まんがさんぽ　2006年08月02日

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★まんがデーター　［１０／１５］
・絵　　　：■■■■□
・話　　　：■■□□□
・独創性：■■■■□
・属性　：　成年・妹
・おまけ：　ドラマＣＤ（初版）、カバー裏は表絵とリンク。
　　　　　　　あとがき漫画「エロ漫画家残酷物語リターンズ」
・その他：　表題作７話、４コマ。
　　　　　　　短編３話（※うち１話は他単行本「ハロハロ」の０話）

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「瀬奈陽太郎」センセの「マルいも！？」です。

どちらかと言うと短編よりも長いストーリー話が得意らしい「瀬奈陽太郎」センセの漫画。
こちらも短編が含まれますが、基本表題作メインの構成です。

タイトルそのまま、一部で絶大な支持を得る（と思う）妹属性向け話…かと思うのは早計。
次々にそのまま「妹」がでてくるんですが、これが男装の麗人だったり、変に大人っぽかったりと、その手の趣味な方にすればややズレた感じ。
おまけに途中から母親も加わるという（※ちなみに巫女装束）、盛りだくさんな内容です。
…逆に言えば定まっていない印象が強く、それぞれ別の短編にするとか、一人か二人程度を掘り下げた方がいいのではないかな～と思ったりしました。つまんない訳ではないんですけどね。

「ただ可愛がられて捨てられるのはイヤ　私…こんなだからお兄ちゃんしかいないの　だから…お願い」

まあ、↑そんな風にえっち目的な漫画だというのもあるんでしょうが。
と、いう訳で個性が強いセンセ独特のキャラ達はアクティブで魅力的なんですが、上の理由で若干消化不良気味に見えました。
瀬奈センセは絵が巧いんですが、旧作品を含めてなぜだかストーリー的にはひでるさん肌に合いません。
長編より、短編の方がすっきりしてて良いと思っています。…こちらは中でも好きな部類には入るんですけどね。

絵柄は大人っぽく色っぽい成年漫画絵です。はっきりとした線で、全体的にはやや濃い目な印象。人物はどちらかというと写実的に描かれ、可愛いというより奇麗という絵柄になっています。
（※だから、妹属性な方はちょっと違うと思うのね）
また、カラーも巧い方なんで、こちら↓表紙の絵で見極めて問題ありません。

ちなみに、ひでるさん買ったのは最初に発売されたドラマＣＤ付きのものでした。
おまけ（しっかり価格上がってますが）としてはなかなかの出来栄えでしたよー。