです。
そんな彼は、魔法のようなスキルが当然という異世界「オルドリット」の王子、「エミリオ・オルドロック」でした。
兄弟でのドロ沼な争いを経て王位継承権1位となった経緯がため、その純粋さを欲していたのです。
しかし、突然の異世界に加えて性別まで変えられてしまった「涼馬」がすんなり承知できる筈もなく、また最終的には大泣きされたため、仕方なく慣れるまで元の世界にて生活することとなったのでした。
…長いですが、大雑把にはそんな導入部。

そんな訳で、性別反転なラブコメ漫画です
魔法ちっくなファンタジー描写もあちこちにあり、性別反転においての説得力としていました。
(※多少何でもアリ感が…)
3話から舞台のほとんどは現世界になるんですが、それからが見モノ。
随所に格好良い姿を見せる1国の王様にして自称夫の「エミリオ」と、長い間面倒を見て可愛がってきた弟「祐二」によって、争奪戦が展開されるのです。
特に「祐二くん」はヤバめな感覚の持ち主で、恰好のコメディー・ネタとなっていました。
「涼馬」としては昔の感覚そのままなので、ある意味では得していながらも気の毒なのです。
こんなんは……もしかしたら女の子のが好きではないかなぁ。
いや、ちと違うか?

涼馬・うっかりシーン
※涼馬・うっかりシーン
 女モノの下着が似合う「涼馬」なのです。

過去にPCソフトでは、”性別反転モノは売れない”と言われた(たぶん)時期ありましたけど、もう1ジャンルという感じですねー。
実際に、「クラウド」さんの「Xchange」が予想以上に売れた体験があります。
転換期はそのあたりですかね?
(※調べたら発売は1997年でした。「Mr.clice(ミスタークリス)/秋本治」は1985年、「ミカエル計画/DISTANCE」は2002年でした。記憶ではそんなくらいなんですが…他に何かあったかな?)
”可愛ければ問題なし”、みたいな感覚ね。
読んで、もっとも近い感覚の漫画は「かしまし~ガール・ミーツ・ガール/桂遊生丸」です。
…そっちとは違い、シリアス度合は(今のところ)だいぶ低いのですが。
成年系で考えると、先にも名前を出した「DISTANCE」センセが得意な系統で他に名前が浮かびません。
やや脱線してきたので、漫画に戻します。

前述しておりますが、主人公「涼馬」について。
母親不在の家庭にてずっと家事を担当してきたらしく、自分の不在がため荒んだ家に驚いたり、自然に食器を洗っているシーンなどがありました。
性格からして女子っぽいんですね。
冒頭では地味でモテない様が描かれていましたが、社会人になる前後あたりからモテそうです。

弟の「祐二くん」曰く、
兄貴は前から女みたいな顔だった
という訳で、彼(彼女?)は、大雑把に容姿的な変化はまったくありません
これらは「かしまし~」と同一な感覚なんですが、この漫画のさらに凄まじいところは、そこそこ描かれていた男性絵からまったく変化ないまま女性になっているところ。

そうなんです、この”男女どちらにも見えるキャラ絵”が抜群なのですよ!

もともとセンセの絵柄は中性的。(※完全な野郎キャラは置いといて)
それを見事に逆手にとったような感覚です。
彼(彼女)の”精神男のまま身体だけ女性に変化させられた”という複雑な状況を、そうした絶妙なタッチにて表現していました
しっかり男子に見えるコマもありますし、それでいて女の子に見えるコマもあり…ううむ。

柔道の授業でドキドキ、みたいな4話が、これまた秀逸なのでした。
身体が女性になっているというのはあるにしても、男という認識であったクラスメイトたちから、何気に脚光浴びたりしています。
ちなみに、そちらの後から制服もスカートになってました。

涼馬・着替えシーン
※涼馬・着替えシーン
 この柔道のお話も良かったです。…休めばいいのに。

そうだ、ちと気になったのが、女物の下着を普通に着用していた「涼馬」
たしか「らんま1/2」にて、主人公「早乙女乱馬」はぎりぎりまで男物の下着でしたが、そっちのが自然かなぁ。
ただ、自らの女装姿が満更でない(2話)、知識的に怪しげ(5話)…などの描写があり、そのあたりの抵抗感は普通の感覚よりも薄いのかもしれません。
…このあたりは、「かしまし~」の際にも感じました。
本人は「僕は男だ」とか言っていましたが、そのまま女の子でいたほうが幸せな人生かもしれませんねー。

細線のすっきり絵柄。
白比率があり、濃淡はやや薄めです。
そういった事情がため線が目立つんですが、勢いがある絵だけ線の乱れもありました。
特に冒頭にあった、鏡で自らの全裸を見て異変に気付くコマなんですが…ページ溝部分にキャラがかかっており、またバランスが微妙であったのが実に残念。
あそこは漫画の超・重要シーン(笑)ですから、しっかり描いてほしかったところです
(※「ひぐらし・鬼隠し編1巻」のように、あの部分だけカラーでも決して間違いではないと思います。わはは)

さきほど何気なく全裸と書きましたが、これバストトップから全裸までありました。
もちろん、ちゃんと詳細までは描かれていませんでしたが…ちゃんと、ってなんだ(笑)
連載は「電撃マ王」ですが、そんなんOKな雑誌ですかね?

今回は時間もなかったので、思いつくまま書いてきましたけど…ちゃんと紹介になってるかな。
まぁ、とりあえず次巻も今から楽しみにしております。

センセの↓HPでは1話が見れますんで、参考には最もいいと思われます。



世界の果てで愛ましょう

世界の果てで愛ましょう 1 (1) (電撃コミックス)



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tag : ファンタジーコメディーラブコメクラウドバストトップ電撃マ王

■わたしの大切なともだち (袴田めら)

★まんがデーター  [13/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 人間関係・コメディー
・おまけ: あとがき漫画。
・その他: 6話収録、現在は1巻まで発売中。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「袴田めら(はかまだ・めら)」センセの「わたしの大切なともだち 1巻」です。

とりあえず、必殺「作者名買い」を発動させました。
ほわーっとした雰囲気を裏切るストーリーと、女の子ばかりな登場キャラでやや百合傾向な「袴田めら」センセ。
ブログでは、魔法学園モノ「暁色の潜伏魔女」、百合漫画夜空の王子と朝焼けの姫」を紹介しております。

