■ピンクペッパー・陸乃家鴨短編集 (陸乃家鴨)
★まんがデーター [14/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : ラブコメ・コメディー
・おまけ: あとがき、ちょっと作品解説。
・その他: 短編×11(うち「ツンデレシリーズ」×4)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「陸乃家鴨(おかの・あひる)」センセの「ピンクペッパー・陸乃家鴨短編集」です。
発売が多いのは年末だから?
多くの新刊が発売となった中、ひでるさんがファンである「陸乃家鴨」センセの新刊も発売されていました。
ちょっと探してヒヤヒヤしましたが、無事ゲットできましたよー。
(※3店舗目で発見。なんだか見つかり辛いんですよね)
「ピンクペッパー・陸乃家鴨短編集」は一般のえっち系単行本。
なんとなく久しぶりな感覚の短編集ですね。
構成は中編の1エピソードがメイン扱いとなっており、他短編群という感じ。
ページ数もまちまち。
中にはページ数少ない漫画もありましたが、さすがは「陸乃家鴨」センセ。
お話とえっちの比率は丁度よく、楽しく読めるえっち単行本という仕上がりになっていました。
※水崎優花
もう少しこうした感じがほしかったですねー。
タイトル「ツンデレ~」というシリーズがあり、紹介帯にもそのように書かれています。
ただ、センセ自身でも書かれていましたが、”実際にはツンデレっぽさ薄いので要注意”
デレデレです。
ついでに言えば、↓表紙・中表紙はいかにもという金髪ツインテールですが、漫画本編では黒髪ツインテールでした。
ひでるさんは特に気にしませんが、細かくこだわりたい人は特にご注意を。
そんな訳で、メイン中編「湯けむりツンデレ冬景色」、「菜のはなツンデレ春一番」、「夏の渚のツンデレ水着」、「ツンデレ果実は秋の収穫」といったシリーズ全4話から。
ゼミ仲間のスキー旅行に参加した、帰国子女「水崎優花」さん。
「日本の雪ではスキーしたくない」
彼女自身の誤解ほか、そんなことを言った「優花さん」は”お世話係”とされる「信濃タツロー」を引き連れて帰ることとなったのです。
そんな流れが「湯けむりツンデレ冬景色」
キツイ性格とわがままっぷりで、先輩から同学年までに敬遠されていた「優花さん」
彼くらい器がデカくないと、相手をするのはなかなか難しいでしょう。
おそらく…ほいほいと従っていたのは「タツローくん」だけであると想像され、彼女的には好いて当然。
漫画では出会いからそこそこ時期が経過した後のことらしく、「優花さん」は既にラブラブ状態なんですね。
「二人きりの時くらい名前で呼んでって言ったでしょ?」
とか言っておりました。
どちらのエピソードも2人だけという描写が多く、ツンデレ要素のあるヒロインであったものの、ほぼデレデレなのです。
怒って集団から2人きり→近くに温泉がある、と持ちかけるまでは計画的なのでしょう。
オチ部分の「優花さん」も可愛いんですが、あれはやっぱり彼女からのリクエストかな。
タイトルそのまま季節ごとの短編になっており、「菜のはなツンデレ春一番」が2話目。
どかーん、と周囲が引くくらいに怒りを振りまくのは、やっぱり計算ですか。
野外で彼にちょっとイタズラするつもりが、止まらなくなってしまうパターンです。
目立ちそうね。
というか、菜の花が下でぐちゃぐちゃになってそう(笑)
3話目は「夏の渚のツンデレ水着」
リボンのビキニなんですが…あれ、事実を知った後は結構ドキドキ。
泣いちゃったのはびっくりしたからかなぁ。
最終4話目「ツンデレ果実は秋の収穫」では、かなり先走っている「優花さん」が見られます。
あの直前で判断を迫られる(※おまけに泣く)というのは、なかなか凶悪。
これもひょっとして、計算づくの行動かもしれませんねー。
家庭教師の生徒「亜梨果」さんとの短編「亜梨果チケット」
手作りという誕生日プレゼントをもらった主人公。
その内容は「かたたたき券」という子供っぽいものだったんですが、チケットの後半には思わず吹き出してしまうような内容が書かれていたのでした。
「組み合わせも可能だよ」
とかなんとか、即座に反応していた「亜梨果さん」
勉強する気ないですねー。
オチ部分でもなかなかしたたかな面を見せています。
まぁ、途中に可愛らしい反応をしており、ここはなんだか安心(笑)
個人的には、座ってのパンチラがお気に入りです。
※左:亜梨果さん、右:利江子さん
スペル間違っているのに気付かなかったー。普通に読んでしまいました。
頻繁に落し物を拾う「鈴木」くん。
あまりに回数多いため、警察で付けたあだ名が”3丁目の鈴木クン”
そんな彼が公園を歩いていると、絶妙な落し物感がある女の子を発見したのでした。
「おとしもの拾いました」は、人間自体が落し物というお話。
実は親子で落し物常習犯だったという、なかなか楽しい展開。
(※だから”3丁目の鈴木クン”を知っており、彼がよく不審物を拾う原因かと)
センセも気に入っているのか、こちらのヒロイン「利江子」さんはもくじ下、あとがき部分にも登場しておりました。
「拾ったものに絶対手をつけなかったことが自慢~」
とか言っているそのまま、変な理屈で積極的に迫る彼女に対し、ぎりぎりまで誘惑に耐えていました。
うん、そうした「利江子さん」の言動から、確かに注意散漫っぽい感じがしましたよ。
「彼の視線と彼女の妄想」は現実にもよくありそうな短編。
最近気付いた、男子「菱山克美」の視線。
当初は友人「芝もなみ」を見ているかと思いましたが、単独の時にもそれを感じることしばしば。
そんな訳で、「森元ナオ」は自然と意識するようになり、ついには妄想にも彼が登場するようになってしまったのです。
実は収録カップル中、直接えっちの無い短編。
彼が見ているのは確実に「ナオさん」なんですが…どう食い違っているのかが見ものですね。
「克美くん」が良いオチになっていました、というのがヒント。
なお、ヒロイン「ナオさん」はスポーツ少女ながら、いい大きさの胸でした。
バスケのユニフォーム姿がえっちです。
収録では最も独特なファンタジーもの「男子トイレの花子さん」
体育館脇のトイレにて、「宮野」くんはいわゆる”トイレの花子さん”に遭遇したのでした。
真上から女の子が覗いてたら、さぞびっくりするでしょうねー。
スタンダードな釣りスカートにおかっぱ頭でなく、小悪魔っぽいイメージの「花子さん」
(※目、耳に特徴があります)
自分自身が見えていること自体に驚いていたので、「宮野くん」はそういった体質なのかな。
ノリが良い割りに、あまり慣れていない感じが可愛らしかったです。
続きが見たいですね。
※左:森元ナオ、右:トイレの花子さん
花子さんは女子トイレ限定でしたっけ?
ほか、喋り続ける彼女との短編「ハイテンションリップス」
幼馴染み「咲良(さくら)」さんとの会話は、彼言うところの”千本ノック”
おそらく…単なる発散で大した意味無いと思うので、「へー」とか相槌うってればいいのでは。
(※かなりのマシンガントークでしたが)
えっち場面でも喋っているんですが、それは照れ隠しというのが可愛らしいところ。
キス後のリアクションも独特でした。
道端で出会った女子高生とのえっち話「Jelly fish」
…ゲームメーカー?(←ちがう)
こちらの「笹山香織」さんもなかなか変わった感じ。
珍しく、いきなりヒロインとのえっちシーンから始まっていました。
成年漫画でもよく題材になる王道ネタの1つ「秘密基地」
確か、「嶺本八美」センセ、「智沢渚優」センセらが描いていますね。
幼馴染み「弥生」さんと「あつし」くん。
漫画内でもからかわれていましたが、子供のことを思う「あつしくん」に対し、はっちゃけてる「弥生さん」がいい感じ。
5、6回見たとか言ってましたが、女の子はマセてるなぁ。
絵柄についてはいつも通りの安定感。
柔らかな線のすっきり系です。
単純な絵は無論のこと、特に漫画が巧い方。
表情・動きなどの目立つポイントから、ちょっとした表現まで良く描かれています。
コメディー崩しなどのメリハリもいいですね。
えっち部分は一般系なのでソフト。
ちらほら、ギリギリ線を狙っているようなコマもありました。
まぁ、基本的にえっち描写そのものを売りにしている方ではないので、さして問題ないでしょう。
ファンならば何の問題なし、短編が多いので初見の方にもとっつき易いと思います。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵もそうですが、漫画の巧い方。特に問題は感じられません。
・ページ数に限りある中、ここまで面白ければ十分です。長編は無論、短編も良いです。
・「おとしもの拾いました」が独特。ただ、ツンデレを冠としていながら内容は薄いので、マイナスしました。
合計:[14/15]
各話のヒロインはそれぞれ↓表紙、裏表紙、前後の折り返し部分に描かれているので、誰がどこにいるのか探して遊ぶのが楽しいです。
さすがに花子さんは折り返し部分で単独でしたねー。
★「陸乃家鴨」センセの漫画紹介記事
「未確認幼なじみ 上・下巻」
ノスタルジー感たっぷりの、ちょっと不思議なラブコメ長編。
「少年少女は××する」
エロ漫画家を目指す文学少女「加納瑞希」のお話。
「少女の妄想はいつひらく?」
「少年少女は××する」の続編。コスプレイヤー「水森夢子」が主人公。
「大正ヲトメ花壇」
「おとめ塾」の外伝を含む短編集。
「花咲け!おとめ塾」
上下巻の大正コメディー。
「彼女の残り香」
連続話・描き下ろしもあります。こちらは成年指定なので注意。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : ラブコメ・コメディー
・おまけ: あとがき、ちょっと作品解説。
・その他: 短編×11(うち「ツンデレシリーズ」×4)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「陸乃家鴨(おかの・あひる)」センセの「ピンクペッパー・陸乃家鴨短編集」です。
発売が多いのは年末だから?
多くの新刊が発売となった中、ひでるさんがファンである「陸乃家鴨」センセの新刊も発売されていました。
ちょっと探してヒヤヒヤしましたが、無事ゲットできましたよー。
(※3店舗目で発見。なんだか見つかり辛いんですよね)
「ピンクペッパー・陸乃家鴨短編集」は一般のえっち系単行本。
なんとなく久しぶりな感覚の短編集ですね。
構成は中編の1エピソードがメイン扱いとなっており、他短編群という感じ。
ページ数もまちまち。
中にはページ数少ない漫画もありましたが、さすがは「陸乃家鴨」センセ。
お話とえっちの比率は丁度よく、楽しく読めるえっち単行本という仕上がりになっていました。
※水崎優花
もう少しこうした感じがほしかったですねー。
タイトル「ツンデレ~」というシリーズがあり、紹介帯にもそのように書かれています。
ただ、センセ自身でも書かれていましたが、”実際にはツンデレっぽさ薄いので要注意”
デレデレです。
ついでに言えば、↓表紙・中表紙はいかにもという金髪ツインテールですが、漫画本編では黒髪ツインテールでした。
ひでるさんは特に気にしませんが、細かくこだわりたい人は特にご注意を。
そんな訳で、メイン中編「湯けむりツンデレ冬景色」、「菜のはなツンデレ春一番」、「夏の渚のツンデレ水着」、「ツンデレ果実は秋の収穫」といったシリーズ全4話から。
ゼミ仲間のスキー旅行に参加した、帰国子女「水崎優花」さん。
「日本の雪ではスキーしたくない」
彼女自身の誤解ほか、そんなことを言った「優花さん」は”お世話係”とされる「信濃タツロー」を引き連れて帰ることとなったのです。
そんな流れが「湯けむりツンデレ冬景色」
キツイ性格とわがままっぷりで、先輩から同学年までに敬遠されていた「優花さん」
彼くらい器がデカくないと、相手をするのはなかなか難しいでしょう。
おそらく…ほいほいと従っていたのは「タツローくん」だけであると想像され、彼女的には好いて当然。
漫画では出会いからそこそこ時期が経過した後のことらしく、「優花さん」は既にラブラブ状態なんですね。
「二人きりの時くらい名前で呼んでって言ったでしょ?」
とか言っておりました。
どちらのエピソードも2人だけという描写が多く、ツンデレ要素のあるヒロインであったものの、ほぼデレデレなのです。
怒って集団から2人きり→近くに温泉がある、と持ちかけるまでは計画的なのでしょう。
オチ部分の「優花さん」も可愛いんですが、あれはやっぱり彼女からのリクエストかな。
タイトルそのまま季節ごとの短編になっており、「菜のはなツンデレ春一番」が2話目。
どかーん、と周囲が引くくらいに怒りを振りまくのは、やっぱり計算ですか。
野外で彼にちょっとイタズラするつもりが、止まらなくなってしまうパターンです。
目立ちそうね。
というか、菜の花が下でぐちゃぐちゃになってそう(笑)
3話目は「夏の渚のツンデレ水着」
リボンのビキニなんですが…あれ、事実を知った後は結構ドキドキ。
泣いちゃったのはびっくりしたからかなぁ。
最終4話目「ツンデレ果実は秋の収穫」では、かなり先走っている「優花さん」が見られます。
あの直前で判断を迫られる(※おまけに泣く)というのは、なかなか凶悪。
これもひょっとして、計算づくの行動かもしれませんねー。
家庭教師の生徒「亜梨果」さんとの短編「亜梨果チケット」
手作りという誕生日プレゼントをもらった主人公。
その内容は「かたたたき券」という子供っぽいものだったんですが、チケットの後半には思わず吹き出してしまうような内容が書かれていたのでした。
「組み合わせも可能だよ」
とかなんとか、即座に反応していた「亜梨果さん」
勉強する気ないですねー。
オチ部分でもなかなかしたたかな面を見せています。
まぁ、途中に可愛らしい反応をしており、ここはなんだか安心(笑)
個人的には、座ってのパンチラがお気に入りです。
※左:亜梨果さん、右:利江子さん
スペル間違っているのに気付かなかったー。普通に読んでしまいました。
頻繁に落し物を拾う「鈴木」くん。
あまりに回数多いため、警察で付けたあだ名が”3丁目の鈴木クン”
そんな彼が公園を歩いていると、絶妙な落し物感がある女の子を発見したのでした。
「おとしもの拾いました」は、人間自体が落し物というお話。
実は親子で落し物常習犯だったという、なかなか楽しい展開。
(※だから”3丁目の鈴木クン”を知っており、彼がよく不審物を拾う原因かと)
センセも気に入っているのか、こちらのヒロイン「利江子」さんはもくじ下、あとがき部分にも登場しておりました。
「拾ったものに絶対手をつけなかったことが自慢~」
とか言っているそのまま、変な理屈で積極的に迫る彼女に対し、ぎりぎりまで誘惑に耐えていました。
うん、そうした「利江子さん」の言動から、確かに注意散漫っぽい感じがしましたよ。
「彼の視線と彼女の妄想」は現実にもよくありそうな短編。
最近気付いた、男子「菱山克美」の視線。
当初は友人「芝もなみ」を見ているかと思いましたが、単独の時にもそれを感じることしばしば。
そんな訳で、「森元ナオ」は自然と意識するようになり、ついには妄想にも彼が登場するようになってしまったのです。
実は収録カップル中、直接えっちの無い短編。
彼が見ているのは確実に「ナオさん」なんですが…どう食い違っているのかが見ものですね。
「克美くん」が良いオチになっていました、というのがヒント。
なお、ヒロイン「ナオさん」はスポーツ少女ながら、いい大きさの胸でした。
バスケのユニフォーム姿がえっちです。
収録では最も独特なファンタジーもの「男子トイレの花子さん」
体育館脇のトイレにて、「宮野」くんはいわゆる”トイレの花子さん”に遭遇したのでした。
真上から女の子が覗いてたら、さぞびっくりするでしょうねー。
スタンダードな釣りスカートにおかっぱ頭でなく、小悪魔っぽいイメージの「花子さん」
(※目、耳に特徴があります)
自分自身が見えていること自体に驚いていたので、「宮野くん」はそういった体質なのかな。
ノリが良い割りに、あまり慣れていない感じが可愛らしかったです。
続きが見たいですね。
※左:森元ナオ、右:トイレの花子さん
花子さんは女子トイレ限定でしたっけ?
ほか、喋り続ける彼女との短編「ハイテンションリップス」
幼馴染み「咲良(さくら)」さんとの会話は、彼言うところの”千本ノック”
おそらく…単なる発散で大した意味無いと思うので、「へー」とか相槌うってればいいのでは。
(※かなりのマシンガントークでしたが)
えっち場面でも喋っているんですが、それは照れ隠しというのが可愛らしいところ。
キス後のリアクションも独特でした。
道端で出会った女子高生とのえっち話「Jelly fish」
…ゲームメーカー?(←ちがう)
こちらの「笹山香織」さんもなかなか変わった感じ。
珍しく、いきなりヒロインとのえっちシーンから始まっていました。
成年漫画でもよく題材になる王道ネタの1つ「秘密基地」
確か、「嶺本八美」センセ、「智沢渚優」センセらが描いていますね。
幼馴染み「弥生」さんと「あつし」くん。
漫画内でもからかわれていましたが、子供のことを思う「あつしくん」に対し、はっちゃけてる「弥生さん」がいい感じ。
5、6回見たとか言ってましたが、女の子はマセてるなぁ。
絵柄についてはいつも通りの安定感。
柔らかな線のすっきり系です。
単純な絵は無論のこと、特に漫画が巧い方。
表情・動きなどの目立つポイントから、ちょっとした表現まで良く描かれています。
コメディー崩しなどのメリハリもいいですね。
えっち部分は一般系なのでソフト。
ちらほら、ギリギリ線を狙っているようなコマもありました。
まぁ、基本的にえっち描写そのものを売りにしている方ではないので、さして問題ないでしょう。
ファンならば何の問題なし、短編が多いので初見の方にもとっつき易いと思います。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵もそうですが、漫画の巧い方。特に問題は感じられません。
・ページ数に限りある中、ここまで面白ければ十分です。長編は無論、短編も良いです。
・「おとしもの拾いました」が独特。ただ、ツンデレを冠としていながら内容は薄いので、マイナスしました。
合計:[14/15]
各話のヒロインはそれぞれ↓表紙、裏表紙、前後の折り返し部分に描かれているので、誰がどこにいるのか探して遊ぶのが楽しいです。
さすがに花子さんは折り返し部分で単独でしたねー。
ピンクペッパー - 陸乃家鴨短編集 (マンサンコミックス) (2009/11/28) 陸乃 家鴨 商品詳細を見る |
★「陸乃家鴨」センセの漫画紹介記事
「未確認幼なじみ 上・下巻」
ノスタルジー感たっぷりの、ちょっと不思議なラブコメ長編。
「少年少女は××する」
エロ漫画家を目指す文学少女「加納瑞希」のお話。
「少女の妄想はいつひらく?」
「少年少女は××する」の続編。コスプレイヤー「水森夢子」が主人公。
「大正ヲトメ花壇」
「おとめ塾」の外伝を含む短編集。
「花咲け!おとめ塾」
上下巻の大正コメディー。
「彼女の残り香」
連続話・描き下ろしもあります。こちらは成年指定なので注意。
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■ストロベリー・ファクトリー (OKAWARI)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ストーリー
・おまけ: あとがき、描き下ろし(22P)
・その他: 11話収録(全て表題作・1巻完結)
※初回限定版はドラマCD、一部はタオル付きもあり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「OKAWARI(おかわり)」センセの「ストロベリー・ファクトリー」です。
なんだか山積み具合がもこもこしていました。
よくよく裏面を見てみると…ありました、”一部専門店にて取扱い”という限定版。
タオル付きなんですね。
勿体ないので開封してませんが、どうやらイラストは目次部分(後方折り返し)になっているみたい。
間違っても、外では使えませんね(笑)
ただし、そちらはドラマCDもついてかなり高額な本となっているので要注意。
手に取ったその際は気付きませんでしたが。
そんなこんなで、「OKAWARI」センセの最新刊「ストロベリー・ファクトリー」です。
こちらでも紹介しました「女の子?」に続いて、初回限定のある単行本。
前述したタオル付きは一部のみ、普通はまたまたドラマCDが添付しております。
そちらは0話「出会い」部分と、1話「転校生」に描かれていなかったオリジナルの引っ越しエピソード。
主要ヒロイン3名でいちゃいちゃしておりましたよー。
※ストロベリー・ファクトリーな3名
しかし、やたらなミニスカートですね。
単行本の構成は、全て表題作という長編。
コレという目立つ派手さはないものの、バランスの良い漫画であると思います。
シャルム学園でカリスマと呼ばれる「白神ゆりえ」は、”宇宙人保護機関”のメンバー。
宇宙人化ウィルスの感染者が原因とされる、新宿で起きた4年前の惨劇。
こちらを回避するため、感染者らを捜索・保護するべく活動しておりました。
正式に地区配属となった「ゆりえ」は、同じくウィルス抗体を持ち、ワクチンたる存在の「続石真実(つづきいし・まなみ)」、「桐生胡桃」らとチームを結成。
さっそく捜索を開始していたところ…隣に住んでいた「及川直哉」に、宇宙人の前兆である「スターブ」のサインを発見。
宇宙人保護法42条2項により、「胡桃」言うところの”ストロベリー・ファクトリー(宇宙人保護機関9課)”は彼を保護するべく同居生活を始めるのでした。
…だいたいこんなんで良い筈。
簡単に言えば、タイプ異なる女の子らとのドキドキ同棲話。
頻繁にえっちする大義名分をウィルスに求めており、複数ヒロインを相手にする理由・説明も同様ですね。
そう無理矢理な感じはないです。
さらに、組織・事件などが直接絡んでいるため、単にいちゃいちゃしてるだけのストーリーではありませんでした。
その辺りはややページ足らずという気もしますが、長編の成年漫画としてはかなりバランスの取れた良作品に仕上がっていると思います。
※左:続石真実、右:桐生胡桃
なかなか良いキャラでした。いいスタイルですね。
ドラマCDにもなっている、0話「出会い」はプロローグ。
舞台説明とキャラの顔見せですね。
いくつかのキーワードが提示され、ややこしさはありますが気にせず読み進めるのが良いと思います。
そのうちなんとなく把握できるので。
こちらでは、主要ヒロインたる3名のそれぞれ個性をお楽しみ下さい。
女性だけのえっち対決もいいですね。
ショートカットの「真実ちゃん」が可愛いかったです。
1話「転校生」、2話「生き残り」
ここから視点は「直哉くん」となっています。
導入でなかなかえっちシーンを挟み込みにくいところでしたが、はっちゃけてる「胡桃さん」がため、無事回避。
その一方で、転校してきた美少女「ゆりえさん」が”カリスマ”と呼ばれていただけの魅力を遺憾なく発揮しています。
「直哉くん」を感染者と特定した2話でも、彼女単独でえっちをしていますね。
いかにも「胡桃さん」は騒ぎそうな場面ですが…残る2人をどうなだめたのかなぁ。
学園での描写となる3話「保護と代償」
こちらでは「胡桃さん」・「真実ちゃん」との屋上えっちです。
喋りとは裏腹に、あっさり陥落してしまう「胡桃さん」
いい賑やかしキャラです。
逆に「真実ちゃん」は真面目なタイプで、単独えっちとなっている4話「小さなウソ」ではもう完全に任務外でした。
続く4.5話「夜の姫」では「胡桃さん」が彼の寝込みを襲うお話。
このあたりも性格が出てますねー。
ちゃっかり、その後に続いていた「真実ちゃん」は、これまたキャラ通り。
じっくり見てみると、その前の「胡桃さん」が頑張っているコマの隅でしっかり頬染めておりました。
聞いてたのね(笑)
※左:白神ゆりえ、右:秘密の3名
「ゆりえさん」は正ヒロインたる魅力がありました。右の3名は…?
