■でぃーエッチ!~ひもろぎ百嫁語~ (高津)
★まんがデーター [14/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : [成年]ラブコメ・人外
・おまけ: あとがき漫画、カバー裏にカラー別絵、
カラー描き下ろし「でぃーエッチ!~ひもろぎ百嫁語~0話」
・その他: 折り返しに漫画・目次、奥付に漫画、
カラー(4P)、短編×8
(うち「でぃーエッチ!~ひもろぎ百嫁語~」×4、
「隣の淫魔さんは嗤う」×3)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「高津(たかつ)」センセの「でぃーエッチ!~ひもろぎ百嫁語~」です。
単行本の厚さ(全222ページ)に驚きましたが。
まー、「高津」センセはサービス精神旺盛な方ですねー。
折り返しのもくじを含めた漫画にも驚きましたが、凝ったカバー裏とか、意外な事実の判明する奥付とか。
ちなみに、某書店で購入したので、特典でペーパーがついているんですが。
これも新聞風のたいへん良く出来たものでした。
やっぱりここまでして頂けると…非常に嬉しいですわね。
お疲れさまでした。
※左:紬先生、右:淫魔「麻美さん」
「紬先生」は素敵でした。寝顔は単行本でどうぞ。
さて、そんな訳で、初単行本「マンマ・ミーア!」を皮切りに、エジプト系母子の「それは歴史にカかないでっ!」、”昭和浪漫えっち”「さくらデモクラシー!」…と、毎回独特な世界を構築している「高津」センセ。
4冊目は「でぃーエッチ!~ひもろぎ百嫁語~」ということで、妖怪モノになっています。
ほかシリーズで悪魔(淫魔)も顔を見せているので、全体としては人外揃いな1冊。
漫画はいつもの如くセンセの色たっぷりでしたが、ちょっと癖はあるかなー。
まぁ、これまでのファンの方なら大丈夫でしょう。
収録は連続話の表題作と、もう1つ中編。
さらに現代劇な短編がありました。
冗談か本当か、最もアンケートが良かったというのがその短編なんですが、読んでなんとなく納得。
なるほど、コレはいいわ。
そんな訳で、まずは短編「夢みたいなホントの話。」から。
美人ながら生徒に厳しいことで有名な、担任教師「紬」さん。
常に凛とした彼女でしたが、保健室でうたた寝をしていた際の可愛らしい寝顔を見た生徒「栗村」は欲望そのまま手を出してしまうのでした。
そんな訳で、教師・生徒のカップル。
寝込みを襲うシチュエーションもいいんですが、これは「紬先生」のキャラ。
「高津」センセはこうしたヒロインがお上手ですねー。
むちむちとしたスタイルに眼鏡と知的な広い額。
ぴっちり気味なパンストと黒下着も素敵でした。
また「栗村くん」が言っているように、普段の表情からは想像もできないくらいに寝顔がキュートなのよ。
これは手を出さない方が不思議ですわね。
バレた際の対応も素敵でした。
前巻にも悪魔な漫画がありましたが、こちら収録の中編「隣の淫魔(おく)さんは嗤う」は全3話。
両親が突然に海外旅行へ出掛けたため、お隣の印野家に面倒を見てもらうこととなった「池田仁重(いけだ・もとのぶ)」くん。
しかし、そちらの奥様「麻美」さんは、実は悪魔、淫魔の家系だったのです。
「チョット契約して~生贄を奉げて~」
…ということで、彼「仁重くん」は旅費の代償として、淫魔である「麻美さん」に身体を預けられてしまったのでした。
だいたいそんなお話。
淫魔とのえっち話ですね。
悪魔で契約うんぬんという切っ掛け、角・尻尾・タトゥーみたいな容姿に特徴はあったものの、基本的に隣の人妻とのラブコメ話。
ファンタジーな要素はほぼありません。
先の「紬さん」らカップルもそうでしたが、男性側が幼いためショタっぽい色もあると思います。
いきなり裸エプロンな1話目。
「貴方契約でおばちゃんに捧げられた生贄なのよ?”いやだ”なんて言えないの」
