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■僕のアイドロイド (瀬口たかひろ)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : [一般]コメディー・アイドル
・おまけ: 
・その他: 7話収録、現在1巻まで発売中。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「瀬口たかひろ(せぐち・たかひろ)」センセの「僕のアイドロイド 1巻」です。

「瀬口たかひろ」センセです。
有名なので名前は記憶にありましたが、漫画としてしっかり見るのはこちらが初見。
…とか思ってたら。
今回ブログを書くのに検索したら、「まついもとき」という名前が…。
同じ方だったんですね!
名義「まついもとき」センセの漫画なら、過去に何冊か読んでいました。
でも漫画こんな感じだったか、まるで記憶残っていませんけど。

さて、本日は新刊「僕のアイドロイド 1巻」です。
アイドルを目指すアンドロイド、ゆえに”アイドロイド”です。
コメディー色が強く、えっち度も高め。
↓表紙もいい感じですねー。
ああ処理された下がどうなっているのか、中扉で確認できます。
しっかり水着でしたが(笑)
本編は直接シーンはないものの、バストトップ程度は頻繁。
期待に応える単行本(たぶん)に仕上がっておりました。

アイドロイド1号機
※アイドロイド1号機
 首が外れるのはアンドロイドのお約束ですね。

国内有数の大企業「秩父崎重工」
世界に君臨するという野望を持つ同グループは、高性能アンドロイドを開発。
次期主力商品として販売するため、ある壮大な事業展開を計画しておりました。
主人公「秩父崎莱智(ちちぶざき・らいち)」はその跡取り。
とある切っ掛けで、部屋からちょうど研究所へ落下してしまったのです。
そこで彼が出会ったのが、”アイドロイド1号機”
起動してしまった彼女に、父親(所有者)として認識されてしまったのでした。
こうして「莱智」はプロジェクトを遂行すべく、彼女をアイドルとして育て上げることとなってしまったのです。
だいたいそんなお話。

えっちラブコメですね。
2巻以降に続く長編漫画。
基本的にはアイドル世界について描かれています。
お約束で水泳大会があるなど、お話はよく見られるアイドル漫画でしたが、ここで”アンドロイド”という彼女の設定が味付けとなっていました。

ヒロインの「イチゴ」ちゃん。
”アイドロイド1号機”であるため、そのまま「イチゴ」という名前になってます。
おっぱいを膨らます処理の前に起動してしまったことから、貧乳な彼女。
開発にも携わっていた(らしい)「莱智くん」の父親は、
あれさえなければイチゴの完成度はもっと高かったハズ!
とか言ってましたが…容姿・雰囲気的には良いサイズであるかと。
実際にプロデューサー「万郷」にヒットしてましたし。
アイドルとして売り出される彼女。
”ドーム公演を実現させ、その場でアンドロイドだと公表する戦略”は相当に凄いですね。
現実ならば、タイミング的にはそれ以上ないくらいのインパクトでしょう。
問題は、実際にアイドルとして売れるのか、途中で秘密が漏れないか、ライバル企業に先越されないか…などありますが。
さらに、彼女の世話を任された「莱智くん」は単なる素人。
漫画を見る限り他にサポートはおらず、開発で相当にお金掛かっていると思われる割りにはほったらかし。
”芸能界最大手”という「ハニープロダクション」をわざわざ買収までしているのに、さしてプッシュとして売り出そうという戦略もなく、行き当たりばったりな事をやっていました
いちおうトップアイドル「栗林まろん」の踊りを初見からコピーしていただけでなく、”癒しボイス”なんて歌声にも特殊能力がありました。
妙なサービス要員みたいな売り方でなくてもイケると思うんですけどね。
このあたりが中途半端に感じましたが、コメディー色の強い漫画ですから。
軽くさらりと流しましょう。

