■辞書とスカート (榎木知之)
★まんがデーター [10/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : ラブコメ・ファッション
・おまけ: あとがき・日常漫画「榎記。」・「軌跡。」、
カバー裏に漫画。
・その他: 初単行本、短編×10。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「榎木知之(えのき・ともゆき)」センセの「辞書[と]スカート」です。
前置きのネタが特にないので、例によって関係のないお話から。
こちらでも紹介しました「こはるびより/みづきたけひと」の最新6巻。
基本的には「住友みのりちゃん」な構成になっており、修業したり、住み込みでメイドしたり、と出番多めでした。
そうした中、「ゆいちゃん」が小さくなってしまう46話が刺さりました。
ここで「ゆいちゃん」はボディメンテのため、一時的にチョコボール箱程度の大きさのバックアップにデータを移されているんですが…テーブルに正座して「村瀬くん」と喋る、手のひらにちょこんと座るコマが最高。
できれば引っ張ってほしかったんですが、残念ながら1話だけでした。
まぁ、あれだとハンドメイドなアニメになっちゃうか。
![おまけ:小さい「ゆいちゃん」](https://blog-imgs-32-origin.2nt.com/h/i/d/hideruaobu/20100811183922c9c.jpg)
※おまけ:小さい「ゆいちゃん」
こんなん。
さて、本日は「榎木知之」センセの初単行本です。
「辞書[と]スカート」ですね。
アマゾンで見かけた↓表紙に引っかけられ、あちこち探していましたがようやく手に入れました。
どうですか、なかなか良い感じでしょ?
これがカラー・白黒で雰囲気の変化なく、最も肝心な本編の作画も良好なのでした。
最近発売の一般えっち系単行本では、こちらがベストではないでしょうか。
大学生カップル「榊」くん、「高槻」さんの「道徳ガール」
高校時代に生徒会役員だった「榊」、後輩「高槻」は大学から付き合うようになっていました。
今時の大学生を、
「彼氏だ彼女だチャラチャラと…」
とか批判する、ちょっと変わった感覚の持ち主。
しかし、校内でふと他人のえっちを見掛けた「高槻さん」は…
「いま見たのは一般の、標準的なセックスでしたか、と聞いてるんです」
そんな事を聞いてきたのです。
「榊くん」を”先輩”と言って慕う、おカタい女性。
友人からのコンパの誘いも、勝手に断わってくれていました(笑)
真面目で面白い女性です。
不用意な一言がトンデモない事になるかもしれませんね。
単にモテないだけだった彼のことを極端に誤解・美化しており、やや暴走気味。
えっち関係の知識も乏しいらしく、非常に可愛らしい反応をしていました。
ラストのあれは、まぁ、いかにも彼女らしい発言ですね。
がんばれ。
![後輩「高槻さん」、ブルマな女性](https://blog-imgs-32-origin.2nt.com/h/i/d/hideruaobu/20100811183921e3d.jpg)
※左:後輩「高槻さん」、右:ブルマな女性
収録ではこの2人かなぁ。「高槻さん」は面白いキャラだと思います。
ドジっ娘な女性の「ブルマで秘め事」
バスケ練習のため、市民体育館に行った主人公。
しかし、そこにはママさんバレーの練習に来たという女性が体育倉庫室で絡まって動けなくなっていたのでした。
なぜか(笑)ブルマ姿です。
「ジャージとか持っていなくて」
ということで、高校時代のを着用しておりました。
むちむちでヤバめです。
特にネットに絡まっていた絵は、何かのプレイみたいでした。
漫画は、怪我をしたという彼女に”舐めて消毒する”という流れ。
傷口は運の良いことに太もも内側だったりして、そんなトコを「舐めてもらったらダメですか?」とか言われるドキドキなシチュエーションになっていました。
そりゃ、違うトコまで舐めたくなるわね。
なお、「片桐さんはミスをする」のウェイトレス「片桐」さんもドジっ娘な女性。
Mちっくなので、なかなかタチ悪めでした。
「樋口」くんに怒られてる際の表情が必見です。
理不尽な新人研修合宿のお話「名刺の渡し方から腰の使い方まで」
ひでるさんはどっち側でも経験してますが、へんな根性論を叩き込まれたりします。
よく分かんないですね。
最も問題なのは、いまだに”それが効果ある”と思っている筋肉質な人が多いこと。
それも全て否定はしませんが、実際にはどうなのかなぁ。
脱線しました、失礼しました。
漫画はシゴキ相手である先輩「早川」さんに、夜でもシゴかれるというもの(笑)
ほぼ逆レイプでしたね。
途中に描かれていた悪魔コスプレな彼女が可愛いです。