普通の表情で諭すように言ってるそんなコマがなんだか可笑しいです。
なかなか賢そうな「仁重くん」はマセており、もともと「麻美さん」を気にしていた様子。
まぁ、あれだけのスタイルですからねー。
自在にえろい事をされていました。
生贄期間が延長となっている2話目。
淫魔なのにお預けさせてるところは、さすが「麻美さん」
ただ、こちらは通販の聖水がため、「仁重くん」が逆襲する展開となっています。
また前話と異なり、「麻美さん」が服を着ているのもいい感じでした。
3話目は1話でちょろっと顔を見せていた、娘「まどか」ちゃん。
やや透けているスクール水着が実に可愛らしいんですが、
「同じ着るにしても淫魔なら淫魔らしくもっと節度のないふしだらなものに~」
とか母「麻美さん」から注意をされていました。
なるほど。
淫魔のくせして照れ屋な「まどかちゃん」が魅力的。
ただ…おそらくはこうした経験を経て、それらしくなっていくんだろうなぁ、って感じ。
あの初々しさが失われてしまうのは、ちょっぴり残念な気がしました(笑)
※左:久地縄雫、右:黒尋坊耶麻子
この2人はキャラ・能力生かしたえっちの両面で良く出来てます
メインの中編「でぃーエッチ!~ひもろぎ百嫁語~」は全4話。
描き下ろしのカラー原稿部分には、5番目の嫁・すねころりの「辻堂ころび」、6番目の嫁・垢なめの「水橋桶乃」が登場していましたが…本編4話ではちょっと姿を見せた程度でした。
ひょっとして、このお話は5話以降も続いたりするのかな、どうかな。
「若い衆に任せてみたい」
そうした村長の意向から、村興しのため著名人の誘致キャンぺーンを行っていた、妖怪たちの住む村。
なかなか趣旨に合った人が見つからないなか、濡れ女「久地縄雫」は、お気に入りの妖怪小説家「佐野豊英」の招待を提案したのでした。
ちょうど次回作のネタに詰まっていた「豊英」はそれに応じて村に入り、嫁候補の妖怪らと交わるのです。
だいたいそんな感じ。
1話目はふんわりとした物腰の、ドMな女性「雫さん」
和服の似合う可愛らしい女性で、本作品のメインヒロインという風情。
↓表紙も彼女ですね。
リアクション良くMちっくでもあり、混乱する「豊英くん」をテンポ良くえっちに持ち込んでいました。
もともと小説からファンだったようなので、彼女としては願ったり叶ったりでしょう。
濡れて透け透けなのが良い感じでした。
この妖怪のチョイスは、なるほど、って思いましたよ。
2話目はさとりの「黒尋坊耶麻子(こくじんぼう・やまこ)」さん。
相手の思考が読めるという能力が、えっちにて実に良いスパイスとなっていました。
「雫さん」の妄想もダイレクトに頭に浮かぶんだろうなぁ。
先の彼女と違ってツンデレな風情で、照れてる表情が素敵でした。
「顔とは裏腹にとんでもない事考えてるぅー!?」
のコマが好き。
オチもいいですね。
お猿の髪飾りはちらほら表情変化しているので、そちらもお見逃しなく。
3話目は土蜘蛛の「八握萩(やつか・はぎ)」、ぬっぺふほふの「薬川白」というアダルトな2人。
メインは「萩さん」ですね。
噂話から反応した「萩さん」がほぼ勝手にえっちへと持ち込むパターン。
土蜘蛛らしく、「豊英くん」を糸で絡め取っていました。
先の2人と違い、未亡人らしいリアクションが魅力的。
まさかお子さまらも参加するとは思いませんでしたが。
※でぃーエッチ!ヒロインズ
今回もありました!ドキドキですね!!
収録最終の4話はヒロイン集合の集団えっちパターン。
そんなんはごくスタンダードで、基本的なお話構成なんですが…舞台設定がお祭りなんですよ。
察しの良い方、その通り。
前巻でもありましたが、それぞれヒロインのふんどし姿が堪能できます。
いいですね。
ずっとお祭りでもいいくらい(笑)
細かい部分では、相変わらずトロリとした風情の「雫さん」と、”読心中”の「耶麻子さん」のコマが面白かったです。
このオチがまだ続いても良さげな感じなんですよ。
どうなんでしょう?
