■げーむ部! (かたせなの)
★まんがデーター [7/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■□□□□
・独創性:■■□□□
・属性 : 部活動・コメディー
・おまけ: あとがき、合間にネタ絵、
かずのこ画4コマ、カバー裏に4コマ。
・その他: 折返しにネタ絵、4話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「かたせなの」センセの「げーむ部! 1巻」です。
紹介しようと考えていた漫画があるんですが…それっぽかったので「お寺さんぽ」の方にしてみました。
神様とかに興味ある方は、ちと覗いて頂ければ幸いです。
書きづらいので、こちらではやりません。
さて、本日は成年系「初恋lesson」を過去に紹介しております「かたせなの」センセ。
2冊目の単行本「げーむ部!」は初の一般系。
えー、単純に絵柄だけではほぼ問題ありません。
よくある可愛いヒロインが大挙して登場することに傾注された漫画です。
そのため、お話としてはそれなり。
漫画について、”期待する部分がどこになるか”で評価は変わってくるでしょう。
後で気付きましたが、だいたい↓表紙・裏表紙のテンションで判断できるかもしれません。
(※紹介帯があると下部分は隠れているでしょうけど)
※左:高崎真菜、右:七乃瀬香
女の子の可愛さはカンペキです。
桜の台高等学校が舞台。
そちらの手芸部は、部長「榊和泉」ほか同人誌を制作している「高崎真菜」、「藤沢悠紀」などのメンバーがため、ほぼ漫画研究部という混在内容でした。
人数も申請したものと異なっていたため、生徒会長「西森カスミ」の指示によって生徒会「若宮千里」から廃部通知を出されてしまうのでした。
それを受け入れざるを得なかった「真菜」は、新たに”ゲーム部”の立ち上げを宣言。
しかし、”1ヶ月後までにゲームを完成させ、生徒会がそれを判断する”という条件を出されてしまうのです。
さて、どうなる?
ゆるーい部活動漫画。
基本はコメディーですが、なんだか思い出したように別ジャンルが割り込む印象です。
いちおう”1ヶ月後までにゲームを完成させる”という大目的があるものの、それに向かって進む訳ではありません。
例えばゲーム制作を通して意中の彼女と接近するとか、部員一致団結していくとか、その大変さを知るとか、業界話が織り込まれるとか、はたまた人間的に成長するとか…などの要素は皆無。
特にコレというお話ないままだらだらと続くので、何をしたいのかよくわかりませんでした。
読者関係なく、画面の向こうで好き勝手にされているような感覚ですね。
どこかで見かけたような登場キャラたちも同様。
似せるのは別に悪くないと思います。
だいたいフォーマットはある程度決まっているでしょうから。
ただ、オリジナリティにまで昇華されていないため、”こうした系統にありがちなキャラを勢ぞろいさせただけ”という感じがしました。
残念ながら設定の妙もありません。
廃部通知を出される前後付近(1話)
前半にあれだけはっちゃけていたのが、廃部通知を出されて急にシリアスっぽくなるのが違和感ありあり。
もともと廃部になるような活動しかしてないじゃない。
(※届けは手芸部だし)
また、漫画は”部活に全力投球”という頑張る系ではないので、変に大仰な感じでした。
2話目でも「こんなことで終わらせたくない」とかぐずるシーンがありましたが、意味不明。
仲間と離されることでなく、そこまで部にこだわる必要はないと思うんですが…。
部費のため?部室のため?
仲間と一緒にいたいなら、部屋もあるようだし同好会でいいじゃない。
もともと大目的なく、お遊びで集まっているような感覚なのに。
※左:妹「藤沢美悠」、右:生徒会長「西森カスミ」
小さい生徒会長です。パンチラ…ではなく足元の台に注目。
そんな訳で、タイトルになっている「ゲーム部」立ち上げ部分はまるで盛り上がりません。
だいたい、活動内容にも問題を指摘されている身分でありながら、その目前で手芸・漫画研究を活動に付加していく時点でおかしいでしょ。
余計な活動がさらに増えただけのこと。
また、立ち上げを高らかに宣言したものの、まるでその知識がなかった「真菜さん」
現実にはあり得ないバカさ加減ですが…こんなんはよくあるパターンなので省略。
「素人が1か月で作ることを考えたら」
そんな前フリがあったにも関わらず、美少女ゲームはまーだいいとして、”壮大な歴史もの”とか真顔で言う部長「榊和泉」は正気なのか疑います。
揉めている向こうで○×をしている「悠紀くん」もなんなんだか分かりません。
さらに、ゲームについて調べた結果、「1か月でも十分完成できるみたいだな」という結論になっていました。
確かにピンキリとは思いますが、絵・シナリオ・プログラム・音…とか言ってたのに、どこを調べてそんなん導き出したんでしょう?