過去描写のある5話「ガレキの記憶」
「直哉くん」争奪を繰り広げる2人と違って、距離をもっていた真打ち・正ヒロインの「ゆりえさん」が再び登場。
普段はツインテールな彼女ですが、冒頭シャワーシーンでのストレート髪も抜群ですよ。
えっちシーンでも途中で髪を解いていましたね。
そんなんで、ちゃんと「スターブ」のサインを見極めていたところは、さすがリーダーです。
なお、こちらは水着・ローションで、液体描写も派手なえっちが繰り広げられていました。
6話「チェンジ」は皆さんメイド姿。
初の4人プレイになっていましたが…いままで争奪戦には加わらなかった「ゆりえさん」が、なにゆえここは参加したのか、物語の折り返しとなるエピソードになっています。
3名並んだ「お好きなものをお選びください」あたりがいいですねー。
ちなみに、ここで「直哉くん」が選んだのは「真実ちゃん」でした。
おお、同じチョイスだ!
これは単に彼女が中央だったためかな。
なお、「ゆりえさん」が気持ちを見せる(気付いた?)ようになったのは、このあたりからでしょう。
7話「STAVE」からクライマックスなので、詳細は伏せますね。
いままで漠然としていたものが、ここである程度理解できると思います。
「ゆりえさん」のキスシーン、かなり積極的になっている様にご注目下さい。
丁寧な線のすっきり絵柄。
濃淡は薄く白比率が高めです。
お話が盛り上がってくるとページが線でいっぱいになるため、やや見辛さがありました。
ただし大崩れはなく、あちこちのバランスも良いため、画面としては安定しています。
(※個人的にはもう少々色があってもいいかなぁ、と思います)
すっとした高い身長でリアル寄りな人物絵。
細いスタイルの割には、皆さん立派な大きさの胸ですよ。
(※「真実ちゃん」はお尻強調された描写がありましたが、センセの絵はやっぱりバストだと思います)
クドさはなく適度なくらいに漫画っぽさもあり、清涼感ある可愛らしいヒロインです。
全体的に、前作「女の子?」より洗練された印象がありました。
カラーになってもそう変化はしていないので、判断は↓表紙・裏表紙がいいでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・極端には彩色前みたいな線画ですが、違和感はありません。安定・洗練された作画です。
・成年漫画の長編としては適度なストーリー具合でした。
・極端でないSFちっ描写と、それなりに自然なえっちシーンが巧くかみ合っていると思います。
合計:[12/15]
なかなか良い長編漫画でした。
1冊で完結ですが、長さとしても適度なくらいだったと思います。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ストーリー
・おまけ: あとがき、描き下ろし(22P)
・その他: 11話収録(全て表題作・1巻完結)
※初回限定版はドラマCD、一部はタオル付きもあり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「OKAWARI(おかわり)」センセの「ストロベリー・ファクトリー」です。
なんだか山積み具合がもこもこしていました。
よくよく裏面を見てみると…ありました、”一部専門店にて取扱い”という限定版。
タオル付きなんですね。
勿体ないので開封してませんが、どうやらイラストは目次部分(後方折り返し)になっているみたい。
間違っても、外では使えませんね(笑)
ただし、そちらはドラマCDもついてかなり高額な本となっているので要注意。
手に取ったその際は気付きませんでしたが。
そんなこんなで、「OKAWARI」センセの最新刊「ストロベリー・ファクトリー」です。
こちらでも紹介しました「女の子?」に続いて、初回限定のある単行本。
前述したタオル付きは一部のみ、普通はまたまたドラマCDが添付しております。
そちらは0話「出会い」部分と、1話「転校生」に描かれていなかったオリジナルの引っ越しエピソード。
主要ヒロイン3名でいちゃいちゃしておりましたよー。
※ストロベリー・ファクトリーな3名
しかし、やたらなミニスカートですね。
単行本の構成は、全て表題作という長編。
コレという目立つ派手さはないものの、バランスの良い漫画であると思います。
シャルム学園でカリスマと呼ばれる「白神ゆりえ」は、”宇宙人保護機関”のメンバー。
宇宙人化ウィルスの感染者が原因とされる、新宿で起きた4年前の惨劇。
こちらを回避するため、感染者らを捜索・保護するべく活動しておりました。
正式に地区配属となった「ゆりえ」は、同じくウィルス抗体を持ち、ワクチンたる存在の「続石真実(つづきいし・まなみ)」、「桐生胡桃」らとチームを結成。
さっそく捜索を開始していたところ…隣に住んでいた「及川直哉」に、宇宙人の前兆である「スターブ」のサインを発見。
宇宙人保護法42条2項により、「胡桃」言うところの”ストロベリー・ファクトリー(宇宙人保護機関9課)”は彼を保護するべく同居生活を始めるのでした。
…だいたいこんなんで良い筈。
簡単に言えば、タイプ異なる女の子らとのドキドキ同棲話。
頻繁にえっちする大義名分をウィルスに求めており、複数ヒロインを相手にする理由・説明も同様ですね。
そう無理矢理な感じはないです。
さらに、組織・事件などが直接絡んでいるため、単にいちゃいちゃしてるだけのストーリーではありませんでした。
その辺りはややページ足らずという気もしますが、長編の成年漫画としてはかなりバランスの取れた良作品に仕上がっていると思います。
※左:続石真実、右:桐生胡桃
なかなか良いキャラでした。いいスタイルですね。
ドラマCDにもなっている、0話「出会い」はプロローグ。
舞台説明とキャラの顔見せですね。
いくつかのキーワードが提示され、ややこしさはありますが気にせず読み進めるのが良いと思います。
そのうちなんとなく把握できるので。
こちらでは、主要ヒロインたる3名のそれぞれ個性をお楽しみ下さい。
女性だけのえっち対決もいいですね。
ショートカットの「真実ちゃん」が可愛いかったです。
1話「転校生」、2話「生き残り」
ここから視点は「直哉くん」となっています。
導入でなかなかえっちシーンを挟み込みにくいところでしたが、はっちゃけてる「胡桃さん」がため、無事回避。
その一方で、転校してきた美少女「ゆりえさん」が”カリスマ”と呼ばれていただけの魅力を遺憾なく発揮しています。
「直哉くん」を感染者と特定した2話でも、彼女単独でえっちをしていますね。
いかにも「胡桃さん」は騒ぎそうな場面ですが…残る2人をどうなだめたのかなぁ。
学園での描写となる3話「保護と代償」
こちらでは「胡桃さん」・「真実ちゃん」との屋上えっちです。
喋りとは裏腹に、あっさり陥落してしまう「胡桃さん」
いい賑やかしキャラです。
逆に「真実ちゃん」は真面目なタイプで、単独えっちとなっている4話「小さなウソ」ではもう完全に任務外でした。
続く4.5話「夜の姫」では「胡桃さん」が彼の寝込みを襲うお話。
このあたりも性格が出てますねー。
ちゃっかり、その後に続いていた「真実ちゃん」は、これまたキャラ通り。
じっくり見てみると、その前の「胡桃さん」が頑張っているコマの隅でしっかり頬染めておりました。
聞いてたのね(笑)
※左:白神ゆりえ、右:秘密の3名
「ゆりえさん」は正ヒロインたる魅力がありました。右の3名は…?
過去描写のある5話「ガレキの記憶」
「直哉くん」争奪を繰り広げる2人と違って、距離をもっていた真打ち・正ヒロインの「ゆりえさん」が再び登場。
普段はツインテールな彼女ですが、冒頭シャワーシーンでのストレート髪も抜群ですよ。
えっちシーンでも途中で髪を解いていましたね。
そんなんで、ちゃんと「スターブ」のサインを見極めていたところは、さすがリーダーです。
なお、こちらは水着・ローションで、液体描写も派手なえっちが繰り広げられていました。
6話「チェンジ」は皆さんメイド姿。
初の4人プレイになっていましたが…いままで争奪戦には加わらなかった「ゆりえさん」が、なにゆえここは参加したのか、物語の折り返しとなるエピソードになっています。
3名並んだ「お好きなものをお選びください」あたりがいいですねー。
ちなみに、ここで「直哉くん」が選んだのは「真実ちゃん」でした。
おお、同じチョイスだ!
これは単に彼女が中央だったためかな。
なお、「ゆりえさん」が気持ちを見せる(気付いた?)ようになったのは、このあたりからでしょう。
7話「STAVE」からクライマックスなので、詳細は伏せますね。
いままで漠然としていたものが、ここである程度理解できると思います。
「ゆりえさん」のキスシーン、かなり積極的になっている様にご注目下さい。
丁寧な線のすっきり絵柄。
濃淡は薄く白比率が高めです。
お話が盛り上がってくるとページが線でいっぱいになるため、やや見辛さがありました。
ただし大崩れはなく、あちこちのバランスも良いため、画面としては安定しています。
(※個人的にはもう少々色があってもいいかなぁ、と思います)
すっとした高い身長でリアル寄りな人物絵。
細いスタイルの割には、皆さん立派な大きさの胸ですよ。
(※「真実ちゃん」はお尻強調された描写がありましたが、センセの絵はやっぱりバストだと思います)
クドさはなく適度なくらいに漫画っぽさもあり、清涼感ある可愛らしいヒロインです。
全体的に、前作「女の子?」より洗練された印象がありました。
カラーになってもそう変化はしていないので、判断は↓表紙・裏表紙がいいでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・極端には彩色前みたいな線画ですが、違和感はありません。安定・洗練された作画です。
・成年漫画の長編としては適度なストーリー具合でした。
・極端でないSFちっ描写と、それなりに自然なえっちシーンが巧くかみ合っていると思います。
合計:[12/15]
なかなか良い長編漫画でした。
1冊で完結ですが、長さとしても適度なくらいだったと思います。
ストロベリー・ファクトリー初回限定版 (TENMAコミックス) (2009/11/27) OKAWARI 商品詳細を見る |
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■リップスティック (みずきえいむ)
★まんがデーター [13/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・貧乳
・おまけ: あとがき。
・その他: カラー(6P)、短編×10。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「みずきえいむ」センセの「リップスティック」です。
想定していた文が破綻してしまいました。
ついさっき判明。
ただ、他に考えてなかったので、恥を承知でそのまま書いてみます。
帰ってきて購入した本を見ていたら、「みずきえいむ」センセ、「水城たくや」センセの単行本を発見。
(※ひでるさんは購入時何も考えてません)
”みずき”が並んで楽しいなー、って訳で、本日は「みずきえいむ」センセにしてみました。
紅白も「水樹奈々」さんが出場するようですし。
これで「みずきひとし」センセの単行本があれば、また面白かったんですが。
…というような、前置き文を考えてたの。
時事ネタも絡んで、なかなかいーじゃない、とか。
しかし、よくよく単行本を眺めていたら…「水城たくや」センセの読みは”みずきたくや”ではなく、”みずしろたくや”である事が判明(笑)
ネットで検索しても(当然ながら)同様の結果が…。
「水城たくや」センセの単行本は「夢見は刺激的」を持っているので、98年頃からの勘違いでした。
うわわ、はずかしー。
(余談:「学校のない日/みずきえいむ」の文面にて、”何名かおられる「みずき」で始まる漫画家さん”と書いてるのが、まだ勘違い中な証拠)
※左:優ちゃん、右:遥ちゃん
こちらの単行本はなんと言ってもこの2人。どっちもステキです。
そんなこんなで、くだらん前置き続けましたが、本日は「みずきえいむ」センセ。
こちらのブログでは「学校のない日」、「No Make」などを紹介しております。
単行本はこれで7冊目くらいですかね。
相変わらずの貧乳・スジっぷりな短編群で、安定感は抜群。
まさに横綱相撲と言った感じなのですよ。
今回の収録で最も刺さったのが、「Boy Meets Boy?」です。
紹介帯でも人気作として書かれていますね。
公園で出会った「ユウ」と「俊」
「俊」はよく負けていたものの気が合い、頻繁に遊んでいました。
明日からの中学では同じ学校へ通うこととなっており、めでたく同クラスとなったんですが…「俊」の横には、セーラー服姿の「ユウ」が!
そう、「ユウ」こと「相原優」は女の子だったのです。
これはいいですねー。
1ページ目から続く教室シーンで直撃されました。
制服を着て、ちょっとした心境の変化を見せる「優ちゃん」がキュートです。
(※「俊くん」は気付いていませんでしたが)
実は、ちょっとした過去エピソードがあった2人。
バレていたというのはめっちゃハズいですが、それがため現在のキスに繋がるんでしょう。
何事でも試してみるもんですね。
ラストページでの「優ちゃん」は、懐かしの歌にもある”大人の階段上った感じ”で、やたら良い表情を見せていました。
これは必見な短編ですよ。ええ。
漢字は違いますが、「秘密少女」のヒロイン「唯」さんも中学生。
お隣に住むちょっと年上な「唯さん」
家族ぐるみの付き合いであり、「誠」くんとはえっちなことも冗談になる気安い関係でした。
しかし、夜食を届けに隣を訪ねてみたところ、今まで見たことのないような彼女がいたのです。
かなりため込んでいるような「唯さん」
「美佐子」さんの言動から察するに、気付いていないのは「誠くん」だけっぽいですね。
お互い余裕ないため、勢いまかせな様がうまく表現されていました。
オチ部分の照れ隠しもそんなんでしょう。
センセの単行本には必ず1人はいそうな日焼け跡娘「遥」ちゃんの短編「charm」
活発でボーイッシュだった「遥ちゃん」
先生との付き合いから”女の子を自覚”しつつありました。
プール授業があったその日は、約束によって下着なしの生活を送ってみたんですが…いつもと違う男子の反応にドキドキしていたのです。
…だいたい、そんな感じ。
良いネタです。
ひでるさんはこうした話も大好きです。
「遥ちゃん」はスカートすら初めてという娘さん。
着ていたワンピースの服は胸元ゆるゆるで、日焼け跡もまぶしい貧乳がちらちらという状態。
(※実はほぼモロ見え)
「気付かないフリしてずっと前屈み~」
…とか言ってました。
さらに、高い位置を掃除するという名目で、机上に立った彼女はわざわざ男子を呼び寄せ、机を支えさせているんですね。
もし教室内にいたら、真っ先に支えさせて頂きますよ(笑)
先生にラブラブ・従順で、ちょっと調教ちっくな色もあるお話でした。
※美沙緒ちゃん
よく出来た娘さんです。同年代ではダントツに大人っぽいんだろうなぁ。
就職浪人な”お兄ちゃん”と「美沙緒」ちゃんのお話「お兄ちゃんと私」
いわゆる兄妹ではなく、彼女が言う”お母さん”は彼にとって”姉さん”だったので…「美沙緒ちゃん」は姪でいいのかな。
お兄ちゃんは子供っぽく、逆に「美沙緒ちゃん」は大人びていたので2人とも年齢不詳な感じでしたが、どれくらの差なんだろう。
おねだりしたテニスウェア着用で、初えっちになっています。
承諾の意を態度で示した「美沙緒ちゃん」が素敵。
ツンデレ・ツインテールな「姫」ちゃんとのラブラブ話「DOG STYLE 2」
こちらは数字そのまま、「学校のない日」収録の同タイトルから続く連続話でした。
うーん、さほど話に繋がりないとはいえ、1冊に収めたかったですねー。
前回、心と身体が通じ合ったお隣さん同士な2人の後日談。
勝手に彼のベットで寝たり、えっちなイタズラで朝起こすなど、傍から見た感じでは”勝手にしてください”というカップルです。
オチの雰囲気から察するに、もしかしたらまだ続くかもしれませんね。
短編「躾のいい犬」はそちらと似ていながら、ちょいハード。
スカートめくりなど、イタズラがひどい「藤崎」くん。
接近してきた彼を返り討ちにした委員長は、彼を拘束してえっちな罰を与えるんですが…。
「私の犬になること」
とか言っていた委員長。
Sちっくでいいんですが、後半の展開がため、より可愛らしい感じになっていました。
オチ部分の1ページが非常に良いです。
公園に落ちていたえっち本からの発展話「trigger」
わいわいと皆で堪能した帰り道、「植田」さんと2人きりになった「中原」くん。
間を埋めるためのテキトー発言に対し、なんと彼女が承諾したのです。
うーん、これは思春期トラップですか。
実に見事な策で、あの当時の男子には非常に有効であったと思います。
ひょっとして、原案はお兄ちゃんかな。
※左:委員長、右:沙緒里さん
こちらは両極端な2人です。委員長のがセンセっぽいかなぁ。
ほか、カラー原稿からの冒頭話「temptation」
これは…中学生のお姉さんに声をかけた小学生、でいいのかな。
詳細は不明ですが、やたら大人びた年下の彼によってメロメロにされてしまうヒロインという漫画です。
謎だらけで、長編漫画の1話目という風情でした。
短編「Rapunzel」は、生活に不自由ないながら、常に孤独なお嬢さまのお話。
強気だった彼女の余裕なくなるえっちシーンがいい感じ。
じわーという感動話でしたね。
糸電話なんてプレゼントしていた彼氏は…ちょっとキザっちいですが。
ごくスタンダードな幼馴染みカップル話「祭囃子の夜に」
ラブラブな態度の「沙緒里」さんに対し、「耕」ちゃんはいまいち煮え切らない態度でした。
しかし、彼女の友達「阿坂」さんに背中を押された彼は…という流れ。
こうしたもんでしょうねー。
お祭りということで、和服な「沙緒里さん」が良かったですよ。
お話は幼馴染みカップルの王道です。
さらりと流すような線のスッキリ絵柄。
濃淡は薄く、全体ではそれなりにごちゃーと賑やかです。
盛り上がってくると枠線ぶち抜きますね。
こざっぱりと平たい感覚な人物や背景。
大きく崩れることなく安定しており、バランスからメリハリまで非常に優秀でした。
コメディー崩しほか微妙な表情が的確で漫画も巧い方。
絵が良いため、お話はよりプラスに感じると思われます。
癖もありますが、そう人を選ぶものではないかなぁ。たぶん。
判断は裏表紙か、紹介帯があれば裏面のカット絵がいいでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・洗練された綺麗な作画です。個人的には満点ですね。
・センセのテリトリーというべき短編群で、「Boy Meets Boy?」など抜群に巧いです。
・ロリではなく、貧乳・大人から一歩手前というヒロイン。「遥ちゃん」とかいいなぁ。
合計:[13/15]
「優ちゃん」のお話がツボに直撃しました。
一発ネタっぽいので続きはないだろうなぁ…。
もしかしたら続編があり得るかもしれない、「遥ちゃん」のがもうちょっと見たいです。
入れたままで(笑)
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・貧乳
・おまけ: あとがき。
・その他: カラー(6P)、短編×10。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「みずきえいむ」センセの「リップスティック」です。
想定していた文が破綻してしまいました。
ついさっき判明。
ただ、他に考えてなかったので、恥を承知でそのまま書いてみます。
帰ってきて購入した本を見ていたら、「みずきえいむ」センセ、「水城たくや」センセの単行本を発見。
(※ひでるさんは購入時何も考えてません)
”みずき”が並んで楽しいなー、って訳で、本日は「みずきえいむ」センセにしてみました。
紅白も「水樹奈々」さんが出場するようですし。
これで「みずきひとし」センセの単行本があれば、また面白かったんですが。
…というような、前置き文を考えてたの。
時事ネタも絡んで、なかなかいーじゃない、とか。
しかし、よくよく単行本を眺めていたら…「水城たくや」センセの読みは”みずきたくや”ではなく、”みずしろたくや”である事が判明(笑)
ネットで検索しても(当然ながら)同様の結果が…。
「水城たくや」センセの単行本は「夢見は刺激的」を持っているので、98年頃からの勘違いでした。
うわわ、はずかしー。
(余談:「学校のない日/みずきえいむ」の文面にて、”何名かおられる「みずき」で始まる漫画家さん”と書いてるのが、まだ勘違い中な証拠)
※左:優ちゃん、右:遥ちゃん
こちらの単行本はなんと言ってもこの2人。どっちもステキです。
そんなこんなで、くだらん前置き続けましたが、本日は「みずきえいむ」センセ。
こちらのブログでは「学校のない日」、「No Make」などを紹介しております。
単行本はこれで7冊目くらいですかね。
相変わらずの貧乳・スジっぷりな短編群で、安定感は抜群。
まさに横綱相撲と言った感じなのですよ。
今回の収録で最も刺さったのが、「Boy Meets Boy?」です。
紹介帯でも人気作として書かれていますね。
公園で出会った「ユウ」と「俊」
「俊」はよく負けていたものの気が合い、頻繁に遊んでいました。
明日からの中学では同じ学校へ通うこととなっており、めでたく同クラスとなったんですが…「俊」の横には、セーラー服姿の「ユウ」が!
