■快感姫遊戯 （鬼窪浩久）
★まんがデーター ［１５／１５］
・絵 ：■■■■■
・話 ：■■■■■
・独創性：■■■■■
・属性 ： ［成年］骨董品・ミステリー
・おまけ：
・その他： 原作「滝れーき」、
１０話収録（全て表題作・１巻完結）
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「鬼窪浩久（おにくぼ・ひろひさ）」センセの「快感姫遊戯」です。
一般漫画でも活躍している「鬼窪浩久」センセ。
ひでるさんは今回の「快感姫遊戯」が初見です。
こちらは成年系。
絵柄的にちょっと違うかな、って思っていたのが、いままで見送っていた理由。
初めてちゃんと見て…ぶっちゃけ、感じていたことは間違いでなかったものの、絵柄・漫画のどちらも優れた方でした。
単に好みの問題なだけですねー。
ただ、そんなひでるさんでも楽しく読めています。
特に絵柄に違和感なければ、オススメな１冊ですよ。
※快感姫遊戯ヒロインズ
こんな２人の活躍する漫画です。イイコンビですね。
和服の似合う「姫岡桃穂」は骨董品店「幻董館」の娘。
目利き・技術は一流でしたが、店主である父親は、まだ半人前扱い。
そんな彼を見返すべく、不思議な品を求めていたのです。
一方の友人「一色まつり」は、骨董雑誌・出版社の編集員。
身体能力に優れ、見極める能力をもつ「まつり」と、豊富な知識ある「桃穂」は、いわくありげな品々に挑むのでした。
かなり大雑把ですが、だいたいそんな感じ。
骨董品を題材とした、えっちミステリーみたいな長編漫画。
それぞれエピソードは何話かで構成されており、いわくありの品がもたらす問題を解決する、みたいな感じ。
成年漫画なので、なんのかんのとえっち絡むものの、お話はしっかり。
骨董品の解説とかうんちく、駆け引き部分は基本「桃穂さん」
さらにファンタジーというかオカルトっぽい描写があり、対決する際には「まつりさん」がどっかん暴れるため、アクションちっくな色もありました。
１、２話は不思議な「古伊万里」の壷。
やっぱり骨董品と言ったら、壷ですよねー。
試しに検索してみたところ、漫画に描かれていたような絵がありますね。
見ていると、なるほど確かに何かの瞬間でニヤっと笑いそう。
いきなり全裸、入浴シーンで登場の「桃穂さん」
普段は↓表紙のようにほとんど和服姿なんですが、さすがは成年漫画。
ガンガン脱がされてます。
また、その相棒「まつりさん」は普段着からして露出度高く、考えるより先に行動するタイプということもあってか、胸飛び出ようともあまり気にしてません。
直接えっちに至らずとも、２人して色気を振りまいてます。
こちらエピソードでは、１話は壷の呪いにあてられた「桃穂さん」が「まつりさん」に迫る、百合ちっくなプレイ。
いきなりヒロイン同士を絡めてきましたかー。
なかなか良いですね（笑）
２話の直接対決では、「キルタイムコミュニケーション」さんのような、オカルトえっちっぽいシーンもあります。
※一色まつり
主役は「まつりさん」なのかな。いい髪型です（笑）
３、４、５話はお嬢様を惑わす「ムッソー」のボンテージ。
品物がため、ここはグンとＳＭちっくな色が強いお話になっています。
ちと骨董品っぽくないですが、「桃穂さん」の解説がためそうかーって感じになりますね。
本当にあるのかな。
検索したところ、比較として名前が出されていた「ベティ・ペイジ」はガッチリ引っ掛かりましたが、「ミネルヴァ・ムッソー」はどうもオリジナルみたい。
「バカでアホで腕力と胸の大きさしか取り柄のない女」
とか、なかなか酷い事を言われていた「まつりさん」
前話もそうでしたが、品物と相対して”何らか違和感を持つ”のは、彼女の役目になってます。
「桃穂さん」のがいかにも、って雰囲気的なので、ちょっぴり意外ですね。
実は後のエピソードでそのあたりの事情もしっかり描かれますのでご期待下さい。
前回と違い、ＳＭの女王様と化したお嬢様「白川優子」が相手。
３話は見極め話で特になく、続くエピソードでも「まつりさん」が肉弾戦を挑むという流れでした。
