■ご近所のもんすたあ (みた森たつや)
★まんがデーター [14/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: カバー裏にあとがき、
カバー裏に「アフターショート③こいちゃん」、
描き下ろし「アフターショート①まやっち」・
「アフターショート②あかねせんせ」
・その他: カラー(6P)、全て表題作。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「みた森たつや」センセの「ご近所のもんすたあ」です。
ひでるさん久しぶりな「みた森たつや」センセ。
初単行本の「さらくーる」が良かったんですが、なーんか後半がだらだらっとした印象で、そこから遠ざかっていたのです。
8年ぶりくらいですね。
こちら「ご近所のもんすたあ」はセンセお得意の長編で、キャラも当初の想像より格段に良く楽しめました。
やっぱりお話は巧い方です。
スルーしていた「小池田さんと遊ぼう!」とか「渡良瀬医院へようこそ」なども買ってみようかなー、って思いましたよ。ええ。
※「小石川ぽち」さん、「大瀬崎まや」さん両ヒロインです。
「こいちゃん」は犬らしく独占欲が非常に強い設定なのです。
そんな訳で、全て表題作の単行本「ご近所のもんすたあ」です。
亜人種と人類が共存している世界。
主人公「育守飼人(注1)」は一万人に一人という確率である、”亜人種の女性を妊娠させやすい家系”。
亜人種の出生率低下は社会問題となっており、「飼人くん」の友人、犬系獣人種の「こいちゃん」こと「小石川ぽち」も子孫を残すため、機会の許す限りえっちしまくっておりました。
なお、「飼人くん」の体質についてなんとなく嗅ぎ取っている「こいちゃん」なんですが、お互いの関係を重視したい「飼人くん」は好きなのにもかかわらず、一切手を出さないままなのでした。
しかし、「こいちゃん」が発情期に入ってしまうと…。
(注1)いくもり・かいと、「育守飼人」が正しいようですが、2話では「育森飼人」となっていました。誤植かな。
ごく簡単にはそんなお話。
主要ヒロインは表紙・裏表紙を飾る、犬系獣人種の「こいちゃん」こと「小石川ぽち」、ヴァンパイア・ハーフの「大瀬崎まや」、校医で妖狐の「中野林茜」先生という、それぞれ個性の異なる3名。
基本的には明るいえっち話なんですが、それぞれが亜人種ということで悩みを抱えているところがポイント。
親しくなってから語られるそれは重く切なく、あまりしつこくない程度のよいバランスでした。
性格からビジュアル、そして過去に至るまで、ひでるさんとしては「中野林先生」がお気に入り。
普段大人っぽいのに、二人の時はやたら可愛らしい、ってーのはいいもんですね。
真っ赤になるリアクションとか、大きすぎない眼鏡とか…ほわわー。
こんな人(←人じゃないか)が校医なら、一日中保健室に入り浸りますよ。ええ。
※ひでるイチおし校医で妖狐の「中野林茜」先生です。
いいなぁ、こういう娘さん。右は警戒解いて耳が出てますねー。
お話は8話にて「こいちゃん」の母親、「小石川紅蓮鳳凰」が登場すると、こうした漫画では比較的平穏に進んでいた物語が急展開。
その後、何気なく続いてきた4名の関係にもちゃんとした決着がつくという、しっかりとした終わり方でした。
ボロボロと泣く「こいちゃん」には思わずつられてホロリときます。
ちょっと驚かされるオチや、描き下ろしのアフターショートなども良い出来栄え。
ぐだぐだ説明してしまうと敷居が高くなりがちな基本設定でありながら、面倒でない程度におさまっていたのには「腕」を感じます。
…ただねぇ。
モテモテの「飼人くん」に嫉妬(※性欲処理の対象[=こいちゃん]を奪われた逆恨み含む)した他の男子生徒らが度々襲撃しているというのが、どうにも違和感あって納得ができない。
「大橋薫」センセのけっこう昔の漫画で「流刑教室」というのがあったんですが、クラス一番の美少女から告白された冴えない主人公がやっぱりクラス男子からボコられるシーンがあるんです。でも、それ一度だけですぐ終わるんですよ。
「お前には俺の次に幸せになってほしかった」
みたいなこと言われて。
確かに次々ゲットしていく「飼人くん」に腹立つのも事実でしょうけれど、いつまでも怒りが持続しているこの世界の男子生徒らが奇妙に思いました。
「女子高のイビリみたい」って漫画中でも言われていましたが、その通りです。
※おまけ。泣きシーンです。
まぁ、細かいところを突っ込ませて頂きましたが、そちら以外はえっちもストーリーも良質なラブコメちっくな漫画でした。
バトルとか変な方向に逸れることもなく、それぞれのキャラにスポットが当てられ、しっかり掘り下げられておりました。
いいですね、良かったですよ。
やや太めの濃い線で、派手目なごっちゃり絵。
ロリでも大人でも、ぷにっとした身体とばっさり髪が特徴です。
連載にはだいたい2年くらいの年月を要しておりますが、作画は安定。
絵の個性が非常に強い方で、決して下手ではないんですが、好き嫌いが分かれる人を選ぶ絵だと思います。
↓表紙は、ちょっと拡大しすぎですかねー。
折り返しのカラーイラストとか、中扉のがスッキリとして良いように思うんですが…。
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: カバー裏にあとがき、
