■ベルベット・キス (ハルミチヒロ)
★まんがデーター [13/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : サラリーマン・ストレス
・おまけ: おまけまんが。
・その他: カラー(4P)、8話収録、現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ハルミチヒロ」センセの「ベルベット・キス 1巻」です。
親子とか兄弟とか夫婦とか…。
近しい人がそれぞれ漫画家さんというのをちらほら見かけますね。
こちらの「ハルミチヒロ」センセもそうしたお1人で、HPによると「藤谷陽子」センセは妹さんとのことでした。
いいなぁ。
さて、本日は以前に「恋をするのが仕事です。」を紹介している「ハルミチヒロ」センセ。
おそらくは5冊目という単行本は、「ベルベット・キス 1巻」です。
一般系なえっち単行本。
巻数表記から察せられるそのまま、2巻へと続きます。
「恋をするのが~」は全3巻という長編になりましたが、今回はどこまで続くのかなぁ。
※ヒロイン特集1:パシりを得た「花乃子さん」
簡単に言うと、1巻はこんな感じになってます。
主人公「新田信(にった・しん)」は普通のサラリーマン。
宝くじで10万を当て、大口の契約も取るなど、なかなか運気好調でした。
そんな頃、覚えのない「キクチヤ」と名乗る者から呼び出されたのです。
指定された場所は、見上げるような巨大なビル。
そちらに顔を見せた見知らぬ男から、
「いきなりですが、あなたはこちらに8千万円の借金があります」
そう切り出されたのです。
言葉に思い当たる部分があった「新田」
突然の事でうろたえる彼に、返済と利子を凍結させるための条件を提示されたのでした。
「簡単なことです」
それは、”ある女性の友達になること”だったのです。
…だいたい、そうした導入部。
今後どうなってしまうのか、ドキドキな長編ストーリーです。
お話は「新田くん」の視点で進み、冒頭の幸運が「キクチヤ」との出会いから急転直下しておりました。
ラブコメ色の強かった前単行本とは違って、非常にストレスを加えられる漫画。
(※そちらも中盤あたりは雲行き怪しかったですが)
ヒロインとのえっちシーンも多く差し込まれているんですが、エロスを感じるよりその苦労っぷりに背筋が寒くなる感じ。
同情しますね。
※ヒロイン特集2:とりあえず可愛い「花乃子さん」
街中でも際立って目立つ娘さんではないでしょうか。
主人公を振り回す、ヒロイン「かのさん」こと「花乃子(かのこ)」さん。
漫画冒頭部分にて、すれ違った「新田くん」が思わず目で追ってしまうほどの美少女でした。
ホテル住まいで好きに遊ぶだけの大金を持ち、自由奔放に振舞う彼女。
えっちOKでミステリアスな点なども含め、ちょっと付き合う程度ならば良いんでしょうけど…多額の借金がちらつく「新田くん」の場合は別。
時間お構いなしに呼び出され、パシりにされ、えっちの相手をつとめ…あっという間に憔悴しきっていました。
サラリーマンな彼は、結構優秀な方であったみたい。
仕事に対して責任感あり、あちこち反応は良く、マナーもそこそこ。
冒頭で見られた営業成績のグラフも高かったですからね。
しかし、そんなんが昼夜問わずの呼び出しで仕事にも集中できておらず、
①不規則な呼び出しで、日中の営業に行けなくなる。
②昼夜問わずそんなんなので、生活リズムを狂わされる。
③仕事中に席を外すことが増え、周囲から不信の目で見られるようになる。
④板ばさみでストレスが溜まる。
⑤重要な約束を忘れるなど、ミスを連発し、マイナスの渦に落ち込む。
結果、”顔付きが変わった”と上司から指摘されるまでになっていました。
以上のような、ビジネスシーンのあちこちがやたらリアル。
げんなりしますね。
まぁ、この漫画の優れている点はそのダウナーな部分だと思いますが(笑)
※ヒロイン特集3:小悪魔な「花乃子さん」
最終8話の彼女は可愛かったですよ。おまけまんがも。
