■わたしたちの田村くん 4巻[完結] (倉藤倖)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : 恋愛・ラブコメ
・おまけ: あとがき(1,2,3,4)、原作・キャラデザコメント(1,2)、
番外編は描き下ろしの様子。
・その他: 原作「竹宮ゆゆこ」、番外編(1,2,3,4)、全4巻。
※括弧内数字は収録の巻数です。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「倉藤倖(くらふじ・さち)」センセの「わたしたちの田村くん 4巻[完結]」です。
原作が小説の漫画版ですね。
こないだの4巻が最終巻となりました。
結構お気に入りな漫画だっただけに、ちょっと残念です。
ほかのメディア展開とかは…ないのかな、どうかな。
※松澤小巻
電波系ヒロインな彼女。1,3巻裏表紙の後姿も可愛らしいです。
進路志望に”故郷の星へ帰る”などと書いてしまう「松澤小巻(まつざわ・こまき)」は中学3年の同級生でした。
偶然にその進路志望用紙を見てしまった主人公「田村雪貞(たむら・ゆきさだ)」は、そんな「松澤さん」に興味を持ち、またひょんな切っ掛けから彼女の深い過去を知ったことで、急速に親しい仲になっていくのです。
ついには告白をしたものの、高校受験前に転校したことからだんだん疎遠になってしまうのでした。
一方、高校での同級生「相馬広香(そうま・ひろか)」は、家庭教師をしていた兄の「直」の元教え子。
「氷の女王」だの「ツンドラ女王」だのと呼称される彼女は優れた容姿とキツイ性格がため、クラスでは浮いた存在になっていたのです。
「お前の秘密を知ってるぞ…」
些細な考えからの言葉は「相馬さん」に異なった感覚にて捉えられ、絡むことの多い彼女と徐々に親しくなっていくのです…。
まぁ、大雑把にはそんな感じ。
爽やか…なだけでないですが、読んでいて心地よい典型的なラブコメです。
主要キャラが男「田村くん」1人に女性「松澤さん」、「相馬さん」という2人ではありましたが、実はその女性2人はまったく接触がありません。
カバーでは仲良さげに並んで描かれておりますが、そんな訳で微妙に三角関係ではないところがミソなのでした。
4巻中扉のカラーでは、両手に花状態な「田村くん」が描かれておりましたが…皆一堂に会するシーンも見たかったなー。
たぶん、「田村くん」は終始落ち着かないことでしょう(笑)
※相馬広香
ツンデレ系ヒロイン。性格的なこともあり、彼女のが目立っておりましたね。
いわゆる不思議系な「松澤さん」が常に遠ざかろうとするのに対し、ツンデレな「相馬さん」はぐいぐい関わってくるタイプ。
それぞれ正反対というべき個性を持ちながら、どちらもなかなか重たい過去を背負っているのです。
2人とも別の意味で対人間関係がうまくなく、ちょっとお節介な「田村くん」がため、心を開くこととなるんですね。
そう、自分のことを”地味”だの”モテない”だのと言っておりましたが、あちこちのポイントで即実行に移してしまう、なかなか行動力を持ち合わせた男の子。
本人は卑下しておりますが、全然そうではないと思います。
小説版は知りませんが、漫画では「松澤さん」の転校後、高校受験に挑む場面から始まっておりました。
そのため、チョコを投げつけてきた「相馬さん」のが登場は早かったんですね。
1巻では、過去の回想から「松澤さん」に惹かれ、親しくなっていく描写。
現実シーンでは、「相馬さん」との出会いから高校での再会。そして近づく切っ掛けなどなど。
もっとも見どころの多い2巻では、転校する直前の「松澤さん」との回想、孤立してしまう「相馬さん」の過去が描かれておりました。この巻が最も好きです。
それぞれと急速に関係が接近することもあって、両ヒロインの感情爆発が見ものです。
「相馬さんって、誰?」
…という、最後の「松澤さん」からの手紙も秀逸ですね。(このあたりの裏話は4巻・番外編にて明らかになります)
その一文だけで、ガタカダに揺さぶられてしまう「「田村くん」
本来であれば、気持ちが通じ合った「相馬さん」とより恋人っぽくなっていく筈なんですが…2人の間で悩み始めるのが3巻。
「相馬さん」の告白を受けた「「田村くん」がどんな決断を下すのか、という最終4巻に繋がる構成なのでした。
※どうする、田村くん?!
