■はな*ぱれっ! (あべつくも)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : [一般]ラブコメ・商店街再興
・おまけ: あとがき、合間に4コマ・ネタ絵。
・その他: 8話収録、現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「あべつくも」センセの「はな*ぱれっ! 花咲商店街オンパレード 1巻」です。
こないだの「前田千石」センセを筆頭に、10月下旬あたり発売は一般系が賑やかでした。
紹介についても、どれにしようかなー、って感じ。
色々考えて、今回は「あべつくも」センセにしました。
前にばっさり書いてしまったので、やはり楽しめた際にはそれをしっかり伝えなければ、と。
4冊目というこちら「はな*ぱれっ! 花咲商店街オンパレード 1巻」は、初の長編作品。
過去に紹介した初単行本「あたふたLOVE!」から、久しぶりにゲットしてきました。
一般えっち系の長編漫画。
大雑把に言うと、軽いラブコメちっくなお話です。
コレといった派手に目立つものは薄いものの、絵柄は安定し、肝心のお話も良質なエンターテイメントに仕上がっておりました。
※新・花咲商店街の面々
温泉旅行話は良い感じになっていました。
どうにか大学を卒業した主人公「中江隆人」
ふらりと地元に帰省した彼は、閑古鳥が鳴いている花咲商店街の現状を知ったのです。
優れた理事であった父「茂隆」の血を引く「隆人」に期待を寄せた商店街の面々は、復活のため理事就任を要請。
「店を出したいって思ってる若い人たちに、店そのものを貸しちゃえばいいんじゃないか」
なんとなく思い付いたそのアイデアに皆が飛び付いたことから、否応なしに理事として商店街を引っ張ることとなってしまったのでした。
…だいたいそんな感じの導入部。
一般漫画ではお馴染み、問題解決タイプのお話。
基本的に各話にて別ヒロインが登場し、えっち込みで商店街に新店舗をオープンさせていく流れになってます。
”さびれた老舗温泉旅館(あるいは銭湯)の立て直し~”というのなら、えっち展開にし易いこともあってかよく見られますが、こちらは商店街。
実際によく問題として取り上げられますよねー。
”若い人達に空店舗を貸し出す”
細かい良し悪しは置いといて、取りあえず若い人間(やる気のある)が仕切るだけで、少しは垢抜けるでしょう。
それが若い娘なら、雰囲気だって変わるだろうし。
またその娘が可愛ければ、目当ての男性客も集まると想像されるので…良い流れになるのではないかなぁ。
現実には難しい部分があると思いますが、コレはなかなか捨てがたい発想ではないでしょうか。
(※知識ないので、細かいところは知りませんけど)
ちょっと本気でプレゼン書きたくなりますね。
※左から、山野まこ・宇佐美羽菜、由衣・芽衣
左の2人は非常におさまり良いですね。
特に見ていて良かったのが、2話でオープンした「山野まこ」さんのパン屋。
5話などのカットを見る限り、改装にさして金を掛けていない様子が伺えました。
あれは単に性格かもしれませんが、いきなり綺麗・豪華にリニューアルされてたら変ですもんね。
また、そこそこパン屋は賑わっていましたけど、8話での福引コーナーは閑散としていました。
いきなり人が集まってくるようになり、めでたし・めでたし~みたいな軽さないのも、好感が持てます。
今のところは。
今後は、初回のアイデアに続いて主人公「隆人くん」がちらりとでも気の利いたことを言う、何かしら巧く仕切って問題解決する、などココという場面でその才を示すような描写あれば、より盛り上がると思います。
あまり仰々しくなく、かと言って地味でもなく。
そこそこ現実味ありそうなバランスを保ってほしいですねー。
難しいでしょうけれど、2巻以降の展開を期待します。
1話「救世主来たる!?」は彼の実家「中江食堂」を手伝う、看板娘「宇佐美羽菜(うさみ・はな)」さん。
いかにも正ヒロイン然とした、清楚な可愛らしさのある娘です。
うさぎのヘアピンが特徴ですが、あれは…なんらかの事情がありそう。
(※彼女の年齢からは子供っぽいデザインなので。あるいは単純に”宇佐美”から来ているのかもしれませんが)
エプロンも抜群に似合っていました。
この漫画のもう1つ良い部分。
いきなり彼女とのえっちシーンがあるところ。
「隆人くん」の家族とは当然懇ろで、1巻では2度のえっちを担当している彼女は実質理事補佐みたいな役回りになっており、登場回数も頻繁。
