■タビと道づれ (たなかのか)
★まんがデーター [14/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : ヒューマン・ファンタジー
・おまけ:あとがき(1,2)、折り返しにコメント(1,2)
カバー裏にすごろく(1,2)
・その他: 現在2巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「たなかのか」センセの「タビと道づれ 1・2巻」です。
えー、なんだか最近えっちなんばかり紹介していたので、たまにはエロス抜きな漫画など。
こないだ発売されてた2巻表紙がなんとなく印象に残って、その場で1、2巻揃えてしまったこちら、「たなかのか」センセの「タビと道づれ 1・2巻」なのでした。
※お隣の「カノコちゃん」です。
なにげに恐ろしい台詞なのですよ。2巻でびっくりすると思います。
「航ちゃんに 会いたい」
学校への登校中、不意に反対の路線に乗ってしまった主人公「タビ」さん。
電車をさかのぼってたどり着いた先、終点駅「緒道」は、5年前に「タビさん」が住んでいた、のどかな街。
こちらに住む、幼馴染みで大切な人「航ちゃん」こと「小津航一」さんに会おうと考えたのです。
…しかし、そこはなにやらおかしな雰囲気でした。
「どうやって入ってこられた…!?」
駅に電車は来ず、トンネルを進んでも、海を泳いでも、山を登っても、結局は同じ景色に辿り着く。
あちこちの道には落とし穴のようなものがあって通れず、行ける場所が制限された閉鎖空間。
また、住民たちは日々同じ動きを繰り返しており、いつまでたっても次の日に行けない、明日が永遠に訪れないという世界だったのでした。
そんな、呪われたような状況下にて、初めての変化が「タビさん」の乗ってきた電車だったのです。
彼女は脱出するための生きた手がかりとして、学生「ユキタ」くん、駅前交番の駐在「ニシムラ・ミツヒロ」さんらと、この世界を探索するのでした。
…非常に説明し辛いですが、大まかにはそんなストーリー。
まるで「ウルトラQ」とか「ウルトラセブン」のエピソードにありそな、現代ファンタジー話ですね。
一見すると、穏やかな絵柄から”田舎の良さを再発見するよなノスタルジー漫画”のようなんですが、実際は”あちこちドキリとさせられるよな、ブラック心理漫画”だったのです。
※主人公「タビさん」です。
わざわざこんなシーンばかり選んでみました(笑)
ダウナーな空気を振りまく張本人が、年齢は15才ですが性格・容姿がために幼く見える「タビさん」でして、後ろ向きなぐじぐじとした娘。
無口で人見知り、たいてい泣くか恐がるかという主人公らしくないキャラでして、逆にアクティブで前向きな「ユキタくん」をイラつかせるんですねー。
当初は言葉を使わずに首の動きだけで意思を伝えたり、穴に落ちた際でもぶら下がっているだけで助けを呼ばなかったりと、徹底した様を見せておりました。
特に、2巻の学校シーンでの「タビさん」は、かなりな重症。
ざーっと見ていると、彼女の成長記にも感じます。
不可思議な、出れない街については、お話が進む毎に色々設定が明らかになってきており、1巻後半ではおおまかな説明までがなされます。
…ここでそれらを書いてしまうと面白味が半減するので避けますが、「タビさん」の行動のみ次の日に持ち越されたり、日常を繰り返さない住民がいたり……と、謎解きアドベンチャーちっくな風情がありますねー。
一度この世界にハマれば、彼らはどうなってしまうのか、興味が尽きないようになるでしょう。
早く3巻が見たいですよ。
ちなみに、いつもの調子で書くならば、2巻では「タビさん」と「カノコ」ちゃんの入浴シーンがありました。
まぁ、さして嬉しいビジュアルではなかったですが(笑)
※「タビさん」と「カノコちゃん」の図。
…危ない!!「タビさん」が突き落とされちゃう?!
やわらかな細線の素朴な絵柄。
あっさりとした優しい人物絵で、丸く黒い目が特徴。
可愛らしい作画でしたが、前述したように人の内面について描かれているため、やや重苦しい雰囲気も漂っておりました。
お話同様、絵柄についても癖が強く、人を選ぶものですからご注意下さい。
よく合っておりましたけれど。
コメディー時の崩れ方が独特でして、センセの前作品”痛快乙女チック忍者コメディー”という「伊賀ずきん(全5巻)」も揃えてみたくなりました。
1巻後半から2巻までに、ぬいぐるみの「トト」、「クロネ」くん、お隣の「カノコちゃん」から地元大学の2年生「ツキコ」さんなど次々にキャラが増え、謎もゆっくりと明らかになっております。
なかなか見られない、ちょっと変わった作品でした。
とかく先の展開が読めないので、同じような漫画に飽きた人にはかなり新鮮に映ると思われます。
なお、ラスト付近ではついに探していた「航ちゃん」に再会するんですが……うわっ!
