■少女×少女×少女 (赤月みゅうと)
★まんがデーター [15/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : [成年]集団・ノスタルジー
・おまけ: あとがき、イラスト。
・その他: カラー(8P)、短編×5(うち「祭子」×3)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「赤月みゅうと(あかつき・みゅうと)」センセの「少女×少女×少女」です。
今週はコレでしょう。
無論、「赤月みゅうと」センセの絵柄が合うならば、ですけどね。
ロリではないものの、それちっくな、素朴で可愛らしいもの。
だいたいカラーでもいいんですが、裏表紙のカット絵とか見てみて。
そんなん問題がなければ。
いきなりでした。
本日は過去に「イノセント ~少女メモリア~」を紹介している「赤月みゅうと」センセです。
そっちは去年の6月でしたか。
”新たなる成年コミックの担い手”
その冠は、まさしく伊達ではありません。
読んでいて、「すげぇなぁ」と思わず呟いてしまうほどに(本当)
オススメです。
※「三葉」・「双葉」・「四葉」
ヒロインはこんな感じに可愛らしいのです。
さて、「少女×少女×少女」が2冊目の単行本。
収録話数としては↑上記データの通り少ないんですが、手に取ると内容がぎっしり詰まっていることに気付くと思います。
重たいです。
数えてみたところ、238ページもありましたよ。
メインの連続話と短編による構成なんですが、ページ数的には1つで2、3話という風情。
そのため、どちらも読み応えがあります。
また、えっちシーンにもページは多く割かれ、とかく集団にて描かれておりました。
圧倒的とも言える迫力をぜひ間近で体験下さい。
まずは短編から。
”普通に過ごしていれば、絶対に手の届かない高嶺の花”
クラスの女子連中にからかわれ、いじめられている、劣等生の「鈴木」
見かねた優等生「中村みさこ」はそれを止めさせようとしたため、同様な扱いを受けることとなったのです。
処女だ童貞だとからかわれた「みさこ」は、彼の手を取って廃屋へと向かったのでした。
だいたいそんなんが「モラトリアム少年×少女」
ちょっぴりイイ話。
「みさこさん」はクラスでアイドル的な存在のようでしたが…あのクラスの反応はいかにも現代的で、問題ありそう。
そうした中、彼女は優等生っぷりを発揮・披露しています。
危険を顧みず彼を助けたこともそうですが、どっちかというと女子から同様な扱いを受けた直後の行動。
強いですね。
そりゃ、成績も良い訳だ。
また、それだけでなく、「鈴木くん」と2人きりになって、素を見せた「みさこさん」がまた非常に魅力的。
「ひっどーい、それどういう意味ー!?」
そう彼に迫るシチュエーションの1コマは、小さいもののぐさーって刺さりました。
えっち最中に目が合い、照れる描写も最高です。
胸の大きい「あーちゃん」こと「朝倉」さんに、恋をしている「しーちゃん」こと「シズク」さん。
「あーちゃん」が憧れる、”冴えないくせに何故か女生徒に人気がある”という美術の「スズキ先生」
そんな彼を利用して、「ミサカ」、「カタヤマ」、「ショーコ」、「シホ」、「ヒトミ」…といったクラスメイトの好奇心を利用して乱交に巻き込み、どさくさに紛れて「あーちゃん」とのえっちを画策したのでした。
そんな短編「エンティエンヌ・ドゥ・シルエット」
ここから集団えっちです。
カラー原稿があり、後述するメインが田舎・和風であったのに対し、こちらは現代の学校。
普通に喋っていても、気付くと「あーちゃん」の太ももに手が伸びている、百合ちっくな主人公「シズクさん」
キスからえっちの直前まではしており、その際に好きな人がいると拒絶されたことで、今回の計画を考えておりました。
絵のモデルとして接触し、「スズキ先生」をえっちに誘ったりしているのよ。
物凄いコト考えますわね。
こうした流れで、あっさりえっちに参加しない「あーちゃん」が良い。
「赤月みゅうと」センセは、この”じっくり描写”がイイんですね。
それを許容する出版社さんも拍手。
ぱちぱち。
「あーちゃん」はむちむちでしたねー。
思わず彼も筆をばっきり折っていましたよ。
※左:中村みさこ、右:シズク
個人的には「みさこさん」がお気に入り。良い娘でしたよ。
収録のメイン中編「祭子」は全3話の連続もの。
