■婚カツ！！お姉さん （ちばぢろう）
★まんがデーター ［１１／１５］
・絵 ：■■■■□
・話 ：■■■□□
・独創性：■■■□□
・属性 ： 成年・お姉さん
・おまけ：
・その他： カラー（４Ｐ）、短編×８。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ちばぢろう」センセの「婚カツ！！お姉さん」です。
ざーと調べたところ、他に「滝沢ひろゆき」、「千葉治郎」というお名前を発見しました。
それらでも単行本を出され、活躍されていたベテランさん。
本日は「ちば・ぢろう」センセですね。
ひでるさんは確か…「魔羅ノ介」、「来福ＯＬ幸呼さん」を読んでいます。
その「幸呼さん」ですが、今回の収録漫画でネタになっていてちょっとびっくり。
（※当人も１コマだけ顔を見せてます）
さて、新刊のタイトルは「婚カツ！！お姉さん」です。
いかにも短編集っぽいなぁ、と思ってましたが、その通り。
お姉さんは確かにそうでしたけど、婚カツというタイトルに合った漫画はぎりぎり１話のみ。
バラバラと色々なお話が収録されていました。
※弥子さん
久しぶりに会ったらよく育ったなぁ、という「弥子さん」です。
単行本・表題っぽい短編「湯けむり［秘］サプライズ」
実家のそばに温泉場が完成。
ちょうど良いということで、帰郷した主人公「武」
ほぼ近所の見知った顔ばかりという中、元カノである「弥子」と再会したのでした。
だいたいそんな感じ。
故郷で再会とくれば、オチまでお約束な展開。
あれは恥ずかしいなぁ。
こちらは雪降る季節で温泉場ということで、セオリーな河原ではなく温泉えっちでした。
もともとの関係もあって、全裸でそのまま登場する「弥子さん」とか、久しぶりに会って確かめる描写が良いです。
自然にモノローグへ入ってくるコメディーパターンも巧いですね。
「ごほうびなぁに？」は家庭教師「加藤オリコ」さんと「タマオ」くん。
やる気を出さず、「もうニートでいいよ」とか言っていた彼のため、”全国模試の結果が１００位上がるごとに好きなとこを触ってもいい”という約束をしてしまったのでした。
「合格したらデートしてあげる」
当初のそんな交換条件には、まったく響かない「タマオくん」
うん、リアルだ。
なかなか嫌な感じで目立つ濃いキャラで、彼に蹂躙される「オリコさん」という図式なんですが…あのオチがため、かなり救われた感覚です。
どんなんかは単行本でどうぞ。
よくあるＴＶキャスターの調教ちっく短編「キャスター美奈」
希望の報道キャスターになった主人公「蜜矢美奈」
しかし、真面目な性格からか数字は伸びず、”地味”という意見まで出るような始末でした。
彼女の秘密を知る報道局長「朝野真澄」は「美奈」を飲みに誘い…という流れ。
余裕ない、というのは事実でしょうねー。
えっちされながらニュース読む、自分の状態を実況する、という王道シチュエーションがあり、ページ数の割には濃厚な短編です。
やった事の問題はあっても局長「朝野」は直接手出しをしておらず、またえっちで貶めるようなこともしていません。
事実、彼女の魅力を引き出すことに成功し、結果的には報道キャスターとして守っているという…実は、あー見えてなかなか優しいお話なのでした。
※左：家庭教師「加藤オリコ」、右：来福専業主婦「井之上吉呼」
主婦「吉呼さん」でもう数話あっても良かったなぁ。
短編「来福専業主婦吉呼さん」は通称「キッコさん」こと「井之上吉呼」さん。
一般単行本「来福ＯＬ幸呼さん」に登場する「幸呼さん」の従姉ということで、同じく周囲に幸福をまき散らす特殊体質。
当然ながら、「吉呼さん」も”周りに幸せを呼ぶ主婦”として重宝される一方、本人及び彼女に接触した者は不幸になってしまうのでした。
こちらはそんな「吉呼さん」がスポーツクラブへ行くというお話。
立っているだけでスーパーは大盛況になり、傾いていたスポーツクラブは経営を持ち直すという、凄まじい周囲の幸福描写と同時に、「吉呼さん」のみセール品にありつけず、また旦那は仕事に追われて家に帰れない…といった、身近な不幸描写は相変わらず。
こうした独特な設定が楽しめると思います。
ひでるさんは前述したように、「幸呼さん」の漫画を知っているのですんなり読めましたが、初見の方にはやや突飛に感じるかもしれません。
ちゃんと説明もありましたけど、やっぱりこのネタでもう数話見たいところですねー。
えっちでは「吉呼さん」のむちむちとした競泳水着を堪能下さい。
なお、「彼女が水着に着替えたら」は競泳水着をメインとした漫画。
「噂の世界最速のアレだ！！」
ということで、やや時事ネタ（もうちょっと過ぎてますけど）なお話。
”１人で着るのはとても難しく、下手すると３０分はかかる”
そうしたネタで、ヒロイン「織田アキラ」さんは水泳選手にあるまじきむっちりなスタイルでした。
「こいつなんでこんなに胸でけえんだ！？」
とか言われていたほか、「やせろ」、「こんなに脂肪つけやがって」など散々なのです。