こちらの「わたしの大切なともだち」は、おおまかに12冊目くらいな単行本。
ちょっと引っ掛かるタイトルと紹介帯の文言がため、購入時は微妙な感覚でしたが…いや、面白かったですよ
うん、さすがに「袴田めら」センセは巧い。

田中橘
※田中橘
 記憶喪失前ですね。右は…どこで使われているか、お楽しみに。

模試では合格圏内だったものの、志望していた美大に落ちてしまった主人公「エビちゃん」こと「海老澤笙子」
その帰り道、昔馴染みであった「田中橘」と再会。
もともと彼女とは親友と言える間柄だったんですが、とある事柄から疎遠になっていたのです。
こんなの友達じゃない、知りあいだって
久しぶりな彼女は連れている友人からおしゃれで、ますます距離を感じていたところ、そんなことを言われてしまったのでした。
さて、両親から浪人を反対されていた「エビちゃん」は、結局デザイン系の専門学校へ進学。
すると、そのクラスには「橘」の姿があったのですが…
ワタシは事故で記憶を失いました
なんと彼女は記憶のほとんどを失っていたのです。

これは、重い
2話ラスト部分での↑あの一言は、多少でも彼女を見知っていた人間にとって相当な衝撃があります
しかも単純に”過去の記憶がなくなった”程度では済まず、喋りカタコトで再び日本語を勉強しなければならないほどに重症だったのでした。(※カタコトな喋りは片仮名で表現されています)
「袴田めら」センセの絵柄がため中和されていましたが、相当に過酷な設定です。
そう、センセの売りは、ぺかぺかとノーテンキっぽいキャラ絵とは裏腹なシリアス話
基本的にはコメディーなのです。
しかし、たまにそうした描写があり、グサリと抉ってきます。
好みな方にはそのバランス感覚が絶妙に心地よいんですが、苦手な方はどっちかにしてほしいと思うかも
絵柄・ネタなどの癖がかなり強いため、御注意くださいませ。

おろおろと気の弱い主人公「エビちゃん」
いきなり冒頭から落第した揚句、久しぶりの友人からは酷いことを言われ、親睦旅行では崖から落ちて骨折。
旅行からは1人だけ先に帰され、松葉杖になってしまうなど、不幸を呼び込む娘さんなのでした。
まぁ、人生いろいろあるとは思うけれど…がんばれ(笑)

4話にて描かれていた、過去の切っ掛けについて。
あれはいかにもありそうで恐ろしいですね。
最も微妙な年齢ですから、つい周囲に迎合してしまいがちです
うん、わかるわかる。

海老澤笙子
※海老澤笙子
 泣き顔が似合う主人公なのです。いじめて系ですね。

漫画のポイントである、「橘さん」とその記憶。
前述したようにかなり重い症状なようで、もともと明るかった性格が、愛想なく、反応遅く、すっかり無口になっておりました。
(※それでいて食べ物には強い関心を示し、釣られる様が多々ある)
誰?」と言われるのはキツイですねー。
そうした彼女に無理矢理関わっていく必要はなく、元友人らの冷たい態度はああ見ると酷いものですが、普通の反応だと思います。
「エビちゃん」はあちこちでぐるぐると余計な気を回す、ややこしい娘。
そんな「橘さん」に、思わず「親友だった」と言ってしまってひとり苦しんでいましたが…あれ少なくとも完全な嘘ではないですよね。
逆に、わざわざ近づくというのは大したものだと思います。
なかなかできることではありません。
ただ、彼女は記憶喪失前に会った際、”美大に受かった”と、もう1つ嘘をついていたんですねー。
そんな訳で、「橘さん」の記憶が戻るということは、すなわち嘘が露見してしまうかもしれない、再び疎遠になるかもしれない、と「エビちゃん」は二重の苦しみがあったのです。
記憶が戻ることは都合が悪いのでした。

当人が悩み・考えているほど、周囲はさほど気にしないもの。
”大学も決まった”と言っていた「橘さん」ですが専門学校へ来ており、またそちらを希望していたのはもともと彼女であった様子。
このあたりが救いであると信じ、次の巻を待ちましょう。
周囲のキャラ、「柊和歌」、眼鏡とったら可愛い「寒河江」なども良かったです。

強い線のあっさり絵柄。
適度な濃淡具合で、センセ独自なバランス感覚です。
作風を確立されており、安定はしているものの非常に独特で癖が強いもの
なんというか、絵ではなく漫画の巧い方と言えるでしょう。
読み進めるのに全然問題ないですが、気になる人には難しいかなぁ。

ぶっちゃけ、予想していたよりも遥かに引き込まれました。
今回も2人の結末を見届けたいと思います。

わたしの大切なともだち 1 (アクションコミックス)わたしの大切なともだち 1 (アクションコミックス)
(2009/05/12)
袴田 めら

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tag : コメディー百合漫画

■ラブラブミルク (杏咲モラル)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : ラブコメ・積極的
・おまけ: あとがき、カバー裏にラフ絵。
・その他: 短編×9。
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「杏咲モラル(あんざき・もらる)」センセの「ラブラブミルク」です。

世間的な状況もあり、仕事はさほど忙しくないんですが…なぜか時間の余裕がありません。
これまでとは異なる、いっぱい・いっぱい感です。
本もそうですが、DVDとかゲームにまで手が回りません。
GW中にはいいかげん「戦国ランス」をやろうかと思っていたんですけどねー。
これ、まだ1度もインストールしてないんです。
それ以外にも色々と未プレイ・未視聴が。
うう…。

さて、どっちにしろ時間のないひでるさんは置いといて、ブログではお馴染み「杏咲モラル」センセです。
今回の「ラブラブミルク」は、一般系のえっち漫画。
センセもあとがきにて書かれていましたが、収録のヒロイン皆さんが積極的であるという特徴がありました。

OL「小山内さん」、OL「吉川さん」
※左:OL「小山内さん」、右:OL「吉川さん」
 チャレンジする「吉川さん」です。このコマはお気に入り。

牛乳配達のお下げの娘「翠(みどり)」ちゃんの「ためしてミルク?」
職業そのまま牛乳プレイも展開され、ある意味では表題にもっとも近い短編です。
冒頭に位置しているのはそのためかなぁ。
勘違いからの複数えっちで、後半になるとノリノリ。
ちなみに、裏表紙のあらすじには”見知らぬ男たち”とありましたが、これが明らかな誤りなので注意。
御近所さんなので、多少顔見知りなのです。

