■好きで好きで、すきで (岡田コウ)
★まんがデーター [15/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : [成年]妹・近親
・おまけ: カパー裏にあとがき・作品解説。
・その他: 小冊子プレゼント企画あり、短編×8
(うち「一枚上手」×2、「亜樹ちゃんシリーズ」×2、「ふたごころ」×3)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「岡田コウ(おかだ・こう)」センセの「好きで好きで、すきで」です。
コレはすごい。
あまり大きな声では言えませんが…センセ、今回も完璧です。
無駄な球が一球もない、完封勝利みたいな感じ。
どーやっても打てる気がしなかった、全盛期の「大野豊(広島)」さんみたい。
そんなこんなで、本日は「恋するぱんつ」、「チュー学生日記」と紹介している「岡田コウ」センセです。
3冊目の単行本は「好きで好きで、すきで」です。
紹介帯には”2010年エロ漫画大賞1位”とありました。
おめでとうございます!
まぁ、こんなブログでコテコテ説明せずともその凄さは皆さんよく御存じかと思いますが…いつも通りにやりますね。
今回の単行本は、ポイントが2つほどありました。
その1つが小冊子の存在。
今回は応募者全員に小冊子のプレゼント企画があります。
それが、なんと3種類。
収録された各エピソードのサイドストーリーなどが描き下ろされているようで、お好きなエピソードがチョイスできます。
逆に言うと、どれか選ばなければならないんですが。
全て揃えておきたいファンの方は、ざっと3冊ほど用意する必要があったりします(笑)
もぅ、「ヒット出版社」さんたら商売上手なんだからー。
とりあえずひでるさんは、お気に入りの「一枚上手」編を希望しようと思います。
…でね。
ちらほらサイトを見てきましたが、あちこち専門書店では、それと別に小冊子がつくのでした。
さすが「岡田コウ」センセ、おまけにも手抜きがありません。
当然ながらプレゼントとは別のもので、8ページという漫画小冊子です。
収録では唯一の短編だった、「ちゅーして」の「朋美」ちゃんが登場。
単純に1話分お得になるので、購入の際にはあらかじめ確認するのをオススメしておきます。
※果澄ちゃん
もっとガッツリ迫ってれば、あるいは…だったかも。
もう1つはページ数。
単行本を見て度肝を抜かれましたけど、ずっしりとした重量感。
装備したら、「こんぼう」と同じくらいの攻撃力になりそうです。
紹介帯には270ページと書かれていました。
いちおう最終話から数えてみたところ、奥付け部分(※ここがラストのコマ)が266ページ目。
先の数値は、裏表紙を含めてのページ数なのかな。
話数としては8話でしたが、読み応えとしては申し分なし。
描写も丁寧で、じっくり描かれていましたよー。
”注意書きとして用意していた1ページが差し込めなかった”
…とか、各話の解説に書いてありました。
もう、どこまでサービス精神旺盛なんでしょうか!?
頭が下がりっぱなしです。
そんな訳で、1つの短編以外は、2話の連続が2つ、3話の連続が1つという構成。
エピソードが4つなので、中扉などには4名が並べられておりました。
この”お兄ちゃん好き”な4名が揃ったら、会話楽しそうですねー。
ひでるさんは「果澄」・「亜樹」のやり取りが見たいです。
収録の全てが、妹をヒロインとしたエピソード群。
読むにつれて(後半収録話ほど)、だんだんと重たくなっていくような感覚でした。
「岡田コウ」センセは近親えっちを基本的にタブーと設定しているので、軽くはないんですね。
まずはもっとも重量感のあった、3話の中編「ふたごころ」から。
妹「小林果澄」は兄「誠一」にべったり。
明らかな好意を向けてくる彼女がため、「誠一」は大学進学と共に家を出ようと計画しておりました。
友人かつ、彼の良き相談相手であった「佐伯晃司」
「晃司」は「果澄」からも信頼を得ており、言葉巧みに部屋へ誘った彼女を、とある写真をネタにして強引に関係を持ってしまうのでした。
…大雑把にはだいたいそんな感じ。
先の”注意書き”というのはこちら中編のことで、人を選ぶネタであると思います。
いわゆるネトラレな漫画ですよ。
「岡田コウ」センセは妹凌辱漫画という感覚で、だいぶこんなんがお好きな様子。
そう言えば、前巻にあった「メジルシ」もこうした系統でした。