やっぱり恋愛モノは揉めてナンボ(?)ですね。
強弱適度で引っ張りも巧みなので、こうしたラブコメが好きな方には刺さる漫画でしょう。
なお、「田村くん」の友人「高浦真一」の妹「玉井伊欧(たまい・いお)」
「不潔よー」が口癖の潔癖症で、黒魔術に凝っているという、サブの割に濃い設定なキャラクター。
各巻に収録された彼女の番外編は楽しく、特に3巻に収録された「キャラの設定資料紹介」では、ページの隅で「伊欧ちゃん」がいちいちツッコミを入れております。
些細な事なんですが、あれだけで単なる資料公開の面白さが倍増しておりました。
いや、このまま終わらせるには、惜しいですねー。
本編もいいですが、彼女も非常に良かったです。
※おまけ:玉井伊欧
でました、「不潔よー!」
細線のすっきり絵柄。
下手ではないですが極端な巧さもなく、素朴な雰囲気。
適度に荒れた感じも、逆にをそんなんを醸し出していると思いました。
全巻を通して安定感あり、バランスに優れております。
ただ、確立されている個性は人を選ぶかもしれません。
おおむね↓表紙の判断で問題ないでしょう。
…小説の絵柄の方がややアニメちっくかなぁ。
そちらと比べると、ややあっさり気味かもしれません。
わたしたちの田村くん 2 (2) (電撃コミックス)
わたしたちの田村くん 4 (4) (電撃コミックス)
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・話 :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : 恋愛・ラブコメ
・おまけ: あとがき(1,2,3,4)、原作・キャラデザコメント(1,2)、
番外編は描き下ろしの様子。
・その他: 原作「竹宮ゆゆこ」、番外編(1,2,3,4)、全4巻。
※括弧内数字は収録の巻数です。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「倉藤倖(くらふじ・さち)」センセの「わたしたちの田村くん 4巻[完結]」です。
原作が小説の漫画版ですね。
こないだの4巻が最終巻となりました。
結構お気に入りな漫画だっただけに、ちょっと残念です。
ほかのメディア展開とかは…ないのかな、どうかな。
※松澤小巻
電波系ヒロインな彼女。1,3巻裏表紙の後姿も可愛らしいです。
進路志望に”故郷の星へ帰る”などと書いてしまう「松澤小巻(まつざわ・こまき)」は中学3年の同級生でした。
偶然にその進路志望用紙を見てしまった主人公「田村雪貞(たむら・ゆきさだ)」は、そんな「松澤さん」に興味を持ち、またひょんな切っ掛けから彼女の深い過去を知ったことで、急速に親しい仲になっていくのです。
ついには告白をしたものの、高校受験前に転校したことからだんだん疎遠になってしまうのでした。
一方、高校での同級生「相馬広香(そうま・ひろか)」は、家庭教師をしていた兄の「直」の元教え子。
「氷の女王」だの「ツンドラ女王」だのと呼称される彼女は優れた容姿とキツイ性格がため、クラスでは浮いた存在になっていたのです。
「お前の秘密を知ってるぞ…」
些細な考えからの言葉は「相馬さん」に異なった感覚にて捉えられ、絡むことの多い彼女と徐々に親しくなっていくのです…。
まぁ、大雑把にはそんな感じ。
爽やか…なだけでないですが、読んでいて心地よい典型的なラブコメです。
主要キャラが男「田村くん」1人に女性「松澤さん」、「相馬さん」という2人ではありましたが、実はその女性2人はまったく接触がありません。
カバーでは仲良さげに並んで描かれておりますが、そんな訳で微妙に三角関係ではないところがミソなのでした。
4巻中扉のカラーでは、両手に花状態な「田村くん」が描かれておりましたが…皆一堂に会するシーンも見たかったなー。
たぶん、「田村くん」は終始落ち着かないことでしょう(笑)
※相馬広香
ツンデレ系ヒロイン。性格的なこともあり、彼女のが目立っておりましたね。
いわゆる不思議系な「松澤さん」が常に遠ざかろうとするのに対し、ツンデレな「相馬さん」はぐいぐい関わってくるタイプ。
それぞれ正反対というべき個性を持ちながら、どちらもなかなか重たい過去を背負っているのです。
2人とも別の意味で対人間関係がうまくなく、ちょっとお節介な「田村くん」がため、心を開くこととなるんですね。
そう、自分のことを”地味”だの”モテない”だのと言っておりましたが、あちこちのポイントで即実行に移してしまう、なかなか行動力を持ち合わせた男の子。
本人は卑下しておりますが、全然そうではないと思います。
小説版は知りませんが、漫画では「松澤さん」の転校後、高校受験に挑む場面から始まっておりました。
そのため、チョコを投げつけてきた「相馬さん」のが登場は早かったんですね。
1巻では、過去の回想から「松澤さん」に惹かれ、親しくなっていく描写。
現実シーンでは、「相馬さん」との出会いから高校での再会。そして近づく切っ掛けなどなど。
もっとも見どころの多い2巻では、転校する直前の「松澤さん」との回想、孤立してしまう「相馬さん」の過去が描かれておりました。この巻が最も好きです。
それぞれと急速に関係が接近することもあって、両ヒロインの感情爆発が見ものです。
「相馬さんって、誰?」
…という、最後の「松澤さん」からの手紙も秀逸ですね。(このあたりの裏話は4巻・番外編にて明らかになります)
その一文だけで、ガタカダに揺さぶられてしまう「「田村くん」
本来であれば、気持ちが通じ合った「相馬さん」とより恋人っぽくなっていく筈なんですが…2人の間で悩み始めるのが3巻。
「相馬さん」の告白を受けた「「田村くん」がどんな決断を下すのか、という最終4巻に繋がる構成なのでした。
※どうする、田村くん?!
やっぱり恋愛モノは揉めてナンボ(?)ですね。
強弱適度で引っ張りも巧みなので、こうしたラブコメが好きな方には刺さる漫画でしょう。
なお、「田村くん」の友人「高浦真一」の妹「玉井伊欧(たまい・いお)」
「不潔よー」が口癖の潔癖症で、黒魔術に凝っているという、サブの割に濃い設定なキャラクター。
各巻に収録された彼女の番外編は楽しく、特に3巻に収録された「キャラの設定資料紹介」では、ページの隅で「伊欧ちゃん」がいちいちツッコミを入れております。
些細な事なんですが、あれだけで単なる資料公開の面白さが倍増しておりました。
いや、このまま終わらせるには、惜しいですねー。
本編もいいですが、彼女も非常に良かったです。
※おまけ:玉井伊欧
でました、「不潔よー!」
細線のすっきり絵柄。
下手ではないですが極端な巧さもなく、素朴な雰囲気。
適度に荒れた感じも、逆にをそんなんを醸し出していると思いました。
全巻を通して安定感あり、バランスに優れております。
ただ、確立されている個性は人を選ぶかもしれません。
おおむね↓表紙の判断で問題ないでしょう。
…小説の絵柄の方がややアニメちっくかなぁ。
そちらと比べると、ややあっさり気味かもしれません。
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