■誘惑チェリー (赤井丸乃進)
★まんがデーター [11/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき、描き下ろし「Laid Back」、
カバー裏に別絵・収録作品へのツッコミ。
・その他: 初単行本、カラー(4P)、短編×13
(うち「亜美さんシリーズ」×2、「早苗さんシリーズ」×2、
「好美さんシリーズ」×3)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「赤井丸乃進(あかい・まるのしん)」センセの「誘惑チェリー」です。
なかなか調子が戻りません。
疲れた際には甘い物がいいらしい、ということで、本日はベタベタな甘さのある漫画です。
こちら「誘惑チェリー」は「赤井丸乃進」センセの初単行本。
実にあまーい、ラブコメな漫画集。
2話くらいずつ別シチュエーションがあったほか、ちらほらと各作品に繋がりもありました。
※左:亜美さん、右:吉川早苗さん
貧乏な「亜美さん」とお嬢さまな「早苗さん」です。
”どちらかと言えないくらい貧乏”というヒロイン「亜美」さん。
放課後と土日はアルバイト漬けな毎日だったんですが、それも家計を助けるためという、なかなか切実なものでした。
そんな彼女と付き合う「睦美」くん。
常にお付きがおり、また家では多数のメイドが控えるというお金持ちのお坊ちゃんだったのです。
「おぼっちゃまと私」、「メイド彼女」はそうした連続話。
どーでもいいですが…「亜美さん」、イイ男捕まえましたねー。
しかも明らかに「睦美くん」のがラブラブなのでした。
むむ、どーやって手なずけたんだろう。
バイト中だった彼女のためわざわざ人を向かわせ、家へと招いています。
ラブラブです。
2話目「メイド彼女」はそんな彼女をメイドとして雇うお話。
…な、なるほど。
1日だけのバイトをする「亜美さん」のため、わざわざメイド服を特注させていました。
(※超ミニスカートです)
ほぼ何もしなくても良さそうなお気楽バイトなんですが、さすがは苦労人。
タダで給料をもらえることに抵抗を感じていましたよ。
漫画はコメディーなので楽しく描かれていましたが、ちょっと2人の感覚には差があり過ぎ。
女の子は順応早そうなので、両者の関係を見る限り「亜美さん」の尻に敷かれそうね。
「据え膳食べてもらえるようにがんばるから!」
そうした台詞が可笑しい「吉川早苗」さんは地元でも有名なお嬢さま学校に通う生粋のお嬢様。
文化祭で彼女と出会った風紀委員「静」くんというカップル話「お嬢様と俺」、「彼女が×××に着替えたら」
こちらはヒロイン側がお金持ちというパターン。
いちおう自分が普通と思っているものの、ほわほわと呑気なテンションな彼女。
今日は家族がいないと家に誘う「早苗さん」
そこで彼女の言った一言が冒頭のそれ。
なかなか面白い娘さんです。
2話目は逆に、彼女を家へ呼ぶパターン。
しかし、楽しみな日の当日に熱を出して倒れていた癖そのまま、約束の日に「静くん」は熱を出して倒れてしまったのでした。
家族出払うなか、「早苗さん」は演劇部から借りてきたというナース服を着て登場するのです。
「それはもちろん看病するからでしょう?」
とか言ってました。
…どこからあの服着てたんだろう。
※太田好美さん
漫画のメインヒロインですね。ミニスカートは慣れないようです。
続く「かわいいひと」、「かわいいふたり」の2話は「静くん」の兄、剣道部の部長「江宮」くん。
”真面目で頑固”、”堅物”などと評されていた彼と新体操部の「太田好美」さんというカップルです。
「好美さん」は新体操部なんですが、それっぽい服装はありません。
期待した方は残念賞。
(※全般的にセンセはそうしたフェチっぽさのない方です)
もともとざっくばらんな口を聞くような間柄でしたけど、ちょっとした切っ掛けから保健室えっちとなるのでした。
「キス位でうるさいなぁ」
そうした、独特なテンションの「好美さん」が可愛いですね。
「江宮くん」があーした方なので、良い方法だったと思います。
