まんがさんぽ　■思春期の秘め事　（紫色雁行）

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■思春期の秘め事　（紫色雁行）

★まんがデーター　［９／１５］
・絵　　　：■■■■□
・話　　　：■■■□□
・独創性：■■□□□
・属性　：　成年・色々
・おまけ：　
・その他：　短編×１０。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「紫色雁行」センセの「思春期の秘め事」です。

一瞬読みづらい雰囲気なんですが、実は漢字そのままでいい「紫色雁行」センセ。
これで「ししょく・がんこう」です。
こちらの単行本「思春期の秘め事」はまっったく色気ない構成でして、ページ裏とかあとがきとか、おまけっぽいものは何にもありません。
カラーページは無論のこと、中扉すらないんですね。
ちょっと寂しい感じですよ。

なんとなくロリっぽい雰囲気漂っていますが、全体としてはお姉さんから母親まで、バラエティ豊かな内容。
女性が積極的という特徴がありまして、たとえ近親な関係でも全肯定です。
登場する姉・母自ら迫ったりしています。
そんな訳で、皆楽しんでえっちしておりました。
読後感はいいんですが、話としてはいかにも成年漫画な王道展開でして、後味がいいだけに何も残りません。
ちょっと注意。

※左：「氷上のフェアリー」の「麻衣ちゃん」、右：「午後の保健室」のカウンセラー「竹井先生」です。
　こんな感じに、ロリからアダルトまで幅広くサポートしますよん。

夏休みにサイトで知り会った女性がクラス担任の「優子」先生だったという、「夏の思い出」は先生×生徒のカップリング。
雰囲気的には中学生くらいの話なのかな？
髪をアップにした眼鏡の「優子先生」は学校では厳しくクールであるそうなので、１話で終わったのがなんとも残念。
ここは是非、二人が学校でえっちする、ドキドキな続きがほしかったところです。

本単行本にて唯一のブラック気味な漫画が、「麻衣」ちゃん登場の「氷上のフェアリー」です。
オリンピックを目指し、将来有望と言われている天才フィギュアスケート少女の「麻衣ちゃん」。
貧しい家の彼女はフィギュアを続けるため、パトロン候補な方々にがんばって出資をお願いするのでした。
と、ここまで描けば、だいたいどんなんか分かりますよね。
最近はフィギュアスケート・ブーム（たぶん）ですから、こんなん読んでよからぬ想像を巡らせるのもいいでしょう（笑）
コレと似たように、才能見出されて練習続けている厳しい境遇の娘さん。
くれぐれも甘い誘いにはご用心下さい。
…まぁ、こんなブログ見てないでしょうけれど。

やたら細い、繊細な線の絵柄です。
トーン処理の関係か、ページは灰色で薄め。
ロリもアダルトもそつなくこなす方で、器用に幅広いだけ没個性。
単行本には固定テーマがあった方がいいのかもしれません。
すっきり見やすい絵なんですが、微妙に癖のある絵でもあるので、好き嫌いは分かれると思います。
カラーと白黒では微妙に違うので、↓表紙で判断する場合は色づかいに惑わされないようにして下さい。

えっち漫画としては大きなマイナス要素なく、無難で平均点。
メインではやや寂しいですが、何かのついでに購入するくらいがちょうどいいのかもしれません。