「あべつくも」センセもお気に入りなのか、それらしく扱いは優遇されていました。
ここでは思い出の場所にてのえっちなんですが、いきなり野外です。
大胆ねぇ。
そんな「羽菜さん」と対で描かれることらの多い、実質的な2番手キャラ「山野まこさん」登場の2話「焼きたてホッカホカ」
関西弁・八重歯のはっちゃけた娘で、登場するとよく目立ってます。
↓表紙でも、「羽菜さん」と色違い・サイズ違い(笑)で、収まり良かったですね。
美味いパンを作る彼女。
もともと子供らを相手にリサーチみたいなことをやっており、その後の人気の裏付けになっていました。
雰囲気そのまま、ショートパンツな「まこさん」
そんな彼女を肩車して~という展開になっています。
なお、しっかり「羽菜さん」が彼をサポートしていたのもポイントでしょう。
3話「まさかの大変身!?」は、サブタイトルそのままなネタ。
”小さい飲食系の店をやりたい”という、眼鏡・みつ編みな「高畑奈々子」さん。
「野暮ったい」とか言われていた彼女は、容姿からガラリと変わってセクシーパブなんぞをオープンさせていました。
驚いていた「隆人くん」
せめてどんな店やるかくらい確認しようよ。
店舗もそれほど大きくなく、性格から察するにあれはストレス発散みたいな感じなのかなぁ。
オープン当日に店内でのえっちに発展するんですが…お客は彼1人ですか?
※左:日高朝子、右:勝木紀子
結局「朝子さん」は店を持てていなかったですねー。
4話「百合の花びら大回転」は下着店を出店する「芽衣」・「由衣」の姉妹。
初のWヒロイン話ですね。
この2人のうち、続く4コマにて”ある役割ができた”ツインテールな「由衣ちゃん」がいいですね。
また、こちらのエピソードから「まこさん」ほか以前のキャラが登場するようになってます。
「まこさん」に続く目立つ容姿の「日高朝子」さん登場の5話「揺れるボインと乙女心!?」
作品中では現在のところ最大のバストサイズという彼女。
丸眼鏡で弱気なのもいい感じでした。
えっちに至るのはやや強引でしたが、ここはオチが秀逸。
やっぱりね。
6話「湯けむりチン道中」はキャラ集合の温泉旅行話。
なにげに婚前旅行を計画していた「羽菜さん」
真面目一辺倒でない、ちゃっかりした点を見せてくれました。
女の子ですね。
なお、こちらでは「羽菜さん」との温泉えっちです。
集合したことで各キャラの性格付けがより強調され、コマ隅での言動がなにげに面白くなっています。
正体が判明してから、昼・夜が混ざりあったような容姿の「奈々子さん」が可愛いですね。
登場キャラで最も貧乳な「笹塚みゆ」の7話「セクシーメイド・喫茶」
冒頭の電話シーンが好き。
彼女はメイド喫茶なんですが、肝心の喫茶関係がまるでダメという困った娘。
…さきほどもそうでしたけど、店構える前にちゃんと確認しようよ。
それを認識しているのか、やたらめったら露出の大きいメイド服でした。
「隆人くん」の評価は微妙なモノでしたが、あれはマニア受けするのでいいと思います。
9話「イキイキ・商店街」は逆に活気のある、いきいき商店街の視察。
こちらでは昔馴染みの「勝木紀子」さんが仕切っており、おそらくは彼女の人脈・人望が支えになっているみたい。
ちらほら可愛らしい部分も見え、「羽菜さん」を含めて軽い三角関係になりそうでした。
また、お手本を見るというのは、今後のお話に繋がりそうですねー。
しっかりとした、強めな線の絵柄。
濃淡はやや濃いめ。
良く描けているコマがあるものの、乱れ・崩れを感じる部分もありました。
基本ラブコメ話で、勢いあるのであまり気にならないと思いますが。
表現に引っ掛かる箇所なく、漫画のテンポは良好。
もうちょい露出大きめでも良かったかなーという↓表紙は、派手でアピール力のあるもの。
カラーの良さが出ていましたが、だいたいそちらの判断で問題ないかと。
中扉の白黒絵も可愛くまとまってましたよ。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: もう少し丁寧さがほしいですが、上に近い「3」です。
・話4: 重くはないものの、軽いばかりでない、適度なバランスでした。
・独5: 難しい商店街をネタにしながら、良い感じに流れています。
合計:[12/15]
合間に差し込まれている4コマは、各話の隙間を埋めるちょろっとネタ。
大げさかもしれませんが、作品に厚みをもたらせていると感じました。
これも非常に良かったです。
