■みこたん~巫女さまは女子高生~ (倉上淳士)
★まんがデーター [7/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■□□□
・独創性:■■□□□
・属性 : 妖怪・コメディー
・おまけ: カバー裏に別絵。
・その他: 8話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「倉上淳士(くらがみ・あつし)」センセの「みこたん ~巫女さまは女子高生~ 1巻」です。
久しぶりですね。
「倉上淳士」センセの漫画は…なんだか忘れましたが、昔読んでいます。
その時も全体的に合わなかったんですねー。
ずっとご無沙汰だったんですが、それなのに最新刊「みこたん ~巫女さまは女子高生~」がなぜ手元にあるのか?
察しの良い方はなんとなく想像つくでしょう。
買う本が多くなかったこともそうなんですが、巫女と書いてあったからですね。わはは。
紹介帯には「巫女漫画界激震!!」とか書いてありました。
…巫女漫画界なんてモノがあるかどうかは置いといて、これでは激震しないかなぁ。
※「夜野とばり」、中央が「朝霧かすみ」
うーん、キャラとしても違うんですよねー…この「とばりさん」
目つきの悪い女子高生「夜野とばり」
セクシー水着にて夏に彼氏をゲットするべく、購入資金集めのバイトを捜しておりました。
友人「朝霧かすみ」に依頼していた募集は間に合わず、彼女の祖父が神主をしている神社のバイトに参加することとしたのです。
その内容は単純な倉庫整理でしたが、うっかりお札が剥がれたことで百年ぶりに妖怪「九尾の狐」が復活してしまったのでした。
実は”聖なる血統”であった「とばりさん」は、「かすみ」に憑依した妖怪の撃退に見事成功。
退散はさせたものの逃亡されてしまったため、妖怪を封じるべく「とばりさん」の闘いが始まるのでした。
だいたいそんな導入部。
妖怪撃退アクション漫画ですが…いちおう売りとしてはセクシー描写。
まぁ、ごくごく軽いもんでしたが。
各話それぞれに別ヒロインが登場し、妖怪に憑依された彼女らと対決するのが基本の流れです。
肝心の対決シーン。
乗っ取られた女の子らは単なる妖怪コスプレみたいな風情になっており、2話メイド喫茶でのお話にて、店員を乗っ取った猫又は単なる猫耳キャラ。
4話でのウサギはそのままバニーガールのような容姿となっておりました。
そんな訳で、退治せんとする「とばりさん」が男子らの抵抗にあったりもしています。
こうした反応というのは、いかにも現代的で楽しいですね。
妖怪らは覇王として世界に君臨しようと目論んでいましたけれど…こっち路線で行けばすんなり支持を集められそうな気もしました。
ただ、そうしたコメディー描写がため、アクションが生ぬるいです。
特に妖怪らのバカバカしさが軽さに拍車をかけており、「とばりさん」のピンチなどあまりにも迫力がなさ過ぎ。
こんな中途半端な戦闘シーンであるのなら、もっとえっち方面で押した方が良かったと思います。
7話ではいちおう修行を始める描写もありましたが…その必要はあるのかなぁ。
あるいは、もっと早い段階でそんなん差し込むべきでしたか。
※左:猫又、右:ウサギ
妖怪変化な描写です。
そう、はっきり言って主人公「とばりさん」は血筋がそっち系というだけで、単なる女子高生なのです。
巫女さんではないんですねー。
1話はバイトの関係から巫女服をオマケ的に着ていましたが、それも短期だけのもの。
その後の各話はほぼ日常描写なのでした。
メイド服からスクール水着、あるいはブルマとコスプレちっくな色はあったんですが…サブタイトルから想像するに、読者がそれを期待しているのかは微妙かも。
性格的にも巫女ちっくでないのだから、せめて格好くらいはそれっぽくしてほしかったなぁ。
だいたい、全ての切っ掛けとなったバイトの倉庫整理。
危険だと認識しているのに、2人に任せて立ち会いもしなかった神主はかなりいい加減。
あんなん素人にやらせちゃーダメでしょう。
封印も「とばりさん」に任せきりで、傍観者のように振る舞っていましたが…アンタが責任もってやんなさい(笑)
柔らかな細線の絵柄。
色の薄いあっさり系で、線画という風情です。
絵に強弱があり、しっかり描かれているところもあるんですが、手入れ前みたいなコマも多いのです。
そういう個性なんでしょうけれど、バランス感も微妙で気になります。
独特の間とテンポあり、もろもろ含めて好き嫌いの分かれる漫画だと思います。
判断は↓表紙そのままで良いでしょう。
ストーリー的なものは弱く、妖怪退治という重みはありません。
軽いサービスシーンも期待と差が大きく、コメディーとしても微妙なものでした。
うん、ひでるさんはやっぱり合いませんね。
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】
・絵 :■■■□□
・話 :■■□□□
・独創性:■■□□□
・属性 : 妖怪・コメディー
・おまけ: カバー裏に別絵。
・その他: 8話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「倉上淳士(くらがみ・あつし)」センセの「みこたん ~巫女さまは女子高生~ 1巻」です。
久しぶりですね。
「倉上淳士」センセの漫画は…なんだか忘れましたが、昔読んでいます。
その時も全体的に合わなかったんですねー。
ずっとご無沙汰だったんですが、それなのに最新刊「みこたん ~巫女さまは女子高生~」がなぜ手元にあるのか?
