■冥王計画ゼオライマー 完全版 (ちみもりを)
★まんがデーター [9/15]
・絵 :■■□□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : ロボット・美少女
・おまけ: 加筆・修正、作者コメント、設定概要、
メカニックファイル、幻のアニメ企画。
・その他: 1巻完結。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ちみもりを」センセの「冥王計画ゼオライマー 完全版」です。
えー、あちこちでも書かれておりましたが、”未完だった漫画が数年の時を経て再認識され、キチンと完結する”というのは実に嬉しいことですね。
作者・出版社の方々には拍手を送りたいとこです。
こちらは、「ちみもりを」センセ…って、最近の方には「ガイバー」で有名な「高屋良樹」センセの別名義単行本なのでした。
コレ初連載なの。
漫画とか、OVAの存在があることは知っておりましたが、当時はパソコン第一で漫画に今ほどの関心がなかったため、あっさりスルー。
ほとんどの人と同様にゲームでの知識のみで、どっちも未見なのでした。
しかし、漫画については1983年ってことは24年ほども前であるらしく、あらためて「ロボット大戦」の影響力を感じます。
「マシーンブラスター」とか、「ゴーディアン」とか、「ゴッドシグマ」とかも参戦してくれないかなぁ……。無理か(笑)
※最強「ゼオライマー」です。
格好いいデザインですよね。逆に敵ロボットがややお粗末なんですが。
さて、「冥王計画ゼオライマー 完全版」ですね。
過去の連載に夏頃連載したものを加え、さらに加筆修正してお話を完結させた内容になっております。
世界観やキャラなどの設定から、メカイラストまで収録された親切構成なので、旧単行本を所持している方、OVAで知っている方にも、損しないであろう単行本でしょう。
「Gクラス」と呼ばれる、全高60メートルを越える人型機動兵器のある世界。
平凡な生活を送ってきた主人公「秋津マサキ」は、転校してきた美少女「氷室美久」に誘われるまま、その家へ行くのでした。
その地下室で見たものは、父親がいまわの際に残した謎の単語「ゼオライマー」を冠とする、日本には存在しないはずのGクラス人型機動兵器だったのです。
世界制覇を目論む秘密結社・鉄神帝国(ネマトーダ)の巨大兵器「デスパイザー」が迫る中、「君以外の人間には操縦できない」と言われた「マサキ」は訳も分からぬまま、「ゼオライマー」にて出撃するのでした…。
だいたいそんなお話。
※おまけ:「ああ、ゼオライマーがやられちゃう!」
ゲームにても無類の強さをほこっていた「ゼオライマー」ですが、それは漫画でも変わらず。
帯の文言”コミック史上最強のロボ”は伊達じゃーありません。
「バーストン」の全弾発射・「ローズ・セラヴィー」の破壊光線Jガイザーにも無傷、切断された腕・破壊された頭部があっさり復元するだけでなく、パイロット「マサキくん」まで復活するという、ハチャメチャなまでの最強設定。
いわく、”原子レベルに分解されても、数秒後には再構成される”のだとか。
超次元システムってーのはスゴイですわー。
頭脳は操縦する「マサキくん」なんですが、心臓部分は次元ジョイントを体内に埋め込まれた「美久ちゃん」なのでした。
なぜか本単行本は一般扱いですが、もともとの掲載雑誌は成年系だったため、そのあたりの設定を絡めてえっちシーンが展開されてます。
「ゼオライマー」操縦時などちょくちょく全裸になっており、頻繁ではありませんが通常のえっちから器具挿入されたりするプレイまでが描かれておりました。
いかにも”昔の漫画に登場していた美少女”という容姿な「美久ちゃん」なので、えっちっぽさとしては薄いですね。
…逆に、その手の類が好きな方、懐かしく感じる方にはいいでしょう。
※ヒロイン「氷室美久」です。
比較も兼ねてます。次元ジョイントの設定に嬉し泣き(笑)
いかにも、古き良き戦闘ロボット話というお話。
ある程度の無理矢理さ、奇想天外さがしっかり折り込まれてますので、多少の慣れが必要だと思います。
そういう意味でも、ある程度のアダルト向け漫画かな。
太く強い黒線での、コテコテとした昭和っぽい絵柄。
特に前半部分はバランスも悪く、コマによっては別人のように見えたりします。
それが後半になると、非常に洗練されたものになるんですねー。
前述しておりますが、描かれている時期の開きが大きいため、全体的には非常に不安定。
修正されていることもあり、読めないほどではないと思いますが…どうかなぁ。
とりあえず、戦闘シーンは迫力あるように描かれていました。
以上、お話から絵柄まで人を選ぶ漫画ですね。
ゲームだけで知っている若い方は厳しいかもしれませんので、気を付けて下さい。
ちなみにアマゾンさん、「ちみもりお」で登録されちゃってましたよー。
冥王計画ゼオライマー 完全版 (リュウコミックス)
※こちらがOVA版。
※こちらがゲームですね。
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・絵 :■■□□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : ロボット・美少女
・おまけ: 加筆・修正、作者コメント、設定概要、
メカニックファイル、幻のアニメ企画。
・その他: 1巻完結。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ちみもりを」センセの「冥王計画ゼオライマー 完全版」です。
えー、あちこちでも書かれておりましたが、”未完だった漫画が数年の時を経て再認識され、キチンと完結する”というのは実に嬉しいことですね。
作者・出版社の方々には拍手を送りたいとこです。
こちらは、「ちみもりを」センセ…って、最近の方には「ガイバー」で有名な「高屋良樹」センセの別名義単行本なのでした。
コレ初連載なの。
漫画とか、OVAの存在があることは知っておりましたが、当時はパソコン第一で漫画に今ほどの関心がなかったため、あっさりスルー。
ほとんどの人と同様にゲームでの知識のみで、どっちも未見なのでした。
しかし、漫画については1983年ってことは24年ほども前であるらしく、あらためて「ロボット大戦」の影響力を感じます。
「マシーンブラスター」とか、「ゴーディアン」とか、「ゴッドシグマ」とかも参戦してくれないかなぁ……。無理か(笑)
※最強「ゼオライマー」です。
格好いいデザインですよね。逆に敵ロボットがややお粗末なんですが。
さて、「冥王計画ゼオライマー 完全版」ですね。
過去の連載に夏頃連載したものを加え、さらに加筆修正してお話を完結させた内容になっております。
世界観やキャラなどの設定から、メカイラストまで収録された親切構成なので、旧単行本を所持している方、OVAで知っている方にも、損しないであろう単行本でしょう。
「Gクラス」と呼ばれる、全高60メートルを越える人型機動兵器のある世界。
平凡な生活を送ってきた主人公「秋津マサキ」は、転校してきた美少女「氷室美久」に誘われるまま、その家へ行くのでした。
その地下室で見たものは、父親がいまわの際に残した謎の単語「ゼオライマー」を冠とする、日本には存在しないはずのGクラス人型機動兵器だったのです。
世界制覇を目論む秘密結社・鉄神帝国(ネマトーダ)の巨大兵器「デスパイザー」が迫る中、「君以外の人間には操縦できない」と言われた「マサキ」は訳も分からぬまま、「ゼオライマー」にて出撃するのでした…。
だいたいそんなお話。
※おまけ:「ああ、ゼオライマーがやられちゃう!」
ゲームにても無類の強さをほこっていた「ゼオライマー」ですが、それは漫画でも変わらず。
帯の文言”コミック史上最強のロボ”は伊達じゃーありません。
「バーストン」の全弾発射・「ローズ・セラヴィー」の破壊光線Jガイザーにも無傷、切断された腕・破壊された頭部があっさり復元するだけでなく、パイロット「マサキくん」まで復活するという、ハチャメチャなまでの最強設定。
いわく、”原子レベルに分解されても、数秒後には再構成される”のだとか。
超次元システムってーのはスゴイですわー。
頭脳は操縦する「マサキくん」なんですが、心臓部分は次元ジョイントを体内に埋め込まれた「美久ちゃん」なのでした。
なぜか本単行本は一般扱いですが、もともとの掲載雑誌は成年系だったため、そのあたりの設定を絡めてえっちシーンが展開されてます。
「ゼオライマー」操縦時などちょくちょく全裸になっており、頻繁ではありませんが通常のえっちから器具挿入されたりするプレイまでが描かれておりました。
いかにも”昔の漫画に登場していた美少女”という容姿な「美久ちゃん」なので、えっちっぽさとしては薄いですね。
…逆に、その手の類が好きな方、懐かしく感じる方にはいいでしょう。
※ヒロイン「氷室美久」です。
比較も兼ねてます。次元ジョイントの設定に嬉し泣き(笑)
いかにも、古き良き戦闘ロボット話というお話。
ある程度の無理矢理さ、奇想天外さがしっかり折り込まれてますので、多少の慣れが必要だと思います。
そういう意味でも、ある程度のアダルト向け漫画かな。
太く強い黒線での、コテコテとした昭和っぽい絵柄。
特に前半部分はバランスも悪く、コマによっては別人のように見えたりします。
それが後半になると、非常に洗練されたものになるんですねー。
前述しておりますが、描かれている時期の開きが大きいため、全体的には非常に不安定。
修正されていることもあり、読めないほどではないと思いますが…どうかなぁ。
とりあえず、戦闘シーンは迫力あるように描かれていました。
以上、お話から絵柄まで人を選ぶ漫画ですね。
ゲームだけで知っている若い方は厳しいかもしれませんので、気を付けて下さい。
ちなみにアマゾンさん、「ちみもりお」で登録されちゃってましたよー。
冥王計画ゼオライマー 完全版 (リュウコミックス)
※こちらがOVA版。
冥王計画 ゼオライマー コンプリート (2004/08/25) 関俊彦、本多知恵子 他 商品詳細を見る |
※こちらがゲームですね。
スーパーロボット大戦MX (2004/05/27) PlayStation2 商品詳細を見る |
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■一途なトリコ (春城秋介)
★まんがデーター [10/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・年上
・おまけ: 描き下ろし「続・アネもね!?」
・その他: 初単行本、カラー(8P)、短編×8。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「春城秋介(しゅんじょう・しゅうすけ)」センセの「一途なトリコ」です。
こちらはひでるさんのアマゾン・マイストアにて、上位に表示されておりました。
↓表紙の中性的な女性(←顔のことね。胸でかいですけど)が非常に印象的でして、その画像が脳裏に強く残っていたので購入してみました。
結局は別のトコで購入しているものの、アマゾンの影響力ってーのは侮れないですね。
そんなこんなで、「春城秋介」センセの「一途なトリコ」なのでした。
こちらが初単行本とのことですが、どうやら別ペンネームでの活動もあった様子。
絵柄には安定感あり、描かれる系統・方向性も決まっておりましたんで、好きな方ならハマると思います。
先に話題が出たのでそちらから。
くっきり強い線は乱れることなく丁寧で、バランス良くすっきりと落ち着いた絵柄。
横に幅広い宝石みたいな目と、骨太そうな身体が特徴です。
むっちりではないんですね。
がたいがいい、みたいな感じなのですよ。
それに合わせてかコマ割りも大きく、見やすく迫力ある仕上がりでした
そんなに人を選ぶものでないような気がしますが、癖は強いので気をつけて下さい。
カラーはほぼ白黒絵そのまんまなので、↓表紙で判断できます。
また、裏表紙には漫画カットが大きめに割り振られてますので、手に取れるならばそちらも参考にするのがいいでしょう。
肉感的でなかなか良いですよ。
クドくもないので、オススメです。
※左:美由紀さん、右:亜季さん
単行本でのお気に入りな二人なのです。ショートカット率も多いですね。
収録がお姉さん系でまとめられた、ラブえっち話の単行本。
12ページもある描き下ろしが「続・アネもね!?」ということで、連続話になっているのは嬉しいですね。
その他は全て短編です。
描き下ろし部分も良かった「アネもね!?」
微妙な言動から、姉「美由紀」さんに”シスコン”と言われる弟「拓也」くん。
「美由紀さん」は飲み会で、ちょうど両親も出払っているということで、家は「拓也くん」一人となっておりました。
しかし、ドタキャンがあって不意に早く帰ることとなった「美由紀さん」は、「もしや…」という期待そのまま帰宅するんですが…。
だいたいそんなお話。
当初の危険な台詞、目線というフリがあるため、お姉ちゃん共々「一人H」という予測になっていたんですよ。
それが、あっさり崩される数ページが掴みとして見事でした。
弟「拓也くん」はラブい事を言って積極的にアプローチしていたものの、よくあるラブラブ姉弟という感じはありません。
漫画では、姉「美由紀さん」が年長者らしく、我慢して抵抗するのです。
それに対して、少しづつじわじわと迫って、必死に抵抗していたお姉ちゃんを陥落させるというお話なのでした。
そうした、えっちに至るまでの、もどかしいじれったさに串刺しにされてしまいました。
いやぁ、こんなんいいですねー。
本編からの続きとなる、描き下ろし部分も良かったです。
※おまけ:コメディー絵です。たまにこんなんにもなります。
タイトルそのままな舞台となる「シャワールーム」