![先輩「早川さん」](https://blog-imgs-32-origin.2nt.com/h/i/d/hideruaobu/20100811183921770.jpg)
※先輩「早川さん」
この絵がお気に入りです。
主人公「水原」くんは予備校に通う受験生。
親に無理言ってアパートを用意してもらっていたんですが…その隣に住む、志望大学に一発合格していた「入江」さんに、何かと便利に扱われていたのでした。
そんなお話「おべんきょしようぜ!」
「入江さん」は関西弁な女の子。
友人に聞いたところ、あちらの感覚は東京と違って、アパート隣人でも気さくであるようでした。
(※私の友人は隣人のお姉さんに醤油のおすそ分けとか、水道の故障などで呼び出されたそうです。…ちょっとイイかも)
そう考えると、コレは漫画っぽく見えて、結構リアルにありえる事なのかもしれません。
勝手に部屋へ入り、ゲームなんぞをやっていたほか、お風呂まで使っていましたが、彼女。
後半の言動を見る限り、気に入られたということなのでしょうね。
”年下んのに「さん」づけで呼んでしまう”
という、スタイル抜群で大人っぽい彼女「末永こずえ」さん。
しかし、実際は可愛い物が好きだったのでした。
「黒と桃」はそんな短編。
たぶん、「小柴」くんがどれだけ誉めても、本人としては否定し続けるでしょう。
実際には。
ああいった子供の頃から続く感性は、そう簡単に変わったりしないと思います。
あの黒で統一された、ピシっとした服装も嫌いではないですね。
可愛らしい下着を持っていたので、脱がせた際にそんなんだとより盛り上がるんですが…。
(※見えない部分までピシっと決めていた様子)
スカートに慣れていないらしく、照れる反応が良いので、やっぱりたまに着てくれたほうがいいなぁ。
「そんな君に恋をした」のヒロイン「実果」さんは、口数少なく大人しい娘さん。
季節冬なので厚着しているんですが、そんな風景が似合ってます。
真意が読み辛く、普段はちょっと扱いづらい感じでしたが、えっちの際はいい感じ。
付き合う「杜屋」くんが骨抜きになっているのもよく理解できますよ。
![木下桃子さん、柚子さん](https://blog-imgs-32-origin.2nt.com/h/i/d/hideruaobu/20100811183920ae7.jpg)
※左:木下桃子さん、右:柚子さん
いちおうサンプルを兼ねてます。左右原稿はちょうど1年でした。
ほか、「アナウンサーを目指すなら」はこうしたネタのお約束で、えっち実況話。
ほぼ服を着たままな先輩「美香」さんとがいい感じでしたが、さして捻りなくそのまま終わってしまったのが残念。
「彼女の問題」は”超グレイトなバストHカップ(推定)”という「木下桃子」さん。
「椎名」くんとのやり取りはほぼ恋人同士のじゃれあいみたいなもので、もうひと押しな感覚。
そのため、「まじめに答えて」という彼女に対する回答は結果「△」でしたが、アレで適切だったと思います。
初出によると、もっとも古い原稿であるのが「こいなか」
さすがに最新作と比べてしまうと差を感じますが、大きなものではありません。
問題ないレベルですね。
漫画は東京から帰省した「柚子」さんとのえっちです。
いちおう良い感じにまとまっていましたけど、たぶん彼女は早いうちに戻った方が良さそうだなぁ。
やや強めな細線の絵柄。
濃淡は適度からやや濃いめ、というくらい。
非常に丁寧で描き込みについてもきっちり。
あちこちのバランスにも優れておりました。
特に小さいコマ、背景までをキチンと描かれており、漫画世界の雰囲気作りができています。
初単行本ながら、スタート位置がいきなり高いですよ。
丸い黒眼がキュートな人物絵。
「榎木知之」センセは服装などファッション的なものが洗練されているため、着ているキャラもあまり漫画漫画しておりません。
どこぞの女性雑誌から飛び出てきそうな、垢抜けた感じでありました。
爽やかさがあり、一般えっち系に合っていると思います。
前述しましたように、判断には↓表紙などのカラー絵、あるいは紹介帯のカット絵がいいでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 漫画を含め、かなり巧い方です。次の単行本が楽しみ。
・話3: 一般えっち系らしく、当たり障りのないお話でした。
・独3: 服装など細かくいい感じですが、もうワンパンチほしいです。
合計:[10/15]
作画など表現力ある方なので、短編でどれだけインパクトを残せるか、だと思います。
全体的に悪くはないものの、続きを見たくなるようなお話は少なかったです。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : ラブコメ・ファッション