やっぱり気になる通勤ラッシュでの電車内えっち「電車内恋愛」
「福永」くんと同期のOL「小山内」さんの短編で、混雑する車内にてうっかりあちこち触ってしまい…という流れ。
ずっと…直接確かめてみたかったんだ
とか「小山内さん」が言っていました。
おお、ぜひ確かめてほしいですねー。
引き絵のコマがありましたが、あの程度の混み具合では絶対にバレバレだと思います。
(※コレを見ると、こないだ紹介した「恋魂/不動乱」に収録されていた短編「車内恋愛」はやっぱり自然)
おまけに下車駅をあえて見逃しているし。
普通なら降りて落ち着けるとこに行くと思うんですが…「電車の揺れもいいッ」だって。
なるほど、失礼しました(笑)

それらと同じようなえっち女性の短編「フル・ヌード」、「ウィンナーはいかが?」
前者は露出プレイを目撃した「吉川」さんが、ちょっとした興味からのーぱんを試してみると…という導入。
相手の「望月」くんのが引いてましたね。
ひでるさんはこんなん大好きですが。
ラストのコマにて、また目撃した女性がいましたが…このまま延々と続きそうですよ。
後者はウィンナー試食販売員の「美代」ちゃん。
妻帯者の担当「山口」が終始押されています。
こちらものーぱん(※しかもスカート丈はぎりぎり)だったり、運転中に~って、危険な描写もありました。
いい大人は真似しないように。
なお、短編「おとなりシスターズ」に登場する姉妹もやたら積極的で、お隣に住む「京本」くんがげんなりしていました。

OL「加藤千鶴さん」、大学生「絵麻さん」
※左:OL「加藤千鶴さん」、右:大学生「絵麻さん」
 さて、それぞれ下部分はどうなっているでしょう??

水泳教室に通う「笹ノ井智恵」ちゃんの「バタアシ人魚」
この娘もなにげにえっち系です。
冒頭のスクール水着ほか、何度かコーチに自ら抱きついています。
プールは足が付く程度の深さなようでしたから…わざとか
ポロリまでありましたけど、ぴったりな競泳水着であんなん偶然になるかー。

短編「しおふきのススメ」は、タイトルそのまま”触れられるだけで達してしまう体質”という、OL「加藤千鶴」さん。
過去に付き合った彼氏は引いてしまったとのことでしたが、こんなんは全然いいと思うんですが。
街中でべたべた触ってあげたいです。
あ、後始末は大変か。

「女医・トイ」は「真田敦史」くんと幼馴染みの女医「優香」さん。
前半のいかにも可愛らしい感じと、後半のスイッチ入った際のギャップが素敵。
なお、彼女は今回収録で唯一の眼鏡女性でした。
他単行本にも似た娘いましたが、センセの描かれる眼鏡女性は可愛いです
白衣もいいですね。

女医「優香さん」
※おまけ:女医「優香さん」
 こんなんです。可愛い女医さんです。

同じく幼馴染みの現役大学生「絵麻」さんと、受験を控える浪人生「洋介」くんの「受験の女王様」
当初の雰囲気とは違って、えっちだけでなく炊事など家事までこなす、なかなかできた娘さんでした。
そんなに気になる?」と誘うコマが秀逸。
ラストスパート時期にも御褒美えっちをしまくっていたようですが、結局合格させた手腕はなかなかのものでしょう。

強めな線のしっかりとした絵柄で、色としてはやや濃い印象でしたがすっきりしています。
最近の原稿にて構成され、安定感がありました。
すんなり漫画世界へ入っていけると思います。
丸く幅広めのふっくら人物絵。
あれだけえっちでいながら爽やかさを失わない、一般系えっち漫画にはぴったりなヒロイン群でした
センセは成年漫画も描かれていますが、こっちのがいいのではないかなぁ。

収録は全て短編でした。
やっぱり、もう少しキャラが前面に出てくるような、中編~長編が見たいところです。
いろいろと難しいのかもしれませんが。

ラブラブミルク(バンブーコミックス) (バンブー・コミックス NAMAIKI SELECT)ラブラブミルク(バンブーコミックス) (バンブー・コミックス NAMAIKI SELECT)
(2009/05/16)
杏咲 モラル

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★「杏咲モラル」センセの漫画紹介記事
 「被虐のヒロイン」 成年
 「恋色グラフィティ」 一般(※連続話あり)
 「完全凌辱遊戯」 成年
 「生半熟柔穴授業」 成年
 「ここでキスして」 一般



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tag : ラブコメスクール水着

■パイコレ (みつや)

★まんがデーター [9/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・胸
・おまけ: あと乳がき、描き下ろし「おっぱいコレクション」、
      カバー裏にカラー別絵。
・その他: カラー(4P)、短編×10(うち「スウィートホーム 」×3)
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「みつや」センセの「パイコレ Oppai Collection」です。

いきなりですが、こちらのタイトル「パイコレ」は、”おっぱいコレクション”の略だそうです。
漫画自体もそんなネタでしたけど、カバーからその裏まで胸をぼいーんと露出したヒロインがずらり並んでおりました
今回もスゴイですねー。

そんな「みつや」センセの4冊目の単行本は、「パイコレ Oppai Collection」です。
別のタイトル案として、「ボジョレー乳房」なんてのがあったようですが、それも面白かったなぁ。
こちらのブログでは、過去に成年系「萌乳☆」、一般系「恋降る夜の物語」を紹介しております。
今回もむちむちだったので、そんなんが刺さる人には良いと思います。

モモ先生、秋田美鈴
※左:モモ先生、右:秋田美鈴
 キャラとしてはこちらの2人かなぁ。「モモ先生」は素敵だ!

