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■書生葛木信二郎の日常 (倉田三ノ路)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : [一般]イイ話・妖怪
・おまけ: あとがき。
・その他: 初単行本、折り返しにコメント・プロフィール、
      6話+番外編収録、現在1巻まで発売中。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「倉田三ノ路(くらた・みのじ)」センセの「書生葛木信二郎の日常 1巻」です。

ちょっと思う、セブンイレブンについて。
最近またキャンペーンやってるじゃないですか。
いくらか買った人にくじ引かせて、どうのこうのいうやつ。
そちらには当たりで「商品引換券」が入っているんですが…それが出る度に店員さんが気の毒で。
レジが混んでいる中でも、わざわざ交換商品を取りに行ってくれたりしますよね。
バイトの子とか、あれがどうにも大変そうに見えて。
シフトが少ない時間帯にも余計なレジ待ちができ、さぞプレッシャーに感じるだろうなぁ、って。
そのため、ひでるさんは次の買い物の際に自分で持っていくようにしてます。
コンビニ好きですし、どうせまたすぐに店へ行くし。
バイトの皆さん、がんばって!
あれ、なんかもっと効率的で簡単なシステムないですかねー。

尋ちゃん
※尋ちゃん
 元気で楽しい娘さんでした。

さて、コンビニについてはそこまでに、本日は「書生葛木信二郎の日常 1巻」です。
ひでるさんの好きな妖怪ネタですよ。
まるで買う予定ではなかったものの、紹介帯の”妖怪屋敷”という文言が視界に入ったため、手に取ってしまいました。
やっぱり紹介の文言って重要ですね。
あの↑タイトルだけだと、ひでるさん絶対に手にはしないですから。

巻数表記そのまま、長編単行本となっています。
描かれている「倉田三ノ路」センセの漫画は、こちらが初めて。
今回が初単行本のようですが、絵柄も話も安定していて好印象。
ネタが好みであれば、楽しめることと思います。


帝都・東京の一角に、何故か人の記憶に留まらない屋敷がありました。

小説家を目指して上京した、書生「葛木信二郎」
その下宿先である「黒髭荘」は、 管理人「尋(ひろ)」ほか、”彼以外の住民すべてが妖怪”という、変わった屋敷だったのです。
巫女であった祖母の血を引く「信二郎」は、幼い頃より異形が見える能力者。
その周辺で起こる事件に積極的に関わり、妖怪らと協力しつつ解決していくのでした。

よくある妖怪漫画ですね。
そのパターンが色々ある中で、こちらは基本的にいい話な系統
登場している妖怪らは悪さをしているものの、必ずそうせざるを得ない、何らかの事情を持っています。
現在のところ、それだけで悪というモノはおりません。
あちこち優しさがあります。
ひでるさんは涙腺弱いので、1、3、4話とかじわーってきますよ。
特に1話はダメですね。
2周目でも。

たま子さん
※たま子さん
 こちらがその1話目。

また、主人公「信二郎くん」は、妖怪らとコンタクトの取れる特殊能力者。
付き合い方について教えた祖母の言いつけを守り、また人も良いため、付近の事件に自ら首を突っ込んだりしていました。
しかも、”誰が悪い”と一方的に退治することなく、事件の根本・原因を見極めようとしてますね。
あんなんは人間社会でも通じる、リスクヘッジな感じでした。
「黒髭荘」では唯一の人間という彼。
基本的に周囲は人外ばかりということもあってか、「もっけ/熊倉隆敏」にあったような、人間社会に適合出来ない、みたいな描写もありません。
実は妖怪なヒロイン「尋ちゃん」にも深く信用され、非常に爽やかな立ち回りをしてました。

舞台設定が、日本・大正時代とはっきりしているのも特徴。
ひでるさんはそれが正しいとか間違っているとか判断するほどの知識はないですが、背景・小物などにて生かされておりました。
こうした世界・基本部分がブレていないため、シリアスな話が面白く、じんわりくるのだと思います。
たぶん。
面白かったです。