・おまけ: あとがき・日常漫画「榎記。」・「軌跡。」、
カバー裏に漫画。
・その他: 初単行本、短編×10。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「榎木知之(えのき・ともゆき)」センセの「辞書[と]スカート」です。
前置きのネタが特にないので、例によって関係のないお話から。
こちらでも紹介しました「こはるびより/みづきたけひと」の最新6巻。
基本的には「住友みのりちゃん」な構成になっており、修業したり、住み込みでメイドしたり、と出番多めでした。
そうした中、「ゆいちゃん」が小さくなってしまう46話が刺さりました。
ここで「ゆいちゃん」はボディメンテのため、一時的にチョコボール箱程度の大きさのバックアップにデータを移されているんですが…テーブルに正座して「村瀬くん」と喋る、手のひらにちょこんと座るコマが最高。
できれば引っ張ってほしかったんですが、残念ながら1話だけでした。
まぁ、あれだとハンドメイドなアニメになっちゃうか。
![おまけ:小さい「ゆいちゃん」](https://blog-imgs-32-origin.2nt.com/h/i/d/hideruaobu/20100811183922c9c.jpg)
※おまけ:小さい「ゆいちゃん」
こんなん。
さて、本日は「榎木知之」センセの初単行本です。
「辞書[と]スカート」ですね。
アマゾンで見かけた↓表紙に引っかけられ、あちこち探していましたがようやく手に入れました。
どうですか、なかなか良い感じでしょ?
これがカラー・白黒で雰囲気の変化なく、最も肝心な本編の作画も良好なのでした。
最近発売の一般えっち系単行本では、こちらがベストではないでしょうか。
大学生カップル「榊」くん、「高槻」さんの「道徳ガール」
高校時代に生徒会役員だった「榊」、後輩「高槻」は大学から付き合うようになっていました。
今時の大学生を、
「彼氏だ彼女だチャラチャラと…」
とか批判する、ちょっと変わった感覚の持ち主。
しかし、校内でふと他人のえっちを見掛けた「高槻さん」は…
「いま見たのは一般の、標準的なセックスでしたか、と聞いてるんです」
そんな事を聞いてきたのです。
「榊くん」を”先輩”と言って慕う、おカタい女性。
友人からのコンパの誘いも、勝手に断わってくれていました(笑)
真面目で面白い女性です。
不用意な一言がトンデモない事になるかもしれませんね。
単にモテないだけだった彼のことを極端に誤解・美化しており、やや暴走気味。
えっち関係の知識も乏しいらしく、非常に可愛らしい反応をしていました。
ラストのあれは、まぁ、いかにも彼女らしい発言ですね。
がんばれ。
![後輩「高槻さん」、ブルマな女性](https://blog-imgs-32-origin.2nt.com/h/i/d/hideruaobu/20100811183921e3d.jpg)
※左:後輩「高槻さん」、右:ブルマな女性
収録ではこの2人かなぁ。「高槻さん」は面白いキャラだと思います。
ドジっ娘な女性の「ブルマで秘め事」
バスケ練習のため、市民体育館に行った主人公。
しかし、そこにはママさんバレーの練習に来たという女性が体育倉庫室で絡まって動けなくなっていたのでした。
なぜか(笑)ブルマ姿です。
「ジャージとか持っていなくて」
ということで、高校時代のを着用しておりました。
むちむちでヤバめです。
特にネットに絡まっていた絵は、何かのプレイみたいでした。
漫画は、怪我をしたという彼女に”舐めて消毒する”という流れ。
傷口は運の良いことに太もも内側だったりして、そんなトコを「舐めてもらったらダメですか?」とか言われるドキドキなシチュエーションになっていました。
そりゃ、違うトコまで舐めたくなるわね。
なお、「片桐さんはミスをする」のウェイトレス「片桐」さんもドジっ娘な女性。
Mちっくなので、なかなかタチ悪めでした。
「樋口」くんに怒られてる際の表情が必見です。
理不尽な新人研修合宿のお話「名刺の渡し方から腰の使い方まで」
ひでるさんはどっち側でも経験してますが、へんな根性論を叩き込まれたりします。
よく分かんないですね。
最も問題なのは、いまだに”それが効果ある”と思っている筋肉質な人が多いこと。
それも全て否定はしませんが、実際にはどうなのかなぁ。
脱線しました、失礼しました。
漫画はシゴキ相手である先輩「早川」さんに、夜でもシゴかれるというもの(笑)
ほぼ逆レイプでしたね。
途中に描かれていた悪魔コスプレな彼女が可愛いです。
![先輩「早川さん」](https://blog-imgs-32-origin.2nt.com/h/i/d/hideruaobu/20100811183921770.jpg)