支部予選のため、春休みに幅跳びのトレーニングをする「亜季」さん。
その先輩「純」くんは足の怪我もあり、その練習に付き合っておりました。
なんとなくお互い意識していた二人。
ある日の練習後、シャワーをあびていた「純くん」の背中が不意につつかれるのです。
こちらは年下ですね。
センセの女性絵は前述したような風情であり、スポーツする女性によく合っていると思います。
ただ、残念ながらブルマではなく、短パンなのでしたー。
期待した方、次の機会を待ちましょう(笑)
ショートカットの「亜季さん」は体育会系のわりに、控えめな可愛らしい女性。
そんな彼女が思い切ってシャワー室に来た際の、小さいタオルがために身体がはみ出している描写が素敵です。
説明しづらいですが、いいんですよぅ。わはははは。
また、あーんな状況でも、自ら手を出さなかった「純先輩」がなかなか立派でした。
なにしろ、えっち後でも練習を主眼にしてましたからね。
いい先輩ですよ。
※左:繭さん、右:綾さん
人妻なお二人。やっぱり後ろからですか。
ベランダでの旦那と話しながら、その後ろでえっちしているシーンが秀逸だった「メランコリー」
義姉「綾」さんとのお話なんですが、あーんなことして後始末もしないままなのに「気づかれたかなぁ…」ってのは(笑)
バレてて当然。
カラーページから始まる冒頭漫画「Preciousu Only」は10歳以上年の離れた叔母「沙耶」さんとのお話。
川での野外えっちが良いんですが、ラストページにて妹「美紅」ちゃんが二人の関係を看破していたのが印象的でした。
女の勘というものは年齢関係なく、実際そんなもんかなーって。
「たとえば母が/艶々」パターンな、友人の母親「繭」さんとのお話「Secret Mind」
人妻らしく、台所でのえっちでした。
…包丁が危ないなぁ。
ほか、妹「由美」さんとのえっち「Necessary」、先輩・生徒会長「金沢理香」さんとの「素直になれなくて」など、切っ掛けは様々でしたが男性は弱く、
女性のがやたら積極的でした。
「アネもね!?」が良かったので、次は連続話とかも読んでみたいです。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・年上
・おまけ: 描き下ろし「続・アネもね!?」
・その他: 初単行本、カラー(8P)、短編×8。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「春城秋介(しゅんじょう・しゅうすけ)」センセの「一途なトリコ」です。
こちらはひでるさんのアマゾン・マイストアにて、上位に表示されておりました。
↓表紙の中性的な女性(←顔のことね。胸でかいですけど)が非常に印象的でして、その画像が脳裏に強く残っていたので購入してみました。
結局は別のトコで購入しているものの、アマゾンの影響力ってーのは侮れないですね。
そんなこんなで、「春城秋介」センセの「一途なトリコ」なのでした。
こちらが初単行本とのことですが、どうやら別ペンネームでの活動もあった様子。
絵柄には安定感あり、描かれる系統・方向性も決まっておりましたんで、好きな方ならハマると思います。
先に話題が出たのでそちらから。
くっきり強い線は乱れることなく丁寧で、バランス良くすっきりと落ち着いた絵柄。
横に幅広い宝石みたいな目と、骨太そうな身体が特徴です。
むっちりではないんですね。
がたいがいい、みたいな感じなのですよ。
それに合わせてかコマ割りも大きく、見やすく迫力ある仕上がりでした
そんなに人を選ぶものでないような気がしますが、癖は強いので気をつけて下さい。
カラーはほぼ白黒絵そのまんまなので、↓表紙で判断できます。
また、裏表紙には漫画カットが大きめに割り振られてますので、手に取れるならばそちらも参考にするのがいいでしょう。
肉感的でなかなか良いですよ。
クドくもないので、オススメです。
※左:美由紀さん、右:亜季さん
単行本でのお気に入りな二人なのです。ショートカット率も多いですね。
収録がお姉さん系でまとめられた、ラブえっち話の単行本。
12ページもある描き下ろしが「続・アネもね!?」ということで、連続話になっているのは嬉しいですね。
その他は全て短編です。
描き下ろし部分も良かった「アネもね!?」
微妙な言動から、姉「美由紀」さんに”シスコン”と言われる弟「拓也」くん。
「美由紀さん」は飲み会で、ちょうど両親も出払っているということで、家は「拓也くん」一人となっておりました。
しかし、ドタキャンがあって不意に早く帰ることとなった「美由紀さん」は、「もしや…」という期待そのまま帰宅するんですが…。
だいたいそんなお話。
当初の危険な台詞、目線というフリがあるため、お姉ちゃん共々「一人H」という予測になっていたんですよ。
それが、あっさり崩される数ページが掴みとして見事でした。
弟「拓也くん」はラブい事を言って積極的にアプローチしていたものの、よくあるラブラブ姉弟という感じはありません。
漫画では、姉「美由紀さん」が年長者らしく、我慢して抵抗するのです。
それに対して、少しづつじわじわと迫って、必死に抵抗していたお姉ちゃんを陥落させるというお話なのでした。
そうした、えっちに至るまでの、もどかしいじれったさに串刺しにされてしまいました。
いやぁ、こんなんいいですねー。
本編からの続きとなる、描き下ろし部分も良かったです。
※おまけ:コメディー絵です。たまにこんなんにもなります。
タイトルそのままな舞台となる「シャワールーム」
支部予選のため、春休みに幅跳びのトレーニングをする「亜季」さん。
その先輩「純」くんは足の怪我もあり、その練習に付き合っておりました。
なんとなくお互い意識していた二人。
ある日の練習後、シャワーをあびていた「純くん」の背中が不意につつかれるのです。
こちらは年下ですね。
センセの女性絵は前述したような風情であり、スポーツする女性によく合っていると思います。
ただ、残念ながらブルマではなく、短パンなのでしたー。
期待した方、次の機会を待ちましょう(笑)
ショートカットの「亜季さん」は体育会系のわりに、控えめな可愛らしい女性。
そんな彼女が思い切ってシャワー室に来た際の、小さいタオルがために身体がはみ出している描写が素敵です。
説明しづらいですが、いいんですよぅ。わはははは。
また、あーんな状況でも、自ら手を出さなかった「純先輩」がなかなか立派でした。
なにしろ、えっち後でも練習を主眼にしてましたからね。
いい先輩ですよ。
※左:繭さん、右:綾さん
人妻なお二人。やっぱり後ろからですか。
ベランダでの旦那と話しながら、その後ろでえっちしているシーンが秀逸だった「メランコリー」
義姉「綾」さんとのお話なんですが、あーんなことして後始末もしないままなのに「気づかれたかなぁ…」ってのは(笑)
バレてて当然。
カラーページから始まる冒頭漫画「Preciousu Only」は10歳以上年の離れた叔母「沙耶」さんとのお話。
川での野外えっちが良いんですが、ラストページにて妹「美紅」ちゃんが二人の関係を看破していたのが印象的でした。
女の勘というものは年齢関係なく、実際そんなもんかなーって。
「たとえば母が/艶々」パターンな、友人の母親「繭」さんとのお話「Secret Mind」
人妻らしく、台所でのえっちでした。
…包丁が危ないなぁ。
ほか、妹「由美」さんとのえっち「Necessary」、先輩・生徒会長「金沢理香」さんとの「素直になれなくて」など、切っ掛けは様々でしたが男性は弱く、
女性のがやたら積極的でした。
「アネもね!?」が良かったので、次は連続話とかも読んでみたいです。
一途なトリコ (2007/10/26) 春城 秋介 商品詳細を見る |
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■アブナイH娘♪ トコナッツ! (中貫えり)
★まんがデーター [9/15]
・絵 :■■□□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : ラブコメ・コメディー
・おまけ:
・その他: 現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「中貫えり(なかぬき・えり)」センセの「アブナイH娘♪ トコナッツ! 1巻」です。
なんだか、最近よくひでるさんの目に飛び込んでくる、無料漫画サイト「MiChao!(ミチャオ)」からの単行本。
紹介しております、「リカレント・ブルー/かわらじまコウ」、「胸キュン刑事2みるくCC/遠山光」などが同系統なんですね。
さて、今回の「アブナイH娘♪ トコナッツ! 1巻」は、すっかーと通り過ぎるところだったんですが、ふと確認した帯文言「話題の暴風雨エッチコメディー、ついに上陸!」と涼しげな↓表紙に釣られてしまいました。
ものの見事に、出版社の術中にはまってしまいました(笑)
※ヒロイン「大河原常夏」です。
黙っていれば美少女という容姿なんですが…いい性格なんですよ。
そんなこんなで、「中貫えり」センセの「アブナイH娘♪ トコナッツ! 1巻」です。
センセは活動15年目となるベテランさんですが、少女漫画家なのだとか。
なるほど、聞き覚えないはずです。
この漫画は男女どちらを対象としているんでしょうね?
電車で痴漢にあったり、男から告白されたりする、可愛らしい顔の男子「水野冬也」くん。
家ではランジェリーショップを経営しており、手伝いをする際には客受け良いよう、容姿そのまま女装をしているのでした。
そんな「冬也くん」を偶然に痴漢から救ったヒロイン「大河原常夏(おおがわら・とこな)」さんは、色々あって彼に一目惚れしてしまうのです。
ごく簡単ですが、そんなお話。
男女が逆転しているという漫画は、タイプとか程度の差があれど様々見受けられますが、こちらはより独特。
黙って普通にしていれば、ツリ目な美少女のお嬢様という「常夏さん」(※家はかなり裕福である様子)
しかし、やたらめったらアクティブな上に自分勝手で、勘違いし易いはた迷惑な性質なのでした。
さらに、盗聴癖からストーカー性質までも持ち合わせているという、大変に危険な娘さんなんですね。
※左:大河原常夏、右:水野冬也
「常夏さん」あんなんですが、「冬也くん」もこんなんです。かわいすぎ。
お話中では何度か法に触れることまでやっておりましたが、本人に自覚も悪気もないので始末に負えません。
好きな男の子の近所へ引っ越してしまう(※隣ですが)、積極さのある女子というのはそれだけで魅力的なものです。
ただ、さすがにここまでくると異常。詳細は漫画みてみて。
また、輝くオーラを纏う主人公、「冬也くん」の美少女っぷり(※男ですが)もこれまた見事なもので、男に押し倒されたり、ミスコンで女子連中をおさえて優勝していたりしました。
そんな二人を中心とした、大変にテンションの高いラブコメです。
こんな流れで、ふと落ち着いた話を織り交ぜられると何か刺さってしまいそうですよ。
いいんじゃないでしょうか。
1巻ではほかに、「常夏さん」と幼馴染みな委員長「小春」さん、ライバルで生徒会長の「秋元しおり」さん、「冬也くん」の双子の妹「雪花」さんなど、個性的な周辺キャラも顔を見せております。
また2巻以降も賑やかになりそうですね。
※案外、まんざらでもない様子の「冬也くん」です。
…このまま好きになっちゃうのかな?
「手の届かぬ花を眺めるのは罪じゃない。でも、花は手折られたい相手に向かって咲くもの」
なお、痴漢相手には↑そんな台詞も凛々しい「常夏さん」なんですが、先ほどのセールス文言そのまま激しく迫っておりました。
パンチラ程度は無論のこと、ほいほいと服を脱ぐので、頻繁に下着姿や半裸状態になっています。
確かにえっちではあるんですが、ヒロインのセクシーシーンがあまり嬉しくないのが不思議(笑)
太めな線のあっさりとした絵柄。
やや大雑把な印象もあり、ページ全体はごっちゃりとしておりました。
いかにも少女漫画家さんらしく見える箇所もありますが、極端にそっち系統な絵柄ではないので、ご安心下さい。
昔の「ものぐさうるふ」センセみたいに感じるコマもありますね。
だいたい↓表紙・裏表紙の雰囲気で間違いないんですが、カラー絵はだいぶすっきりして見えるので注意して下さい。
お話は良かったので、絵にもう少し丁寧さがほしいところでした。
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・絵 :■■□□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : ラブコメ・コメディー
・おまけ:
・その他: 現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「中貫えり(なかぬき・えり)」センセの「アブナイH娘♪ トコナッツ! 1巻」です。
なんだか、最近よくひでるさんの目に飛び込んでくる、無料漫画サイト「MiChao!(ミチャオ)」からの単行本。
紹介しております、「リカレント・ブルー/かわらじまコウ」、「胸キュン刑事2みるくCC/遠山光」などが同系統なんですね。
さて、今回の「アブナイH娘♪ トコナッツ! 1巻」は、すっかーと通り過ぎるところだったんですが、ふと確認した帯文言「話題の暴風雨エッチコメディー、ついに上陸!」と涼しげな↓表紙に釣られてしまいました。
ものの見事に、出版社の術中にはまってしまいました(笑)
※ヒロイン「大河原常夏」です。
黙っていれば美少女という容姿なんですが…いい性格なんですよ。
そんなこんなで、「中貫えり」センセの「アブナイH娘♪ トコナッツ! 1巻」です。
センセは活動15年目となるベテランさんですが、少女漫画家なのだとか。
なるほど、聞き覚えないはずです。
この漫画は男女どちらを対象としているんでしょうね?