そう、「ユウ」こと「相原優」は女の子だったのです。
これはいいですねー。
1ページ目から続く教室シーンで直撃されました。
制服を着て、ちょっとした心境の変化を見せる「優ちゃん」がキュートです。
(※「俊くん」は気付いていませんでしたが)
実は、ちょっとした過去エピソードがあった2人。
バレていたというのはめっちゃハズいですが、それがため現在のキスに繋がるんでしょう。
何事でも試してみるもんですね。
ラストページでの「優ちゃん」は、懐かしの歌にもある”大人の階段上った感じ”で、やたら良い表情を見せていました。
これは必見な短編ですよ。ええ。
漢字は違いますが、「秘密少女」のヒロイン「唯」さんも中学生。
お隣に住むちょっと年上な「唯さん」
家族ぐるみの付き合いであり、「誠」くんとはえっちなことも冗談になる気安い関係でした。
しかし、夜食を届けに隣を訪ねてみたところ、今まで見たことのないような彼女がいたのです。
かなりため込んでいるような「唯さん」
「美佐子」さんの言動から察するに、気付いていないのは「誠くん」だけっぽいですね。
お互い余裕ないため、勢いまかせな様がうまく表現されていました。
オチ部分の照れ隠しもそんなんでしょう。
センセの単行本には必ず1人はいそうな日焼け跡娘「遥」ちゃんの短編「charm」
活発でボーイッシュだった「遥ちゃん」
先生との付き合いから”女の子を自覚”しつつありました。
プール授業があったその日は、約束によって下着なしの生活を送ってみたんですが…いつもと違う男子の反応にドキドキしていたのです。
…だいたい、そんな感じ。
良いネタです。
ひでるさんはこうした話も大好きです。
「遥ちゃん」はスカートすら初めてという娘さん。
着ていたワンピースの服は胸元ゆるゆるで、日焼け跡もまぶしい貧乳がちらちらという状態。
(※実はほぼモロ見え)
「気付かないフリしてずっと前屈み~」
…とか言ってました。
さらに、高い位置を掃除するという名目で、机上に立った彼女はわざわざ男子を呼び寄せ、机を支えさせているんですね。
もし教室内にいたら、真っ先に支えさせて頂きますよ(笑)
先生にラブラブ・従順で、ちょっと調教ちっくな色もあるお話でした。
※美沙緒ちゃん
よく出来た娘さんです。同年代ではダントツに大人っぽいんだろうなぁ。
就職浪人な”お兄ちゃん”と「美沙緒」ちゃんのお話「お兄ちゃんと私」
いわゆる兄妹ではなく、彼女が言う”お母さん”は彼にとって”姉さん”だったので…「美沙緒ちゃん」は姪でいいのかな。
お兄ちゃんは子供っぽく、逆に「美沙緒ちゃん」は大人びていたので2人とも年齢不詳な感じでしたが、どれくらの差なんだろう。
おねだりしたテニスウェア着用で、初えっちになっています。
承諾の意を態度で示した「美沙緒ちゃん」が素敵。
ツンデレ・ツインテールな「姫」ちゃんとのラブラブ話「DOG STYLE 2」
こちらは数字そのまま、「学校のない日」収録の同タイトルから続く連続話でした。
うーん、さほど話に繋がりないとはいえ、1冊に収めたかったですねー。
前回、心と身体が通じ合ったお隣さん同士な2人の後日談。
勝手に彼のベットで寝たり、えっちなイタズラで朝起こすなど、傍から見た感じでは”勝手にしてください”というカップルです。
オチの雰囲気から察するに、もしかしたらまだ続くかもしれませんね。
短編「躾のいい犬」はそちらと似ていながら、ちょいハード。
スカートめくりなど、イタズラがひどい「藤崎」くん。
接近してきた彼を返り討ちにした委員長は、彼を拘束してえっちな罰を与えるんですが…。
「私の犬になること」
とか言っていた委員長。
Sちっくでいいんですが、後半の展開がため、より可愛らしい感じになっていました。
オチ部分の1ページが非常に良いです。
公園に落ちていたえっち本からの発展話「trigger」
わいわいと皆で堪能した帰り道、「植田」さんと2人きりになった「中原」くん。
間を埋めるためのテキトー発言に対し、なんと彼女が承諾したのです。
うーん、これは思春期トラップですか。
実に見事な策で、あの当時の男子には非常に有効であったと思います。
ひょっとして、原案はお兄ちゃんかな。
※左:委員長、右:沙緒里さん
こちらは両極端な2人です。委員長のがセンセっぽいかなぁ。
ほか、カラー原稿からの冒頭話「temptation」
これは…中学生のお姉さんに声をかけた小学生、でいいのかな。
詳細は不明ですが、やたら大人びた年下の彼によってメロメロにされてしまうヒロインという漫画です。
謎だらけで、長編漫画の1話目という風情でした。
短編「Rapunzel」は、生活に不自由ないながら、常に孤独なお嬢さまのお話。
強気だった彼女の余裕なくなるえっちシーンがいい感じ。
じわーという感動話でしたね。
糸電話なんてプレゼントしていた彼氏は…ちょっとキザっちいですが。
ごくスタンダードな幼馴染みカップル話「祭囃子の夜に」
ラブラブな態度の「沙緒里」さんに対し、「耕」ちゃんはいまいち煮え切らない態度でした。
しかし、彼女の友達「阿坂」さんに背中を押された彼は…という流れ。
こうしたもんでしょうねー。
お祭りということで、和服な「沙緒里さん」が良かったですよ。
お話は幼馴染みカップルの王道です。
さらりと流すような線のスッキリ絵柄。
濃淡は薄く、全体ではそれなりにごちゃーと賑やかです。
盛り上がってくると枠線ぶち抜きますね。
こざっぱりと平たい感覚な人物や背景。
大きく崩れることなく安定しており、バランスからメリハリまで非常に優秀でした。
コメディー崩しほか微妙な表情が的確で漫画も巧い方。
絵が良いため、お話はよりプラスに感じると思われます。
癖もありますが、そう人を選ぶものではないかなぁ。たぶん。
判断は裏表紙か、紹介帯があれば裏面のカット絵がいいでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・洗練された綺麗な作画です。個人的には満点ですね。
・センセのテリトリーというべき短編群で、「Boy Meets Boy?」など抜群に巧いです。
・ロリではなく、貧乳・大人から一歩手前というヒロイン。「遥ちゃん」とかいいなぁ。
合計:[13/15]
「優ちゃん」のお話がツボに直撃しました。
一発ネタっぽいので続きはないだろうなぁ…。
もしかしたら続編があり得るかもしれない、「遥ちゃん」のがもうちょっと見たいです。
入れたままで(笑)
リップスティック (TENMAコミックスRiN) (2009/11/27) みずき えいむ 商品詳細を見る |
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■エロティッシュ (やながわ理央)
★まんがデーター [11/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・アダルト
・おまけ: あとがき、タイトル全没案、加筆修正あり。
・その他: 短編×9(うち「三嶋家の日々」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「やながわ理央(やながわ・りお)」センセの「エロティッシュ」です。
鼻汁が止まりません。
風邪ではないと思うんですが、ブログが書き辛いです。
だんだん鼻がヒリヒリとしてきました。
うう…。
さて、調子悪い人はほっといて、本日は「やながわ理央」センセです。
最新刊「エロティッシュ」を紹介します。
漢字表記で「梁川理央」という名もありましたねー。
こちらの単行本は1エピソードのみ前後編がありましたが、他は全て短編。
あとがきにてセンセが書かれていました、
「アダルトビデオっぽいエロマンガを目指した」
というそのままな感じです。
センセが目指されていた作品集に仕上がっていたと思います。
…ただ、そのままAVらしい刹那的な単純えっち話で、キャラの個性は薄く、それなりのストーリー。
読まれる方が何を重視するかによって、評価は真っ二つに割れるでしょう。
こちらのブログを何度か見て頂いている方には想像つくでしょうけれど、ひでるさんはお話も重視したい人なので…正直なところはイマイチです。
なお、あとがきによると、2巻目もあるようでした。
※左:高木沙織、右:優美さん
すみません、無理矢理お尻絵を入れさせて頂きました(笑)
主人公「伊藤」くんの隣に住む、人妻「高木沙織」さん。
旦那は出張ばかりという彼女とはちらほら会話するような関係で、その色っぽさにめろめろなのでした。
欲求爆発しそうな「伊藤くん」が出張マッサージを頼むと、やってきたのは「沙織さん」だったのです。
そんなベタ展開な「出張!隣の若奥様」
…実際にはまずないでしょうけどね。
人妻の魅力満載という感じの短編です。
見送ってくれた際の、パンツのむちむちっとしたお尻具合が素敵。
あれは「伊藤くん」が悶えるのも、当然かと思いました。
オチもお約束で、あの後が羨ましいです。
結婚式直後、みたいな風情の「マイホームハネムーン」
「航」くんと「優美」さんがひたすらえっちする内容。
ただ、前半はウェディングドレス、中盤はやたら布面積の小さいビキニ、後半は全裸という変化が楽しく、飽きさせない工夫がされています。
「優美さん」は年齢的にも若いのか、ぱっちりした目で可愛く描かれていました。
前後編の連続話「三嶋家の日々」
主人公「秋山恭一郎」は平凡な予備校講師。
アパートが全焼し、途方に暮れていた彼を助けたのは、生徒「美嶋紗姫」でした。
「お姉ちゃんと二人暮らしだし、部屋も空いてるから~」
そんな好意を受け、下宿することとなったのです。
しかし、”えっちすると調子出る”という「紗姫」は、朝方に襲ってくるような性に奔放な学生。
さらに、彼女の姉「美嶋紗夜」は人気の官能小説家ながら彼好みな美人だったのです。
ただ、「紗姫」との行為を頻繁に目撃されているためか、「恭一郎」に対しては日々「しれっとした態度なのでした。
美人姉妹とのえろえろ同棲話ですね。
前半はしれっとした美人「紗夜さん」とのえっちがメインなんですが…早いなぁ。
普段は冷静な美人という感じだったんですが、えっちしたら「紗姫ちゃん」とさして変化なく、また官能小説家という職種もさして生かされてはおらず。
特に後編になると髪の毛の長さ、スタイルの違い、喋り方以外はほぼ同じ。
Wヒロインで確かに画面は派手になっていたものの、そのほかに特筆すべき点がありません。
「紗夜さん」はもうちょっと硬い感じの性格で良かったように思います。
課長と新人くんのビジネスカップルな短編「上司M・誘う下着」
こちらは、前半にあった帰宅時の電車ラッシュ場面ですね。
超満員でぴたーとくっついてしまい、スイッチオンとなってしまった上司とのえっちがメイン。
電車シーンはいいシチュエーションだったんですが…わずか4ページ程度なのが、ちと残念でした。
せめてもうひと押しくらいあっても良かったかな。
※左:美嶋紗夜、右:先輩「川村さん」
こちらの先輩「川村さん」とのお話がえっちで良かったです。
仕事に熱心な「森野」くん。
先輩「川村」さんの立てた企画は非常に良いものでしたが、大手企業の参入によってコンペの参加をあきらめようとしていました。
それがどうにも納得できない「森野くん」は、1人づつ説得して回ったため、見事企画を通したのです。
「うちの企画を通すことができたら…ごほうびに1カ月間やらせてあげる」
飲みに行った際、そんな約束をしていた「川村さん」は、宣言そのまま彼に身を委ねるのでした…が。
そんな感じの、同じくビジネスな短編「社淫契約」
収録のお話ではこれが最も好き。
前半での、「川村さん」はいいとも悪いともどっちつかずな、非常に微妙な表情をしているんですね。
ソコがお気に入り(笑)
20日以上、おそらくは相当な回数シテいるようでしたが、一切触らない、キスもしないという彼。
あの場面で自分を貫き通した「森野くん」はなかなか立派でした。
困難な情勢の中、気合いで企画を通しただけのことはありますねー。
かっこいいなぁ。
前半の、どことなく物憂げな彼女が色っぽかったので、後半のアレはやや残念。
全裸にコートはやめようよ。
ほか、「牝猫達との午後」はタイプ異なる女性3名とのえっち短編。
お風呂内でのえっちで、「おっぱい風呂」とか言っていました。
「同窓会は二人で。」は元担任「遠藤」先生と「森元」くんのカップル。
4年ぶりに再会した師弟。
その直後、いきなりホテルへ連れ込まれる「森元くん」なのでした、という即えっちな流れです。
設定としては好きなんですが、ドキドキする暇もないですよぅー。
もうちょっとじわじわとする、もどかしい描写が欲しいです。
「補習のお時間」は予備校の女教師と「河野」くん。
どーでもいいですが、あの警備員はヘボですね(笑)
強くやや太めな線の絵柄。
適度なくらいな濃淡で、多少ごっちゃりとした感じがあります。
大きめなコマ割りなのでキャラも大きく描かれ、崩れず・乱れずな安定感ある作画。
キャラ絵はリアル寄りで軽い劇画タッチ。
女性は色っぽく、かつ可愛らしく描かれていました。
前述しているような雰囲気なので絵的な濃さはないものの、ややこってりとした空気がありますね。
タイトル扉のような、1ページぶち抜き絵がちらほら見られるのも特徴でしょう。
カラーだとやや掴み辛いです。
↓表紙をうまーく脳内で線画にして判断下さい。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・やや個性が強いもののバランス良く、しっかりと安定した作画でした。表現的にも問題ありません。
・センセの目標そのままという感じです。
・あまり濃過ぎず、かと言ってあっさりでもなかったです。コレという目立つものも薄いかなぁ。
合計:[11/15]
絵だけでなく漫画としても非常に巧く、分かり辛さや違和感はありません。
成年漫画として、高いレベルに位置する単行本でしょう。
あとはこうした一般えっち漫画によくある短編群が好みかどうかだけかと。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・アダルト
・おまけ: あとがき、タイトル全没案、加筆修正あり。
・その他: 短編×9(うち「三嶋家の日々」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「やながわ理央(やながわ・りお)」センセの「エロティッシュ」です。
鼻汁が止まりません。
風邪ではないと思うんですが、ブログが書き辛いです。
だんだん鼻がヒリヒリとしてきました。
うう…。
さて、調子悪い人はほっといて、本日は「やながわ理央」センセです。
最新刊「エロティッシュ」を紹介します。
漢字表記で「梁川理央」という名もありましたねー。
こちらの単行本は1エピソードのみ前後編がありましたが、他は全て短編。
あとがきにてセンセが書かれていました、
「アダルトビデオっぽいエロマンガを目指した」
というそのままな感じです。
センセが目指されていた作品集に仕上がっていたと思います。
…ただ、そのままAVらしい刹那的な単純えっち話で、キャラの個性は薄く、それなりのストーリー。
読まれる方が何を重視するかによって、評価は真っ二つに割れるでしょう。
こちらのブログを何度か見て頂いている方には想像つくでしょうけれど、ひでるさんはお話も重視したい人なので…正直なところはイマイチです。
なお、あとがきによると、2巻目もあるようでした。
※左:高木沙織、右:優美さん
すみません、無理矢理お尻絵を入れさせて頂きました(笑)
主人公「伊藤」くんの隣に住む、人妻「高木沙織」さん。
旦那は出張ばかりという彼女とはちらほら会話するような関係で、その色っぽさにめろめろなのでした。
欲求爆発しそうな「伊藤くん」が出張マッサージを頼むと、やってきたのは「沙織さん」だったのです。
そんなベタ展開な「出張!隣の若奥様」
…実際にはまずないでしょうけどね。
人妻の魅力満載という感じの短編です。
見送ってくれた際の、パンツのむちむちっとしたお尻具合が素敵。
あれは「伊藤くん」が悶えるのも、当然かと思いました。
オチもお約束で、あの後が羨ましいです。
結婚式直後、みたいな風情の「マイホームハネムーン」
「航」くんと「優美」さんがひたすらえっちする内容。
ただ、前半はウェディングドレス、中盤はやたら布面積の小さいビキニ、後半は全裸という変化が楽しく、飽きさせない工夫がされています。
「優美さん」は年齢的にも若いのか、ぱっちりした目で可愛く描かれていました。
前後編の連続話「三嶋家の日々」
主人公「秋山恭一郎」は平凡な予備校講師。
アパートが全焼し、途方に暮れていた彼を助けたのは、生徒「美嶋紗姫」でした。
「お姉ちゃんと二人暮らしだし、部屋も空いてるから~」
そんな好意を受け、下宿することとなったのです。
しかし、”えっちすると調子出る”という「紗姫」は、朝方に襲ってくるような性に奔放な学生。
さらに、彼女の姉「美嶋紗夜」は人気の官能小説家ながら彼好みな美人だったのです。
ただ、「紗姫」との行為を頻繁に目撃されているためか、「恭一郎」に対しては日々「しれっとした態度なのでした。
美人姉妹とのえろえろ同棲話ですね。
前半はしれっとした美人「紗夜さん」とのえっちがメインなんですが…早いなぁ。
普段は冷静な美人という感じだったんですが、えっちしたら「紗姫ちゃん」とさして変化なく、また官能小説家という職種もさして生かされてはおらず。
特に後編になると髪の毛の長さ、スタイルの違い、喋り方以外はほぼ同じ。
Wヒロインで確かに画面は派手になっていたものの、そのほかに特筆すべき点がありません。
「紗夜さん」はもうちょっと硬い感じの性格で良かったように思います。
課長と新人くんのビジネスカップルな短編「上司M・誘う下着」
こちらは、前半にあった帰宅時の電車ラッシュ場面ですね。
超満員でぴたーとくっついてしまい、スイッチオンとなってしまった上司とのえっちがメイン。
電車シーンはいいシチュエーションだったんですが…わずか4ページ程度なのが、ちと残念でした。
せめてもうひと押しくらいあっても良かったかな。
※左:美嶋紗夜、右:先輩「川村さん」
こちらの先輩「川村さん」とのお話がえっちで良かったです。
仕事に熱心な「森野」くん。
先輩「川村」さんの立てた企画は非常に良いものでしたが、大手企業の参入によってコンペの参加をあきらめようとしていました。
それがどうにも納得できない「森野くん」は、1人づつ説得して回ったため、見事企画を通したのです。
「うちの企画を通すことができたら…ごほうびに1カ月間やらせてあげる」
飲みに行った際、そんな約束をしていた「川村さん」は、宣言そのまま彼に身を委ねるのでした…が。
そんな感じの、同じくビジネスな短編「社淫契約」
収録のお話ではこれが最も好き。
前半での、「川村さん」はいいとも悪いともどっちつかずな、非常に微妙な表情をしているんですね。
ソコがお気に入り(笑)
20日以上、おそらくは相当な回数シテいるようでしたが、一切触らない、キスもしないという彼。
あの場面で自分を貫き通した「森野くん」はなかなか立派でした。
困難な情勢の中、気合いで企画を通しただけのことはありますねー。
かっこいいなぁ。
前半の、どことなく物憂げな彼女が色っぽかったので、後半のアレはやや残念。
全裸にコートはやめようよ。
ほか、「牝猫達との午後」はタイプ異なる女性3名とのえっち短編。
お風呂内でのえっちで、「おっぱい風呂」とか言っていました。
「同窓会は二人で。」は元担任「遠藤」先生と「森元」くんのカップル。
4年ぶりに再会した師弟。
その直後、いきなりホテルへ連れ込まれる「森元くん」なのでした、という即えっちな流れです。
設定としては好きなんですが、ドキドキする暇もないですよぅー。
もうちょっとじわじわとする、もどかしい描写が欲しいです。
「補習のお時間」は予備校の女教師と「河野」くん。
どーでもいいですが、あの警備員はヘボですね(笑)
強くやや太めな線の絵柄。
適度なくらいな濃淡で、多少ごっちゃりとした感じがあります。
大きめなコマ割りなのでキャラも大きく描かれ、崩れず・乱れずな安定感ある作画。
キャラ絵はリアル寄りで軽い劇画タッチ。
女性は色っぽく、かつ可愛らしく描かれていました。
前述しているような雰囲気なので絵的な濃さはないものの、ややこってりとした空気がありますね。
タイトル扉のような、1ページぶち抜き絵がちらほら見られるのも特徴でしょう。
カラーだとやや掴み辛いです。
↓表紙をうまーく脳内で線画にして判断下さい。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・やや個性が強いもののバランス良く、しっかりと安定した作画でした。表現的にも問題ありません。
・センセの目標そのままという感じです。
・あまり濃過ぎず、かと言ってあっさりでもなかったです。コレという目立つものも薄いかなぁ。
合計:[11/15]
絵だけでなく漫画としても非常に巧く、分かり辛さや違和感はありません。
成年漫画として、高いレベルに位置する単行本でしょう。
あとはこうした一般えっち漫画によくある短編群が好みかどうかだけかと。
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■Hole Sweet hole (浦井民)
★まんがデーター [14/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・貧乳
・おまけ: あとがき、
カバー裏に漫画「LET’S GET LOST スクール水着」
・その他: 初単行本、短編×11(うち「LET’S GET LOST」×8)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「浦井民(うらいたみ)」センセの「Hole Sweet hole」です。
漫画を読むのは基本寝る前というひでるさん。
ぶっちゃけ、本を片手にそのまま朝を迎えることも多いんですが、こちらは別。
昨晩読んだところ…
嘘偽りなく、眠気も醒めてしまうような作品でした。
非常に独特な仕上がりです。
単純な成年漫画に飽きた方には、ぜひオススメしておきます。
そんな訳で、「Hole Sweet hole」は「浦井民」センセの初単行本。
メインの連続話を中心に、短編が収録されています。
物事に冷めたような、ある意味現代っぽいヒロインらが特徴。
可愛いだけではありません。
実際にはかなり偏ってはいるものの、リアルに見えますね。