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・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : [一般]ラブコメ・商店街再興
・おまけ: あとがき、合間に4コマ・ネタ絵。
・その他: 8話収録、現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「あべつくも」センセの「はな*ぱれっ! 花咲商店街オンパレード 1巻」です。
こないだの「前田千石」センセを筆頭に、10月下旬あたり発売は一般系が賑やかでした。
紹介についても、どれにしようかなー、って感じ。
色々考えて、今回は「あべつくも」センセにしました。
前にばっさり書いてしまったので、やはり楽しめた際にはそれをしっかり伝えなければ、と。
4冊目というこちら「はな*ぱれっ! 花咲商店街オンパレード 1巻」は、初の長編作品。
過去に紹介した初単行本「あたふたLOVE!」から、久しぶりにゲットしてきました。
一般えっち系の長編漫画。
大雑把に言うと、軽いラブコメちっくなお話です。
コレといった派手に目立つものは薄いものの、絵柄は安定し、肝心のお話も良質なエンターテイメントに仕上がっておりました。
※新・花咲商店街の面々
温泉旅行話は良い感じになっていました。
どうにか大学を卒業した主人公「中江隆人」
ふらりと地元に帰省した彼は、閑古鳥が鳴いている花咲商店街の現状を知ったのです。
優れた理事であった父「茂隆」の血を引く「隆人」に期待を寄せた商店街の面々は、復活のため理事就任を要請。
「店を出したいって思ってる若い人たちに、店そのものを貸しちゃえばいいんじゃないか」
なんとなく思い付いたそのアイデアに皆が飛び付いたことから、否応なしに理事として商店街を引っ張ることとなってしまったのでした。
…だいたいそんな感じの導入部。
一般漫画ではお馴染み、問題解決タイプのお話。
基本的に各話にて別ヒロインが登場し、えっち込みで商店街に新店舗をオープンさせていく流れになってます。
”さびれた老舗温泉旅館(あるいは銭湯)の立て直し~”というのなら、えっち展開にし易いこともあってかよく見られますが、こちらは商店街。
実際によく問題として取り上げられますよねー。
”若い人達に空店舗を貸し出す”
細かい良し悪しは置いといて、取りあえず若い人間(やる気のある)が仕切るだけで、少しは垢抜けるでしょう。
それが若い娘なら、雰囲気だって変わるだろうし。
またその娘が可愛ければ、目当ての男性客も集まると想像されるので…良い流れになるのではないかなぁ。
現実には難しい部分があると思いますが、コレはなかなか捨てがたい発想ではないでしょうか。
(※知識ないので、細かいところは知りませんけど)
ちょっと本気でプレゼン書きたくなりますね。
※左から、山野まこ・宇佐美羽菜、由衣・芽衣
左の2人は非常におさまり良いですね。
特に見ていて良かったのが、2話でオープンした「山野まこ」さんのパン屋。
5話などのカットを見る限り、改装にさして金を掛けていない様子が伺えました。
あれは単に性格かもしれませんが、いきなり綺麗・豪華にリニューアルされてたら変ですもんね。
また、そこそこパン屋は賑わっていましたけど、8話での福引コーナーは閑散としていました。
いきなり人が集まってくるようになり、めでたし・めでたし~みたいな軽さないのも、好感が持てます。
今のところは。
今後は、初回のアイデアに続いて主人公「隆人くん」がちらりとでも気の利いたことを言う、何かしら巧く仕切って問題解決する、などココという場面でその才を示すような描写あれば、より盛り上がると思います。
あまり仰々しくなく、かと言って地味でもなく。
そこそこ現実味ありそうなバランスを保ってほしいですねー。
難しいでしょうけれど、2巻以降の展開を期待します。
1話「救世主来たる!?」は彼の実家「中江食堂」を手伝う、看板娘「宇佐美羽菜(うさみ・はな)」さん。
いかにも正ヒロイン然とした、清楚な可愛らしさのある娘です。
うさぎのヘアピンが特徴ですが、あれは…なんらかの事情がありそう。
(※彼女の年齢からは子供っぽいデザインなので。あるいは単純に”宇佐美”から来ているのかもしれませんが)
エプロンも抜群に似合っていました。
この漫画のもう1つ良い部分。
いきなり彼女とのえっちシーンがあるところ。
「隆人くん」の家族とは当然懇ろで、1巻では2度のえっちを担当している彼女は実質理事補佐みたいな役回りになっており、登場回数も頻繁。
