■ストレッタ (世徒ゆうき)
★まんがデーター [10/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■□□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・お口
・おまけ: あとがき、カバー裏に4コマ、
描き下ろし「あるいはもののけ姫」×5。
・その他: カラー(12P)、短編×7
(うち「僕は勉強ができない」×2、「あるいはもののけ」×2
※ショート5話は省く)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「世徒ゆうき(せと・ゆうき)」センセの「ストレッタ Stretta」です。
前巻は4年前ですか?
ずいぶんと久しぶりな「世徒ゆうき」センセの新刊、おそらく3冊目は「ストレッタ Stretta」です。
ふっと目につく紹介帯には、これまでのセールス冊数が”コレ見よがし”に書かれておりました。
すっごいですねー!!
初単行本「ストリンジェンド」、「アッチェレランド」を合わせて44万部なんですか!
まぁ、ずいぶん売れていらっしゃるようで…。
さて、その2冊から、今回の単行本までしっかりと手にしているんですが、好みではないんですね。
セールスが好調であるところから察するに、これは単にひでるさんが合わないだけだと思います。
そんな訳で、あまり好ましからぬ文章になります。
正直に感想を書かせて頂きます。センセ、およびファンの方、ごめんなさい。
また、あらかじめ、そういったものに不快感を覚える方は、これ以降は先へ進まぬようお願い致します。
※左:亜松さん、右:ルマさん
どちらもえろえろな娘さんです。「ルマさん」は普通に下着見えてます。
…いいですか?
いきますよ?
「世徒ゆうき」センセのおそらく3冊目となる単行本「ストレッタ Stretta」
2話の連続話のほか、短編と描き下ろしのショートにて構成されておりました。
良くも悪くも、相変わらずな漫画です。
ひでるさんが気になる点をざっと箇条書きにしてみますと…
・背景やサブキャラが強く、とかくごっちゃりとした作画。
・頭身が低くなったりする、引き絵の雰囲気。
・強弱の激しい人物絵。
・ウザく目立っている男子キャラ。
・まるで異なる人種のような、太い女性。(※1冊目以降はあまり出なくなりましたが)
・えっちはともかく、どこか中途半端なストーリー。
・寒いオチ部分。
…こんな感じです。
作画、キャラ関連、お話…という順になっているので、以下よりその流れのまま書かせて頂きます。
くっきりとした強い線の、描き込まれた作画。
非常に絵の巧い方です。
アップなどのキャラ中心となったコマはいいんですが、背景も同じ調子で描き込まれているため、引き絵になると混じってしまうのです。
ごちゃー、っとしているんですね。
また以前ほど極端ではなくなっていますが、全身絵がずんぐりむっくりになっていたり、別人のような顔だったりと、強弱があるのも気になります。
こんなんはイラスト巧い方に顕著な傾向ですね。
同じ調子が続かない、みたいな。
さらに、女の子はいいんですよ。
目に力がある女性陣は皆スタイリッシュで、媚びていないような独特な雰囲気があるのです。
しかし、男子キャラはデフォルメが強めの、うっとおしい感じ。
コメディー担当となっている、やたら太い女性も同様。
指摘あったのか、これらについても以前よりはだいぶ大人しくなっていましたが。
収録された原稿は若干差があるかなー、程度で安定しております。
短編「一線」は、だいぶすっきりとした作画に見えました。
処理が異なるのか、あるいは最も新しい原稿なのかな?
※「一線」のヒロイン「かぬえさん」
これですね。こちらはだいぶすっきりに見えました。
…以上、色々と絵について書いてきましたが、とりあえず巧いことには間違いありません。
カラーだとまた違った感じになるので、判断は裏表紙のカット絵が良いでしょう。
2話の連続「僕は勉強ができない」は、勉強ができない「吉沢」くんと、えっちな「亜松」さんのお話。
タイトル表記そのまま表裏という風情で、A面が「吉沢くん」、B面は「亜松さん」視点になっておりました。
それら、くるくると見比べて時系列を追いかけてみると楽しいかもしれません。
重ねた「もう最低だよ」の処理は面白かったですね。
下手をすると、ずっと交互に続きそう。
前後編の「あるいはもののけ」は今回単行本の中心的な漫画。
↓表紙を飾っている、「ルマ」さんの即えっち話です。
アソコを意思によって動かせるのはスゴイんですが、舌が長いというのは…もののけですね。
なんだか気色悪かったなぁ。
同じく単純えっち話「ベッドのぬくもり」はカラー原稿から始まる短編。
収録では唯一のタレ目キャラ、「三倉」さんはお姉さんちっくな雰囲気ながら、べたーと甘えてくる可愛らしい女性です。
「私は安精にしてるから、動くのは遠藤君」、とか言っておりました。
乱れる長髪がえろえろです。
※左:瑞穂先輩、右:三倉さん
「瑞穂先輩」はいいですねー。あの地図ではたどり着いたのが奇跡。
義理の姉弟、でいいのかな?
