■Lycoris リコリス (スミヤ)
★まんがデーター [13/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・貧乳
・おまけ: あとがき、カバー裏にラフ絵、
描き下ろし「エンドロール」
・その他: カラー(20P)、短編×12。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「スミヤ」センセの「Lycoris リコリス」です。
そうか、初単行本の「Romareda(ロマレダ)」で驚いたのは、06年の年末でしたか。
ブログ開始から半年くらいことですね。
「スミヤ」センセの3年ぶりくらいという2冊目は「Lycoris リコリス」です。
収録は全て短編。
相変わらず笑顔を魅力的に描かれる漫画家さんですねー。
ひでるさんは白黒絵のが味あって好きなんですが、こちらは多くのカラーページが収録されていました。
くくりはいちおう「コミックLO」
いかにもロリ系な作品集っぽく思われがちですが、実際にはそうでもありません。
確かに大きくはないものの、そこそこ年齢な娘さんがちらほらといました。
それでもさして気にならないのは、おそらく「スミヤ」センセの描かれるヒロインには、
”少女という単語に相応しい繊細さ”
…があるので、年齢関係なくそうした風情で感じるのでしょう。
なお、少なくともバストサイズは皆さん控えめでしたけどね。
※左:明見萌、右:由耶姫
キャラ的な可愛さでは「萌ちゃん」ですね。ちいさいです。
カバー裏を飾っている「明見萌」ちゃんの短編「オハナシ」は先生と生徒。
前巻「Romareda」にて「スミヤ」センセに刺さった方ならば、間違いなく直撃される(たぶん)だろうと思います。
うろたえる様が実にキュートな「萌ちゃん」
先生のひざの上にちょこんと座っていた1コマが最高です。
これはえろい事したくなるわ。
何があったのか彼女はベタ惚れで、ポイントである”おはなし”が、ラブラブの象徴みたいでした。
なお、小学生に読み聞かせるようで~という文から察するに、少なくとも彼女はそれ以上な年齢な様子。
やったら幼く見えるんですけどねー。
同じ先生でも、「ラヴリーゴースト」は医師「柏原」
B2病棟に出現するという、女の子の幽霊「由加里」さん。
忘れ物をしたナースの付き添いでB2病棟へ入った彼は、突然の途切れかける意識の中でその幽霊「由加里さん」を見たのでした…。
なるほどなぁ。
やはりラブラブには違いないものの、先の「オハナシ」とはまったく異なる展開・結果を迎えるストーリー。
どちらも「スミヤ」センセの実力が垣間見える、良作品です。
ひでるさん的には、今回単行本の両輪というべきものでした。
こちらの短編はちょっと仕掛けもあるため、詳細は伏せておきますね。
あーしながら、自分は置いといて先生のことを心配する様にドキっとします。
いい娘だぁー。
胸が締めつけられるようなお話でした。
※由加里さん
お話では「由加里さん」が良いです。泣けます。
また、「遙」さん、「安行」くんという姉弟の短編「花火の灯り」
こちらの救われなさは現実的。
姉「遙さん」と義父の現場を目撃してしまった「安行くん」
「どうしたらいいか、わかんなくて」
彼女の一言が重いです。
楽しみにしていた花火によって、わずかな抵抗がばっさりと断ち切られる様にぞくぞくしますよ。
「月の姫」はカラー原稿もある短編。
牛車とかなんとか、なかなか珍しい平安時代ネタになっています。
こちらの「由耶」姫が↓表紙の彼女ですね。
お付きの「鳶(とび)」くんとのえっちです。
若いながら経験豊富である「由耶姫」
「あ……そうか……」
いままでと同じ行為でも全く異なるアプローチがため、大切なものに気付くという展開になってました。
オチ部分が可愛いですね。
そららのほか、カラー原稿のみという漫画も収録されてます。
8ページカラーの冒頭漫画「冬がさむくて」
妹「結衣」さんとお兄ちゃんの近親モノ。
うーん、センセの漫画というのは、ラブというよりも恋愛という感じですね。
「ハナゾノ」、「マツリノハジ」は4ページのカラーショート短編。
前者は眼鏡・ポニーテールな「沙弥花」さん、後者はツインテールの「香奈」ちゃんでした。
「香奈ちゃん」のお話はお祭りで和服姿。
当然ながら野外なんですが…なんと、複数えっちが展開されてます。
※左:理緒ちゃん、右:ユッカさん
このあたりの短編はどちらかというとストレートで、読み易いです。
中学生となった「理緒」・「大輝」というお隣さんカップルの「ふたりはライバル」
こちらはラブコメと言って良い感じでした。
よく喧嘩からの流れで肉弾戦をしていたものの、まったく傷がなかった「理緒ちゃん」というのが見事。
ラブですね。
道着姿だった彼女の服が乱れた様がいいなぁ。
思春期となった2人の心情が微笑ましく描かれておりました。