一部にはやや哲学的(でいいのかな?)なややこしさもあり、もしかしたら読み手にとっては相容れないかもしれない漫画です。
キュートなラブコメ話がお好きな方には、合わない可能性があると思います。
※河東さん(左1話、右3話)
オデコ・眼鏡・貧乳な方です。
なにかと”ドーナツ”がキーワードとなっている「LET’S GET LOST」
失恋した「栗原」くん。
物心ついた頃からの幼馴染み「河東」さんは、彼の好物であるドーナツを作って慰めに立ち寄ったのでした。
恋にやぶれたものの、普段と変わらぬような「栗原くん」
しかし、”相手の顔がチラついて離れない”ということで、不意にえっちをお願いされたのでした。
同情もあって、下着程度ならと許した「河東さん」でしたが…。
大雑把ですが、だいたいそんな導入。
単行本の大部分を占めるメイン連続話です。
8話ほど続き、前半はあちこちシチュエーションえっちという感じでしたが、後半は物語が急展開を見せていました。
主要カップルの性格もあって、どちらかと言うと淡々と進んでいた漫画があーんな事となるため…ちょっとびっくりすると思います。
また、余計なキャラを挟むことなく2人を追いかけ続けているので、なかなか深いお話になっていました。
こちらの主役は、眼鏡とオデコな優等生「河東さん」
初体験な1話目では、彼女の状態が細かくモノローグにて伝えられています。
あれは「栗原くん」の淡白な雰囲気に騙された感じですね。
予想以上に好き勝手された、彼女のうろたえる様が可愛らしいのです。
続く2話目。
それから1週間後の風景ですね。
えっちはしたものの、普通通りに接していたらしい「栗原くん」
関係が変わらず続いたことに安心すると共に、”どこか物足りなさも感じる”という「河東さん」がリアルです。
負けたらえっちさせる、という妙な勝負事に乗っかってしまうのも、そうした心情からでしょう。
こちらでは体育があったため、下に穿いたままだったブルマえっちとなっていました。
また、じわじわとお尻も弄ばれたり、えっちに対する慣れが感じられますね。
”勝ったら何でも命令できる”という約束でしたが、もし勝利したら彼女は何を願ったのかなぁ。
3話目は電車内えっち…いちおう。
ここでも、意外なところから”ドーナツ”の単語が顔を見せていました。
ちょっとびっくりでしたね。
「次また迫られたらどう対処すべきなのか」
そんな事を考えるようになっていた「河東さん」に対し、一緒にいてもやはり以前と変わらない「栗原くん」
ぼーっとした目の奥で何を考えているのか、珍しいタイプの成年漫画メイン男子です。
ため、電車内での今回ストーリーは実に効果的。
「ドーナツの穴は食べるとなくなるけど、どこに行くのか」
1話目から続くそんな問いに対する回答と共に続くえっちシーンは、見事な流れでした。
また、なにげに注目なのは「栗原くん」のオチ前での行動。
読み終わった後である場合、ちょっと違って見えるかもしれません。
保健室での4、5話目。
前半はジャージ姿で独りえっちから「栗原くん」が参加、後半はお尻ですね。
きました。
単行本表題から、そっち系ジャンルだろうと疑っていましたが、ついにそんな描写です。
ここでも”ドーナツ”にて例えられてますね。
そこから、意図をぱっと気付いた「河東さん」がいい反応でした。
(やや手遅れでしたけど)
※河東さんのぱたぱた
小さいコマでしたが、この絵はキュートでお気に入り
物語で初めて「栗原くん」のモノローグが語られる6話。
「飽きちゃったかな…?」
そんな頃、差出人不明な手紙を受け取った「河東さん」
これが…まさかあーした展開になるとは思いませんでしたが、先の一言がいい演出となっていました。
こんなブログでアレコレ書いてしまうのは惜しいのでこれ以降の詳細については伏せますね。
なんだかもどかしいような、妙な読後感です。
取り急ぎ一言で伝えるなら、とにかくスゴイお話でした。
キーワードの”ドーナツ”も、ちゃんとちらほら登場してますよ。
カバー裏にも、スクール水着な「河東さん」らがいるので、こちらも注目。
また、よーく見てみると、あの↓表紙絵は縦でなく横に見るのが正解なんですね。
(※タイトルも横書きでした)
深夜の弁当屋でバイトをする「今崎」さん。
司法試験に向けて頑張っている彼女は、しれっとした思考と物腰の女の子でした。
ある日、クビになっていた元バイトの「濱内」が店に顔を見せると、売り上げを奪って逃走。
また、何かとダメな彼に対して厳しく接していたことの逆恨みか、「今崎さん」も現金と共に拉致されてしまったのです。
だいたいそんな短編が「誰を怨めばいいのでございましょうか」
「LET’S GET LOST」の彼女と似た感覚で、これは「浦井民」センセらしい漫画と言えるのでしょう。
冷静で現実的な「今崎さん」は、とっつき辛い優等生タイプ。
思い付きみたいな犯罪に走った彼を、冷静に分析してますね。
えっちなことされる最中も、まるで小説のように色々と思考を巡らせているんですが…ここはさすがに可愛らしい感じが見えました。
もう少し険が取れればいいんですが、そこはまだ年齢相応という感じなんですかね。
(※大人っぽく見えますが、いちおう中学生くらい)
なにゆえ彼女がそういう冷めた感じであるのか、実はラスト1ページだけで判明するのです。
非常にまとまり良い短編です。
「つるのおんがえし」は同タイトル昔話のパロディ的作品です。
罠にかかっていた鶴を発見した「与平」
助けるどころかなんとその具合を試そうとした彼に慌て、人の姿に変化して”恩を返す”と持ちかけるんですが…。
彼は童女となった鶴に構わず、取り急ぎにえっちを強要したのでした。
食物として食べようとしたならまた分かりますが、牛や馬とも経験があるという「与平」
なかなか最低な男性です。
「ンなケッタイな格好に化けるヤツに趣味のいい反物が作れるとは思えねえし」
とか言われていました。
どう喋ってもマトもな会話にならず、そんなんに見つかったのが彼女の不幸ですね。
人間ではないものの、収録キャラでは最も普通のヒロインちっくです。
※左:由香ちゃん、右:鶴さん
短編ヒロインはこんな感じ。「由香ちゃん」のお話はややこしさもなく良かったです。
冒頭話「春爛漫」ですが、これ実は直接えっちのない短編。
父親がトイレを占領していたため、トイレを我慢したまま登校することとなった「由香」ちゃん。
バタバタと支度に忙しい朝に”水着が必要”と言ったこともあり、予定より遅れての登校となっていました。
そんな訳で、近くの公園に寄った「由香ちゃん」でしたが…その日は検尿の提出があったのです。
だいたいそんなお話。
誰しもが一度は経験があるだろう、トイレ我慢なお話。
どうやら、なかなか大変なこととなっているらしい父親。
それに輪をかけるように、「水着が必要」とか当日に言い出している「由香ちゃん」
なかなか楽しい日常風景ですねー。
こんなんあるある。
彼女の服装は…サスペンダー・パンツと言うんでいいのかな。
下着の上にはそれだけで、シャツとかなんとか着てないのがセクシーでした(笑)
また、普通の成年漫画ではえっち相手になりそうな兄「志朗」くん。
手を出したりすることなく、面倒見良く、適度にお兄ちゃんしていました。
えっちはともかく、普通に漫画として面白いお話ですね。
丁寧で乱れない線の絵柄。
髪や目などの黒が深く、ページは全体的に落ち着いた感じになっています。
乱れ少なく安定しており、コマにしっかり収まっていました。
小奇麗に整っている漫画ですね。
キャラの言動・反応は無論のこと、背景から小物までバランスに優れ、非常に巧かったです。
進行にモノローグをよく利用される特徴がありました。
前述したように独特な発想のヒロインが多いため、それがセンセ独自な世界を効果的に演出しておりました。
作画・漫画とも個性を確立されているだけ、癖もやや強めです。
絵は↓表紙などのカラーで判断するより、紹介帯のカット絵のが正確。
白黒絵のがセンセ独特な味わいあるため、良いと思います。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・巧いです。多少のバラつきと強い癖で下げましたが、満点でもいいかと。
・連続話ほか短編も秀作揃いです。読むのにはちと時間必要です。
・単純なものではないですね。センセ独特な世界が広がっていました。
合計:[14/15]
↓表紙の段階では、まさかこんな漫画群が収録されていると想像もしませんでした。
これで2冊目がどんなになるのか、次も注目したいと思います。
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・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・貧乳
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・その他: 初単行本、短編×11(うち「LET’S GET LOST」×8)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「浦井民(うらいたみ)」センセの「Hole Sweet hole」です。
漫画を読むのは基本寝る前というひでるさん。
ぶっちゃけ、本を片手にそのまま朝を迎えることも多いんですが、こちらは別。
昨晩読んだところ…
嘘偽りなく、眠気も醒めてしまうような作品でした。
非常に独特な仕上がりです。
単純な成年漫画に飽きた方には、ぜひオススメしておきます。
そんな訳で、「Hole Sweet hole」は「浦井民」センセの初単行本。
メインの連続話を中心に、短編が収録されています。
物事に冷めたような、ある意味現代っぽいヒロインらが特徴。
可愛いだけではありません。
実際にはかなり偏ってはいるものの、リアルに見えますね。
一部にはやや哲学的(でいいのかな?)なややこしさもあり、もしかしたら読み手にとっては相容れないかもしれない漫画です。
キュートなラブコメ話がお好きな方には、合わない可能性があると思います。
※河東さん(左1話、右3話)
オデコ・眼鏡・貧乳な方です。
なにかと”ドーナツ”がキーワードとなっている「LET’S GET LOST」
失恋した「栗原」くん。
物心ついた頃からの幼馴染み「河東」さんは、彼の好物であるドーナツを作って慰めに立ち寄ったのでした。
恋にやぶれたものの、普段と変わらぬような「栗原くん」
しかし、”相手の顔がチラついて離れない”ということで、不意にえっちをお願いされたのでした。
同情もあって、下着程度ならと許した「河東さん」でしたが…。
大雑把ですが、だいたいそんな導入。
単行本の大部分を占めるメイン連続話です。
8話ほど続き、前半はあちこちシチュエーションえっちという感じでしたが、後半は物語が急展開を見せていました。
主要カップルの性格もあって、どちらかと言うと淡々と進んでいた漫画があーんな事となるため…ちょっとびっくりすると思います。
また、余計なキャラを挟むことなく2人を追いかけ続けているので、なかなか深いお話になっていました。
こちらの主役は、眼鏡とオデコな優等生「河東さん」
初体験な1話目では、彼女の状態が細かくモノローグにて伝えられています。
あれは「栗原くん」の淡白な雰囲気に騙された感じですね。
予想以上に好き勝手された、彼女のうろたえる様が可愛らしいのです。
続く2話目。
それから1週間後の風景ですね。
えっちはしたものの、普通通りに接していたらしい「栗原くん」
関係が変わらず続いたことに安心すると共に、”どこか物足りなさも感じる”という「河東さん」がリアルです。
負けたらえっちさせる、という妙な勝負事に乗っかってしまうのも、そうした心情からでしょう。
こちらでは体育があったため、下に穿いたままだったブルマえっちとなっていました。
また、じわじわとお尻も弄ばれたり、えっちに対する慣れが感じられますね。
”勝ったら何でも命令できる”という約束でしたが、もし勝利したら彼女は何を願ったのかなぁ。
3話目は電車内えっち…いちおう。
ここでも、意外なところから”ドーナツ”の単語が顔を見せていました。
ちょっとびっくりでしたね。
「次また迫られたらどう対処すべきなのか」
そんな事を考えるようになっていた「河東さん」に対し、一緒にいてもやはり以前と変わらない「栗原くん」
ぼーっとした目の奥で何を考えているのか、珍しいタイプの成年漫画メイン男子です。
ため、電車内での今回ストーリーは実に効果的。
「ドーナツの穴は食べるとなくなるけど、どこに行くのか」
1話目から続くそんな問いに対する回答と共に続くえっちシーンは、見事な流れでした。
また、なにげに注目なのは「栗原くん」のオチ前での行動。
読み終わった後である場合、ちょっと違って見えるかもしれません。
保健室での4、5話目。
前半はジャージ姿で独りえっちから「栗原くん」が参加、後半はお尻ですね。
きました。
単行本表題から、そっち系ジャンルだろうと疑っていましたが、ついにそんな描写です。
ここでも”ドーナツ”にて例えられてますね。
そこから、意図をぱっと気付いた「河東さん」がいい反応でした。
(やや手遅れでしたけど)
※河東さんのぱたぱた
小さいコマでしたが、この絵はキュートでお気に入り
物語で初めて「栗原くん」のモノローグが語られる6話。
「飽きちゃったかな…?」
そんな頃、差出人不明な手紙を受け取った「河東さん」
これが…まさかあーした展開になるとは思いませんでしたが、先の一言がいい演出となっていました。
こんなブログでアレコレ書いてしまうのは惜しいのでこれ以降の詳細については伏せますね。
なんだかもどかしいような、妙な読後感です。
取り急ぎ一言で伝えるなら、とにかくスゴイお話でした。
キーワードの”ドーナツ”も、ちゃんとちらほら登場してますよ。
カバー裏にも、スクール水着な「河東さん」らがいるので、こちらも注目。
また、よーく見てみると、あの↓表紙絵は縦でなく横に見るのが正解なんですね。
(※タイトルも横書きでした)
深夜の弁当屋でバイトをする「今崎」さん。
司法試験に向けて頑張っている彼女は、しれっとした思考と物腰の女の子でした。
ある日、クビになっていた元バイトの「濱内」が店に顔を見せると、売り上げを奪って逃走。
また、何かとダメな彼に対して厳しく接していたことの逆恨みか、「今崎さん」も現金と共に拉致されてしまったのです。
だいたいそんな短編が「誰を怨めばいいのでございましょうか」
「LET’S GET LOST」の彼女と似た感覚で、これは「浦井民」センセらしい漫画と言えるのでしょう。
冷静で現実的な「今崎さん」は、とっつき辛い優等生タイプ。
思い付きみたいな犯罪に走った彼を、冷静に分析してますね。
えっちなことされる最中も、まるで小説のように色々と思考を巡らせているんですが…ここはさすがに可愛らしい感じが見えました。
もう少し険が取れればいいんですが、そこはまだ年齢相応という感じなんですかね。
(※大人っぽく見えますが、いちおう中学生くらい)
なにゆえ彼女がそういう冷めた感じであるのか、実はラスト1ページだけで判明するのです。
非常にまとまり良い短編です。
「つるのおんがえし」は同タイトル昔話のパロディ的作品です。
罠にかかっていた鶴を発見した「与平」
助けるどころかなんとその具合を試そうとした彼に慌て、人の姿に変化して”恩を返す”と持ちかけるんですが…。
彼は童女となった鶴に構わず、取り急ぎにえっちを強要したのでした。
食物として食べようとしたならまた分かりますが、牛や馬とも経験があるという「与平」
なかなか最低な男性です。
「ンなケッタイな格好に化けるヤツに趣味のいい反物が作れるとは思えねえし」
とか言われていました。
どう喋ってもマトもな会話にならず、そんなんに見つかったのが彼女の不幸ですね。
人間ではないものの、収録キャラでは最も普通のヒロインちっくです。
※左:由香ちゃん、右:鶴さん
短編ヒロインはこんな感じ。「由香ちゃん」のお話はややこしさもなく良かったです。
冒頭話「春爛漫」ですが、これ実は直接えっちのない短編。
父親がトイレを占領していたため、トイレを我慢したまま登校することとなった「由香」ちゃん。
バタバタと支度に忙しい朝に”水着が必要”と言ったこともあり、予定より遅れての登校となっていました。
そんな訳で、近くの公園に寄った「由香ちゃん」でしたが…その日は検尿の提出があったのです。
だいたいそんなお話。
誰しもが一度は経験があるだろう、トイレ我慢なお話。
どうやら、なかなか大変なこととなっているらしい父親。
それに輪をかけるように、「水着が必要」とか当日に言い出している「由香ちゃん」
なかなか楽しい日常風景ですねー。
こんなんあるある。
彼女の服装は…サスペンダー・パンツと言うんでいいのかな。
下着の上にはそれだけで、シャツとかなんとか着てないのがセクシーでした(笑)
また、普通の成年漫画ではえっち相手になりそうな兄「志朗」くん。
手を出したりすることなく、面倒見良く、適度にお兄ちゃんしていました。
えっちはともかく、普通に漫画として面白いお話ですね。
丁寧で乱れない線の絵柄。
髪や目などの黒が深く、ページは全体的に落ち着いた感じになっています。
乱れ少なく安定しており、コマにしっかり収まっていました。
小奇麗に整っている漫画ですね。
キャラの言動・反応は無論のこと、背景から小物までバランスに優れ、非常に巧かったです。
進行にモノローグをよく利用される特徴がありました。
前述したように独特な発想のヒロインが多いため、それがセンセ独自な世界を効果的に演出しておりました。
作画・漫画とも個性を確立されているだけ、癖もやや強めです。
絵は↓表紙などのカラーで判断するより、紹介帯のカット絵のが正確。
白黒絵のがセンセ独特な味わいあるため、良いと思います。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・巧いです。多少のバラつきと強い癖で下げましたが、満点でもいいかと。
・連続話ほか短編も秀作揃いです。読むのにはちと時間必要です。
・単純なものではないですね。センセ独特な世界が広がっていました。
合計:[14/15]
↓表紙の段階では、まさかこんな漫画群が収録されていると想像もしませんでした。
これで2冊目がどんなになるのか、次も注目したいと思います。
Hole Sweet hole (TENMAコミックス LO) (2009/11/20) 浦井 民 商品詳細を見る |
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■堕ちる闘神 (しなま)
★まんがデーター [10/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・アクション
・おまけ: あとがき・作品解説。
・その他: 短編×9(うち「炸裂!チャイナ特捜」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「しなま」センセの「堕ちる闘神」です。
こちらでは初単行本「はつカノ」から、「きす☆みい」、「ふぇてぃっしゅサークル」と順に紹介している「しなま」センセ。
その4冊目は「堕ちる闘神」です。
学園物のイメージが強い「しなま」センセですが、こちらは「キルタイムコミュニケーション」さんということで、ファンタジーな漫画集となっていました。
1エピソードだけ連続話があり、他は全て短編という構成。
戦乙女から天使というありがちなファンタジーネタから、ロボット、忍者、格闘娘など、アクション性も豊富にあります。
※左:戦女神「ヴァルキリー」、右:女王「クスハさま」
凛々しいお2人です。鎖の緊縛がいい感じ(笑)
↓表紙から直接続く短編「鎖縛の戦女神」
処刑場跡に大量発生した魔物を狩る戦女神「ヴァルキリー」
しかし、突如出現した鎖によって、捕縛されてしまったのです。
気付くと、その目前には以前”死の宣告”をした人間がおり…と、だいたいそんなお話。
本来の「死すべき者を選ぶ」、「戦死者の中から英雄を選抜する」という設定なようですね。
こちらでは死を宣告された男がそれを免れるべく、逆に「ヴァルキリー」を倒そうと画策したパターン。
そのため、鎖による緊縛となるのでした。
よくありがちな縄とは、また異なる風情ですね。
和風と洋風みたいな感覚(笑)
鎖のがちょっと痛そう。
えっちにメロメロでしたが、それなりにすっきりまとまるオチでした。
ちなみにあとがきによると、こちらも古い原稿とのことでしたが…さして違和感はないです。
問題ありません。
ただ…ごめんなさい、1つだけどうしても。
あの↓表紙が刺さるのは、”甲冑姿で凛々しい女性が、リボンのついた可愛らしい下着を着用している”ところだと思うんですね。
「しなま」センセもお好きなようで、かなり力の入った描写になっています。
ただ、やっぱり漫画本編で再現されていないのは痛い、どうにも惜しい。
ちょっとファンタジーっぽくはないですけれど。
軍を率いる姫様が、自国宰相の裏切りによって捕まってしまう展開「戦姫クスハ」
甲冑に身を包み、敵兵ともやりあっていた「クスハさま」
捕えられた彼女はボンテージ姿での恥ずかしめを受けることとなるのでした。
甲冑も確かに捨て難いですが、あの姿もいいですね。
観衆が見守る中での、羞恥プレイちっくなものになっていました。
しかし、剣でのえっちはおっかないですねー。
私怨によって国を左右する宰相の、おちょこ並みに小さい器加減がいい感じ。
この国は早々に滅亡するような気がしますよ。
※チャイナさん
パンチラ…というより、モロですね。
収録では唯一の連続話「炸裂! チャイナ特捜」
敵陣へ乗り込んだチャイナさん(※センセがあとがきでそう呼んでたので)が、えっちなことされるパターン。
最強拳士ということで、普通に戦っても大の男複数を圧倒するほどの実力がありました。
1話目は、上海からの達人「劉学礼」の”点穴術”によって身体の自由を奪われてしまう流れ。
年齢も若いのかな。
まだ生えておらず(何が?)、胸も収録中で断トツという貧乳っぷりでした。
…まぁ、アクションには都合良いでしょうけどね。
スラリとした長身で、バストも大きくなったチャイナさんの2話目。
数年後の話かなーって思いましたが、さにあらず。
なぜかは秘密ね。
やはり捕まり、オークションに出品されてしまうチャイナさん。
なにげに1話目で登場していたボスが再び顔を見せていてびっくり。
まだ捕まってなかったんですね(笑)
容姿とは裏腹に、結構スゴイ人なのかもしれません。
