■大江山流護身術道場 (KAKERU)
★まんがデーター [14/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 護身術・成長
・おまけ: あとがき、おまけ落書きコーナー、カバー裏に別絵、
大江山秋人コラム「おやじのひとりごと」
・その他: 折り返しにQ&A、7話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「KAKERU(かける[?])」センセの「大江山流護身術道場 1巻」です。
またまた出ました。
「バー・ぴぃちぴっと」センセの一般向け、「KAKERU」名義での単行本です。
前巻「魔法少女プリティ☆ベル」で度肝を抜かれた記憶がまだ鮮明に残ってますよ。
(※ちなみに、そちらの2巻も9月頃に発売されるみたい)
ただ…このまま、一般にシフトしていっちゃうのかなぁ……。
さて、そんな訳で「KAKERU」センセ。
最新刊は「大江山流護身術道場 1巻」です。
ちょっと硬いタイトルですよね。
しかし、↓表紙を飾っている眼鏡な女の子そのまま、内容は可愛さ・華やかさもありました。
表紙はフェイクで、実はボデイビルな男子が活躍したりはありません。
どうかご安心下さい(笑)
※大江山夏・中村睦月
ちゃんと、こうした女の子の活躍する漫画です。
主人公「中村睦月」の窮地を救ったのは、中学生「大江山夏」でした。
”大江山流護身術道場”の娘で、徹底的に護身術を叩き込まれて育った彼女は、囲んでいた恐いお兄さんらを鮮やかに撃退していたのです。
電車に乗れば痴漢に遭い、道を歩けば変な人に追いかけられる、ストーカーされるという毎日を過ごしていた、超トラブル体質な高校生「睦月」
そうした散々な日常を変えるべく、護身術を教わることとなったのでした。
…大雑把ですが、だいたいそんなん。
ちょっと珍しい護身術漫画です。
巻数表記そのまま長編になっており、アクション、コメディーという要素も含まれていました。
格闘モノならば多く見かけるものの、護身術をここまでしっかり取り上げたのは記憶にありません。
(※ひでるさんの記憶はアテになりませんが)
漫画っぽく処理されることもありましたが、基本的にはキチンとした説明・解説がされています。
護身術の奥義は、
「そもそも危険に巻き込まれないようにする」
…だって。
ごもっとも。
漫画中でも言っていたように、”生兵法は怪我のもと”ではあるものの、描かれているアレコレは実際にも活用できそうなもの。
ちらほら注釈なども散見され、かなり丁寧に描かれていました。
そのためか自然にテキストは多く、読み応えのある内容。
それでいてテンポも失っていないのは、「KAKERU」センセの腕前でしょう。
真面目一辺倒でなく、適度にコメディー、ちょっとセクシー描写もありました。
読み手によって評価は割れるかもしれませんが、間口は広めです。
漫画っぽい絵柄に違和感がなければ、案外女性が読むのもいいかもしれません。
程度の差はあっても、同じような悩みを持つ方は一見の価値アリですよ。
※左:睦月さん、右:なっちゃん
でも、あわあわする「睦月さん」が見れないのはちと寂しいかも。
出会いの1話目。
登場シーンにピン★ときましたが…「小中ロック」からのひでるさんお気に入りキャラ、「なっちゃん」こと「大江山夏さん」でした。
きゃっほう!
まさか一般単行本で再会できるとは思いませんでした。
さすがにえっちなシーンはないものの、なんだかアドバンテージもらったみたいで嬉しいですね。
(※ちなみに、パンチラ、お風呂シーンとかはありましたが、バストトップの描写はありません)
主人公の「睦月さん」は、眼鏡の可愛い、いじめて系なヒロイン。
彼女を狙う男性陣は無論のこと、年下で同性の「なっちゃん」でさえ、
「すっげえ意地悪して泣かせた後めちゃくちゃ優しくしてやりたい感じ」(※2話より)
とか言ってました。
どんな娘さんだ。
ここでは、不意打ちを常としてきた「なっちゃん」のピンチシーンが描かれます。
基本がバレてしまった際の、彼女の護身術に注目下さい。
道場へ入門し、本格的に訓練の始まる2話目。
ここでは色々と実戦的なことが詳細に描かれています。
念のため、軽く覚えておくといいかもしれません。
体操服なタイトル絵がいいですね。
「睦月さん」でかいなぁ…。(←対照的に平らな「なっちゃん」もキュート)
そのまま、後半のネタにも繋がっています。
小4で「C」だって。
凄いなぁ。
1度もトラブルに逢わなかった、と安心した直後がホラーちっくで見事。
アレは怖い。
全滅した「烈怒州固瑠飛怨(れっどすこるぴおん)」の仇を討つべく、敵対組織(人)が活発になる3話目。
どーでもいいですが、「睦月さん」メッチャ狙われてますねー。
ここでは眼力技「邪視」ほか、「群雲(むらくも)」に続く奥義「無拍子」について描かれています。
やっぱり技名があると盛り上がりますね(笑)
人気のない体育倉庫でマウントポジションを取られ、絶対絶命というピンチを迎える「睦月さん」
(※しかも複数人数)
彼女がどうなってしまうのか、ぜひ単行本でご確認下さい。
※左から、神崎沙織、大友かなえ、天津風おとめ
左は扉絵で本編とは無関係ですが…いい絵ですね。
ちらと顔を見せていた「なっちゃん」の友人「神崎沙織」、「大友かなえ」の登場する4話目。
「沙織さん」は「小中ロック2」でモロに共演していましたが、「かなえさん」は「小中ロック」の彼女でいいのかな?