ため、前回と違って厳密にえっちシーンはありません。
露出度満点なボンテージをお楽しみ下さい。
特に頭脳派な「桃穂さん」は中盤ほぼ見てるだけでしたが、終盤にキッチリ活躍してます。
お嬢様の切っ掛け部分が面白かったですね。
親父…。
６話は夢にも登場するボトルシップ。
海賊・女船長とのバトルがあるなど、なんだかカリビアンな雰囲気。（←見てないのでよく知りませんが）
甲板に並んだ海賊らはなかなかイイ感じで、こうしたネタの漫画を見たいくらいでした。
「桃穂さん」・「まつりさん」は依頼主の男性ともども夢の世界へ連れて行かれ、集団の女海賊らに色々されます。
なお、船員は皆女性であるため、こちらは集団百合えっちでした。
※おまけ：女海賊
こんなんです。こんなんもイイ感じ。
７、８話は姉を豹変させた赤い靴。
赤い靴がどうのというお話はよく耳にすると思います。
そうしたセオリーの思い込みと、前フリがため、良い具合にお話をかき回してました。
最大のポイントは、靴を鑑定した「まつりさん」が何も感じなかったこと。
それがなぜなのか、ぜひ本編をご確認ください。
漫画は従姉の「美樹」さんが靴に取り込まれており、依頼主となる男性「涼太」くんとのえっちから。
足でのプレイはいいんですが…靴は痛そうね。
ヒールだったし。
ちらと顔を見せていた友人「菜摘」さんも、後にしっかり取り込まれます。
彼女は眼鏡・そばかす・みつ編みとキーワード多く、そんなん好きな人にはガッチリ刺さりそうなキャラでした。
前述してきたように、”実は意外と直接えっちの少ない単行本”なんですが、このエピソードについては彼を中心にお話が運ぶため、比較的そんなん多めです。
ややハード気味ですけどね。
なお、８話後半では今回ゲスト女性と「桃穂」・「まつり」が絡んだりしてました。
見返してあらためて気付きましたが、ほとんど女性同士なんですね。
最終エピソード９、１０話は、焼き物にあった魔封じの像。
こちらは「まつりさん」の実家が舞台です。
なにゆえ彼女に不思議な品を見分ける能力があるのか、その説明がされていました。
父親とか、弟「祝」くんも登場してます。
回想シーンでは「まつりさん」の若かりし頃も描かれ、学生時代のパンチラ・キック絵がキュートでした。
細かい事柄は伏せますが、えっち担当は「桃穂さん」など。
淫魔が女将らに取り憑くため、「祝くん」はともかく、こちらでも「桃穂さん」は女性らにサレてます。
やっぱり百合えっちなんですね。
お話の流れからラストまで”らしい”終わり方で、非常にまとまりの良い１冊でした。
ありがとうございます、コレは面白かったです。
※姫岡桃穂
意外にお淑やかでなく、面白い娘さんでしたよ。
色の強い、こってりとした味わい。
トーン処理も濃いめで、ツヤツヤっとした風情。
乱れ・崩れもなく作画は安定しており、見易いです。
特に「まつりさん」にはド派手なアクションシーンが多く用意されていましたが、どちらもバランス良く、違和感なく描かれています。
ややコメディー崩しが大きめではあったものの、表情とか表現も適切。
背景・小物にも優れており、盛り上げに一役買っておりました。
ジャンルもあってか、ややテキストは多めかな。
癖の強さはあるものの、非常に漫画の巧い方です。
だいたいカラーでも雰囲気は変化しない方なので、判断については↓表紙でいいかも。
あるいは、裏表紙の背景に漫画カットがあったので、そちらが良いでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵５： 癖はやっぱり感じると思いますが、巧いです。
・話５： １冊で終わるのが惜しいくらいにまとまった長編でした。
・独５： 一般漫画っぽい雰囲気でしたが、これを成年でまとめたことに拍手。
合計：［１５／１５］
ふよふよ・むっちりとしたスタイルが、ページ狭しとふんだんに描かれておりました。
前述しているように好みなタイプではないものの、そんなんを上回る出来栄えです。
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・絵 ：■■■■■