ひでるさんはあまり得意でないものの、嫌いではありません(笑)
エロいよね。
お兄ちゃんにラブラブな「果澄ちゃん」
好意は隠しておらず、はっきり口にもしていましたが…兄「誠一くん」が必死に我慢しているのです。
両想いなんですが、世間的なそのまま兄妹という関係を守り通していました。
そんな2人をずっと見ていた、幼馴染み「晃司くん」
彼がまた「果澄ちゃん」に好意をもつというのも、当然あることでしょう。
お兄ちゃんのため、くるくる動く様を長い間見せつけられているだろうからねぇ。
ため、「果澄ちゃん」を誘いだすことは容易であったと思います。
「本能寺の変」と同じく、大学進学のいざこざは彼にとってまたとない大チャンスでしょう。
勢いそのままあっさり「晃司くん」の部屋に上がり、2人きりとなった「果澄ちゃん」
ふと状況に気付き、落ち着かなくなる描写が秀逸でした。
この漫画のポイントは携帯電話。
後編でも活用されていましたが、こちらでも有効活用されています。
「誠一くん」は…ニブいのね。
あるいは、そんなん想像もしていないって事なのかなー。
いっぱい・いっぱいな「果澄ちゃん」が可愛らしいです。
お風呂えっちからの中編、兄「誠一くん」の視点が描かれる後編。
こちらは学校でのノーパンなプレイが素敵でした。
過去のカットが差し込まれるようになり、切っ掛けとなったエピソードもあります。
細かくは異なるんですが、三角関係な様は「こころ」を思い出しました。
分からんでもないけれど、「誠一くん」は…なんかじっとりしててめんどくさい野郎だなぁ。
後編のクライマックスとなる2元中継が秀逸。
ラストの3ページで、またげんなりすること請け合い(笑)
あー、しんどい話だったー。
えろいですが。
※亜樹ちゃん
単行本メイン(たぶん)に相応しい活躍をしています。
そんなんに対して、「浮空」、「いつまで…」の兄妹。
今回の↓表紙・裏表紙を飾っているのは、こちらのヒロイン「亜樹ちゃん」です。
大学進学を切っ掛けに上京していた主人公(兄)
何年かぶりに実家へ帰省しておりました。
年の離れた妹「亜樹」が普通に好意を向けてくるため、故意にそこは避けていたのです。
しかし、その日の夜に部屋を訪ねて来た「亜樹」は、彼の心を揺さぶるような話をしてきたのでした。
だいたいそうした切っ掛け。
先の兄妹に対し、こちらはえっちしちゃうパターン。
ヒロインである妹「亜樹ちゃん」は、「果澄ちゃん」と比べてかなり積極的。
ガシガシ迫り、アピールをしていました。
これは…それぞれの距離感によるものかな。
「亜樹ちゃん」は久しぶりの実物お兄ちゃんですからねー。
(※大学4年だから、少なくとも5年以上振りであるかと思います)
そりゃー、この機会にどうにかしようと意気込むのも、当然のことかもしれません。
また、漫画の冒頭で彼は母親から結婚の話題を振られていました。
話の流れから恋人の存在を匂わすようなことも言っており、「亜樹ちゃん」をうろたえさせています。
えっちしてもいい、じゃないな、えっちに向かわせる条件が揃っていたと思います。
「亜樹ちゃん」の告白。
「岡田コウ」センセも”正規ルート”と言っていたそのまま、あれは嘘だろうなぁ。
お兄ちゃんとしてはたまんないわね。
翌日の、「2人きり……だよね」とか言っていた様は、だいぶ大人っぽく見えました。
そんなんも計算のうちではなかろうかと。
目的を果たしているだけ「ふたごころ」と違って読み易く、中盤からの”妹えっちアラカルト”みたいな、様々パターンのえっちが良かったです。
やっぱり親が隣部屋にいるシチュエーションでの、台所な「亜樹ちゃん」かなー。
なお、「いつまで…」はそんな「亜樹ちゃん」視点の4ページ・ショート漫画です。
彼女は…もう少ししたら、お兄ちゃんを追いかけて上京するのではないかなぁ。
「わすれな/ゼロの者」みたいな感じで、どうにも後戻りできないと思いました。
期間短いだけ、鮮烈な記憶として刻まれてるだろうし。
”押し入れえっちが描きたかった”という短編「ちゅーして」
学校をサボって家に帰ってきた兄「さとし」くん。
部屋の押し入れに、風邪で休んでいた筈の妹「朋美ちゃん」と鉢合わせしたのでした。
サボリを追及しようとした母親から逃れるため、一緒に押し入れへ入った彼は、妹がそこで何をしていたのか悟ったのです。
収録ではダントツに軽く、読み易いお話。
先に紹介した小冊子のエピソードは、こちらの前だと思います。