パンチラも気にせず、蹴りを繰り出す彼女のアクションシーン、また1、2話でだいぶ期間があったらしく、より巧くなったセンセの画力も見られるお話になっていました。
こうした漫画では珍しい、ロボットもの「実験戦機 唯」
ある研究の仕上げとして、模擬戦闘に出撃した少尉「橘唯」
しかし、そこには敵機である同盟軍の部隊がおり、味方は次々に撃墜されていたのです。
直接の肉弾戦に持ち込んだ「唯」は奮闘するものの、最終的に自軍は全滅。
彼女も捕まってしまったのでした。
まぁ、ロボットのままではどうにもなりませんからねー。
パイロットスーツはお約束のように薄皮一枚といった風情。
足広げて座るコクピット描写もどことなくえっちでした。
王道でしたが、お話の流れも期待通りな展開になっていくと思います。
同じく薄皮一枚というスーツですが、「淫香忍者 綾女」は忍者モノ。
暗殺任務で忍び込んだ「綾女」
発見された敵兵は撃退したものの、蟲使い「魔霧」に幻術は通用せず、逆に彼の操る「線蟲」によって絡め捕られてしまったのです。
三日三晩の責め、ということでした。
やっはりくのいちは捕まってナンボですね(笑)
お腹のぐるぐる具合が気色悪いですよ。
「魔霧」の思惑がため、なぜかその間は直接えっちはなかったんですが…そこがお話の核となっています。
なるほど。
そう考えると、発見されたのもわざとかなぁ。
※左:少尉「橘唯」、右:くのいち「綾女」
キャラとしてはこの「唯ちゃん」が良かったです。
ほか、巻末収録の「変幻外道剣士」は、あとがきによると、原作モノとのこと。
ヒロイン「ライディ」という名前でしたから、素直にそれでいいのかな。
…あ、初出にありました。
「雷の戦士ライディ~破邪の雷光~」が元ネタです。
毎度のことながら未プレイですが、このシリーズのむかーしのやつなら知ってますよ。ええ。
ずいぶんと長く続いてるタイトルですねー。
ダンジョン中で狂戦士と遭遇した「ライディ」がえっちなことされるパターン。
ほぼ問題なく進行するお話でしたが、オチ部分がどうにもいまいち。
淫魔「アーニャ」との対決話「精奴淫魔アーニャ」
冒頭では余裕あった彼女がじわじわ追い詰められて可愛らしくなってしまうところがポイント。
特に「勘違いしないでよねッ」とか言っているオチはいいですねー。
相手が淫魔だけに、大量で派手な液体描写がありました。
また、こちらもお腹です。
…好き嫌い分かれるかなぁ。
2パターンの天使さんが嬉しい「断罪天使」
前半は手錠で複数、後半は触手となっていました。
えー、貫通してましたね。
比較的すっきりと描かれていましたが。
基本的には強い線のこってり絵柄。
濃淡は濃い目で、かつごっちゃり描かれる方です。
こちらの単行本の場合は、デビュー当初の頃から4年半ほどという作品群。
なるほど、最近の絵と比べた場合は、やや薄くこざっぱり感があります。
各話の時期には差があり、単行本としてはやや不安定であったと思います。
ただ、当時から巧い方なので、こと細かく気にしなければ大した問題にはならないでしょう。
判断は↓裏表紙、あるいは「キルタイムコミュニケーション」さんのHPがいいですね。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・確かに不安定さもありますが、センセが謙遜されてるほどではありません。巧いです。
・こうした漫画のスタンダードな感じですね。
・際立っていたのはお腹の描写ですが…もう一息ほしいかなぁ。
合計:[10/15]
悪くはないものの、全体的には無難という仕上がりでした。
ちょっとひでるさんの期待が高過ぎたかもしれません。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・アクション
・おまけ: あとがき・作品解説。
・その他: 短編×9(うち「炸裂!チャイナ特捜」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「しなま」センセの「堕ちる闘神」です。
こちらでは初単行本「はつカノ」から、「きす☆みい」、「ふぇてぃっしゅサークル」と順に紹介している「しなま」センセ。
その4冊目は「堕ちる闘神」です。
学園物のイメージが強い「しなま」センセですが、こちらは「キルタイムコミュニケーション」さんということで、ファンタジーな漫画集となっていました。
1エピソードだけ連続話があり、他は全て短編という構成。
戦乙女から天使というありがちなファンタジーネタから、ロボット、忍者、格闘娘など、アクション性も豊富にあります。
※左:戦女神「ヴァルキリー」、右:女王「クスハさま」
凛々しいお2人です。鎖の緊縛がいい感じ(笑)
↓表紙から直接続く短編「鎖縛の戦女神」
処刑場跡に大量発生した魔物を狩る戦女神「ヴァルキリー」
しかし、突如出現した鎖によって、捕縛されてしまったのです。
気付くと、その目前には以前”死の宣告”をした人間がおり…と、だいたいそんなお話。
本来の「死すべき者を選ぶ」、「戦死者の中から英雄を選抜する」という設定なようですね。
こちらでは死を宣告された男がそれを免れるべく、逆に「ヴァルキリー」を倒そうと画策したパターン。
そのため、鎖による緊縛となるのでした。
よくありがちな縄とは、また異なる風情ですね。
和風と洋風みたいな感覚(笑)
鎖のがちょっと痛そう。
えっちにメロメロでしたが、それなりにすっきりまとまるオチでした。
ちなみにあとがきによると、こちらも古い原稿とのことでしたが…さして違和感はないです。
問題ありません。
ただ…ごめんなさい、1つだけどうしても。
あの↓表紙が刺さるのは、”甲冑姿で凛々しい女性が、リボンのついた可愛らしい下着を着用している”ところだと思うんですね。
「しなま」センセもお好きなようで、かなり力の入った描写になっています。
ただ、やっぱり漫画本編で再現されていないのは痛い、どうにも惜しい。
ちょっとファンタジーっぽくはないですけれど。
軍を率いる姫様が、自国宰相の裏切りによって捕まってしまう展開「戦姫クスハ」
甲冑に身を包み、敵兵ともやりあっていた「クスハさま」
捕えられた彼女はボンテージ姿での恥ずかしめを受けることとなるのでした。
甲冑も確かに捨て難いですが、あの姿もいいですね。
観衆が見守る中での、羞恥プレイちっくなものになっていました。
しかし、剣でのえっちはおっかないですねー。
私怨によって国を左右する宰相の、おちょこ並みに小さい器加減がいい感じ。
この国は早々に滅亡するような気がしますよ。
※チャイナさん
パンチラ…というより、モロですね。
収録では唯一の連続話「炸裂! チャイナ特捜」
敵陣へ乗り込んだチャイナさん(※センセがあとがきでそう呼んでたので)が、えっちなことされるパターン。
最強拳士ということで、普通に戦っても大の男複数を圧倒するほどの実力がありました。
1話目は、上海からの達人「劉学礼」の”点穴術”によって身体の自由を奪われてしまう流れ。
年齢も若いのかな。
まだ生えておらず(何が?)、胸も収録中で断トツという貧乳っぷりでした。
…まぁ、アクションには都合良いでしょうけどね。
スラリとした長身で、バストも大きくなったチャイナさんの2話目。
数年後の話かなーって思いましたが、さにあらず。
なぜかは秘密ね。
やはり捕まり、オークションに出品されてしまうチャイナさん。
なにげに1話目で登場していたボスが再び顔を見せていてびっくり。
まだ捕まってなかったんですね(笑)
容姿とは裏腹に、結構スゴイ人なのかもしれません。
パンチラも気にせず、蹴りを繰り出す彼女のアクションシーン、また1、2話でだいぶ期間があったらしく、より巧くなったセンセの画力も見られるお話になっていました。
こうした漫画では珍しい、ロボットもの「実験戦機 唯」
ある研究の仕上げとして、模擬戦闘に出撃した少尉「橘唯」
しかし、そこには敵機である同盟軍の部隊がおり、味方は次々に撃墜されていたのです。
直接の肉弾戦に持ち込んだ「唯」は奮闘するものの、最終的に自軍は全滅。
彼女も捕まってしまったのでした。
まぁ、ロボットのままではどうにもなりませんからねー。
パイロットスーツはお約束のように薄皮一枚といった風情。
足広げて座るコクピット描写もどことなくえっちでした。
王道でしたが、お話の流れも期待通りな展開になっていくと思います。
同じく薄皮一枚というスーツですが、「淫香忍者 綾女」は忍者モノ。
暗殺任務で忍び込んだ「綾女」
発見された敵兵は撃退したものの、蟲使い「魔霧」に幻術は通用せず、逆に彼の操る「線蟲」によって絡め捕られてしまったのです。
三日三晩の責め、ということでした。
やっはりくのいちは捕まってナンボですね(笑)
お腹のぐるぐる具合が気色悪いですよ。
「魔霧」の思惑がため、なぜかその間は直接えっちはなかったんですが…そこがお話の核となっています。
なるほど。
そう考えると、発見されたのもわざとかなぁ。
※左:少尉「橘唯」、右:くのいち「綾女」
キャラとしてはこの「唯ちゃん」が良かったです。
ほか、巻末収録の「変幻外道剣士」は、あとがきによると、原作モノとのこと。
ヒロイン「ライディ」という名前でしたから、素直にそれでいいのかな。
…あ、初出にありました。
「雷の戦士ライディ~破邪の雷光~」が元ネタです。
毎度のことながら未プレイですが、このシリーズのむかーしのやつなら知ってますよ。ええ。
ずいぶんと長く続いてるタイトルですねー。
ダンジョン中で狂戦士と遭遇した「ライディ」がえっちなことされるパターン。
ほぼ問題なく進行するお話でしたが、オチ部分がどうにもいまいち。
淫魔「アーニャ」との対決話「精奴淫魔アーニャ」
冒頭では余裕あった彼女がじわじわ追い詰められて可愛らしくなってしまうところがポイント。
特に「勘違いしないでよねッ」とか言っているオチはいいですねー。
相手が淫魔だけに、大量で派手な液体描写がありました。
また、こちらもお腹です。
…好き嫌い分かれるかなぁ。
2パターンの天使さんが嬉しい「断罪天使」
前半は手錠で複数、後半は触手となっていました。
えー、貫通してましたね。
比較的すっきりと描かれていましたが。
基本的には強い線のこってり絵柄。
濃淡は濃い目で、かつごっちゃり描かれる方です。
こちらの単行本の場合は、デビュー当初の頃から4年半ほどという作品群。
なるほど、最近の絵と比べた場合は、やや薄くこざっぱり感があります。
各話の時期には差があり、単行本としてはやや不安定であったと思います。
ただ、当時から巧い方なので、こと細かく気にしなければ大した問題にはならないでしょう。
判断は↓裏表紙、あるいは「キルタイムコミュニケーション」さんのHPがいいですね。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・確かに不安定さもありますが、センセが謙遜されてるほどではありません。巧いです。
・こうした漫画のスタンダードな感じですね。
・際立っていたのはお腹の描写ですが…もう一息ほしいかなぁ。
合計:[10/15]
悪くはないものの、全体的には無難という仕上がりでした。
ちょっとひでるさんの期待が高過ぎたかもしれません。
堕ちる闘神 (二次元ドリームコミックス 195) (2009/11/25) しなま 商品詳細を見る |
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■バージン・ロープ (速野悠二)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 妖怪退治・緊縛
・おまけ: あとがき、カバー裏にサイズ・下着比較絵。
・その他: 折り返しにコメント、折り込み小ポスター、
7話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「速野悠二(すみの・ゆうじ)」センセの「バージン・ロープ」です。
コレはオススメ。
いちおう、タイトル・↓表紙絵が示すとおり、緊縛描写のある漫画です。
ただ、縛り関係に興味がない、あるいは得意でない方にも、楽しめるだろう1冊になっていました。
逆に縛り好きな人のが合わないかな。
普通(?)に妖怪退治モノという方が正しいかもしれません。
さて、そんな「バージン・ロープ」は「速野悠二」センセの最新刊。
これで5冊目なのかな。
ひでるさんはこちらの漫画が初見です。
※左:天野叉絵夢、右:師匠「あえす」
なかなか凛々しい「叉絵夢さん」。師匠も良いキャラでしたねー。
通称”緊縛の巫女”という主人公「天野叉絵夢(あまの・さえむ)」
彼女は、出雲大社直属である”人外妖捕縛吏(じんがい・あやかし・ほばくり)”の1人でした。
まだ出雲へ登録していない”ハグレ妖怪”を捕獲するべく、日夜妖怪らと闘っているのです。
ごく簡単ですが、だいたいそんな感じ。
セーラー服なヒロインが妖怪らと闘うアクション漫画。
各話の繋がりは弱く、登場する様々な妖怪を色々なシチュエーションにて退治するような内容です。
どうやら、もともと読み切りから始まったらしいんですねー。
(※そのためか、各話のページ数はまちまち)
基本的に、主人公「叉絵夢さん」以外にはレギュラーおりません。
後半になって、ちらほらと彼女の関係者らも登場し盛り上がっていたんですが…すっぱり終わってしまうんですね。
これが残念な感じ。
特に、ツインテールなロリちっく少女ながら彼女の師匠という「あえす」、最終話で登場していた人外妖捕縛吏の他メンバー「理凰(りおう)」、「恵夷知(えいち)」、「稀衣花(けいか)」、「吾以螺(あいら)」などキャラも増え、ここで終わらせてしまうのはやや勿体ない感じがありました。
明確な終了ではなかったので、できれば続編を描いてほしいところです。
さて、こちらの最大の特徴は妖怪でもアクションでもなく、頻繁なえっち描写。
裏表紙に書かれていた「エロすぎます!!」は大袈裟でも何でもありません。
えっちです!!
こちらと似たような漫画では「縄士―NAWASHI―/井上よしひさ」とか、「低俗霊DAYDREAM/目黒三吉」、はたまた「霊媒師いずな」が上げられると思います。
最も近い気がする「縄士」は成年漫画なのでえっち描写が売りですが、明確な妖怪は登場せず、巫女「蓮比奈」が縛られたりなんかして、えっちな目に遭うというもの。
「低俗霊~」、「いずな」も近い感じですが口寄せなので微妙に違い、またサービスカットもごく控え目でした。
そうした漫画のある中で、「バージン・ロープ」は一般系ながら最もえっち系ですね。
”ハグレ妖怪”を捕獲する「叉絵夢さん」の武器は注連縄(しめなわ)
そんな訳で、妖怪を緊縛する必要があるのです。
また、防御のため”自らの体に注連縄で緊縛し、自分自身を清浄な結界としている”のでした。
これがスゴイ。
下着の上から縛る、縛った上に下着穿くというような逃げもなく、肌の上に直接縛っているだけで街を闊歩している「叉絵夢さん」
だいぶスカート丈も短かったんですが…もし目撃されたら、彼女エロ少女確定ですねー。
(※2話にてそうした描写がありますが)
また、当然ながらソコが売りとなっているため、作品中では頻繁に脱がされておりました。
すぐ半裸にされますね。
(…まぁ、肌の上に注連縄だけという場合も多く、ほぼ全裸ですが)
さらに、うねうね触手に絡まれるとか、複数に襲われる、羞恥プレイちっくなものから百合えっちまで、期待の全てを受け止めたようなシーンが続いておりました。
登場している”ハグレ妖怪”もグロテスクなことなく、姿としては女の子(2話以外)
主要キャラ女性ばかりなので、脱ぐのも「叉絵夢さん」だけではありません。
こうしたあたりは、どこか清々しいほど徹底されていました。
いいんじゃないでしょうか。
※注連縄と叉絵夢さん
いちおう水着な4話。普段は肌に直接注連縄、そして下着なしなのです。
導入となる1話目「バージン・ロープ」は河童「きらら」さん。
おそらく、こちらが読み切りなのか、ページ数も多めです。
冒頭にていきなり尻子玉(しりこだま)を引っこ抜くシーンがあり、ちと驚きましたが…頻繁にお尻のアップが描かれています。
抜かれた女性らは”本性をさらけ出す”ということでえっちっぽく乱れ、また戻す際もだいたいそんな感じ。
終始そんなん(笑)
河童「きららさん」は定番のように皿飛ばして攻撃していましたが…彼女の百合ちっくな趣味がため、あっさり降伏しちゃうんですねー。
ぞくぞくなってる顔がいい感じでした。
2話目「バージン・トレイン」はこうした漫画では定番な妖怪アカナメ。
電車にて「叉絵夢さん」がオトリとなるパターンで、眼鏡姿の彼女がいい感じ。
また、こちらは触手プレイっぽいので注目です。
「叉絵夢さん」の貞操がどうなってしまうのか、ぜひ漫画にてご確認下さい。
3話目「バージン・コスチューム」は…ちょっとネタがあるので秘密。
とりあえず、彼女自慢の注連縄が通用しない相手がいきなり登場しています。
大ピンチですね。
衆人環視の中着替えさせられてコスプレほか、写真撮られるといった描写から…非常に惜しい(笑)ところで終わっていました。
4話目「バージン・ビキニ」は海坊主(女の子です)
こちらの注目は妖怪でなく、「叉絵夢さん」の師匠という「あえすさん」
先の河童「きららさん」と同じく変な趣味の持ち主なんですねー。
また、妖怪らに敵対する存在っぽく描かれていた人外妖捕縛吏でしたが、こちらの出動は助ける目的。
なにげに「あえすさん」がこうした漫画のテーマ的なことを語っています。
5話目「バージン・ビーンズ」は小豆洗い「かすみ」ちゃん。
故あって、こちらでは女性3名が登場するんですが…「叉絵夢さん」の放った”餓鬼の使い”という小妖怪に揃ってえっちされるパターンです。
「かすみちゃん」の縞模様な下着がいい感じです。
なお、流れとしてはそんなんですが、収録中で最もいい話ちっくです。
王道なんですけどね。
※おまけ:捕縛吏の地区会合
こんな面々です。それぞれの必殺技に注目。
6話目「バージン・プレグナント」は姉「八幡魅恵留(はちまん・みえる)」
初の捕縛吏同士な決闘です。
なにゆえ姉が勝負を挑んでくるのかは単行本にてどうぞ。
アクション満載な前半から、後半は2人真剣であるものの、やってることはえっちっぽくて可笑しいです。
7話目「バージン・ペルソナ」は捕縛吏の地区会合。
ここでお仲間(同僚)が登場しています。
注連縄とはまた違う、それぞれ捕縛吏の技が炸裂しておりました。
どちらも、期待通りにえっちです(笑)
当然女性ばかりなので、けっこうぎりぎりっぽい百合えっちが描かれておりました。
これは面白いなぁ。
本当にコレで終わってしまうのが残念でなりません。
強い線の絵柄。
濃淡は適度なくらいですが、ネタもあってかページはごっちゃり気味でした。
やや濃い目ですね。
キャラ絵は曲線のゆるやかな可愛らしい雰囲気。
どちらかと言うと勢いで押すタイプだと思います。
前述してきたようにバンバン服を脱ぐ特徴があり、バストトップどころか半裸(ほぼ全裸)絵比率も非常に高め。
さらに、直接えっちはないものの、それに近い描写であれば頻繁にありました。
当初の予想以上にそんなんばかりです(笑)
ほぼあんな感じですが、↓表紙のカラー絵はかなり見栄え良くなっているので、裏表紙のが雰囲気近いと思います。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・やや癖を感じますが、大きな違和感・問題点はありません。
・意外、といっては失礼ですが、こうしたネタの割にはしっかりしています。
・ある程度納得できる妖怪・縛りネタのコラボレーションでした。ここで終わらせるのはちと勿体ないですね。
合計:[12/15]
しつこいですが、これ1冊で終わってしまうのは非常に惜しい漫画でした。
明確には完結していなかったので、ぜひ続きを描いてほしいです。
センセの気持ちとセールス次第かな(笑)
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・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 妖怪退治・緊縛
・おまけ: あとがき、カバー裏にサイズ・下着比較絵。
・その他: 折り返しにコメント、折り込み小ポスター、
7話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「速野悠二(すみの・ゆうじ)」センセの「バージン・ロープ」です。
コレはオススメ。
いちおう、タイトル・↓表紙絵が示すとおり、緊縛描写のある漫画です。
ただ、縛り関係に興味がない、あるいは得意でない方にも、楽しめるだろう1冊になっていました。
逆に縛り好きな人のが合わないかな。
普通(?)に妖怪退治モノという方が正しいかもしれません。
さて、そんな「バージン・ロープ」は「速野悠二」センセの最新刊。
これで5冊目なのかな。
ひでるさんはこちらの漫画が初見です。
※左:天野叉絵夢、右:師匠「あえす」
なかなか凛々しい「叉絵夢さん」。師匠も良いキャラでしたねー。
通称”緊縛の巫女”という主人公「天野叉絵夢(あまの・さえむ)」
彼女は、出雲大社直属である”人外妖捕縛吏(じんがい・あやかし・ほばくり)”の1人でした。
まだ出雲へ登録していない”ハグレ妖怪”を捕獲するべく、日夜妖怪らと闘っているのです。
ごく簡単ですが、だいたいそんな感じ。
セーラー服なヒロインが妖怪らと闘うアクション漫画。
各話の繋がりは弱く、登場する様々な妖怪を色々なシチュエーションにて退治するような内容です。
どうやら、もともと読み切りから始まったらしいんですねー。
(※そのためか、各話のページ数はまちまち)
基本的に、主人公「叉絵夢さん」以外にはレギュラーおりません。
後半になって、ちらほらと彼女の関係者らも登場し盛り上がっていたんですが…すっぱり終わってしまうんですね。
これが残念な感じ。
特に、ツインテールなロリちっく少女ながら彼女の師匠という「あえす」、最終話で登場していた人外妖捕縛吏の他メンバー「理凰(りおう)」、「恵夷知(えいち)」、「稀衣花(けいか)」、「吾以螺(あいら)」などキャラも増え、ここで終わらせてしまうのはやや勿体ない感じがありました。
明確な終了ではなかったので、できれば続編を描いてほしいところです。
さて、こちらの最大の特徴は妖怪でもアクションでもなく、頻繁なえっち描写。
裏表紙に書かれていた「エロすぎます!!」は大袈裟でも何でもありません。
えっちです!!
