■変態的な彼女 (いちこ)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・特殊性癖
・おまけ: あとがき、ゲストページ、
描き下ろし「描き下ろしマンガ♪」、
カラー描き下ろし「いただきますっ!」、
カバー裏に漫画「彼女に変態的といってみた」・「ヘンタイ的なイトコ」
・その他: 初単行本、カラー(32P)、短編×12
(うち「おねがい」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「いちこ」センセの「変態的な彼女」です。
昨日も遅かったです。
仕事休めないためそのまま出社しましたが…今の日差しはシンドいですね。
なんだか周囲がギラギラ光っているような感覚でした。
さらに本日は会議があり、猛烈な睡魔と戦っていたため、物凄い疲労感です。
くらくらします。
さて、そんなギリギリな状態なひでるさんは置いといて、本日は「いちこ」センセです。
こちらの「変態的な彼女」が初単行本。
ちょっとした連続話と短編による構成。
ふんわりなスタイルの、可愛らしいヒロインが出演する単行本です。
いかにもラブコメが似合いそうな絵柄であったものの、実はタイトルに相応しく”特殊な趣味趣向の方向け”な内容です。
ソフトタッチで初心者にも大丈夫だと思いますが、ジャンル的にちょっと注意した方がいいかもしれません。
※福山薫さん
こんな風に縛られているんですが…
自らを”奉仕型のドM”とか認識していた「朝野」くんの「えむ×M!?」
なかなか理想に合致する女性に巡り合えず、フラれ続けていた彼。
その前に現れたのは、クラスで”物静かで受け身”と言われていた「福山薫」さんでした。
なんと、彼女が持っていたのは「朝野くん」好みなSM本で~と、だいたいそんな感じ。
「く…口止めですよね…えっちですよね」
そうおもむろに縄を取りだし、ぞくぞくと目を輝かす「薫さん」でしたが…
「しますよね?ヒドイ事。ね、しなさい?」
とかなんとか、完全にMちっくではあったものの、言葉はしっかり命令しているのです。
これはなかなか面白い感覚。
ドMな「朝野くん」としては、彼女が羨ましく、自分はもどかしく、また命令には逆らえず(逆らわない)~と、その趣味にばっちり合致していました。
それは「薫さん」としても同様。
はっきり言って、今後巡り合えるかどうかというベストカップルです。
なるほど、こんなんもあるんですねー。
新鮮でした。
ちょっと目から鱗が。
「ノリ」ちゃん、「優」くんという同級生カップルの「ボクはキミの!」
女装えっち話です。
ツーサイドアップな「ノリちゃん」はツンデレちっくな女の子。
「優くん」はそんな彼女に頭が上がらず、どうもMっぽいため…先のお話同様に軽くSMな空気がありました。
なお、巻末の「描き下ろしマンガ♪」もこの2人。
…より悪化してましたね。
「おねがい」は2話の連続モノ。
ツインテールな「岩井ゆな」は、小さく声も可愛いアイドル的な1年生。
写真部はそんな彼女の写真で小銭を稼いでいました。
ある日、体育後に「ゆな」の独りえっちを偶然盗撮し、それをネタに彼女を呼び出すのです。
盗撮・強迫と、なかなか極悪非道な写真部。
可愛い「ゆなちゃん」とえっち~とか生易しい展開にはならず、性欲処理は無論のこと金儲けの備品として扱っていました。
若いのにおっさんみたいな発想ですねー。
ともかく、写真部の言いなりになってしまった彼女の続く2話目。
ついに男子トイレにてお客を取るようになっていました。
1回3千円・何回でもOKって、ずいぶん安いなぁ。
相手が学生だとそんなもんか。
「他言無用な」
とか言ってましたが、後には露出会とか開催するまでに拡大しており…バレるリスクが大幅に増えています。
ちょっと危険に思いました。迂闊です。
さらに、最終ページでのアレは、ちょっと寒気がするような、恐ろしいものでした。
まあ、やった分の仕打ちはきっちり受けてもらわなければ。
※左:ノリちゃん、右:岩井ゆな
ヒロインはこうした可愛い感じなんですけどね。
ぶっ飛んだタイトルの「肉便器から性奴隷」
学校では目立たない、眼鏡の「加藤」さん
実は仲間から”便器ちゃん”と呼ばれ、複数男性のえっち相手をしていました。
そんな現場を目撃していた、同じ学校の男子生徒は、
「仲間に入れて…ください…」
想いを告げると共に、彼女にそう言ったのです。
実はラブちっくな短編。
だいぶ漫画っぽい都合の良さがあり、あまり現実味の無いお話です。