電車で痴漢にあったり、男から告白されたりする、可愛らしい顔の男子「水野冬也」くん。
家ではランジェリーショップを経営しており、手伝いをする際には客受け良いよう、容姿そのまま女装をしているのでした。
そんな「冬也くん」を偶然に痴漢から救ったヒロイン「大河原常夏(おおがわら・とこな)」さんは、色々あって彼に一目惚れしてしまうのです。
ごく簡単ですが、そんなお話。
男女が逆転しているという漫画は、タイプとか程度の差があれど様々見受けられますが、こちらはより独特。
黙って普通にしていれば、ツリ目な美少女のお嬢様という「常夏さん」(※家はかなり裕福である様子)
しかし、やたらめったらアクティブな上に自分勝手で、勘違いし易いはた迷惑な性質なのでした。
さらに、盗聴癖からストーカー性質までも持ち合わせているという、大変に危険な娘さんなんですね。
※左:大河原常夏、右:水野冬也
「常夏さん」あんなんですが、「冬也くん」もこんなんです。かわいすぎ。
お話中では何度か法に触れることまでやっておりましたが、本人に自覚も悪気もないので始末に負えません。
好きな男の子の近所へ引っ越してしまう(※隣ですが)、積極さのある女子というのはそれだけで魅力的なものです。
ただ、さすがにここまでくると異常。詳細は漫画みてみて。
また、輝くオーラを纏う主人公、「冬也くん」の美少女っぷり(※男ですが)もこれまた見事なもので、男に押し倒されたり、ミスコンで女子連中をおさえて優勝していたりしました。
そんな二人を中心とした、大変にテンションの高いラブコメです。
こんな流れで、ふと落ち着いた話を織り交ぜられると何か刺さってしまいそうですよ。
いいんじゃないでしょうか。
1巻ではほかに、「常夏さん」と幼馴染みな委員長「小春」さん、ライバルで生徒会長の「秋元しおり」さん、「冬也くん」の双子の妹「雪花」さんなど、個性的な周辺キャラも顔を見せております。
また2巻以降も賑やかになりそうですね。
※案外、まんざらでもない様子の「冬也くん」です。
…このまま好きになっちゃうのかな?
「手の届かぬ花を眺めるのは罪じゃない。でも、花は手折られたい相手に向かって咲くもの」
なお、痴漢相手には↑そんな台詞も凛々しい「常夏さん」なんですが、先ほどのセールス文言そのまま激しく迫っておりました。
パンチラ程度は無論のこと、ほいほいと服を脱ぐので、頻繁に下着姿や半裸状態になっています。
確かにえっちではあるんですが、ヒロインのセクシーシーンがあまり嬉しくないのが不思議(笑)
太めな線のあっさりとした絵柄。
やや大雑把な印象もあり、ページ全体はごっちゃりとしておりました。
いかにも少女漫画家さんらしく見える箇所もありますが、極端にそっち系統な絵柄ではないので、ご安心下さい。
昔の「ものぐさうるふ」センセみたいに感じるコマもありますね。
だいたい↓表紙・裏表紙の雰囲気で間違いないんですが、カラー絵はだいぶすっきりして見えるので注意して下さい。
お話は良かったので、絵にもう少し丁寧さがほしいところでした。
アブナイH娘♪ トコナッツ!(1) [KCデラックス MiChao!KC] (KCデラックス) (KCデラックス) (2007/11/22) 中貫 えり 商品詳細を見る |
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■シてもいいよ (吉岡宏純)
★まんがデーター [6/15]
・絵 :■□□□□
・話 :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・ロリ
・おまけ: あとがき・おまけ「好きな娘でシていいよ」
カバー裏に漫画「吉岡宏純のまあ人生こんなもんじゃん?」
・その他: 初単行本、カラー(4P)、
短編×10(うち「De javu-…」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「吉岡宏純(よしおか・ひろすみ)」センセの「シてもいいよ」です。
最近はベテラン・中堅漫画家さんが続いていたので、今回が初単行本という新人さんをば。
ちょっとした↓表紙に色々な要素が詰め込まれている(笑)という、「吉岡宏純」センセの「シてもいいよ」ですね。
こちらは、前後編話を含んだ短編集になっています。
たいていが学校を舞台としたもので、ストーリー要素の薄い即えっち系なのでした。
※左:「朝霧燕」、右:「月白楓」
「燕さん」は当初こんなんですが…だんだん可愛くなってしまうのです。うーむ。
唯一の連続話「De javu-…」
下校時刻の過ぎた学校。
ふと教室に顔を出した「石蕗(つわぶき)」先生は、まだ残っていた生徒「月白楓(つきしろ・かえで)」を見つけました。
「思い出せませんか?ずうっと前に……ここで先生がしたこと-…」
妖艶な表情での言葉から、「楓さん」とそっくりな「橘奏子(たちばな・かなこ)」との間にあった、過去の出来事が思い出されるのでした。
暗く静かで、淫靡な空気の流れる、他作品と違った漫画です。
ひでるさん好みの「シーズウェア」みたいな系統で、非常に良いんですが…それだけに、あのオチは余計だったかな~。
あえて説明なく、不可思議なまま終わっていいように思いました。
(↑それはそれで、どーの書くかもしれませんけど)
ただ、ラストページ真ん中のコメディー絵な「楓さん」は可愛らしく、次の可能性も感じます。
もうひと頑張り、お願い!
単行本トップに配された短編「Magical Medicine」は、作った惚れ薬が失敗してどうの、という黄金パターン。
”何か恐い”と先生が敬遠するという、「超常現象研究クラブ」の部長「旬東沙夜(ときとう・さや)」、部員「木之河夏鈴(きのかわ・かりん)」
顧問となってしまった新任教師「早坂幸介」は、無断で惚れ薬の実験台とされてしまうのでした。
しかし、薬の効果は期待したものと違い…。
だいたいそんなん。
学園理事長の娘で成績優秀という「沙夜さん」は、しれっとした表情変化に乏しいキャラクター。
この娘がなかなか面白い雰囲気なんですが、残念ながらそれをあまり発揮することなく終わってしまいました。
ああ、もったいない。
漫画はいきなり3名で始まってしまうという、即えっちな流れ。
両側から挟み込むのも悪くはないのだけれど、せっかく個性の違うヒロイン2人いるんだから、絡むタイミングをズラして変化つけても良かったように思います。(※その方が、それぞれ際立ったかなー、って)
なお、シマパンの「沙夜さん」、ブルマの「夏鈴さん」と、単行本を総括するようなキャラであるのはポイントで、冒頭漫画に相応しいものでした。
※左から「美月琴音」、「木之河夏鈴」、「旬東沙夜」です。
比較絵を兼ねております。どちらもシマパンなんですね。
ほか、姪の「琴原菖蒲(ことはら・あやめ)」さんとのラブラブ話「優しさの裏側」
最後まではないにしろ、保健授業前の娘にあーんなことをさせてはいけませんねぇ。
中途半端にませてる「菖蒲さん」が可愛らしいのですよ。
剣道部の先輩に逆襲するという、ありがち話「気高き乙女は憧れの」
こちらの先輩「朝霧燕」さんはお姉さん設定の筈なんですが、えっちシーンになると何故だか等身が縮み、幼っぽくなっていました。
慣れていない設定とはいえ、見ていて違和感があります。
義妹「美月琴音」との近親話「幸せのかたち 」
同名な単行本がありましたが、それとは当然関係なく(笑)
ヒロイン「琴音ちゃん」は冒頭ページはシマパンなんですが、普通に立っているだけなのにパンチラしているところが素敵でした。
太めで非常に強い線でのごっちゃり絵柄。
良くない構図、バランスの悪さがたまに見受けられました。
ページでのメリハリがはっきりせず、それがためにごちゃごちゃとして見づらいです。
漫画がまだ巧くないなー、という印象でした。
人物絵は、目・輪郭が横長・幅広というロリ絵。
おおよその作画は固定されつつある様子でしたが、初単行本らしく不安定ですね。
おそらく古い原稿だと想像しておりますが、極端に線が強いものだとなんだか「ここまひ」センセの絵みたいでした。
新しい原稿(たぶん)のほうが、シャープにスッキリしてますね。
だいたいの人物については↓表紙の通りです。
ただ、白黒絵はもっとしつこい感じなので、判断には注意してください。
…以上ですね。
↓表紙・裏表紙からそんなんでしたが、全体的にシマパン・ブルマ率が高めです。
ヒロインはたいていどっちかを着用しておりますので、そんなん好きならよりいいでしょう(笑)
また、あとがきページから続くおまけの4ページ「好きな娘でシていいよ」は、なにげに良いアイデア。
ここは描き下ろし(だと思う)で、作画も良質でした。
ちょっと感動ですよ(←これは大げさか。でも、これで↑評価を加算してます。)
ただ、ずらり並ぶと、それぞれが描き分けが微妙だということに気付いちゃったりして…。
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・絵 :■□□□□
・話 :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・ロリ
・おまけ: あとがき・おまけ「好きな娘でシていいよ」
カバー裏に漫画「吉岡宏純のまあ人生こんなもんじゃん?」
・その他: 初単行本、カラー(4P)、
短編×10(うち「De javu-…」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「吉岡宏純(よしおか・ひろすみ)」センセの「シてもいいよ」です。
最近はベテラン・中堅漫画家さんが続いていたので、今回が初単行本という新人さんをば。
ちょっとした↓表紙に色々な要素が詰め込まれている(笑)という、「吉岡宏純」センセの「シてもいいよ」ですね。
こちらは、前後編話を含んだ短編集になっています。
たいていが学校を舞台としたもので、ストーリー要素の薄い即えっち系なのでした。
※左:「朝霧燕」、右:「月白楓」
「燕さん」は当初こんなんですが…だんだん可愛くなってしまうのです。うーむ。
唯一の連続話「De javu-…」
下校時刻の過ぎた学校。
ふと教室に顔を出した「石蕗(つわぶき)」先生は、まだ残っていた生徒「月白楓(つきしろ・かえで)」を見つけました。
「思い出せませんか?ずうっと前に……ここで先生がしたこと-…」
妖艶な表情での言葉から、「楓さん」とそっくりな「橘奏子(たちばな・かなこ)」との間にあった、過去の出来事が思い出されるのでした。
暗く静かで、淫靡な空気の流れる、他作品と違った漫画です。
ひでるさん好みの「シーズウェア」みたいな系統で、非常に良いんですが…それだけに、あのオチは余計だったかな~。
あえて説明なく、不可思議なまま終わっていいように思いました。
(↑それはそれで、どーの書くかもしれませんけど)
ただ、ラストページ真ん中のコメディー絵な「楓さん」は可愛らしく、次の可能性も感じます。
もうひと頑張り、お願い!
単行本トップに配された短編「Magical Medicine」は、作った惚れ薬が失敗してどうの、という黄金パターン。
”何か恐い”と先生が敬遠するという、「超常現象研究クラブ」の部長「旬東沙夜(ときとう・さや)」、部員「木之河夏鈴(きのかわ・かりん)」
顧問となってしまった新任教師「早坂幸介」は、無断で惚れ薬の実験台とされてしまうのでした。
しかし、薬の効果は期待したものと違い…。
だいたいそんなん。
学園理事長の娘で成績優秀という「沙夜さん」は、しれっとした表情変化に乏しいキャラクター。
この娘がなかなか面白い雰囲気なんですが、残念ながらそれをあまり発揮することなく終わってしまいました。
ああ、もったいない。
漫画はいきなり3名で始まってしまうという、即えっちな流れ。
両側から挟み込むのも悪くはないのだけれど、せっかく個性の違うヒロイン2人いるんだから、絡むタイミングをズラして変化つけても良かったように思います。(※その方が、それぞれ際立ったかなー、って)
なお、シマパンの「沙夜さん」、ブルマの「夏鈴さん」と、単行本を総括するようなキャラであるのはポイントで、冒頭漫画に相応しいものでした。
※左から「美月琴音」、「木之河夏鈴」、「旬東沙夜」です。
比較絵を兼ねております。どちらもシマパンなんですね。
ほか、姪の「琴原菖蒲(ことはら・あやめ)」さんとのラブラブ話「優しさの裏側」
最後まではないにしろ、保健授業前の娘にあーんなことをさせてはいけませんねぇ。
中途半端にませてる「菖蒲さん」が可愛らしいのですよ。
剣道部の先輩に逆襲するという、ありがち話「気高き乙女は憧れの」
こちらの先輩「朝霧燕」さんはお姉さん設定の筈なんですが、えっちシーンになると何故だか等身が縮み、幼っぽくなっていました。
慣れていない設定とはいえ、見ていて違和感があります。
義妹「美月琴音」との近親話「幸せのかたち 」
同名な単行本がありましたが、それとは当然関係なく(笑)
ヒロイン「琴音ちゃん」は冒頭ページはシマパンなんですが、普通に立っているだけなのにパンチラしているところが素敵でした。
太めで非常に強い線でのごっちゃり絵柄。
良くない構図、バランスの悪さがたまに見受けられました。
ページでのメリハリがはっきりせず、それがためにごちゃごちゃとして見づらいです。
漫画がまだ巧くないなー、という印象でした。
人物絵は、目・輪郭が横長・幅広というロリ絵。
おおよその作画は固定されつつある様子でしたが、初単行本らしく不安定ですね。
おそらく古い原稿だと想像しておりますが、極端に線が強いものだとなんだか「ここまひ」センセの絵みたいでした。
新しい原稿(たぶん)のほうが、シャープにスッキリしてますね。
だいたいの人物については↓表紙の通りです。
ただ、白黒絵はもっとしつこい感じなので、判断には注意してください。
…以上ですね。
↓表紙・裏表紙からそんなんでしたが、全体的にシマパン・ブルマ率が高めです。
ヒロインはたいていどっちかを着用しておりますので、そんなん好きならよりいいでしょう(笑)
また、あとがきページから続くおまけの4ページ「好きな娘でシていいよ」は、なにげに良いアイデア。
ここは描き下ろし(だと思う)で、作画も良質でした。
ちょっと感動ですよ(←これは大げさか。でも、これで↑評価を加算してます。)
ただ、ずらり並ぶと、それぞれが描き分けが微妙だということに気付いちゃったりして…。
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■召喚少女 (魚肉ん)
★まんがデーター [8/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■□□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 原作ゲーム・ファンタジー
・おまけ: あとがき、おまけ漫画。
・その他: 原作「VRIDGE」、1巻完結。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「魚肉ん(ぎょにくん)」センセの「召喚少女~Elemental Girl Calling~」です。
当ブログでは、過去に「OKOTA おこた(※成年)」を紹介している「魚肉ん」センセ。
こちらの「召喚少女~Elemental Girl Calling~」はセンセ初の一般漫画として期待していたんですが…「ああ、やっちゃったー」というのが正直な感想。
あらかじめ、センセ、およびファンの方、いたらごめんなさい。
これからひでるさんの正直な感想を書かせて頂きます。
…と、そんな訳で、久しぶりに批判ごーごーな文面になってしまうと思いますので、そういったのが嫌いな方はここでご退出下さい。
※左:「ルテジアさん」、右:召喚獣「卯月」です。
…二人似てますよね(笑)
いきますよ。
主人公「コオル」くんは王国中のエリートが集まる「マグストラダム魔法学院」の生徒。
しかし、召喚魔法が独力ではできず、クラス担任でもある「ビルギエッタ」師匠に「落第」とされてしまうのでした。
大雑把ですが、そんな導入部。
”学院史上類を見ない最低成績”、とまで言われて落第している主人公、「コオルくん」
本人曰く、「召喚以外の成績はあのアスレイにも負けないくらい」とのことなので、この時点で矛盾があると思うのだけれど…。
召喚がメインらしいから、それがダメなら全てダメなのか?
