■FAIRIAL GARDEN (桜野みねね)
★まんがデーター [9/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■□□□
・独創性:■■□□□
・属性 : ファンタジー・妖精
・おまけ: 折り返しにコメント、キャララフ絵・コメント、
おまけのプチプチ劇場。
・その他: 現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「桜野みねね(さくらの・みねね)」センセの「FAIRIAL GARDEN -フェアリアルガーデン- 1巻」です。
ああ、こちらは「桜野みねね」センセなので、ひでるさん必殺「作者名買い」で即座に手元へ。
「ひなぎく~」とは違って完全な新作であるので期待しておったんですが…。
早速あらすじからどうぞ。
”植物から妖精を生み出す”研究をしている第一人者というべき存在である「西園寺秀」を父親とする主人公「西園寺のあ」
彼は捨てられていたクレマチスの花を思わず拾ってきてしまい、大事に育てた結果として、見事妖精の「クレア」を誕生させることに成功しました。
(※クレマチスの花から生まれたので、そのまま「クレア」と名付けるの)
しかし、過去の事象から”もう妖精とは一緒に暮さない”という誓いをたてていた「のあくん」は、懐いていた「クレア」を友人「柳沢純」にあっさり渡してしまうのでした。
しかし、どうにも気になって落ち着かない「のあくん」は…。
かなり大雑把ですが、だいたいそんなお話。
※生まれた「クレアちゃん」です。
このコマだと分かりづらいですが、お花の中にいます。
いわゆる、人間外生物との交流もの。
種が発芽し、植物の成長によって花が咲くと共に生まれる妖精「フェアリア」
舞台世界ではそれが当たり前のことで、高価ながらもかなり流通しているらしく、コンビニでは”妖精用の薬”が販売されているほど。
…なんか役に立つんかな?
そんな妖精「フェアリア」の中でも、幻と言われる特別なのが「フェアリアル」という存在。
ヒロイン「クレア」さんも「フェアリアル」なのです。
大まかではありますがいきなり言語を理解しており、「のあくん」と普通に会話するなど意志の疎通ができるだけでなく、大きさを三段階に変化させるほか、同じ「フェアリアル」である「カトレア」とのテレパシーや道端の植物とも話せるなどの特殊能力を持っているのでした。
なお、「柳沢くん」との会話によると、喋る妖精はごく稀。人間の形をしているのも珍しく、「クレアちゃん」はかなりなレア妖精らしいのです。
実際、「のあくん」が幼少期に飼っていた妖精「ルピー」もペットというべき外観でした。
その、大切にしていた「ルピー」を健康診断という名目で、研究者である両親は実験材料にしてしまったのです。
ここの事実はぼやかされて不明のようですが、そうした認識が「のあくん」や周囲の人にはある様子。
家族仲はあまり宜しくないのはそんな事件と共に、研究に没頭して子供を顧みないことが原因なのかな。
冒頭より、自分の気持ちに逆らって冷たく「クレア」に接していたのはそんな理由からなのでした。
※のあくんとクレアちゃん、です。
もの凄い懐かれ方でしたよ。…ヒヨコと同じだったりして。
…と、妖精なんてファンタジーっぽい題材ですが、お話はきわめて王道パターン。
商品として「フェアリア」は市場に多く出回っているらしく、それがためか「のあくん」の家は「真菜」さんなど使用人の姿がちらほら見える裕福な家庭。
親との距離が遠いんですね。
また、両親共に研究者であることから、妖精に対しては”研究対象”という視線なのです。
ここで、心を通わせる生物であるという「のあくん」の認識とはっきり対立の構図が出来上がるのでした。
ね、きわめてオーソドックスでしょ?
