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■ビンカン☆おねえさんは感じちゃう (ひろせみほ)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : [一般]ラブコメ・ビジネス
・おまけ: あとがき&おまけ漫画、カバー裏に別絵。
・その他: 短編×8。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ひろせみほ」センセの「ビンカン☆おねえさんは感じちゃう」です。

ふと店頭で見かけまして。
おお、懐かしいじゃないですか、「ひろせみほ」センセ。
そういえば昔ちらほら単行本買ったなー、ということで、ゲットしてきました
ぶっちゃけ、あまり肌に合わない方ではあるんですが。
(※くわしくは後述します)

あとがきによると、こちらはなんと5年ぶりとのことでした。
産休・育休だったそうです。
なるほどー。
おまけまんがの娘さんがキュートでした。
あ、いや、変な意味ではなく(笑)

水島弓月、砺波さん
※左:水島弓月、右:砺波さん
 「弓月さん」の話は…やや長過ぎな気が。

さて、そんなこんなで、最新刊「ビンカン☆おねえさんは感じちゃう」です。
やっぱり一般えっち系。
学生などはおらず、社会人なラブコメ群となっていました。
ああこんなだったなー、という印象。
変な意味ではなく、良くも悪くもそのままな感じです

お話・絵柄ともに悪くはないです。良いと思います。
ただ、そこそこ。
なんというか、無難なまとまり
おそらくは雑誌社の意向も強くあるんでしょうけれど。

どちらも当たり障りのないラブコメ漫画なんですね。
コレという際立つポイントがありません
強い個性というか毒がなく、ある意味では一般えっち系として最適なもの。
雑誌などでちら見るくらいではいいと思いますが、こうして単行本にまとめられると…どうにも厳しいですね。
男女ともに容姿・キャラのどちらも似通っており、インパクトは弱め
お話も同様です。
まぁ、そちらについては、ひでるさんとの相性になるかもしれませんが。

冒頭の短編「ネコと暮らせば」
「水島弓月」さんの付き合う「神野康太」くん。
子猫が家で待ってるからな」
そうした理由で、デートをすっぽかしたりしていた彼。
もしかして恋敵がいるのでは。
そう疑った「弓月さん」が彼を尾行したところ、実際に猫ではあったんですが…彼は異常なほどの猫好きだったのでした。
だいたいそんな感じ。
他の短編はほぼ16ページくらいのところ、こちらだけ70ページほどありました。
たっぷりありました。
単行本は全192ページなので、その約36パーセントほどを占めているこちら。
彼女のライバルとなる猫をどう描写するかで、ガラリとお話は変化すると思うんですが、だいたい無難な感じ。
ちょっぴり意志は見せていたものの、普通。
ファンタジーちっくな描き方ではありません。
もう少し人間っぽい反応あっても良かったかな、どうかな。
飼い猫「うどん」を溺愛する彼。
いちおう彼女「弓月さん」もかまってはいるものの、猫を優先しがち。
特に中盤あたりのメールは異常。
お話は友人「八木澄香」さんの手助け(?)もあって、あーした終わり方をしていましたが、今後も「弓月さん」はやきもきさせられるかと。
もう少し割り切って付き合わないと、今後持ちそうにないなぁ。

先輩「伊吹」は独特なテンションの持ち主。
見合いをすることとなっていた彼に好意を寄せる「河原」さん。
街で偶然に出会った切っ掛けを利用し、半ば無理やりに家まで誘うのでした。
そんな短編「お見合いしちゃダメ」
感情がそう前面に出てくるタイプではなさそうですが、彼も好意を見せてますね。
そういう意味では、この見合い話は逆に良かったのかも。
こちらはオチも良く、長さも適度なまとまり良いお話でした。

