■年刊中年チャンプ 合併号 (中年)
★まんがデーター [11/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・コメディー
・おまけ: あとがき。
・その他: 短編×12。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「中年(ちゅうねん)」センセの「年刊中年チャンプ 合併号」です。
前巻「年刊中年チャンプ」は2008年7月のこと。
そちらに続く「中年」センセの2冊目「年刊中年チャンプ 合併号」です。
巻末のあとがきには驚きました。
そちらに期間が空いていた理由まで書かれていたんですが、しばらくは休筆となるようです。
良いことも、悪いことも…たまに漫画を通じて、人生を垣間見ることがあります。
色々大変だったようでした。
お疲れさまでした。
※左:篠崎茜、右:坂井まどか
なぜかブルマな「茜ちゃん」でした。性格でてますね。
そんな訳で、「年刊中年チャンプ 合併号」は全て短編での構成。
お休みの時期もあり、収録は06年から10年までと各話には開きがあります。
雰囲気はだいたい同じですが、差を感じるかと思います。
特に新しい原稿ですかねー。
「8月15日」はネタ・えっち的に好きな系統でしたが、もう1話「伊藤さん」はやや見辛い印象がありました。
いつもと順序逆になっていますが、このまま絵の話題を続けます。
さらりとした細線の絵柄。
濃淡ではすっきりとしているものの、小さく・細かいコマ割りで描き込み多く、またテキストも多め。
かなりごっちゃりとしています。
冒頭の「田舎に泊まろう!」の集合部分とか、「うさぎとくま」のボードゲーム部分とか、背景・小物などもぽちぽちと描かれていました。
ああしたのはお好きそうですね。
分かり辛い箇所があるほか、テンポに影響している部分もあり、人を選ぶ作風です。
ちょっと注意。
「8月15日」の後日談となっている裏表紙に描かれた漫画は、そのまま判断に良いと思います。
↓表紙と共にその材料になるでしょう。
さて、その↓表紙を飾っている「篠崎茜」ちゃんの短編「田舎に泊まろう!」
出来た姉「藍」さんと比較され、
「性格も顔も悪いで男もできん」
とか言われていました。
大きなお世話ですね。
年末で田舎に親戚一同が集合しており、イイネタにされています。
ありがちな光景ですよ。ええ。
「茜ちゃん」が寝ているのは…隣の部屋かな。
何故か体操服(←ブルマね)なんですが、その理由はキャラの性格を見事に反映しており秀逸でした。
うん、そんなんもありそうですねー。
そこでえっちに至っていましたが、バレてるのは「藍さん」だけかなぁ。
短編「美化委員長」はタイトルそのまま、潔癖症な美化委員長さんのお話。
「バカ」を連発する、ツンデレな方でした。
他の男性に触れられると大騒ぎして手を洗う彼女ですが、「筒井」くんだと大丈夫。
実に分かりやすくて良いですね。
付き合う前からバカップルとか呼ばれていましたよ。
「一般庶民ごときが生意気なのよ」
とか言っていた、バリバリなお嬢さま「円城寺」さんの「屋上×欲情×お嬢さま」
頭脳明晰・容姿端麗で、先生も黙らせるという彼女。
ペット・所有物とか言っていた「高倉文男」くんに告白したのは、「円城寺さん」からなのでした。
ずっと高飛車だったのが、えっちで素直になってしまうのです。
あの極端なまでのギャップが素敵。