友人「柳沢くん」との中途半端なコメディーっぽい掛け合いは弱く(※ひでるさん的には)、今のところお話ではコレというものがありません。
うーん、もう少しなんとかならんかなー。
「桜野みねね」センセの代表作「まもって守護月天!」は軽いラブコメから”長寿である精霊との恋愛”という重たいテーマへ発展することで成功してましたが、いくら「クレア」が可愛らしくとも恋愛対象にはなりえず、せいぜい家族の一員。たぶん。
恋愛系だった守護月天と違って、不利ですよね。
今後は「E.T.」に代表される王道そのまま、父親(研究者)との対立とかなんとかになるのかな。
そんな、単純話でないことを祈ります。
※工作をする「クレアちゃん」です。
これこれ、こうした仕草に癒されます。
ただ、ヒロインの「クレア」は「まもって守護月天!」の人気キャラ「離珠(りしゅ)」と同じで、ちっちゃく、一生懸命にちまちまなんかやってる姿がやたらめったら可愛らしいのです。
この漫画でのキモというべき点だと思います。
ペットを愛でる感覚ね。
特に、生まれた直後の初登場2ページあたりは”可愛さ爆発!”という感じで、串刺しにされてしまうことでしょう(笑)
「桜野みねね」センセはこうした描写(※コマの隅でなんかやってる、みたいな)が絶妙ですよね。
逆に言えば、そこで刺さらなければ敬遠したほうがいいのかも。
三段変身で大きさ変えれる設定は…今のところは余計だったかなぁ。
それをどう活かすかも今後のポイントなのかもしれません。
丁寧な細線のふんわりと優しい絵柄。
乱れることなく、白比率の多い漫画はすっきりとして見やすいですね。
幅広い輪郭が特徴で、おおむね女性は曲線でまるく、男性は鋭角的な感覚。
流れにて独特の間を持っており、そのあたりが好み分かれてしまうかもしれません。
どかーん、ばりーんみたいな擬音を多用される漫画と比べると、もの凄く静かです。
妖精ならではというファンタジー要素をまだ存分に見せてなかったので、今後はどうなっていくのかな。
正直、今のところはキャラの可愛いさ以外に目立つところなく、次巻も似たような雰囲気なら敬遠しちゃう…かも。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■□□□
・独創性:■■□□□
・属性 : ファンタジー・妖精
・おまけ: 折り返しにコメント、キャララフ絵・コメント、
おまけのプチプチ劇場。
・その他: 現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「桜野みねね(さくらの・みねね)」センセの「FAIRIAL GARDEN -フェアリアルガーデン- 1巻」です。
ああ、こちらは「桜野みねね」センセなので、ひでるさん必殺「作者名買い」で即座に手元へ。
「ひなぎく~」とは違って完全な新作であるので期待しておったんですが…。
早速あらすじからどうぞ。
”植物から妖精を生み出す”研究をしている第一人者というべき存在である「西園寺秀」を父親とする主人公「西園寺のあ」
彼は捨てられていたクレマチスの花を思わず拾ってきてしまい、大事に育てた結果として、見事妖精の「クレア」を誕生させることに成功しました。
(※クレマチスの花から生まれたので、そのまま「クレア」と名付けるの)
しかし、過去の事象から”もう妖精とは一緒に暮さない”という誓いをたてていた「のあくん」は、懐いていた「クレア」を友人「柳沢純」にあっさり渡してしまうのでした。
しかし、どうにも気になって落ち着かない「のあくん」は…。
かなり大雑把ですが、だいたいそんなお話。
※生まれた「クレアちゃん」です。
このコマだと分かりづらいですが、お花の中にいます。
いわゆる、人間外生物との交流もの。
種が発芽し、植物の成長によって花が咲くと共に生まれる妖精「フェアリア」
舞台世界ではそれが当たり前のことで、高価ながらもかなり流通しているらしく、コンビニでは”妖精用の薬”が販売されているほど。
…なんか役に立つんかな?