おそらく心を動かされたという事だと思いますが、ページ少なくかなり唐突感がありました。
あるいは、当初の3名がよほどヘタだったか(笑)
太い眉が特徴の従姉「桜」
「大樹」は、彼女とのえっちを夢か現かという状態で垣間見たのでした。
そのイメージがため、翌日に学校で顔を会わせた際には気まずかったんですが…なんと彼女はノーパンなお尻で乗っかってきたのです。
そんな短編「いとこ同士!」
廊下の隅にて、2人立ったまま~というシチュエーションが素敵。
ううん、「桜さん」器用なことしますねぇ。
放課後待ち合わせた彼女は体操服(短パンです)なんですがなんとその下には縄が…。
後半の描写でもハードなことをしており、困った性癖な従姉でした。
しっかり「大樹くん」も付き合わされているところがポイント。
冒頭にあった、
「もぉお、えっち!」
という台詞・キュートな反応は、完全に引っかけでしたね(笑)
「エロマンガ的彼女」は「美也子」・「弘道」の同人誌カップル。
次の同人誌のネタに詰まっていた「弘道くん」
相方「美也子さん」は既に原稿を終えており、息抜きに弁当を差し入れてくれたのです。
そちらを見ているうち閃いた「弘道くん」は、彼女をラップでぐるぐる巻きにして…
「ラップ拘束!いける!」
なるほど、これはイケますね。
漫画でこんなネタを見るのは初めて(←たぶん)
…うん、ただ、ちょっと白黒で表現するのは厳しいかなー。
かなり頑張って描かれているのは伝わってくるものの、ラップ感は薄め。
包帯でぐるぐる巻きにしたのと、あまり大差ないです。
ついでに言えば、当初の予想ほどエロスではありませんでした。
※左:桜さん、右:恵理子さん
「恵理子さん」はやっぱりカバー裏が良いと思います。
4つ下の幼馴染み「夏美」ちゃんの悩み相談を受けた「葉」くん。
「エッチして欲しいの」
それにドン引きした「葉くん」が詳しく内容を聞いてみたところ…”略してオナ中”と、独りえっちにハマってしまったことを告白したのです。
そんな短編「なおシテ!」
「夏美ちゃん」は完全に妹という感覚らしく、”全く色気ない”と感じていたほか、下着を見せてきた際にも「おしっこか?」とか言っていました。
照れつつもはっきり言っていた「夏美ちゃん」
彼の感覚をひっくり返すため、良い方法だったと思います。
お尻使ったりするえっちな娘さんで、「葉くん」としては微妙なようでしたが…いちおうラブラブっぽいかなぁ。
カバー裏ではその後が描かれているのでお楽しみに。
ほか、カラーの描き下ろし「いただきますっ!」
こちらは↓表紙を飾る女の子のショートで、単純えっち話。
各話のヒロインがかなり偏っていたため、この程度では普通(笑)
お口えっちな「森くんの好きすきっ!」
普通にえっちしていた「森」くん・「恵理子」さんのカップル。
しかし、彼の好みであるお口はお互いどうにも切り出しにくかったのです。
そうでしょうねー。
「さっさと出しない!」
とかなんとか、決意した際の「恵理子さん」が良かったです。
そんなポーズ取られても(笑)
カバー裏の彼女も可愛いです。
「先生あのね」は担任教師と生徒「今川」さん。
こちらは放尿話でしたが…単にそれだけで終わらないのがポイント。
「今川さん」はすぐ洩れてしまうのが素敵。
どんどん彼に傾倒していく様も可愛く、それだけにラストが重めです。
やわらかな線の絵柄。
適度なくらいの色使い・濃淡で、洗練されています。
収録も最近の原稿ばかりで、安定感がありました。
キャラ絵は丸っこい輪郭で、ふんわりスタイルの可愛い系統。
あまり濃くはないですが、しっかりアンダーヘアまで描かれてます。
前述してきたように特殊な性癖の漫画群ではあるものの、さほどクドい描かれ方ではありません。
どっちかと言うと、間口は広めであると思います。
判断には裏表紙のが白黒絵に近く、参考になると思います。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 好みで分かれると思いますが、綺麗にまとまっていました。
・話3: すっきりと巧い仕上げです。もう少し繊細な心理描写があればより良いかも。
・独5: 可愛く見えて、皆さんえっちです。次どんなんなるか楽しみ。
合計:[12/15]
まさかこんな感じの単行本とは意外でした。
紹介帯の「偏執的なシチュエーション!」は伊達でありません。
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】