・話 ：■■■■■
・独創性：■■■■■
・属性 ： ［成年］骨董品・ミステリー
・おまけ：
・その他： 原作「滝れーき」、
１０話収録（全て表題作・１巻完結）
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「鬼窪浩久（おにくぼ・ひろひさ）」センセの「快感姫遊戯」です。
一般漫画でも活躍している「鬼窪浩久」センセ。
ひでるさんは今回の「快感姫遊戯」が初見です。
こちらは成年系。
絵柄的にちょっと違うかな、って思っていたのが、いままで見送っていた理由。
初めてちゃんと見て…ぶっちゃけ、感じていたことは間違いでなかったものの、絵柄・漫画のどちらも優れた方でした。
単に好みの問題なだけですねー。
ただ、そんなひでるさんでも楽しく読めています。
特に絵柄に違和感なければ、オススメな１冊ですよ。
※快感姫遊戯ヒロインズ
こんな２人の活躍する漫画です。イイコンビですね。
和服の似合う「姫岡桃穂」は骨董品店「幻董館」の娘。
目利き・技術は一流でしたが、店主である父親は、まだ半人前扱い。
そんな彼を見返すべく、不思議な品を求めていたのです。
一方の友人「一色まつり」は、骨董雑誌・出版社の編集員。
身体能力に優れ、見極める能力をもつ「まつり」と、豊富な知識ある「桃穂」は、いわくありげな品々に挑むのでした。
かなり大雑把ですが、だいたいそんな感じ。
骨董品を題材とした、えっちミステリーみたいな長編漫画。
それぞれエピソードは何話かで構成されており、いわくありの品がもたらす問題を解決する、みたいな感じ。
成年漫画なので、なんのかんのとえっち絡むものの、お話はしっかり。
骨董品の解説とかうんちく、駆け引き部分は基本「桃穂さん」
さらにファンタジーというかオカルトっぽい描写があり、対決する際には「まつりさん」がどっかん暴れるため、アクションちっくな色もありました。
１、２話は不思議な「古伊万里」の壷。
やっぱり骨董品と言ったら、壷ですよねー。
試しに検索してみたところ、漫画に描かれていたような絵がありますね。
見ていると、なるほど確かに何かの瞬間でニヤっと笑いそう。
いきなり全裸、入浴シーンで登場の「桃穂さん」
普段は↓表紙のようにほとんど和服姿なんですが、さすがは成年漫画。
ガンガン脱がされてます。
また、その相棒「まつりさん」は普段着からして露出度高く、考えるより先に行動するタイプということもあってか、胸飛び出ようともあまり気にしてません。
直接えっちに至らずとも、２人して色気を振りまいてます。
こちらエピソードでは、１話は壷の呪いにあてられた「桃穂さん」が「まつりさん」に迫る、百合ちっくなプレイ。
いきなりヒロイン同士を絡めてきましたかー。
なかなか良いですね（笑）
２話の直接対決では、「キルタイムコミュニケーション」さんのような、オカルトえっちっぽいシーンもあります。
※一色まつり
主役は「まつりさん」なのかな。いい髪型です（笑）
３、４、５話はお嬢様を惑わす「ムッソー」のボンテージ。
品物がため、ここはグンとＳＭちっくな色が強いお話になっています。
ちと骨董品っぽくないですが、「桃穂さん」の解説がためそうかーって感じになりますね。
本当にあるのかな。
検索したところ、比較として名前が出されていた「ベティ・ペイジ」はガッチリ引っ掛かりましたが、「ミネルヴァ・ムッソー」はどうもオリジナルみたい。
「バカでアホで腕力と胸の大きさしか取り柄のない女」
とか、なかなか酷い事を言われていた「まつりさん」
前話もそうでしたが、品物と相対して”何らか違和感を持つ”のは、彼女の役目になってます。
「桃穂さん」のがいかにも、って雰囲気的なので、ちょっぴり意外ですね。
実は後のエピソードでそのあたりの事情もしっかり描かれますのでご期待下さい。
前回と違い、ＳＭの女王様と化したお嬢様「白川優子」が相手。
３話は見極め話で特になく、続くエピソードでも「まつりさん」が肉弾戦を挑むという流れでした。
ため、前回と違って厳密にえっちシーンはありません。
露出度満点なボンテージをお楽しみ下さい。