※先輩「早川さん」
この絵がお気に入りです。
主人公「水原」くんは予備校に通う受験生。
親に無理言ってアパートを用意してもらっていたんですが…その隣に住む、志望大学に一発合格していた「入江」さんに、何かと便利に扱われていたのでした。
そんなお話「おべんきょしようぜ!」
「入江さん」は関西弁な女の子。
友人に聞いたところ、あちらの感覚は東京と違って、アパート隣人でも気さくであるようでした。
(※私の友人は隣人のお姉さんに醤油のおすそ分けとか、水道の故障などで呼び出されたそうです。…ちょっとイイかも)
そう考えると、コレは漫画っぽく見えて、結構リアルにありえる事なのかもしれません。
勝手に部屋へ入り、ゲームなんぞをやっていたほか、お風呂まで使っていましたが、彼女。
後半の言動を見る限り、気に入られたということなのでしょうね。
”年下んのに「さん」づけで呼んでしまう”
という、スタイル抜群で大人っぽい彼女「末永こずえ」さん。
しかし、実際は可愛い物が好きだったのでした。
「黒と桃」はそんな短編。
たぶん、「小柴」くんがどれだけ誉めても、本人としては否定し続けるでしょう。
実際には。
ああいった子供の頃から続く感性は、そう簡単に変わったりしないと思います。
あの黒で統一された、ピシっとした服装も嫌いではないですね。
可愛らしい下着を持っていたので、脱がせた際にそんなんだとより盛り上がるんですが…。
(※見えない部分までピシっと決めていた様子)
スカートに慣れていないらしく、照れる反応が良いので、やっぱりたまに着てくれたほうがいいなぁ。
「そんな君に恋をした」のヒロイン「実果」さんは、口数少なく大人しい娘さん。
季節冬なので厚着しているんですが、そんな風景が似合ってます。
真意が読み辛く、普段はちょっと扱いづらい感じでしたが、えっちの際はいい感じ。
付き合う「杜屋」くんが骨抜きになっているのもよく理解できますよ。
![木下桃子さん、柚子さん](https://blog-imgs-32-origin.2nt.com/h/i/d/hideruaobu/20100811183920ae7.jpg)
※左:木下桃子さん、右:柚子さん
いちおうサンプルを兼ねてます。左右原稿はちょうど1年でした。
ほか、「アナウンサーを目指すなら」はこうしたネタのお約束で、えっち実況話。
ほぼ服を着たままな先輩「美香」さんとがいい感じでしたが、さして捻りなくそのまま終わってしまったのが残念。
「彼女の問題」は”超グレイトなバストHカップ(推定)”という「木下桃子」さん。
「椎名」くんとのやり取りはほぼ恋人同士のじゃれあいみたいなもので、もうひと押しな感覚。
そのため、「まじめに答えて」という彼女に対する回答は結果「△」でしたが、アレで適切だったと思います。
初出によると、もっとも古い原稿であるのが「こいなか」
さすがに最新作と比べてしまうと差を感じますが、大きなものではありません。
問題ないレベルですね。
漫画は東京から帰省した「柚子」さんとのえっちです。
いちおう良い感じにまとまっていましたけど、たぶん彼女は早いうちに戻った方が良さそうだなぁ。
やや強めな細線の絵柄。
濃淡は適度からやや濃いめ、というくらい。
非常に丁寧で描き込みについてもきっちり。
あちこちのバランスにも優れておりました。
特に小さいコマ、背景までをキチンと描かれており、漫画世界の雰囲気作りができています。
初単行本ながら、スタート位置がいきなり高いですよ。
丸い黒眼がキュートな人物絵。
「榎木知之」センセは服装などファッション的なものが洗練されているため、着ているキャラもあまり漫画漫画しておりません。
どこぞの女性雑誌から飛び出てきそうな、垢抜けた感じでありました。
爽やかさがあり、一般えっち系に合っていると思います。
前述しましたように、判断には↓表紙などのカラー絵、あるいは紹介帯のカット絵がいいでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 漫画を含め、かなり巧い方です。次の単行本が楽しみ。
・話3: 一般えっち系らしく、当たり障りのないお話でした。
・独3: 服装など細かくいい感じですが、もうワンパンチほしいです。
合計:[10/15]
作画など表現力ある方なので、短編でどれだけインパクトを残せるか、だと思います。
全体的に悪くはないものの、続きを見たくなるようなお話は少なかったです。
![]() | 辞書とスカート (バンブー・コミックス VITAMAN SELECT) (2010/07/27) 榎木 知之 商品詳細を見る |
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