集団による圧巻な描写と派手なえっちシーン。
先が読めない、密度の濃いお話など、素晴らしい出来栄えでした。
こりゃ、どっかがアニメ化しそうですねー。
ひでるさんは地下・温泉洞窟のセットにがっつりお金をかけて映画にしたいですが。
キツネの面を被る、尊大・厳格な父親。
天上(てんじょう)家は村の大地主で権力を有し、彼は多くの妾から生ませた少女らを10年以上に渡ってその屋敷に閉じ込めていたのでした。
長年の監禁生活から、彼女らは”外に出ようと考えない”までになっていたのです。
「母が亡くなった」
幼馴染み「祭子」から、そんな連絡を受けた「賢吾」
彼は父親を恐れるがあまり、7年前の事件を切っ掛けに家を飛び出していたのです。
実家へ戻った彼は、最も年上の姉「綾」、三姉妹「三葉」「四葉」「双葉」ほか多くの少女らと不思議な夜を過ごすうち、全てを悟ることとなるのでした。
…大雑把ですが、だいたいはそんな感じ。
舞台は緑溢れる田舎で、皆さん和服であるためノスタルジー感ある作品。
閉鎖的な空間で育つ少女たち、君臨する怪しげな父親…という、いかにも何かありげな風情です。
漫画のほとんどは、”神聖な場所”という地下温泉。
そこで少女らと交わるかたわら、過去描写などが折り込まれていました。
カラーページから続くのは序章。
彩色原稿では各ヒロインとの温泉えっち。
メイン部分は…2周目に見てみると、ヒントたっぷりでしたね。
おかっぱの「祭子さん」が可愛いです。
またカラーでもありましたが、地下温泉が非常に雰囲気あってステキ。
ジオラマにしてほしいくらい。
そちらと三姉妹などの見開きページは幻想的です。
1話「女。」は「綾さん」
20を越えるという彼女がため、メインヒロインで唯一アンダーヘアのある方。
胸も立派ですね。
”下から持ち上げる”
そんな文がえっちでした。
切っ掛けっぽい過去描写も描かれていたので、ぜひ注目下さい。
2話「少女。」は「賢吾くん」を「兄様」と慕う「三葉」「四葉」「双葉」という三姉妹。
こっちは貧乳で、ロリっとした雰囲気。
端折ることなく、1人ずつじっくり描かれております。
※左:祭子、右:綾(過去)
大勢の中で、「祭子さん」も可愛かったです。
3話「酒池肉林。」は「祭子さん」ほか大勢。
モブも含めて多くの女の子が登場するお話ですが、やっぱり「祭子さん」はひとインパクト違います。
どーんと2ページ使った描写が素敵でした。
また、ここでは書きませんが…ラストシーンは目を見開くほどに圧倒的。
そう泣かせるようなストーリーではないものの、感動すると思います。
じんわりきますね。
あれは…「賢吾くん」もそうなんですが、「彩さん」を筆頭にした少女らも~~~~なんだろうなぁ。
そうしたモロモロ全てをひっくるめて、「私達を助けて」だったのかな。
ひでるさんの解釈が合っているかどうか分かりませんが。
面白かったです!
そのメイン中編「祭子」の2話にて、正ヒロインたる「祭子さん」が服を脱ぐシーンがあるんですね。
ちょうど↓表紙みたいな光景なの。
ただし、双方見比べてもらえれば分かると思うんですが…「赤月みゅうと」センセはやはり白黒原稿が真骨頂。
↓表紙・裏表紙も全然悪いとは思いません。
しかし、イロイロ表現の巧みさとか、奥行きとかエロス感とかじんわり染みわたってくるようなモノがカラーにはありません。
いくらかプラス判定で良いでしょう。
前巻もお上手でしたが、まさに”上に手が届きそう”という「上」に到達した感じ。
適度な濃淡とじっくりな描き込みですが、あちこちのバランスに優れ、あれだけ賑やかでも見辛いコマは1つもありません。
柔らかながら相当に迫力もあり、ちらと見ただけでも漫画世界に引き込まれます。
多少は人を選ぶかもしれませんがキャラは可愛らしくまとまっていて、表情から表現まで見事。
こりゃ、”今年の1冊”になっても、不思議ではないですね。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: びっくりしました。素晴らしいです。
・話5: 短編も連続話もじっくり描かれていて、読み応えあります。
・独5: ヒロインが生き生きとしていました。
合計:[15/15]
巻末のイラストにも驚きでした。
当初は別の広告記事かと思いましたよ。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : [成年]集団・ノスタルジー
