まんがさんぽ　■ＴＡＫＥ　ＯＮ　ＭＥ　２　（竹村雪秀）

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■ＴＡＫＥ　ＯＮ　ＭＥ　２　（竹村雪秀）

★まんがデーター　［１３／１５］
・絵　　　：■■■■■
・話　　　：■■■□□
・独創性：■■■■■
・属性　：　成年・眼鏡
・おまけ：　カバー裏にコメント・作品解説、
　　　　　　カバーはリバーシブル仕様。
・その他：　カラー（１０Ｐ）、全２巻。
　　　　　　　　　　　　
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「竹村雪秀（たけむら・せっしゅう）」センセの「ＴＡＫＥ　ＯＮ　ＭＥ　２　（テイクオンミー）」です。

すみません、風邪っぴきが治らないので本日もちょっとだけ。
（※ちなみに、昨日記事はあらかじめ用意していたものなのよ）
センセ、単行本自体の発売も久しぶりではないでしょうか？
かなり期間ありましたが、しっかり２巻として発売されました「竹村雪秀」センセの連載「ＴＡＫＥ　ＯＮ　ＭＥ　２　（テイクオンミー）」なのです。
過去に１巻も紹介しております。
とりあえず、びっくりしたのは、その厚さ。
全２９８ページって、まるでどこぞの攻略本みたいなブ厚さなのでした。
ずっしりと重く、叩かれたら頭割れそうなのですよ。

※大きなヒロイン「大野光さん」です。
　凛々しい外見に似合わず、えろえろでした。…いいなぁ。

小さく可愛らしい主人公「津田和憲」と、大柄で無口・無表情な「大野光」さんの凸凹カップルを中心に、でかい「光さん」とは逆に小さい姉「大野恵」さん、「津田くん」のイトコで双子の「ハビエール」「ホセ・エミリオ」らも絡んだラブえっち話なのでした。
だいたいそんなん。

こちらの単行本では、メインの二人よりもロリっぽい年上「恵さん」が目立っておりました。
長く続いた連続話というわりに、さしたるお話が見えてこない特異な漫画。
コメントを読んだところでも、結構「竹村雪秀」センセが好き勝手に描かれているような印象でした。
ストーリー漫画っぽさは薄く、同キャラのブツ切り短編のよう。
特に２巻冒頭では、まっったく関係ないキャラが登場してたりしました。
（※しかも、その後は一切登場しない）
うーん、悪くはないんですが、いただけないなぁ。
だいたい、これだけ期間あってからの続巻なのに、あらすじ、キャラ紹介がないというのは不親切。

※小さい姉「大野恵さん」です。
　ぜんぜん「姉」っぽくない、おねーさんなのでした。こちらも大変なこととなってます。

…とはいえ。
成年漫画としては展開早くテンポ良く、派手で濃厚なえっち描写が実に秀逸。
合間の掛け合いも楽しく、各話が長くしっかり描かれていることもあり、前述したようなマイナス点があまり目立たなく感じました。
今回収録では、最終話「素晴らしき哉、人生！」がとりあえず圧倒的。ほか、「女王陛下の００７」が他と違うシリアス話で、ラストの「達川くん」も迫力あって格好良く、いいエピソードでした。
また、新キャラの双子も眼鏡だったので、”結局主要キャラ全員が眼鏡”という眼鏡えっち漫画でもあります。
そんなん好きな方はよりいいでしょう。

※おまけ：実はカップルの二人。…女装した津田くんは可愛いねぇ。

しっかりとした丁寧な線の綺麗な絵柄。
洗練された作画で、濃淡バランスよく、トーン処理なども冴えておりました。
ややごっちゃり気味ですが、背景から細かい箇所まで手抜きは感じられません。
非常に絵の巧い方ですね。
女性よりも男性キャラのが可愛らしい（笑）という変わった特徴あり、そういう意味でも稀有な漫画。
多少の癖はありますが万人受けすると思います。
↓表紙の雰囲気で問題なければ、オススメです。
なお、そんな表紙カバーはリバーシブル仕様になっており、通常面は主要キャラ７名が服も下着も身に付けていない、全裸状態でした。
なにげにスゴイです。