屋上えっちをお楽しみください。
※美化委員長
「ぶっちゃけ肉がダメっ」とか言ってました。ぶっちゃけ過ぎです。
”中身も外見もお嬢さまちっく”、という「坂井まどか」さん。
「高田」くんは正反対に地味で目立たない存在なんですが、なぜかそんな彼女から告白されて付き合うようになっていたのでした。
そんな短編が「うしろのメガネ太郎」
こちらもヒロインからの告白ですね。
公園で座っているだけで人垣ができるという、スペシャルな容姿の「まどかさん」
わざわざ彼に携帯をプレゼントするなど、実はかなりメロメロでした。
ツンデレですね。
待ち合わせに遅刻した「高田くん」は故あって尾行するみたいになるんですが、その際の彼女がまた実に良かったです。
最終的には泣いてましたよ。
そうまでラブラブになってしまう切っ掛け部分は、ラストページに描かれています。
なるほど。
冒頭の前フリが生きてますよ。
オチも実に良いです。
「覚悟のスズメ」の「滝沢雀」さんもお嬢さま。
家を赤い紙に占拠されてしまった「只男」くんは、彼女の家へ丁稚奉公に行くこととなったのです。
「わ、私…っ、正直残念な出来の主で…っ」
とか言っていましたが、ヒロイン「雀さん」いじめて系なドシッ娘。
生来内気な性格で、よく泣いていました。
なるほど、お嬢さま=高飛車というのが一般的でしたけど、こんなんもアリかもしれませんね。
必死に気を引こうとする様が実に良かったです。
メイドの皆さんはちゃんとしたアドバイスを送るように。
「うさぎとくま」はツインテールな「みすず」ちゃん。
ツンデレではないですが、目一杯甘えてくるわがまま娘として描かれています。
お子ちゃまですね。
そんなんなのに、えっちは知識あって可愛いので、始末に悪いのです。
あの感じでは受験諦めた方が良いかも。
小さい文字で書かれていた”みすずのおばかがうつる”が最高。
姉弟の近親モノ「ゴッドオネイチャン GOD-SISTER」
ドSというお姉ちゃんに使いっ走りにされていた弟「勇太」くん。
さすがに耐えられなくなった彼は姉の部屋へ飛び込むと…という展開。
実はかなりお似合いのカップルですね。
…血縁ではありますが。
本来の性癖が露見した後は、家から学校までなかなか充実した感じになっていました。
クライマックスは「勇太くん」の仕掛けた放置プレイ。
あれは可愛かったです。
※左:春乃さん、右:亜衣ちゃん
こうしている間も、入ったままなのでした。
「おまえにチェックアウト」は「春乃」さんと「慶太」くん。
とある理由で、”慣れるまで3日間入れっぱなし”という漫画です。
ラブラブカップルですね。
ごちそうさまです、勝手にやっててー。
合間にコスプレとかオモチャ使用してましたが、日常生活部分のが気になります。
「二人は進行中」のカップル「あや」・「たかゆき」も初えっち話。
あまり感情を表に出さない「あやさん」がキュートでした。
そうした娘の独りえっち告白は実に良いですね(笑)
ほか、「よろしくジャンバラヤ」は漫画喫茶の店員と不思議なお客さん。
なかなか強引な展開です。
短編「伊藤さん」は背の低い巨乳教師「伊藤」さんのお話。
彼女もお嬢さまでしたが、単なるソレでないのがポイントでした。
コスプレえっちな「8月15日」
普通ならばアニメキャラとか、えっちなコスプレをさせるものですが…こちらは着ぐるみ、その後は3倍の水陸両用なものを着せられていました。
…これってコスプレ?