・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・特殊性癖
・おまけ: あとがき、ゲストページ、
描き下ろし「描き下ろしマンガ♪」、
カラー描き下ろし「いただきますっ!」、
カバー裏に漫画「彼女に変態的といってみた」・「ヘンタイ的なイトコ」
・その他: 初単行本、カラー(32P)、短編×12
(うち「おねがい」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「いちこ」センセの「変態的な彼女」です。
昨日も遅かったです。
仕事休めないためそのまま出社しましたが…今の日差しはシンドいですね。
なんだか周囲がギラギラ光っているような感覚でした。
さらに本日は会議があり、猛烈な睡魔と戦っていたため、物凄い疲労感です。
くらくらします。
さて、そんなギリギリな状態なひでるさんは置いといて、本日は「いちこ」センセです。
こちらの「変態的な彼女」が初単行本。
ちょっとした連続話と短編による構成。
ふんわりなスタイルの、可愛らしいヒロインが出演する単行本です。
いかにもラブコメが似合いそうな絵柄であったものの、実はタイトルに相応しく”特殊な趣味趣向の方向け”な内容です。
ソフトタッチで初心者にも大丈夫だと思いますが、ジャンル的にちょっと注意した方がいいかもしれません。
※福山薫さん
こんな風に縛られているんですが…
自らを”奉仕型のドM”とか認識していた「朝野」くんの「えむ×M!?」
なかなか理想に合致する女性に巡り合えず、フラれ続けていた彼。
その前に現れたのは、クラスで”物静かで受け身”と言われていた「福山薫」さんでした。
なんと、彼女が持っていたのは「朝野くん」好みなSM本で~と、だいたいそんな感じ。
「く…口止めですよね…えっちですよね」
そうおもむろに縄を取りだし、ぞくぞくと目を輝かす「薫さん」でしたが…
「しますよね?ヒドイ事。ね、しなさい?」
とかなんとか、完全にMちっくではあったものの、言葉はしっかり命令しているのです。
これはなかなか面白い感覚。
ドMな「朝野くん」としては、彼女が羨ましく、自分はもどかしく、また命令には逆らえず(逆らわない)~と、その趣味にばっちり合致していました。
それは「薫さん」としても同様。
はっきり言って、今後巡り合えるかどうかというベストカップルです。
なるほど、こんなんもあるんですねー。
新鮮でした。
ちょっと目から鱗が。
「ノリ」ちゃん、「優」くんという同級生カップルの「ボクはキミの!」
女装えっち話です。
ツーサイドアップな「ノリちゃん」はツンデレちっくな女の子。
「優くん」はそんな彼女に頭が上がらず、どうもMっぽいため…先のお話同様に軽くSMな空気がありました。
なお、巻末の「描き下ろしマンガ♪」もこの2人。
…より悪化してましたね。
「おねがい」は2話の連続モノ。
ツインテールな「岩井ゆな」は、小さく声も可愛いアイドル的な1年生。
写真部はそんな彼女の写真で小銭を稼いでいました。
ある日、体育後に「ゆな」の独りえっちを偶然盗撮し、それをネタに彼女を呼び出すのです。
盗撮・強迫と、なかなか極悪非道な写真部。
可愛い「ゆなちゃん」とえっち~とか生易しい展開にはならず、性欲処理は無論のこと金儲けの備品として扱っていました。
若いのにおっさんみたいな発想ですねー。
ともかく、写真部の言いなりになってしまった彼女の続く2話目。
ついに男子トイレにてお客を取るようになっていました。
1回3千円・何回でもOKって、ずいぶん安いなぁ。
相手が学生だとそんなもんか。
「他言無用な」
とか言ってましたが、後には露出会とか開催するまでに拡大しており…バレるリスクが大幅に増えています。
ちょっと危険に思いました。迂闊です。
さらに、最終ページでのアレは、ちょっと寒気がするような、恐ろしいものでした。
まあ、やった分の仕打ちはきっちり受けてもらわなければ。
※左:ノリちゃん、右:岩井ゆな
ヒロインはこうした可愛い感じなんですけどね。
ぶっ飛んだタイトルの「肉便器から性奴隷」
学校では目立たない、眼鏡の「加藤」さん
実は仲間から”便器ちゃん”と呼ばれ、複数男性のえっち相手をしていました。
そんな現場を目撃していた、同じ学校の男子生徒は、
「仲間に入れて…ください…」
想いを告げると共に、彼女にそう言ったのです。
実はラブちっくな短編。
だいぶ漫画っぽい都合の良さがあり、あまり現実味の無いお話です。
おそらく心を動かされたという事だと思いますが、ページ少なくかなり唐突感がありました。