「かぬえ」さん、「ひのと」くんというカップルの短編「一線」
前述しているようにすっきりとした作画なんですが、シーンが交差していたり、説明不足(だと思う)なこともあって、分かり辛いお話。
ただストーリーはともかく、手足でいじったりする描写から、途中にあったトイレへ連れ込むシーンなどが秀逸でした。
「かぬえさん」、目前で恥ずかしげもなくしてましたからねぇ。
ごく簡単に、「瑞穂」先輩の家へ行ってどうのこうの~というエピソード「MBJ-みずほさんち-」
↑上の属性部分を「お口」としていますが、こちらはその象徴たる漫画。
コップに溜めていく描写(※オチに繋がってましたが、あれはベタですねー)から、パスタと絡める部分など、めたくたえっちです。
どこまで本気なのかよく分からない、独特なテンションの「瑞穂」先輩。
適当な地図を渡すところから、ショートカットな髪型、着ている黒い上下の服装など、収録では最も好みなキャラでした。
お話はやっぱり弱いものですが、えっち部分は良かったので、成年漫画としてはこれで問題なしですか?
読み手がどこを重視しているかで、大きく評価は変化するでしょうね。
各話のヒロインらが、カラー描き下ろしとなっている点は素直に嬉しい仕様でした。
(※ちなみに、「霧島」「亜松」がもくじあべこべでしたよー)
とにかく絵からお話まで個性が強く、それを許容できるかどうか、がカギになると思われます。
ひでるさんはやっぱり合いませんでしたが、あちこち問題なければお気に入りの1冊になることでしょう。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■□□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・お口
・おまけ: あとがき、カバー裏に4コマ、
描き下ろし「あるいはもののけ姫」×5。
・その他: カラー(12P)、短編×7
(うち「僕は勉強ができない」×2、「あるいはもののけ」×2
※ショート5話は省く)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「世徒ゆうき(せと・ゆうき)」センセの「ストレッタ Stretta」です。
前巻は4年前ですか?
ずいぶんと久しぶりな「世徒ゆうき」センセの新刊、おそらく3冊目は「ストレッタ Stretta」です。
ふっと目につく紹介帯には、これまでのセールス冊数が”コレ見よがし”に書かれておりました。
すっごいですねー!!
初単行本「ストリンジェンド」、「アッチェレランド」を合わせて44万部なんですか!
まぁ、ずいぶん売れていらっしゃるようで…。
さて、その2冊から、今回の単行本までしっかりと手にしているんですが、好みではないんですね。
セールスが好調であるところから察するに、これは単にひでるさんが合わないだけだと思います。
そんな訳で、あまり好ましからぬ文章になります。
正直に感想を書かせて頂きます。センセ、およびファンの方、ごめんなさい。
また、あらかじめ、そういったものに不快感を覚える方は、これ以降は先へ進まぬようお願い致します。
※左:亜松さん、右:ルマさん
どちらもえろえろな娘さんです。「ルマさん」は普通に下着見えてます。
…いいですか?
いきますよ?
