■異国迷路のクロワーゼ (武田日向)
★まんがデーター [15/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : フランス・文化交流
・おまけ: カバー裏に4コマ・別絵。
・その他: カラー(4P)、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「武田日向(たけだ・ひなた)」センセの「異国迷路のクロワーゼ 1巻」です。
ちまちまとブログを続けて1年半くらいになりましたが…やっぱり選んだ単行本によって、すぐ文が書けるものと、なかなか思い浮かばないものがありますね。(※それがうまい・ヘタは別にして)
実際、書けないものは全然文にならないんですよ、コレが。
過去に紹介しているものでも、本を片手に相当な時間を費やしているものがあったりします。
果たして、いつまで続けれることやら…。
そんな訳で、今回紹介する「武田日向」センセの「異国迷路のクロワーゼ 1巻」は、さくさくと感想が出てくるタイプでした。
センセの漫画は、巫女さんにつられて購入した「狐とアトリ-武田日向短編集-」を当ブログにて掲載しております。
こちらも↓表紙の和服姿が非常にいいですねー。適度な派手さで。
ややごっちゃりはしてましたが。(←まぁ、着物ですから)
※ヒロイン「湯音さん」です。
ちょろっとカタカナになる台詞とか、困った際の表情がいいですね。
もの珍しい日本文化がブームになっている、約19世紀頃のヨーロッパ。
フランスはパリの下町では、時代の波に取り残されて危機的状況となっている鉄工芸店「ロアの看板店(アンセーニュ・ド・ロア)」がありました。
”長崎一の看板娘”こと「湯音(ゆね)」は、家のきまりとなっている奉公先をパリに求め、日本好きな「オスカー」につれられてそちらで働くこととなりました。
しかし、店主「クローデル(※略:クロード)」はそんな彼女に対して、気難しい顔を見せるのです。
だいたいそんなお話。
簡単には異文化交流漫画です。
”慣れない世界でがんばって、ゆっくり周囲に認められていく”、というお話ですね。
そういった事柄が大小エピソードにて細かく描写されており、思わずのめり込んで一気に読んでしまいました。
楽しくも暖かな作品ですよ。
※「アリス・ブランシュ」お嬢様です。
一応、入浴シーンということで(笑)やっぱり「湯音さん」の表情がいいのです。
こちらのヒロイン「湯音さん」は、小さくて人形のような容姿とは裏腹に、一本筋の通った女性。
普段は控えめで従順なんですが、ここという場面では一歩も引かない意外なまでの強さを見せる、今は無き大和撫子というべきキャラクターなのです。
そんな彼女の愛らしさだけでも十分寄り切れそうな作品でしたが、間違ったり・失敗したり、主人「クロード」や付近一帯のオーナー「アリス・ブランシュ」お嬢様などに振り回されつつも、健気に孤軍奮闘する「湯音さん」の姿は、漫画ながら声援を送りたくなりました。
もし、これで「フランダースの犬」みたいな、バッドエンドでも迎えた日にゃあ、ひでるさん泣きそうです。
…と言うか、絶対に泣くでしょう(笑)
いちおう、登場人物には(今のところ)本当の悪人がいない、ほんのりと優しい漫画として進んでおりました。
今後も、立ちはだかるだろう苦難には、様々な人に助けられ、あるいは助けながら乗り越えてくれることでしょう。
※おまけ:ああっ、湯音ちゃん!!
