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■むにゅっ娘Hiスクール (加瀬大輝)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき・各話解説、カバー裏に「実はこの漫画~」、
      描き下ろし「むにゅっ娘Hiスクール反省会の巻」
・その他: 初単行本、12話収録(全て表題作・1巻完結)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「加瀬大輝(かせ・だいき)」センセの「むにゅっ娘Hiスクール」です。

アマゾンのレビューで知りました。
Xbox360」は壊れる確率高いようですね。
ウチのも赤リング出てしまいました。
ほとんど起動していないというのに…なんだかなぁ。
北斗無双」がやりたかったんですが、買い換えてもすぐまた壊れそうだし、諦めかな。
どうせやる時間ないだろうし。

さて、本日は「加瀬大輝」センセ。
こちらの「むにゅっ娘Hiスクール」が初単行本だそうです。
一言で言うなら、ラブコメ漫画ですね。
掲載時タイトルは「占い鵜呑み少女・美沙」ということで、彼女を中心とした長編漫画なのでした。
前半ははっちゃけ度合い強く、ヒロイン「美沙」さんを中心に周囲を次々と巻き込んでいくような感覚。
しかし、これが中盤あたりでカップルが出来ると、キャラが絞られて恋愛ストーリーっぽくなっていくのでした…。

占い好きな「美沙さん」
※占い好きな「美沙さん」
 とにかく前半はこの調子でオモロイ娘。

電車内で痴漢に遭ってしまう「美沙さん」
しかし、その相手「祥晃(よしあき)」が好みなタイプであり、また”意外な人物の運命的アプローチ、自分から攻めるのが吉”という占い結果がため、逆に彼をホテルへ誘うのでした…。
そんなんが導入の1話「意外な人って痴漢!?」

漫画通してのヒロイン「美沙さん」は、占い好きもそうですが、かなりはっちゃけたキャラ。
誘った後、痴漢相手も引くくらいにノリノリな様が素敵です。
改めてよく見てみると、”大胆に攻めるのが吉”とTVの占い結果を勝手に脳内で変化させているのに注目。
まるで短編のようなオチでした。

↓表紙にも描かれるサブヒロイン「真紀」ちゃん登場の2話「ラブリーアイテムは×××なグッズ」
なかなか不幸な様が描かれていましたが、まったく関係のない占い結果までスラスラ答えていた「美沙さん」がスゴイです。
漫画ではブルマな「真紀ちゃん」のマッサージ機えっちなんですが、続いて登場した「祥晃くん」にはびっくり。
彼もレギュラーだったんですね!
ここで「美沙さん」も当然のように参加しておりました。
ちなみに、カラー部分ではたいてい彼女と2人で描かれていること多かったんですが、本編ではこのエピソード以外にありません。
占いを盲信する「美沙さん」の極端さが描かれる3話「御奉仕の相手は占い師」
水晶占い師「イナラゥ」は”占い評論歴10年”という彼女の見立てでは、かなりベタベタな感じ。
それで爆笑していた筈なのに、占われた途端それを真剣に受け止めていました
適当に言う「イナラゥ」もどうかと思いますが、まるで疑わない「美沙さん」は相当に変な娘。
さすがにかわいそうだなぁ(2つの意味で)」
とか言われていました。
実際に赤点6教科で夏休みが補習で潰れているなど、残念な感じなのです。

4話は「予言鵜呑み少女現る」ということで、予言好きなツインテールキャラ「香織」ちゃんのお話。
いわば外伝的なエピソード。
彼女が信じる予言では大地震が来るらしく、避難のため体育館に彼氏「徹」くんと寝泊まる流れでした。
誰もが呆れて敬遠する中、唯一「美沙さん」のみ真に受けていた様が楽しいです。
なんというか、断定されるとそれに流されちゃう娘なのかな
今回の「香織ちゃん」もなかなか残念な感じで、友人は避難させようとしていたものの、家族についてはすっかり忘れたりしていました。