なにしろ、通常であれば大人な対応で誤魔化せるだろう彼が、中盤あたりから何度か激高する場面がありました。
読み手の心情は「新田くん」と重なるため、どうしてもツインテールで小悪魔ちっくな「花乃子さん」とのえっちを楽しむほどの余裕がありません。
特に乱交パーティーみたいな部屋へ連れていかれる4話はそんなん。
まだ「花乃子さん」と2人だけのがいいなぁ。
ここでは書きませんが、彼女の正体が判明する5話からは、ちらほらと素の反応を見せるようになっていました。
「ひとりじゃつまんないもん」
やっぱり、その台詞が核心だったりするのかな。まだ何かあるかな。
しっかり・丁寧な線の絵柄。
適度な濃淡でバランス感覚も良く、漫画でも気になる部分はありません。
表現は無論のこと、背景・小物なども良い感じ。
メリハリもあって読み易いです。
キャラにも変な癖はなく、洗練されていました。
可愛く自由ではあるものの、どこか儚さのあるヒロイン「花乃子さん」ほか、主人公「新田くん」などにもすんなり馴染めることと思います。
カラーとは多少雰囲気異なるものの、↓表紙での判断で問題ありません。
あるいは、お試し読み用の小冊子(※1話、2話収録)も用意されているらしいので、もし書店にあれば参考になるでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 一般えっち・ストーリー系のお手本見たいな感じの絵柄でしょう。
・話4: 営業経験ある方には、荒れていく「新田くん」にぞくぞくすると思います(笑)
・独4: まだ1巻なので評価し辛いですが…漫画に没頭できました。
合計:[13/15]
収録ではラストの8話では、少しいい感じになっていたりしたんですが…登場の新キャラが非常に気になるところ。
イイ目もあるとは言え、「新田くん」にはそろそろ一息ついてほしいです。
本気で病気になっちゃうよ。
(※あるいは仕事で地方へ転勤させられるか、減給になるか…)
2巻が、結末がどうなるのか、早く続きを読みたいです。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : サラリーマン・ストレス
・おまけ: おまけまんが。
・その他: カラー(4P)、8話収録、現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ハルミチヒロ」センセの「ベルベット・キス 1巻」です。
親子とか兄弟とか夫婦とか…。
近しい人がそれぞれ漫画家さんというのをちらほら見かけますね。
こちらの「ハルミチヒロ」センセもそうしたお1人で、HPによると「藤谷陽子」センセは妹さんとのことでした。
いいなぁ。
さて、本日は以前に「恋をするのが仕事です。」を紹介している「ハルミチヒロ」センセ。
おそらくは5冊目という単行本は、「ベルベット・キス 1巻」です。
一般系なえっち単行本。
巻数表記から察せられるそのまま、2巻へと続きます。
「恋をするのが~」は全3巻という長編になりましたが、今回はどこまで続くのかなぁ。
※ヒロイン特集1:パシりを得た「花乃子さん」
簡単に言うと、1巻はこんな感じになってます。
主人公「新田信(にった・しん)」は普通のサラリーマン。
宝くじで10万を当て、大口の契約も取るなど、なかなか運気好調でした。
そんな頃、覚えのない「キクチヤ」と名乗る者から呼び出されたのです。
指定された場所は、見上げるような巨大なビル。
そちらに顔を見せた見知らぬ男から、
「いきなりですが、あなたはこちらに8千万円の借金があります」
そう切り出されたのです。
言葉に思い当たる部分があった「新田」
突然の事でうろたえる彼に、返済と利子を凍結させるための条件を提示されたのでした。
「簡単なことです」
それは、”ある女性の友達になること”だったのです。
…だいたい、そうした導入部。
今後どうなってしまうのか、ドキドキな長編ストーリーです。
お話は「新田くん」の視点で進み、冒頭の幸運が「キクチヤ」との出会いから急転直下しておりました。