・おまけ: あとがき、イラスト。
・その他: カラー(8P)、短編×5(うち「祭子」×3)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「赤月みゅうと(あかつき・みゅうと)」センセの「少女×少女×少女」です。
今週はコレでしょう。
無論、「赤月みゅうと」センセの絵柄が合うならば、ですけどね。
ロリではないものの、それちっくな、素朴で可愛らしいもの。
だいたいカラーでもいいんですが、裏表紙のカット絵とか見てみて。
そんなん問題がなければ。
いきなりでした。
本日は過去に「イノセント ~少女メモリア~」を紹介している「赤月みゅうと」センセです。
そっちは去年の6月でしたか。
”新たなる成年コミックの担い手”
その冠は、まさしく伊達ではありません。
読んでいて、「すげぇなぁ」と思わず呟いてしまうほどに(本当)
オススメです。
※「三葉」・「双葉」・「四葉」
ヒロインはこんな感じに可愛らしいのです。
さて、「少女×少女×少女」が2冊目の単行本。
収録話数としては↑上記データの通り少ないんですが、手に取ると内容がぎっしり詰まっていることに気付くと思います。
重たいです。
数えてみたところ、238ページもありましたよ。
メインの連続話と短編による構成なんですが、ページ数的には1つで2、3話という風情。
そのため、どちらも読み応えがあります。
また、えっちシーンにもページは多く割かれ、とかく集団にて描かれておりました。
圧倒的とも言える迫力をぜひ間近で体験下さい。
まずは短編から。
”普通に過ごしていれば、絶対に手の届かない高嶺の花”
クラスの女子連中にからかわれ、いじめられている、劣等生の「鈴木」
見かねた優等生「中村みさこ」はそれを止めさせようとしたため、同様な扱いを受けることとなったのです。
処女だ童貞だとからかわれた「みさこ」は、彼の手を取って廃屋へと向かったのでした。
だいたいそんなんが「モラトリアム少年×少女」
ちょっぴりイイ話。
「みさこさん」はクラスでアイドル的な存在のようでしたが…あのクラスの反応はいかにも現代的で、問題ありそう。
そうした中、彼女は優等生っぷりを発揮・披露しています。
危険を顧みず彼を助けたこともそうですが、どっちかというと女子から同様な扱いを受けた直後の行動。
強いですね。
そりゃ、成績も良い訳だ。
また、それだけでなく、「鈴木くん」と2人きりになって、素を見せた「みさこさん」がまた非常に魅力的。
「ひっどーい、それどういう意味ー!?」
そう彼に迫るシチュエーションの1コマは、小さいもののぐさーって刺さりました。
えっち最中に目が合い、照れる描写も最高です。
胸の大きい「あーちゃん」こと「朝倉」さんに、恋をしている「しーちゃん」こと「シズク」さん。
「あーちゃん」が憧れる、”冴えないくせに何故か女生徒に人気がある”という美術の「スズキ先生」
そんな彼を利用して、「ミサカ」、「カタヤマ」、「ショーコ」、「シホ」、「ヒトミ」…といったクラスメイトの好奇心を利用して乱交に巻き込み、どさくさに紛れて「あーちゃん」とのえっちを画策したのでした。
そんな短編「エンティエンヌ・ドゥ・シルエット」
ここから集団えっちです。
カラー原稿があり、後述するメインが田舎・和風であったのに対し、こちらは現代の学校。
普通に喋っていても、気付くと「あーちゃん」の太ももに手が伸びている、百合ちっくな主人公「シズクさん」
キスからえっちの直前まではしており、その際に好きな人がいると拒絶されたことで、今回の計画を考えておりました。
絵のモデルとして接触し、「スズキ先生」をえっちに誘ったりしているのよ。
物凄いコト考えますわね。
こうした流れで、あっさりえっちに参加しない「あーちゃん」が良い。
「赤月みゅうと」センセは、この”じっくり描写”がイイんですね。
それを許容する出版社さんも拍手。
ぱちぱち。
「あーちゃん」はむちむちでしたねー。
思わず彼も筆をばっきり折っていましたよ。
※左:中村みさこ、右:シズク
個人的には「みさこさん」がお気に入り。良い娘でしたよ。
収録のメイン中編「祭子」は全3話の連続もの。
集団による圧巻な描写と派手なえっちシーン。
先が読めない、密度の濃いお話など、素晴らしい出来栄えでした。
こりゃ、どっかがアニメ化しそうですねー。