真紀ちゃん、水晶占い師「イナラゥさん」・制服ver
※左:真紀ちゃん、右:水晶占い師「イナラゥさん」・制服ver
 制服の「イナラゥさん」が可愛かったです。

漫画の雰囲気がちょっと変わるのは、5話「花占いで美沙GET大作戦!」あたりから。
こちらが初登場という「杉田大輔」は「美沙さん」とは小学校からの付き合い。
目付きの悪さで必要以上に恐れられてしまう「大輔くん」でしたが、普通に接してくる彼女のことがいつからか気になっていたのです。
一計を案じた彼は、あらかじめ数を数えておいた花占いで見事「美沙さん」をその気にさせることに成功したものの、即えっちを求められてしまったのでした。
…こんなんでも信じるのねぇ。
ほぼ幼馴染みという2人ですから、お互い憎からず思っていたことでしょう。
もともとえっち好きで抵抗感もなく、また今回は昔からの感情もあってか、ノリノリなのでした。
6話「こっち向いてよお兄ちゃん」は久しぶりな「祥晃くん」とその妹「由理」ちゃん。
タイトルそのまま「由理ちゃん」の主役回で、こちらも本編ストーリーからはやや外れた外伝的なお話です。
いまだ「美沙さん」、「真紀ちゃん」らと続いていた彼。
それを物陰から伺っていた、お兄ちゃん好きな「由理ちゃん」が可愛いのです。
添い寝でドキドキする描写もいいですねー。
オチは正直すぐに分かっちゃいました。

そちらから直接続く、7話「真紀の告白」
「祥晃くん」視点での「由理ちゃん」に注目下さい。
うん、実際はああしたものでしょう(※前回はラブフィルターなのかな)
こちらは「真紀ちゃん」からの告白話で、公園えっち。
見事カップル成立となるんですが、ちらほら「美沙さん」が影響していました。
こうして、8話「絶叫!見せつけゴンドラH」では「美沙・大輔」、「真紀・祥晃」という両カップルが遊園地に(偶然)集結。
えー、ここからは詳細書くとつまんないので伏せますが、「大輔くん」の気持ちはよく分かります。
物語のポイントというべき、ラストページに注目です。

ヒロイン「美沙さん」
※ヒロイン「美沙さん」(左:1話、右:12話)
 比較サンプルです。こうして見ると…ぜんぜん違いますわねぇ。

以降は完全に4名での恋愛漫画。
前半でのおバカっぷりがまるで嘘のように、「美沙さん」は心揺れ動く正ヒロインとして描かれています
まぁ、前半での軽さがため、じわじわとしたこのあたりの重さが良く感じるのかもしれません。
当人以外のが察しいいのはお約束かな。
核心を抉るような、「真紀ちゃん」の一言、
それ、本気で言ってる?
…が印象的です。
なお、10話「それでも僕はやっている」にて「祥晃くん」はだーいぶ久しぶりに元の性癖(1話ね)を発揮するんですが、その相手が水晶占い師「イナラゥさん」とは解説を見るまで気付きませんでした。
あれってバイトだったのかねぇ。

極細な線のすっきり絵。
デジタル塗りで濃淡は適度からやや薄めというところ。
じっくり見ると若干ふわふわとした所もありましたが、目立つ大崩れはしていません。
初単行本ではあるものの個性は確立され、比較的安定しておりました。
当初から巧かったですが、後半になるにつれて洗練されていった印象ですね
次の単行本が楽しみ。
コメディー崩れが大きく、ここはちょっと人を選びそう。
(※ストーリーの流れもあり、後半は少なくなってます)
バランスの良いふんわりとしたスタイルで、可愛らしいキャラ絵。
だいたい↓表紙などカラー絵と雰囲気の変化はないため、判断はそちらで良いでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・巧い方でした。特に後半は、より綺麗にまとまっていました。
・まるで別の漫画みたいでしたが、それぞれは良いと思います。
・とにかく目立つヒロイン「美沙さん」が牽引してました。
合計:[11/15]
全体的には、やはりガチャガチャとして不安定です。
カバー裏によると、前半部分のストーリーを考えたのが別の方だったらしく、結果行き当たりばったりな漫画となっていました。
後半の恋愛描写はひでるさん的には非常に良かったので、ぜひ次は「加瀬大輝」センセのみでのストーリーが読みたいです。

むにゅっ娘Hiスクール

むにゅっ娘Hiスクール (ジュネットコミックス サンコミックスシリーズ)


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tag : ラブコメツインテールコメディー

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