というか、ここはエリートが集まる学院ではなかったっけか。
なんで在籍していられるんだろう?コネか裏口?
また、携帯電話がないと召喚できないというのは、主人公に才能はないの?あるの?
途中で、「一度に5体も召喚できるのはなかなか」という台詞がありました。
それだけ凄い神器なら、なんで無能な主人公が持っているのか、こちらも甚だ疑問。
ようわからん。
最大のポイントであろう、携帯電話から召喚するというアイデアも中途半端。
一度電源切れでどうの、ってシーンはありましたが、さして活かされているようには見えず。
うーん、もっと色々やりようがあると思うのだけれど…。
これが現代劇なら理解できるんですが、ファンタジー世界では見た目の面白さという以外には特になさそう。
召喚以外に、例えば電話として使っている描写がないですからねー。
だいたい、バッテリー切れになっていましたけれど、電源ってこの世界はどうなってるの?
もの凄く異質です。
※ひでるお気に入り「アスレイさん」です。
出番がちょろっとなのが残念。
ついでに、召喚されている女の子たちは召喚獣、ってな位置づけなんですね。
「獣」ってことは、「GALZOOアイランド/アリスソフト」みたいな感じなのかな?野良でいたりするのか?
他のキャラ、例えばツンデレちっくなクラスメート「アスレイ」さんとか、漫画中では召喚シーンがないので、そのあたりの設定がどうなっているのか、よくわからず。
召喚される「まどか」、「卯月」、「マキ」、「晶」、「結」…って、キャラの名前に漢字とカタカナが混合されているのも、どっちつかず。
現代日本ならいいですが、ファンタジー世界では舞台設定をややこしくしているだけ。
彼女らは性格から外観まで人間との差がほぼなく、「ルテジア」さんのがよほどそれっぽいのです。
余談ですが、角があるビジュアルはなんだか「メルセデス」みたいなの。…知ってる?
※おまけ:召喚獣のみなさん。
中盤から、魔族「ルキノさん」が登場。
こうした流れのまま、魔族と人間を両親に持つという「ルテジアさん」のストーリーにするのが、最も無難な気がします。
特に、「コオルくん」を助けようとする際の、二人のやりとりはなかなか良かったのですけれど…。
後半にて、原因不明な重態になってしまう主人公「コオルくん」
”癒しの奇跡もまるで効果ない”という絶望的な状態だったのに、なぜかピンチには復活して駆けつけたりして。
なにこれ?
ここでなんの説明もフォローもなく、「仲間」だの、「大好きだから」だのって、今時子供でも騙せないような言葉ですっぱり切り落とされては、こちらが困ります。
もっとも盛り上がるべきシーンなのに、なんなんだこれは?
…以上。
こうしたゲーム原作での悪いパターン見本みたいで、ごちゃごちゃとキャラが登場するものの誰が誰やらよく分からぬまま、それぞれの個性を発揮せぬままに終わっておりました。
事情も色々あるんでしょうが、各話で一人づつピックアップするとか、いっそのこと数名に絞るとかした方が良かったような…。
はっきり言って、誰が正ヒロインか区別つきませんでした。
非常に敷居が高く、”一見さんお断り”というべき単行本。
帯には原作ゲームの紹介がされていましたが、これを見て買おうという方がいるのか、実に疑問です。
逆に、ファンの方もこの内容は納得できるものかなぁ…。
だいたい、この手の漫画でキャラ紹介とか、ゲームの紹介とか、説明ページが一切ないのは不親切。
※召喚獣「まどか」です。
↓表紙の娘ですね。大きいのです。羨ましいです。
絵柄は「魚肉ん」センセらしく、可愛くもえっちに仕上がっておりました。
丸っこくぽよよんとした特徴があるので、ゲームよりもだいぶ肉感的。
安定した良質な作画であり、せっかくセンセが描くのだから、思い切って1話目のようなセクシーラブコメで押し切ってもいいと思いました。
おまけのページとか、良かったですよ(笑)
なお、ゲームは女の子育成シミュレーションだそうです。
この手のネタもだいぶ食傷気味。
”人気原画家「moo」が手がける最新ゲーム”って、もともとのウリから単純に原画家さんなのかな。
こうした売り方はもう流行らないと思うのだけれど…。
※こちらがゲーム版。…買う?
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・絵 :■■■■□
・話 :■□□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 原作ゲーム・ファンタジー
・おまけ: あとがき、おまけ漫画。
・その他: 原作「VRIDGE」、1巻完結。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「魚肉ん(ぎょにくん)」センセの「召喚少女~Elemental Girl Calling~」です。
当ブログでは、過去に「OKOTA おこた(※成年)」を紹介している「魚肉ん」センセ。
こちらの「召喚少女~Elemental Girl Calling~」はセンセ初の一般漫画として期待していたんですが…「ああ、やっちゃったー」というのが正直な感想。
あらかじめ、センセ、およびファンの方、いたらごめんなさい。
これからひでるさんの正直な感想を書かせて頂きます。
…と、そんな訳で、久しぶりに批判ごーごーな文面になってしまうと思いますので、そういったのが嫌いな方はここでご退出下さい。
※左:「ルテジアさん」、右:召喚獣「卯月」です。
…二人似てますよね(笑)
いきますよ。
主人公「コオル」くんは王国中のエリートが集まる「マグストラダム魔法学院」の生徒。
しかし、召喚魔法が独力ではできず、クラス担任でもある「ビルギエッタ」師匠に「落第」とされてしまうのでした。
大雑把ですが、そんな導入部。
”学院史上類を見ない最低成績”、とまで言われて落第している主人公、「コオルくん」
本人曰く、「召喚以外の成績はあのアスレイにも負けないくらい」とのことなので、この時点で矛盾があると思うのだけれど…。
召喚がメインらしいから、それがダメなら全てダメなのか?
というか、ここはエリートが集まる学院ではなかったっけか。
なんで在籍していられるんだろう?コネか裏口?
また、携帯電話がないと召喚できないというのは、主人公に才能はないの?あるの?
途中で、「一度に5体も召喚できるのはなかなか」という台詞がありました。
それだけ凄い神器なら、なんで無能な主人公が持っているのか、こちらも甚だ疑問。
ようわからん。
最大のポイントであろう、携帯電話から召喚するというアイデアも中途半端。
一度電源切れでどうの、ってシーンはありましたが、さして活かされているようには見えず。
うーん、もっと色々やりようがあると思うのだけれど…。
これが現代劇なら理解できるんですが、ファンタジー世界では見た目の面白さという以外には特になさそう。
召喚以外に、例えば電話として使っている描写がないですからねー。
だいたい、バッテリー切れになっていましたけれど、電源ってこの世界はどうなってるの?
もの凄く異質です。
※ひでるお気に入り「アスレイさん」です。
出番がちょろっとなのが残念。
ついでに、召喚されている女の子たちは召喚獣、ってな位置づけなんですね。
「獣」ってことは、「GALZOOアイランド/アリスソフト」みたいな感じなのかな?野良でいたりするのか?
他のキャラ、例えばツンデレちっくなクラスメート「アスレイ」さんとか、漫画中では召喚シーンがないので、そのあたりの設定がどうなっているのか、よくわからず。
召喚される「まどか」、「卯月」、「マキ」、「晶」、「結」…って、キャラの名前に漢字とカタカナが混合されているのも、どっちつかず。
現代日本ならいいですが、ファンタジー世界では舞台設定をややこしくしているだけ。
彼女らは性格から外観まで人間との差がほぼなく、「ルテジア」さんのがよほどそれっぽいのです。
余談ですが、角があるビジュアルはなんだか「メルセデス」みたいなの。…知ってる?
※おまけ:召喚獣のみなさん。
中盤から、魔族「ルキノさん」が登場。
こうした流れのまま、魔族と人間を両親に持つという「ルテジアさん」のストーリーにするのが、最も無難な気がします。
特に、「コオルくん」を助けようとする際の、二人のやりとりはなかなか良かったのですけれど…。
後半にて、原因不明な重態になってしまう主人公「コオルくん」
”癒しの奇跡もまるで効果ない”という絶望的な状態だったのに、なぜかピンチには復活して駆けつけたりして。
なにこれ?
ここでなんの説明もフォローもなく、「仲間」だの、「大好きだから」だのって、今時子供でも騙せないような言葉ですっぱり切り落とされては、こちらが困ります。
もっとも盛り上がるべきシーンなのに、なんなんだこれは?
…以上。
こうしたゲーム原作での悪いパターン見本みたいで、ごちゃごちゃとキャラが登場するものの誰が誰やらよく分からぬまま、それぞれの個性を発揮せぬままに終わっておりました。
事情も色々あるんでしょうが、各話で一人づつピックアップするとか、いっそのこと数名に絞るとかした方が良かったような…。
はっきり言って、誰が正ヒロインか区別つきませんでした。
非常に敷居が高く、”一見さんお断り”というべき単行本。
帯には原作ゲームの紹介がされていましたが、これを見て買おうという方がいるのか、実に疑問です。
逆に、ファンの方もこの内容は納得できるものかなぁ…。
だいたい、この手の漫画でキャラ紹介とか、ゲームの紹介とか、説明ページが一切ないのは不親切。
※召喚獣「まどか」です。
↓表紙の娘ですね。大きいのです。羨ましいです。
絵柄は「魚肉ん」センセらしく、可愛くもえっちに仕上がっておりました。
丸っこくぽよよんとした特徴があるので、ゲームよりもだいぶ肉感的。
安定した良質な作画であり、せっかくセンセが描くのだから、思い切って1話目のようなセクシーラブコメで押し切ってもいいと思いました。
おまけのページとか、良かったですよ(笑)
なお、ゲームは女の子育成シミュレーションだそうです。
この手のネタもだいぶ食傷気味。
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こうした売り方はもう流行らないと思うのだけれど…。
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■少女の味覚 (MARUTA)
★まんがデーター [10/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ロリ
・おまけ: 熱血おまけ漫画「MARUTAが行く」
・その他: カラー(8P)、短編×11。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「MARUTA(まるた)」センセの「少女の味覚」です。
あー、ひでるさんの不確かで当てにならない記憶(笑)では…お名前覚えている、ような気もするんですけれど…。
わかんないですね。
まぁ、いいか。
こちらの「少女の味覚」は、たぶん4、5冊目くらいな単行本。
宣伝帯には、”幻のデビュー作+単行本未収録作品3本を含む”とか書いてありました。
…ということは、いくつかは収録済みな漫画なんですねー。いやー。
(※軽く調べました。↓下記参照のこと。…もし間違ってたらごめんなさい)
既に持っている方はくれぐれもご用心。
※左:美奈ちゃん、右:柚子ちゃん
単行本のひでるお気に入り両名です。柚子ちゃんのお話は収録済みだったのでレビュー外しましたが…傑作。
さて、単行本はデビュー作も含んだ、という1999年から2003年での作品集。
さほど絵に変化ある方ではないようですが、さすがに初期頃はもさもさっとした重いものですね。
初出なかったので確実なことは書けませんが、だんだん余計な線がなくなり、さらり・すっきりとしていくような印象でした。
ちょうど絵柄の話題が出たので、そのまま続けます。
細線で細部までよく描き込まれた、そういう意味では濃い目な絵柄。
背景もきっちりとしており、それが物語を深いものとしておりました。
今風の可愛らしい絵ではありませんが、女の子の明暗、幼・熟どちらも描ける稀有な漫画家さんだと思います。
いいんじゃないでしょうか。
単行本未収録作品のひとつ、「か・て・きょ」
家庭教師のバイトを始めた主人公。
その教え子の「美奈」ちゃんは無防備なわりに性への関心も強く、思わず手を出してしまったのでした。
それからというもの、家庭教師の時間のたび気分転換と称して…。
だいたいそんなん。
すぐ前に収録されていた短編が、カラーページから始まる名作「夏から夏まで」(※単行本「少女を脱いだ季節」収録)でして、同じロリ系ですが真っ暗でした。
それと違って、家庭教師モノの王道展開であるこちらは楽しく羨ましい漫画です。
とにかく、「ねーねー」で誘ってくるヒロイン「美奈ちゃん」の可愛らしさにつきるでしょう。
”まだクマさんパンツから卒業できていない微妙な年齢”というあたりの表現もしっかりとしてますね。
※左:「誰そ彼時」の妹さん、右:岩村理央さん。
未完が多い、とか突っ込まれていましたが…連載モノも終わってないのかな?
