まんがさんぽ　■オトメ御開帳　（ほんだありま）

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■オトメ御開帳　（ほんだありま）

★まんがデーター　［１３／１５］
・絵　　　：■■■■■
・話　　　：■■■□□
・独創性：■■■■■
・属性　：　成年・触手
・おまけ：　あとがき、ゲストページ、カバー裏に別絵、
　　　　　　おまけまんが「決闘！触手甲子園？」
・その他：　短編×10（うち「魔王と×××」３話）、
　　　　　　カラー（６Ｐ）、初単行本。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ほんだありま」センセの「オトメ御開帳」です。

昨日「成年」についてどうのこうの書きましたが、こちらはしっかり刻印があるものです。
その後も色々調べてみましたが、基準は時期によってコロコロ変化する曖昧なもので、過去に駄目なのが現在で良くなる例も多くあるようです。
いい加減ですね。
とりあえず、年齢満たない人は自主的に避けるようにしましょう。それが結果的に漫画を保護する手立てかと思います。
好きならば、我慢すること。
くどいようですが、その方が「大人になったー」という感動があるはずですから。

さて、今回は触手が目立った「オトメ御開帳」
タイトルからえっちですね。
触手と言えば、ひでるさん的には「Ｄ．Ｏ．」のパソコンゲーム「妖獣シリーズ」を思い出します。
なんというか…画期的（？）だったんですよー。
あの当時は「Ｘ６８０００」の発売でした。なっつかしいですね。
最近はウインドゥズでも発売されているようです。
いまさら買いませんが。

コメディー色やや強く、楽しい漫画に仕上がっています。
話はどれもえっちを基本として構成されているので、全編えろえろです。
星からの犬耳王女さまが登場する「星に願いを」はまさにそのもので、えっちへの流れがものすごく早いです。そして、終始馬鹿馬鹿しく、最後はちょっとしんみり…しないか。
先に書いた「触手」ネタは、そのままなタイトルの「触手甲子園」と中編漫画「魔王と×××」にて。
設定とかなんとか置いてきぼりな「触手甲子園」は開き直っているような感じに突っ走っていて、単行本中でも秀逸な出来栄え。
（※おまけを含めて一応３話ほど収録。ページは８Ｐと少なめです）

「　『クアドラ』　魔王　レベル１
　不死でウザイから弱いけど一応封印しておきます。
　万が一復活しても平気じゃないかなメイビー　」

ここまで小馬鹿にされた魔王はあまりないのでは、という「魔王と×××」もおもしろえっちでした。
周囲海に囲まれた小島が舞台なんですが、”炎の大帝”であるために海渡れないという（笑）
（※ついでに、レベル低いから空も長時間飛べない）

※そんな訳で復活してもほっとかれる。

こうなると長編も読んでみたいですね。

絵柄は流れるような細線の成年漫画絵です。
アニメ雑誌とかで連載されそうな、非常に高いレベルだと思います。
濃淡のバランスはほど良いですが、細かく丁寧なだけ全体はややごっちゃり気味。
↓おおむね表紙絵のような感じです。白黒のが巧いですけれど。
裏表紙には漫画のカットがありますんで、そちらを判断基準とするのがいいでしょう。

…と、言う訳で、初単行本とは思えないほど良い漫画でした。
ごっちゃりするのは良し悪しなんですが、ひでるさんとしてはちょっと見づらかったですね。