ラブコメ色の強かった前単行本とは違って、非常にストレスを加えられる漫画。
(※そちらも中盤あたりは雲行き怪しかったですが)
ヒロインとのえっちシーンも多く差し込まれているんですが、エロスを感じるよりその苦労っぷりに背筋が寒くなる感じ。
同情しますね。
※ヒロイン特集2:とりあえず可愛い「花乃子さん」
街中でも際立って目立つ娘さんではないでしょうか。
主人公を振り回す、ヒロイン「かのさん」こと「花乃子(かのこ)」さん。
漫画冒頭部分にて、すれ違った「新田くん」が思わず目で追ってしまうほどの美少女でした。
ホテル住まいで好きに遊ぶだけの大金を持ち、自由奔放に振舞う彼女。
えっちOKでミステリアスな点なども含め、ちょっと付き合う程度ならば良いんでしょうけど…多額の借金がちらつく「新田くん」の場合は別。
時間お構いなしに呼び出され、パシりにされ、えっちの相手をつとめ…あっという間に憔悴しきっていました。
サラリーマンな彼は、結構優秀な方であったみたい。
仕事に対して責任感あり、あちこち反応は良く、マナーもそこそこ。
冒頭で見られた営業成績のグラフも高かったですからね。
しかし、そんなんが昼夜問わずの呼び出しで仕事にも集中できておらず、
①不規則な呼び出しで、日中の営業に行けなくなる。
②昼夜問わずそんなんなので、生活リズムを狂わされる。
③仕事中に席を外すことが増え、周囲から不信の目で見られるようになる。
④板ばさみでストレスが溜まる。
⑤重要な約束を忘れるなど、ミスを連発し、マイナスの渦に落ち込む。
結果、”顔付きが変わった”と上司から指摘されるまでになっていました。
以上のような、ビジネスシーンのあちこちがやたらリアル。
げんなりしますね。
まぁ、この漫画の優れている点はそのダウナーな部分だと思いますが(笑)
※ヒロイン特集3:小悪魔な「花乃子さん」
最終8話の彼女は可愛かったですよ。おまけまんがも。
なにしろ、通常であれば大人な対応で誤魔化せるだろう彼が、中盤あたりから何度か激高する場面がありました。
読み手の心情は「新田くん」と重なるため、どうしてもツインテールで小悪魔ちっくな「花乃子さん」とのえっちを楽しむほどの余裕がありません。
特に乱交パーティーみたいな部屋へ連れていかれる4話はそんなん。
まだ「花乃子さん」と2人だけのがいいなぁ。
ここでは書きませんが、彼女の正体が判明する5話からは、ちらほらと素の反応を見せるようになっていました。
「ひとりじゃつまんないもん」
やっぱり、その台詞が核心だったりするのかな。まだ何かあるかな。
しっかり・丁寧な線の絵柄。
適度な濃淡でバランス感覚も良く、漫画でも気になる部分はありません。
表現は無論のこと、背景・小物なども良い感じ。
メリハリもあって読み易いです。
キャラにも変な癖はなく、洗練されていました。
可愛く自由ではあるものの、どこか儚さのあるヒロイン「花乃子さん」ほか、主人公「新田くん」などにもすんなり馴染めることと思います。
カラーとは多少雰囲気異なるものの、↓表紙での判断で問題ありません。
あるいは、お試し読み用の小冊子(※1話、2話収録)も用意されているらしいので、もし書店にあれば参考になるでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 一般えっち・ストーリー系のお手本見たいな感じの絵柄でしょう。
・話4: 営業経験ある方には、荒れていく「新田くん」にぞくぞくすると思います(笑)
・独4: まだ1巻なので評価し辛いですが…漫画に没頭できました。
合計:[13/15]
収録ではラストの8話では、少しいい感じになっていたりしたんですが…登場の新キャラが非常に気になるところ。
イイ目もあるとは言え、「新田くん」にはそろそろ一息ついてほしいです。
本気で病気になっちゃうよ。
(※あるいは仕事で地方へ転勤させられるか、減給になるか…)
2巻が、結末がどうなるのか、早く続きを読みたいです。
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