察しの良い方はなんとなく想像つくでしょう。
買う本が多くなかったこともそうなんですが、巫女と書いてあったからですね。わはは。
紹介帯には「巫女漫画界激震!!」とか書いてありました。
…巫女漫画界なんてモノがあるかどうかは置いといて、これでは激震しないかなぁ。
※「夜野とばり」、中央が「朝霧かすみ」
うーん、キャラとしても違うんですよねー…この「とばりさん」
目つきの悪い女子高生「夜野とばり」
セクシー水着にて夏に彼氏をゲットするべく、購入資金集めのバイトを捜しておりました。
友人「朝霧かすみ」に依頼していた募集は間に合わず、彼女の祖父が神主をしている神社のバイトに参加することとしたのです。
その内容は単純な倉庫整理でしたが、うっかりお札が剥がれたことで百年ぶりに妖怪「九尾の狐」が復活してしまったのでした。
実は”聖なる血統”であった「とばりさん」は、「かすみ」に憑依した妖怪の撃退に見事成功。
退散はさせたものの逃亡されてしまったため、妖怪を封じるべく「とばりさん」の闘いが始まるのでした。
だいたいそんな導入部。
妖怪撃退アクション漫画ですが…いちおう売りとしてはセクシー描写。
まぁ、ごくごく軽いもんでしたが。
各話それぞれに別ヒロインが登場し、妖怪に憑依された彼女らと対決するのが基本の流れです。
肝心の対決シーン。
乗っ取られた女の子らは単なる妖怪コスプレみたいな風情になっており、2話メイド喫茶でのお話にて、店員を乗っ取った猫又は単なる猫耳キャラ。
4話でのウサギはそのままバニーガールのような容姿となっておりました。
そんな訳で、退治せんとする「とばりさん」が男子らの抵抗にあったりもしています。
こうした反応というのは、いかにも現代的で楽しいですね。
妖怪らは覇王として世界に君臨しようと目論んでいましたけれど…こっち路線で行けばすんなり支持を集められそうな気もしました。
ただ、そうしたコメディー描写がため、アクションが生ぬるいです。
特に妖怪らのバカバカしさが軽さに拍車をかけており、「とばりさん」のピンチなどあまりにも迫力がなさ過ぎ。
こんな中途半端な戦闘シーンであるのなら、もっとえっち方面で押した方が良かったと思います。
7話ではいちおう修行を始める描写もありましたが…その必要はあるのかなぁ。
あるいは、もっと早い段階でそんなん差し込むべきでしたか。
※左:猫又、右:ウサギ
妖怪変化な描写です。
そう、はっきり言って主人公「とばりさん」は血筋がそっち系というだけで、単なる女子高生なのです。
巫女さんではないんですねー。
1話はバイトの関係から巫女服をオマケ的に着ていましたが、それも短期だけのもの。
その後の各話はほぼ日常描写なのでした。
メイド服からスクール水着、あるいはブルマとコスプレちっくな色はあったんですが…サブタイトルから想像するに、読者がそれを期待しているのかは微妙かも。
性格的にも巫女ちっくでないのだから、せめて格好くらいはそれっぽくしてほしかったなぁ。
だいたい、全ての切っ掛けとなったバイトの倉庫整理。
危険だと認識しているのに、2人に任せて立ち会いもしなかった神主はかなりいい加減。
あんなん素人にやらせちゃーダメでしょう。
封印も「とばりさん」に任せきりで、傍観者のように振る舞っていましたが…アンタが責任もってやんなさい(笑)
柔らかな細線の絵柄。
色の薄いあっさり系で、線画という風情です。
絵に強弱があり、しっかり描かれているところもあるんですが、手入れ前みたいなコマも多いのです。
そういう個性なんでしょうけれど、バランス感も微妙で気になります。
独特の間とテンポあり、もろもろ含めて好き嫌いの分かれる漫画だと思います。
判断は↓表紙そのままで良いでしょう。
ストーリー的なものは弱く、妖怪退治という重みはありません。
軽いサービスシーンも期待と差が大きく、コメディーとしても微妙なものでした。
うん、ひでるさんはやっぱり合いませんね。
みこたん巫女さまは女子高生 (1) MiChao!KC(KCデラックス) (KCデラックス) (2009/02/06) 倉上 淳士 商品詳細を見る |
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】