「同居人はサラリーマン」
とか言ってました。
4名でカラオケ行ったり、銭湯へ行ったりと、断トツに華やかでサービス満点な回になってます。
闇の組織「世界HEN☆TAI同盟」が登場する5、6、7話。
本編の裏で彼らの集会模様が描かれてます。
大真面目な様が良いコメディーでした。
5話からの黒下着ネタがお約束で好き。
総統閣下いいなぁ。
メインでは、いままで襲われる側であった「睦月さん」の大幅な成長が見られます。
A組女子の危機を見事な作戦で逆に救っているほか、空手の有段者であるお嬢さま「天津風おとめ」との寸止め試合がありました。
格闘経験ある彼女から、「睦月さん」が一本奪う様はなんだか感動的。
お父さんのような視点でご覧下さい。
ちなみに…「おとめさん」は名前違ったものの、その容姿はどっかで見た感じでしたよ。
しっかり丁寧で濃い目な線・作画。
派手に描かれているため、ページは賑やかで迫力があります。
テキスト(小さい文字とか)も多めですね。
アクションシーンの多い話ですが表現的に分かりづらいこともなく、漫画の巧い方。
コメディーも良く、安定してます。
幅広な輪郭の可愛らしいキャラ絵に違和感なければ、問題ないでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: ほぼ問題ないものの…ちょっと軽い絵もあったので。
・話5: 「睦月さん」良かったですよ。個人的には、見覚えあるキャラが嬉しいです。
・独5: 色々な人にオススメしたい護身術漫画でした。
合計:[14/15]
1巻時点でかなりな成長を見せ、当面の目標はクリアしてしまった印象。
まさか、このまま強い相手を求めてさ迷い歩くことは考えられず…次にどうなっていくのか楽しみです。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 護身術・成長
・おまけ: あとがき、おまけ落書きコーナー、カバー裏に別絵、
大江山秋人コラム「おやじのひとりごと」
・その他: 折り返しにQ&A、7話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「KAKERU(かける[?])」センセの「大江山流護身術道場 1巻」です。
またまた出ました。
「バー・ぴぃちぴっと」センセの一般向け、「KAKERU」名義での単行本です。
前巻「魔法少女プリティ☆ベル」で度肝を抜かれた記憶がまだ鮮明に残ってますよ。
(※ちなみに、そちらの2巻も9月頃に発売されるみたい)
ただ…このまま、一般にシフトしていっちゃうのかなぁ……。
さて、そんな訳で「KAKERU」センセ。
最新刊は「大江山流護身術道場 1巻」です。
ちょっと硬いタイトルですよね。
しかし、↓表紙を飾っている眼鏡な女の子そのまま、内容は可愛さ・華やかさもありました。
表紙はフェイクで、実はボデイビルな男子が活躍したりはありません。
どうかご安心下さい(笑)
※大江山夏・中村睦月
ちゃんと、こうした女の子の活躍する漫画です。
主人公「中村睦月」の窮地を救ったのは、中学生「大江山夏」でした。
”大江山流護身術道場”の娘で、徹底的に護身術を叩き込まれて育った彼女は、囲んでいた恐いお兄さんらを鮮やかに撃退していたのです。
電車に乗れば痴漢に遭い、道を歩けば変な人に追いかけられる、ストーカーされるという毎日を過ごしていた、超トラブル体質な高校生「睦月」
そうした散々な日常を変えるべく、護身術を教わることとなったのでした。
…大雑把ですが、だいたいそんなん。
ちょっと珍しい護身術漫画です。
巻数表記そのまま長編になっており、アクション、コメディーという要素も含まれていました。
格闘モノならば多く見かけるものの、護身術をここまでしっかり取り上げたのは記憶にありません。
(※ひでるさんの記憶はアテになりませんが)
漫画っぽく処理されることもありましたが、基本的にはキチンとした説明・解説がされています。
護身術の奥義は、
「そもそも危険に巻き込まれないようにする」
…だって。
ごもっとも。
漫画中でも言っていたように、”生兵法は怪我のもと”ではあるものの、描かれているアレコレは実際にも活用できそうなもの。
ちらほら注釈なども散見され、かなり丁寧に描かれていました。
そのためか自然にテキストは多く、読み応えのある内容。
それでいてテンポも失っていないのは、「KAKERU」センセの腕前でしょう。
真面目一辺倒でなく、適度にコメディー、ちょっとセクシー描写もありました。
読み手によって評価は割れるかもしれませんが、間口は広めです。
漫画っぽい絵柄に違和感がなければ、案外女性が読むのもいいかもしれません。
程度の差はあっても、同じような悩みを持つ方は一見の価値アリですよ。
※左:睦月さん、右:なっちゃん
でも、あわあわする「睦月さん」が見れないのはちと寂しいかも。
出会いの1話目。
登場シーンにピン★ときましたが…「小中ロック」からのひでるさんお気に入りキャラ、「なっちゃん」こと「大江山夏さん」でした。
きゃっほう!