ひでるさんは地下・温泉洞窟のセットにがっつりお金をかけて映画にしたいですが。
キツネの面を被る、尊大・厳格な父親。
天上(てんじょう)家は村の大地主で権力を有し、彼は多くの妾から生ませた少女らを10年以上に渡ってその屋敷に閉じ込めていたのでした。
長年の監禁生活から、彼女らは”外に出ようと考えない”までになっていたのです。
「母が亡くなった」
幼馴染み「祭子」から、そんな連絡を受けた「賢吾」
彼は父親を恐れるがあまり、7年前の事件を切っ掛けに家を飛び出していたのです。
実家へ戻った彼は、最も年上の姉「綾」、三姉妹「三葉」「四葉」「双葉」ほか多くの少女らと不思議な夜を過ごすうち、全てを悟ることとなるのでした。
…大雑把ですが、だいたいはそんな感じ。
舞台は緑溢れる田舎で、皆さん和服であるためノスタルジー感ある作品。
閉鎖的な空間で育つ少女たち、君臨する怪しげな父親…という、いかにも何かありげな風情です。
漫画のほとんどは、”神聖な場所”という地下温泉。
そこで少女らと交わるかたわら、過去描写などが折り込まれていました。
カラーページから続くのは序章。
彩色原稿では各ヒロインとの温泉えっち。
メイン部分は…2周目に見てみると、ヒントたっぷりでしたね。
おかっぱの「祭子さん」が可愛いです。
またカラーでもありましたが、地下温泉が非常に雰囲気あってステキ。
ジオラマにしてほしいくらい。
そちらと三姉妹などの見開きページは幻想的です。
1話「女。」は「綾さん」
20を越えるという彼女がため、メインヒロインで唯一アンダーヘアのある方。
胸も立派ですね。
”下から持ち上げる”
そんな文がえっちでした。
切っ掛けっぽい過去描写も描かれていたので、ぜひ注目下さい。
2話「少女。」は「賢吾くん」を「兄様」と慕う「三葉」「四葉」「双葉」という三姉妹。
こっちは貧乳で、ロリっとした雰囲気。
端折ることなく、1人ずつじっくり描かれております。
※左:祭子、右:綾(過去)
大勢の中で、「祭子さん」も可愛かったです。
3話「酒池肉林。」は「祭子さん」ほか大勢。
モブも含めて多くの女の子が登場するお話ですが、やっぱり「祭子さん」はひとインパクト違います。
どーんと2ページ使った描写が素敵でした。
また、ここでは書きませんが…ラストシーンは目を見開くほどに圧倒的。
そう泣かせるようなストーリーではないものの、感動すると思います。
じんわりきますね。
あれは…「賢吾くん」もそうなんですが、「彩さん」を筆頭にした少女らも~~~~なんだろうなぁ。
そうしたモロモロ全てをひっくるめて、「私達を助けて」だったのかな。
ひでるさんの解釈が合っているかどうか分かりませんが。
面白かったです!
そのメイン中編「祭子」の2話にて、正ヒロインたる「祭子さん」が服を脱ぐシーンがあるんですね。
ちょうど↓表紙みたいな光景なの。
ただし、双方見比べてもらえれば分かると思うんですが…「赤月みゅうと」センセはやはり白黒原稿が真骨頂。
↓表紙・裏表紙も全然悪いとは思いません。
しかし、イロイロ表現の巧みさとか、奥行きとかエロス感とかじんわり染みわたってくるようなモノがカラーにはありません。
いくらかプラス判定で良いでしょう。
前巻もお上手でしたが、まさに”上に手が届きそう”という「上」に到達した感じ。
適度な濃淡とじっくりな描き込みですが、あちこちのバランスに優れ、あれだけ賑やかでも見辛いコマは1つもありません。
柔らかながら相当に迫力もあり、ちらと見ただけでも漫画世界に引き込まれます。
多少は人を選ぶかもしれませんがキャラは可愛らしくまとまっていて、表情から表現まで見事。
こりゃ、”今年の1冊”になっても、不思議ではないですね。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: びっくりしました。素晴らしいです。
・話5: 短編も連続話もじっくり描かれていて、読み応えあります。
・独5: ヒロインが生き生きとしていました。
合計:[15/15]
巻末のイラストにも驚きでした。
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少女×少女×少女 (MUJIN COMICS) (2011/08/05) 赤月 みゅうと 商品詳細を見る |
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