なお、彼女は2タイプの髪型があるのでお楽しみに。
周囲の女子らにデートを段取りされる「かわいいふたり」は「好美さん」視点。
「あんたは何でそー女子力低いのよ!」
カップルとなれただけで満足していた「好美さん」
しかし、そうしたのほほんとした感覚は、話題に飢える友人らに総攻撃されてしまうのでした。
「情緒がない」とか言われてますね。
ひどいなぁ。
両脇を固められ、ずるずると引きずられる「好美さん」が可愛いです。
服装からデートプラン、果ては下着までプロデュースされておりました。
…誰か尾行してそうです。
なお、描き下ろし「Laid Back」も人気があったらしいこちらのカップル話。
これは初詣のエピソードなんですが、晴着の下はのーぱんだったのでした。
「ノーパンは一際心許ないよねぇ!」
そうぶっちゃけていた「好美さん」
相変わらずで心地よいですね。
ラブラブな2人をご堪能下さい。
そんな「好美さん」がゲストで登場している「YES-NO」
ヒロイン「成実」さんらしき娘が「かわいいふたり」に見えますね。
普段は真面目(地味)として知られる、図書委員「高木」くんとのえっちでした。
これはやっぱり冒頭部分ですねー。
※左:保健委員「夏目さん」、右:幼馴染み「真理ちゃん」
ヒロインらは非常に可愛らしく描かれていました。
「放課後ラプソディ」、「すてきなキッカケ」もキャラがかぶる同一世界な短編。
前者は「松本直」と委員長。
好きだった娘に呼び出された「松本くん」は、自らが留年かどうかの間際にいることを知らされた(※知らなかったのね)のでした。
そんな訳で、週の半分は委員長のスパルタ教育となるのです。
まぁ、わざわざ勉強見てくれるってのはそういうことですね。
なかなか可愛らしい事を言っていました。
後者は小さい先輩、保健委員「夏目」さんと「結城」くん。
「松本くん」と並ぶ「結城くん」は1ヶ月で10回以上という保健室の常連。
保健医不在のため、対応してくれた「夏目さん」に一目惚れをしたのです。
血が出た、縫ったなどに喜ぶ彼とは正反対に、血が苦手な「夏目さん」
涙目で震えながら手当をしたくれた彼女を好きになる、というのは何だか分かる気がしますね。
袖を折っている白衣が良い感じでした。
ほか、「Baby after you」はカラー4ページのショート。
「まゆみ」ちゃんとのエプロンえっち漫画になってます。
付き合っている「藤子」さんでしたが、なぜか胸は見せても触らせてもくれなかったのです。
そんな「君の秘密」
実は巨乳だったというネタなんですが、小学生の頃から結構な大きさだったとか。
…ううん、いいねぇ。
サラシ巻いたりしてました。
幼馴染み「真理」ちゃんと「円」くんの「Bloomin!」
無邪気に「お兄ちゃん」とか慕ってくる彼女。
あの感じは…親しいだけ、ちょっと手を出し辛いですよねー。
柔らかな細線のふんわりとした絵柄。
そこそこ白比率があり、濃淡としては薄め。
すっきりで線画という風情です。
バランス良く崩れはないものの、その画風もあって乱れて見える箇所がありました。
ほぼ問題の無い程度ですが、そこが人を選ぶポイントかもしれません。
小さい鼻と丸い黒目の可愛らしい人物絵。
男女とも皆似た感じなんですね。
ヒロインそのまま、漫画もキュートな仕上がりになっています。
その分、インパクトとしてはやや弱いかもしれません。
カラーとの違いはありますが、だいたい↓表紙・裏表紙の判断で良いでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・基本として問題無いです。もう少し上を目指して欲しいです。
・やや過ぎるくらいの甘さが優しい漫画でした。
・今回の収録では、なかなか良いキャラが揃ったと思います。
合計:[11/15]
ラブコメ好きを直撃するだろう、良い単行本でした。
短編同士の同一世界漫画を広げてくれたら嬉しいですね。
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】