こちらと似たような漫画では「縄士―NAWASHI―/井上よしひさ」とか、「低俗霊DAYDREAM/目黒三吉」、はたまた「霊媒師いずな」が上げられると思います。
最も近い気がする「縄士」は成年漫画なのでえっち描写が売りですが、明確な妖怪は登場せず、巫女「蓮比奈」が縛られたりなんかして、えっちな目に遭うというもの。
「低俗霊~」、「いずな」も近い感じですが口寄せなので微妙に違い、またサービスカットもごく控え目でした。
そうした漫画のある中で、「バージン・ロープ」は一般系ながら最もえっち系ですね。
”ハグレ妖怪”を捕獲する「叉絵夢さん」の武器は注連縄(しめなわ)
そんな訳で、妖怪を緊縛する必要があるのです。
また、防御のため”自らの体に注連縄で緊縛し、自分自身を清浄な結界としている”のでした。
これがスゴイ。
下着の上から縛る、縛った上に下着穿くというような逃げもなく、肌の上に直接縛っているだけで街を闊歩している「叉絵夢さん」
だいぶスカート丈も短かったんですが…もし目撃されたら、彼女エロ少女確定ですねー。
(※2話にてそうした描写がありますが)
また、当然ながらソコが売りとなっているため、作品中では頻繁に脱がされておりました。
すぐ半裸にされますね。
(…まぁ、肌の上に注連縄だけという場合も多く、ほぼ全裸ですが)
さらに、うねうね触手に絡まれるとか、複数に襲われる、羞恥プレイちっくなものから百合えっちまで、期待の全てを受け止めたようなシーンが続いておりました。
登場している”ハグレ妖怪”もグロテスクなことなく、姿としては女の子(2話以外)
主要キャラ女性ばかりなので、脱ぐのも「叉絵夢さん」だけではありません。
こうしたあたりは、どこか清々しいほど徹底されていました。
いいんじゃないでしょうか。
※注連縄と叉絵夢さん
いちおう水着な4話。普段は肌に直接注連縄、そして下着なしなのです。
導入となる1話目「バージン・ロープ」は河童「きらら」さん。
おそらく、こちらが読み切りなのか、ページ数も多めです。
冒頭にていきなり尻子玉(しりこだま)を引っこ抜くシーンがあり、ちと驚きましたが…頻繁にお尻のアップが描かれています。
抜かれた女性らは”本性をさらけ出す”ということでえっちっぽく乱れ、また戻す際もだいたいそんな感じ。
終始そんなん(笑)
河童「きららさん」は定番のように皿飛ばして攻撃していましたが…彼女の百合ちっくな趣味がため、あっさり降伏しちゃうんですねー。
ぞくぞくなってる顔がいい感じでした。
2話目「バージン・トレイン」はこうした漫画では定番な妖怪アカナメ。
電車にて「叉絵夢さん」がオトリとなるパターンで、眼鏡姿の彼女がいい感じ。
また、こちらは触手プレイっぽいので注目です。
「叉絵夢さん」の貞操がどうなってしまうのか、ぜひ漫画にてご確認下さい。
3話目「バージン・コスチューム」は…ちょっとネタがあるので秘密。
とりあえず、彼女自慢の注連縄が通用しない相手がいきなり登場しています。
大ピンチですね。
衆人環視の中着替えさせられてコスプレほか、写真撮られるといった描写から…非常に惜しい(笑)ところで終わっていました。
4話目「バージン・ビキニ」は海坊主(女の子です)
こちらの注目は妖怪でなく、「叉絵夢さん」の師匠という「あえすさん」
先の河童「きららさん」と同じく変な趣味の持ち主なんですねー。
また、妖怪らに敵対する存在っぽく描かれていた人外妖捕縛吏でしたが、こちらの出動は助ける目的。
なにげに「あえすさん」がこうした漫画のテーマ的なことを語っています。
5話目「バージン・ビーンズ」は小豆洗い「かすみ」ちゃん。
故あって、こちらでは女性3名が登場するんですが…「叉絵夢さん」の放った”餓鬼の使い”という小妖怪に揃ってえっちされるパターンです。
「かすみちゃん」の縞模様な下着がいい感じです。
なお、流れとしてはそんなんですが、収録中で最もいい話ちっくです。
王道なんですけどね。
※おまけ:捕縛吏の地区会合
こんな面々です。それぞれの必殺技に注目。
6話目「バージン・プレグナント」は姉「八幡魅恵留(はちまん・みえる)」
初の捕縛吏同士な決闘です。
なにゆえ姉が勝負を挑んでくるのかは単行本にてどうぞ。
アクション満載な前半から、後半は2人真剣であるものの、やってることはえっちっぽくて可笑しいです。
7話目「バージン・ペルソナ」は捕縛吏の地区会合。
ここでお仲間(同僚)が登場しています。
注連縄とはまた違う、それぞれ捕縛吏の技が炸裂しておりました。
どちらも、期待通りにえっちです(笑)
当然女性ばかりなので、けっこうぎりぎりっぽい百合えっちが描かれておりました。
これは面白いなぁ。
本当にコレで終わってしまうのが残念でなりません。
強い線の絵柄。
濃淡は適度なくらいですが、ネタもあってかページはごっちゃり気味でした。
やや濃い目ですね。
キャラ絵は曲線のゆるやかな可愛らしい雰囲気。
どちらかと言うと勢いで押すタイプだと思います。
前述してきたようにバンバン服を脱ぐ特徴があり、バストトップどころか半裸(ほぼ全裸)絵比率も非常に高め。
さらに、直接えっちはないものの、それに近い描写であれば頻繁にありました。
当初の予想以上にそんなんばかりです(笑)
ほぼあんな感じですが、↓表紙のカラー絵はかなり見栄え良くなっているので、裏表紙のが雰囲気近いと思います。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・やや癖を感じますが、大きな違和感・問題点はありません。
・意外、といっては失礼ですが、こうしたネタの割にはしっかりしています。
・ある程度納得できる妖怪・縛りネタのコラボレーションでした。ここで終わらせるのはちと勿体ないですね。
合計:[12/15]
しつこいですが、これ1冊で終わってしまうのは非常に惜しい漫画でした。
明確には完結していなかったので、ぜひ続きを描いてほしいです。
センセの気持ちとセールス次第かな(笑)
バージン・ロープ (チャンピオンREDコミックス) (2009/11/20) 速野 悠二 商品詳細を見る |
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■PURE GIRL (牧野坂シンイチ)
★まんがデーター [13/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・コメディー
・おまけ: カバー裏に漫画「ぷろじぇくとiぷらす」、
描き下ろし「誰も知らない-後日談-」
・その他: 初単行本、短編×10(うち「誰も知らない」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「牧野坂シンイチ(まきのさか・しんいち)」センセの「PURE GIRL」です。
今週末の書店は華やかでしたねー。
成年から一般まで、どちらから紹介したら良いのか迷うほどです。
もう少し月でバランス良く発売してくれれば助かるんですが。
さて、本日は「コアマガジン」さんで「鶴田文学」センセと揃って初単行本な「牧野坂シンイチ」センセです。
発売前からアマゾンのページで、ちらほら↓表紙画像が気になっていた「PURE GIRL」ですね。
描き下ろしで連続がありましたが、短編での構成になっています。
派手なえっちとはじけたコメディー描写が特徴。
属性はラブコメとしてもいいんですが、独特なネタが目立っていたので、”ラブ”を取っ払ってみました。
初単行本ながら、お話・絵柄共に全盛期の「桑田真澄」さんを彷彿とさせる、完成度の高い仕上がりです。
ちょっと癖はありますけど。
※左:部長「ユリさん」、右:看護婦さん
部長もいいんですが…やっぱりこの看護婦さんがいいなぁ。
多くのキャラを押しのけ、見事↓表紙をゲットしたのが「誰も知らない」のヒロイン「ユリ」さんです。
水泳部のエースにして部長「ユリさん」
凛とした容姿・性格で、面倒見も良いという人気者だったんですが…極端な男嫌いとしても知られていました。
しかし、彼女のそんなところも含めて憧れていたのが主人公。
今では遠巻きにする男子連中とは裏腹に積極的に声をかけては怒鳴られるような毎日でした。
そうしたある日、更衣室から彼女のうめき声が聞こえ…と、だいたいそんな感じ。
身分差のある、キツめな女性とのえっち王道パターン。
(※ビジネス漫画などでは女性上司だったりしますよね)
巻末に収録の描き下ろし「誰も知らない-後日談-」はその後のエピソードなんですが、視点が「ユリさん」になっているので注目。
…始終あーんなこと考えてたんですねー(笑)
そりゃ言葉もキツくなる訳だ。
ああした凛々しい女性がとろとろになってしまう様をぜひお楽しみ下さい。
水着の黒のグラデーションも良かったです。
ちなみに…競泳水着でなく、スクール水着なんですね。
1年も付き合っていた「真司」くんと初えっちのため、準備万端で部屋へ乗り込んだ「西沢ユイ」さん。
しかしアパートには不在で、不用心にも鍵がかかっていなかったため留守へ侵入。
部屋をなんとなく片付けていたところ、大量の妹系えっちメディアを次々と発見したのです。
ストイックだった彼の趣味を把握した「ユイさん」は好みだろう妹キャラで出迎えたんですが…という「ぷろじぇくとi」はコメディー寄りなお話。
こちらも後日談がカバー裏漫画になってますね。
ラブラブなこともあって、多少の違和感を覚えつつもえっちに突入していた「ユイさん」
残念ながら、彼の偏り具合は相当に激しいものでした。
あれはヤバいなぁ。
後日談の漫画でも苦労していた「ユイさん」ですが、実はコレでお似合いなカップルなのかもしれません。
普通なら、冒頭の本気なリアクションで引くでしょうからねー。
ただ、あれほど妹モノを集めていた「真司くん」だったので、オチ部分はなんだか違和感ありました。
※千波さん
うん、コレは勘違いしても仕方ないかなぁ…
難関の大学受験を突破するべく、同級生「千波」さんに勉強を教わる「高島」くん。
”同じ大学に行きたい”
そんな告白を受けていた「千波さん」は夏休みの間彼に付きっきりで、ドキドキな毎日を過ごしていたんですが…2人の間にはちょっとした誤解があったのです。
大雑把ですが「現在片想い中」はそんな流れ。
他の短編もそうですが、「牧野坂シンイチ」センセの漫画は身体をもって対象をオトす、積極的なヒロインが目立ちますね。
こちらの「千波さん」もそうした1人で、すっぱりフラれていたものの、積極的な行動によって中間かそれ以上まで押し返していました。
片想いで憧れているだけという相手よりも、近しい距離で過ごす彼女のが勝ち目あるでしょうね。
また明日来るそうですし、もう実際に繋がってることだし(笑)
無口で引っ込み思案という「坂下由季」さんと「仲本」くんの「告白×告白」、幼女体型「メグ」さんと「小倉大地」くんの「ホントのキモチ」
実はどちらも女の子からの告白話。後者はやや微妙ですが大まかには。
前者「告白×告白」は会議のみが接点という2人。
会議の終わり間際で挙手した「由季さん」が、そのまま「好きです」と想いを告げるパターン。
あーした場で、しかもあれだけ可愛い娘に言われるというのは最高ですね。
ただ、こちらの「仲本くん」はその後も距離を置いたままで”本心が分からない”とか、相当にヘタレた感じ。
よく分かんないのはアンタですわ。
漫画では友人の男子から激しい突っ込みを受けていましたが…そんなん踏まえて後者「ホントのキモチ」
こちらはもともとお互いに冗談を言い合えるにような関係。
「メグさん」の落としたラブレターを教室で読み上げた「大地くん」は、最後に自分の名前が出てきて驚くのよ。
泣いて走り去ってしまう「メグさん」なんですが、残った彼は女子連中のプレッシャーを受けるのです。
…そう。
先の「由季さん」も容姿・性格から察するに同性にも人気あると想像されます。
そのため、ああした引っ込み思案な彼女が公衆の面前でも頑張って告白したとなれば…それを受けてなお距離をとっていた「仲本くん」は女子連中にボコボコにされると思うのよ。
あんな悠長にしてられないのでは、と。
ちなみに、「大地くん」も同様のこと。
名前を間違える訳がないじゃない。
結局のところ、どちらの短編もヒロインが身体を張って、いまいち頼りない男子を陥落させるのでした。
お2人ともメロメロでしたね。
※左:由季さん、右:メグさん
可愛い娘さんキャラはまた良いバランス感覚なのです。
タレ目で眼鏡なドジっ娘看護婦とのえっち短編「プリセプティナース」
収録ヒロインの中でセンセの絵柄に最もマッチしているのが彼女ではないかなぁ。なんとなく。
危険もありました(笑)が、あーした可愛い看護婦さんにえっちとは関係ない場面で面倒見てもらえるというのは刺激的なプレイです。
必要以上にべったり触られた挙句、まじまじと眺められていました。
なんだか気恥ずかしいような、羨ましいような…そうでもないような…わはは。
ちょっと気になったのが、彼女の一言。
「朝のバイタルにも影響でちゃいますし」
バイタルって何だろう??
漫画を楽しく読むため、ちょっと調べてきました。
【バイタルサイン】
生命に危険が迫っているかどうかを判断する指標。意識、血圧、脈拍、呼吸、体温の状態が判断材料になる。
(→「healthクリック:健康用語辞典」より抜粋)
…これかな。
新人さんなので非常に良いリアクションで、困り・驚いたような彼女が印象的でした。
このお話はいいなぁ。
ほか、「ハートぶれいくショット」は「恵美」さんと「一史」くん。
プライド高い「恵美さん」はクラス連中に負けないよう、初えっちに幼馴染みな「一史くん」をターゲットに、半ば無理矢理に迫るんですが…という流れ。
てっきり、えっちを切っ掛けにラブラブになるのかと思いましたが、さにあらず。
オチまで面白いので、これはじっくりどうぞ。
クリスマスでのカップル話「イブの贈り物」
こちらのヒロイン「ヒナ」ちゃんは童顔でキュートな感じなんですが…非常にむちむちとしたスタイルの持ち主でした。
コスプレ・アイテムでのえっちになってます。
「フェイクラブ」は「佑」くんと先輩「希美」さんの短編。
後輩の女の子にストーキングされていた「希美さん」は「佑くん」に彼氏役を依頼しました。
そんな訳で、尾行されたままデートをすることとなり~というお話。
なかなか面白いシチュエーションでした。
いや、主要の2人でなくて、もう1人のほう。
表に出さず、ずっと覗かせていたのが良く作用していたと思います。
てっきり、「佑くん」をオトすためわざと目立つ尾行するよう依頼したのかと勘違いしましたが。
くっきりした柔らか線の絵柄。
濃淡としては適度なくらいですが、とかくごっちゃりとした画面が最大の特徴です。
大小複雑なコマ割りは特にえっちシーンで多く、コマ間の隙間もありません。
ロングのキャラは髪が乱れ、液体描写から効果線、擬音などでページはいっぱい。
そんな訳で、さして強い色ではなかったものの、全体では濃い目な印象。
縦に長いキャラ絵はすらりとした細身なスタイル。
どちらかというとお姉さんっぽいキャラのが似合いそうなんですが…収録では意外に可愛らしいキャラも多め。
そうしたキャラの全身絵はなかなか良いバランス感覚でした。
とにかく表情豊かでよく動いている印象があり、やっぱりコメディー調のがいい感じ。
背景や小物もメインを邪魔せず違和感なく。
全て最近の原稿だったので、安定感もありました。
カラーでも雰囲気そのままなので、↓表紙・裏表紙、あるいは紹介帯裏面が判断にいいでしょう。
ネットを見る余裕があるなら、「コアマガジン」さんのHPもオススメです。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・ごっちゃりで個性も強いですが、非常に良く描かれていました。
・各キャラがくるくると動く、楽しい漫画群です。ヒロインも魅力的ですね。
・コメディー描写から漫画までちょっと独特なものでした。
合計:[13/15]
個人的には「+1」です。
読む前はもっとスタンダードなお話を想像していましたが、予想以上に面白い漫画群でしたよ。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・コメディー
・おまけ: カバー裏に漫画「ぷろじぇくとiぷらす」、
描き下ろし「誰も知らない-後日談-」
・その他: 初単行本、短編×10(うち「誰も知らない」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「牧野坂シンイチ(まきのさか・しんいち)」センセの「PURE GIRL」です。
今週末の書店は華やかでしたねー。
成年から一般まで、どちらから紹介したら良いのか迷うほどです。
もう少し月でバランス良く発売してくれれば助かるんですが。
さて、本日は「コアマガジン」さんで「鶴田文学」センセと揃って初単行本な「牧野坂シンイチ」センセです。
発売前からアマゾンのページで、ちらほら↓表紙画像が気になっていた「PURE GIRL」ですね。
描き下ろしで連続がありましたが、短編での構成になっています。
派手なえっちとはじけたコメディー描写が特徴。
属性はラブコメとしてもいいんですが、独特なネタが目立っていたので、”ラブ”を取っ払ってみました。
初単行本ながら、お話・絵柄共に全盛期の「桑田真澄」さんを彷彿とさせる、完成度の高い仕上がりです。
ちょっと癖はありますけど。
※左:部長「ユリさん」、右:看護婦さん
部長もいいんですが…やっぱりこの看護婦さんがいいなぁ。
多くのキャラを押しのけ、見事↓表紙をゲットしたのが「誰も知らない」のヒロイン「ユリ」さんです。
水泳部のエースにして部長「ユリさん」
凛とした容姿・性格で、面倒見も良いという人気者だったんですが…極端な男嫌いとしても知られていました。
しかし、彼女のそんなところも含めて憧れていたのが主人公。
今では遠巻きにする男子連中とは裏腹に積極的に声をかけては怒鳴られるような毎日でした。
そうしたある日、更衣室から彼女のうめき声が聞こえ…と、だいたいそんな感じ。
身分差のある、キツめな女性とのえっち王道パターン。
(※ビジネス漫画などでは女性上司だったりしますよね)
巻末に収録の描き下ろし「誰も知らない-後日談-」はその後のエピソードなんですが、視点が「ユリさん」になっているので注目。
…始終あーんなこと考えてたんですねー(笑)
そりゃ言葉もキツくなる訳だ。
ああした凛々しい女性がとろとろになってしまう様をぜひお楽しみ下さい。
水着の黒のグラデーションも良かったです。
ちなみに…競泳水着でなく、スクール水着なんですね。
1年も付き合っていた「真司」くんと初えっちのため、準備万端で部屋へ乗り込んだ「西沢ユイ」さん。
しかしアパートには不在で、不用心にも鍵がかかっていなかったため留守へ侵入。
部屋をなんとなく片付けていたところ、大量の妹系えっちメディアを次々と発見したのです。
ストイックだった彼の趣味を把握した「ユイさん」は好みだろう妹キャラで出迎えたんですが…という「ぷろじぇくとi」はコメディー寄りなお話。
こちらも後日談がカバー裏漫画になってますね。
ラブラブなこともあって、多少の違和感を覚えつつもえっちに突入していた「ユイさん」
残念ながら、彼の偏り具合は相当に激しいものでした。
あれはヤバいなぁ。
後日談の漫画でも苦労していた「ユイさん」ですが、実はコレでお似合いなカップルなのかもしれません。
普通なら、冒頭の本気なリアクションで引くでしょうからねー。
ただ、あれほど妹モノを集めていた「真司くん」だったので、オチ部分はなんだか違和感ありました。
※千波さん
うん、コレは勘違いしても仕方ないかなぁ…
難関の大学受験を突破するべく、同級生「千波」さんに勉強を教わる「高島」くん。
”同じ大学に行きたい”
そんな告白を受けていた「千波さん」は夏休みの間彼に付きっきりで、ドキドキな毎日を過ごしていたんですが…2人の間にはちょっとした誤解があったのです。
大雑把ですが「現在片想い中」はそんな流れ。
他の短編もそうですが、「牧野坂シンイチ」センセの漫画は身体をもって対象をオトす、積極的なヒロインが目立ちますね。
こちらの「千波さん」もそうした1人で、すっぱりフラれていたものの、積極的な行動によって中間かそれ以上まで押し返していました。
片想いで憧れているだけという相手よりも、近しい距離で過ごす彼女のが勝ち目あるでしょうね。
また明日来るそうですし、もう実際に繋がってることだし(笑)
無口で引っ込み思案という「坂下由季」さんと「仲本」くんの「告白×告白」、幼女体型「メグ」さんと「小倉大地」くんの「ホントのキモチ」
実はどちらも女の子からの告白話。後者はやや微妙ですが大まかには。
前者「告白×告白」は会議のみが接点という2人。
会議の終わり間際で挙手した「由季さん」が、そのまま「好きです」と想いを告げるパターン。
あーした場で、しかもあれだけ可愛い娘に言われるというのは最高ですね。
ただ、こちらの「仲本くん」はその後も距離を置いたままで”本心が分からない”とか、相当にヘタレた感じ。
よく分かんないのはアンタですわ。
漫画では友人の男子から激しい突っ込みを受けていましたが…そんなん踏まえて後者「ホントのキモチ」
こちらはもともとお互いに冗談を言い合えるにような関係。
「メグさん」の落としたラブレターを教室で読み上げた「大地くん」は、最後に自分の名前が出てきて驚くのよ。
泣いて走り去ってしまう「メグさん」なんですが、残った彼は女子連中のプレッシャーを受けるのです。
…そう。
先の「由季さん」も容姿・性格から察するに同性にも人気あると想像されます。
そのため、ああした引っ込み思案な彼女が公衆の面前でも頑張って告白したとなれば…それを受けてなお距離をとっていた「仲本くん」は女子連中にボコボコにされると思うのよ。
あんな悠長にしてられないのでは、と。
ちなみに、「大地くん」も同様のこと。
名前を間違える訳がないじゃない。
結局のところ、どちらの短編もヒロインが身体を張って、いまいち頼りない男子を陥落させるのでした。
お2人ともメロメロでしたね。
※左:由季さん、右:メグさん
可愛い娘さんキャラはまた良いバランス感覚なのです。
タレ目で眼鏡なドジっ娘看護婦とのえっち短編「プリセプティナース」
収録ヒロインの中でセンセの絵柄に最もマッチしているのが彼女ではないかなぁ。なんとなく。
危険もありました(笑)が、あーした可愛い看護婦さんにえっちとは関係ない場面で面倒見てもらえるというのは刺激的なプレイです。
必要以上にべったり触られた挙句、まじまじと眺められていました。
なんだか気恥ずかしいような、羨ましいような…そうでもないような…わはは。
ちょっと気になったのが、彼女の一言。
「朝のバイタルにも影響でちゃいますし」
バイタルって何だろう??