えっち部分もコメディー色強く、複数であったもののなにげに楽しげでした。
ほか、「ちょーポジ！！ＢＧさん」が冒頭話。
カラー原稿部分は本編よりも前の描写で、えろえろなバスガイドさんの短編でした。
ストッキング部分までつたわっている描写がえっちですが…それに気付いていない彼女が素敵。
食事から戻ってきた際にも、
「…何食って来たんだか」
とか、運転手に言われていました。
なかなか無茶な方法ではあったものの、カップルをまとめると同時に、ちゃっかり自分自身も楽しんでいますね。
なお、「来て来て宅配さん」は同じくえっちの人妻「原田」さんです。
※左：バスガイドさん、右：ミレイ先輩
この「ミレイ先輩」が可愛かったです。むちむちです。
昭和のラブホテルの廃墟へ足を運んだサークル「廃墟を愛でる会」の面々。
別行動を取った先輩「ミレイ」、「タチバナ」の２人はそこでえっちしているカップルを目撃して…という「ラジカル ミステリー ツアー」
ショートカット、ホットパンツという、いかにも活発そうな「ミレイ先輩」が素敵。
もともとラブラブで、「タチバナくん」はだいぶ奥手のようだったので、これで良かったのでしょう。
オチは正直想像ついちゃいました。
なにげに気になったのはもう１人の髪長い女性ですが、ほぼ本編には絡まず、ちょっと残念。
緩やかな線のすっきり絵柄。
乱れることなくこざっぱりとまとまっており、全体的に安定しています。
濃淡は適度～やや薄めというくらい。
縦長な輪郭で厚めな唇に特徴があり、ふんわり豊かなスタイルの人物絵。
どちらかというとアダルト寄りで、「ちばぢろう」センセ独特なバランス感覚があります。
さすがに漫画の巧い方なので、そのあたりの好みが合えば何の問題もありません。
カラーでもそう変化はないため、↓表紙・裏表紙で判断下さい。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・良くまとまっています。センセ独特なバランス感覚があるかなぁ。
・全体的に王道な短編群でした。
・暗さなく、適度なえっち感覚です。もうちょっと統一感があれば良かったかと。
合計：［１１／１５］
系統としては、「陸乃家鴨」センセ、「ふうたまろ」センセといったところでしょう。
もくじほかあちこち絵は使い回し。
余りページも同様だったので、せめてあとがきくらい書いてほしかったなぁ。
婚カツ!!お姉さん (ワールドコミックススペシャル)
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・絵 ：■■■■□
・話 ：■■■□□
・独創性：■■■□□
・属性 ： 成年・お姉さん
・おまけ：
・その他： カラー（４Ｐ）、短編×８。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ちばぢろう」センセの「婚カツ！！お姉さん」です。
ざーと調べたところ、他に「滝沢ひろゆき」、「千葉治郎」というお名前を発見しました。
それらでも単行本を出され、活躍されていたベテランさん。
本日は「ちば・ぢろう」センセですね。
ひでるさんは確か…「魔羅ノ介」、「来福ＯＬ幸呼さん」を読んでいます。
その「幸呼さん」ですが、今回の収録漫画でネタになっていてちょっとびっくり。
（※当人も１コマだけ顔を見せてます）
さて、新刊のタイトルは「婚カツ！！お姉さん」です。
いかにも短編集っぽいなぁ、と思ってましたが、その通り。
お姉さんは確かにそうでしたけど、婚カツというタイトルに合った漫画はぎりぎり１話のみ。
バラバラと色々なお話が収録されていました。
※弥子さん
久しぶりに会ったらよく育ったなぁ、という「弥子さん」です。
単行本・表題っぽい短編「湯けむり［秘］サプライズ」
実家のそばに温泉場が完成。
ちょうど良いということで、帰郷した主人公「武」
ほぼ近所の見知った顔ばかりという中、元カノである「弥子」と再会したのでした。
だいたいそんな感じ。
故郷で再会とくれば、オチまでお約束な展開。
あれは恥ずかしいなぁ。
こちらは雪降る季節で温泉場ということで、セオリーな河原ではなく温泉えっちでした。
もともとの関係もあって、全裸でそのまま登場する「弥子さん」とか、久しぶりに会って確かめる描写が良いです。
自然にモノローグへ入ってくるコメディーパターンも巧いですね。
「ごほうびなぁに？」は家庭教師「加藤オリコ」さんと「タマオ」くん。
やる気を出さず、「もうニートでいいよ」とか言っていた彼のため、”全国模試の結果が１００位上がるごとに好きなとこを触ってもいい”という約束をしてしまったのでした。
「合格したらデートしてあげる」
当初のそんな交換条件には、まったく響かない「タマオくん」
うん、リアルだ。
なかなか嫌な感じで目立つ濃いキャラで、彼に蹂躙される「オリコさん」という図式なんですが…あのオチがため、かなり救われた感覚です。
どんなんかは単行本でどうぞ。
よくあるＴＶキャスターの調教ちっく短編「キャスター美奈」