役割を決めただけであっさり解散してしまうのも危機感なし。
やる気あんのか。
都合良く部室に登場し、あっさり決まる顧問とか、数合わせのため居合わせた妹を入部させる流れとか、お話の核部分がゆるゆるな状態なので、キャラにも興味がいきません。
喋らず看板で意思を伝える「蒼井藤乃」、可愛い女の子好きな教師「桜なつみ」、”幼女”と言われる小さい生徒会長「西森カスミ」、兄にラブラブな義理の兄妹で同学年の妹「藤沢美悠」…など、人数は多いんですがそれぞれ掘り下げが浅い。
普通に「高崎真菜」、「藤沢悠紀」を中心としたラブコメにした方が正解だったように思います。
「悠紀くん」周辺はほぼハーレム状態なので、誘惑にはこと欠かないでしょうから…。
ちなみに、3話でいきなり差し込まれていた副部長「七乃瀬香」との着替え鉢合わせシーン。
こんなん好みなんですが、サービス路線では手遅れ。
えっちコメディーでいってほしかったなぁ。
女の子の可愛らしさは一級品で、絵柄については良好。
ただ、お話もあってかガチャガチャとした印象で、何度かページを戻って確認する必要がありました。
テンポはあまり良くないですね。
前述しているように、あまりキャラを掘り下げないまま多くの女の子が登場するため、誰が誰やら分からないこともありました。
気になったのが、落差ある極端なコメディー崩し部分。
これがたまならいいんですけど、結構頻繁にありました。
前述しました期待する部分が「絵」であった場合、邪魔に感じるかもしれません。
お話ではオススメできる要素なく、絵が好きなファン向け漫画ですかね。
この漫画で、カラー原稿がなかったのは、ちょっと意外。
最大の売りポイントだと思うんですが…。
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・絵 :■■■■□
・話 :■□□□□
・独創性:■■□□□
・属性 : 部活動・コメディー
・おまけ: あとがき、合間にネタ絵、
かずのこ画4コマ、カバー裏に4コマ。
・その他: 折返しにネタ絵、4話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「かたせなの」センセの「げーむ部! 1巻」です。
紹介しようと考えていた漫画があるんですが…それっぽかったので「お寺さんぽ」の方にしてみました。
神様とかに興味ある方は、ちと覗いて頂ければ幸いです。
書きづらいので、こちらではやりません。
さて、本日は成年系「初恋lesson」を過去に紹介しております「かたせなの」センセ。
2冊目の単行本「げーむ部!」は初の一般系。
えー、単純に絵柄だけではほぼ問題ありません。
よくある可愛いヒロインが大挙して登場することに傾注された漫画です。
そのため、お話としてはそれなり。
漫画について、”期待する部分がどこになるか”で評価は変わってくるでしょう。
後で気付きましたが、だいたい↓表紙・裏表紙のテンションで判断できるかもしれません。
(※紹介帯があると下部分は隠れているでしょうけど)
※左:高崎真菜、右:七乃瀬香
女の子の可愛さはカンペキです。
桜の台高等学校が舞台。
そちらの手芸部は、部長「榊和泉」ほか同人誌を制作している「高崎真菜」、「藤沢悠紀」などのメンバーがため、ほぼ漫画研究部という混在内容でした。
人数も申請したものと異なっていたため、生徒会長「西森カスミ」の指示によって生徒会「若宮千里」から廃部通知を出されてしまうのでした。
それを受け入れざるを得なかった「真菜」は、新たに”ゲーム部”の立ち上げを宣言。
しかし、”1ヶ月後までにゲームを完成させ、生徒会がそれを判断する”という条件を出されてしまうのです。
さて、どうなる?