「このまえ…あんなことする…から…」
そんな台詞の”あんなこと”ですかね。
ある程度までシテいたためか、こちらはごくスムーズな流れ。
気持ち的にものが後からついてきてるところがポイントではないかと。
オチが面白いですね。
※左:朋美、右:夏美
この2人もいいですね。押し入れの「朋美ちゃん」が座敷わらしのよう(笑)
前後編の「一枚上手」が冒頭話。
寝込みを襲うシチュエーションに、ツンデレちっくな妹。
前後編で視点が逆になる構成など、ひでるさん好きなパターンのお話になっていました。
そんな訳で、収録ではダントツにこちらがお気に入りです。
なぜか部屋に居座り続けている妹「夏美」
彼女がいるため1人えっちできず、また友人から借りたビデオも見れずという状態で、大変に困っていたのです。
そんな訳で、相談を受けた友人から貰った睡眠薬を試したところ…TV画面より、横で寝ている妹のが気になってしまったのでした。
兄妹のやりとりが実に面白いです。
「ソレとコレとは話が別~」
とかなんとかお兄ちゃん言ってましたが、その通りなんですよ「夏美ちゃん」
家探しでもしてるのか、しっかりDVDの存在にも気付いていました。
あの感じだと、中身も見てそうね。
いちおうDVDを再生しつつも、「夏美ちゃん」に気を取られるお兄ちゃん。
じわじわえっちに流れる色々がやたらめったら丁寧に描かれていました。
胸へと至る展開が自然な感じ。
チェックの下着も可愛らしいですね…とか思っていたら。
続く後編は、そんな「夏美ちゃん」視点です。
攻守が逆になっており、また前編を踏まえての後編なので、非常に奥深いお話となっていました。
余裕な態度のお兄ちゃんがまた可笑しく、また慌てる「夏美ちゃん」がキュート。
オチも良く、今後の2人がどんなんか見たいですね。
以前の関係もあり、どうにも素直になり切れていない「夏美ちゃん」が、この次のえっちをどう切っ掛けづくるのか見物です。
特別企画の小冊子がそんなんだったらいいなぁ。
お話もいいですが、絵柄の完成度も高いです。
濃淡・描き込みに優れた、ごく丁寧な作画。
力の抜ける箇所なく、抜群の安定感がありました。
当然ながら崩れや乱れも見られず、大小のコマ割りが視覚的にお話を盛り上げています。
連続する小コマが好き。
丸っこいロリ絵は可愛らしく、特に様々な表情を見せるヒロインが凄い。
細かい心情を見事に表現していました。
台詞と自然なリンク具合で、喋ってる感がありますね。
擬音が乱れ飛び、全体は賑やかな描き方でしたが、特に見辛い感じもありません。
ジャンル的な好き嫌いは置いといて、特にマイナス点はないでしょう。
良かったです。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: ぐるぐるになる目とか、あわわ…な口が好き。絵柄・漫画は抜群です。
・話5: ココが人を選ぶでしょう。ジャンル的に問題なければ、特に心配ないですが。
・独5: 十八番な「ふたごころ」も良いですが、個人的には「一枚上手」です。
合計:[15/15]
まぁ、前述しておりますが、どー頑張っても打てなさそうな、全盛期の「川口和久(広島)」さんみたいな漫画です。
大丈夫です。
「ヒット出版社」さんの立ち読みは、「浮空」の中盤(21ページ分)までと、裏表紙・折り返し部分までが見られました。
あれを見たら…きっと欲しくなると思いますよー。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : [成年]妹・近親
・おまけ: カパー裏にあとがき・作品解説。
・その他: 小冊子プレゼント企画あり、短編×8
(うち「一枚上手」×2、「亜樹ちゃんシリーズ」×2、「ふたごころ」×3)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「岡田コウ(おかだ・こう)」センセの「好きで好きで、すきで」です。
コレはすごい。
あまり大きな声では言えませんが…センセ、今回も完璧です。
無駄な球が一球もない、完封勝利みたいな感じ。
どーやっても打てる気がしなかった、全盛期の「大野豊(広島)」さんみたい。
そんなこんなで、本日は「恋するぱんつ」、「チュー学生日記」と紹介している「岡田コウ」センセです。
3冊目の単行本は「好きで好きで、すきで」です。
紹介帯には”2010年エロ漫画大賞1位”とありました。
おめでとうございます!
