■つめあわせ (堺はまち)
★まんがデーター [6/15]
・絵 :■■□□□
・話 :■■□□□
・独創性:■■□□□
・属性 : 成年・色々
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵(表裏で連続絵)
・その他: 短編×10、初単行本。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「堺はまち」センセの「つめあわせ」です。
えー、この「堺はまち」センセは10年近く漫画を描いてきているそうなんですが、これが初単行本だそうです。
ぽつぽつ仕事されてきたんでしょうか。
それだけ長い間描いてこられたなら、さぞかしいいモノ……とはなかなかいかないようです。
当然ながら好みもあるんでしょうけれど、ひでるさんとしては微妙。残念。
こちらの単行本「つめあわせ」は短編集です。
内容は学園のアイドルから人妻・ナース・メイド、果ては悪魔に魔法使いなんてのまで登場する、タイトルそのまま賑やかなものとなっております。
亡くなった商店街会長の奥さま「天野沙織」さんのお話、「商店街の女王」が秀逸。
不況で分裂しかかった商店街をその身一つでまとめたという「沙織さん」は”店主らのアイドル”という称号が相応しいキャラ。
さらりと流れる単純・王道話なんですが、それだけに何も考えず楽しめる良作でした。
※左:女王「天野沙織さん」、右:魔法使い「エイナ・プリスキン」です。
左右で3年くらいの差があったりします。しかし、「沙織さん」は…いいですねぇ。
眼鏡っ娘が好きなんでつい描いてしまいました、という「恋の魔法は半人前」
魔法工房の店主「エイナ・プリスキン」は小さい眼鏡が似合う、やぼったい系の魔法使い。
成年漫画でよくあるような、フリルできゃるーん☆ってな魔法少女ではありません。
表情をあまり崩さず、マテリアル補給という名目で仕事と割り切ったえっちをする「エイナさん」
…なんだかいいですね。ちょっと変わってて。
それだけに、後半のラブラブ展開は到達するまでが早すぎることもあって、イマイチ。
こうした漫画では仕方ないのでしょうけれど、なんだかなー。
全体的に話は弱く、大したものではありませんでした。
ラブコメ話の比率が高いんですが、伝わってくるものが薄いですね。
もっと簡単にした方がいいかなーって思いました。
中途半端なコメディーも寒々しいです。
年代が幅広く、2003年4月から2007年2月まで。
七割ほどは最近のものなので、その点では問題ないでしょう。
見てて厳しいほどではないですが、はっきりと差は感じます。
シャープな線のすっきりとした絵柄。
基本的には巧いんですが、引き絵や背景・服の描写が甘く、どうしても今一歩、二歩という印象でした。
↓表紙・裏表紙など眼鏡率がなんとなく高いんですが、きっちり眼鏡かけ続けているのは2話だけ。
(※ちょっとだけならもう少しある)
センセお好きなようなので、逆にそれをもっと前面に押し出しても良かったかもしれません。
そんなこんなで、統一感のない編集にもやや足を引っ張られているような気がしました。
最近の絵柄はなかなか良かったので、次回作に期待!
つめあわせ / 堺 はまち
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・絵 :■■□□□
・話 :■■□□□
・独創性:■■□□□
・属性 : 成年・色々
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵(表裏で連続絵)
・その他: 短編×10、初単行本。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「堺はまち」センセの「つめあわせ」です。
えー、この「堺はまち」センセは10年近く漫画を描いてきているそうなんですが、これが初単行本だそうです。
ぽつぽつ仕事されてきたんでしょうか。
それだけ長い間描いてこられたなら、さぞかしいいモノ……とはなかなかいかないようです。
当然ながら好みもあるんでしょうけれど、ひでるさんとしては微妙。残念。
こちらの単行本「つめあわせ」は短編集です。
内容は学園のアイドルから人妻・ナース・メイド、果ては悪魔に魔法使いなんてのまで登場する、タイトルそのまま賑やかなものとなっております。
亡くなった商店街会長の奥さま「天野沙織」さんのお話、「商店街の女王」が秀逸。
不況で分裂しかかった商店街をその身一つでまとめたという「沙織さん」は”店主らのアイドル”という称号が相応しいキャラ。
さらりと流れる単純・王道話なんですが、それだけに何も考えず楽しめる良作でした。
※左:女王「天野沙織さん」、右:魔法使い「エイナ・プリスキン」です。
左右で3年くらいの差があったりします。しかし、「沙織さん」は…いいですねぇ。
眼鏡っ娘が好きなんでつい描いてしまいました、という「恋の魔法は半人前」
魔法工房の店主「エイナ・プリスキン」は小さい眼鏡が似合う、やぼったい系の魔法使い。
成年漫画でよくあるような、フリルできゃるーん☆ってな魔法少女ではありません。
表情をあまり崩さず、マテリアル補給という名目で仕事と割り切ったえっちをする「エイナさん」
…なんだかいいですね。ちょっと変わってて。
それだけに、後半のラブラブ展開は到達するまでが早すぎることもあって、イマイチ。
こうした漫画では仕方ないのでしょうけれど、なんだかなー。
全体的に話は弱く、大したものではありませんでした。
ラブコメ話の比率が高いんですが、伝わってくるものが薄いですね。
もっと簡単にした方がいいかなーって思いました。
中途半端なコメディーも寒々しいです。
年代が幅広く、2003年4月から2007年2月まで。
七割ほどは最近のものなので、その点では問題ないでしょう。
見てて厳しいほどではないですが、はっきりと差は感じます。
シャープな線のすっきりとした絵柄。
基本的には巧いんですが、引き絵や背景・服の描写が甘く、どうしても今一歩、二歩という印象でした。
↓表紙・裏表紙など眼鏡率がなんとなく高いんですが、きっちり眼鏡かけ続けているのは2話だけ。
(※ちょっとだけならもう少しある)
センセお好きなようなので、逆にそれをもっと前面に押し出しても良かったかもしれません。
そんなこんなで、統一感のない編集にもやや足を引っ張られているような気がしました。
最近の絵柄はなかなか良かったので、次回作に期待!
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