そんな妖精「フェアリア」の中でも、幻と言われる特別なのが「フェアリアル」という存在。
ヒロイン「クレア」さんも「フェアリアル」なのです。
大まかではありますがいきなり言語を理解しており、「のあくん」と普通に会話するなど意志の疎通ができるだけでなく、大きさを三段階に変化させるほか、同じ「フェアリアル」である「カトレア」とのテレパシーや道端の植物とも話せるなどの特殊能力を持っているのでした。
なお、「柳沢くん」との会話によると、喋る妖精はごく稀。人間の形をしているのも珍しく、「クレアちゃん」はかなりなレア妖精らしいのです。
実際、「のあくん」が幼少期に飼っていた妖精「ルピー」もペットというべき外観でした。
その、大切にしていた「ルピー」を健康診断という名目で、研究者である両親は実験材料にしてしまったのです。
ここの事実はぼやかされて不明のようですが、そうした認識が「のあくん」や周囲の人にはある様子。
家族仲はあまり宜しくないのはそんな事件と共に、研究に没頭して子供を顧みないことが原因なのかな。
冒頭より、自分の気持ちに逆らって冷たく「クレア」に接していたのはそんな理由からなのでした。
※のあくんとクレアちゃん、です。
もの凄い懐かれ方でしたよ。…ヒヨコと同じだったりして。
…と、妖精なんてファンタジーっぽい題材ですが、お話はきわめて王道パターン。
商品として「フェアリア」は市場に多く出回っているらしく、それがためか「のあくん」の家は「真菜」さんなど使用人の姿がちらほら見える裕福な家庭。
親との距離が遠いんですね。
また、両親共に研究者であることから、妖精に対しては”研究対象”という視線なのです。
ここで、心を通わせる生物であるという「のあくん」の認識とはっきり対立の構図が出来上がるのでした。
ね、きわめてオーソドックスでしょ?
友人「柳沢くん」との中途半端なコメディーっぽい掛け合いは弱く(※ひでるさん的には)、今のところお話ではコレというものがありません。
うーん、もう少しなんとかならんかなー。
「桜野みねね」センセの代表作「まもって守護月天!」は軽いラブコメから”長寿である精霊との恋愛”という重たいテーマへ発展することで成功してましたが、いくら「クレア」が可愛らしくとも恋愛対象にはなりえず、せいぜい家族の一員。たぶん。
恋愛系だった守護月天と違って、不利ですよね。
今後は「E.T.」に代表される王道そのまま、父親(研究者)との対立とかなんとかになるのかな。
そんな、単純話でないことを祈ります。
※工作をする「クレアちゃん」です。
これこれ、こうした仕草に癒されます。
ただ、ヒロインの「クレア」は「まもって守護月天!」の人気キャラ「離珠(りしゅ)」と同じで、ちっちゃく、一生懸命にちまちまなんかやってる姿がやたらめったら可愛らしいのです。
この漫画でのキモというべき点だと思います。
ペットを愛でる感覚ね。
特に、生まれた直後の初登場2ページあたりは”可愛さ爆発!”という感じで、串刺しにされてしまうことでしょう(笑)
「桜野みねね」センセはこうした描写(※コマの隅でなんかやってる、みたいな)が絶妙ですよね。
逆に言えば、そこで刺さらなければ敬遠したほうがいいのかも。
三段変身で大きさ変えれる設定は…今のところは余計だったかなぁ。
それをどう活かすかも今後のポイントなのかもしれません。
丁寧な細線のふんわりと優しい絵柄。
乱れることなく、白比率の多い漫画はすっきりとして見やすいですね。
幅広い輪郭が特徴で、おおむね女性は曲線でまるく、男性は鋭角的な感覚。
流れにて独特の間を持っており、そのあたりが好み分かれてしまうかもしれません。
どかーん、ばりーんみたいな擬音を多用される漫画と比べると、もの凄く静かです。
妖精ならではというファンタジー要素をまだ存分に見せてなかったので、今後はどうなっていくのかな。
正直、今のところはキャラの可愛いさ以外に目立つところなく、次巻も似たような雰囲気なら敬遠しちゃう…かも。
フェアリアルガーデン(1) (BLADE COMICS) (2008/01/10) 桜野 みねね 商品詳細を見る |
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