えっちなんを期待していた「亜衣」ちゃんの期待をものの見事に裏切っています。
これは面白いですね。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: 悪くはないものの、癖が強く不安定でした。
・話4: えっちで楽しい短編が揃ってます。
・独4: お嬢さま・ツンデレが巧く、印象にのこるヒロインでした。
合計:[11/15]
↓表紙→折り返し→中表紙がショートストーリーになっているほか、後ろの折り返しはヒロインが集合していました。
誰がどこにいるのか、探してみるのもまた面白いと思います。
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・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・コメディー
・おまけ: あとがき。
・その他: 短編×12。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「中年(ちゅうねん)」センセの「年刊中年チャンプ 合併号」です。
前巻「年刊中年チャンプ」は2008年7月のこと。
そちらに続く「中年」センセの2冊目「年刊中年チャンプ 合併号」です。
巻末のあとがきには驚きました。
そちらに期間が空いていた理由まで書かれていたんですが、しばらくは休筆となるようです。
良いことも、悪いことも…たまに漫画を通じて、人生を垣間見ることがあります。
色々大変だったようでした。
お疲れさまでした。
※左:篠崎茜、右:坂井まどか
なぜかブルマな「茜ちゃん」でした。性格でてますね。
そんな訳で、「年刊中年チャンプ 合併号」は全て短編での構成。
お休みの時期もあり、収録は06年から10年までと各話には開きがあります。
雰囲気はだいたい同じですが、差を感じるかと思います。
特に新しい原稿ですかねー。
「8月15日」はネタ・えっち的に好きな系統でしたが、もう1話「伊藤さん」はやや見辛い印象がありました。
いつもと順序逆になっていますが、このまま絵の話題を続けます。
さらりとした細線の絵柄。
濃淡ではすっきりとしているものの、小さく・細かいコマ割りで描き込み多く、またテキストも多め。
かなりごっちゃりとしています。
冒頭の「田舎に泊まろう!」の集合部分とか、「うさぎとくま」のボードゲーム部分とか、背景・小物などもぽちぽちと描かれていました。
ああしたのはお好きそうですね。
分かり辛い箇所があるほか、テンポに影響している部分もあり、人を選ぶ作風です。
ちょっと注意。
「8月15日」の後日談となっている裏表紙に描かれた漫画は、そのまま判断に良いと思います。
↓表紙と共にその材料になるでしょう。
さて、その↓表紙を飾っている「篠崎茜」ちゃんの短編「田舎に泊まろう!」
出来た姉「藍」さんと比較され、
「性格も顔も悪いで男もできん」
とか言われていました。
大きなお世話ですね。
年末で田舎に親戚一同が集合しており、イイネタにされています。
ありがちな光景ですよ。ええ。
「茜ちゃん」が寝ているのは…隣の部屋かな。
何故か体操服(←ブルマね)なんですが、その理由はキャラの性格を見事に反映しており秀逸でした。
うん、そんなんもありそうですねー。
そこでえっちに至っていましたが、バレてるのは「藍さん」だけかなぁ。
短編「美化委員長」はタイトルそのまま、潔癖症な美化委員長さんのお話。
「バカ」を連発する、ツンデレな方でした。
他の男性に触れられると大騒ぎして手を洗う彼女ですが、「筒井」くんだと大丈夫。
実に分かりやすくて良いですね。
付き合う前からバカップルとか呼ばれていましたよ。
「一般庶民ごときが生意気なのよ」
とか言っていた、バリバリなお嬢さま「円城寺」さんの「屋上×欲情×お嬢さま」
頭脳明晰・容姿端麗で、先生も黙らせるという彼女。
ペット・所有物とか言っていた「高倉文男」くんに告白したのは、「円城寺さん」からなのでした。
ずっと高飛車だったのが、えっちで素直になってしまうのです。
あの極端なまでのギャップが素敵。
屋上えっちをお楽しみください。
※美化委員長
「ぶっちゃけ肉がダメっ」とか言ってました。ぶっちゃけ過ぎです。
”中身も外見もお嬢さまちっく”、という「坂井まどか」さん。
「高田」くんは正反対に地味で目立たない存在なんですが、なぜかそんな彼女から告白されて付き合うようになっていたのでした。
そんな短編が「うしろのメガネ太郎」
こちらもヒロインからの告白ですね。
公園で座っているだけで人垣ができるという、スペシャルな容姿の「まどかさん」