漫画を楽しく読むため、ちょっと調べてきました。
【バイタルサイン】
生命に危険が迫っているかどうかを判断する指標。意識、血圧、脈拍、呼吸、体温の状態が判断材料になる。
(→「healthクリック:健康用語辞典」より抜粋)
…これかな。
新人さんなので非常に良いリアクションで、困り・驚いたような彼女が印象的でした。
このお話はいいなぁ。
ほか、「ハートぶれいくショット」は「恵美」さんと「一史」くん。
プライド高い「恵美さん」はクラス連中に負けないよう、初えっちに幼馴染みな「一史くん」をターゲットに、半ば無理矢理に迫るんですが…という流れ。
てっきり、えっちを切っ掛けにラブラブになるのかと思いましたが、さにあらず。
オチまで面白いので、これはじっくりどうぞ。
クリスマスでのカップル話「イブの贈り物」
こちらのヒロイン「ヒナ」ちゃんは童顔でキュートな感じなんですが…非常にむちむちとしたスタイルの持ち主でした。
コスプレ・アイテムでのえっちになってます。
「フェイクラブ」は「佑」くんと先輩「希美」さんの短編。
後輩の女の子にストーキングされていた「希美さん」は「佑くん」に彼氏役を依頼しました。
そんな訳で、尾行されたままデートをすることとなり~というお話。
なかなか面白いシチュエーションでした。
いや、主要の2人でなくて、もう1人のほう。
表に出さず、ずっと覗かせていたのが良く作用していたと思います。
てっきり、「佑くん」をオトすためわざと目立つ尾行するよう依頼したのかと勘違いしましたが。
くっきりした柔らか線の絵柄。
濃淡としては適度なくらいですが、とかくごっちゃりとした画面が最大の特徴です。
大小複雑なコマ割りは特にえっちシーンで多く、コマ間の隙間もありません。
ロングのキャラは髪が乱れ、液体描写から効果線、擬音などでページはいっぱい。
そんな訳で、さして強い色ではなかったものの、全体では濃い目な印象。
縦に長いキャラ絵はすらりとした細身なスタイル。
どちらかというとお姉さんっぽいキャラのが似合いそうなんですが…収録では意外に可愛らしいキャラも多め。
そうしたキャラの全身絵はなかなか良いバランス感覚でした。
とにかく表情豊かでよく動いている印象があり、やっぱりコメディー調のがいい感じ。
背景や小物もメインを邪魔せず違和感なく。
全て最近の原稿だったので、安定感もありました。
カラーでも雰囲気そのままなので、↓表紙・裏表紙、あるいは紹介帯裏面が判断にいいでしょう。
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【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・ごっちゃりで個性も強いですが、非常に良く描かれていました。
・各キャラがくるくると動く、楽しい漫画群です。ヒロインも魅力的ですね。
・コメディー描写から漫画までちょっと独特なものでした。
合計:[13/15]
個人的には「+1」です。
読む前はもっとスタンダードなお話を想像していましたが、予想以上に面白い漫画群でしたよ。
PURE GIRL (メガストアコミックスシリーズ No. 237) (2009/11/19) 牧野坂シンイチ 商品詳細を見る |
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■剣より強し (無望菜志)
★まんがデーター [14/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・触手
・おまけ: あとがき、
カバー裏にカラー絵(中扉のリンク)・NANI-KURABE。
・その他: カラー(6P)、短編×9
(うち「剣より強し」×3、「よろしく名木原くん」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「無望菜志(なもなし)」センセの「剣より強し」です。
ようやく発見しました!
「Tentacle Lovers テンタクル・ラバーズ」でお馴染み「無望菜志」センセの新刊ですね。
紹介帯には、
「もちろん触手もありますよ♪」
なーんて描かれており、すっかりそっち系な漫画家さんとされてます。
(※色々とネタがありましたが、属性は目立つ”触手”としました)
これ「剣より強し」が2冊目でいいのかな。
前回はほぼ単行本の大部分が表題作となっていましたが、今回表題は3話だけで、ほか中編・短編という構成。
色々と楽しめるようになってます。
なお、中扉とカバー裏絵は同ポーズの別パターンとなっているため、ペラペラやると動画ちっくな感覚が味わえました。
お時間ある方はお試しください(笑)
※ヒロイン「なつさん」
まさに想像通りな方でした。特に3話がいいですよ。
↓表紙画像を見た時から期待大だった連続話「剣より強し」は3話収録。
父親の転勤がため、両親とも海外へ。
残った主人公「川上哲哉」くんは、夢のシングルライフを満喫できるかと期待していたんですが…しっかりお目付け役がいたのです。
同居することとなった「なつ」さんは、可愛らしい容姿と裏腹に古風な言動と生真面目な性格。
漫画やゲーム、えっちなものに至るまで封印されてしまっていたものの刀を振り回す彼女には逆らえず、くどくどと小言を言われる毎日でした。
しかし、見ていたえっちビデオに対して「くだらない」と切り捨てた彼女に対し、「やってみなきゃわかんないだろ!」と反撃を試みたのです。
…だいたいそんなお話。
スタンダードな武士系ヒロインとのラブコメですね。
王道でしたが、期待そのままな展開で読み易く、これで正解だと思います。
親の留守に同居して面倒を見る「なつさん」
この漫画、細かい設定告げられないまま始まっていたので、「哲哉くん」との関係はいまいち不明でした。
たぶん2人はこれが初対面。
おそらくは両親の依頼で同居し、家事ほか生活管理を担当しているのだと想像されます。
従姉妹とかご近所の娘さんというのは、どちらかで会うと思われるので違うでしょう。
「川上家の次期当主~」
「跡目として鍛えあげるのが私の仕事」
といった台詞が大袈裟でないものだとしたら、親同士に主従関係?
あるいは、単なる家政婦だったりして。
和服で常に刀を装備し、ソファーを真っ二つにしているところから、剣術は相当な腕前。
(※3話では「哲哉くん」に見切られていましたが)
控えめな胸とそちらに巻かれるサラシが良い感じです。
で、どうにも気になったのが、彼女の穿いてる下着について。
…ふんどし、でいいのかな?
調べてみたところ、最も近それっぽいのが「六尺褌(ろくしゃく・ふんどし)」
”巻き付けて締める”と書いてあったので、あのねじれ具合から察するにコレではないか、と。
実際は男子用みたいなんですけどねー。
逆にそんなんを着用してるのも、これまた素敵です。
のーぱんもいいですが、やっぱり白いのがチラっとした方が盛り上がりますよ。
また、足袋の足もいいです。つま先まで緊張した感じとか。
※「なつさん」はふんどし着用
この格好はまた恥ずかしいですねー。いいなぁ。
1話目は、前述した流れでのえっち勝負話。
合意で、しかもそーした娘が”我慢しようと頑張っている”のに、好き勝手でえっちできる、という羨ましい展開です。
あんな状態になっていながら、
「無意味でくだらない、行為です…」
とか言っていた「なつさん」
あまり受けたことがないだろう、「可愛い」という表現に戸惑ってしまう様も王道ですが期待通りです。
経験後という2話目。
独りえっちを公言していた「哲哉くん」の言を受け、試してみる「なつさん」という流れ。
一度経験してしまっただけ、やっぱり触ってみたくなるものでしょうね。
しかし、どうやら2人はあの後にえっち無かった様子。
普段の「なつさん」がああした調子であるためか、はたまた「哲哉くん」がちょっと変わっているのか。
別物である、という彼の主張は確かにその通りだと思いますけどね(笑)
寝床なので、唯一髪を下ろした「なつさん」が見られるお話になっています。
収録ではラストとなる3話。
ちょっとしたやり取りから、両腕を骨折してしまう「哲哉くん」
責任を感じた「なつさん」は、怪我が治るまで彼の言う事を聞くこととなってしまうのでした。
微妙に違う気しますが、”怪我の功名”っぽいお話。
彼女の普段着を裸エプロンとした挙句、一緒にAV観賞、果てはスクール水着を着せてのお風呂と展開していました。
「哲哉くん」、良い趣味です(笑)
前回からお尻に反応良く、こちらでもそんなえっちとなっていました。
いちおう明確にエンディングとはなっていなかったので、これは今後も続く…のかな。
ぜひ続きが見たいですよ。
やっぱり今回もありました、触手系統なお話「よろしく名木原くん」
文武両道、性格温厚という「名木原大薙(なぎはら・だいち)」くん。
女子からの人気も高い彼なんですが…どう見ても人間ではなかったのでした。
そんな彼と同じ美術部である「加藤巴」さんは、えっちな漫画を描く「桐山璃都(きりやま・りと)」さんのモデルとなるべく、「名木原くん」とえっちなことをするのです。
だいたいそんな感じ。
ラブ触手話ですね。
グロテスクな触手と比べ、確かに「名木原くん」は愛くるしい容姿なんですが…モテモテだそうです(笑)
全然悪くはないものの、正直なところ「Tentacle Lovers」ほどのインパクトはありません。
ヒロインが複数というくらい。
うーん、どうだろうなぁ…と、思っていたら続く2話目。
こっちのはスゴイ。
学校を休んだ彼のお見舞いに家を訪問した2人。
「夏場は時々溶けちゃうんですよ」
とか言っている「名木原くん」は、風呂場で液体状(ゲル状?)になっていたのです。
スクール水着で挑む「巴さん」
よく「キルタイムコミュニケーション」さんの漫画にあるような、スライムえっちっぽい展開です。
こちらは、スライムとのラブえっちパターンというところですか。
ちょうど彼の体内に浸かった状態となっているため、全身は無論のこと体内までぬっぽりたっぷり味わわれてしまうという、実に興味深い描写なのです。
お互い好意を抱いているので凌辱でもなく、中でゴボコボなってたりする非常に新しい感覚。
また漫画での”ぬるぬる・とろとろなゲル表現が絶妙”であったため、先の「なつさん」ですら霞みかねない、これまた完成度の高い作品に仕上がっていました。
かなりページ数を使っていたのには頭が下がります。
※左:加藤巴さん、右:「明るいみらい」の女の子
こちらが注目の液体描写です。とにかく必見!
なお、短編「二人を繋げて淫魔さま」も触手モノ。
しかも百合えっちなんですねー。
肝心の「大崎志野」さんと淫魔「アルブ」の冒頭シーンが端折られていたので、いまいちどうなったのか分からず。
単純に女の子同士でのえっちパターンとなっており、まだ絡む触手とネタがうまく融合していない印象でした。
何が足りないのか不明ですが、ちょっと練り込み不足かな。
これは淫魔・触手をもっとグロテスクにしても良かったような気もします。
確かに隙間ネタだと思いますが、センセの独壇場だと思いますので、ぜひあとがきにあったアイデアを実現させて欲しいです。
続いて短編群。
なにげに、やたらめったら良いお話だった「明るいみらい」
ロリ少女とのえっちなんですが…6ページ目の「プロなんでしょ!!」という部分が良いです。
その通り。
タイツと白い下着の組み合わせで、しっかり脱がせなかったのは、さすが「無望菜志」センセですね。
「寒度良好」は、電車を待つカップルが”あまりに寒いので温めよう”という短編。
収録中でもっとも普通・健全(?)なカップルです。
逆に珍しい気もします(笑)
なお、こちらの「椎名」さんもタイツですが、破るパターンになってます。
なにげにカラー原稿があったのは、短編「しすたー失格」なのです。
こちらのヒロイン「園緒」さんは、キャラ的に先の「椎名さん」と同じツンデレっぽい感覚でした。
”シスターとのえっち”というシチュエーションが全てなお話ですねー。
乱れない線の絵柄。
灰色な濃淡のデジタル絵で、色としては適度なくらい。
お得意な触手など画面が賑やかでも安定感あるため、まとまって非常に見易いです。
四角っぽく大きい目のキャラ絵は、幅広な輪郭とふんわりとしたスタイルが特徴。
太くも細くもない、実に適度なラインの肉付き加減だと思います。
それより注目なのは、着物やスクール水着など服の質感。
さらにうねうね触手から、やっぱり「よろしく名木原くん」の液体表現など、絶妙な表現でえっちっぽかったです。
巧い方ですが個性は強めなので、判断は↓表紙・裏表紙、あるいは紹介帯のカット絵がいいでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・あちこち巧い方です。前巻からファンなので、どうにもなりません(笑)
・バラエティに富んだ内容。逆に言うと統一感はやや欠けています。
・「名木原くん」の2話目、「明るいみらい」の2話が牽引してますね。
合計: [14/15]
やっぱりどうにも残念なのは、あの↓表紙絵・あのタイトルで、表題作が3話だけということ。
あと、もう2話くらい読みたいです。
ただし、ほか中編・短編なども、出来栄え良いものが揃っていました。
これを機に、さらに各方面にて活躍される「無望菜志」センセの姿が頭に浮かぶようでした。
なんとなく。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・触手
・おまけ: あとがき、
カバー裏にカラー絵(中扉のリンク)・NANI-KURABE。
・その他: カラー(6P)、短編×9
(うち「剣より強し」×3、「よろしく名木原くん」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「無望菜志(なもなし)」センセの「剣より強し」です。
ようやく発見しました!
「Tentacle Lovers テンタクル・ラバーズ」でお馴染み「無望菜志」センセの新刊ですね。
紹介帯には、
「もちろん触手もありますよ♪」
なーんて描かれており、すっかりそっち系な漫画家さんとされてます。
(※色々とネタがありましたが、属性は目立つ”触手”としました)
これ「剣より強し」が2冊目でいいのかな。
前回はほぼ単行本の大部分が表題作となっていましたが、今回表題は3話だけで、ほか中編・短編という構成。
色々と楽しめるようになってます。
なお、中扉とカバー裏絵は同ポーズの別パターンとなっているため、ペラペラやると動画ちっくな感覚が味わえました。
お時間ある方はお試しください(笑)
※ヒロイン「なつさん」
まさに想像通りな方でした。特に3話がいいですよ。
↓表紙画像を見た時から期待大だった連続話「剣より強し」は3話収録。
父親の転勤がため、両親とも海外へ。
残った主人公「川上哲哉」くんは、夢のシングルライフを満喫できるかと期待していたんですが…しっかりお目付け役がいたのです。
同居することとなった「なつ」さんは、可愛らしい容姿と裏腹に古風な言動と生真面目な性格。
漫画やゲーム、えっちなものに至るまで封印されてしまっていたものの刀を振り回す彼女には逆らえず、くどくどと小言を言われる毎日でした。
しかし、見ていたえっちビデオに対して「くだらない」と切り捨てた彼女に対し、「やってみなきゃわかんないだろ!」と反撃を試みたのです。
…だいたいそんなお話。
スタンダードな武士系ヒロインとのラブコメですね。
王道でしたが、期待そのままな展開で読み易く、これで正解だと思います。
親の留守に同居して面倒を見る「なつさん」
この漫画、細かい設定告げられないまま始まっていたので、「哲哉くん」との関係はいまいち不明でした。
たぶん2人はこれが初対面。
おそらくは両親の依頼で同居し、家事ほか生活管理を担当しているのだと想像されます。
従姉妹とかご近所の娘さんというのは、どちらかで会うと思われるので違うでしょう。
「川上家の次期当主~」
「跡目として鍛えあげるのが私の仕事」
といった台詞が大袈裟でないものだとしたら、親同士に主従関係?
あるいは、単なる家政婦だったりして。
和服で常に刀を装備し、ソファーを真っ二つにしているところから、剣術は相当な腕前。
(※3話では「哲哉くん」に見切られていましたが)
控えめな胸とそちらに巻かれるサラシが良い感じです。
で、どうにも気になったのが、彼女の穿いてる下着について。
…ふんどし、でいいのかな?
調べてみたところ、最も近それっぽいのが「六尺褌(ろくしゃく・ふんどし)」
”巻き付けて締める”と書いてあったので、あのねじれ具合から察するにコレではないか、と。
実際は男子用みたいなんですけどねー。
逆にそんなんを着用してるのも、これまた素敵です。
のーぱんもいいですが、やっぱり白いのがチラっとした方が盛り上がりますよ。
また、足袋の足もいいです。つま先まで緊張した感じとか。
※「なつさん」はふんどし着用
この格好はまた恥ずかしいですねー。いいなぁ。
1話目は、前述した流れでのえっち勝負話。
合意で、しかもそーした娘が”我慢しようと頑張っている”のに、好き勝手でえっちできる、という羨ましい展開です。
あんな状態になっていながら、
「無意味でくだらない、行為です…」
とか言っていた「なつさん」
あまり受けたことがないだろう、「可愛い」という表現に戸惑ってしまう様も王道ですが期待通りです。
経験後という2話目。
独りえっちを公言していた「哲哉くん」の言を受け、試してみる「なつさん」という流れ。
一度経験してしまっただけ、やっぱり触ってみたくなるものでしょうね。
しかし、どうやら2人はあの後にえっち無かった様子。
普段の「なつさん」がああした調子であるためか、はたまた「哲哉くん」がちょっと変わっているのか。
別物である、という彼の主張は確かにその通りだと思いますけどね(笑)
寝床なので、唯一髪を下ろした「なつさん」が見られるお話になっています。
収録ではラストとなる3話。
ちょっとしたやり取りから、両腕を骨折してしまう「哲哉くん」
責任を感じた「なつさん」は、怪我が治るまで彼の言う事を聞くこととなってしまうのでした。
微妙に違う気しますが、”怪我の功名”っぽいお話。
彼女の普段着を裸エプロンとした挙句、一緒にAV観賞、果てはスクール水着を着せてのお風呂と展開していました。
「哲哉くん」、良い趣味です(笑)
前回からお尻に反応良く、こちらでもそんなえっちとなっていました。
いちおう明確にエンディングとはなっていなかったので、これは今後も続く…のかな。
ぜひ続きが見たいですよ。
やっぱり今回もありました、触手系統なお話「よろしく名木原くん」
文武両道、性格温厚という「名木原大薙(なぎはら・だいち)」くん。
女子からの人気も高い彼なんですが…どう見ても人間ではなかったのでした。
そんな彼と同じ美術部である「加藤巴」さんは、えっちな漫画を描く「桐山璃都(きりやま・りと)」さんのモデルとなるべく、「名木原くん」とえっちなことをするのです。
だいたいそんな感じ。
ラブ触手話ですね。
グロテスクな触手と比べ、確かに「名木原くん」は愛くるしい容姿なんですが…モテモテだそうです(笑)
全然悪くはないものの、正直なところ「Tentacle Lovers」ほどのインパクトはありません。
ヒロインが複数というくらい。
うーん、どうだろうなぁ…と、思っていたら続く2話目。
こっちのはスゴイ。
学校を休んだ彼のお見舞いに家を訪問した2人。
「夏場は時々溶けちゃうんですよ」
とか言っている「名木原くん」は、風呂場で液体状(ゲル状?)になっていたのです。
スクール水着で挑む「巴さん」
よく「キルタイムコミュニケーション」さんの漫画にあるような、スライムえっちっぽい展開です。
こちらは、スライムとのラブえっちパターンというところですか。
ちょうど彼の体内に浸かった状態となっているため、全身は無論のこと体内までぬっぽりたっぷり味わわれてしまうという、実に興味深い描写なのです。
お互い好意を抱いているので凌辱でもなく、中でゴボコボなってたりする非常に新しい感覚。
また漫画での”ぬるぬる・とろとろなゲル表現が絶妙”であったため、先の「なつさん」ですら霞みかねない、これまた完成度の高い作品に仕上がっていました。
かなりページ数を使っていたのには頭が下がります。
※左:加藤巴さん、右:「明るいみらい」の女の子
こちらが注目の液体描写です。とにかく必見!
