■お嬢様と犬 (大波耀子)
★まんがデーター [15/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : [成年]主従・お姉さん
・おまけ: あとがき、作品解説、
・その他: 短編×11(うち「お嬢様と犬」×3、「すれちがうふたり」×3、
「大好きなユカちゃん。」×3)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「大波耀子(おおなみ・ようこ)」センセの「お嬢様と犬」です。
ついに12月ですね。
急激に冷え込んで驚き。
コートだのマフラーだのを引っ張り出しました。
今年は寒めな冬になるのかなー。
年末までもう少しがんばりましょう。
※お嬢様「結女さん」
右は3話目ですが、シリアス展開です。
■お嬢様と犬 (大波耀子)
★構成・概要 お嬢様・お姉さん系 成年ラブコメ
本日は「お嬢様と犬」ですね。
タイトルの「犬」とか、黒背景な↓表紙とか、なんとなくじんわりとした不安が頭をよぎりましたが。
まぁ、描かれているの「大波耀子」センセなので大丈夫。
良かったです。
ちなみに、S度合いもそう強くはない、強く…ないよね。
読み易いラブコメな仕上がり。
明るく楽しい流れがありつつも、ポイントはぐっと重さが増しており。
ペカペカとした軽いだけのお話ではありません。
収録は表題のメイン中編と、2本の中編、そして短編という構成。
長さもしっかりあり、読み応えがありました。
各話とも、じっくり楽しめると思います。
特に中編の3本はどちらも優れた出来栄えです。
ジャンルはメインがお嬢様だったのでそうしましたが、他は年上女性という意味のお姉さん漫画が目立っていました。
★収録話 12話収録
005:「お嬢様と犬」 全3話
025:「お嬢様と犬 -Love is fantasy-」
045:「お嬢様と犬 -Love is over!-」
兄の死によって、三藤家の跡取りになった次男「松次郎」
自動的に三藤工業の次期社長となったのです。
子会社の跡取りはお屋敷で丁稚奉公するのが親会社である黒河財閥の意向。
そのため、「松次郎」は1人娘「結女(ゆめ)」のお世話係となったのでした。
だいたいそんなん。
1話はお嬢様「結女さん」が記憶喪失になるという展開。
”スカート丈がやたら短い”と注意していた「松次郎くん」
しかし、それも軽くあしらわれ、完全「結女さん」のペースとなっていました。
学園にて、ソフトボールを直撃されたお嬢様。
いつもと違ってしおらしく、感情そのままに「松次郎くん」を誘うのです。
「私なら、このチャンス逃したりしないわ」
その一言はヒントかなー。
まぁ、そう簡単に彼から手を出せないわね。
2話目は修学旅行に浮かれる「松次郎くん」
しかし、「結女さん」に南の島まで拉致されてしまったのでした。
ワガママお嬢様っぷりが堪能できる1話。
オチ部分の、リラックスしつつも勉強中なところが凄い。
こうして差がついていくんだろうなぁ。
最終3話は、どちらかというとコメディーちっくだったそれらと違って、シリアス。
「松次郎くん」の背景が詳細に描かれ、またお嬢様「結女さん」の本気も描かれておりました。
やや重めですが、良い話です。
お嬢様ですから、そりゃー感情だけでどうにもできません。
しかし、1話目もそうでしたが、「結女さん」は凄いですねー。
063:「すれちがうふたり」 全3話
看護師な「蘭子」さんと、シフト勤務な「秀一」くんという、”仕事がためなかなか会えない”というお話。
実にリアルなカップル話ですね。
実際にこうしたカップルは多いだろうなぁ。
疲れてるだろう、って気もつかいますからね。
特に2話は週末の予定がそれぞれ仕事のためキャンセルになっているんですが。
「蘭子さん」の病院に「秀一くん」が担ぎ込まれるという展開。
普通の成年漫画であれば、ラッキーとえっちに流れるところでしょうけれど。
彼を見て、ボロボロと泣き出す「蘭子さん」が良いです。
そうだろうなぁ。
当然えっちにはなるものの、あれは差し込まれていて然るべきものでしょう。
