■ぽぽんが劇場 (のぞみ侑海)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・明暗
・おまけ: あとがき、イラスト、一部加筆修正(?)
・その他: 短編×7、カラー(12P)、初単行本。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「のぞみ侑海」センセの「ぽぽんが劇場」です。
いきなりですが、HPはない…のかな。残念。
名前で検索したところ、「のぞみ侑海」センセは結構人気もあるようでした。
知ってますか?
さて、こちら「ぽぽんが劇場」は1997年9月が初版。
もう書店店頭では見かけないでしょう。
古本屋であったらラッキー。
他に「少女の日」という、2冊目の単行本が出ています。こちらは2001年10月が初版。
どーでもいいですが、えらくゆったりなペースですね。
アマゾンに画像もありますし、そちら紹介するんでも良かったんですが、特徴の一つであろう”暗い話”がないのでやめました。
全体の話としてもひでるさんは「ぽぽんが劇場」のが好きですし。
という訳で、こちら。
タイトルにあるような、ぽわぽわとした陽だまりのような暖かいコメディーから、暗く冷たいサスペンスが収録されています。
その、どちらも話が巧い方です。えっちはオマケですね。
例えば、ギャグ色の強い「恋するきもち」
これはセンセ独特な間と雰囲気をよく感じられる漫画です。
終始ストーリーの主導権を握るヒロインの「京子ちゃん」はマイペースで捉えどころない娘。それでいて実はしたたかに計算しているという、いい性格です。
(※おまけばーじょんでの後日談でそれが窺い知れます)
例えば、完全犯罪な「天使は笑う」
同じ素朴でほんわかした絵柄がふっと冷たくなると、純粋な笑みが悪魔のそれに変わります。
じんわりとした怖さですね。
そんな収録作品の中でも「桜」は秀逸。
田舎の学校へ赴任した新米教師「明穂」が生徒「水無月小夜」によって狂わされるサスペンス序章、みたいなつくり。
↑こんな感じで、生徒の「水無月小夜」に無視され続けるんですね。その理由は……。
明穂先生がちょっとミステリアスな水無月さんによって堕ちていく様が丁寧に描かれ、ラストをふっと切ることでぞくぞくっとした恐怖を残します。
どれも直接「死」を描いていませんが、そのイメージだけはしっかり植え付けられるところがミソです。
※おまけでもうひとカット。告白シーン。
絵柄ははっきりとした濃い線で、4コマ漫画と少女漫画と成年漫画を足して平均化したようなもの。
あっさり気味ですが、全体としては黒めです。
キャラは黒目が大きく、なんだか旧ミッキーのようにも見えます。
↓表紙絵は…タイトルもそうですが、まるで判断材料にはなりません(笑)
正直巧くない人だと思います。
ちなみに「少女の日」の表紙絵は彩色が別の方であるためか、まるで別人の絵。
こちらも判断にはなりません。↑上に添付した漫画絵を参考に。
はっきり言って個性が強いので、人を選ぶと思います。
どうやら漫画は続けておられるようですが、単行本収集に精を出すひでるさんにとってはだーいぶご無沙汰。
早く3冊目出ないかなー。
ぽぽんが劇場 / のぞみ 侑海
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・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・明暗
・おまけ: あとがき、イラスト、一部加筆修正(?)
・その他: 短編×7、カラー(12P)、初単行本。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「のぞみ侑海」センセの「ぽぽんが劇場」です。
いきなりですが、HPはない…のかな。残念。
名前で検索したところ、「のぞみ侑海」センセは結構人気もあるようでした。
知ってますか?
さて、こちら「ぽぽんが劇場」は1997年9月が初版。
もう書店店頭では見かけないでしょう。
古本屋であったらラッキー。
他に「少女の日」という、2冊目の単行本が出ています。こちらは2001年10月が初版。
どーでもいいですが、えらくゆったりなペースですね。
アマゾンに画像もありますし、そちら紹介するんでも良かったんですが、特徴の一つであろう”暗い話”がないのでやめました。
全体の話としてもひでるさんは「ぽぽんが劇場」のが好きですし。
という訳で、こちら。
タイトルにあるような、ぽわぽわとした陽だまりのような暖かいコメディーから、暗く冷たいサスペンスが収録されています。
その、どちらも話が巧い方です。えっちはオマケですね。
例えば、ギャグ色の強い「恋するきもち」
これはセンセ独特な間と雰囲気をよく感じられる漫画です。
終始ストーリーの主導権を握るヒロインの「京子ちゃん」はマイペースで捉えどころない娘。それでいて実はしたたかに計算しているという、いい性格です。
(※おまけばーじょんでの後日談でそれが窺い知れます)
例えば、完全犯罪な「天使は笑う」
同じ素朴でほんわかした絵柄がふっと冷たくなると、純粋な笑みが悪魔のそれに変わります。
じんわりとした怖さですね。
そんな収録作品の中でも「桜」は秀逸。
田舎の学校へ赴任した新米教師「明穂」が生徒「水無月小夜」によって狂わされるサスペンス序章、みたいなつくり。
↑こんな感じで、生徒の「水無月小夜」に無視され続けるんですね。その理由は……。
明穂先生がちょっとミステリアスな水無月さんによって堕ちていく様が丁寧に描かれ、ラストをふっと切ることでぞくぞくっとした恐怖を残します。
どれも直接「死」を描いていませんが、そのイメージだけはしっかり植え付けられるところがミソです。
※おまけでもうひとカット。告白シーン。
絵柄ははっきりとした濃い線で、4コマ漫画と少女漫画と成年漫画を足して平均化したようなもの。
あっさり気味ですが、全体としては黒めです。
キャラは黒目が大きく、なんだか旧ミッキーのようにも見えます。
↓表紙絵は…タイトルもそうですが、まるで判断材料にはなりません(笑)
正直巧くない人だと思います。
ちなみに「少女の日」の表紙絵は彩色が別の方であるためか、まるで別人の絵。
こちらも判断にはなりません。↑上に添付した漫画絵を参考に。
はっきり言って個性が強いので、人を選ぶと思います。
どうやら漫画は続けておられるようですが、単行本収集に精を出すひでるさんにとってはだーいぶご無沙汰。
早く3冊目出ないかなー。
ぽぽんが劇場 / のぞみ 侑海
少女の日 のぞみ 侑海 (2001/10) コアマガジン この商品の詳細を見る |
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