なお、短編「二人を繋げて淫魔さま」も触手モノ。
しかも百合えっちなんですねー。
肝心の「大崎志野」さんと淫魔「アルブ」の冒頭シーンが端折られていたので、いまいちどうなったのか分からず。
単純に女の子同士でのえっちパターンとなっており、まだ絡む触手とネタがうまく融合していない印象でした。
何が足りないのか不明ですが、ちょっと練り込み不足かな。
これは淫魔・触手をもっとグロテスクにしても良かったような気もします。
確かに隙間ネタだと思いますが、センセの独壇場だと思いますので、ぜひあとがきにあったアイデアを実現させて欲しいです。
続いて短編群。
なにげに、やたらめったら良いお話だった「明るいみらい」
ロリ少女とのえっちなんですが…6ページ目の「プロなんでしょ!!」という部分が良いです。
その通り。
タイツと白い下着の組み合わせで、しっかり脱がせなかったのは、さすが「無望菜志」センセですね。
「寒度良好」は、電車を待つカップルが”あまりに寒いので温めよう”という短編。
収録中でもっとも普通・健全(?)なカップルです。
逆に珍しい気もします(笑)
なお、こちらの「椎名」さんもタイツですが、破るパターンになってます。
なにげにカラー原稿があったのは、短編「しすたー失格」なのです。
こちらのヒロイン「園緒」さんは、キャラ的に先の「椎名さん」と同じツンデレっぽい感覚でした。
”シスターとのえっち”というシチュエーションが全てなお話ですねー。
乱れない線の絵柄。
灰色な濃淡のデジタル絵で、色としては適度なくらい。
お得意な触手など画面が賑やかでも安定感あるため、まとまって非常に見易いです。
四角っぽく大きい目のキャラ絵は、幅広な輪郭とふんわりとしたスタイルが特徴。
太くも細くもない、実に適度なラインの肉付き加減だと思います。
それより注目なのは、着物やスクール水着など服の質感。
さらにうねうね触手から、やっぱり「よろしく名木原くん」の液体表現など、絶妙な表現でえっちっぽかったです。
巧い方ですが個性は強めなので、判断は↓表紙・裏表紙、あるいは紹介帯のカット絵がいいでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・あちこち巧い方です。前巻からファンなので、どうにもなりません(笑)
・バラエティに富んだ内容。逆に言うと統一感はやや欠けています。
・「名木原くん」の2話目、「明るいみらい」の2話が牽引してますね。
合計: [14/15]
やっぱりどうにも残念なのは、あの↓表紙絵・あのタイトルで、表題作が3話だけということ。
あと、もう2話くらい読みたいです。
ただし、ほか中編・短編なども、出来栄え良いものが揃っていました。
これを機に、さらに各方面にて活躍される「無望菜志」センセの姿が頭に浮かぶようでした。
なんとなく。
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tag : ラブコメスクール水着キルタイムコミュニケーション
■好きにしていいよ? (鶴田文学)
★まんがデーター [11/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ノスタルジー
・おまけ: あとがき漫画、ゲストページ、カバー裏にカラー別絵。
・その他: 初単行本、短編×9。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「鶴田文学(つるた・ぶんがく)」センセの「好きにしていいよ?」です。
発売表で名前を見て、最初に浮かんだのが「中山哲学」センセ。
似た雰囲気の名前だなぁ、って思っていたら…やっぱりゲストページにおられました。
「同じ釜の飯を食べた」
ということみたい。
なんだか、”なんちゃら一門”みたいで、こんなんも面白いですね!
次は「宮川蘭学」とか、そんな感じの名前な方がデビューしたりして(笑)
ちなみに余談をもう少々。
ゲストページには「いとうえい」センセ、「さいだ一明」センセが参加していたんですが…隅に描かれていた4コマが偶然か必然か同じネタでした。
「鶴田文学」センセはなかなか面白い感性をお持ちのようです。
次巻以降はそっち系でガンガン押してみるのもいいかもしれません。
※銭湯”沢の湯”の看板娘「沢村さん」
うーん、眼鏡かけてた方がいいかなぁ。
さて、そんなこんなで「好きにしていいよ?」は「鶴田文学」センセの初単行本。
全て短編での構成になっています。
明暗どちらもあり、母に姉、先輩から幼馴染みまで、幅広いヒロインです。
予想と違い、あまりぺかぺかとラブコメちっくではなかったですね。
こちらでの注目は…やっぱり銭湯漫画「湯のはな」でしょう。
近所の銭湯”沢の湯”の閉店ぎりぎりに滑り込んだ「勇太」くん。
店番をしていた子の厚意により、掃除・片付けをしながらの状況で入ることとなったのです。
会話から、その子は知り合いらしいと分かったんですが…ひょんなタイミングから、クラスメイトの女子「沢村」さんだと判明したのでした。
男子だと思っていた「勇太くん」の気軽に言った台詞を引き金に、なんとなく良いムードになり…と、だいたいそんなお話。
眼鏡、ショートカット、貧乳で、一人称が「ボク」という女の子とのえっち短編です。
キャラ設定に成功しているだけ、収録では群を抜いて魅力的な1話に仕上がっておりました。
たぶん、こちらだけで”単行本を買って良かった”としみじみ思えるでしょう。
ぜひ、彼女の再登場を希望します。
さて、そんな訳で色々な要素を持つヒロイン「沢村さん」
おそらく、3ページ目の一言でスイッチ・オンとなっていたのでしょう。
ノーブラ(そんな大きさですからね)なシャツと短パンという服装も、なかなかキャラに合っていて良い感じ。
(…掃除だからか)
図書館での”見上げパンチラ”と同じく、風呂場での”滑って胸タッチ”はお約束。
こちらの「勇太くん」は胸もそうなんですが、大事な部分にも(ひざで)タッチしてました。
性別の最終判断はなにげにそっちでしたねー(笑)
なかなか積極的で、中盤からの「沢村さん」は言動などやたら可愛く描かれています。
じっくりご覧ください。
ただ、眼鏡を外してしまったのは人によって良し悪しかも。
「いつもはお風呂のヘリでやるんだけどね」
…とか言っていたので、ぜひオンリー・プレイなパターンを見たいなぁ。
紹介帯にありました”どこか懐かしい”が当てはまるだろう、ノスタルジーな3話。
冒頭話「夏のオモイデ」はごくスタンダードな田舎帰省ネタ。
幼馴染みで妹のようだった「優子」さんがお見合いをすると聞いた主人公。
なんとなく居ても立っても居られず、3年ぶりに帰省したのでした。
これは…ページめくった際の「おかえり!タカちゃんっ!!」でしょう。
ロングの黒髪でセーラー服、麦わら帽子に揺れる胸。
コマもぶち抜きで良い感じでした。
思い出の川に立ち寄り、そこでえっちするという、実に王道なパターンとなっています。
ちなみにどうでもいいですが…うたた寝したならいいですが、溺れて気を失った彼女にえろい事するってーのは…どうなんだろ。
好きならなんでもオッケーか。
※左:優子さん、右:美春さんと参加していた女の子
新しい原稿の漫画は、非常に良質。ノスタルジーが表現されてます。
「シネマロマン」はえっち映画館でのお話。
憧れだったえっち映画館にこっそり入場した主人公。
しかし、映研部の先輩「美希」さんにつけられており、館内でばっちり目撃されてしまったのです。
「……手伝ってあげよか?」
えっち動画が気楽に見れる現代では、どうにも懐かしい感覚ですねー。
横で美人な先輩が手伝ってくれるならば言うコトなしですよ。
余裕ありそうでなかった「美希さん」が素敵。
最後まで可愛くまとまっていました。
男女のかくれんぼ話「鬼さんこちら」
一番年上な「美春」が始めた秘密の遊び。
かくれんぼの体ですが、”鬼は見つけた相手に何をしてもいい”と言うルールがあったのです。
舞台が神社ということもあり、なんだか…過去にあったいけないお遊び、みたいな空気が漂っていました。
簡単には、「美春さん」が集めたえっちサークルみたいな感じ。
いちおう絶対のルールもあったんですが、ちょうど微妙な年齢となっていた主人公「隼人」くんが暴走してしまう展開です。
うん、こんな経験は当然身に覚えない(笑)ですが、彼の気持ちは分かるなぁ。
ちょっと人生を狂わされたような、じんわり重いお話でした。
カップルだらけな夜の公園にて休憩する「戸田」くん。
その草陰で、下半身丸出しな女の子と遭遇したのです。
その場は人が来たため退散したんですが、次の日の学校にてクラスメイト「塩沢真奈」さんに声をかけられたのでした。
だいたいそんな導入の「PET it ONE娘」
いきなり四つん這いで放尿していた「真奈さん」
なかなかトンでもないヒロイン登場シーンが印象的です。
驚きのあまりか、直後の「戸田くん」の行動がちょっと可笑しいですね。
なんだか親切(?)っぽくて。
どうやら「真奈さん」は命令されたとかでなく、アレは自主的にやっていたようなんですが…彼女視点での話も見てみたいです。
「乳に願いを」は幼馴染みカップル。
「透」くんの部屋にて巨乳えっち本を発見してしまった「知佳」ちゃん。
「幼なじみの私に対する裏切りだわ」
という一言が妙に可笑しいです。
そんな彼女は、何も挟めないほどの悲しいサイズだったんですが、流れ星にお願いしたところ次の朝には巨乳になっていたのでした。
念願のバストを手に入れ、はしゃぐ「知佳ちゃん」が可愛いです。
それで自信も手にしたのか、あっさりえっちに持ち込んでおりました。
昔からずっと、とか言っていた「透くん」でしたが…あの場面では軽い台詞でしたねー。
※左:春香さん、右:真奈さん
人妻もふくよかでいい感じ。「真奈さん」は冒頭のインパクトが全てですね。
ほか、「ママ包」は母子の近親ネタ。
いちおう口で拒否を言っていましたが、ほとんど誘ってる感じ。
お話としては悪くないんですが、どうにもヒロインの髪型が気になってしまいました。
…うねうね独自に動きそうで。
ある意味、そちらは振り切ってしまうまで描かれているのでいいんですが、「アネオモイ」は初戦で終了なため読後感は微妙。
切っ掛けもあんなんでしたからね…。
姉弟の近親で、ちょっと好意を持っていた弟の友人も加わっての複数になっています。
「残り餓」も同じく姉弟の近親。
ただ、こちらは姉「春香」さんが結婚後、「香介」くんは大学受験という年齢なのでした。
好奇心から過去に関係のあった2人。
受験の下見で一泊した「香介くん」は、欲求不満だろう「春香さん」を察してえっちに持ち込むパターンです。
旦那の時とはまるで違う、彼女の表情に注目。
漫画のメイン部分(たぶん)だけあって、お口シーンはかなりじっくり・たっぷり描かれていました。
お好きな人は小躍り下さい。
強くふんわりとした曲線の絵柄。
くっきりとした濃淡で、よく描き込まれている濃い目な画面です。
怪しい部分があったものの比較的崩れは少なく、ややごっちゃりでしたが見辛さもありません。
キャラ絵は楕円で幅広な輪郭とスタイル、そして横長の目が特徴。
だいたい↓表紙のような、ぽよぽよ・むっちりなヒロインです。
もし縦長な目であったなら、いかにもという漫画絵なんですが…そうではなかったので、たまに妙なまでの色気を感じました。
まだ個性を確立しきっていないようでしたが、こちらを究めれば次のステージが見えてくるかもしれません。
絵柄はひでるさん好みの系統なので、今後も応援させて頂きます。
初単行本として見た場合、十分な安定感であったと思います。
カラーは微妙に雰囲気違うので、判断は紹介帯裏のカット絵、あるいは余裕あるならセンセのHPで確認できるのでオススメします。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・濃い目で個性はやや強め。時期の新しいものには安定感が出ていました。
・えっち短編ですが、しっかり読めてヒロインも魅力的です。
・「湯のはな」、「鬼さんこちら」が独特で良いです。もっと個性を発揮してもいいと思います。
合計: [11/15]
個人的には、なにゆえ表紙・裏表紙に「沢村さん」を起用しなかったのかが疑問。
…あ、ジャンルを混同する恐れがあるためかなぁ。
(あるいは出版社の意向?)
折り返し部分に描かれていましたが、やっぱり大きいカラー絵で見たかったですよ。
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・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ノスタルジー
・おまけ: あとがき漫画、ゲストページ、カバー裏にカラー別絵。
・その他: 初単行本、短編×9。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「鶴田文学(つるた・ぶんがく)」センセの「好きにしていいよ?」です。
発売表で名前を見て、最初に浮かんだのが「中山哲学」センセ。
似た雰囲気の名前だなぁ、って思っていたら…やっぱりゲストページにおられました。
「同じ釜の飯を食べた」
ということみたい。
なんだか、”なんちゃら一門”みたいで、こんなんも面白いですね!
次は「宮川蘭学」とか、そんな感じの名前な方がデビューしたりして(笑)
ちなみに余談をもう少々。
ゲストページには「いとうえい」センセ、「さいだ一明」センセが参加していたんですが…隅に描かれていた4コマが偶然か必然か同じネタでした。
「鶴田文学」センセはなかなか面白い感性をお持ちのようです。
次巻以降はそっち系でガンガン押してみるのもいいかもしれません。
※銭湯”沢の湯”の看板娘「沢村さん」
うーん、眼鏡かけてた方がいいかなぁ。
さて、そんなこんなで「好きにしていいよ?」は「鶴田文学」センセの初単行本。
全て短編での構成になっています。
明暗どちらもあり、母に姉、先輩から幼馴染みまで、幅広いヒロインです。
予想と違い、あまりぺかぺかとラブコメちっくではなかったですね。
こちらでの注目は…やっぱり銭湯漫画「湯のはな」でしょう。
近所の銭湯”沢の湯”の閉店ぎりぎりに滑り込んだ「勇太」くん。
店番をしていた子の厚意により、掃除・片付けをしながらの状況で入ることとなったのです。
会話から、その子は知り合いらしいと分かったんですが…ひょんなタイミングから、クラスメイトの女子「沢村」さんだと判明したのでした。
男子だと思っていた「勇太くん」の気軽に言った台詞を引き金に、なんとなく良いムードになり…と、だいたいそんなお話。
眼鏡、ショートカット、貧乳で、一人称が「ボク」という女の子とのえっち短編です。
キャラ設定に成功しているだけ、収録では群を抜いて魅力的な1話に仕上がっておりました。
たぶん、こちらだけで”単行本を買って良かった”としみじみ思えるでしょう。
ぜひ、彼女の再登場を希望します。
さて、そんな訳で色々な要素を持つヒロイン「沢村さん」
おそらく、3ページ目の一言でスイッチ・オンとなっていたのでしょう。
ノーブラ(そんな大きさですからね)なシャツと短パンという服装も、なかなかキャラに合っていて良い感じ。
(…掃除だからか)
図書館での”見上げパンチラ”と同じく、風呂場での”滑って胸タッチ”はお約束。
こちらの「勇太くん」は胸もそうなんですが、大事な部分にも(ひざで)タッチしてました。
性別の最終判断はなにげにそっちでしたねー(笑)
なかなか積極的で、中盤からの「沢村さん」は言動などやたら可愛く描かれています。
じっくりご覧ください。
ただ、眼鏡を外してしまったのは人によって良し悪しかも。
「いつもはお風呂のヘリでやるんだけどね」
…とか言っていたので、ぜひオンリー・プレイなパターンを見たいなぁ。
紹介帯にありました”どこか懐かしい”が当てはまるだろう、ノスタルジーな3話。
冒頭話「夏のオモイデ」はごくスタンダードな田舎帰省ネタ。
幼馴染みで妹のようだった「優子」さんがお見合いをすると聞いた主人公。
なんとなく居ても立っても居られず、3年ぶりに帰省したのでした。
これは…ページめくった際の「おかえり!タカちゃんっ!!」でしょう。
ロングの黒髪でセーラー服、麦わら帽子に揺れる胸。
コマもぶち抜きで良い感じでした。
思い出の川に立ち寄り、そこでえっちするという、実に王道なパターンとなっています。
ちなみにどうでもいいですが…うたた寝したならいいですが、溺れて気を失った彼女にえろい事するってーのは…どうなんだろ。
好きならなんでもオッケーか。
※左:優子さん、右:美春さんと参加していた女の子
新しい原稿の漫画は、非常に良質。ノスタルジーが表現されてます。
「シネマロマン」はえっち映画館でのお話。
憧れだったえっち映画館にこっそり入場した主人公。
しかし、映研部の先輩「美希」さんにつけられており、館内でばっちり目撃されてしまったのです。
「……手伝ってあげよか?」
えっち動画が気楽に見れる現代では、どうにも懐かしい感覚ですねー。
横で美人な先輩が手伝ってくれるならば言うコトなしですよ。
余裕ありそうでなかった「美希さん」が素敵。
最後まで可愛くまとまっていました。
男女のかくれんぼ話「鬼さんこちら」
一番年上な「美春」が始めた秘密の遊び。
かくれんぼの体ですが、”鬼は見つけた相手に何をしてもいい”と言うルールがあったのです。
舞台が神社ということもあり、なんだか…過去にあったいけないお遊び、みたいな空気が漂っていました。
簡単には、「美春さん」が集めたえっちサークルみたいな感じ。
いちおう絶対のルールもあったんですが、ちょうど微妙な年齢となっていた主人公「隼人」くんが暴走してしまう展開です。
うん、こんな経験は当然身に覚えない(笑)ですが、彼の気持ちは分かるなぁ。
ちょっと人生を狂わされたような、じんわり重いお話でした。
カップルだらけな夜の公園にて休憩する「戸田」くん。
その草陰で、下半身丸出しな女の子と遭遇したのです。
その場は人が来たため退散したんですが、次の日の学校にてクラスメイト「塩沢真奈」さんに声をかけられたのでした。
だいたいそんな導入の「PET it ONE娘」
いきなり四つん這いで放尿していた「真奈さん」
なかなかトンでもないヒロイン登場シーンが印象的です。
驚きのあまりか、直後の「戸田くん」の行動がちょっと可笑しいですね。
なんだか親切(?)っぽくて。
どうやら「真奈さん」は命令されたとかでなく、アレは自主的にやっていたようなんですが…彼女視点での話も見てみたいです。
「乳に願いを」は幼馴染みカップル。
「透」くんの部屋にて巨乳えっち本を発見してしまった「知佳」ちゃん。
「幼なじみの私に対する裏切りだわ」
という一言が妙に可笑しいです。
そんな彼女は、何も挟めないほどの悲しいサイズだったんですが、流れ星にお願いしたところ次の朝には巨乳になっていたのでした。
念願のバストを手に入れ、はしゃぐ「知佳ちゃん」が可愛いです。
それで自信も手にしたのか、あっさりえっちに持ち込んでおりました。
昔からずっと、とか言っていた「透くん」でしたが…あの場面では軽い台詞でしたねー。
※左:春香さん、右:真奈さん
人妻もふくよかでいい感じ。「真奈さん」は冒頭のインパクトが全てですね。
ほか、「ママ包」は母子の近親ネタ。
いちおう口で拒否を言っていましたが、ほとんど誘ってる感じ。
お話としては悪くないんですが、どうにもヒロインの髪型が気になってしまいました。
…うねうね独自に動きそうで。
ある意味、そちらは振り切ってしまうまで描かれているのでいいんですが、「アネオモイ」は初戦で終了なため読後感は微妙。
切っ掛けもあんなんでしたからね…。
姉弟の近親で、ちょっと好意を持っていた弟の友人も加わっての複数になっています。
「残り餓」も同じく姉弟の近親。
ただ、こちらは姉「春香」さんが結婚後、「香介」くんは大学受験という年齢なのでした。
好奇心から過去に関係のあった2人。
受験の下見で一泊した「香介くん」は、欲求不満だろう「春香さん」を察してえっちに持ち込むパターンです。
旦那の時とはまるで違う、彼女の表情に注目。
漫画のメイン部分(たぶん)だけあって、お口シーンはかなりじっくり・たっぷり描かれていました。
お好きな人は小躍り下さい。
強くふんわりとした曲線の絵柄。
くっきりとした濃淡で、よく描き込まれている濃い目な画面です。
怪しい部分があったものの比較的崩れは少なく、ややごっちゃりでしたが見辛さもありません。
キャラ絵は楕円で幅広な輪郭とスタイル、そして横長の目が特徴。
だいたい↓表紙のような、ぽよぽよ・むっちりなヒロインです。
もし縦長な目であったなら、いかにもという漫画絵なんですが…そうではなかったので、たまに妙なまでの色気を感じました。
まだ個性を確立しきっていないようでしたが、こちらを究めれば次のステージが見えてくるかもしれません。
絵柄はひでるさん好みの系統なので、今後も応援させて頂きます。
初単行本として見た場合、十分な安定感であったと思います。
カラーは微妙に雰囲気違うので、判断は紹介帯裏のカット絵、あるいは余裕あるならセンセのHPで確認できるのでオススメします。
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・濃い目で個性はやや強め。時期の新しいものには安定感が出ていました。
・えっち短編ですが、しっかり読めてヒロインも魅力的です。
・「湯のはな」、「鬼さんこちら」が独特で良いです。もっと個性を発揮してもいいと思います。
合計: [11/15]
個人的には、なにゆえ表紙・裏表紙に「沢村さん」を起用しなかったのかが疑問。
…あ、ジャンルを混同する恐れがあるためかなぁ。
(あるいは出版社の意向?)
折り返し部分に描かれていましたが、やっぱり大きいカラー絵で見たかったですよ。
好きにしていいよ? (メガストアコミックスシリーズ No. 239) (2009/11/19) 鶴田文学 商品詳細を見る |
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