まぁ、こんなブログでコテコテ説明せずともその凄さは皆さんよく御存じかと思いますが…いつも通りにやりますね。
今回の単行本は、ポイントが2つほどありました。
その1つが小冊子の存在。
今回は応募者全員に小冊子のプレゼント企画があります。
それが、なんと3種類。
収録された各エピソードのサイドストーリーなどが描き下ろされているようで、お好きなエピソードがチョイスできます。
逆に言うと、どれか選ばなければならないんですが。
全て揃えておきたいファンの方は、ざっと3冊ほど用意する必要があったりします(笑)
もぅ、「ヒット出版社」さんたら商売上手なんだからー。
とりあえずひでるさんは、お気に入りの「一枚上手」編を希望しようと思います。
…でね。
ちらほらサイトを見てきましたが、あちこち専門書店では、それと別に小冊子がつくのでした。
さすが「岡田コウ」センセ、おまけにも手抜きがありません。
当然ながらプレゼントとは別のもので、8ページという漫画小冊子です。
収録では唯一の短編だった、「ちゅーして」の「朋美」ちゃんが登場。
単純に1話分お得になるので、購入の際にはあらかじめ確認するのをオススメしておきます。
※果澄ちゃん
もっとガッツリ迫ってれば、あるいは…だったかも。
もう1つはページ数。
単行本を見て度肝を抜かれましたけど、ずっしりとした重量感。
装備したら、「こんぼう」と同じくらいの攻撃力になりそうです。
紹介帯には270ページと書かれていました。
いちおう最終話から数えてみたところ、奥付け部分(※ここがラストのコマ)が266ページ目。
先の数値は、裏表紙を含めてのページ数なのかな。
話数としては8話でしたが、読み応えとしては申し分なし。
描写も丁寧で、じっくり描かれていましたよー。
”注意書きとして用意していた1ページが差し込めなかった”
…とか、各話の解説に書いてありました。
もう、どこまでサービス精神旺盛なんでしょうか!?
頭が下がりっぱなしです。
そんな訳で、1つの短編以外は、2話の連続が2つ、3話の連続が1つという構成。
エピソードが4つなので、中扉などには4名が並べられておりました。
この”お兄ちゃん好き”な4名が揃ったら、会話楽しそうですねー。
ひでるさんは「果澄」・「亜樹」のやり取りが見たいです。
収録の全てが、妹をヒロインとしたエピソード群。
読むにつれて(後半収録話ほど)、だんだんと重たくなっていくような感覚でした。
「岡田コウ」センセは近親えっちを基本的にタブーと設定しているので、軽くはないんですね。
まずはもっとも重量感のあった、3話の中編「ふたごころ」から。
妹「小林果澄」は兄「誠一」にべったり。
明らかな好意を向けてくる彼女がため、「誠一」は大学進学と共に家を出ようと計画しておりました。
友人かつ、彼の良き相談相手であった「佐伯晃司」
「晃司」は「果澄」からも信頼を得ており、言葉巧みに部屋へ誘った彼女を、とある写真をネタにして強引に関係を持ってしまうのでした。
…大雑把にはだいたいそんな感じ。
先の”注意書き”というのはこちら中編のことで、人を選ぶネタであると思います。
いわゆるネトラレな漫画ですよ。
「岡田コウ」センセは妹凌辱漫画という感覚で、だいぶこんなんがお好きな様子。
そう言えば、前巻にあった「メジルシ」もこうした系統でした。
ひでるさんはあまり得意でないものの、嫌いではありません(笑)
エロいよね。
お兄ちゃんにラブラブな「果澄ちゃん」
好意は隠しておらず、はっきり口にもしていましたが…兄「誠一くん」が必死に我慢しているのです。
両想いなんですが、世間的なそのまま兄妹という関係を守り通していました。
そんな2人をずっと見ていた、幼馴染み「晃司くん」
彼がまた「果澄ちゃん」に好意をもつというのも、当然あることでしょう。
お兄ちゃんのため、くるくる動く様を長い間見せつけられているだろうからねぇ。
ため、「果澄ちゃん」を誘いだすことは容易であったと思います。
「本能寺の変」と同じく、大学進学のいざこざは彼にとってまたとない大チャンスでしょう。
勢いそのままあっさり「晃司くん」の部屋に上がり、2人きりとなった「果澄ちゃん」
ふと状況に気付き、落ち着かなくなる描写が秀逸でした。
この漫画のポイントは携帯電話。
