■水色ノート (タカハシマコ)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : ラブコメ・ちょっとえっち
・おまけ: 描き下ろし「あとがきまんが」
・その他: 短編×15(うち「ココアシガレット」×3)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「タカハシマコ」センセの「水色ノート」です。
6月18日に最新刊「乙女ケーキ(仮)」が予定している「タカハシマコ」センセ。
そちらは「百合姫コミックス」ということなんで、これまた楽しみですね。
そんな訳で、今回紹介の「水色ノート」は前に発売された、短編を収録した単行本です。
先日書店うろうろしていて、偶然見つけました。
見慣れた書店でも、たまにはゆっくりうろついてみるものですね。
(※でも初版でした。らっきー)
※上:「ちどりさん」、下:日焼けの女の子、です。
実に良い焼けっぷりです。…凝視しないように(笑)
単行本で唯一の連続話「ココアシガレット」
こちらはサブタイトルにもなっている「つぐみ」、「ちどり」、「うずら」という三人のラブコメ話です。
若干だけ繋がっている部分もありますが、基本的には同世界でのオムニバスでした。
憧れのコーチとのデートを控え、着る服に迷う「つぐみちゃん」
異性として好きになってしまったニブイ兄に対して、色々想い悩む「ちどりさん」
妹にべたべたな「鳩山先生」に恋をする「うずらさん」
…という、非常に個性的な男女各キャラの恋愛模様が楽しく描かれております。
なお、それぞれの話には別エピソードのキャラたちがゲストとして絡む、ひでるさん好きな形式なのですよ。
特に、どちらの話でもラストを担当している、ちょっと斜に構えたような「ちどりさん」が実に良いキャラ。
1話目「つぐみちゃん」のエピソードにて、店員ながら変な対応だった理由は2話目の主役回にてキチンと説明されておりました。
常連客である「うずらさん」に対しての辛辣な台詞が素敵です。
この娘さんでもう1話描いてほしかったですね。
もっともフェチっぽい「しましま」
くっきりとした日焼け跡で、下着だと思ったら実は…という、「タカハシマコ」センセの実体験を基にした短編。
「この島じゃ普通よ。何気にしてんのよ」
平然とそんなことを言っていた女の子が、急に恥ずかしくなる描写が巧い。
いいシチュエーションです。
直接ではないですが、間接的にえっちですよね。
もう一つ、「りり」ちゃんの持っていたのぼりの文句、”ワンコイン500円”が妙に面白い「妹屋」
キツネの「りりちゃん」は人間の妹に化け、擬似妹を演じることでお金を稼いでいたのでした。
…だいたいそんなお話。
スカートで、だらしなく座っている指摘を受けた「りりちゃん」の返し。
「平気よースパッツはいてるもん」
いや、それのが好きな人もいるので、油断しちゃーだめですよ(笑)
妹に化けている「りりちゃん」には実際に妹がおり、本来はお姉ちゃんである、という設定を活かした話が見事で、途中はちょっとイイ話ちっくに流れておりました。
そんなん踏まえた上でのオチも良かったです。
確かにあの尻尾は触ってみたいですよね。
(※「いぬかみっ!/松沢まり」の「ようこ」みたいで)
※単行本での人外、鶴と狐です。
おでんをがつがつと食べる「鶴」がやったら可愛いです。
以上、ほんわかしたコメディーだけでなく、「となりのばんごはん」、「明日の情操教育」など、何気にブラック系な短編もありました。
可愛らしい絵に似合わず、お話はラブコメからちょっと猟奇的なものまで、どちらも結構厳しいトコロを突いた良作揃い。
流れ、オチが読みづらい、稀有な漫画だと思います。
やわらかい細線の優しい絵柄。
丸くぼやかしたような黒の目と頬の表現が特徴で、全体的に白め。
登場する女の子は細いロリ体系で、個性が際立つ独特なタッチなどを含めて人を選ぶでしょう。
↓表紙など、カラー絵になるとまた雰囲気がやや違うんですが、判断にはそちらで問題ありません。
なお、単行本にはえっちなシーンもありますが、どれも非常にソフトです。
気をつけて&ご安心下さい。
上でうっかり描き損ねましたが、オチがしっかり駄洒落になっている、鶴の恩返しな作品「つるつる」も良かったです。
「ええっ!?前の方はこれでOKだったのに」、だって(笑)
そんな、妙なテンションの「鶴」さんが可笑しかったですよ。
水色ノート / タカハシ マコ