「あべつくも」センセもお気に入りなのか、それらしく扱いは優遇されていました。
ここでは思い出の場所にてのえっちなんですが、いきなり野外です。
大胆ねぇ。
そんな「羽菜さん」と対で描かれることらの多い、実質的な2番手キャラ「山野まこさん」登場の2話「焼きたてホッカホカ」
関西弁・八重歯のはっちゃけた娘で、登場するとよく目立ってます。
↓表紙でも、「羽菜さん」と色違い・サイズ違い(笑)で、収まり良かったですね。
美味いパンを作る彼女。
もともと子供らを相手にリサーチみたいなことをやっており、その後の人気の裏付けになっていました。
雰囲気そのまま、ショートパンツな「まこさん」
そんな彼女を肩車して~という展開になっています。
なお、しっかり「羽菜さん」が彼をサポートしていたのもポイントでしょう。
3話「まさかの大変身!?」は、サブタイトルそのままなネタ。
”小さい飲食系の店をやりたい”という、眼鏡・みつ編みな「高畑奈々子」さん。
「野暮ったい」とか言われていた彼女は、容姿からガラリと変わってセクシーパブなんぞをオープンさせていました。
驚いていた「隆人くん」
せめてどんな店やるかくらい確認しようよ。
店舗もそれほど大きくなく、性格から察するにあれはストレス発散みたいな感じなのかなぁ。
オープン当日に店内でのえっちに発展するんですが…お客は彼1人ですか?
※左:日高朝子、右:勝木紀子
結局「朝子さん」は店を持てていなかったですねー。
4話「百合の花びら大回転」は下着店を出店する「芽衣」・「由衣」の姉妹。
初のWヒロイン話ですね。
この2人のうち、続く4コマにて”ある役割ができた”ツインテールな「由衣ちゃん」がいいですね。
また、こちらのエピソードから「まこさん」ほか以前のキャラが登場するようになってます。
「まこさん」に続く目立つ容姿の「日高朝子」さん登場の5話「揺れるボインと乙女心!?」
作品中では現在のところ最大のバストサイズという彼女。
丸眼鏡で弱気なのもいい感じでした。
えっちに至るのはやや強引でしたが、ここはオチが秀逸。
やっぱりね。
6話「湯けむりチン道中」はキャラ集合の温泉旅行話。
なにげに婚前旅行を計画していた「羽菜さん」
真面目一辺倒でない、ちゃっかりした点を見せてくれました。
女の子ですね。
なお、こちらでは「羽菜さん」との温泉えっちです。
集合したことで各キャラの性格付けがより強調され、コマ隅での言動がなにげに面白くなっています。
正体が判明してから、昼・夜が混ざりあったような容姿の「奈々子さん」が可愛いですね。
登場キャラで最も貧乳な「笹塚みゆ」の7話「セクシーメイド・喫茶」
冒頭の電話シーンが好き。
彼女はメイド喫茶なんですが、肝心の喫茶関係がまるでダメという困った娘。
…さきほどもそうでしたけど、店構える前にちゃんと確認しようよ。
それを認識しているのか、やたらめったら露出の大きいメイド服でした。
「隆人くん」の評価は微妙なモノでしたが、あれはマニア受けするのでいいと思います。
9話「イキイキ・商店街」は逆に活気のある、いきいき商店街の視察。
こちらでは昔馴染みの「勝木紀子」さんが仕切っており、おそらくは彼女の人脈・人望が支えになっているみたい。
ちらほら可愛らしい部分も見え、「羽菜さん」を含めて軽い三角関係になりそうでした。
また、お手本を見るというのは、今後のお話に繋がりそうですねー。
しっかりとした、強めな線の絵柄。
濃淡はやや濃いめ。
良く描けているコマがあるものの、乱れ・崩れを感じる部分もありました。
基本ラブコメ話で、勢いあるのであまり気にならないと思いますが。
表現に引っ掛かる箇所なく、漫画のテンポは良好。
もうちょい露出大きめでも良かったかなーという↓表紙は、派手でアピール力のあるもの。
カラーの良さが出ていましたが、だいたいそちらの判断で問題ないかと。
中扉の白黒絵も可愛くまとまってましたよ。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: もう少し丁寧さがほしいですが、上に近い「3」です。
・話4: 重くはないものの、軽いばかりでない、適度なバランスでした。
・独5: 難しい商店街をネタにしながら、良い感じに流れています。
合計:[12/15]
合間に差し込まれている4コマは、各話の隙間を埋めるちょろっとネタ。
大げさかもしれませんが、作品に厚みをもたらせていると感じました。
これも非常に良かったです。
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