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■かみのみっ (吉川英朗)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : ファンタジーコメディー
・おまけ: あとがき、おまけ漫画「オシオキ部屋」
・その他: 8話+「悪魔と俺特盛り・出張版」収録、
      現在1巻まで発売中。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「吉川英朗(よしかわ・ひであき)」センセの「かみのみっ 1巻」です。

携帯電話で配信されていたものの、単行本だそうです。
ちょっと見てきましたが、ジャンル的に合っていると思いました。
ただ、スクロールで進むのは良し悪し。
やっぱり…紙媒体のがいいかなぁ。

そんな訳で「かみのみっ 1巻」です。
こちらのブログでは、「悪魔と俺 特盛り」を紹介している「吉川英朗」センセの新刊。
前回は悪魔メインでしたが、今回はいちおう神様側。
ただし、ほぼ変化はありません。
頻繁にバストトップまでが露出するのは無論のこと、えっち描写もちらほらありました。
はっちゃけ漫画ですね
1巻はまとまりもあったため、ここで終わってもいいように思います。
まだ続くんですね。

神白沢榧
※神白沢榧
 まぁ、あっさり助けに行かないのは当然ですね。

主人公「神白沢榧(かみしろさわ・かや)」は普通の女子高生。
偶然食べてしまった12個の神の実によって、12倍相当という神の力を得ていたのです。
…そもそも、天使たちの住む”天界”と悪魔らの住む”悪魔界”は激しく争っていました。
その決戦は、”悪魔界”の完全勝利にて終結していたのです。
天界の主である神様は捕えられる寸前に、”1粒で神様と同等の力を得ることができる”という秘宝「神の実」を12個用意。
それをもって人間界に赴き、力を得た12名の救世主と共に事態を打開するという、奇策を考えたのでした。
しかし、託された天使「クリス」のうっかりミスによって、その作戦は失敗。
全てを腹の中におさめ、強大な力を得てしまった「榧」は異世界の争いよりも現実的な受験勉強が大事であり、その協力を得るべく四苦八苦していた天使側に対し、悪魔側も「アンネリーゼ=ブライトクロイツ」という刺客を送って…と、大雑把ですがだいたいそんな感じ。

ドタバタえっちコメディーです。
悪魔や天使などのファンタジーちっくなお話で、悪魔ネタだった前巻のキャラもゲスト出演するなど、ほぼ「悪魔と俺 特盛り」そのまんまな感覚です。
また、そちらの主人公「倉科健太郎」が改造によって強くなっていたのに対し、今回の「榧さん」は神の実を大量に食べたことによって強化されていました。
要するに、どっちも登場キャラ中ではハンパなく強い設定も同じこと。
前回の単行本が好きだった方には、いいと思います
逆に言うと、変化なさ過ぎな感じ。
主役が女の子となり、華やかさ増したくらいかな。

アンネリーゼさん、榧さん
※左:アンネリーゼさん、右:榧さん
 えっち担当ですね。いいおっぱいでした。

そんな訳で「神白沢榧さん」
戦いについてなんらスキル・経験なく、また目前に受験を控えることもあって、彼女がほいほい救出作戦に乗らないのは至極真っ当。
例えば「ヴァリス」みたいに、無理矢理夢幻界へと召喚されたり、戦闘に巻き込まれたりしてないですから。
(※ちょっとはある)
12倍は強過ぎるのか日常生活で力の制御ができておらず、また変な連中が周囲に付きまとうようになるなど、彼女にとっては全てにおいて迷惑そのものという感じに描かれていました。
天使「クリス」をはじめとしてボケ倒すキャラが多く、結構荒っぽく、ブラコンではあったものの常識人という立ち位置です。
突っ込み役ですね。
こうした、えっちコメディーの主役にしては意外とサービス描写は少なめ。
たまに脱がされてはいたものの、パンチラ程度からして稀でした。