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・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : ラブコメ・ちょっとえっち
・おまけ: 描き下ろし「あとがきまんが」
・その他: 短編×15(うち「ココアシガレット」×3)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「タカハシマコ」センセの「水色ノート」です。
6月18日に最新刊「乙女ケーキ(仮)」が予定している「タカハシマコ」センセ。
そちらは「百合姫コミックス」ということなんで、これまた楽しみですね。
そんな訳で、今回紹介の「水色ノート」は前に発売された、短編を収録した単行本です。
先日書店うろうろしていて、偶然見つけました。
見慣れた書店でも、たまにはゆっくりうろついてみるものですね。
(※でも初版でした。らっきー)
※上:「ちどりさん」、下:日焼けの女の子、です。
実に良い焼けっぷりです。…凝視しないように(笑)
単行本で唯一の連続話「ココアシガレット」
こちらはサブタイトルにもなっている「つぐみ」、「ちどり」、「うずら」という三人のラブコメ話です。
若干だけ繋がっている部分もありますが、基本的には同世界でのオムニバスでした。
憧れのコーチとのデートを控え、着る服に迷う「つぐみちゃん」
異性として好きになってしまったニブイ兄に対して、色々想い悩む「ちどりさん」
妹にべたべたな「鳩山先生」に恋をする「うずらさん」
…という、非常に個性的な男女各キャラの恋愛模様が楽しく描かれております。
なお、それぞれの話には別エピソードのキャラたちがゲストとして絡む、ひでるさん好きな形式なのですよ。
特に、どちらの話でもラストを担当している、ちょっと斜に構えたような「ちどりさん」が実に良いキャラ。
1話目「つぐみちゃん」のエピソードにて、店員ながら変な対応だった理由は2話目の主役回にてキチンと説明されておりました。
常連客である「うずらさん」に対しての辛辣な台詞が素敵です。
この娘さんでもう1話描いてほしかったですね。
もっともフェチっぽい「しましま」
くっきりとした日焼け跡で、下着だと思ったら実は…という、「タカハシマコ」センセの実体験を基にした短編。
「この島じゃ普通よ。何気にしてんのよ」
平然とそんなことを言っていた女の子が、急に恥ずかしくなる描写が巧い。
いいシチュエーションです。
直接ではないですが、間接的にえっちですよね。
もう一つ、「りり」ちゃんの持っていたのぼりの文句、”ワンコイン500円”が妙に面白い「妹屋」
キツネの「りりちゃん」は人間の妹に化け、擬似妹を演じることでお金を稼いでいたのでした。
…だいたいそんなお話。
スカートで、だらしなく座っている指摘を受けた「りりちゃん」の返し。
「平気よースパッツはいてるもん」
いや、それのが好きな人もいるので、油断しちゃーだめですよ(笑)
妹に化けている「りりちゃん」には実際に妹がおり、本来はお姉ちゃんである、という設定を活かした話が見事で、途中はちょっとイイ話ちっくに流れておりました。
そんなん踏まえた上でのオチも良かったです。
確かにあの尻尾は触ってみたいですよね。
(※「いぬかみっ!/松沢まり」の「ようこ」みたいで)
※単行本での人外、鶴と狐です。
おでんをがつがつと食べる「鶴」がやったら可愛いです。
以上、ほんわかしたコメディーだけでなく、「となりのばんごはん」、「明日の情操教育」など、何気にブラック系な短編もありました。
可愛らしい絵に似合わず、お話はラブコメからちょっと猟奇的なものまで、どちらも結構厳しいトコロを突いた良作揃い。
流れ、オチが読みづらい、稀有な漫画だと思います。
やわらかい細線の優しい絵柄。
丸くぼやかしたような黒の目と頬の表現が特徴で、全体的に白め。
登場する女の子は細いロリ体系で、個性が際立つ独特なタッチなどを含めて人を選ぶでしょう。
↓表紙など、カラー絵になるとまた雰囲気がやや違うんですが、判断にはそちらで問題ありません。
なお、単行本にはえっちなシーンもありますが、どれも非常にソフトです。
気をつけて&ご安心下さい。
上でうっかり描き損ねましたが、オチがしっかり駄洒落になっている、鶴の恩返しな作品「つるつる」も良かったです。
「ええっ!?前の方はこれでOKだったのに」、だって(笑)
そんな、妙なテンションの「鶴」さんが可笑しかったですよ。
水色ノート / タカハシ マコ
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