まさか一般単行本で再会できるとは思いませんでした。
さすがにえっちなシーンはないものの、なんだかアドバンテージもらったみたいで嬉しいですね。
(※ちなみに、パンチラ、お風呂シーンとかはありましたが、バストトップの描写はありません)
主人公の「睦月さん」は、眼鏡の可愛い、いじめて系なヒロイン。
彼女を狙う男性陣は無論のこと、年下で同性の「なっちゃん」でさえ、
「すっげえ意地悪して泣かせた後めちゃくちゃ優しくしてやりたい感じ」(※2話より)
とか言ってました。
どんな娘さんだ。
ここでは、不意打ちを常としてきた「なっちゃん」のピンチシーンが描かれます。
基本がバレてしまった際の、彼女の護身術に注目下さい。
道場へ入門し、本格的に訓練の始まる2話目。
ここでは色々と実戦的なことが詳細に描かれています。
念のため、軽く覚えておくといいかもしれません。
体操服なタイトル絵がいいですね。
「睦月さん」でかいなぁ…。(←対照的に平らな「なっちゃん」もキュート)
そのまま、後半のネタにも繋がっています。
小4で「C」だって。
凄いなぁ。
1度もトラブルに逢わなかった、と安心した直後がホラーちっくで見事。
アレは怖い。
全滅した「烈怒州固瑠飛怨(れっどすこるぴおん)」の仇を討つべく、敵対組織(人)が活発になる3話目。
どーでもいいですが、「睦月さん」メッチャ狙われてますねー。
ここでは眼力技「邪視」ほか、「群雲(むらくも)」に続く奥義「無拍子」について描かれています。
やっぱり技名があると盛り上がりますね(笑)
人気のない体育倉庫でマウントポジションを取られ、絶対絶命というピンチを迎える「睦月さん」
(※しかも複数人数)
彼女がどうなってしまうのか、ぜひ単行本でご確認下さい。
※左から、神崎沙織、大友かなえ、天津風おとめ
左は扉絵で本編とは無関係ですが…いい絵ですね。
ちらと顔を見せていた「なっちゃん」の友人「神崎沙織」、「大友かなえ」の登場する4話目。
「沙織さん」は「小中ロック2」でモロに共演していましたが、「かなえさん」は「小中ロック」の彼女でいいのかな?
「同居人はサラリーマン」
とか言ってました。
4名でカラオケ行ったり、銭湯へ行ったりと、断トツに華やかでサービス満点な回になってます。
闇の組織「世界HEN☆TAI同盟」が登場する5、6、7話。
本編の裏で彼らの集会模様が描かれてます。
大真面目な様が良いコメディーでした。
5話からの黒下着ネタがお約束で好き。
総統閣下いいなぁ。
メインでは、いままで襲われる側であった「睦月さん」の大幅な成長が見られます。
A組女子の危機を見事な作戦で逆に救っているほか、空手の有段者であるお嬢さま「天津風おとめ」との寸止め試合がありました。
格闘経験ある彼女から、「睦月さん」が一本奪う様はなんだか感動的。
お父さんのような視点でご覧下さい。
ちなみに…「おとめさん」は名前違ったものの、その容姿はどっかで見た感じでしたよ。
しっかり丁寧で濃い目な線・作画。
派手に描かれているため、ページは賑やかで迫力があります。
テキスト(小さい文字とか)も多めですね。
アクションシーンの多い話ですが表現的に分かりづらいこともなく、漫画の巧い方。
コメディーも良く、安定してます。
幅広な輪郭の可愛らしいキャラ絵に違和感なければ、問題ないでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: ほぼ問題ないものの…ちょっと軽い絵もあったので。
・話5: 「睦月さん」良かったですよ。個人的には、見覚えあるキャラが嬉しいです。
・独5: 色々な人にオススメしたい護身術漫画でした。
合計:[14/15]
1巻時点でかなりな成長を見せ、当面の目標はクリアしてしまった印象。
まさか、このまま強い相手を求めてさ迷い歩くことは考えられず…次にどうなっていくのか楽しみです。
大江山流護身術道場 (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ) (2010/08/11) KAKERU 商品詳細を見る |
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