まんがさんぽ　■活線挿抜　（鬼ノ仁）

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■活線挿抜　（鬼ノ仁）

★まんがデーター　［１０／１５］
・絵　　　：■■■■□
・話　　　：■■■□□
・独創性：■■■□□
・属性　：　成年・えっち
・おまけ：　あとがき、キャラ紹介、カバー裏絵
・その他：　カラー（１０Ｐ）

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「鬼ノ仁」センセの「活線挿抜（かっせんそうばつ）」です。

色々な事情（笑）があって故意に控えていますが、たまには本気でえっちな漫画をご紹介、ということでこちら「活線挿抜」。
最近は青年誌でも描かれているようですから、ひでるさんの脳内ではすっかり有名人なこの人、ご存じでしょうか？

「別にいいんじゃない気にしなくても。そういう鈍いとこ割と私気に入っているかも」

これまではだいたい短編でしたが、珍しく一冊まるまる同じ話となっている長編な本作。
一応、学園モノとなっています。
情けない男子の「藤田くん」（主人公？）が、ぐいぐい引っ張っていくような姐御肌な女性「西田敦子」に流されながら、なんとなしに付き合っていく様は、これまた男性の夢でしょう。
…かと言って、ラブラブになっていかないあたりはちょっとリアルかも。冒頭台詞のような感じね。

話としてはＨを絡ませないといけないこの手の漫画の宿命もあって、まぁ普通。大きく目立つ点はなく、起こる問題もおおむね幸せに解決し、その制裁についても柔らかく描かれています。
こんなんなので、読後感は案外ほのぼのとしておりました。えっちシーン自体は濃いですが、極めて無茶する描写もないので安心して読めます。（←なにが？）

絵柄は非常に特徴ある成年漫画絵です。
すらりとしたリアルな雰囲気でありながら、漫画で表現されるところの”可愛さ”を失わず、奇麗に描かれています。皆スタイルがいいため、逆にバランスが悪く感じるところもありますが、概ね問題ないでしょう。

確実に好みは分かれると思いますので、表紙↓の絵柄で「おお！」と思えた方は購入に問題ないでしょう。
「えっちなのはいけません！」と思う人は見送って下さい。