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■まんがの作り方 (平尾アウリ)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 漫画家・百合
・おまけ: あとがき。
・その他: 初単行本、折り返しにコメント、
       平尾アウリさんに12の質問、
       7話収録、現在は1巻まで発売中。
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「平尾アウリ(ひらお・あうり)」センセの「まんがの作り方 1巻」です。

第2回「龍神賞」にて”銀龍賞”という輝かしい冠をもつ、「平尾アウリ」センセ。
まぁ、ぶっちゃけ「龍神賞」というのがどれだけのものか、ひでる分かっていないんですけどね。
…うーん、これはまた文書くのが難しいタイプだなぁ……。

そちらの受賞作品から続いた連載が、初単行本「まんがの作り方」なのでした。
おまけとして、合間に”センセへの質問”が収録されていましたけど…なんというか、そのまんま漫画描いている方なのかなぁ。

川口さんと森下さん「デート」
※カップル画像1:川口さんと森下さん「デート」
 こう並ぶと、なかなかおさまりイイ感じです。

13歳で漫画家デビューした実績を持つ主人公「川口あすか」さん。
しかし、当時は若さがため話題となったようなところがあり、すっかり仕事のなくなった現在は普通に学業・バイトをする毎日なのでした。
私漫画家になる
19歳で学校を卒業していた「川口さん」は、お気に入りの漫画家「さち」に影響されたこともあって、そんな決意をするのです。
漫画をリアルに描くには、実体験しかない。
世間ではガールズラブが流行していることを知っていた「川口さん」は、自らを慕うバイト先の後輩「森下」さんと付き合うこととしたのでした。
実は、その「森下さん」こそ、漫画家「さち」だったのです。
だいたいそんな感じ。

紹介帯にもあったように、一応そんなんが題材となってはいますが、いわゆる百合漫画ではありません。
…今のところは。
単語にうっかり釣られないよう、注意して下さい。

そこらに転がるありがちなタイプの漫画ではなく、センセの独特な世界が広がっておりました
いかにも玄人好みっぽく、漫画賞受賞というのもなんだか納得。
ただ、賞がそのまま広範囲の読者に刺さるかと言えば…それはちと疑問ですね
読者によって、評価は完全に割れるのではないかなぁ。
ほら、よく映画とかで「評論家の評価は高いけどよくわかんない」、みたいな作品あるじゃーないですか。
雰囲気としてはそんな感じなのよ。

漫画家である後輩「森下さん」
学校から漫画、そしてバイトという、多忙な毎日を送る彼女。
デートの時間をむりやり空けるなど、本気で「川口さん」を好いているのでした。
5話の結婚という言葉に反応する描写、4話での敵愾心剥き出しな様などがいいですね。
もっとあちこちで揉めたり、爆発してくれればいいんですが、あちこちで気持ちを前面にしながらも「川口さん」が同好の士でないこともちゃんと理解しており、一途に従うだけなのでした。

一方の「川口さん」は、描きたい漫画すら特に見つかっていないという現状。
再デビューそこそこで雑誌に載るなど実力はある様子でしたが、気がついてこないタイプです。
あちこちの言動からも、漫画で成功するとは到底思えませんねぇ。
ネタ探しもあって「森下さん」と一緒にいるというのに、そんなんもまるで生かされておりません。
メモ取るとかしなさいよ。
そんなこんなで、恋愛(これは一方的なものですが)にしろ漫画にしろ、その気がないのです。

川口さんと森下さん「好き?」
※カップル画像2:川口さんと森下さん「好き?」
 いちおう、こんなんはありました。

主要キャラである2人がそうした感じなので、実にゆったりな展開
一応、漫画面では前進が見られましたから、恋愛面についてもそのうち関係は変わっていくのかなぁ…。
今のところ登場キャラは「川口さん」の弟「政人」くんを含めた3名のみです。
それぞれじっくりは描かれていましたが、鋭く心理を抉るという風情でもありません。
ひでるさん程度では先が読めませんねー。

ちなみに、弟「政人くん」はクラスメイトである「森下さん」のことが好きなんですが…まるで相手にされないのがトコトン気の毒。
3話にあった、昼での出来事にどすーんと落ち込む彼に対して、「森下さん」は意にも介していないという…ああ……。
しっかりネタにされていたほか、野球観戦でも途中で帰られたりしていました。
…まぁ、がんばって(笑)

柔らかくすっきりとした作画。
濃淡は薄く白比率も高いので、なんとなく少女漫画ちっくな空気がありました。
独特なタッチとテンポのある方で、昔の白黒・無声映画のような感覚
派手なアクションとは無縁ですね。
そんなため、ちょろっとあった擬音の処理が微妙でした。
ほぼ↓表紙・裏表紙そのままという感覚なので、そちらで判断下さい。

前述しているように、センセの感性がそのまま漫画となったみたいです。
正直なところ、ひでるさんとしては面白くはあるものの、刺さるほどではありませんでした。
(※普通のラブコメのがいいなぁ、と思う)
こちらは受賞から続く漫画でしたから、次の漫画をどう処理されるのかが気になります

まんがの作り方 (1) (リュウコミックス) (リュウコミックス)まんがの作り方 (1) (リュウコミックス) (リュウコミックス)
(2009/02/20)
平尾 アウリ

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tag : 百合漫画少女漫画ラブコメアクション

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