華子ちゃん
※華子ちゃん
 気づく「信二郎くん」です。さすが。

それでは各話について簡単に。
1話「狐の女房」は妖狐。
周辺説明から、「信二郎くん」が学生時代の恩師に会いに行くという流れ。
管理人「尋ちゃん」が心配してます。
ぶっちゃけ、そう分かり辛い描き方でなく、だいたいの流れは想像通り。
…であったものの、やっぱりこうしたのはイイですねー。
関係する3名が非常に優しいです。
オチでの「信二郎くん」とか。

2話「嘘と秘密の天邪鬼」は天邪鬼。
裏表紙にも顔を見せていた、ツインテールな「華子」ちゃんがゲストなんですが…これがモノ凄い毒舌。
あー言いつつも照れてるところが可愛らしいです。
そんな彼女の首筋に小鬼を見た「信二郎くん」が積極的に関わっていくのでした。
あの付き合い方を教えたのはおばあちゃんですね。
怖ろしさとか注意を促すのではなく、ああ諭すというのは…信用しているのもそうですが、それなりに自信ある証拠では。
このエピソードはいちおう二段オチみたいになっているのでご期待下さい。
お母さん美人だったので、「華子ちゃん」も将来が楽しみですね。

3話「物盗り天狗」は天狗。
巷では天狗の追いはぎ事件が起こっていたのです。
確か…「クラダルマ/柴田昌弘」にて同様な場面があり、「由麻さん」が臭いで見分けていましたが。
(※臭いと言っていたと思う)
戦闘では妖怪・紅焔鬼(ぐえんき)である「ちま」の力を借りる「信二郎くん」ですが、ここではなかなか勇敢なところを見せています。
また、「尋ちゃん」の妖怪っぽい描写もありました。

4話「或る雪の日に」は「尋ちゃん」
これまでの基本な流れとは違い、風邪をひいた「信二郎くん」のお使いを彼女がするというもの。
彼女の目を通して、日常での人々との触れ合いが描かれます。
ちょっぴり嫉妬してるのがキュート。
先の「華子ちゃん」もゲストで顔を見せてました。
傘のくだりがじーんときます

SD「尋ちゃん」
※おまけ:SD「尋ちゃん」
 なんだか妙に可愛かったので。

収録での最終話「横濱リビングデッド」はタイトルそのままおでかけ話で前後編。
動く死体キョンシーが相手で、「信二郎くん」と同じく妖怪を見ることのできる、ゲスト「李明夏(りー・みんしあ)」が登場しています。
場所柄か、中華テイストなのですよ。
えー、いちおう秘密なんですよね。
ちょっぴりですが、サービスカットがあるのでお楽しみに(笑)
オチにてちょっと気になることを言ってました。
次巻が気になります。
番外編も楽しい仕上がりでしたよ。
「尋ちゃん」いいなぁ。

すっきりと綺麗な線の丁寧な絵柄。
濃淡と描き込みも適度なまとまりで、見ていてストレスを感じません。
細かくは気にならない点もありますが、バランス具合も丁度良いくらい。
そうですね…。
あえて1つ指摘するならば、綺麗すぎて妖怪の怖さがいまいち伝わらないところ。
今回の収録では、例えば3話の天狗とか。
登場シーンの迫力が弱いんですね。
恐怖をメインとする漫画でないとはいえ、ここは重々しい描写が必要な場面であると思います。
他は基本リアル寄りで、かつ漫画っぽさも邪魔なく融合している、全体的に良い作画でした。
だいたいは↓表紙の判断で良いかと思います。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: だいたいは良いものの、背景はややこざっぱりかな。
・話4: 優しいですね。お話を楽しむ漫画だと思います。 
・独3: 良かったですが、この漫画ならではという点にはもう1つかと。
合計:[11/15]

色々書きましたが、基本的には好みな系統です。
「尋ちゃん」との関係は進展するのか、期待したいと思います。


書生葛木信二郎の日常 1 (サンデーGXコミックス)書生葛木信二郎の日常 1 (サンデーGXコミックス)
(2011/06/17)
倉田三ノ路

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tag : 大正時代ツインテール

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