「恋は未確認」はUFO好きな男性「曾我」くんと「砺波(となみ)」さん。
秘境という温泉に誘われた「砺波さん」でしたが、誘った張本人が直前でドタキャン。
キャンセル料がもったいないと1人出かけたところ、なんと山登りというべき道のりだったのでした。
偶然UFO検証に来ていた「曾我くん」に合流し、温泉宿までサポートしてもらったのです。
あれは酷い。
秘境温泉とか一部で流行っているようですが、女性1人で行くものではありません。
実に危険ですよ。
また出かけるのならば人任せにせず、ちゃんと調べとかなきゃー。
山慣れた「曾我くん」がいて良かったですよ。
ただ、彼はともかく「砺波さん」は…あーですかねー。
個人的にはもうひとイベント足りないような気がします。

仕事の気分転換で、陶器作り体験に参加した「荒井茉莉花(あらい・まりか)」さん。
すると、その講師は元彼「背振岳」だったのでした。
そんな短編「おとなの社会科見学」
こちらの2人はもともと付き合いがあり、あのえっち展開は納得。
朝でいいよ、コーヒー
その一言が良いですね。
ただ、こちらはプライベートだったので髪を下し、眼鏡オフとなってしまっているのがやや残念。
「茉莉花さん」はツリ目で、オフィス仕様のが好き。

「ボク専用のウェイトレス」は店のウェイトレス「有希」さんと常連客。
店員と客という関係を打破するためには、直接告白するか、あからさまなくらいにアピールするしかないでしょう。
良い・悪いは置いといて、意識させてる時点である程度成功かな。
こちらもやや強引な気もしますが、
なんで私が惚れてるみたいなカンジになってるのよーっ!?
という、自らの意志と裏腹な台詞の出たコマが面白いです。
ただ、あのオチから察するに、すぐ覚めてしまいそう。
なお、「最後の3日間」も客と常連客という設定です。
「各務夕紀」さんは眼鏡の販売員。
告白に苦い思い出のある彼女は、けっこう脈がありそうな常連客「賀当」に告白できないでいたのでした。
まぁ、セオリーは男から告白するもんですわね。
ただしそんなんでなくとも、「夕紀さん」はテンパる感じの女性。
心理も含めて、見ていて楽しい娘さんでした。

河原さん、ウェイトレス「有希さん」
※左:河原さん、右:ウェイトレス「有希さん」
 ヒロインは皆可愛らしく描かれておりました。

ほか、「乙女ちっくに恋して」は料理上手な「須藤」くんと、男会社で頑張ってきた先輩「大津」さん。
まぁ、逆転カップルですわね。
ネタとしてはそう珍しくないものの、「須藤くん」の積極性はけっこう意外。
”オヤジギャル”という割には「大津さん」のキャラがいまいち弱いかなー。
容姿も普通で魅力的なので。
「やさしいリサイクル」は「周防紅」さんと「ショーマ」くん。
3年ぶりに再会したカップル話でしたが、いかにも漫画っぽいですね。
作画も他と比べて弱めに感じました。

きちっとした、優れた作画。
乱れや崩れはなく、全体に安定感があります。
濃淡・描き込みはどちらも適度なくらい。
線にはある程度の強さがあり、見易さの要因だと思います。
まとまってますね。
コマ割りは細かめで、比較的枠内にしっかりおさまっていました。
背景・小物にも優れ、コメディー崩しもお上手。
そう人を選ぶような癖もなく、特にマイナス点は見当たりません。
ただ、前述したように登場キャラの個性は弱く、印象に残らないタイプ
並べると確かに別人なんですが、ざーと流れで読んだ場合、同キャラかと錯覚しました。
ひでるさんは昔からそのあたりが肌に合いません。
なんとなく同様な感想を持ちそうな方は注意下さい。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 安定感のある良い作画です。
・話3: 無難な一般えっち系でした。
・独3: 特にコレという特徴は見られません。
合計:[10/15]

色々書いてしまいましたが。
ひでるさんが合わないだけで、優れた漫画には違いありません。
よくよく吟味頂ければ幸いです。

ビンカン☆おねえさんは感じちゃう

ビンカン☆おねえさんは感じちゃう (カルト・コミックス BINETUコレクション)



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tag : コメディーラブコメファンタジー

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