しっかりとした線の丁寧で繊細な作画。
あちこち、背景から小物、各人物の表情まで詳細に描き込まれており、画面には説得力がありました。
イラストの仕事もされている「武田日向」センセはもともと絵の巧い方ですが、漫画という視点でも濃淡・強弱のバランス感覚に優れた、漫画技術のある方だと思います。
癖はありますが強くはないので、万人に好まれるでしょう。
とりあえず、↓表紙が気に入れば問題ありません。
明らかな「洋」の風景にぽつりと入った「和」なキャラクターは、独特な存在感を発揮すると共に、そこはかとない孤独も感じられました。
着実に信頼を得ている「湯音さん」が今後どうなっていくのか、期待して見ていきたいと思います。
こりゃ、そのうちアニメとかになりそうですね。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : フランス・文化交流
・おまけ: カバー裏に4コマ・別絵。
・その他: カラー(4P)、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「武田日向(たけだ・ひなた)」センセの「異国迷路のクロワーゼ 1巻」です。
ちまちまとブログを続けて1年半くらいになりましたが…やっぱり選んだ単行本によって、すぐ文が書けるものと、なかなか思い浮かばないものがありますね。(※それがうまい・ヘタは別にして)
実際、書けないものは全然文にならないんですよ、コレが。
過去に紹介しているものでも、本を片手に相当な時間を費やしているものがあったりします。
果たして、いつまで続けれることやら…。
そんな訳で、今回紹介する「武田日向」センセの「異国迷路のクロワーゼ 1巻」は、さくさくと感想が出てくるタイプでした。
センセの漫画は、巫女さんにつられて購入した「狐とアトリ-武田日向短編集-」を当ブログにて掲載しております。
こちらも↓表紙の和服姿が非常にいいですねー。適度な派手さで。
ややごっちゃりはしてましたが。(←まぁ、着物ですから)
※ヒロイン「湯音さん」です。
ちょろっとカタカナになる台詞とか、困った際の表情がいいですね。
もの珍しい日本文化がブームになっている、約19世紀頃のヨーロッパ。
フランスはパリの下町では、時代の波に取り残されて危機的状況となっている鉄工芸店「ロアの看板店(アンセーニュ・ド・ロア)」がありました。
”長崎一の看板娘”こと「湯音(ゆね)」は、家のきまりとなっている奉公先をパリに求め、日本好きな「オスカー」につれられてそちらで働くこととなりました。
しかし、店主「クローデル(※略:クロード)」はそんな彼女に対して、気難しい顔を見せるのです。
だいたいそんなお話。
簡単には異文化交流漫画です。
”慣れない世界でがんばって、ゆっくり周囲に認められていく”、というお話ですね。
そういった事柄が大小エピソードにて細かく描写されており、思わずのめり込んで一気に読んでしまいました。
楽しくも暖かな作品ですよ。
※「アリス・ブランシュ」お嬢様です。
一応、入浴シーンということで(笑)やっぱり「湯音さん」の表情がいいのです。
こちらのヒロイン「湯音さん」は、小さくて人形のような容姿とは裏腹に、一本筋の通った女性。
普段は控えめで従順なんですが、ここという場面では一歩も引かない意外なまでの強さを見せる、今は無き大和撫子というべきキャラクターなのです。
そんな彼女の愛らしさだけでも十分寄り切れそうな作品でしたが、間違ったり・失敗したり、主人「クロード」や付近一帯のオーナー「アリス・ブランシュ」お嬢様などに振り回されつつも、健気に孤軍奮闘する「湯音さん」の姿は、漫画ながら声援を送りたくなりました。
もし、これで「フランダースの犬」みたいな、バッドエンドでも迎えた日にゃあ、ひでるさん泣きそうです。
…と言うか、絶対に泣くでしょう(笑)
いちおう、登場人物には(今のところ)本当の悪人がいない、ほんのりと優しい漫画として進んでおりました。
今後も、立ちはだかるだろう苦難には、様々な人に助けられ、あるいは助けながら乗り越えてくれることでしょう。
※おまけ:ああっ、湯音ちゃん!!
しっかりとした線の丁寧で繊細な作画。
あちこち、背景から小物、各人物の表情まで詳細に描き込まれており、画面には説得力がありました。
イラストの仕事もされている「武田日向」センセはもともと絵の巧い方ですが、漫画という視点でも濃淡・強弱のバランス感覚に優れた、漫画技術のある方だと思います。
癖はありますが強くはないので、万人に好まれるでしょう。
とりあえず、↓表紙が気に入れば問題ありません。
明らかな「洋」の風景にぽつりと入った「和」なキャラクターは、独特な存在感を発揮すると共に、そこはかとない孤独も感じられました。
着実に信頼を得ている「湯音さん」が今後どうなっていくのか、期待して見ていきたいと思います。
こりゃ、そのうちアニメとかになりそうですね。
異国迷路のクロワーゼ 1 (1) (角川コミックス ドラゴンJr. 111-2) (2007/12/08) 武田 日向 商品詳細を見る |
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