あるいは、当初の3名がよほどヘタだったか(笑)
太い眉が特徴の従姉「桜」
「大樹」は、彼女とのえっちを夢か現かという状態で垣間見たのでした。
そのイメージがため、翌日に学校で顔を会わせた際には気まずかったんですが…なんと彼女はノーパンなお尻で乗っかってきたのです。
そんな短編「いとこ同士!」
廊下の隅にて、2人立ったまま~というシチュエーションが素敵。
ううん、「桜さん」器用なことしますねぇ。
放課後待ち合わせた彼女は体操服(短パンです)なんですがなんとその下には縄が…。
後半の描写でもハードなことをしており、困った性癖な従姉でした。
しっかり「大樹くん」も付き合わされているところがポイント。
冒頭にあった、
「もぉお、えっち!」
という台詞・キュートな反応は、完全に引っかけでしたね(笑)
「エロマンガ的彼女」は「美也子」・「弘道」の同人誌カップル。
次の同人誌のネタに詰まっていた「弘道くん」
相方「美也子さん」は既に原稿を終えており、息抜きに弁当を差し入れてくれたのです。
そちらを見ているうち閃いた「弘道くん」は、彼女をラップでぐるぐる巻きにして…
「ラップ拘束!いける!」
なるほど、これはイケますね。
漫画でこんなネタを見るのは初めて(←たぶん)
…うん、ただ、ちょっと白黒で表現するのは厳しいかなー。
かなり頑張って描かれているのは伝わってくるものの、ラップ感は薄め。
包帯でぐるぐる巻きにしたのと、あまり大差ないです。
ついでに言えば、当初の予想ほどエロスではありませんでした。
※左:桜さん、右:恵理子さん
「恵理子さん」はやっぱりカバー裏が良いと思います。
4つ下の幼馴染み「夏美」ちゃんの悩み相談を受けた「葉」くん。
「エッチして欲しいの」
それにドン引きした「葉くん」が詳しく内容を聞いてみたところ…”略してオナ中”と、独りえっちにハマってしまったことを告白したのです。
そんな短編「なおシテ!」
「夏美ちゃん」は完全に妹という感覚らしく、”全く色気ない”と感じていたほか、下着を見せてきた際にも「おしっこか?」とか言っていました。
照れつつもはっきり言っていた「夏美ちゃん」
彼の感覚をひっくり返すため、良い方法だったと思います。
お尻使ったりするえっちな娘さんで、「葉くん」としては微妙なようでしたが…いちおうラブラブっぽいかなぁ。
カバー裏ではその後が描かれているのでお楽しみに。
ほか、カラーの描き下ろし「いただきますっ!」
こちらは↓表紙を飾る女の子のショートで、単純えっち話。
各話のヒロインがかなり偏っていたため、この程度では普通(笑)
お口えっちな「森くんの好きすきっ!」
普通にえっちしていた「森」くん・「恵理子」さんのカップル。
しかし、彼の好みであるお口はお互いどうにも切り出しにくかったのです。
そうでしょうねー。
「さっさと出しない!」
とかなんとか、決意した際の「恵理子さん」が良かったです。
そんなポーズ取られても(笑)
カバー裏の彼女も可愛いです。
「先生あのね」は担任教師と生徒「今川」さん。
こちらは放尿話でしたが…単にそれだけで終わらないのがポイント。
「今川さん」はすぐ洩れてしまうのが素敵。
どんどん彼に傾倒していく様も可愛く、それだけにラストが重めです。
やわらかな線の絵柄。
適度なくらいの色使い・濃淡で、洗練されています。
収録も最近の原稿ばかりで、安定感がありました。
キャラ絵は丸っこい輪郭で、ふんわりスタイルの可愛い系統。
あまり濃くはないですが、しっかりアンダーヘアまで描かれてます。
前述してきたように特殊な性癖の漫画群ではあるものの、さほどクドい描かれ方ではありません。
どっちかと言うと、間口は広めであると思います。
判断には裏表紙のが白黒絵に近く、参考になると思います。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 好みで分かれると思いますが、綺麗にまとまっていました。
・話3: すっきりと巧い仕上げです。もう少し繊細な心理描写があればより良いかも。
・独5: 可愛く見えて、皆さんえっちです。次どんなんなるか楽しみ。
合計:[12/15]
まさかこんな感じの単行本とは意外でした。
紹介帯の「偏執的なシチュエーション!」は伊達でありません。
変態的な彼女 (ムーグコミックス) (2010/07/28) いちこ 商品詳細を見る |
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】