・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき、描き下ろし「Laid Back」、
カバー裏に別絵・収録作品へのツッコミ。
・その他: 初単行本、カラー(4P)、短編×13
(うち「亜美さんシリーズ」×2、「早苗さんシリーズ」×2、
「好美さんシリーズ」×3)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「赤井丸乃進(あかい・まるのしん)」センセの「誘惑チェリー」です。
なかなか調子が戻りません。
疲れた際には甘い物がいいらしい、ということで、本日はベタベタな甘さのある漫画です。
こちら「誘惑チェリー」は「赤井丸乃進」センセの初単行本。
実にあまーい、ラブコメな漫画集。
2話くらいずつ別シチュエーションがあったほか、ちらほらと各作品に繋がりもありました。
※左:亜美さん、右:吉川早苗さん
貧乏な「亜美さん」とお嬢さまな「早苗さん」です。
”どちらかと言えないくらい貧乏”というヒロイン「亜美」さん。
放課後と土日はアルバイト漬けな毎日だったんですが、それも家計を助けるためという、なかなか切実なものでした。
そんな彼女と付き合う「睦美」くん。
常にお付きがおり、また家では多数のメイドが控えるというお金持ちのお坊ちゃんだったのです。
「おぼっちゃまと私」、「メイド彼女」はそうした連続話。
どーでもいいですが…「亜美さん」、イイ男捕まえましたねー。
しかも明らかに「睦美くん」のがラブラブなのでした。
むむ、どーやって手なずけたんだろう。
バイト中だった彼女のためわざわざ人を向かわせ、家へと招いています。
ラブラブです。
2話目「メイド彼女」はそんな彼女をメイドとして雇うお話。
…な、なるほど。
1日だけのバイトをする「亜美さん」のため、わざわざメイド服を特注させていました。
(※超ミニスカートです)
ほぼ何もしなくても良さそうなお気楽バイトなんですが、さすがは苦労人。
タダで給料をもらえることに抵抗を感じていましたよ。
漫画はコメディーなので楽しく描かれていましたが、ちょっと2人の感覚には差があり過ぎ。
女の子は順応早そうなので、両者の関係を見る限り「亜美さん」の尻に敷かれそうね。
「据え膳食べてもらえるようにがんばるから!」
そうした台詞が可笑しい「吉川早苗」さんは地元でも有名なお嬢さま学校に通う生粋のお嬢様。
文化祭で彼女と出会った風紀委員「静」くんというカップル話「お嬢様と俺」、「彼女が×××に着替えたら」
こちらはヒロイン側がお金持ちというパターン。
いちおう自分が普通と思っているものの、ほわほわと呑気なテンションな彼女。
今日は家族がいないと家に誘う「早苗さん」
そこで彼女の言った一言が冒頭のそれ。
なかなか面白い娘さんです。
2話目は逆に、彼女を家へ呼ぶパターン。
しかし、楽しみな日の当日に熱を出して倒れていた癖そのまま、約束の日に「静くん」は熱を出して倒れてしまったのでした。
家族出払うなか、「早苗さん」は演劇部から借りてきたというナース服を着て登場するのです。
「それはもちろん看病するからでしょう?」
とか言ってました。
…どこからあの服着てたんだろう。
※太田好美さん
漫画のメインヒロインですね。ミニスカートは慣れないようです。
続く「かわいいひと」、「かわいいふたり」の2話は「静くん」の兄、剣道部の部長「江宮」くん。
”真面目で頑固”、”堅物”などと評されていた彼と新体操部の「太田好美」さんというカップルです。
「好美さん」は新体操部なんですが、それっぽい服装はありません。
期待した方は残念賞。
(※全般的にセンセはそうしたフェチっぽさのない方です)
もともとざっくばらんな口を聞くような間柄でしたけど、ちょっとした切っ掛けから保健室えっちとなるのでした。
「キス位でうるさいなぁ」
そうした、独特なテンションの「好美さん」が可愛いですね。
「江宮くん」があーした方なので、良い方法だったと思います。
なお、彼女は2タイプの髪型があるのでお楽しみに。