”合格進学塾”の名物教師「モモ」先生。
生徒の個性を見極め、最も適切な教育をするという”モモサプリ”で人気なのでした。
そんな「モモ先生」の活躍を描いた傑作「モモサプリ」
うん、これは良かった!
色々な生徒のを試してきた」という台詞があり、どうやら「モモ先生」はちょくちょくつまみ食いしていた様子です。
そんなえっちさはあったものの、冒頭での対応を見る限りでは相当にエネルギッシュで良い先生
こうなると、えっちな部分も単なるエロ教師という雰囲気ではありません。
問題のあった「長谷川ゆう太」くんも、しっかりと更生しておりました。
(※自身のストレス解消にもなっているでしょう)
コレは連続話でもいいと思います。
見せ方によっては、えろい感動ストーリーになるかも。

ツンデレちっくな同級生「秋田美鈴」との短編「嬉ツン!(うれつん)」
仲介者「オジャ姉」によって、もともと両想いだった2人が接近するお話でした。
小さいコマでしたが、彼が持っていた”Cカップ女優のウラDVD”を見て、
私の方がおっきいんだからね
とか言っていた「美鈴さん」が印象的。
その台詞って…まんまです。
ダメなんだからね
とかなんとか言っていながら、じわじわとえっちへ流れるのが良かった。
ぎりぎりな部分にて、男女の意識差が垣間見えたのも面白いです。
ちなみに、多くのヒロインから↓表紙を勝ち取ったのがこちらの「美鈴さん」でした。
詳細は描き下ろし「おっぱいコレクション」にてどうぞ。

「愛シスタント」はエロ漫画家「たくや」、みつ編み・眼鏡なアシスタント「森野夢子」のカップル。
「夢子さん」にモデルになってもらうようお願いするという、王道な展開です。
この漫画の凄いところは、えっちしながらもちゃんと漫画を描いている「たくや」センセ。
(※さすがに後半ではペン置いていましたが)
あれはプロフェッショナルでしたねー。
ただ、高いテンションだった中盤に比べ、静かなオチ部分はなんだか意外。
ああかなぁ…。
2人がメインっぽい「おっぱいコレクション」があったため、多少補完された感じがありましたけど。

森野夢子、つばきさん
※左:森野夢子、右:つばきさん
 ここですね。”見つめてキックオフ”な描写の一部です。

全3話の「スウィートホーム」は、収録で唯一の連続ストーリー。
褐色肌の魅力的な女性「つばき」さんと「直人」くんはラブラブなカップル。
雰囲気が良くなると、決まって姉「ひまわり」、妹「すみれ」などの邪魔が入るのでした…。

冒頭部分の見つめ合う様は、まるで「キックオフ」のよう。
…ああ、自分で書いていながら、懐かしいですね~
(※試しにネットで調べたら、「ちば拓」センセは現在漫画を描いていないとのことでした。そうなのかぁー)
そうした感覚も手伝って、この部分がやたら刺さったんですが、1回だけだったのはちょっと残念。
まぁ、やりすぎてぱっくり言われるのも嫌でしょうけれど。

予想に反して、1話目はいきなり「つばきさん」とのえっち。
ほとんど人はいないようでしたが、昼間の公園であれだけのプレイは…「つばきさん」大胆ねぇ。
収録ではもっともバストサイズ小さいようでしたが、日焼け跡が可愛いのです。
そんな彼女の家にお泊まりする2話目。
ちらほらと誘惑する、姉「ひまわりさん」が凶悪です。
「直人くん」もあっさり陥落していました。
コイツ意志弱いなー。
冷めた視線を送っていた「つばきさん」がイイ感じです。
それに続く3話目は、妹「すみれちゃん」
これでコンプリートですか(笑)
部屋に連れ込む冒頭のシーンは、なんだか犯罪ちっく。
幼い雰囲気の割に立派な胸でしたけど…この娘はいくつの設定なんだろう?
オチ部分は王道でしたが、ちょっとユル過ぎたかなぁ。

カラー原稿を含む短編「トマト」は、昔馴染みな3名を描いた作品。
なんとなく分からんでもないですが、つめ込み過ぎではないかなぁ。
ビニールハウス内でのえっちで、途中の「見られちゃってるよ!」あたりが良かったです。
あちらの、眼鏡な女の子のその後が見たいですね(笑)
やや目立つ感じの娘でしたが、どちらかの短編に出てたりする??

ほか、女医「ナナエ」さんの「でんたる おねぃさん」
隣町にできた”評判いい”という歯科医ですが…まぁ、1人しかいない時点で怪しさ満点ですよね。
これは実際に経験した方もいるであろう、治療の際に胸が当たる描写でしょう。
中学の友人らとの久しぶりな飲み会を描いた「君とアルコール★セックス」
飲み屋のトイレに行列ができるほどの混雑だというのに、スケベなことしていたのが気になります。
「ゆかり」さん、仕事しなさいよ。

強めな曲線のぽってり絵柄。
適度な濃淡と大きめなコマ割りで、普通ならばすっきり絵ですが…。
むちむちと肉付き良いキャラ絵がためか、なんとなくコテコテとした雰囲気がありました。
個性を確立されて安定感に優れる半面、癖は目立っています
カラーでもあまり差がない方なので、↓表紙の判断で良いでしょう。
紹介帯がある場合は、裏面の漫画カットが参考になります。

コメディー色が強く、楽しい漫画でした。
収録の連続話など、お話の弱さが気になりますが、キャラとかネタは良かったと思います。

パイコレ (メガストアコミックスシリーズ No. 219)パイコレ (メガストアコミックスシリーズ No. 219)
(2009/05/25)
みつや

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tag : コメディー

■バカとボイン (こばやしひよこ)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 生霊・アイドル
・おまけ:
・その他: 折り返しにコメント、カラー(4P)、
      10話収録、現在は1巻まで発売中。
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「こばやしひよこ」センセの「バカとボイン BAKA&BOING 1巻」です。

おくさまは女子高生」で有名な「こばやしひよこ」センセ。
いきなり申し訳ないですが、あんまり好きな漫画家さんではありません。
絵柄はいいんですけど、お話が…。
センセのほか漫画「PERIDOT」とか「でぃすぱっち!」も、ひでるさん的には微妙なものでした。
前述した「おくさまは女子高生」も悪くはないんですが、ややしつこかったなぁ、と。(※ネタ的にはベタなものですし)
あの半分以下くらいの長さで完結した方が、正解だったと思うのです。

アイドル「椎名こころ」
※アイドル「椎名こころ」
 ↓表紙でも着ているあれは、DVD発売イベントでのコスチュームでした。

そんなこんなで、「こばやしひよこ」センセの最新刊「バカとボイン」ですね。
さすがに↓表紙はお上手。
あのタイトル文字ってのは…ひょっとしてパロディなのかな?