ゆるーい部活動漫画。
基本はコメディーですが、なんだか思い出したように別ジャンルが割り込む印象です。
いちおう”1ヶ月後までにゲームを完成させる”という大目的があるものの、それに向かって進む訳ではありません。
例えばゲーム制作を通して意中の彼女と接近するとか、部員一致団結していくとか、その大変さを知るとか、業界話が織り込まれるとか、はたまた人間的に成長するとか…などの要素は皆無。
特にコレというお話ないままだらだらと続くので、何をしたいのかよくわかりませんでした。
読者関係なく、画面の向こうで好き勝手にされているような感覚ですね。
どこかで見かけたような登場キャラたちも同様。
似せるのは別に悪くないと思います。
だいたいフォーマットはある程度決まっているでしょうから。
ただ、オリジナリティにまで昇華されていないため、”こうした系統にありがちなキャラを勢ぞろいさせただけ”という感じがしました。
残念ながら設定の妙もありません。
廃部通知を出される前後付近(1話)
前半にあれだけはっちゃけていたのが、廃部通知を出されて急にシリアスっぽくなるのが違和感ありあり。
もともと廃部になるような活動しかしてないじゃない。
(※届けは手芸部だし)
また、漫画は”部活に全力投球”という頑張る系ではないので、変に大仰な感じでした。
2話目でも「こんなことで終わらせたくない」とかぐずるシーンがありましたが、意味不明。
仲間と離されることでなく、そこまで部にこだわる必要はないと思うんですが…。
部費のため?部室のため?
仲間と一緒にいたいなら、部屋もあるようだし同好会でいいじゃない。
もともと大目的なく、お遊びで集まっているような感覚なのに。
※左:妹「藤沢美悠」、右:生徒会長「西森カスミ」
小さい生徒会長です。パンチラ…ではなく足元の台に注目。
そんな訳で、タイトルになっている「ゲーム部」立ち上げ部分はまるで盛り上がりません。
だいたい、活動内容にも問題を指摘されている身分でありながら、その目前で手芸・漫画研究を活動に付加していく時点でおかしいでしょ。
余計な活動がさらに増えただけのこと。
また、立ち上げを高らかに宣言したものの、まるでその知識がなかった「真菜さん」
現実にはあり得ないバカさ加減ですが…こんなんはよくあるパターンなので省略。
「素人が1か月で作ることを考えたら」
そんな前フリがあったにも関わらず、美少女ゲームはまーだいいとして、”壮大な歴史もの”とか真顔で言う部長「榊和泉」は正気なのか疑います。
揉めている向こうで○×をしている「悠紀くん」もなんなんだか分かりません。
さらに、ゲームについて調べた結果、「1か月でも十分完成できるみたいだな」という結論になっていました。
確かにピンキリとは思いますが、絵・シナリオ・プログラム・音…とか言ってたのに、どこを調べてそんなん導き出したんでしょう?
役割を決めただけであっさり解散してしまうのも危機感なし。
やる気あんのか。
都合良く部室に登場し、あっさり決まる顧問とか、数合わせのため居合わせた妹を入部させる流れとか、お話の核部分がゆるゆるな状態なので、キャラにも興味がいきません。
喋らず看板で意思を伝える「蒼井藤乃」、可愛い女の子好きな教師「桜なつみ」、”幼女”と言われる小さい生徒会長「西森カスミ」、兄にラブラブな義理の兄妹で同学年の妹「藤沢美悠」…など、人数は多いんですがそれぞれ掘り下げが浅い。
普通に「高崎真菜」、「藤沢悠紀」を中心としたラブコメにした方が正解だったように思います。
「悠紀くん」周辺はほぼハーレム状態なので、誘惑にはこと欠かないでしょうから…。
ちなみに、3話でいきなり差し込まれていた副部長「七乃瀬香」との着替え鉢合わせシーン。
こんなん好みなんですが、サービス路線では手遅れ。
えっちコメディーでいってほしかったなぁ。
女の子の可愛らしさは一級品で、絵柄については良好。
ただ、お話もあってかガチャガチャとした印象で、何度かページを戻って確認する必要がありました。
テンポはあまり良くないですね。
前述しているように、あまりキャラを掘り下げないまま多くの女の子が登場するため、誰が誰やら分からないこともありました。
気になったのが、落差ある極端なコメディー崩し部分。
これがたまならいいんですけど、結構頻繁にありました。
前述しました期待する部分が「絵」であった場合、邪魔に感じるかもしれません。
お話ではオススメできる要素なく、絵が好きなファン向け漫画ですかね。
この漫画で、カラー原稿がなかったのは、ちょっと意外。
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