カバー裏に「アフターショート③こいちゃん」、
描き下ろし「アフターショート①まやっち」・
「アフターショート②あかねせんせ」
・その他: カラー(6P)、全て表題作。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「みた森たつや」センセの「ご近所のもんすたあ」です。
ひでるさん久しぶりな「みた森たつや」センセ。
初単行本の「さらくーる」が良かったんですが、なーんか後半がだらだらっとした印象で、そこから遠ざかっていたのです。
8年ぶりくらいですね。
こちら「ご近所のもんすたあ」はセンセお得意の長編で、キャラも当初の想像より格段に良く楽しめました。
やっぱりお話は巧い方です。
スルーしていた「小池田さんと遊ぼう!」とか「渡良瀬医院へようこそ」なども買ってみようかなー、って思いましたよ。ええ。
※「小石川ぽち」さん、「大瀬崎まや」さん両ヒロインです。
「こいちゃん」は犬らしく独占欲が非常に強い設定なのです。
そんな訳で、全て表題作の単行本「ご近所のもんすたあ」です。
亜人種と人類が共存している世界。
主人公「育守飼人(注1)」は一万人に一人という確率である、”亜人種の女性を妊娠させやすい家系”。
亜人種の出生率低下は社会問題となっており、「飼人くん」の友人、犬系獣人種の「こいちゃん」こと「小石川ぽち」も子孫を残すため、機会の許す限りえっちしまくっておりました。
なお、「飼人くん」の体質についてなんとなく嗅ぎ取っている「こいちゃん」なんですが、お互いの関係を重視したい「飼人くん」は好きなのにもかかわらず、一切手を出さないままなのでした。
しかし、「こいちゃん」が発情期に入ってしまうと…。
(注1)いくもり・かいと、「育守飼人」が正しいようですが、2話では「育森飼人」となっていました。誤植かな。
ごく簡単にはそんなお話。
主要ヒロインは表紙・裏表紙を飾る、犬系獣人種の「こいちゃん」こと「小石川ぽち」、ヴァンパイア・ハーフの「大瀬崎まや」、校医で妖狐の「中野林茜」先生という、それぞれ個性の異なる3名。
基本的には明るいえっち話なんですが、それぞれが亜人種ということで悩みを抱えているところがポイント。
親しくなってから語られるそれは重く切なく、あまりしつこくない程度のよいバランスでした。
性格からビジュアル、そして過去に至るまで、ひでるさんとしては「中野林先生」がお気に入り。
普段大人っぽいのに、二人の時はやたら可愛らしい、ってーのはいいもんですね。
真っ赤になるリアクションとか、大きすぎない眼鏡とか…ほわわー。
こんな人(←人じゃないか)が校医なら、一日中保健室に入り浸りますよ。ええ。
※ひでるイチおし校医で妖狐の「中野林茜」先生です。
いいなぁ、こういう娘さん。右は警戒解いて耳が出てますねー。
お話は8話にて「こいちゃん」の母親、「小石川紅蓮鳳凰」が登場すると、こうした漫画では比較的平穏に進んでいた物語が急展開。
その後、何気なく続いてきた4名の関係にもちゃんとした決着がつくという、しっかりとした終わり方でした。
ボロボロと泣く「こいちゃん」には思わずつられてホロリときます。
ちょっと驚かされるオチや、描き下ろしのアフターショートなども良い出来栄え。
ぐだぐだ説明してしまうと敷居が高くなりがちな基本設定でありながら、面倒でない程度におさまっていたのには「腕」を感じます。
…ただねぇ。
モテモテの「飼人くん」に嫉妬(※性欲処理の対象[=こいちゃん]を奪われた逆恨み含む)した他の男子生徒らが度々襲撃しているというのが、どうにも違和感あって納得ができない。
「大橋薫」センセのけっこう昔の漫画で「流刑教室」というのがあったんですが、クラス一番の美少女から告白された冴えない主人公がやっぱりクラス男子からボコられるシーンがあるんです。でも、それ一度だけですぐ終わるんですよ。
「お前には俺の次に幸せになってほしかった」
みたいなこと言われて。
確かに次々ゲットしていく「飼人くん」に腹立つのも事実でしょうけれど、いつまでも怒りが持続しているこの世界の男子生徒らが奇妙に思いました。
「女子高のイビリみたい」って漫画中でも言われていましたが、その通りです。
※おまけ。泣きシーンです。
まぁ、細かいところを突っ込ませて頂きましたが、そちら以外はえっちもストーリーも良質なラブコメちっくな漫画でした。
バトルとか変な方向に逸れることもなく、それぞれのキャラにスポットが当てられ、しっかり掘り下げられておりました。
いいですね、良かったですよ。
やや太めの濃い線で、派手目なごっちゃり絵。
ロリでも大人でも、ぷにっとした身体とばっさり髪が特徴です。
連載にはだいたい2年くらいの年月を要しておりますが、作画は安定。
絵の個性が非常に強い方で、決して下手ではないんですが、好き嫌いが分かれる人を選ぶ絵だと思います。
↓表紙は、ちょっと拡大しすぎですかねー。
折り返しのカラーイラストとか、中扉のがスッキリとして良いように思うんですが…。
ご近所のもんすたあ (メガストアコミックスシリーズ No. 129) (2007/06/19) みた森たつや 商品詳細を見る |
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】