■おおいりぶくろ。 (うーりん[U-ring])
★まんがデーター [9/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき、ラフ絵、
描き下ろし「comic-omaket」
・その他: ミニポスター、短編×9
(うち「Get Happy2」×3、「I wish」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「うーりん[U-ring]」センセの「おおいりぶくろ。」です。
いきなりですが、そうなんですよ!
あとがき見てそんな感じに納得しました。
あのね、「うーりん」センセの絵って線が非常に強く濃い目で、こってり風味だったんですよ。
バランスとかなんとかが少女漫画ちっくだったりして、やたら個性強かったの。
それが、こちら「おおいりぶくろ。」はいきなり全然違うスッキリとした雰囲気だったので驚いたんですね。
あとがきによると、これは作業をデジタルにした結果であるようです。
漫画世界もデジタル化の波がきているようです。
しかし…ここまで変わるものなんですね。
デジタルってのはやっぱりスゴイよ。うん。
ちなみに、収録された3話は時期が古く、よく見知ったものでした。
購入された方は是非見比べてみてみて。
と、絵柄の話が出たのでそちらから。
※デジタル・アナログ比較画像です。
上が現在のデジタル処理、下が過去までのアナログ処理なのでした。でした。
細く柔らかな線ですっきり気味。
洗練された、今風の絵ですね。
ほんのり色づいたような原稿は、濃くなく薄くなく。色もそうですが、人物絵も実に良いバランスでした。
昔は目から輪郭にかけ、デフォルメされたみたいでしたけどねー。
前述しておりますが、昔の「うーりん」センセのイメージはすっぱり捨てた方がよさそうです。
(※ただ、あれはあれで個性あって良かったんですけれど)
万人に好まれる、見やすい絵柄になっていると思いました。
あえて苦言を呈するなら、漫画を含めて可もなく不可もなくというところで、やや没個性気味になってしまったところですか。
ものすごく細かい突っ込みでしたが、マイナス点はそれくらい。
うん、いいんじゃないでしょうか。
今回単行本中でひでるさんのお気に入り「Reverse Lovers」
七つ年上というだけでなく、上司でもある「下蒼子(しも・そうこ)」さんと付き合う主人公「高野」くん。
なかなか思い通りにいかずやきもきとしているところ、「蒼子さん」が突然倒れ、病院へ運ばれたことを知るのでした。
だいたいそんなんよ。
”年上でややキツめな女性と病室でえっちする”、というシチュエーションが素敵。
恥ずかしさと不安とでややしおらしくなっているところが、これまたポイントです。
コルセットもなんだかえっちですね(笑)
仕事が忙しく電話で寝てしまったり、ぎっくり腰になってみたり、なかなかリアルな漫画でした。
しかし毎日の電話ってーのは、聞くとラブラブで羨ましくも思いますが、実際は案外面倒なもの…ですよね?どうよ?