”浮遊霊”などとあだ名されていた、さして取り柄のない浪人生「山田太一」
ただぼんやりと日々を過ごしてきた彼を変えたのは、クラビアで見たアイドル「椎名こころ」でした。
彼女に一目惚れをした「太一」はその熱心なファンとなり、個人的に応援し続けていたもののデビューから人気は上がらず、すっかり売れないアイドルとなっておりました。
そんな「こころ」の握手会に向かっていた「太一」が、会場であるビルに辿り着いたその時!
突然、屋上から落ちてきた「こころ」と激突してしまったのです。
病院で目を覚ました「太一」の前には「こころ」の姿があったんですが…彼女の手術は失敗し、死んでしまったのでした。

ちょっぴりサービス過剰な一般系漫画。
収録は10話とやや多く、触感からしてその厚さが伺えます

ヒロイン「こころさん」は売れないもののアイドルという設定で、ある意味では”憧れな彼女とドキドキ生活”という漫画。
彼女の生死が微妙なところにあり、主人公「太一くん」だけが見聞きできるというのも、アイドルを独占という欲求を満たしてくれるものでしょう。
よくあるそうした漫画は、なんとなーく近しい位置にて主人公がうろうろするものです。
(※なぜか付き人になったり、向こうから会いにきたり…)
しかし、彼女と魂が繋がっているというこちらの漫画では、多少突拍子のなさはあったものの、そのあたりに説得力がありました。
死神によって延ばされた寿命は半年ほどらしく、それをどうにかするべく頑張っている「太一くん」の姿も納得です。
そう、これはアイドル漫画というより、”死後の世界なスピリチュアルちっくストーリー”なのでした。

死神、幽霊な女の子
※左:死神、右:幽霊な女の子
 そういえば、あちこちの言動にヒントがありましたよ。

4話登場の幽霊な女の子とのエピソード(※9話まで続く)がこれからの基本フォーマットになってくるのかな。
これが、いいお話でいながらブラックなシーンもあって、楽しめました。
ただしこんなんが何度も続くというのは読者の期待と合致するか疑問で、あとはバリエーションがどうなるか、だと思います。

また、読んでいて非常に気になったのが、ヒロイン「こころさん」などの基本設定。
「太一くん」と魂が繋がっている彼女は、生霊という状態。
姿が見えているのは彼だけで、会話も他人には聞こえない。
(※独り言を言っているように見えている)
お風呂(波が立っていました)ほか食事なども普通にしていたようですが、本を持っている彼女を他人が見た光景は、”本が宙に浮かんでいる”というもの。
それでいて想像で着替えをしていたほか、壁や物体をすいすいとすり抜けていました。

…えー何が言いたいかと言うと、”物をすり抜ける、触るという住み分けが中途半端”なのです。
これは「太一くん」を相手にしても同様で、握手など触れるパターンと、すり抜けるパターンが適当に入れ替わっていました。
途中に出てきた幽霊の女の子も、姿見えない、直接会話できるのは「太一くん」と「こころさん」のみというのが基本でありながら、かみついたり、腕を引っ張るなど、他人に目一杯干渉する様が描かれていました。
このあたりは、相当にご都合主義な気がします。
まぁ、そんなん気にして読むのは違うのかもしれませんけど。

コスチューム・チェンジ
※コスチューム・チェンジな「こころさん」
 なんちゃらフラッシュのように、全裸になります(笑)

幽霊の女の子に肩にとっつかれ、重くて寒いという描写は面白いんですねー。
また、おそらく病院にいるだろう「こころさん」の手術結果が曖昧でしたが…ここは、漫画のクライマックス部分で明かされることとなるのかな。

強めな線のすっきり絵柄。
キャラから濃淡までバランスに優れ、特に女の子の胸まわり、腰付近の描写は秀逸です。
直接はありませんが当然なようにサービスカットも多く、↓表紙につられて購入した方も満足だろう出来栄え(笑)
さすがに抜群の安定感があり、イラストな方という印象ですが、よくある絵の強弱もありません。
一般で活躍されているだけあって漫画も巧く、癖はあるもののクドさも薄めだと思います。

当初の予想より、面白い漫画に仕上がっていました。
おそらく長く続くことはないでしょうけれど、ネタ的に2~3巻くらいが無難かなぁ…。
また、ヒロイン「こころさん」が性格的にもいい人過ぎて、胸以外のインパクトに欠けていたのが気になります
2周目を見返した際にも、幽霊な女の子のが印象に残ってたりして。

バカとボイン

バカとボイン 1 (ヤングジャンプコミックス)


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tag : スピリチュアル

■兄+妹=LOVE? (澤野明)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・妹
・おまけ: あとがき・巻末4コマ「はつねとゆえ」、合間にキャラ絵。
・その他: 初単行本、折り返しにコメント、カラー(2P)、短編×10
      (うち「あさぎの日々」×5、「ほたるレポート」×2)
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「澤野明(さわの・あきら)」センセの「兄+妹=LOVE?」です。

こちらも初単行本なんですね。
漫画ほか、イラストやゲームでも活躍されている「澤野明」センセです。
ペンギンクラブ」の表紙も担当されているようで、なるほどカラー絵は安定した雰囲気で目立つ可愛らしさがありました
こちらの単行本もそうした作画によく合った、妹系なラブコメ話です。
ちなみに、カラーの巧い方ですが、収録がたった2ページだけというのは非常に残念。
…あ、昨日も同じこと書いてますね。
そんなこんなで、今日は「兄+妹=LOVE?」です。

どスケベ番長「百合奈々子」
※どスケベ番長「百合奈々子」
 こちらも非常に良いキャラでした。欠かせませんね。

収録の5話ほか番外編なども含め、単行本ではメインというべきお話「あさぎの日々」
猫の髪留めが可愛い、ツーサイドアップな「桜乃あさぎ」を妹とする主人公「桜乃優人」
彼女とは2人暮らしという危険な状態ながら、毎晩えっちしてしまう夢を見て悩んでいたのでした。
眼鏡な友人「百合奈々子」に相談したものの、逆に煽られる始末。
こうして帰宅した「優人」は、近づいてきた「あさぎ」に…と、大雑把ですがだいたいそんな流れ。