周囲の女子らにデートを段取りされる「かわいいふたり」は「好美さん」視点。
「あんたは何でそー女子力低いのよ!」
カップルとなれただけで満足していた「好美さん」
しかし、そうしたのほほんとした感覚は、話題に飢える友人らに総攻撃されてしまうのでした。
「情緒がない」とか言われてますね。
ひどいなぁ。
両脇を固められ、ずるずると引きずられる「好美さん」が可愛いです。
服装からデートプラン、果ては下着までプロデュースされておりました。
…誰か尾行してそうです。
なお、描き下ろし「Laid Back」も人気があったらしいこちらのカップル話。
これは初詣のエピソードなんですが、晴着の下はのーぱんだったのでした。
「ノーパンは一際心許ないよねぇ!」
そうぶっちゃけていた「好美さん」
相変わらずで心地よいですね。
ラブラブな2人をご堪能下さい。
そんな「好美さん」がゲストで登場している「YES-NO」
ヒロイン「成実」さんらしき娘が「かわいいふたり」に見えますね。
普段は真面目(地味)として知られる、図書委員「高木」くんとのえっちでした。
これはやっぱり冒頭部分ですねー。
※左:保健委員「夏目さん」、右:幼馴染み「真理ちゃん」
ヒロインらは非常に可愛らしく描かれていました。
「放課後ラプソディ」、「すてきなキッカケ」もキャラがかぶる同一世界な短編。
前者は「松本直」と委員長。
好きだった娘に呼び出された「松本くん」は、自らが留年かどうかの間際にいることを知らされた(※知らなかったのね)のでした。
そんな訳で、週の半分は委員長のスパルタ教育となるのです。
まぁ、わざわざ勉強見てくれるってのはそういうことですね。
なかなか可愛らしい事を言っていました。
後者は小さい先輩、保健委員「夏目」さんと「結城」くん。
「松本くん」と並ぶ「結城くん」は1ヶ月で10回以上という保健室の常連。
保健医不在のため、対応してくれた「夏目さん」に一目惚れをしたのです。
血が出た、縫ったなどに喜ぶ彼とは正反対に、血が苦手な「夏目さん」
涙目で震えながら手当をしたくれた彼女を好きになる、というのは何だか分かる気がしますね。
袖を折っている白衣が良い感じでした。
ほか、「Baby after you」はカラー4ページのショート。
「まゆみ」ちゃんとのエプロンえっち漫画になってます。
付き合っている「藤子」さんでしたが、なぜか胸は見せても触らせてもくれなかったのです。
そんな「君の秘密」
実は巨乳だったというネタなんですが、小学生の頃から結構な大きさだったとか。
…ううん、いいねぇ。
サラシ巻いたりしてました。
幼馴染み「真理」ちゃんと「円」くんの「Bloomin!」
無邪気に「お兄ちゃん」とか慕ってくる彼女。
あの感じは…親しいだけ、ちょっと手を出し辛いですよねー。
柔らかな細線のふんわりとした絵柄。
そこそこ白比率があり、濃淡としては薄め。
すっきりで線画という風情です。
バランス良く崩れはないものの、その画風もあって乱れて見える箇所がありました。
ほぼ問題の無い程度ですが、そこが人を選ぶポイントかもしれません。
小さい鼻と丸い黒目の可愛らしい人物絵。
男女とも皆似た感じなんですね。
ヒロインそのまま、漫画もキュートな仕上がりになっています。
その分、インパクトとしてはやや弱いかもしれません。
カラーとの違いはありますが、だいたい↓表紙・裏表紙の判断で良いでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・基本として問題無いです。もう少し上を目指して欲しいです。
・やや過ぎるくらいの甘さが優しい漫画でした。
・今回の収録では、なかなか良いキャラが揃ったと思います。
合計:[11/15]
ラブコメ好きを直撃するだろう、良い単行本でした。
短編同士の同一世界漫画を広げてくれたら嬉しいですね。
誘惑 チェリー (ポプリコミックス65) (2010/02/25) 赤井丸乃進 商品詳細を見る |
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】