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■ティアーズ・トゥ・ティアラ 花冠の大地 (城爪草)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : ゲーム原作ファンタジー
・おまけ: カバー裏にラフ絵、イラストギャラリー。
・その他: 原作「アクアプラス」、折り返しにコメント、カラー(4P)、
      4話収録、現在は1巻まで発売中。
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「城爪草(しろつめくさ)」センセの「ティアーズ・トゥ・ティアラ 花冠の大地 1巻」です。

読み終わるまで1巻完結だと思ってましたが…ちゃんと巻数表記あるじゃない。
デザインちっくだったので、見逃していました。

こちらのブログでは成年系「子猫あげます」、ちょっとオススメできませんが「われは剣王っ!!」などを紹介しております、「城爪草」センセ。
たぶん5冊目の「ティアーズ・トゥ・ティアラ 花冠の大地」ですが、当然ながらセンセだったので買いました。
その時は気付きませんでしたが、実は原作が「アクアプラス」ということでプレステ3にて発売されていたシミュレーションRPGの漫画版なのでした。
プレステ3から所持してないひでるさんは、毎度のことながらゲームは未プレイ
アニメにまでなっていたようですが、そっちも見ていません。
…というか、存在すら知りませんでした。
へーこんなん出してたんだー「アクアプラス」さん、という感覚ですね。

魔王「アロウン」一行
※魔王「アロウン」一行
 前衛・支援2名ずつと、なかなかバランス良いチームです。

しかし色々調べてみたところ、PCにて発売されていた「ティアーズ・トゥ・ティアラ」が元々のゲームであるようです。
そちらの発売は05年で、やっぱり18禁
だーいぶ雰囲気違っていましたが、見比べるとさすがにプレステ3の絵は今風な感じの仕上がりでしたねー。
正直、ゲーム部分は旧タイプのが好みな感じでしたが…まぁ、どーでもいいか。
ともかく、そんな感じによく分かっていないひでるさん。
単純に漫画だけの感想として書かせて頂きます。

神聖帝国・首席司教の「ドルウク」は魔王を復活させ、支配者となることを画策。
部隊を引き連れ、古代王国の末裔がいると考えられるエリン島の村を急襲したのでした。
一方、”宣託の巫女”「リアンノン」は事前にその危機を察知。
兄「アルサル」ほか戦士らを狩りへ向かわせ、また残っていた女子供をキノコ狩りに出し、1人村に残って犠牲となった彼女は捕縛されてしまうのです。
こうして生け贄となってしまった「リアンノン」は、「アルサル」の決死の救出も間に合わず、ついに魔王「アロウン」を目覚めさせてしまったのでした。
…と、だいたいそんな流れ。

剣と魔法のファンタジー世界な漫画です。
もともとがシミュレーションRPGということから察するに、じわじわと登場キャラが増えていくのかなぁ。
単行本でも、後半から賢者「オガム」、そして妖精族「リムリス」、「エルミン」らが加わっておりました。
なお、さすがに元PCゲームがためか、女の子率は高い感じです。

宣託の巫女「リアンノン」
※宣託の巫女「リアンノン」
 当初は左な感じでしたが…なかなかおもろい娘です。

いきなり目前にて、魔王復活という最終局面のような大イベントで始まる、なかなかびっくりの展開
”破滅をもたらす魔王”とか言っておりました。
いま一歩及ばず、雰囲気的には「間に合わなかった…」とか絶望するような場面だと思うんですが…盛りあがる「ドルウク」は置いといて、周辺にいた兵士とか神官らはノーリアクション
あそこは、動揺するとかなんとかあってもいいのではないかなぁ。
また、救出に現れた「アルサル」が妹に固執しているあまり、魔王の存在は完全に無視されておりました。
彼の性格から考えて、魔王復活より妹の奪還が大事であるのはそうなんでしょうけれど…そうした理由がためか緊張感なく、やや拍子抜け
うーん、もっと怖がろうよ。