「世徒ゆうき」センセのおそらく3冊目となる単行本「ストレッタ Stretta」
2話の連続話のほか、短編と描き下ろしのショートにて構成されておりました。
良くも悪くも、相変わらずな漫画です。
ひでるさんが気になる点をざっと箇条書きにしてみますと…
・背景やサブキャラが強く、とかくごっちゃりとした作画。
・頭身が低くなったりする、引き絵の雰囲気。
・強弱の激しい人物絵。
・ウザく目立っている男子キャラ。
・まるで異なる人種のような、太い女性。(※1冊目以降はあまり出なくなりましたが)
・えっちはともかく、どこか中途半端なストーリー。
・寒いオチ部分。
…こんな感じです。
作画、キャラ関連、お話…という順になっているので、以下よりその流れのまま書かせて頂きます。
くっきりとした強い線の、描き込まれた作画。
非常に絵の巧い方です。
アップなどのキャラ中心となったコマはいいんですが、背景も同じ調子で描き込まれているため、引き絵になると混じってしまうのです。
ごちゃー、っとしているんですね。
また以前ほど極端ではなくなっていますが、全身絵がずんぐりむっくりになっていたり、別人のような顔だったりと、強弱があるのも気になります。
こんなんはイラスト巧い方に顕著な傾向ですね。
同じ調子が続かない、みたいな。
さらに、女の子はいいんですよ。
目に力がある女性陣は皆スタイリッシュで、媚びていないような独特な雰囲気があるのです。
しかし、男子キャラはデフォルメが強めの、うっとおしい感じ。
コメディー担当となっている、やたら太い女性も同様。
指摘あったのか、これらについても以前よりはだいぶ大人しくなっていましたが。
収録された原稿は若干差があるかなー、程度で安定しております。
短編「一線」は、だいぶすっきりとした作画に見えました。
処理が異なるのか、あるいは最も新しい原稿なのかな?
※「一線」のヒロイン「かぬえさん」
これですね。こちらはだいぶすっきりに見えました。
…以上、色々と絵について書いてきましたが、とりあえず巧いことには間違いありません。
カラーだとまた違った感じになるので、判断は裏表紙のカット絵が良いでしょう。
2話の連続「僕は勉強ができない」は、勉強ができない「吉沢」くんと、えっちな「亜松」さんのお話。
タイトル表記そのまま表裏という風情で、A面が「吉沢くん」、B面は「亜松さん」視点になっておりました。
それら、くるくると見比べて時系列を追いかけてみると楽しいかもしれません。
重ねた「もう最低だよ」の処理は面白かったですね。
下手をすると、ずっと交互に続きそう。
前後編の「あるいはもののけ」は今回単行本の中心的な漫画。
↓表紙を飾っている、「ルマ」さんの即えっち話です。
アソコを意思によって動かせるのはスゴイんですが、舌が長いというのは…もののけですね。
なんだか気色悪かったなぁ。
同じく単純えっち話「ベッドのぬくもり」はカラー原稿から始まる短編。
収録では唯一のタレ目キャラ、「三倉」さんはお姉さんちっくな雰囲気ながら、べたーと甘えてくる可愛らしい女性です。
「私は安精にしてるから、動くのは遠藤君」、とか言っておりました。
乱れる長髪がえろえろです。
※左:瑞穂先輩、右:三倉さん
「瑞穂先輩」はいいですねー。あの地図ではたどり着いたのが奇跡。
義理の姉弟、でいいのかな?
「かぬえ」さん、「ひのと」くんというカップルの短編「一線」
前述しているようにすっきりとした作画なんですが、シーンが交差していたり、説明不足(だと思う)なこともあって、分かり辛いお話。
ただストーリーはともかく、手足でいじったりする描写から、途中にあったトイレへ連れ込むシーンなどが秀逸でした。
「かぬえさん」、目前で恥ずかしげもなくしてましたからねぇ。
ごく簡単に、「瑞穂」先輩の家へ行ってどうのこうの~というエピソード「MBJ-みずほさんち-」
↑上の属性部分を「お口」としていますが、こちらはその象徴たる漫画。
コップに溜めていく描写(※オチに繋がってましたが、あれはベタですねー)から、パスタと絡める部分など、めたくたえっちです。
どこまで本気なのかよく分からない、独特なテンションの「瑞穂」先輩。
適当な地図を渡すところから、ショートカットな髪型、着ている黒い上下の服装など、収録では最も好みなキャラでした。
お話はやっぱり弱いものですが、えっち部分は良かったので、成年漫画としてはこれで問題なしですか?
読み手がどこを重視しているかで、大きく評価は変化するでしょうね。
各話のヒロインらが、カラー描き下ろしとなっている点は素直に嬉しい仕様でした。
(※ちなみに、「霧島」「亜松」がもくじあべこべでしたよー)
とにかく絵からお話まで個性が強く、それを許容できるかどうか、がカギになると思われます。
ひでるさんはやっぱり合いませんでしたが、あちこち問題なければお気に入りの1冊になることでしょう。
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