血の繋がらない兄妹の背徳的なお話「誰そ彼時」
こちらもおそらく未収録作品。
穏やかな空気区が流れておりますが決して褒められた関係でなく、「MARUTA」センセの細かく黒が強い絵柄がよく合った傑作です。
こうした、やや重苦しさのある漫画については非常に巧いですねー。
先の「か・て・きょ」とこちら「誰そ彼時」の短編は新しめな原稿らしく、良質な作画でした。
3つ目の未収録が「少女の人権と自由意志の束縛」でして、こちらはカラーの4ページなショート。
ややこしいタイトルですが、要するにロリ娘の緊縛漫画なんですね。
すぐ終わってしまうものの、ギャップある組み合わせがヤバさ満点です。
ほか、「綾歌」さんとメイド「悠梨」さんの「Noel」、コメディー色の強い「トラブルトライアングル」、大人の女性を目指す「晶」ちゃんの「春色前線異常なし」はどれも連載モノながら1話のみの収録。
(※過去単行本の収録も、まとまっておらずバラバラみたい…)
やや中途半端な気がしますね。
短編「スク水愛好歌」、「とある真夏の情事」はどちらも教師・生徒のカップリングで、スクール水着、ブルマというキーワードでした。
やや作画不安定気味な「スク水愛好歌」に比べると、「とある真夏の情事」はよく安定しております。
ただ、えっちシーンがブルマでないのが、ちょっぴり残念でしたが。
リアルっぽい作画とは裏腹に、全体的にはロリ系のが比率高めなのでした。
ちょっと意外。(※そう言えば、タイトル「少女の味覚」ですもんね)
※おまけ、左:「柊麗子さん」、右:「柊麗さん」です。
なお、巻末に収録されたおまけ漫画「MARUTAが行く」では、「MARUTA」センセと「夏から夏まで」でのヒロイン「柚子ちゃん」の掛け合いが非常に面白く描かれておりました。
そちらではゲスト出演として、新旧「とらぶる~アングル」の「柊麗子(ひいらぎ・れいこ)」さん、「柊麗(ひいらぎ・れい)」さんの両名が宣伝で登場しております。
近々、現在連載しているらしい「とらぶるTRYアングル 1巻」が発売されるとのことなので、期待して待ちましょう。
少女の味覚 (G.B.BEST COMICS)
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・絵 :■■■□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ロリ
・おまけ: 熱血おまけ漫画「MARUTAが行く」
・その他: カラー(8P)、短編×11。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「MARUTA(まるた)」センセの「少女の味覚」です。
あー、ひでるさんの不確かで当てにならない記憶(笑)では…お名前覚えている、ような気もするんですけれど…。
わかんないですね。
まぁ、いいか。
こちらの「少女の味覚」は、たぶん4、5冊目くらいな単行本。
宣伝帯には、”幻のデビュー作+単行本未収録作品3本を含む”とか書いてありました。
…ということは、いくつかは収録済みな漫画なんですねー。いやー。
(※軽く調べました。↓下記参照のこと。…もし間違ってたらごめんなさい)
既に持っている方はくれぐれもご用心。
※左:美奈ちゃん、右:柚子ちゃん
単行本のひでるお気に入り両名です。柚子ちゃんのお話は収録済みだったのでレビュー外しましたが…傑作。
さて、単行本はデビュー作も含んだ、という1999年から2003年での作品集。
さほど絵に変化ある方ではないようですが、さすがに初期頃はもさもさっとした重いものですね。
初出なかったので確実なことは書けませんが、だんだん余計な線がなくなり、さらり・すっきりとしていくような印象でした。
ちょうど絵柄の話題が出たので、そのまま続けます。
細線で細部までよく描き込まれた、そういう意味では濃い目な絵柄。
背景もきっちりとしており、それが物語を深いものとしておりました。
今風の可愛らしい絵ではありませんが、女の子の明暗、幼・熟どちらも描ける稀有な漫画家さんだと思います。
いいんじゃないでしょうか。
単行本未収録作品のひとつ、「か・て・きょ」
家庭教師のバイトを始めた主人公。
その教え子の「美奈」ちゃんは無防備なわりに性への関心も強く、思わず手を出してしまったのでした。
それからというもの、家庭教師の時間のたび気分転換と称して…。
だいたいそんなん。
すぐ前に収録されていた短編が、カラーページから始まる名作「夏から夏まで」(※単行本「少女を脱いだ季節」収録)でして、同じロリ系ですが真っ暗でした。
それと違って、家庭教師モノの王道展開であるこちらは楽しく羨ましい漫画です。
とにかく、「ねーねー」で誘ってくるヒロイン「美奈ちゃん」の可愛らしさにつきるでしょう。
”まだクマさんパンツから卒業できていない微妙な年齢”というあたりの表現もしっかりとしてますね。
※左:「誰そ彼時」の妹さん、右:岩村理央さん。
未完が多い、とか突っ込まれていましたが…連載モノも終わってないのかな?
血の繋がらない兄妹の背徳的なお話「誰そ彼時」
こちらもおそらく未収録作品。
穏やかな空気区が流れておりますが決して褒められた関係でなく、「MARUTA」センセの細かく黒が強い絵柄がよく合った傑作です。
こうした、やや重苦しさのある漫画については非常に巧いですねー。
先の「か・て・きょ」とこちら「誰そ彼時」の短編は新しめな原稿らしく、良質な作画でした。
3つ目の未収録が「少女の人権と自由意志の束縛」でして、こちらはカラーの4ページなショート。
ややこしいタイトルですが、要するにロリ娘の緊縛漫画なんですね。
すぐ終わってしまうものの、ギャップある組み合わせがヤバさ満点です。
ほか、「綾歌」さんとメイド「悠梨」さんの「Noel」、コメディー色の強い「トラブルトライアングル」、大人の女性を目指す「晶」ちゃんの「春色前線異常なし」はどれも連載モノながら1話のみの収録。
(※過去単行本の収録も、まとまっておらずバラバラみたい…)
やや中途半端な気がしますね。
短編「スク水愛好歌」、「とある真夏の情事」はどちらも教師・生徒のカップリングで、スクール水着、ブルマというキーワードでした。
やや作画不安定気味な「スク水愛好歌」に比べると、「とある真夏の情事」はよく安定しております。
ただ、えっちシーンがブルマでないのが、ちょっぴり残念でしたが。
リアルっぽい作画とは裏腹に、全体的にはロリ系のが比率高めなのでした。
ちょっと意外。(※そう言えば、タイトル「少女の味覚」ですもんね)
※おまけ、左:「柊麗子さん」、右:「柊麗さん」です。
なお、巻末に収録されたおまけ漫画「MARUTAが行く」では、「MARUTA」センセと「夏から夏まで」でのヒロイン「柚子ちゃん」の掛け合いが非常に面白く描かれておりました。
そちらではゲスト出演として、新旧「とらぶる~アングル」の「柊麗子(ひいらぎ・れいこ)」さん、「柊麗(ひいらぎ・れい)」さんの両名が宣伝で登場しております。
近々、現在連載しているらしい「とらぶるTRYアングル 1巻」が発売されるとのことなので、期待して待ちましょう。
少女の味覚 (G.B.BEST COMICS)
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■巫女の恋路 (ZUKI樹)
★まんがデーター [10/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : ラブコメ・美乳
・おまけ: あとがき、カバー裏に漫画・4コマ。
・その他: 短編×10(うち「おーじの冒険」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ZUKI樹(ずきき)」センセの「巫女の恋路」です。
巫女、といえば「祭事の乙女達」などで知られる巫女漫画家「森見明日」センセとか、「ラブラブ巫女さん かすみの杜/艶々」などの漫画を思い出します。
「狐とアトリ-武田日向短編集-/武田日向」センセの時でも書きましたが、やっばりあの「赤」がいいんでしょうねぇ。
ほわわー。
…と、いう訳で、今回は「ZUKI樹」センセの「巫女の恋路」なのです。
さて、ここで1つの大きな問題が!
カバー裏の漫画にてセンセ自身が突っ込んでおりますが、実は巫女漫画は2話しかありません(笑)
他はネットゲーマーのお話とか、バイト先でどうのという、それとはまるで無関係な短編。
タイトルで過剰に期待してしまうと、読んでがっかりするかもしれないので注意して下さい。
なお、こちらは成年指定でなく一般単行本なんですが、「ZUKI樹」センセ独特なすっきりとした絵柄は、こうした軽い系統とよく合っていると思いました。
こっちの方が置かれる書店も多いでしょうし、セールス的にもいいでしょう。
※左:智井さん、右:赤城さん
巫女キャラ2名です。今回はあえてギリギリな線を狙ってみましたが、どうでしょう?
さて、巫女漫画の1つ目「バイトな巫女さん」
公務員「智井」さんは世話になった「タマ」先輩のため、忙しい時期に巫女のバイトを引き受けるのでした。
彼氏「太一」くんもお手伝いをするんですが…。
えー、公務員(先生?)が、人がごったがえすだろう時期にバイトなんてしたら色々とマズいのでは?
なーんて細かい指摘は置いといて。
登場のヒロイン「智井さん」は律儀にノーブラ・ノーパンを守っているのいいんですが、あちこちの言動がやたら可愛らしい方でした。
また、生徒と見間違うほど小っちゃく、古風な言い回しの「タマ先輩」もなにげにいいキャラクター。
えっちなしだったのが非常に残念でしたよ。
カバー裏でも目立っていたので、もったいないですよね。
※おまけ:ちっちゃい・タマ先輩。
右の「太一くん」はしゃがんでいますが、左の「タマ先輩」は立ってます(笑)
もう1つの巫女漫画が表題作「巫女の恋路」
”巫女は穢れなき処女である事”
狭間神社ではそんな古いしきたりが守られておりました。
後を引き継ぐ筈だった「風子」さんがあっさり結婚してしまったため、現職の「赤城」さんは次代の「日美子」さんが15歳になるまでの3年間、追加で巫女を続けなければならなくなってしまうのでした。
そんな訳で、彼氏の「京一」くんはいまだ「赤城さん」に手を出せずじまいなのです。
だいたいそんなん。
微妙な透け具合が素晴らしい、↓表紙の女性がこちらのヒロイン「赤城さん」です。
なぜか、手を出そうとすると落雷するという設定が馬鹿馬鹿しいんですが、これないと歯止めききませんからねー。
さて、そういった流れがため、”二人はお互いを見せ合うだけの関係”なのでした。
ここが他の同様な漫画たちとは違って独特で、非常に良いのです。
…が。
1話で終わっちゃうんですよ、コレが。
そのため、状況説明からめでたく結ばれるシーンまでが、22ページの間に収められているんですねぇ。
そんな訳で、やや駆け足気味。
ああ、どうせなら、こうしたえっちな寸止めを色々なシチュエーションで見たかったところです。
連載にするには色々と弱めに感じますが、是非続けてもらいたい漫画でした。
とりあえず妹「日美子さん」で仕切り直してみては、どーでしょう?
※左:もよもよさん、右:店長さん
眼鏡キャラ2名です。どちらも胸でかいという共通点もありますねー。
前述しておりますが、他短編は巫女とまるで関係ありません。
前後編「おーじの冒険」はネットゲーム・プレイヤー同士のお話。
ひでるさんネットゲームは好きでないので詳しくは知りませんが、ゲームにてパーティーを組んでいた他プレイヤーが全て女性(※裏表紙の3名ですね)だったというのは、出来過ぎな気がします。
ただ、「ZUKI樹」センセの描かれる眼鏡女性は清潔で魅力的ですね。
同じく眼鏡の店長さんが登場する「都合いい僕」、美容室が舞台の「ロングヘア」など、軽いラブコメちっくな短編が収録されておりました。
なお、ラストに収録のおまけ「僕のアタマ」
なぜかこちらだけ縦に収録されているんですが、逆になんだか新鮮でした。
原稿がこちらだけ04年と古いためなのか、ページ数が足りなかったためか…まぁ、おまけですしね。
くっきりとした丁寧な細線のすっきり絵柄。
黒髪な女性が多く、大人しめなページでのインパクトになっておりました。
縦長な輪郭で鼻から口にかけての描き方に特徴。
どちらかというと写実的なキャラ絵ですがしつこくなく、良い雰囲気です。
初出を見る限りでは時期などにバラツキあったものの、単行本全体には安定感あり、崩れず・乱れずなバランス良い作画。
胸の描き方も大きく美乳でしたので、こうした適度なえっち漫画がピッタリです。
まとまりも適度で、そうした意味でも一般系が似合っているかもしれません。
巫女の恋路 (バンブー・コミックス)
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : ラブコメ・美乳
・おまけ: あとがき、カバー裏に漫画・4コマ。
・その他: 短編×10(うち「おーじの冒険」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ZUKI樹(ずきき)」センセの「巫女の恋路」です。
巫女、といえば「祭事の乙女達」などで知られる巫女漫画家「森見明日」センセとか、「ラブラブ巫女さん かすみの杜/艶々」などの漫画を思い出します。
「狐とアトリ-武田日向短編集-/武田日向」センセの時でも書きましたが、やっばりあの「赤」がいいんでしょうねぇ。
ほわわー。
…と、いう訳で、今回は「ZUKI樹」センセの「巫女の恋路」なのです。
さて、ここで1つの大きな問題が!