最終の3話も大荒れ。
覚悟いりますね。
ラブラブでもラブラブできないというフラストレーション蓄積される漫画の結末が、あーしたもので安心。
詳細は伏せますが、読後感爽やかでした。
※左:蘭子さん、右:ユカちゃん
「蘭子さん」の話は共感できる人多いのでは。
111:「大好きなユカちゃん。」 全3話
彼氏にドタキャンされたという「ユカ」ちゃん。
弟みたいな幼馴染み「英」くんを誘って、花火大会に出掛けたんですが。
そこで、仕事中と言っていた彼氏を目撃してしまったのでした。
解説によると、当初短編だったものを連続にしたもの、だそうです。
自由でちょっとわがままな年上女性とのお話。
「英が大学出るころには三十路よ?」
そんな台詞がありました。
2人並ぶとおさまり良いので分かり辛いですが、だいたい10以上の年齢差があるようでした。
まあ、憧れで終わるのが普通ですわね。
1話はその花火大会話。
成年漫画で浴衣ヒロインと出掛ければ、野外えっちが基本。
ちょっと積極的な「英くん」がいいですね。
ガンバレ。
”やっと、つかまえた”
そのコマが実にいい感じでした。
2話は部屋でのえっち。
彼女からのお誘いですね。
そのオチから続く3話までが、またいい感じ。
うん、こーのが「ユカちゃん」っぽいですね。
彼としては複雑でしょうけれど。
隣に居続けるのは大変だぞー。
159:「覚悟のススメ。」
後半の2話はどちらも短編ですね。
憧れていたバイト先のお姉さん「ショーコ」さんを、デートに誘いだした「久本」くん。
”行きたいところがある”
そう言った彼女が指定したのは、ネットカフェ。
そちらにて、彼女が実は3人の子持ちであることを知るのでした。
若いですね、「ショーコさん」
そりゃー驚きますが、ガッカリはしないかも。
えっち展開もごくスムーズでした。
ちょっとレベル差はありそうですが、良いカップルかも。
確かに結婚ではないと思う。
175:「エキセントリック☆ダーリン」
原稿時期が古いようで、センセは恥ずかしい~と、書かれていましたが。
もともと巧い方ですから、全然問題ないですね。
「拓」・「麻貴」というカップルのお話。
安売りだった、と彼の買ってきたビキニの水着でのプレイでした。
虎縞に”センス悪…ッ!!”とか衝撃を受けていた「麻貴さん」
そうかー。
たぶん、ひでるさんらくらいの年代であれば、おそらく「拓くん」と同じ発想になると思います。
まぁ、ごく軽いコスプレえっちですわね。
ラブラブで羨ましいかぎり。
彼女もノリ良い方でした。
※ショーコさん
ジージェネのオペレーターで登場してほしい感じです。
★絵柄
センセの特徴は横長な黒目と、強い恥ずかし線(※恥ずかしい時に鼻から頬にかかる斜め線のことね)でしょう。
しっかりとした濃い目な線で、丁寧な作画。
綺麗にまとまっています。
描き込みは適度で濃淡も濃いめ。
しかし、バランスの良さがためかページに見辛さはありません。
背景とか小物、服装なども巧く、メリハリも良い塩梅。
しつこくないですね。
ヒロインらも、可愛く・色っぽく。
シリアスやコメディーなどの表現にも引っ掛かる個所なく、台詞もごく自然に読めます。
カラーとは、ちょっと雰囲気違うかな。
「DMM」さんのページには、サンプル画と共に詳細なあらすじがあります。
特に表題作については、こちらでの判断がベストでしょう。
また、発売の「海王社」さんにはサンプル画ないものの、収録話とあらすじがありました。
★その他
そんな訳で、「大波耀子」センセでした。
ブログでは、成年系「うそつきなきみ。」、「センセイとイイコトしよっか」、「絶対服従彼女」と、「すずきみら」センセとの合作な一般系「熱愛・生徒会!(美波リン)」を紹介しております。
こちらが6冊目の単行本なのだとか。
別名義「美波リン」を加えると7冊目ですね。
今回も良かったです。
ひでるさんはセンセのファンなので、やや甘めであるかと思いますが。
お嬢様はいいよねー。
とりあえず、タイトルの「犬」が動物そのままなソレでなくて、良かったです(笑)
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : [成年]主従・お姉さん
