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■家族耽乱 (蛇光院三郎)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・近親
・おまけ: あとがき、
      カバー裏に消しが少ないバージョン。
・その他: カラー(8P)、全て表題作(8話)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「蛇光院三郎(だこういん・さぶろう)」センセの「家族耽乱」です。

予定から、6月は非常に買うべき本が多いんですが…今週末はやたらめったら少なかったです。
均等に発売されれば有難いんですが、ほとんど20日以降なんですよねぇ。

家族の図
※おまけ:家族の図
 コスプレしてますね。…どんな家族だ。

そんな中、唯一メインというべき「蛇光院三郎」センセの5冊目「家族耽乱」が発売となっておりました。
……家族とは何か?
などと紹介帯に書いてありましたが、そんなテーマちっくなものとはまるで無縁な単行本です。
こちらは、全て表題「家族耽乱」という、1冊まるまる使った長編。
ひでるさんもそうですが、長いのがお好きな方は注目ですよ。

穏やかな母親と強い姉「晶」、生意気な妹「昴」、そして弟「二郎」という、5人家族の長男である主人公「一郎」くん。
家出した父親に代わり、新聞配達などのアルバイトにて家計を助ける苦労人なのでした。
そんな頃、いとこ「山本日向」が家出をしてきたことから、家族の関係は少しづつ変化していくのです…。
だいたいそんな感じ。

なるほど。
母、姉、妹、ついでに従妹と、全てそんなんなヒロインで固められた、超近親漫画ですね。
そういった暗さのない、ちょっとコメディーっぽさのある漫画に仕上がっておりました。

母親
※母親です。
 トロそうな感じですが、なんのかんのと登場多く、目立っておりました。

まず、家族中でなにかと目立つ母親。
精神的・外観的にモノ凄く若く、どうやら“年齢を言って、ナンパ男らをドン引きさせる”くらいに人生経験があるようです。
セーラー服を着たり、水着を着ている(しかし、なぜかビキニ)とはいえ、息子の風呂へ普通に入ってくるなど、かなりの非常識人
頑張って、決定的な事態を避けた「一郎くん」に対し、
ちゃんと最後までお相手して下さる?
とか、逆に怒ったりしておりました。
なんつー母親だ。
さらに息子「一郎くん」との子を本気で望んでいるらしく、
もし子供ができても、5人家族が6人家族になるだけよぉ
とかトンデモないことを言っております。
あるいは義理な関係なのかと思っていましたが…やっぱり4人産んだのかな。…漫画ですね。
特に触れられてはおりませんが、おそらく父親家出の直接原因だと思われます(笑)
なぜか母乳も出るらしく、何度か飲ませているシーンなどもありました。

強敵揃いのヒロインから、みごと↓表紙をゲットした「アキ姉」こと姉「晶さん」
性格もあって、もともとは「一郎くん」との接触が多かったものの、えっちでは家族中もっとも遅かったですね。
どうしても精神面で優位に立とうとしてしまうため、メインヒロインの座も逃しておりました。
最中には「二郎くん」ほか第三者に割りこまれる確率高く、コスプレえっちでも唯一半ページという短さだったなど、貧乏くじを引かされております。

妹「昴ちゃん」
※妹「昴ちゃん」
 ロリ担当…っぽくてそうでなく、という中途半端な感じです。それが魅力ではあるんですが。

ツインテールな妹「昴ちゃん」は、雰囲気そのままツンデレ気味なキャラクター。
普段の言葉とは裏腹に、「相手は一人がいいなぁ」など、年相応(?)の可愛らしい一面もあります。
そう、学校と言っているシーンもありましたが、彼女はいくつくらいな設定なんでしょう。中学生?
ぬいぐるみと寝てたり、苺模様な下着だったり、漫画中では母親に次ぐアンバランスな存在。
幼いっぽい容姿(たまにそうでもない)の割に、遺伝ということで胸は大きめ。
なお、陥没乳首に悩んでいるようでしたが…大丈夫、逆にそんなんが好きという方々が世にごまんといますから(笑)

さて、↑以上のしっかり血の繋がった家族らを横目にメインヒロインとなったのが、従妹「日向さん」
彼女の行動が物語を動かす、重要人物なのです。
ショートカットの似合う活発な女性で、ボーイッシュなんですが…胸はやたら大きいのでした。
なんとなくですが、登場ヒロイン中で最大かもしれません。
ほかにも、絆創膏とかシマパン(すぐ脱いじゃいますが)とか、色々なキーワードを持った方。
なお、5話で海に行ってから、褐色の肌と日焼け跡という新たな特徴を追加して、よりそれっぽいキャラとなっておりました。
ただ、やっぱり着ていた水着面積が小さすぎましたねー。
終始皆に振り回されていた「一郎くん」が、はっきりと好意を口にした唯一の女性なんですが…。

姉「晶さん」、従妹「日向さん」
※左:姉「晶さん」、右:従妹「日向さん」
 実は最も「一郎くん」の心を支配している2人なのです。…やや地味でしたが。

ラスト前の7話では、寂しさからか姉「晶さん」のトイレに侵入したほか、台所に立つ母にはいきなり服を脱がせる(前日は緊縛プレイ)、妹「昴ちゃん」の寝込みを襲うなど、暴走してしまう「一郎くん」なのでした。
しかし、全然意に介さない母親ほか、姉妹どちらもそれはそれで満足であった様子なの(笑)
その後半、3人がコスプレして出迎えるシーンはさすがに圧巻です。
(※ちなみに母がメイド服、姉がチャイナ、妹がスクール水着でした。…どうせなら、ひとつずらした方が見栄え的には良かったかな)

ちゃんと連続性のある長編ながら、お話としてはえっちが主体で弱め。
展開も各話一人づつから、後に集団で~という、お約束なものでした。
まぁ、変にストーリー仕立てにするより、このくらい思い切って正解なのかもしれません。
このドロ沼のように乱れたえっち家族が、果たしてどんな結末を迎えるのか、ぜひ単行本でご確認ください。

細線ですっきりとした明るい絵柄。
表情などが硬く、決して下手ではないんですが、微妙な箇所もありました。
絵柄だけで言えば、過去に紹介しております4冊目「相思想姦」のが良かったかなぁ…。
特に今回は目が大きく、可愛らしいキャラが交じっていたので、そのあたりが原因かもしれません。
「蛇光院三郎」センセの人物絵は、タイプ的に目の細いアダルトちっくな女性のが合っていると思うのですよ。
また、いかにも濃いえっちが展開されそうな雰囲気的なんですが…案外普通で特殊なものはありません。
このあたり、評価分かれるところかなぁ。
なお、裏表紙の各絵はだいぶイマイチでした。
カラーより白黒絵のが巧い方なので、そこはあまり気にしないように。

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(2008/06/06)
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tag : コメディーコスプレショートカットツインテールスクール水着陥没乳首シマパン

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続いてます

そうですね。
どうにか、続いてます。
自分でもびっくりです。

日向さんではなく、家族内で完結させた方が良かったかなぁ。

レビュー増えていますね

ひでるさん、こんにちは。

半年振りくらいに覗いてみたらレビューした本の数がものすごく増えているのでびっくりしました。

蛇光院氏の作品は好きですが、日向の立ち位置がぼやけているのが残念ですね。
日向を登場させずに4話くらいでスピーディーな展開で完結させてもよかったとおもいます。
作者の近親相姦話も手詰まり感が出てきているので、新ジャンルを開拓して欲しいです。
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