希望の報道キャスターになった主人公「蜜矢美奈」
しかし、真面目な性格からか数字は伸びず、”地味”という意見まで出るような始末でした。
彼女の秘密を知る報道局長「朝野真澄」は「美奈」を飲みに誘い…という流れ。
余裕ない、というのは事実でしょうねー。
えっちされながらニュース読む、自分の状態を実況する、という王道シチュエーションがあり、ページ数の割には濃厚な短編です。
やった事の問題はあっても局長「朝野」は直接手出しをしておらず、またえっちで貶めるようなこともしていません。
事実、彼女の魅力を引き出すことに成功し、結果的には報道キャスターとして守っているという…実は、あー見えてなかなか優しいお話なのでした。
※左：家庭教師「加藤オリコ」、右：来福専業主婦「井之上吉呼」
主婦「吉呼さん」でもう数話あっても良かったなぁ。
短編「来福専業主婦吉呼さん」は通称「キッコさん」こと「井之上吉呼」さん。
一般単行本「来福ＯＬ幸呼さん」に登場する「幸呼さん」の従姉ということで、同じく周囲に幸福をまき散らす特殊体質。
当然ながら、「吉呼さん」も”周りに幸せを呼ぶ主婦”として重宝される一方、本人及び彼女に接触した者は不幸になってしまうのでした。
こちらはそんな「吉呼さん」がスポーツクラブへ行くというお話。
立っているだけでスーパーは大盛況になり、傾いていたスポーツクラブは経営を持ち直すという、凄まじい周囲の幸福描写と同時に、「吉呼さん」のみセール品にありつけず、また旦那は仕事に追われて家に帰れない…といった、身近な不幸描写は相変わらず。
こうした独特な設定が楽しめると思います。
ひでるさんは前述したように、「幸呼さん」の漫画を知っているのですんなり読めましたが、初見の方にはやや突飛に感じるかもしれません。
ちゃんと説明もありましたけど、やっぱりこのネタでもう数話見たいところですねー。
えっちでは「吉呼さん」のむちむちとした競泳水着を堪能下さい。
なお、「彼女が水着に着替えたら」は競泳水着をメインとした漫画。
「噂の世界最速のアレだ！！」
ということで、やや時事ネタ（もうちょっと過ぎてますけど）なお話。
”１人で着るのはとても難しく、下手すると３０分はかかる”
そうしたネタで、ヒロイン「織田アキラ」さんは水泳選手にあるまじきむっちりなスタイルでした。
「こいつなんでこんなに胸でけえんだ！？」
とか言われていたほか、「やせろ」、「こんなに脂肪つけやがって」など散々なのです。
えっち部分もコメディー色強く、複数であったもののなにげに楽しげでした。
ほか、「ちょーポジ！！ＢＧさん」が冒頭話。
カラー原稿部分は本編よりも前の描写で、えろえろなバスガイドさんの短編でした。
ストッキング部分までつたわっている描写がえっちですが…それに気付いていない彼女が素敵。
食事から戻ってきた際にも、
「…何食って来たんだか」
とか、運転手に言われていました。
なかなか無茶な方法ではあったものの、カップルをまとめると同時に、ちゃっかり自分自身も楽しんでいますね。
なお、「来て来て宅配さん」は同じくえっちの人妻「原田」さんです。
※左：バスガイドさん、右：ミレイ先輩
この「ミレイ先輩」が可愛かったです。むちむちです。
昭和のラブホテルの廃墟へ足を運んだサークル「廃墟を愛でる会」の面々。
別行動を取った先輩「ミレイ」、「タチバナ」の２人はそこでえっちしているカップルを目撃して…という「ラジカル ミステリー ツアー」
ショートカット、ホットパンツという、いかにも活発そうな「ミレイ先輩」が素敵。
もともとラブラブで、「タチバナくん」はだいぶ奥手のようだったので、これで良かったのでしょう。
オチは正直想像ついちゃいました。
なにげに気になったのはもう１人の髪長い女性ですが、ほぼ本編には絡まず、ちょっと残念。
緩やかな線のすっきり絵柄。
乱れることなくこざっぱりとまとまっており、全体的に安定しています。
濃淡は適度～やや薄めというくらい。
縦長な輪郭で厚めな唇に特徴があり、ふんわり豊かなスタイルの人物絵。
どちらかというとアダルト寄りで、「ちばぢろう」センセ独特なバランス感覚があります。
さすがに漫画の巧い方なので、そのあたりの好みが合えば何の問題もありません。
カラーでもそう変化はないため、↓表紙・裏表紙で判断下さい。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・良くまとまっています。センセ独特なバランス感覚があるかなぁ。
・全体的に王道な短編群でした。
・暗さなく、適度なえっち感覚です。もうちょっと統一感があれば良かったかと。
合計：［１１／１５］
系統としては、「陸乃家鴨」センセ、「ふうたまろ」センセといったところでしょう。
もくじほかあちこち絵は使い回し。
余りページも同様だったので、せめてあとがきくらい書いてほしかったなぁ。
婚カツ!!お姉さん (ワールドコミックススペシャル)
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