カバー裏の漫画にてセンセ自身が突っ込んでおりますが、実は巫女漫画は2話しかありません(笑)
他はネットゲーマーのお話とか、バイト先でどうのという、それとはまるで無関係な短編。
タイトルで過剰に期待してしまうと、読んでがっかりするかもしれないので注意して下さい。
なお、こちらは成年指定でなく一般単行本なんですが、「ZUKI樹」センセ独特なすっきりとした絵柄は、こうした軽い系統とよく合っていると思いました。
こっちの方が置かれる書店も多いでしょうし、セールス的にもいいでしょう。
※左:智井さん、右:赤城さん
巫女キャラ2名です。今回はあえてギリギリな線を狙ってみましたが、どうでしょう?
さて、巫女漫画の1つ目「バイトな巫女さん」
公務員「智井」さんは世話になった「タマ」先輩のため、忙しい時期に巫女のバイトを引き受けるのでした。
彼氏「太一」くんもお手伝いをするんですが…。
えー、公務員(先生?)が、人がごったがえすだろう時期にバイトなんてしたら色々とマズいのでは?
なーんて細かい指摘は置いといて。
登場のヒロイン「智井さん」は律儀にノーブラ・ノーパンを守っているのいいんですが、あちこちの言動がやたら可愛らしい方でした。
また、生徒と見間違うほど小っちゃく、古風な言い回しの「タマ先輩」もなにげにいいキャラクター。
えっちなしだったのが非常に残念でしたよ。
カバー裏でも目立っていたので、もったいないですよね。
※おまけ:ちっちゃい・タマ先輩。
右の「太一くん」はしゃがんでいますが、左の「タマ先輩」は立ってます(笑)
もう1つの巫女漫画が表題作「巫女の恋路」
”巫女は穢れなき処女である事”
狭間神社ではそんな古いしきたりが守られておりました。
後を引き継ぐ筈だった「風子」さんがあっさり結婚してしまったため、現職の「赤城」さんは次代の「日美子」さんが15歳になるまでの3年間、追加で巫女を続けなければならなくなってしまうのでした。
そんな訳で、彼氏の「京一」くんはいまだ「赤城さん」に手を出せずじまいなのです。
だいたいそんなん。
微妙な透け具合が素晴らしい、↓表紙の女性がこちらのヒロイン「赤城さん」です。
なぜか、手を出そうとすると落雷するという設定が馬鹿馬鹿しいんですが、これないと歯止めききませんからねー。
さて、そういった流れがため、”二人はお互いを見せ合うだけの関係”なのでした。
ここが他の同様な漫画たちとは違って独特で、非常に良いのです。
…が。
1話で終わっちゃうんですよ、コレが。
そのため、状況説明からめでたく結ばれるシーンまでが、22ページの間に収められているんですねぇ。
そんな訳で、やや駆け足気味。
ああ、どうせなら、こうしたえっちな寸止めを色々なシチュエーションで見たかったところです。
連載にするには色々と弱めに感じますが、是非続けてもらいたい漫画でした。
とりあえず妹「日美子さん」で仕切り直してみては、どーでしょう?
※左:もよもよさん、右:店長さん
眼鏡キャラ2名です。どちらも胸でかいという共通点もありますねー。
前述しておりますが、他短編は巫女とまるで関係ありません。
前後編「おーじの冒険」はネットゲーム・プレイヤー同士のお話。
ひでるさんネットゲームは好きでないので詳しくは知りませんが、ゲームにてパーティーを組んでいた他プレイヤーが全て女性(※裏表紙の3名ですね)だったというのは、出来過ぎな気がします。
ただ、「ZUKI樹」センセの描かれる眼鏡女性は清潔で魅力的ですね。
同じく眼鏡の店長さんが登場する「都合いい僕」、美容室が舞台の「ロングヘア」など、軽いラブコメちっくな短編が収録されておりました。
なお、ラストに収録のおまけ「僕のアタマ」
なぜかこちらだけ縦に収録されているんですが、逆になんだか新鮮でした。
原稿がこちらだけ04年と古いためなのか、ページ数が足りなかったためか…まぁ、おまけですしね。
くっきりとした丁寧な細線のすっきり絵柄。
黒髪な女性が多く、大人しめなページでのインパクトになっておりました。
縦長な輪郭で鼻から口にかけての描き方に特徴。
どちらかというと写実的なキャラ絵ですがしつこくなく、良い雰囲気です。
初出を見る限りでは時期などにバラツキあったものの、単行本全体には安定感あり、崩れず・乱れずなバランス良い作画。
胸の描き方も大きく美乳でしたので、こうした適度なえっち漫画がピッタリです。
まとまりも適度で、そうした意味でも一般系が似合っているかもしれません。
巫女の恋路 (バンブー・コミックス)
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■ぴんくぱんつぁー (あかざわRED)
★まんがデーター [11/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ツインテール
・おまけ: あとがき、カバー裏に作品解説漫画、
描き下ろし「ろりあね6話」、加筆・修正あり。
・その他: カラー(4P)、カバーはつるりとした触感、
短編×10(うち「ろりあね」×6、「絶対少女ism」×3)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「あかざわRED」センセの「ぴんくぱんつぁー」です。
あちこち専門書店ではおまけもつくらしい、本日発売の注目単行本「ぴんくぱんつぁー」ですね。
すっかり、知る人ぞ知る…って感じではなくなっちゃいました。
ひでるさん的には、いまだ「メロンブックス」の方というイメージが強い「あかざわRED」センセの3冊目の単行本。
ちょうど1年ぶりな単行本で、こちらのブログでも過去に「くぱぁりぞーと」を紹介しております。
※左:「織宮みゆゆ」、右:「御手洗泉美」
まるで成長してない「ゆゆお姉ちゃん」、立派に育った(笑)「御手洗さん」なのです。
さて、「ぴんくぱんつぁー」は前作と同様に中編漫画2本構成の単行本となっておりました。
大部分を占めるメイン「ろりあね」は織宮家3姉妹+母親との単純えっち話。
なお、収録された短編「おクチからのこいびと」も「ろりあね」主役二人の小さい頃を描いた、番外編というべきものなの。
主人公「なすくん」こと「成菅(なすが)」くんは近所の年上なお姉さん「織宮みゆゆ」さんと深い関係でしたが、離れ離れになっておりました。
それから十年。
すっかり大人になった「なすくん」は織宮家に居候となり、再会することとなったのです。
…が、久しぶりな「ゆゆお姉ちゃん」は十年前そのままの容姿だったのでした。
だいたいそんなお話。
こちらは6話、「おクチからのこいびと」を入れて7話の中編なんですが、ほぼ全編えっちシーンという内容。
年上のわりに明らかなロリ体型でツインテールな正ヒロイン・長女「みゆゆさん」を筆頭に、裏表紙を飾るシマパンな娘・次女「織宮なつめ」、末っ子なのに巨乳でスパッツ着用の三女「織宮ももか」、そして単行本全登場人物で最もでかい胸である、三姉妹の母「織宮早苗」、という4名のヒロインたちと次々交わるパターンなんですね。
お話が薄いだけ、えっちシチュエーションについては色々と凝っており、上記のような各キャラのフェチ・ポイントに加えて、ナース服やスクール水着、そしてブルマなどのコスプレでも楽しませてくれました。
お話コメディーちっくな軽い漫画でして、特に冒頭カラーページのえっちから警察とのやりとりまでは楽しめるでしょう。
ただ、登場キャラが多いだけ、意外に「ゆゆお姉ちゃん」が目立ってなかったなー、というのがひでるの感想です。
せっかく、”年上のロリ体型”っていう強い個性があるのに、なんだかもったいない気がしました。
※左から、次女「なつめ」、三女「ももか」、母「早苗」です。
織宮家の人々ですよ。なぜか「みゆゆさん」だけ貧乳なのね。
ちなみに、
「浮気なんかしたら、お姉ちゃん怒っちゃうからね」
…とか、小さい頃は言っていた「ゆゆお姉ちゃん」なんですが……。(※短編「おクチからのこいびと」より)
妹「なつめさん」・「ももかさん」や母「早苗さん」などとのえっちは半ば了承しているのね。
肉親ならOKなんでしょうか?
もう一つ収録の「絶対少女ism」は全3話の中編。
女子校・聖マークス学園にて尊敬を集めるお嬢様「カナリア」様。
その幼馴染み主人公「つぐみ」さんは無理やり女装させられた上に、そちらへ転校することとなったのでした。
「カナリア様」を勝手にライバル視する「御手洗泉美」さんは二人の関係を覗き見て…。
だいたいそんなん。
こちらの正ヒロイン「カナリア様」は、やっぱりツインテールなロリ娘。
作品解説漫画でも登場していたライバル「御手洗さん」は、逆に豊かな胸と黒髪、そしてパンストが特徴的な娘さんでした。
先の漫画より半分程度の話数なんですが、「カナリア様」がツンデレちっくで可愛らしく、強く印象に残るのです。
特に、「御手洗さん」とえっちしてしまった「つぐみさん」に対して、思わず涙を流してしまう2話「しましょしましょ旦那様」のラスト。続く3話「好きだけど好きだから」での、拗ねているような前半部分がちょっと意外で非常に良かったです。
あるいは、どっかーんと暴れて、コメディーちっくにするかと思いましたけれど(笑)
そうした意味で、「ゆゆお姉ちゃん」よりも”より人間的”に感じられる、「カナリアさん」のがキャラとして魅力的でした。
センセ自身も解説で描かれておりましたが、それぞれ攻め手が違っている1話と3話のえっちも考えられてますね。
※正ヒロイン「カナリア様」です。
こうした娘が思わず泣いちゃうのはぐっときますねー。普段がああだから尚更。
うん、そんなこんなで好みは様々でしょうけれど、「絶対少女ism」のが読める漫画になっていると思います。
メイン「ろりあね」はもともと即えっち・シチュエーション豊富系で描かれている漫画なのかもしれませんが、やっぱりキャラが多すぎるかなー。
”巨乳を描くと必ず体調を崩す”という「あかざわRED」センセですが、正ヒロインはともかく今回はサブキャラに巨乳な娘も多くおり、全編そんなんではありませんでした。
逆に↓表紙で期待した方には、いいかどうか微妙なところかもしれません。
やや太めで強い線の、比較的すっきりした絵柄。
目が大きく、輪郭横に広いロリ絵が基本です。
ただ、キャラとしては、ロリというより貧乳な傾向ですかね。
内臓描写もちょろちょろと見かけましたんで、苦手な方はご注意を。
動きから表情まで、絵もそうなんですが”漫画の巧い方”だと思います。
ちょっとクセが強い絵柄なので、↓表紙・裏表紙にて判断して下さい。
そうですね。
もう、↓表紙の段階からツインテール・ロリのWな組み合わせで、いきなり”あかざわワールド”が広がっておりました(笑)
(※ちなみに裏表紙はシマパンな次女「織宮なつめさん」で、散乱しているのもブルマやらスクール水着やら…わはは)
「あかざわRED」センセのファンの方ならば納得するだろう、期待を外さない作品です。
未見の方でも、↑そうした系統がお好みなら、楽しめる1冊でしょう。
ぴんくぱんつぁー (ポプリコミックス 15号)
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ツインテール
・おまけ: あとがき、カバー裏に作品解説漫画、
描き下ろし「ろりあね6話」、加筆・修正あり。
・その他: カラー(4P)、カバーはつるりとした触感、
短編×10(うち「ろりあね」×6、「絶対少女ism」×3)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「あかざわRED」センセの「ぴんくぱんつぁー」です。
あちこち専門書店ではおまけもつくらしい、本日発売の注目単行本「ぴんくぱんつぁー」ですね。
すっかり、知る人ぞ知る…って感じではなくなっちゃいました。
ひでるさん的には、いまだ「メロンブックス」の方というイメージが強い「あかざわRED」センセの3冊目の単行本。
ちょうど1年ぶりな単行本で、こちらのブログでも過去に「くぱぁりぞーと」を紹介しております。
※左:「織宮みゆゆ」、右:「御手洗泉美」
まるで成長してない「ゆゆお姉ちゃん」、立派に育った(笑)「御手洗さん」なのです。
さて、「ぴんくぱんつぁー」は前作と同様に中編漫画2本構成の単行本となっておりました。
大部分を占めるメイン「ろりあね」は織宮家3姉妹+母親との単純えっち話。
なお、収録された短編「おクチからのこいびと」も「ろりあね」主役二人の小さい頃を描いた、番外編というべきものなの。
主人公「なすくん」こと「成菅(なすが)」くんは近所の年上なお姉さん「織宮みゆゆ」さんと深い関係でしたが、離れ離れになっておりました。
それから十年。
すっかり大人になった「なすくん」は織宮家に居候となり、再会することとなったのです。
…が、久しぶりな「ゆゆお姉ちゃん」は十年前そのままの容姿だったのでした。
だいたいそんなお話。
こちらは6話、「おクチからのこいびと」を入れて7話の中編なんですが、ほぼ全編えっちシーンという内容。
年上のわりに明らかなロリ体型でツインテールな正ヒロイン・長女「みゆゆさん」を筆頭に、裏表紙を飾るシマパンな娘・次女「織宮なつめ」、末っ子なのに巨乳でスパッツ着用の三女「織宮ももか」、そして単行本全登場人物で最もでかい胸である、三姉妹の母「織宮早苗」、という4名のヒロインたちと次々交わるパターンなんですね。
お話が薄いだけ、えっちシチュエーションについては色々と凝っており、上記のような各キャラのフェチ・ポイントに加えて、ナース服やスクール水着、そしてブルマなどのコスプレでも楽しませてくれました。
お話コメディーちっくな軽い漫画でして、特に冒頭カラーページのえっちから警察とのやりとりまでは楽しめるでしょう。
ただ、登場キャラが多いだけ、意外に「ゆゆお姉ちゃん」が目立ってなかったなー、というのがひでるの感想です。
せっかく、”年上のロリ体型”っていう強い個性があるのに、なんだかもったいない気がしました。
※左から、次女「なつめ」、三女「ももか」、母「早苗」です。
織宮家の人々ですよ。なぜか「みゆゆさん」だけ貧乳なのね。
ちなみに、
「浮気なんかしたら、お姉ちゃん怒っちゃうからね」
…とか、小さい頃は言っていた「ゆゆお姉ちゃん」なんですが……。(※短編「おクチからのこいびと」より)
妹「なつめさん」・「ももかさん」や母「早苗さん」などとのえっちは半ば了承しているのね。
肉親ならOKなんでしょうか?