後編でも活用されていましたが、こちらでも有効活用されています。
「誠一くん」は…ニブいのね。
あるいは、そんなん想像もしていないって事なのかなー。
いっぱい・いっぱいな「果澄ちゃん」が可愛らしいです。
お風呂えっちからの中編、兄「誠一くん」の視点が描かれる後編。
こちらは学校でのノーパンなプレイが素敵でした。
過去のカットが差し込まれるようになり、切っ掛けとなったエピソードもあります。
細かくは異なるんですが、三角関係な様は「こころ」を思い出しました。
分からんでもないけれど、「誠一くん」は…なんかじっとりしててめんどくさい野郎だなぁ。
後編のクライマックスとなる2元中継が秀逸。
ラストの3ページで、またげんなりすること請け合い(笑)
あー、しんどい話だったー。
えろいですが。
※亜樹ちゃん
単行本メイン(たぶん)に相応しい活躍をしています。
そんなんに対して、「浮空」、「いつまで…」の兄妹。
今回の↓表紙・裏表紙を飾っているのは、こちらのヒロイン「亜樹ちゃん」です。
大学進学を切っ掛けに上京していた主人公(兄)
何年かぶりに実家へ帰省しておりました。
年の離れた妹「亜樹」が普通に好意を向けてくるため、故意にそこは避けていたのです。
しかし、その日の夜に部屋を訪ねて来た「亜樹」は、彼の心を揺さぶるような話をしてきたのでした。
だいたいそうした切っ掛け。
先の兄妹に対し、こちらはえっちしちゃうパターン。
ヒロインである妹「亜樹ちゃん」は、「果澄ちゃん」と比べてかなり積極的。
ガシガシ迫り、アピールをしていました。
これは…それぞれの距離感によるものかな。
「亜樹ちゃん」は久しぶりの実物お兄ちゃんですからねー。
(※大学4年だから、少なくとも5年以上振りであるかと思います)
そりゃー、この機会にどうにかしようと意気込むのも、当然のことかもしれません。
また、漫画の冒頭で彼は母親から結婚の話題を振られていました。
話の流れから恋人の存在を匂わすようなことも言っており、「亜樹ちゃん」をうろたえさせています。
えっちしてもいい、じゃないな、えっちに向かわせる条件が揃っていたと思います。
「亜樹ちゃん」の告白。
「岡田コウ」センセも”正規ルート”と言っていたそのまま、あれは嘘だろうなぁ。
お兄ちゃんとしてはたまんないわね。
翌日の、「2人きり……だよね」とか言っていた様は、だいぶ大人っぽく見えました。
そんなんも計算のうちではなかろうかと。
目的を果たしているだけ「ふたごころ」と違って読み易く、中盤からの”妹えっちアラカルト”みたいな、様々パターンのえっちが良かったです。
やっぱり親が隣部屋にいるシチュエーションでの、台所な「亜樹ちゃん」かなー。
なお、「いつまで…」はそんな「亜樹ちゃん」視点の4ページ・ショート漫画です。
彼女は…もう少ししたら、お兄ちゃんを追いかけて上京するのではないかなぁ。
「わすれな/ゼロの者」みたいな感じで、どうにも後戻りできないと思いました。
期間短いだけ、鮮烈な記憶として刻まれてるだろうし。
”押し入れえっちが描きたかった”という短編「ちゅーして」
学校をサボって家に帰ってきた兄「さとし」くん。
部屋の押し入れに、風邪で休んでいた筈の妹「朋美ちゃん」と鉢合わせしたのでした。
サボリを追及しようとした母親から逃れるため、一緒に押し入れへ入った彼は、妹がそこで何をしていたのか悟ったのです。
収録ではダントツに軽く、読み易いお話。
先に紹介した小冊子のエピソードは、こちらの前だと思います。
「このまえ…あんなことする…から…」
そんな台詞の”あんなこと”ですかね。
ある程度までシテいたためか、こちらはごくスムーズな流れ。
気持ち的にものが後からついてきてるところがポイントではないかと。
オチが面白いですね。
※左:朋美、右:夏美
この2人もいいですね。押し入れの「朋美ちゃん」が座敷わらしのよう(笑)
前後編の「一枚上手」が冒頭話。
寝込みを襲うシチュエーションに、ツンデレちっくな妹。
前後編で視点が逆になる構成など、ひでるさん好きなパターンのお話になっていました。
そんな訳で、収録ではダントツにこちらがお気に入りです。
なぜか部屋に居座り続けている妹「夏美」
彼女がいるため1人えっちできず、また友人から借りたビデオも見れずという状態で、大変に困っていたのです。