・おまけ: あとがき、作品解説、
・その他: 短編×11(うち「お嬢様と犬」×3、「すれちがうふたり」×3、
「大好きなユカちゃん。」×3)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「大波耀子(おおなみ・ようこ)」センセの「お嬢様と犬」です。
ついに12月ですね。
急激に冷え込んで驚き。
コートだのマフラーだのを引っ張り出しました。
今年は寒めな冬になるのかなー。
年末までもう少しがんばりましょう。
※お嬢様「結女さん」
右は3話目ですが、シリアス展開です。
■お嬢様と犬 (大波耀子)
★構成・概要 お嬢様・お姉さん系 成年ラブコメ
本日は「お嬢様と犬」ですね。
タイトルの「犬」とか、黒背景な↓表紙とか、なんとなくじんわりとした不安が頭をよぎりましたが。
まぁ、描かれているの「大波耀子」センセなので大丈夫。
良かったです。
ちなみに、S度合いもそう強くはない、強く…ないよね。
読み易いラブコメな仕上がり。
明るく楽しい流れがありつつも、ポイントはぐっと重さが増しており。
ペカペカとした軽いだけのお話ではありません。
収録は表題のメイン中編と、2本の中編、そして短編という構成。
長さもしっかりあり、読み応えがありました。
各話とも、じっくり楽しめると思います。
特に中編の3本はどちらも優れた出来栄えです。
ジャンルはメインがお嬢様だったのでそうしましたが、他は年上女性という意味のお姉さん漫画が目立っていました。
★収録話 12話収録
005:「お嬢様と犬」 全3話
025:「お嬢様と犬 -Love is fantasy-」
045:「お嬢様と犬 -Love is over!-」
兄の死によって、三藤家の跡取りになった次男「松次郎」
自動的に三藤工業の次期社長となったのです。
子会社の跡取りはお屋敷で丁稚奉公するのが親会社である黒河財閥の意向。
そのため、「松次郎」は1人娘「結女(ゆめ)」のお世話係となったのでした。
だいたいそんなん。
1話はお嬢様「結女さん」が記憶喪失になるという展開。
”スカート丈がやたら短い”と注意していた「松次郎くん」
しかし、それも軽くあしらわれ、完全「結女さん」のペースとなっていました。
学園にて、ソフトボールを直撃されたお嬢様。
いつもと違ってしおらしく、感情そのままに「松次郎くん」を誘うのです。
「私なら、このチャンス逃したりしないわ」
その一言はヒントかなー。
まぁ、そう簡単に彼から手を出せないわね。
2話目は修学旅行に浮かれる「松次郎くん」
しかし、「結女さん」に南の島まで拉致されてしまったのでした。
ワガママお嬢様っぷりが堪能できる1話。
オチ部分の、リラックスしつつも勉強中なところが凄い。
こうして差がついていくんだろうなぁ。
最終3話は、どちらかというとコメディーちっくだったそれらと違って、シリアス。
「松次郎くん」の背景が詳細に描かれ、またお嬢様「結女さん」の本気も描かれておりました。
やや重めですが、良い話です。
お嬢様ですから、そりゃー感情だけでどうにもできません。
しかし、1話目もそうでしたが、「結女さん」は凄いですねー。
063:「すれちがうふたり」 全3話
看護師な「蘭子」さんと、シフト勤務な「秀一」くんという、”仕事がためなかなか会えない”というお話。
実にリアルなカップル話ですね。
実際にこうしたカップルは多いだろうなぁ。
疲れてるだろう、って気もつかいますからね。
特に2話は週末の予定がそれぞれ仕事のためキャンセルになっているんですが。
「蘭子さん」の病院に「秀一くん」が担ぎ込まれるという展開。
普通の成年漫画であれば、ラッキーとえっちに流れるところでしょうけれど。
彼を見て、ボロボロと泣き出す「蘭子さん」が良いです。
そうだろうなぁ。
当然えっちにはなるものの、あれは差し込まれていて然るべきものでしょう。
最終の3話も大荒れ。
覚悟いりますね。
ラブラブでもラブラブできないというフラストレーション蓄積される漫画の結末が、あーしたもので安心。