特に頭脳派な「桃穂さん」は中盤ほぼ見てるだけでしたが、終盤にキッチリ活躍してます。
お嬢様の切っ掛け部分が面白かったですね。
親父…。
６話は夢にも登場するボトルシップ。
海賊・女船長とのバトルがあるなど、なんだかカリビアンな雰囲気。（←見てないのでよく知りませんが）
甲板に並んだ海賊らはなかなかイイ感じで、こうしたネタの漫画を見たいくらいでした。
「桃穂さん」・「まつりさん」は依頼主の男性ともども夢の世界へ連れて行かれ、集団の女海賊らに色々されます。
なお、船員は皆女性であるため、こちらは集団百合えっちでした。
※おまけ：女海賊
こんなんです。こんなんもイイ感じ。
７、８話は姉を豹変させた赤い靴。
赤い靴がどうのというお話はよく耳にすると思います。
そうしたセオリーの思い込みと、前フリがため、良い具合にお話をかき回してました。
最大のポイントは、靴を鑑定した「まつりさん」が何も感じなかったこと。
それがなぜなのか、ぜひ本編をご確認ください。
漫画は従姉の「美樹」さんが靴に取り込まれており、依頼主となる男性「涼太」くんとのえっちから。
足でのプレイはいいんですが…靴は痛そうね。
ヒールだったし。
ちらと顔を見せていた友人「菜摘」さんも、後にしっかり取り込まれます。
彼女は眼鏡・そばかす・みつ編みとキーワード多く、そんなん好きな人にはガッチリ刺さりそうなキャラでした。
前述してきたように、”実は意外と直接えっちの少ない単行本”なんですが、このエピソードについては彼を中心にお話が運ぶため、比較的そんなん多めです。
ややハード気味ですけどね。
なお、８話後半では今回ゲスト女性と「桃穂」・「まつり」が絡んだりしてました。
見返してあらためて気付きましたが、ほとんど女性同士なんですね。
最終エピソード９、１０話は、焼き物にあった魔封じの像。
こちらは「まつりさん」の実家が舞台です。
なにゆえ彼女に不思議な品を見分ける能力があるのか、その説明がされていました。
父親とか、弟「祝」くんも登場してます。
回想シーンでは「まつりさん」の若かりし頃も描かれ、学生時代のパンチラ・キック絵がキュートでした。
細かい事柄は伏せますが、えっち担当は「桃穂さん」など。
淫魔が女将らに取り憑くため、「祝くん」はともかく、こちらでも「桃穂さん」は女性らにサレてます。
やっぱり百合えっちなんですね。
お話の流れからラストまで”らしい”終わり方で、非常にまとまりの良い１冊でした。
ありがとうございます、コレは面白かったです。
※姫岡桃穂
意外にお淑やかでなく、面白い娘さんでしたよ。
色の強い、こってりとした味わい。
トーン処理も濃いめで、ツヤツヤっとした風情。
乱れ・崩れもなく作画は安定しており、見易いです。
特に「まつりさん」にはド派手なアクションシーンが多く用意されていましたが、どちらもバランス良く、違和感なく描かれています。
ややコメディー崩しが大きめではあったものの、表情とか表現も適切。
背景・小物にも優れており、盛り上げに一役買っておりました。
ジャンルもあってか、ややテキストは多めかな。
癖の強さはあるものの、非常に漫画の巧い方です。
だいたいカラーでも雰囲気は変化しない方なので、判断については↓表紙でいいかも。
あるいは、裏表紙の背景に漫画カットがあったので、そちらが良いでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵５： 癖はやっぱり感じると思いますが、巧いです。
・話５： １冊で終わるのが惜しいくらいにまとまった長編でした。
・独５： 一般漫画っぽい雰囲気でしたが、これを成年でまとめたことに拍手。
合計：［１５／１５］
ふよふよ・むっちりとしたスタイルが、ページ狭しとふんだんに描かれておりました。
前述しているように好みなタイプではないものの、そんなんを上回る出来栄えです。
 | 快感姫遊戯 (キュンコミックス) (2011/06/09) 鬼窪 浩久、滝 れーき 他 商品詳細を見る |
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