乱れ・崩れのない、きっちり・しっかりとした線。
バランスも良く、安定感もありました。
それがためか、ページが賑やかでも見辛さはありません。
だいたい大きめなコマ割りで、丁寧にまとまってます。
表情とか表現などに優れた、漫画の巧い方。
デフォルメはやや独特かなー。
個性が許容できるかがポイントになるでしょう。
どっちかというと、カラーよりも白黒原稿のが上手な方。
いくらかプラス判定で良いと思います。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 独特さはあるものの、お上手な方です。
・話4: 短編・長編ともに良いラブコメでした。どちらかに統一してほしかったかなー。
・独5: 人外漫画をお楽しみください。先生も良いです。
合計:[14/15]
↓表紙はちょっと分かり辛かったです。
あれは…やや透け過ぎではないでしょうか。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : [成年]ラブコメ・人外
・おまけ: あとがき漫画、カバー裏にカラー別絵、
カラー描き下ろし「でぃーエッチ!~ひもろぎ百嫁語~0話」
・その他: 折り返しに漫画・目次、奥付に漫画、
カラー(4P)、短編×8
(うち「でぃーエッチ!~ひもろぎ百嫁語~」×4、
「隣の淫魔さんは嗤う」×3)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「高津(たかつ)」センセの「でぃーエッチ!~ひもろぎ百嫁語~」です。
単行本の厚さ(全222ページ)に驚きましたが。
まー、「高津」センセはサービス精神旺盛な方ですねー。
折り返しのもくじを含めた漫画にも驚きましたが、凝ったカバー裏とか、意外な事実の判明する奥付とか。
ちなみに、某書店で購入したので、特典でペーパーがついているんですが。
これも新聞風のたいへん良く出来たものでした。
やっぱりここまでして頂けると…非常に嬉しいですわね。
お疲れさまでした。
※左:紬先生、右:淫魔「麻美さん」
「紬先生」は素敵でした。寝顔は単行本でどうぞ。
さて、そんな訳で、初単行本「マンマ・ミーア!」を皮切りに、エジプト系母子の「それは歴史にカかないでっ!」、”昭和浪漫えっち”「さくらデモクラシー!」…と、毎回独特な世界を構築している「高津」センセ。
4冊目は「でぃーエッチ!~ひもろぎ百嫁語~」ということで、妖怪モノになっています。
ほかシリーズで悪魔(淫魔)も顔を見せているので、全体としては人外揃いな1冊。
漫画はいつもの如くセンセの色たっぷりでしたが、ちょっと癖はあるかなー。
まぁ、これまでのファンの方なら大丈夫でしょう。
収録は連続話の表題作と、もう1つ中編。
さらに現代劇な短編がありました。
冗談か本当か、最もアンケートが良かったというのがその短編なんですが、読んでなんとなく納得。
なるほど、コレはいいわ。
そんな訳で、まずは短編「夢みたいなホントの話。」から。
美人ながら生徒に厳しいことで有名な、担任教師「紬」さん。
常に凛とした彼女でしたが、保健室でうたた寝をしていた際の可愛らしい寝顔を見た生徒「栗村」は欲望そのまま手を出してしまうのでした。
そんな訳で、教師・生徒のカップル。
寝込みを襲うシチュエーションもいいんですが、これは「紬先生」のキャラ。
「高津」センセはこうしたヒロインがお上手ですねー。
むちむちとしたスタイルに眼鏡と知的な広い額。
ぴっちり気味なパンストと黒下着も素敵でした。
また「栗村くん」が言っているように、普段の表情からは想像もできないくらいに寝顔がキュートなのよ。
これは手を出さない方が不思議ですわね。
バレた際の対応も素敵でした。
前巻にも悪魔な漫画がありましたが、こちら収録の中編「隣の淫魔(おく)さんは嗤う」は全3話。
両親が突然に海外旅行へ出掛けたため、お隣の印野家に面倒を見てもらうこととなった「池田仁重(いけだ・もとのぶ)」くん。
しかし、そちらの奥様「麻美」さんは、実は悪魔、淫魔の家系だったのです。
「チョット契約して~生贄を奉げて~」
…ということで、彼「仁重くん」は旅費の代償として、淫魔である「麻美さん」に身体を預けられてしまったのでした。
だいたいそんなお話。
淫魔とのえっち話ですね。
悪魔で契約うんぬんという切っ掛け、角・尻尾・タトゥーみたいな容姿に特徴はあったものの、基本的に隣の人妻とのラブコメ話。
ファンタジーな要素はほぼありません。
先の「紬さん」らカップルもそうでしたが、男性側が幼いためショタっぽい色もあると思います。
いきなり裸エプロンな1話目。
「貴方契約でおばちゃんに捧げられた生贄なのよ?”いやだ”なんて言えないの」
普通の表情で諭すように言ってるそんなコマがなんだか可笑しいです。
なかなか賢そうな「仁重くん」はマセており、もともと「麻美さん」を気にしていた様子。