わざわざ彼に携帯をプレゼントするなど、実はかなりメロメロでした。
ツンデレですね。
待ち合わせに遅刻した「高田くん」は故あって尾行するみたいになるんですが、その際の彼女がまた実に良かったです。
最終的には泣いてましたよ。
そうまでラブラブになってしまう切っ掛け部分は、ラストページに描かれています。
なるほど。
冒頭の前フリが生きてますよ。
オチも実に良いです。
「覚悟のスズメ」の「滝沢雀」さんもお嬢さま。
家を赤い紙に占拠されてしまった「只男」くんは、彼女の家へ丁稚奉公に行くこととなったのです。
「わ、私…っ、正直残念な出来の主で…っ」
とか言っていましたが、ヒロイン「雀さん」いじめて系なドシッ娘。
生来内気な性格で、よく泣いていました。
なるほど、お嬢さま=高飛車というのが一般的でしたけど、こんなんもアリかもしれませんね。
必死に気を引こうとする様が実に良かったです。
メイドの皆さんはちゃんとしたアドバイスを送るように。
「うさぎとくま」はツインテールな「みすず」ちゃん。
ツンデレではないですが、目一杯甘えてくるわがまま娘として描かれています。
お子ちゃまですね。
そんなんなのに、えっちは知識あって可愛いので、始末に悪いのです。
あの感じでは受験諦めた方が良いかも。
小さい文字で書かれていた”みすずのおばかがうつる”が最高。
姉弟の近親モノ「ゴッドオネイチャン GOD-SISTER」
ドSというお姉ちゃんに使いっ走りにされていた弟「勇太」くん。
さすがに耐えられなくなった彼は姉の部屋へ飛び込むと…という展開。
実はかなりお似合いのカップルですね。
…血縁ではありますが。
本来の性癖が露見した後は、家から学校までなかなか充実した感じになっていました。
クライマックスは「勇太くん」の仕掛けた放置プレイ。
あれは可愛かったです。
※左:春乃さん、右:亜衣ちゃん
こうしている間も、入ったままなのでした。
「おまえにチェックアウト」は「春乃」さんと「慶太」くん。
とある理由で、”慣れるまで3日間入れっぱなし”という漫画です。
ラブラブカップルですね。
ごちそうさまです、勝手にやっててー。
合間にコスプレとかオモチャ使用してましたが、日常生活部分のが気になります。
「二人は進行中」のカップル「あや」・「たかゆき」も初えっち話。
あまり感情を表に出さない「あやさん」がキュートでした。
そうした娘の独りえっち告白は実に良いですね(笑)
ほか、「よろしくジャンバラヤ」は漫画喫茶の店員と不思議なお客さん。
なかなか強引な展開です。
短編「伊藤さん」は背の低い巨乳教師「伊藤」さんのお話。
彼女もお嬢さまでしたが、単なるソレでないのがポイントでした。
コスプレえっちな「8月15日」
普通ならばアニメキャラとか、えっちなコスプレをさせるものですが…こちらは着ぐるみ、その後は3倍の水陸両用なものを着せられていました。
…これってコスプレ?
えっちなんを期待していた「亜衣」ちゃんの期待をものの見事に裏切っています。
これは面白いですね。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: 悪くはないものの、癖が強く不安定でした。
・話4: えっちで楽しい短編が揃ってます。
・独4: お嬢さま・ツンデレが巧く、印象にのこるヒロインでした。
合計:[11/15]
↓表紙→折り返し→中表紙がショートストーリーになっているほか、後ろの折り返しはヒロインが集合していました。
誰がどこにいるのか、探してみるのもまた面白いと思います。
年刊中年チャンプ 合併号 (ポプリコミックス71) (2010/05/27) 中年 商品詳細を見る |
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comment
No title
ポプリ七月号の予告によると、来月号で中年が復活するらしいんだが、伊藤さんのやっつけぶりを見る限り、出来には期待しない方がよさそうだ。
出ますか!
情報ありがとうございます。
やっぱり一般流通というのは嬉しいですね。
とりあえず出版社さんに感謝しましょう。
やっぱり一般流通というのは嬉しいですね。
とりあえず出版社さんに感謝しましょう。
No title
10月に「年刊中年チャンプ初期作品号」が出るようです。
合併号の後書きに未収録作品は同人誌かも~と言った記述があったので、手に入りやすい一般販売されるのはありがたいです。
新しい作品が読めないというのは寂しいですね…
合併号の後書きに未収録作品は同人誌かも~と言った記述があったので、手に入りやすい一般販売されるのはありがたいです。
新しい作品が読めないというのは寂しいですね…