もう一つ収録の「絶対少女ism」は全3話の中編。
女子校・聖マークス学園にて尊敬を集めるお嬢様「カナリア」様。
その幼馴染み主人公「つぐみ」さんは無理やり女装させられた上に、そちらへ転校することとなったのでした。
「カナリア様」を勝手にライバル視する「御手洗泉美」さんは二人の関係を覗き見て…。
だいたいそんなん。
こちらの正ヒロイン「カナリア様」は、やっぱりツインテールなロリ娘。
作品解説漫画でも登場していたライバル「御手洗さん」は、逆に豊かな胸と黒髪、そしてパンストが特徴的な娘さんでした。
先の漫画より半分程度の話数なんですが、「カナリア様」がツンデレちっくで可愛らしく、強く印象に残るのです。
特に、「御手洗さん」とえっちしてしまった「つぐみさん」に対して、思わず涙を流してしまう2話「しましょしましょ旦那様」のラスト。続く3話「好きだけど好きだから」での、拗ねているような前半部分がちょっと意外で非常に良かったです。
あるいは、どっかーんと暴れて、コメディーちっくにするかと思いましたけれど(笑)
そうした意味で、「ゆゆお姉ちゃん」よりも”より人間的”に感じられる、「カナリアさん」のがキャラとして魅力的でした。
センセ自身も解説で描かれておりましたが、それぞれ攻め手が違っている1話と3話のえっちも考えられてますね。
※正ヒロイン「カナリア様」です。
こうした娘が思わず泣いちゃうのはぐっときますねー。普段がああだから尚更。
うん、そんなこんなで好みは様々でしょうけれど、「絶対少女ism」のが読める漫画になっていると思います。
メイン「ろりあね」はもともと即えっち・シチュエーション豊富系で描かれている漫画なのかもしれませんが、やっぱりキャラが多すぎるかなー。
”巨乳を描くと必ず体調を崩す”という「あかざわRED」センセですが、正ヒロインはともかく今回はサブキャラに巨乳な娘も多くおり、全編そんなんではありませんでした。
逆に↓表紙で期待した方には、いいかどうか微妙なところかもしれません。
やや太めで強い線の、比較的すっきりした絵柄。
目が大きく、輪郭横に広いロリ絵が基本です。
ただ、キャラとしては、ロリというより貧乳な傾向ですかね。
内臓描写もちょろちょろと見かけましたんで、苦手な方はご注意を。
動きから表情まで、絵もそうなんですが”漫画の巧い方”だと思います。
ちょっとクセが強い絵柄なので、↓表紙・裏表紙にて判断して下さい。
そうですね。
もう、↓表紙の段階からツインテール・ロリのWな組み合わせで、いきなり”あかざわワールド”が広がっておりました(笑)
(※ちなみに裏表紙はシマパンな次女「織宮なつめさん」で、散乱しているのもブルマやらスクール水着やら…わはは)
「あかざわRED」センセのファンの方ならば納得するだろう、期待を外さない作品です。
未見の方でも、↑そうした系統がお好みなら、楽しめる1冊でしょう。
ぴんくぱんつぁー (ポプリコミックス 15号)
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】
■大凶女神 (錦ヶ浦鯉三郎)
★まんがデーター [8/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・女神
・おまけ: あとがき、ラフ絵・コメント。
・その他: 短編×8(うち「大凶女神」×7)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「錦ヶ浦鯉三郎(にしきがうら・こいざぶろう)」センセの「大凶女神」です。
いきなりですが。
あとがき、センセのHPなどでは、連載漫画の大変さについて書かれておりました。
どうやら「錦ヶ浦鯉三郎」センセはえらく考え込むタイプの方であるようなので…ちょっと心配。
くれぐれもお身体には気をつけて、がんばって下さい。
いやぁ、漫画家さんていうのはしんどい職業ですねー。
…とかなんとか書きましたが、それはそれ。
今回も縦横無尽にレビューさせて頂きます。ごめんなさい。
前に3冊目の単行本、「Mの二重奏 ~アンサンブル~」を紹介しました「錦ヶ浦鯉三郎」センセ。
こちらは通算4冊目の単行本で、長編「大凶女神」を中心とした構成です。
うち、1話はまったく別の短編なんですが、ひでるさんの感想としてはそちらの「Blood Rhapsody ●ブラッド・ラプソディー●」の出来栄えが最も良かったです。
悩まれただけあって(?)、逆に「大凶女神」の方は正直なところ微妙なのでした。
※左:貧乏神「寒椿」、右:姉「観音崎恵美実」です。
そちらの「寒椿さん」はのーぱんなのでした。冬とか風邪ひきそう。
自分には悪霊が取り付いている、と信じる主人公「柄本風太郎」くん。
実際、「風太郎くん」の押入れには可愛らしい女の子の厄病神「睡蓮(すいれん)」が住んでいたのです。
本来は恋愛成就の神さまだった「睡蓮」ですが、訳あって八百万の神々の怒りに触れ、厄病神にされてしまっていたのでした。
”七人の民に福をもたらせれば福の神に戻れる”
という約束をとりつけた「睡蓮」は、大黒様よりもらった「マテリアル・ハンマー」にて今日も「風太郎くん」を悩める女性たちの元へ吹っ飛ばすのでした。
だいたいそんなお話。
「睡蓮」曰く、「居心地がいい」という「風太郎くん」の部屋。
ここには、参之話「貧乏神降臨!」にて貧乏神「寒椿」が住み着き、さらに伍之話「死神降臨!」にて死神「黒百合」までが登場するという、悪い方向な神の住む家。
どこぞの有名漫画みたいに、女神たちに囲まれてウハウハ~とかならないのがこの漫画のポイントでしょう。
お話は、何かしらの問題を抱える女性らに「風太郎くん」が関わる(えっち含む)ことによって、幸せになるという王道展開。
そのため、同キャラも登場する短編という色が強く、やや連続性のが弱い漫画となっておりました。
(※中盤からは多少だけストーリーっぽくなりますが)
ページの限られた1話にて、
1)マテリアル・ハンマーにて「睡蓮」に吹っ飛ばされて、女性と切っ掛け。
2)悩める女性のキャラ・状況などの説明。
3)えっち。
4)その後の女性、オチ。
以上のことが描かれるため、どうしても急ぎがちで話は薄く、ぬるいのでした。
※左:厄病神「睡蓮」、右:死神「黒百合」です。
「睡蓮」のビジュアルはなかなかイイんですけどねー。水着姿になったりはしましたが。
また、各話でえっちするヒロインは基本単発となるので、その話限りな存在。
(※疫病神・貧乏神に取り付かれているので、「風太郎くん」はそうした女性たちとラブラブな関係にはなれないのです)
シチュエーションやタイプが様々という利点もありますが、やっぱり深みがないんですねー。
せっかく連載だというのに…。
また、”女神は人間と性交すると人間になってしまう”という基本設定がため、「風太郎くん」と共に出ずっぱりだったヒロイン「睡蓮」はえっちシーンどころか服脱ぐことすらありません。
そうした点でも、出番多いわりに終始のーぱんだった「寒椿」、えっちシーンのある「黒百合」の両名よりも魅力に欠けておりました。
成年漫画の主要登場人物だと言うのに…。
うーん、ここはセオリー通りに、「寒椿」とのえっちをラストとするのが良かったように思いますけれど。
なかなか刺激的だった裏表紙にて期待しただけ、ひでるさんは残念な結果でした。
つまんないとまでは言いませんが、まぁ無難な出来栄えというところ。
ただ、収録の短編「Blood Rhapsody ●ブラッド・ラプソディー●」は秀逸。
いわゆる近親漫画なんですが…ここで詳細に書いてしまうと読んだ時の楽しみが減ってしまうので秘密です(笑)
他の成年漫画でも滅多に見られないトンデモ家族なんですが、父「観音崎元治」、姉「観音崎恵美実」などの登場人物らが実にのびのびと魅力的に描かれ、親子とかなんとかをまるで気にしていないのがモノ凄かったです。
先の「大凶女神」と違い、思い切りの良いはっちゃけ短編でしたよぅー。
はっきりとした細線のすっきり絵柄。
トーンがやや多めで、ページは灰色気味になっておりました。
普段はすっきりなんですが、えっちシーンではごっちゃりとしてますね。
癖はありますが、目立つほどのものでなく、無難な人物絵だと思います。
「錦ヶ浦鯉三郎」センセのHPには親切にも漫画サンプルが置いてありましたんで、気になった方は見てみるのが良いでしょう。
以上、短編の完成度が高かっただけ、王道展開なのにラストで肩透かしを食ったような長編が残念でした。
タイトル・↓表紙などから”女神たちとのえろえろ話”を想像する方がいるかもしれませんが、そうではないのでご注意下さい。
そうですね、昔懐かしい「きゃんきゃんバニー」シリーズの「スワティ」みたいなもんですよ。ええ。
大凶女神 (セラフィンコミックス)
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・絵 :■■■□□
・話 :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・女神
・おまけ: あとがき、ラフ絵・コメント。
・その他: 短編×8(うち「大凶女神」×7)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「錦ヶ浦鯉三郎(にしきがうら・こいざぶろう)」センセの「大凶女神」です。
いきなりですが。
あとがき、センセのHPなどでは、連載漫画の大変さについて書かれておりました。
どうやら「錦ヶ浦鯉三郎」センセはえらく考え込むタイプの方であるようなので…ちょっと心配。
くれぐれもお身体には気をつけて、がんばって下さい。
いやぁ、漫画家さんていうのはしんどい職業ですねー。
…とかなんとか書きましたが、それはそれ。
今回も縦横無尽にレビューさせて頂きます。ごめんなさい。
前に3冊目の単行本、「Mの二重奏 ~アンサンブル~」を紹介しました「錦ヶ浦鯉三郎」センセ。
こちらは通算4冊目の単行本で、長編「大凶女神」を中心とした構成です。
うち、1話はまったく別の短編なんですが、ひでるさんの感想としてはそちらの「Blood Rhapsody ●ブラッド・ラプソディー●」の出来栄えが最も良かったです。
悩まれただけあって(?)、逆に「大凶女神」の方は正直なところ微妙なのでした。
※左:貧乏神「寒椿」、右:姉「観音崎恵美実」です。
そちらの「寒椿さん」はのーぱんなのでした。冬とか風邪ひきそう。
自分には悪霊が取り付いている、と信じる主人公「柄本風太郎」くん。
実際、「風太郎くん」の押入れには可愛らしい女の子の厄病神「睡蓮(すいれん)」が住んでいたのです。
本来は恋愛成就の神さまだった「睡蓮」ですが、訳あって八百万の神々の怒りに触れ、厄病神にされてしまっていたのでした。
”七人の民に福をもたらせれば福の神に戻れる”
という約束をとりつけた「睡蓮」は、大黒様よりもらった「マテリアル・ハンマー」にて今日も「風太郎くん」を悩める女性たちの元へ吹っ飛ばすのでした。
だいたいそんなお話。
「睡蓮」曰く、「居心地がいい」という「風太郎くん」の部屋。
ここには、参之話「貧乏神降臨!」にて貧乏神「寒椿」が住み着き、さらに伍之話「死神降臨!」にて死神「黒百合」までが登場するという、悪い方向な神の住む家。
どこぞの有名漫画みたいに、女神たちに囲まれてウハウハ~とかならないのがこの漫画のポイントでしょう。
お話は、何かしらの問題を抱える女性らに「風太郎くん」が関わる(えっち含む)ことによって、幸せになるという王道展開。
そのため、同キャラも登場する短編という色が強く、やや連続性のが弱い漫画となっておりました。
(※中盤からは多少だけストーリーっぽくなりますが)
ページの限られた1話にて、
1)マテリアル・ハンマーにて「睡蓮」に吹っ飛ばされて、女性と切っ掛け。
2)悩める女性のキャラ・状況などの説明。
3)えっち。
4)その後の女性、オチ。
以上のことが描かれるため、どうしても急ぎがちで話は薄く、ぬるいのでした。
※左:厄病神「睡蓮」、右:死神「黒百合」です。
「睡蓮」のビジュアルはなかなかイイんですけどねー。水着姿になったりはしましたが。
また、各話でえっちするヒロインは基本単発となるので、その話限りな存在。
(※疫病神・貧乏神に取り付かれているので、「風太郎くん」はそうした女性たちとラブラブな関係にはなれないのです)
シチュエーションやタイプが様々という利点もありますが、やっぱり深みがないんですねー。
せっかく連載だというのに…。