まぁ、あれだけのスタイルですからねー。
自在にえろい事をされていました。
生贄期間が延長となっている2話目。
淫魔なのにお預けさせてるところは、さすが「麻美さん」
ただ、こちらは通販の聖水がため、「仁重くん」が逆襲する展開となっています。
また前話と異なり、「麻美さん」が服を着ているのもいい感じでした。
3話目は1話でちょろっと顔を見せていた、娘「まどか」ちゃん。
やや透けているスクール水着が実に可愛らしいんですが、
「同じ着るにしても淫魔なら淫魔らしくもっと節度のないふしだらなものに~」
とか母「麻美さん」から注意をされていました。
なるほど。
淫魔のくせして照れ屋な「まどかちゃん」が魅力的。
ただ…おそらくはこうした経験を経て、それらしくなっていくんだろうなぁ、って感じ。
あの初々しさが失われてしまうのは、ちょっぴり残念な気がしました(笑)
※左:久地縄雫、右:黒尋坊耶麻子
この2人はキャラ・能力生かしたえっちの両面で良く出来てます
メインの中編「でぃーエッチ!~ひもろぎ百嫁語~」は全4話。
描き下ろしのカラー原稿部分には、5番目の嫁・すねころりの「辻堂ころび」、6番目の嫁・垢なめの「水橋桶乃」が登場していましたが…本編4話ではちょっと姿を見せた程度でした。
ひょっとして、このお話は5話以降も続いたりするのかな、どうかな。
「若い衆に任せてみたい」
そうした村長の意向から、村興しのため著名人の誘致キャンぺーンを行っていた、妖怪たちの住む村。
なかなか趣旨に合った人が見つからないなか、濡れ女「久地縄雫」は、お気に入りの妖怪小説家「佐野豊英」の招待を提案したのでした。
ちょうど次回作のネタに詰まっていた「豊英」はそれに応じて村に入り、嫁候補の妖怪らと交わるのです。
だいたいそんな感じ。
1話目はふんわりとした物腰の、ドMな女性「雫さん」
和服の似合う可愛らしい女性で、本作品のメインヒロインという風情。
↓表紙も彼女ですね。
リアクション良くMちっくでもあり、混乱する「豊英くん」をテンポ良くえっちに持ち込んでいました。
もともと小説からファンだったようなので、彼女としては願ったり叶ったりでしょう。
濡れて透け透けなのが良い感じでした。
この妖怪のチョイスは、なるほど、って思いましたよ。
2話目はさとりの「黒尋坊耶麻子(こくじんぼう・やまこ)」さん。
相手の思考が読めるという能力が、えっちにて実に良いスパイスとなっていました。
「雫さん」の妄想もダイレクトに頭に浮かぶんだろうなぁ。
先の彼女と違ってツンデレな風情で、照れてる表情が素敵でした。
「顔とは裏腹にとんでもない事考えてるぅー!?」
のコマが好き。
オチもいいですね。
お猿の髪飾りはちらほら表情変化しているので、そちらもお見逃しなく。
3話目は土蜘蛛の「八握萩(やつか・はぎ)」、ぬっぺふほふの「薬川白」というアダルトな2人。
メインは「萩さん」ですね。
噂話から反応した「萩さん」がほぼ勝手にえっちへと持ち込むパターン。
土蜘蛛らしく、「豊英くん」を糸で絡め取っていました。
先の2人と違い、未亡人らしいリアクションが魅力的。
まさかお子さまらも参加するとは思いませんでしたが。
※でぃーエッチ!ヒロインズ
今回もありました!ドキドキですね!!
収録最終の4話はヒロイン集合の集団えっちパターン。
そんなんはごくスタンダードで、基本的なお話構成なんですが…舞台設定がお祭りなんですよ。
察しの良い方、その通り。
前巻でもありましたが、それぞれヒロインのふんどし姿が堪能できます。
いいですね。
ずっとお祭りでもいいくらい(笑)
細かい部分では、相変わらずトロリとした風情の「雫さん」と、”読心中”の「耶麻子さん」のコマが面白かったです。
このオチがまだ続いても良さげな感じなんですよ。
どうなんでしょう?
乱れ・崩れのない、きっちり・しっかりとした線。
バランスも良く、安定感もありました。
それがためか、ページが賑やかでも見辛さはありません。
だいたい大きめなコマ割りで、丁寧にまとまってます。
表情とか表現などに優れた、漫画の巧い方。
デフォルメはやや独特かなー。
個性が許容できるかがポイントになるでしょう。
どっちかというと、カラーよりも白黒原稿のが上手な方。
いくらかプラス判定で良いと思います。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 独特さはあるものの、お上手な方です。
・話4: 短編・長編ともに良いラブコメでした。どちらかに統一してほしかったかなー。
・独5: 人外漫画をお楽しみください。先生も良いです。
合計:[14/15]
↓表紙はちょっと分かり辛かったです。
あれは…やや透け過ぎではないでしょうか。
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