トップアイドル「栗林まろん」
※トップアイドル「栗林まろん」
 色々な武器を持つ、えろい方でした。

主人公「莱智くん」の憧れである、トップアイドル「栗林まろん」さん。
…クドイ名前ですね。
実はえろい方で、マネージャー「柿本」も手を焼いているようでした。
(※しかも、たぶんお手付きしてる)
初対面の「莱智くん」に愛想振りまく、ドジを装って近づく、最終的には脅すなど、手を変え品を変えしてえっちに持ち込もうとしてます。
いいキャラですね
実際にスキャンダルは多いらしいんですが、それに対する彼女のスタンスが素敵。
ここは収録のラスト7話をお楽しみに。

男の子が空から落ちるという、ある意味逆パターンな1話「イチゴとパンツ」
培養液(?)に全裸でいるのはお約束。
結構簡単に首が外れるのはコメディーですね。
冗談する知識あるものの常識は微妙。
意味分からぬまま言葉を繰り返す、何らかの反応にちらほら興味を持つなど、起動したてらしい言動もあります
コマの隅に描かれた姿にも注目。
「まろんさん」のゲリラライブが見られる2話「イチゴとおっぱい」
乱入者である「イチゴちゃん」に対して、落ち着いた余裕の対応をしていました。
あれはトップアイドル然とした感じですね。
3話「イチゴと歌声」に直接続いており、「イチゴちゃん」の危機もそうでしたが、ここは「まろんさん」でしょう。
ガチガチな「莱智くん」に対し、えっち直前までしていました。

水泳大会の4話「イチゴとポロリ」
いきなりTV出演でしたが、役どころはポロリ要員。
これからアイドルとして売り出そうというのに、それはないでしょー。
放送されないとはいえ。
TVに映さないということで出演していましたが、着ているビキニはそのためのものだったのでしょう。
結局、それがためにチャンスを掴むこととなるんですが。
ここでの反応はやたら可愛いので注目です
なお、騎馬戦にて、頭を外して危機回避していた「イチゴちゃん」
どーでもいいですけど、そうした基本的な教育はしてないのね。

イチゴちゃん
※イチゴちゃん
 ”ぽロリっ娘アイドル”とか言われてました。

再びTV出演となる5話「イチゴとぶっかけ」
本来「イチゴちゃん」は”恥ずかしい”という感情は持ち合わせていません。
指示されたそのままを演じているのに、違うと察知していたプロデューサーは大したもの(変な人ですが)
彼女を見抜いて対応した「莱智くん」も偉いですが、セリフ違ってもOKを出す彼も凄いです。
プライベートでのお話6話「イチゴと苺」、そちらのオチから続く7話「イチゴと謝罪会見」
ここでも「まろんさん」の魅力が爆発してます。
そもそも、謝罪会見となってしまう切っ掛けを作ったのが彼女。
相変わらずの強引さとエロさで、こちらでもまたえっち直前まで持ち込んでいました
謝罪会見にて飛び出そうとした「莱智くん」を止めた際の行動も素敵。
どんなアイドルだ。
結構危機的な状況でしたが、どう乗り越えるのか本編を御期待下さい。

細線のすっきり絵柄。
デジタルな感じで色は淡く、濃淡は薄めです。
しっかりした描き込みでしたが、丁寧で柔らかなタッチであるためか、見辛さはありませんでした。
コメディー崩しはやや大きめ。
表現などに引っ掛かる部分なく、漫画の巧い方です。
全体的に丸っこく、キャラ絵は可愛らしいもの。
ちょっと癖はありますが、人を選ぶほどのものではないでしょう。
カラーでも大きく変化はないため、判断は↓表紙・裏表紙にてどうぞ。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 綺麗で見易く安定しておりました。
・話4: はっちゃけコメディーです。細かいことはいいでしょう。
・独4: アイドル漫画にアンドロイド要素を加えたことで、独特な感じになってます。
合計:[13/15]

サービスカットも多く、1巻として掴みは十分。
今後どう展開していくのか、楽しみにしてます。

僕のアイドロイド(1) (ヤングガンガンコミックス)僕のアイドロイド(1) (ヤングガンガンコミックス)
(2010/09/25)
瀬口 たかひろ

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