ロリ巨乳というべき妹とのラプコメ連続話。
背徳感はなく、次々にエロくなっていく「あさぎさん」ほか、個性的な面々が楽しいコメディーになっておりました。

初えっちとなる1話。
お互い周囲から煽られていたこともあり、スムーズに事が運んでいました。
まぁ、あんな夢を毎夜のペースで見ていたら、おかしくなって当然です。
「あさぎさん」の言動から察するに、たぶん彼女の方からちらほらと濃厚な接触をしていたのでしょう。
冒頭の”パジャマ姿でまくらをもって、部屋の前で待っている「あさぎさん」の様”がやたら可愛い2話。
こちらでも「奈々子さん」がトリガーとなって、よりエロくなっていく様が描かれておりました。
3話では妹「つぼみ」ちゃんが登場。
相変わらずおっきいのは胸だけで、心はちっちゃい
とか言われているのが面白いですね。
実際にブラのサイズは相当なもののようで、「つぼみちゃん」曰く「帽子じゃん」とのことでした。

でっかい「桜乃あさぎ」、エロ番長「蛍ちゃん」
※左:でっかい「桜乃あさぎ」、右:エロ番長「蛍ちゃん」
 主要ヒロインですね。どちらもかなりのえろえろ娘なのでした。

2人きりだった部屋にもう1人登場し、「あさぎさん」がやきもきと落ち着かない描写が増えてきます。
久しぶりで、兄「優人くん」とイチャイチャする「つぼみちゃん」
そんな彼女が寝ている真横でえっちするシチュエーションでした。
同じ妹でしたが、「優人くん」はこちらの「つぼみちゃん」には女を感じていないのね。
…やっぱ胸か?(※あるいは精神的な幼さかな)
続く4話は「つぼみちゃん」逆襲なお話。
冒頭の手紙シーンなど、平時のがいい動きをしてますね。
彼女とのえっちではあるんですが、介入した「あさぎさん」のしたたかさが目立っておりました。
なるほど。
新キャラ「雨野しずく」登場の5話。
ちょっとびっくりするので、詳細については単行本にてどうぞ。
(※「茉莉」ちゃんの登場する「ばいおれんすロマンス」と似たネタですねー)
こちらは映画館でのえっちでした。
あらためて見ると、百合姫な「奈々子さん」が反応してなかったですよ。
収録はこちらで終わりですが、このシリーズはまだ続くようです。

短編「奈々子の日々」は、先のサブキャラ「どスケベ番長」こと眼鏡な友人「奈々子さん」主役の番外編というべきエピソード。
えっちシーンでは彼女のターゲットとなった、先輩「宝山」に片想い中な生徒会執行部「薩摩富乃」さんが中心。
確かに「奈々子さん」は濃いキャラで目立っていましたが、性格的にえっちでのメインでなかったのは正解だと思います。
ちなみに、彼女が持っていた”学園女子の個人データ”は、3サイズは無論のこと、お風呂での洗い順までもが記された、恐ろしいものでした
段違いにえろえろとなっていた「あさぎさん」も引いてますねー。

2話収録の「ほたるレポート」
合間のキャラ紹介部分では、「奈々子さん」と共に”エロ番長”に並べられていた、おかっぱ頭の妹「蛍」ちゃんです。
あまり表情変化のない娘で、ロリっぽい雰囲気の割に立派な胸でした。
学校からの課題である2週間使ってのレポートに、「思春期の兄を誘惑するとどうなるか」というネタにしたのでした…というのが1話目。
こちらはお風呂でのスクール水着えっちで、ちゃんとお腹の開く部分を使っているのがポイント。
2話目は巫女服。
うん、「蛍ちゃん」も平時のが魅力的な娘さんです。
2話冒頭の「血まみれきつね」、ラストでの動きに合わせた矢印が可愛いです。
ちなみに、彼女の担任は眼鏡の「百合」先生って、ひょっとして…いや、あんな巨乳ではなかったか。
こちらのシリーズもまだ続くようで、楽しみです。

双子の妹「双葉舞」、「双葉藍」
※双子の妹「双葉舞」、「双葉藍」
 おまけ。前ページからのオチとなる、このコマはお気に入り。

冒頭収録の「とらぶるツインズ」はツインテールな双子の妹「双葉舞」、「双葉藍」とお兄ちゃん「双葉真司」
「真司くん」が連れてきた彼女「蓮」ちゃんに反発した双子は…という展開。
面白くなりそうな配置だったものの、双子の性格に差がなかったのは残念でした。
画面が派手になっていただけかな。

強い線のくっきりな絵柄。
さすがにイラストのお仕事なども多いだけ、バランスは安定しています。
やや濃いめではあったものの、濃淡は適度なくらいでした。
なお、大幅ではないですが、単行本全体では多少の差があります。
丸くふっくらな輪郭と派手目なコメディー描写が特徴。
いかにも漫画っぽい可愛いキャラ絵で、癖はあるもののさほど強くはないと思います。

ジャンルも固定されており、お話も絵柄に合致した楽しいものばかりでした
「蛍ちゃん」らの続編が収録されるだろう、次巻が楽しみです。

兄+妹=LOVE? (富士美コミックス)兄+妹=LOVE? (富士美コミックス)
(2009/05/25)
澤野 明

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※センセのHPに応援バナーがあったので。
双子の妹「双葉舞」、「双葉藍」



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tag : ペンギンクラブツインテールラブコメコメディースクール水着ツーサイドアップ

■ごっくん処女 (大友卓二)

★まんがデーター [7/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■□□□
・独創性:■■□□□
・属性 : 成年・近親
・おまけ: あとがき、加筆修正あり。
・その他: 初単行本、カラー(2P)、短編×11
      (うち「ずっと夏休み」×5、「委員長のヒミツ」×2)
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「大友卓二(おおとも・たくじ)」センセの「ごっくん処女」です。

漫画好きな皆様、週末の書店お疲れ様です。
発売のほとんどは来週ですよねー。
いくつか書店回ってきましたが、今回も初回限定な「Kiss×sis キスシス」の4巻はまだちらほらと見かけました。
あの感じだと、次の日にはなくなっちゃうかなぁ。
ひでるさんは予約したので安心です。
…まだ到着してないですが(笑)