また、”女神は人間と性交すると人間になってしまう”という基本設定がため、「風太郎くん」と共に出ずっぱりだったヒロイン「睡蓮」はえっちシーンどころか服脱ぐことすらありません。
そうした点でも、出番多いわりに終始のーぱんだった「寒椿」、えっちシーンのある「黒百合」の両名よりも魅力に欠けておりました。
成年漫画の主要登場人物だと言うのに…。
うーん、ここはセオリー通りに、「寒椿」とのえっちをラストとするのが良かったように思いますけれど。
なかなか刺激的だった裏表紙にて期待しただけ、ひでるさんは残念な結果でした。
つまんないとまでは言いませんが、まぁ無難な出来栄えというところ。
ただ、収録の短編「Blood Rhapsody ●ブラッド・ラプソディー●」は秀逸。
いわゆる近親漫画なんですが…ここで詳細に書いてしまうと読んだ時の楽しみが減ってしまうので秘密です(笑)
他の成年漫画でも滅多に見られないトンデモ家族なんですが、父「観音崎元治」、姉「観音崎恵美実」などの登場人物らが実にのびのびと魅力的に描かれ、親子とかなんとかをまるで気にしていないのがモノ凄かったです。
先の「大凶女神」と違い、思い切りの良いはっちゃけ短編でしたよぅー。
はっきりとした細線のすっきり絵柄。
トーンがやや多めで、ページは灰色気味になっておりました。
普段はすっきりなんですが、えっちシーンではごっちゃりとしてますね。
癖はありますが、目立つほどのものでなく、無難な人物絵だと思います。
「錦ヶ浦鯉三郎」センセのHPには親切にも漫画サンプルが置いてありましたんで、気になった方は見てみるのが良いでしょう。
以上、短編の完成度が高かっただけ、王道展開なのにラストで肩透かしを食ったような長編が残念でした。
タイトル・↓表紙などから”女神たちとのえろえろ話”を想像する方がいるかもしれませんが、そうではないのでご注意下さい。
そうですね、昔懐かしい「きゃんきゃんバニー」シリーズの「スワティ」みたいなもんですよ。ええ。
大凶女神 (セラフィンコミックス)
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■リカレント・ブルー (かわらじまコウ)
★まんがデーター [15/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : サスペンス・孤島
・おまけ: 新規描き下ろし(13P)、2巻予告、
加筆・修正・再構成あり。
・その他: オールカラー、登場人物紹介、全て表題作、
カバーは特殊仕様、原案「bm-SHIO」、
現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「かわらじまコウ」センセの「リカレント・ブルー 1巻」です。
はい、こちらですねー。
いきなり申し訳ないですが、どうするか非常に迷った1冊。
なんだか忘れましたが、「かわらじま晃」センセ(※こちらの表記はカタカナでしたが、同じ人)の単行本、同人誌など何度か見ているんですが…ごめんなさい、絵はともかく、漫画としてはあまり好きな感じではなかったんですよ。
ついでに、全編カラーとはいえやたら薄かった(※全127P)ですし、↓表紙にて多くの女性が描かれているギャルゲーちっくなあたりが微妙だったんですねー。
でも、”ブログネタになるだろう”ということで、思い切って買ってみたのですよ、ええ。
……いや、意外と言っては失礼ですが、イイですよ、コレ。
※左:紗秋、右:星花
今回は明暗描写でまとめてみました。この「紗秋さん」が主役扱いなのかな?
世界とは完全に隔離された孤島にて、生活をする12名の姉妹。
…1月「新月(シヅキ)」、2月「仲春(チハル)」、3月「花月(カツキ)」、4月「新夏(ニイナ)」、5月「星花(セイカ)」、6月「林鐘(リンカ)」、7月「流火(ルカ)」、8月「観月(ミズキ)」、9月「紗秋(サキ)」、10月「神無(カンナ)」、11月「三至(ミコト)」、12月「清祀(キヨミ)」……。
彼女らが慕う、”お父様”こと「君津隗(きみつがい)」教授は、毎月の決まった日にその島へ訪れ過ごしていたのです。
皆がその到着を心待ちにするなか、娘の一人「紗秋」はなにやら不可思議な夢を見るようになっておりました。
さて到着という、その日に訪れたのは「君津隗教授」でなく、姉妹とも面識のある「白樺」教授だったのです。
「白樺教授」とサングラスの男は、そこで衝撃の事実を告げるのでした。
「君津隗教授は先週……お亡くなりになられました!」
※上から「花月」、「星花」、「新夏」、「三至」
たいていのタイプが揃っておりますんで、好みの娘がいると思います…が。最後まで登場してくれるか、分かりません。
なぜ、12名で月表記があるのか。
なにゆえ、人里離れた孤島にて生活をしているのか。
不意に蘇る、不可思議な夢はなんなのか。
…など、物語世界がはっきりする2話「銃声」、そして本当の物語が始まる3話「最初の犠牲者」まで、実に怒涛の展開でした。
いやー、お腹いっぱいです。
姉妹らが海や露天風呂で戯れる、サービスたっぷりな1話「来訪者」のちょっぴりえっちで楽しげなお話からの落差は激しく、まさにジェットコースター並みでした。
そのあたりのストーリーは実際に読んでびっくりしてもらいたいので詳細は書きませんが、サブタイトルに”犠牲者”とあるように一人亡くなって迎える4話「別離」からがまた興味深い展開なのですよ。
ひでるさんは中学生時代から、火サス・土ワイで育ったサスペンス大好き人間なので、こんなん引き込まれるんですねー。
あれだけ仲良かった姉妹が実利と生死を目の当たりにしてから、疑心暗鬼に陥る様など、ぞくぞくします。
やばいくらいに面白かったです。
※おまけ:新月さん
ああ、新月さんっ!!
最後にちょっと気付いたことを。
こちらは無料漫画サイト「MiChao!(ミチャオ)」からの単行本。
こないだ紹介しました、「胸キュン刑事2みるくCC/遠山光」もそうでしたけれど、”ケータイ&Web版ではうんぬん~”ってのがお約束なんでしょうか?
今回の「リカレント・ブルー」では、ページ再構成で新規描き下ろし・加筆修正・アダルト演出など盛りだくさんで、サイトを見ていても問題ない内容…というか、要するに「単行本買え」みたいな風情。
まぁ、「そちらも無料だからいいのかなー」とも思いますが、アニメDVDの売り方みたいで気になりました。
どっちにしろひでるさんは単行本買いますが、なんかイヤらしいですよね。
元アニメーターでイラストな仕事も数多くされている、「かわらじまコウ」センセ。
それだけに全編カラーというのは正解だと思います。
すっきりと綺麗で、まるでアニメフィルムのコミックス版を見ているような、通常漫画とは違う独特な感覚がありました。
白黒絵だと感じる、しつこさもありません。
↓表紙そのままで判断できるのもいいですね。
予告によると2巻は微妙な雰囲気漂っておりましたが、やたら服を脱いでくれる1巻は多数の女の子にて大きく勘違い(笑)した方も納得な出来栄え。
そうした女性キャラの魅力は無論のこと、お話としても楽しめる漫画でした。
ううむ、あるいは原案「bm-SHIO」さん(?)がスゴイのかな?
とりあえず、はやく続きが見たいのですよー。あうあう。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : サスペンス・孤島
・おまけ: 新規描き下ろし(13P)、2巻予告、
加筆・修正・再構成あり。
・その他: オールカラー、登場人物紹介、全て表題作、
カバーは特殊仕様、原案「bm-SHIO」、
現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「かわらじまコウ」センセの「リカレント・ブルー 1巻」です。
はい、こちらですねー。
いきなり申し訳ないですが、どうするか非常に迷った1冊。
なんだか忘れましたが、「かわらじま晃」センセ(※こちらの表記はカタカナでしたが、同じ人)の単行本、同人誌など何度か見ているんですが…ごめんなさい、絵はともかく、漫画としてはあまり好きな感じではなかったんですよ。
ついでに、全編カラーとはいえやたら薄かった(※全127P)ですし、↓表紙にて多くの女性が描かれているギャルゲーちっくなあたりが微妙だったんですねー。
でも、”ブログネタになるだろう”ということで、思い切って買ってみたのですよ、ええ。
……いや、意外と言っては失礼ですが、イイですよ、コレ。
※左:紗秋、右:星花
今回は明暗描写でまとめてみました。この「紗秋さん」が主役扱いなのかな?
世界とは完全に隔離された孤島にて、生活をする12名の姉妹。
…1月「新月(シヅキ)」、2月「仲春(チハル)」、3月「花月(カツキ)」、4月「新夏(ニイナ)」、5月「星花(セイカ)」、6月「林鐘(リンカ)」、7月「流火(ルカ)」、8月「観月(ミズキ)」、9月「紗秋(サキ)」、10月「神無(カンナ)」、11月「三至(ミコト)」、12月「清祀(キヨミ)」……。
彼女らが慕う、”お父様”こと「君津隗(きみつがい)」教授は、毎月の決まった日にその島へ訪れ過ごしていたのです。
皆がその到着を心待ちにするなか、娘の一人「紗秋」はなにやら不可思議な夢を見るようになっておりました。
さて到着という、その日に訪れたのは「君津隗教授」でなく、姉妹とも面識のある「白樺」教授だったのです。
「白樺教授」とサングラスの男は、そこで衝撃の事実を告げるのでした。
「君津隗教授は先週……お亡くなりになられました!」
※上から「花月」、「星花」、「新夏」、「三至」
たいていのタイプが揃っておりますんで、好みの娘がいると思います…が。最後まで登場してくれるか、分かりません。
なぜ、12名で月表記があるのか。
なにゆえ、人里離れた孤島にて生活をしているのか。
不意に蘇る、不可思議な夢はなんなのか。
…など、物語世界がはっきりする2話「銃声」、そして本当の物語が始まる3話「最初の犠牲者」まで、実に怒涛の展開でした。
いやー、お腹いっぱいです。
姉妹らが海や露天風呂で戯れる、サービスたっぷりな1話「来訪者」のちょっぴりえっちで楽しげなお話からの落差は激しく、まさにジェットコースター並みでした。
そのあたりのストーリーは実際に読んでびっくりしてもらいたいので詳細は書きませんが、サブタイトルに”犠牲者”とあるように一人亡くなって迎える4話「別離」からがまた興味深い展開なのですよ。
ひでるさんは中学生時代から、火サス・土ワイで育ったサスペンス大好き人間なので、こんなん引き込まれるんですねー。
あれだけ仲良かった姉妹が実利と生死を目の当たりにしてから、疑心暗鬼に陥る様など、ぞくぞくします。
やばいくらいに面白かったです。
※おまけ:新月さん
ああ、新月さんっ!!
最後にちょっと気付いたことを。
こちらは無料漫画サイト「MiChao!(ミチャオ)」からの単行本。
こないだ紹介しました、「胸キュン刑事2みるくCC/遠山光」もそうでしたけれど、”ケータイ&Web版ではうんぬん~”ってのがお約束なんでしょうか?
今回の「リカレント・ブルー」では、ページ再構成で新規描き下ろし・加筆修正・アダルト演出など盛りだくさんで、サイトを見ていても問題ない内容…というか、要するに「単行本買え」みたいな風情。
まぁ、「そちらも無料だからいいのかなー」とも思いますが、アニメDVDの売り方みたいで気になりました。
どっちにしろひでるさんは単行本買いますが、なんかイヤらしいですよね。
元アニメーターでイラストな仕事も数多くされている、「かわらじまコウ」センセ。
それだけに全編カラーというのは正解だと思います。
すっきりと綺麗で、まるでアニメフィルムのコミックス版を見ているような、通常漫画とは違う独特な感覚がありました。
白黒絵だと感じる、しつこさもありません。
↓表紙そのままで判断できるのもいいですね。
予告によると2巻は微妙な雰囲気漂っておりましたが、やたら服を脱いでくれる1巻は多数の女の子にて大きく勘違い(笑)した方も納得な出来栄え。
そうした女性キャラの魅力は無論のこと、お話としても楽しめる漫画でした。
ううむ、あるいは原案「bm-SHIO」さん(?)がスゴイのかな?
とりあえず、はやく続きが見たいのですよー。あうあう。
リカレント・ブルー 1 (1) MiChao!KC (KCデラックス) (2007/10/23) かわらじま コウ 商品詳細を見る |
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