短編「なぞなぞ」は図書委員「ユッカ」さん。
彼女はイギリス生まれ(すぐ日本へ来たらしい)で、折り返しのカラー絵によると金髪。
(※余談ですが、アンダーヘアも金色だそうで)
前回収録の「カレンちゃん」もそうでしたが、こうした娘さんは巧いですねー。
えっち後の「陽介」くんとのあれこれが優しいです。
「condo」が雑誌未掲載なお話ですね。
「カンナ」ちゃんと「昌幸」くんです。
…真田?(←ちがう)
とある理由がため、収録では唯一えっちの無い短編になってました。
(※直前までならある)
もう単純に黒セーラー服が魅力的な1話でしょう。
「高遠」さんの「アタシノモノ」は複数えっちでパターン。
本編ではよく分かんなかったですが、これは単にツンデレみたいな感じでいいのかなぁ。
なお、巻末に収録された描き下ろし「エンドロール」は、それぞれ作品の後日談漫画となってます。
次々に収録の各場面が描かれ、いい感じなんですけど…うわわ、こーれーはヤバい。
涙腺の弱いひでるさんを直撃してきます。
途中までは微笑ましく眺めていたんですが、ラスト部分にて涙が…。(←本当)
冒頭で走ってたのはこの娘ですね。
収録の各話はもともと良いものでしたが、こちらの描き下ろしで全体の完成度がより上昇したようでした。
やわらかな線のすっきり絵柄。
適度なくらいの濃淡・描き込み具合で、賑やかでも見易いです。
良くも悪くもたどたどしい線が、そのままお話の手助けをしている感じ。
癖は強いと思います。
華奢な身体で、頭大きめというロリバランスな人物絵。
前述しているようにコテコテのそっち系ではないため、苦手な人でもイケるかもしれません。
どっちかというと貧乳属性という気がします。
ヒロインの眩しい笑顔に代表されるように、巧みな表情を描かれる方。
お話の良さのいくらかはその影響かもしれません。
カラーだとまた違った良さが出ていますが、判断については↓表紙で良いでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・人によって評価が真っ二つになりそうです。いいと思うんだけど、どうかなぁ。
・濃い短編群ですね。連続話とかどうなるのか見たいですよ。
・各ヒロインらが丁寧・繊細に描かれています。
合計:[13/15]
「淡い変化を描き、表現できる希有な作家」とは、「茜新社」さんの紹介ページでの文言でした。
それがぴったりですね。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・貧乳
・おまけ: あとがき、カバー裏にラフ絵、
描き下ろし「エンドロール」
・その他: カラー(20P)、短編×12。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「スミヤ」センセの「Lycoris リコリス」です。
そうか、初単行本の「Romareda(ロマレダ)」で驚いたのは、06年の年末でしたか。
ブログ開始から半年くらいことですね。
「スミヤ」センセの3年ぶりくらいという2冊目は「Lycoris リコリス」です。
収録は全て短編。
相変わらず笑顔を魅力的に描かれる漫画家さんですねー。
ひでるさんは白黒絵のが味あって好きなんですが、こちらは多くのカラーページが収録されていました。
くくりはいちおう「コミックLO」
いかにもロリ系な作品集っぽく思われがちですが、実際にはそうでもありません。
確かに大きくはないものの、そこそこ年齢な娘さんがちらほらといました。
それでもさして気にならないのは、おそらく「スミヤ」センセの描かれるヒロインには、
”少女という単語に相応しい繊細さ”
…があるので、年齢関係なくそうした風情で感じるのでしょう。
なお、少なくともバストサイズは皆さん控えめでしたけどね。
※左:明見萌、右:由耶姫
キャラ的な可愛さでは「萌ちゃん」ですね。ちいさいです。
カバー裏を飾っている「明見萌」ちゃんの短編「オハナシ」は先生と生徒。
前巻「Romareda」にて「スミヤ」センセに刺さった方ならば、間違いなく直撃される(たぶん)だろうと思います。
うろたえる様が実にキュートな「萌ちゃん」
先生のひざの上にちょこんと座っていた1コマが最高です。
これはえろい事したくなるわ。
何があったのか彼女はベタ惚れで、ポイントである”おはなし”が、ラブラブの象徴みたいでした。
なお、小学生に読み聞かせるようで~という文から察するに、少なくとも彼女はそれ以上な年齢な様子。
やったら幼く見えるんですけどねー。
同じ先生でも、「ラヴリーゴースト」は医師「柏原」
B2病棟に出現するという、女の子の幽霊「由加里」さん。
忘れ物をしたナースの付き添いでB2病棟へ入った彼は、突然の途切れかける意識の中でその幽霊「由加里さん」を見たのでした…。
なるほどなぁ。