そんなこんなで、本日は「大友卓二」センセの初単行本「ごっくん処女」です。
むちむち感と明るい色使いがイイ感じの、↓表紙・裏表紙が刺さったんですね。
そうした↓表紙から直接繋がる「ずっと夏休み ~前夜~」のカラー原稿も巧く、収録がたった2ページだけなのは残念
ただ、白黒絵でもあまり差はない方です。

「イリエ」と「ミサキ」
※「イリエ」と「ミサキ」
 裏表紙のあらすじでは双子となってましたが…似てないのね。

強めな線の、ふんわり・ふっくらな作画。
濃淡はやや濃い目というくらいで、コマ割りほか全体的に広く大きめでした。
ごちゃごちゃ感はなく、見易いですね。
たぶん最近だろうと想像されるキャラ絵は、だいぶバランスが良くなった印象。
えっちではあるもののクドさなく、むっちりと健康的な爽やかイメージを保ち続けていました

初出がないため正確には分かりませんが…初単行本ということで、各話は時期の開きを感じます。
(※だいぶ修正もされているようではありますが)
そう落差はなかったものの、単行本全体としてはやや不安定です。
ここが落ち着いて、”いかにも「大友卓二」センセ”という個性が発揮されれば、より注目度合は高まるかもしれません。
次が期待できる、良い作画でした。

そうした絵柄は良かったんでいが、あまりお話は巧くない方です
えー、今回はいつもの順番を変更して、お話紹介を後にしました。
その理由が、ソコなんですね。
途中を端折るというか、場面が飛ぶような事が何度かあります
それがため、かなり無理矢理えっちシーンに流れる印象が強く、せっかくのシチュエーションも効果的ではありません。
好みの問題も当然あるでしょうけれど、ひでるさんは刺さりませんでした。

姉「桃香」、「愛ちゃん」
※左:姉「桃香」、右:「愛ちゃん」
 ちょっと作画の雰囲気が異なります。大きい娘さんが多いですね。

収録ではメインの連続話「ずっと夏休み」シリーズ。
巨乳の「イリエ」、カチューシャっぽいリボンが可愛い「ミサキ」という妹らと、お兄ちゃんの近親系。
「ずっと夏休み ~前夜~」は、兄の寝込みを2人して襲う話、続く「ずっと夏休み ~約束~」はスクール水着な妹らとのえっちでした。
子供の頃の約束そのまま、”大人になった”妹らがお兄ちゃんと結ばれる展開。
ここはまぁ、分かります。
友達と海へ遊びに行くため水着を見てもらう、と言っていたのはえっち口実でなく、実際に海へ遊びに行くお話が「ずっと夏休み ~イリエ編~」、「ずっと夏休み ~ミサキ編~」の2話。
これ、子供の頃からの約束が果たされた直後のことなんですが…わざわざ朝に起こした兄をほったらかし、他の男と海へ行ってしまうのでした。(※しかもデートとか言ってる)
いやね、別にそれでも問題はないとは思います。
お兄ちゃんとべったりでないのも、特に不自然さはありませんけど、連続話としてはどうか。
嫉妬させようとして、わざとやったなら分かるんですけどねー。
しかも、意味深なコマがあった友人の男連中はまったく話に絡むことないまま、帰り道に至っては完全に無視されていました。
また、お兄ちゃんは邪魔をするべくこっそり後をつけた筈なんですが、その行動もよくわかんないです。

その日の夜が描かれた最終話「ずっと夏休み ~終わらない夏~」
お風呂場にて姉妹とのえっち。
褐色の肌と日焼け跡がいい感じで、期待通りです。
「イリエちゃん」の白い巨乳が可愛いんですが、気になるのは「ミサキちゃん」
彼女も焼けていたんですが、日焼け跡は無かったんですね。
確かにパーカーを羽織っていたので、「イリエちゃん」のような日焼けにはならないでしょうけれど。
(※逆に焼けてないとか)
…まさか、どちらかのタイミングで、全裸になって焼いてたのかなぁ。

迎えた結末部分はありがちなものでした。
しかし、そういった流れだったので、やたら違和感がありました。

裏表紙の2人、姉「桃香」、妹「杏」との近親系「桃色サンドイッチ」もWヒロインです。
こちらは短編でラブラブ・即えっち系だったため、特にお話での問題はありません。
「仁」くんを含めた3人は血縁であり、ちゃんと彼が2番目であったことで、姉と妹の双方が楽しめるようになっていました。

アイドル「愛」ちゃんの複数えっち「愛の成分無調整」
こちらは短編でしたが、収録では最も意味不明なお話
「愛ちゃん」は牛乳が苦手であり、CM撮影から逃亡したんですが…そこからえっちへ流れるあたりがよく分かりません。
撮影から逃げたいの?
特訓してCMを完成させたかったの?

2人の委員長
※2人の委員長
 タイプ異なる眼鏡な2人の委員長も可愛かったです。

前後編の「委員長のヒミツ」は教師「烏谷」と委員長「木ノ下みのり」のカップリング。
体育授業での隙を狙い、生徒の下着を盗んでいた教師「烏谷」
しかし、その現場は委員長「みのり」に押さえられ、やめるようにお願いされたんですが…なんと、逆に彼女を性欲処理の身代わりとしてしまうのでした。
だいたいそんなお話。

カメラに撮られ、自首するよう言われた教師「烏谷」
あの場面でまったく動じないどころか、「責任取れ」と押しつけるところがスゴイ、強い。
あるいは、「みのりさん」がよほど迫力なかったのか。
…うん、どっちもかなぁ。
ヒロインの「みのりさん」は、眼鏡で巨乳ないじめて系女子。
いかにも体育教師(でも違う)という外観の「烏谷」の言うがままになってしまうのでした。
前編はお尻えっちで、その後の後編はオモチャにて調教ちっくになっています。
口を押さえ、ひゅーひゅーやってるのはいいですね(笑)
なお、短編「桜子の長い一日」も、妹「桜子」さんの調教ちっくなお話でした。
こちらはロッカーに放置でしたよー。

同じく眼鏡の委員長が登場する「Bの2/2」ですが、こちらは凛々しいタイプ。
「安達」くんと資料整理をしていた委員長はうっかり閉じ込められてしまうんですが、我慢できずに漏らしてしまったのでした。
…うーん、なんでその部分を端折っちゃうかなぁ
流れでメインと言うべき部分(※ひでるさん的には)が1コマで処理されていたんですね。
どうせなら、その後のえっちシーンでもバンバン漏らしてほしかったです。

