■恋愛とセックスと僕と彼女 (草野紅壱)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ツンデレ
・おまけ: あとがき、作品解説、ゲストスペース、
カバー裏に表題作エピローグ漫画、ラフ絵あり。
・その他: カラー(6P)、短編×7
(うち「恋愛とセックスと僕と彼女」×5)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「草野紅壱(くさの・こういち)」センセの「恋愛とセックスと僕と彼女」です。
こちら、記念すべき10冊目の単行本だそうです!
おめでとうございます!!
さて、「草野紅壱」センセは特徴ある絵としっかりしたお話で、初単行本を買った時から記憶がなんとなくある(たぶん)という珍しい方なんですが、ここに至るまでのペースは結構早かったように思います。
すごいですね。
今回は全5話という長期連載の中編がメインとなっており、単行本のほとんどを占めております。
あとがきによると、長期シリーズは初めてだそうですが…あそうか、たいていは前後編とかそんなんでしたっけ。(←覚えてないじゃん)
これがなかなか完成度高いので、もう少し頑張って2話ほど追加して表題作だけにしてほしかったところですが…まぁいいか。
※ヒロイン特集1:とりあえずは普段の千鶴香さん。
3分の遅刻でこんなんです。…急に呼び出されたというのに……。
カバーから折り返し・中表紙(※表紙のリンク絵)まで出ずっぱりであった、「千鶴香」さん登場の表題作「恋愛とセックスと僕と彼女」
幼馴染みの「隆義」くんを呼び出した「乃木千鶴香(のぎ・ちづか)」さんは、突然彼にえっちするよう求めるのです。
「恋愛感情なんてどーせまやかし」
とか言い放つ彼女は、他人の恋愛を嘲笑う極端な思想の持ち主。
相手を「隆義くん」に求めたのも、”10年という長い付き合いで身近にいた”というだけの理由だったのです。
しかし、行為を重ねるうち、気持ちを抑えられなくなていった「隆義くん」は、遂に告白をしてしまうのでした…。
だいたいそんなお話。
えっち時以外はほとんど眉が逆ヘの字に吊り上った、ツリ目キャラの「千鶴香さん」
描いている「草野紅壱」センセにその意識はなかったようですが、読んだ感覚としては、確かに”ツンデレ”というくくりに入るキャラクターでしょう。
…まぁ、その言葉はかなり広義に解釈できるものですけどね。
とりあえず、すぐに想像されるような、「~だからねっ!」という最も一般的なタイプではありません。
えっと、箇条書きがいいかな。
◎とある事象もあって、自分の気持ちをしっかり認識できていない。
◎全体的にデレ部分は少なく、ほぼ強い言葉・態度で接する。
◎ほとんどの場面で自分勝手に行動している。
◎えっちだけは頻繁。
と、そんな感じなんですね。
貰ったラブレターを読まずに破り捨てる、憂さ晴らしでえっちする(※あるいは涼む目的)、いきなり呼び出す、という暴君な「千鶴香さん」
なお、初えっちでの一言は、「ほらっ、さっさとそれ入れなさいよっ」でした。
…るるる、男性はデリケートな生き物(笑)なので、そんなこと言わないで下さいよー。
※ヒロイン特集2:ツンばかりな千鶴香さん。
グーで殴られてます。となりに写っているのが「隆義くん」ですね。
センセが描かれる女性のほとんどは、”可愛らしい外観の割になんらかの癖をもっている”という性質だったと認識しておりますが、まさしくそんな総決算という方ですね。
特に告白された際のリアクションは面白く、耳を塞いで大声を出すなど、必死に抵抗しておりました。
でも、それを嫌っているという時点で、普段の冷めた言動とは異なるなんらかの変化があったのでしょう。
告白事件後から態度が変わってくるなど、いい切っ掛けではあったようですしね。
”ある程度の勇気と言う気が必要”ってことなのですよ。…お、ちょっとイイ事書いたかもしれませんよ。たぶん(笑)