また、魔王と畏怖されてきた「アロウン」
雰囲気としては完全に普通の人間。
性格的にも極端な感じはなく、せいぜい口が悪い程度でした
…というか、見ていると案外お人好しな感じもありましたねー。
過去に色々とあったらしく、彼の正体については今後お話の中で語られていくのでしょう。
そんな「アロウン」がまた気になるんですよ。
確か彼は千年以上もの間眠っていた筈なんですが…とりあえず描かれているところでは、無難に生活をしておりました。
ためしに軽く日本の千年前を調べたところ、時は平安時代の長保二年(1000)
「藤原定子(ふじわらの・ていし)」と「藤原彰子(ふじわらの・しょうし)」がそれぞれ皇后と中宮となり、「一帝二后」が実現したという、なんと、偶然に「暴れん坊少納言/かかし朝浩」な時代でした。
へー、と納得したところで話を戻して、普通千年も経過していればかなり非常識な存在になっていると思うんですが…まぁいいか。
そんなん描いてたらページ足らなくなっちゃいますし。

妖精族「リムリス」、「エルミン」
※妖精族「リムリス」、「エルミン」
 ↓下で言っているのはこのシーンですね。

メインストーリーは魔王「アロウン」が目覚めて、ゲール族の長となり、アヴァロンの地に落ち着いたところまで。
おそらく、まだぜんぜん導入部分ですよね。
端折ることなくしっかりと描かれていたようだったので、後はこの漫画がどこまで続いていくかでしょう。
なお、なにげに面白かったのは日常のコメディー部分。
半ば強引に嫁の座におさまった「リアンノン」、船を略奪された責任うんぬん、そして緊張した空気を一気に乱した先の妖精族ら2人まで、実にいい感じでした。
特にヒロイン「リアンノン」は覚悟を決めていただろう初登場時と異なり、普通に嫁となって喋る彼女はなかなかはっちゃけた、おもろい娘でした
”儚い女性”というイメージが砕け散りましたよ。
(※紹介帯に描かれた笑顔の雰囲気そのままですねー)

すっきりと安定した線の絵柄。
適度な濃淡と描き込み具合ですね。
特にバランスは良好で、非常に見易いと思います。
安定感あり、また「城爪草」センセの絵はさほど癖が強くないため、こちらの問題はほぼないでしょう。
さきほどHPを見てきましたが、プレステ3の原作絵をうまーく漫画にしておりました。
おそらく、原作ファンの方も違和感ないのではないかなぁ

やや敷居は高めな感覚です。
ファンタジー世界なので全体像を理解する必要があり、また登場しているカタカナはテキトーに読むと訳が分からなくなります。
こういう漫画はじっくり読むのがいいでしょう。
おっちゃんのために、あらすじとかキャラ紹介は2巻以降に絶対ほしいですね。

また、なにげにびっくりしたのが、わざわざもくじ項目のあった巻末のイラストギャラリー。
…これ、1ページだけなのね(笑)

ティアーズ・トゥ・ティアラ-花冠の大地 1 (MFコミックス アライブシリーズ)ティアーズ・トゥ・ティアラ-花冠の大地 1 (MFコミックス アライブシリーズ)
(2009/06/23)
アクアプラス

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※ゲームはこんな感じ。
ティアーズ・トゥ・ティアラ 外伝-アヴァロンの謎-(初回限定版:「ビジュアルカードコレクション」、「卓上カレンダー」、「カスタマウスパッド」同梱) 特典 スペシャルCD「アロウン様の大魔王ラジオ」付きティアーズ・トゥ・ティアラ 外伝-アヴァロンの謎-(初回限定版:「ビジュアルカードコレクション」、「卓上カレンダー」、「カスタマウスパッド」同梱) 特典 スペシャルCD「アロウン様の大魔王ラジオ」付き
(2009/09/17)
PLAYSTATION 3

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tag : ゲーム原作ファンタジーアクアプラスシミュレーション平安時代コメディー

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