詳細は伏せますが、読後感爽やかでした。
※左:蘭子さん、右:ユカちゃん
「蘭子さん」の話は共感できる人多いのでは。
111:「大好きなユカちゃん。」 全3話
彼氏にドタキャンされたという「ユカ」ちゃん。
弟みたいな幼馴染み「英」くんを誘って、花火大会に出掛けたんですが。
そこで、仕事中と言っていた彼氏を目撃してしまったのでした。
解説によると、当初短編だったものを連続にしたもの、だそうです。
自由でちょっとわがままな年上女性とのお話。
「英が大学出るころには三十路よ?」
そんな台詞がありました。
2人並ぶとおさまり良いので分かり辛いですが、だいたい10以上の年齢差があるようでした。
まあ、憧れで終わるのが普通ですわね。
1話はその花火大会話。
成年漫画で浴衣ヒロインと出掛ければ、野外えっちが基本。
ちょっと積極的な「英くん」がいいですね。
ガンバレ。
”やっと、つかまえた”
そのコマが実にいい感じでした。
2話は部屋でのえっち。
彼女からのお誘いですね。
そのオチから続く3話までが、またいい感じ。
うん、こーのが「ユカちゃん」っぽいですね。
彼としては複雑でしょうけれど。
隣に居続けるのは大変だぞー。
159:「覚悟のススメ。」
後半の2話はどちらも短編ですね。
憧れていたバイト先のお姉さん「ショーコ」さんを、デートに誘いだした「久本」くん。
”行きたいところがある”
そう言った彼女が指定したのは、ネットカフェ。
そちらにて、彼女が実は3人の子持ちであることを知るのでした。
若いですね、「ショーコさん」
そりゃー驚きますが、ガッカリはしないかも。
えっち展開もごくスムーズでした。
ちょっとレベル差はありそうですが、良いカップルかも。
確かに結婚ではないと思う。
175:「エキセントリック☆ダーリン」
原稿時期が古いようで、センセは恥ずかしい~と、書かれていましたが。
もともと巧い方ですから、全然問題ないですね。
「拓」・「麻貴」というカップルのお話。
安売りだった、と彼の買ってきたビキニの水着でのプレイでした。
虎縞に”センス悪…ッ!!”とか衝撃を受けていた「麻貴さん」
そうかー。
たぶん、ひでるさんらくらいの年代であれば、おそらく「拓くん」と同じ発想になると思います。
まぁ、ごく軽いコスプレえっちですわね。
ラブラブで羨ましいかぎり。
彼女もノリ良い方でした。
※ショーコさん
ジージェネのオペレーターで登場してほしい感じです。
★絵柄
センセの特徴は横長な黒目と、強い恥ずかし線(※恥ずかしい時に鼻から頬にかかる斜め線のことね)でしょう。
しっかりとした濃い目な線で、丁寧な作画。
綺麗にまとまっています。
描き込みは適度で濃淡も濃いめ。
しかし、バランスの良さがためかページに見辛さはありません。
背景とか小物、服装なども巧く、メリハリも良い塩梅。
しつこくないですね。
ヒロインらも、可愛く・色っぽく。
シリアスやコメディーなどの表現にも引っ掛かる個所なく、台詞もごく自然に読めます。
カラーとは、ちょっと雰囲気違うかな。
「DMM」さんのページには、サンプル画と共に詳細なあらすじがあります。
特に表題作については、こちらでの判断がベストでしょう。
また、発売の「海王社」さんにはサンプル画ないものの、収録話とあらすじがありました。
★その他
そんな訳で、「大波耀子」センセでした。
ブログでは、成年系「うそつきなきみ。」、「センセイとイイコトしよっか」、「絶対服従彼女」と、「すずきみら」センセとの合作な一般系「熱愛・生徒会!(美波リン)」を紹介しております。
こちらが6冊目の単行本なのだとか。
別名義「美波リン」を加えると7冊目ですね。
今回も良かったです。
ひでるさんはセンセのファンなので、やや甘めであるかと思いますが。
お嬢様はいいよねー。
とりあえず、タイトルの「犬」が動物そのままなソレでなくて、良かったです(笑)
お嬢様と犬 (海王社コミックス) (2011/12/05) 大波 耀子 商品詳細を見る |
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