まんがさんぽ　■眠れる惑星　（陽気婢）

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■眠れる惑星　（陽気婢）

★まんがデーター　［１３／１５］
・絵　　　：■■■□□
・話　　　：■■■■■
・独創性：■■■■■
・属性　：　えっち・不思議
・おまけ：　あとがき。
・その他：　１巻まで発売。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「陽気婢」センセの「眠れる惑星　１巻」です。

プチＳＦとじんわりとした心理描写を得意とする（と思う）「陽気ヒ」センセの新作漫画。
短編も非常に巧い方ですが、個人的にはキャラを掘り下げてくれる「２×１」とか「フレックスキッド」などの長編漫画も好きです。
続きが読みたくなるんですねぇ、これが。

主人公「永井淳平」はある日普通に眠りから目覚めますが、自分以外の全ての人（おそらく）が寝ていることに気付くんですね。しかも、単なる睡眠ではなく、なにやっても起きないんですよ。（※息してるから死んでる訳でない）
色々試してそれらを自覚した「永井淳平」は、女性への興味からふと寝ている女性にえっちしちゃうんですが、女性はそれで眠りから覚めるという…。

…なぁんて漫画です。サスペンス、というよりＳＦですかね。
状況としては当初たった一人ぼっちになるという絶望的なものですが、ふんわりとした展開であまり悲観的にはなりません。
また、なんでこうなったのか？というように謎をトコトン追求するような漫画でもないんですが、日常の落とし穴的な不可思議さは続きを読みたくなることでしょう。
そういった系統が好きな方には、楽しめると思います。
オススメですよ。

絵柄はやさしい細線で素朴。なんでしょ、少女漫画とか絵本のようなやさしい雰囲気…が近い表現でしょうか。
お話同様にやさしく繊細なタッチです。やや全体的に白めですね。
ちなみに、えっちシーンもそんな感じなので、女性にもおすすめできると思います。
逆に、それ目的の男性はがっかりするでしょうけれど…。