この先は是非単行本にてどうぞ。
まだびっくりな展開が続いていますよー。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : ヒューマン・ファンタジー
・おまけ:あとがき(1,2)、折り返しにコメント(1,2)
カバー裏にすごろく(1,2)
・その他: 現在2巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「たなかのか」センセの「タビと道づれ 1・2巻」です。
えー、なんだか最近えっちなんばかり紹介していたので、たまにはエロス抜きな漫画など。
こないだ発売されてた2巻表紙がなんとなく印象に残って、その場で1、2巻揃えてしまったこちら、「たなかのか」センセの「タビと道づれ 1・2巻」なのでした。
※お隣の「カノコちゃん」です。
なにげに恐ろしい台詞なのですよ。2巻でびっくりすると思います。
「航ちゃんに 会いたい」
学校への登校中、不意に反対の路線に乗ってしまった主人公「タビ」さん。
電車をさかのぼってたどり着いた先、終点駅「緒道」は、5年前に「タビさん」が住んでいた、のどかな街。
こちらに住む、幼馴染みで大切な人「航ちゃん」こと「小津航一」さんに会おうと考えたのです。
…しかし、そこはなにやらおかしな雰囲気でした。
「どうやって入ってこられた…!?」
駅に電車は来ず、トンネルを進んでも、海を泳いでも、山を登っても、結局は同じ景色に辿り着く。
あちこちの道には落とし穴のようなものがあって通れず、行ける場所が制限された閉鎖空間。
また、住民たちは日々同じ動きを繰り返しており、いつまでたっても次の日に行けない、明日が永遠に訪れないという世界だったのでした。
そんな、呪われたような状況下にて、初めての変化が「タビさん」の乗ってきた電車だったのです。
彼女は脱出するための生きた手がかりとして、学生「ユキタ」くん、駅前交番の駐在「ニシムラ・ミツヒロ」さんらと、この世界を探索するのでした。
…非常に説明し辛いですが、大まかにはそんなストーリー。
まるで「ウルトラQ」とか「ウルトラセブン」のエピソードにありそな、現代ファンタジー話ですね。
一見すると、穏やかな絵柄から”田舎の良さを再発見するよなノスタルジー漫画”のようなんですが、実際は”あちこちドキリとさせられるよな、ブラック心理漫画”だったのです。
※主人公「タビさん」です。
わざわざこんなシーンばかり選んでみました(笑)
ダウナーな空気を振りまく張本人が、年齢は15才ですが性格・容姿がために幼く見える「タビさん」でして、後ろ向きなぐじぐじとした娘。
無口で人見知り、たいてい泣くか恐がるかという主人公らしくないキャラでして、逆にアクティブで前向きな「ユキタくん」をイラつかせるんですねー。
当初は言葉を使わずに首の動きだけで意思を伝えたり、穴に落ちた際でもぶら下がっているだけで助けを呼ばなかったりと、徹底した様を見せておりました。
特に、2巻の学校シーンでの「タビさん」は、かなりな重症。
ざーっと見ていると、彼女の成長記にも感じます。
不可思議な、出れない街については、お話が進む毎に色々設定が明らかになってきており、1巻後半ではおおまかな説明までがなされます。
…ここでそれらを書いてしまうと面白味が半減するので避けますが、「タビさん」の行動のみ次の日に持ち越されたり、日常を繰り返さない住民がいたり……と、謎解きアドベンチャーちっくな風情がありますねー。
一度この世界にハマれば、彼らはどうなってしまうのか、興味が尽きないようになるでしょう。
早く3巻が見たいですよ。
ちなみに、いつもの調子で書くならば、2巻では「タビさん」と「カノコ」ちゃんの入浴シーンがありました。
まぁ、さして嬉しいビジュアルではなかったですが(笑)
※「タビさん」と「カノコちゃん」の図。
…危ない!!「タビさん」が突き落とされちゃう?!
やわらかな細線の素朴な絵柄。
あっさりとした優しい人物絵で、丸く黒い目が特徴。
可愛らしい作画でしたが、前述したように人の内面について描かれているため、やや重苦しい雰囲気も漂っておりました。
お話同様、絵柄についても癖が強く、人を選ぶものですからご注意下さい。
よく合っておりましたけれど。
コメディー時の崩れ方が独特でして、センセの前作品”痛快乙女チック忍者コメディー”という「伊賀ずきん(全5巻)」も揃えてみたくなりました。
1巻後半から2巻までに、ぬいぐるみの「トト」、「クロネ」くん、お隣の「カノコちゃん」から地元大学の2年生「ツキコ」さんなど次々にキャラが増え、謎もゆっくりと明らかになっております。
なかなか見られない、ちょっと変わった作品でした。
とかく先の展開が読めないので、同じような漫画に飽きた人にはかなり新鮮に映ると思われます。
なお、ラスト付近ではついに探していた「航ちゃん」に再会するんですが……うわっ!
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