後半になって本来の気持ちをはっきり認識してくると、
「お前ちょっと変だぞっ!?」
とか「隆義くん」に言われてしまうのでした。
やっと普通な女の子に近づけたというのに、嬉し悲しい娘ですねぇ。
他のキャラを極力控えて、徹底的に二人を中心とした構成も良かったと思います。
合間にある1コマのネタ、カバー裏にあった後日談も良いものでした。
非常によくまとまっており、「草野紅壱」センセの代表作たる作品に仕上がっただろう傑作です。
もし機会があれば、番外編などでその後の二人を見たいですね。
※ヒロイン特集3:まだデレ…じゃないよね千鶴香さん。
うーん、まだまだですかねー。
ちなみに、作画で後悔していたらしい、ウエーブかかったロングヘアは……うどんのようでした。
いや、悪い意味でなく。
髪の毛を切って、セミロングくらいにしても似合うと思いますよ。(←これは単にひでるさんの趣味ですが)
強い線のごっちゃりとした絵柄。
輪郭から首、身体に至るまで縦長な描き方と、横顔に特徴あります。
胸が小さくスリム体型な女性、白抜きな細い擬音など、センセ独特な様も相変わらず。
さすがに活動長い中堅どころな漫画家さんだけあって、個性がしっかり確立した、安定感あるものでした。
あえて細かいことを指摘するならば、構図が似通っているかなー、というくらいですかねぇ。
コメディー時の白目崩しなど、巧い方です。
いつものように裏表紙には漫画カットがあったので、判断はそちらにて。
「千鶴香さん」が百面相してます。
なお、収録された短編は女の子向け雑誌に掲載された「秘密の保健室」、コスプレえっちな「部屋とメイドさんと私」の2話です。
彼女をメイド服に着替えさせる際、わざわざ準備整うまで外出して待っている描写に笑いました。
わはは。男子ってーのはいいもんですね。
★草野紅壱センセの漫画紹介記事
[思春期絶対領域]
[妄想恋愛装置]
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ツンデレ
・おまけ: あとがき、作品解説、ゲストスペース、
カバー裏に表題作エピローグ漫画、ラフ絵あり。
・その他: カラー(6P)、短編×7
(うち「恋愛とセックスと僕と彼女」×5)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「草野紅壱(くさの・こういち)」センセの「恋愛とセックスと僕と彼女」です。
こちら、記念すべき10冊目の単行本だそうです!
おめでとうございます!!
さて、「草野紅壱」センセは特徴ある絵としっかりしたお話で、初単行本を買った時から記憶がなんとなくある(たぶん)という珍しい方なんですが、ここに至るまでのペースは結構早かったように思います。
すごいですね。
今回は全5話という長期連載の中編がメインとなっており、単行本のほとんどを占めております。
あとがきによると、長期シリーズは初めてだそうですが…あそうか、たいていは前後編とかそんなんでしたっけ。(←覚えてないじゃん)
これがなかなか完成度高いので、もう少し頑張って2話ほど追加して表題作だけにしてほしかったところですが…まぁいいか。
※ヒロイン特集1:とりあえずは普段の千鶴香さん。
3分の遅刻でこんなんです。…急に呼び出されたというのに……。
カバーから折り返し・中表紙(※表紙のリンク絵)まで出ずっぱりであった、「千鶴香」さん登場の表題作「恋愛とセックスと僕と彼女」
幼馴染みの「隆義」くんを呼び出した「乃木千鶴香(のぎ・ちづか)」さんは、突然彼にえっちするよう求めるのです。
「恋愛感情なんてどーせまやかし」
とか言い放つ彼女は、他人の恋愛を嘲笑う極端な思想の持ち主。
相手を「隆義くん」に求めたのも、”10年という長い付き合いで身近にいた”というだけの理由だったのです。
しかし、行為を重ねるうち、気持ちを抑えられなくなていった「隆義くん」は、遂に告白をしてしまうのでした…。