そんな訳で、相談を受けた友人から貰った睡眠薬を試したところ…TV画面より、横で寝ている妹のが気になってしまったのでした。
兄妹のやりとりが実に面白いです。
「ソレとコレとは話が別~」
とかなんとかお兄ちゃん言ってましたが、その通りなんですよ「夏美ちゃん」
家探しでもしてるのか、しっかりDVDの存在にも気付いていました。
あの感じだと、中身も見てそうね。
いちおうDVDを再生しつつも、「夏美ちゃん」に気を取られるお兄ちゃん。
じわじわえっちに流れる色々がやたらめったら丁寧に描かれていました。
胸へと至る展開が自然な感じ。
チェックの下着も可愛らしいですね…とか思っていたら。
続く後編は、そんな「夏美ちゃん」視点です。
攻守が逆になっており、また前編を踏まえての後編なので、非常に奥深いお話となっていました。
余裕な態度のお兄ちゃんがまた可笑しく、また慌てる「夏美ちゃん」がキュート。
オチも良く、今後の2人がどんなんか見たいですね。
以前の関係もあり、どうにも素直になり切れていない「夏美ちゃん」が、この次のえっちをどう切っ掛けづくるのか見物です。
特別企画の小冊子がそんなんだったらいいなぁ。
お話もいいですが、絵柄の完成度も高いです。
濃淡・描き込みに優れた、ごく丁寧な作画。
力の抜ける箇所なく、抜群の安定感がありました。
当然ながら崩れや乱れも見られず、大小のコマ割りが視覚的にお話を盛り上げています。
連続する小コマが好き。
丸っこいロリ絵は可愛らしく、特に様々な表情を見せるヒロインが凄い。
細かい心情を見事に表現していました。
台詞と自然なリンク具合で、喋ってる感がありますね。
擬音が乱れ飛び、全体は賑やかな描き方でしたが、特に見辛い感じもありません。
ジャンル的な好き嫌いは置いといて、特にマイナス点はないでしょう。
良かったです。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: ぐるぐるになる目とか、あわわ…な口が好き。絵柄・漫画は抜群です。
・話5: ココが人を選ぶでしょう。ジャンル的に問題なければ、特に心配ないですが。
・独5: 十八番な「ふたごころ」も良いですが、個人的には「一枚上手」です。
合計:[15/15]
まぁ、前述しておりますが、どー頑張っても打てなさそうな、全盛期の「川口和久(広島)」さんみたいな漫画です。
大丈夫です。
「ヒット出版社」さんの立ち読みは、「浮空」の中盤(21ページ分)までと、裏表紙・折り返し部分までが見られました。
あれを見たら…きっと欲しくなると思いますよー。
好きで好きで、すきで (セラフィンコミックス) (2011/04/08) 岡田コウ 商品詳細を見る |
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tag : 三角関係
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これは
さすが「岡田コウ」センセという1冊でした。
まんがもいいんですが、おまけも充実しているというのが、なんとも嬉しいじゃーないですか!
文字化けは何でですかね?
まんがもいいんですが、おまけも充実しているというのが、なんとも嬉しいじゃーないですか!
文字化けは何でですかね?
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秋葉原まで新刊を買いに行ったら、岡田コウ先生の新刊が出てたので、ウレシオドロキでした。
まだ読んではいないんでず、ひでるさんの紹介文の長さを見れば、かなりクオリティ高いんだろうなと想像できます。
まだ読んではいないんでず、ひでるさんの紹介文の長さを見れば、かなりクオリティ高いんだろうなと想像できます。
いやぁ、参っりました
秋葉原まで新刊を買いに行ったら、岡田コウ先生の新刊が出てたので、ウレシオドロキでした。
まだ読んではいないんでず、ひでるさんの紹介文の長さを見れば、かなりクオリティ高いんだろうなと想像できます。
まだ読んではいないんでず、ひでるさんの紹介文の長さを見れば、かなりクオリティ高いんだろうなと想像できます。