一方、悪魔「アンネリーゼ」は彼女と逆にほぼ脱ぎっぱなし。
いきなり全裸になっていたほか、2話目では露出・ドMな性癖を自ら語っていたほか、4話目では試験中にトンデモなエロ妄想をしていました。
3話ほか5~7話では直接えっちされており、妄想そのまま触手プレイまであったりします。
…要するに、彼女にとっては願ったり叶ったりなんですけどね。
(※望み通りなので、悲劇的な色はほとんどありません)
ちなみに巻末収録のおまけ漫画では、本編では1コマで処理されていた7話「ドキッ☆公開ミルク漬けの刑」の詳細が描かれており、ここはほぼ成年漫画ちっくでした

なお、「榧さん」がごく控えめなサイズであったのに対し、彼女はかなり豊か。
性格も良く可愛らしく、6話では天使「クリス」を差し置いて「榧さん」と仲良くなっています。
ぜんぜん悪魔っぽくありませんね。
こんなアホみたいな乳と頭して
とか言われてました。

なお、1巻のクライマックス部分を担当していたのが、そんな「アンネリーゼさん」の母親です。
ぼいん・ぼいんな彼女と違ってロリ容姿。
”悪魔界のナンバー2”という肩書きそのまま、漫画にちょっとした緊張感をもたらせていました。
そんな訳で、”悪魔の頂点に君臨する血族の末裔”という、前回の設定をひっさげて登場した「リリー・バーンシュタイン」が登場するのです。
結局のところ、お2人ともいい人なんですけどね。
4話に登場の天使長「アンジェラ」のがよっぽど黒く見えます。

ブライトクロイツ領主(母)、リリーさん
※左:ブライトクロイツ領主(母)、右:リリーさん
 前半もいいですが、後半の感じは結構好きです。

派手にえっち・コメディーしていた導入1話から、新キャラが加わる3~5話目。
「ブライトクロイツ家」との対決になる6話では、「榧さん」が敗北、「アンネリーゼさん」と共に捕えられるという衝撃展開になっています。
いままでのほわほわした感じとは、やや異なってます。
前巻に続いて「リリーさん」も格好良く登場し、うまーく1巻までに混乱を収拾していました。
なかなか盛り上がっており、ここで終わっても良かったかもしれません。
次巻からどうなっていくのか、楽しみです。

強めな線のすっきり絵柄。
濃淡では白のが目立ち、描き込みもそこそこ。
ページ全体を目一杯使われる方で、コマ個別ではそれほどでもありませんが、全体では濃い仕上がりになってます。
人物絵は鋭角的で、ぐるぐる目と小さい鼻が特徴。
基本コメディーではっちゃけ描写も多いため、勢いでガンガン押すタイプです
サービス描写多く、直接から触手えっちもあったので、そんなん望む方には特に良いでしょう。
ちょっと癖はあると思います。
カラーだとやや雰囲気異なりますが、だいたい↓表紙にて判断下さい。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: 心なしか、前巻よりさっぱりした印象です。
・話4: ちょっとシリアスちっくになる後半が良かったです。
・独3: 前巻の続編ですね。ちょっと変化がなさすぎかも。
合計:[10/15]

大きな変化がないだけ、前巻のファンがそのまま移行できる単行本です。
このネタをどこまで引っ張るのか、どこまで続けるのかなぁ。

かみのみっ 1 (MFコミックス)かみのみっ 1 (MFコミックス)
(2010/03/23)
吉川 英朗

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規制は

規制はそれなりにあるべきとは思います。

ただ、学力については個人の問題。
漫画は関係ないでしょ。

No title

最近この手の無規制アダルト漫画ばかりだなあ。

小学生とかが買えてオナニーしまくるから普通に学力低下して世の中に悪影響だよね。

規制されないのが不思議・・・。

そうですね

どうせなら2冊まとめて読んだ方が楽しめると思います。
あるいは、前巻で合うかどうか、雰囲気を掴むのでも良いかと。

なるほど・・・

以前よりチョット気になっていた本でした。
ひでるさんのレビューを待っておりましたよ!
やはり中々面白そうなのと前巻もあるとの事でまとめて買ってみようかな?
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 まんがとの出会いは一期一会。そんな、漫画の魅力についてのんびり書きたいと思います。
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