好みな絵柄なんですけど…お話がこれでは読むに楽しくありません。
次巻に改善されることを祈りましょう。

ごっくん処女 (富士美コミックス)ごっくん処女 (富士美コミックス)
(2009/05/25)
大友 卓二

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tag : スクール水着

■リスランタンプティフルール (さかもと麻乃)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■■■
・独創性:■■■□□
・属性 : 学園・百合
・おまけ: あとがき漫画、カバー裏にショート漫画、
      カラー描き下ろし「ときめきの出会い編」、
      合間にキャラ設定・コメント。
・その他: 折り返しにコメント、カラー(4P)、
      7話収録(全て表題作・1巻完結)
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「さかもと麻乃(さかもと・まの)」センセの「リスランタンプティフルール」です。

すごく意外でした。
この漫画、↓表紙の段階では左の娘が主人公だと思っていたのです。
積極的な右の娘にラブラブするんだろうなぁ…とか想像したんですが、まったく違いました(笑)

そんな「リスランタンプティフルール」は「さかもと麻乃」センセの最新刊。
ひでるさんはこちらが初見です。
1巻完結で、ほぼ男性キャラの登場しない”お花のお庭の学校”での長編でした。
↑上の属性部分では、いちおう”百合”としましたが、恋愛要素はさほど強くありません
そう言った描写もあるんですけどね。

都野ナンナ、桐宮ゆう子
※都野ナンナ、桐宮ゆう子
 左が1話、右が最終話なんですが…あまり比較にはならないですか。

リスガーデンと言う中庭を持つ学園。
そちらにて、お花の管理するために選ばれた生徒は「リスランタンプティフルール」と呼ばれ、全校生徒の憧れでした。
ライラックの花を担当することとなった「プティライラック」こと主人公「都野ナンナ」は、入学したての1年生からそちらに選ばれたという、異例な存在。
3年生「桐宮ゆう子」ほか、「桜マリィ」、「烏谷ミコ」、「氏家ちより」、そして2年生「篠恵子」、「上條ユリカ」…という先輩らに囲まれ、華やかながら緊張感のある毎日を過ごすのでした。
…まぁ、だいたいそんなんでしょう。

もはや1ジャンルと言ってもいいくらいな、お嬢様系女子学園漫画です。
過不足なく、非常に無難なつくり
主人公「ナンナちゃん」を重視しているため他キャラの出番は少なく、
「もうちょっと読みたいなぁ」
…というあたりが正直なところです。
話数としては適度だと思いますけどね。
(※ひでるさん的には、1巻完結というのも嬉しいところ)

主人公「ナンナちゃん」と、彼女を何かと気にかける先輩「ゆう子さん」のカップルが漫画ではメイン。
今回は描き下ろしでプロローグが描かれていましたけど、2人は入学時に出会っており、その際に「ゆう子さん」が一目惚れ。
結構あちこちで露骨に「好き」とかなんとか言っているものの、あまり感情が表情に出ないタイプなのでした。
何かと「ナンナちゃん」にくっついてはいるものの、基本つっけんどんで器用ではない性格。
それがためか、あまり漫画は百合百合としておりません
また、「ナンナちゃん」としてはまだ”親しい先輩”という域を脱しておらず、自ら抱える諸問題もあってラブラブする余裕があまりないのでした。
ここをどう判断するか、読み手によって変わるでしょう。
百合漫画を切望する方には、多少物足りなさがあるかも。

シリアスシーンです
※シリアスシーンです
 こうして見返すと…やっぱりもう少し続いてほしかったなぁ。

こうした漫画では、主人公がショートカット、先輩がロングというのが基本的かと思うんですが、こちらの2人はあべこべ。
また「ナンナちゃん」はツリ目で眼力もあり、“黙っているとお嬢様”という容姿でした。
漫画内でも言われていましたが、可愛い感じではないんですね。
どっちかと言うと、お姉さまっぽいという、珍しいタイプなのでした
ラストがああだったので、次は彼女を先輩に立場を変えてみるのも面白いかもしれませんねー。
(※ほかと似たり寄ったりになりますが)

そうした主要の2名ほか、登場キャラは個性的。
それぞれの関係まで深く決められており、合間にあった設定ページが面白いです。
(※「少女セクト/玄鉄絢」みたいなの)
ひでるさんはまた、ああしたキャラ設定とか読むの大好きなんですねー。
3年生「マリィさん」の、”~しかし一定の距離を保つようになります”は、「なるほど」という感覚でした。
「ミコ」と「ちより」、「恵子」と「ユリカ」のそれぞれカップルの関係も良かったです。

お話としては、「ナンナちゃん」の成長物語ですかね。
こうした漫画にありがちな、適度なくらいの可愛らしい人間模様が展開されているんですが…3話でのいじめ描写はポイント
単純にクラスメイト「笹井」さんの逆恨みなんですが…結局彼女とは仲直りできないんですよ。
あなたを受け入れたら私は私を保てなくなるの
…だって。
うーん、そうだろうなぁ。
ここの1話は「ナンナちゃん」にとって重く引っ掛かることとなるんですが、華やかな、きゃらきゃらした世界だけでなかったのは非常に良いと思います

やわらかな細線のすっきり絵柄。
濃淡適度で空白スペースがためにこざっぱりとした印象でしたが、ページは比較的ごっちゃり目です。
1話からだんだん描き慣れて…あれは処理が違うのかな?
特に6話目からは、かなり洗練されておりました。
個性の強めなキャラ絵で、頬にできる恥ずかし線(※恥ずかしい時に鼻から頬にかかる斜め線のことね)が特徴。
作画に強弱で落差がそれなりにあったのが、やや残念なところでした。
しっかり描かれていると綺麗なんですけどねー。

以上、ネタ的にばっちり好き嫌いが分かれるタイプなので、単純に肌に合う方以外は避けた方がいいでしょう。
逆に好きな方は、楽しめる仕上がりです。
いまいちパンチが弱い気もしましたけど。

リスランタンプティフルール(まんがタイムKRコミックス エールシリーズ)リスランタンプティフルール(まんがタイムKRコミックス エールシリーズ)
(2009/05/12)
さかもと 麻乃

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tag : 百合漫画ショートカット

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