だいたいそんなお話。
えっち時以外はほとんど眉が逆ヘの字に吊り上った、ツリ目キャラの「千鶴香さん」
描いている「草野紅壱」センセにその意識はなかったようですが、読んだ感覚としては、確かに”ツンデレ”というくくりに入るキャラクターでしょう。
…まぁ、その言葉はかなり広義に解釈できるものですけどね。
とりあえず、すぐに想像されるような、「~だからねっ!」という最も一般的なタイプではありません。
えっと、箇条書きがいいかな。
◎とある事象もあって、自分の気持ちをしっかり認識できていない。
◎全体的にデレ部分は少なく、ほぼ強い言葉・態度で接する。
◎ほとんどの場面で自分勝手に行動している。
◎えっちだけは頻繁。
と、そんな感じなんですね。
貰ったラブレターを読まずに破り捨てる、憂さ晴らしでえっちする(※あるいは涼む目的)、いきなり呼び出す、という暴君な「千鶴香さん」
なお、初えっちでの一言は、「ほらっ、さっさとそれ入れなさいよっ」でした。
…るるる、男性はデリケートな生き物(笑)なので、そんなこと言わないで下さいよー。
※ヒロイン特集2:ツンばかりな千鶴香さん。
グーで殴られてます。となりに写っているのが「隆義くん」ですね。
センセが描かれる女性のほとんどは、”可愛らしい外観の割になんらかの癖をもっている”という性質だったと認識しておりますが、まさしくそんな総決算という方ですね。
特に告白された際のリアクションは面白く、耳を塞いで大声を出すなど、必死に抵抗しておりました。
でも、それを嫌っているという時点で、普段の冷めた言動とは異なるなんらかの変化があったのでしょう。
告白事件後から態度が変わってくるなど、いい切っ掛けではあったようですしね。
”ある程度の勇気と言う気が必要”ってことなのですよ。…お、ちょっとイイ事書いたかもしれませんよ。たぶん(笑)
後半になって本来の気持ちをはっきり認識してくると、
「お前ちょっと変だぞっ!?」
とか「隆義くん」に言われてしまうのでした。
やっと普通な女の子に近づけたというのに、嬉し悲しい娘ですねぇ。
他のキャラを極力控えて、徹底的に二人を中心とした構成も良かったと思います。
合間にある1コマのネタ、カバー裏にあった後日談も良いものでした。
非常によくまとまっており、「草野紅壱」センセの代表作たる作品に仕上がっただろう傑作です。
もし機会があれば、番外編などでその後の二人を見たいですね。
※ヒロイン特集3:まだデレ…じゃないよね千鶴香さん。
うーん、まだまだですかねー。
ちなみに、作画で後悔していたらしい、ウエーブかかったロングヘアは……うどんのようでした。
いや、悪い意味でなく。
髪の毛を切って、セミロングくらいにしても似合うと思いますよ。(←これは単にひでるさんの趣味ですが)
強い線のごっちゃりとした絵柄。
輪郭から首、身体に至るまで縦長な描き方と、横顔に特徴あります。
胸が小さくスリム体型な女性、白抜きな細い擬音など、センセ独特な様も相変わらず。
さすがに活動長い中堅どころな漫画家さんだけあって、個性がしっかり確立した、安定感あるものでした。
あえて細かいことを指摘するならば、構図が似通っているかなー、というくらいですかねぇ。
コメディー時の白目崩しなど、巧い方です。
いつものように裏表紙には漫画カットがあったので、判断はそちらにて。
「千鶴香さん」が百面相してます。
なお、収録された短編は女の子向け雑誌に掲載された「秘密の保健室」、コスプレえっちな「部屋とメイドさんと私」の2話です。
彼女をメイド服に着替えさせる際、わざわざ準備整うまで外出して待っている描写に笑いました。
わはは。男子ってーのはいいもんですね。
恋愛とセックスと僕と彼女(TENMAコミックスRiN) (2008/04/18) 草野 紅壱 商品詳細を見る |
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