やはりラブラブには違いないものの、先の「オハナシ」とはまったく異なる展開・結果を迎えるストーリー。
どちらも「スミヤ」センセの実力が垣間見える、良作品です。
ひでるさん的には、今回単行本の両輪というべきものでした。
こちらの短編はちょっと仕掛けもあるため、詳細は伏せておきますね。
あーしながら、自分は置いといて先生のことを心配する様にドキっとします。
いい娘だぁー。
胸が締めつけられるようなお話でした。
※由加里さん
お話では「由加里さん」が良いです。泣けます。
また、「遙」さん、「安行」くんという姉弟の短編「花火の灯り」
こちらの救われなさは現実的。
姉「遙さん」と義父の現場を目撃してしまった「安行くん」
「どうしたらいいか、わかんなくて」
彼女の一言が重いです。
楽しみにしていた花火によって、わずかな抵抗がばっさりと断ち切られる様にぞくぞくしますよ。
「月の姫」はカラー原稿もある短編。
牛車とかなんとか、なかなか珍しい平安時代ネタになっています。
こちらの「由耶」姫が↓表紙の彼女ですね。
お付きの「鳶(とび)」くんとのえっちです。
若いながら経験豊富である「由耶姫」
「あ……そうか……」
いままでと同じ行為でも全く異なるアプローチがため、大切なものに気付くという展開になってました。
オチ部分が可愛いですね。
そららのほか、カラー原稿のみという漫画も収録されてます。
8ページカラーの冒頭漫画「冬がさむくて」
妹「結衣」さんとお兄ちゃんの近親モノ。
うーん、センセの漫画というのは、ラブというよりも恋愛という感じですね。
「ハナゾノ」、「マツリノハジ」は4ページのカラーショート短編。
前者は眼鏡・ポニーテールな「沙弥花」さん、後者はツインテールの「香奈」ちゃんでした。
「香奈ちゃん」のお話はお祭りで和服姿。
当然ながら野外なんですが…なんと、複数えっちが展開されてます。
※左:理緒ちゃん、右:ユッカさん
このあたりの短編はどちらかというとストレートで、読み易いです。
中学生となった「理緒」・「大輝」というお隣さんカップルの「ふたりはライバル」
こちらはラブコメと言って良い感じでした。
よく喧嘩からの流れで肉弾戦をしていたものの、まったく傷がなかった「理緒ちゃん」というのが見事。
ラブですね。
道着姿だった彼女の服が乱れた様がいいなぁ。
思春期となった2人の心情が微笑ましく描かれておりました。
短編「なぞなぞ」は図書委員「ユッカ」さん。
彼女はイギリス生まれ(すぐ日本へ来たらしい)で、折り返しのカラー絵によると金髪。
(※余談ですが、アンダーヘアも金色だそうで)
前回収録の「カレンちゃん」もそうでしたが、こうした娘さんは巧いですねー。
えっち後の「陽介」くんとのあれこれが優しいです。
「condo」が雑誌未掲載なお話ですね。
「カンナ」ちゃんと「昌幸」くんです。
…真田?(←ちがう)
とある理由がため、収録では唯一えっちの無い短編になってました。
(※直前までならある)
もう単純に黒セーラー服が魅力的な1話でしょう。
「高遠」さんの「アタシノモノ」は複数えっちでパターン。
本編ではよく分かんなかったですが、これは単にツンデレみたいな感じでいいのかなぁ。
なお、巻末に収録された描き下ろし「エンドロール」は、それぞれ作品の後日談漫画となってます。
次々に収録の各場面が描かれ、いい感じなんですけど…うわわ、こーれーはヤバい。
涙腺の弱いひでるさんを直撃してきます。
途中までは微笑ましく眺めていたんですが、ラスト部分にて涙が…。(←本当)
冒頭で走ってたのはこの娘ですね。
収録の各話はもともと良いものでしたが、こちらの描き下ろしで全体の完成度がより上昇したようでした。
やわらかな線のすっきり絵柄。
適度なくらいの濃淡・描き込み具合で、賑やかでも見易いです。
良くも悪くもたどたどしい線が、そのままお話の手助けをしている感じ。
癖は強いと思います。
華奢な身体で、頭大きめというロリバランスな人物絵。
前述しているようにコテコテのそっち系ではないため、苦手な人でもイケるかもしれません。
どっちかというと貧乳属性という気がします。
ヒロインの眩しい笑顔に代表されるように、巧みな表情を描かれる方。
お話の良さのいくらかはその影響かもしれません。
カラーだとまた違った良さが出ていますが、判断については↓表紙で良いでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・人によって評価が真っ二つになりそうです。いいと思うんだけど、どうかなぁ。
・濃い短編群ですね。連続話とかどうなるのか見たいですよ。
・各ヒロインらが丁寧・繊細に描かれています。
合計:[13/15]
「淡い変化を描き、表現できる希有な作家」とは、「茜新社」さんの紹介ページでの文言でした。
それがぴったりですね。
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