※左:上司の恋人「下蒼子さん」、右:妹「高宮まどかさん」です。
「まどかちゃん」は怒った顔がまた可愛らしいですねぇ。
髪を切ったらそっくりになってしまった「高宮ほのか」「高宮まどか」の両姉妹は揃って「篠原くん」のことが好きなのでした。
…という、連続話「Get Happy2」
高宮姉妹は表紙を飾るだけでなく、とじ込み小ポスターとか描き下ろしにも登場し、まさにメイン扱い。
もう少しじっくり進めればまた違った良さも見えてきそうでしたが、ページ数もあって残念ながら駆け足展開。
「まどかちゃん」の誘いから、やっぱり3Pに発展するんですけれど、ここが弱い。
このページ数ではえっちシーン絡める必要もあるので、こんなんが限界ですか。
よく似ているものの性格違う二人はビジュアル的にもおさまり良く、続きも読みたい漫画でした。
うーん、「まどかちゃん」ちょっと分が悪いかも。
時期は古いですが、もう一つの連続話「I wish」は幼馴染みカップルのありがちなお話。
負けず嫌いでややツンデレちっくな「如月綾音」さんが催眠術だの座薬だのって、恥ずかし行為になるラブコメでした。
しっかり風邪が伝染る王道展開で目新しくはないものの、漫画としての完成度は「Get Happy2」より上かなー。
お友達の「渡辺美鳥」さん含め、キャラとしてもこちらのが印象深いです。
裏表紙をゲットした、保健室の先生「有澤理佐」さんと生徒「増田」くんの「Love Sick」
こりゃ、いわゆる現代ファンタジーです。
「…ダメよ離して!先生用があるのよ…」
だって。
そんな台詞は逆に盛り上がるってー。
いいなぁ、成年漫画の保健室。
現実にはこんなんぜっったいないですよね(笑)
こちらの「理佐さん」は眼鏡だったり、黒ストッキングだったり、髪の毛アップ・ダウンで2パターン(ちょっとですが、ポニーテールにもしてました)だったり、おしっこだったり、短編ながら贅沢な内容です。
また、登場する「理佐さん」は「米倉けんご」センセが好んで描くようなえろさなく、身持ちのカタいお姉さん的キャラ。
色っぽくも可愛らしいです。
えっちメインのどーでもない話でしたが、雰囲気よく楽しめました。
そんな訳で、連続話も含んだ作品集です。
不幸にならない漫画群でして、重すぎず軽すぎない程度のラブコメでした。
大幅に雰囲気変わりましたんで、過去単行本で遠ざかっていた方にはオススメ。
逆に前の濃いのが良かった方は…ちょっとがっかりするかも。
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・絵 :■■■□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき、ラフ絵、
描き下ろし「comic-omaket」
・その他: ミニポスター、短編×9
(うち「Get Happy2」×3、「I wish」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「うーりん[U-ring]」センセの「おおいりぶくろ。」です。
いきなりですが、そうなんですよ!
あとがき見てそんな感じに納得しました。
あのね、「うーりん」センセの絵って線が非常に強く濃い目で、こってり風味だったんですよ。
バランスとかなんとかが少女漫画ちっくだったりして、やたら個性強かったの。
それが、こちら「おおいりぶくろ。」はいきなり全然違うスッキリとした雰囲気だったので驚いたんですね。
あとがきによると、これは作業をデジタルにした結果であるようです。
漫画世界もデジタル化の波がきているようです。
しかし…ここまで変わるものなんですね。
デジタルってのはやっぱりスゴイよ。うん。
ちなみに、収録された3話は時期が古く、よく見知ったものでした。
購入された方は是非見比べてみてみて。
と、絵柄の話が出たのでそちらから。
※デジタル・アナログ比較画像です。
上が現在のデジタル処理、下が過去までのアナログ処理なのでした。でした。
細く柔らかな線ですっきり気味。
洗練された、今風の絵ですね。
ほんのり色づいたような原稿は、濃くなく薄くなく。色もそうですが、人物絵も実に良いバランスでした。
昔は目から輪郭にかけ、デフォルメされたみたいでしたけどねー。
前述しておりますが、昔の「うーりん」センセのイメージはすっぱり捨てた方がよさそうです。
(※ただ、あれはあれで個性あって良かったんですけれど)
万人に好まれる、見やすい絵柄になっていると思いました。
あえて苦言を呈するなら、漫画を含めて可もなく不可もなくというところで、やや没個性気味になってしまったところですか。
ものすごく細かい突っ込みでしたが、マイナス点はそれくらい。
うん、いいんじゃないでしょうか。
今回単行本中でひでるさんのお気に入り「Reverse Lovers」
七つ年上というだけでなく、上司でもある「下蒼子(しも・そうこ)」さんと付き合う主人公「高野」くん。
なかなか思い通りにいかずやきもきとしているところ、「蒼子さん」が突然倒れ、病院へ運ばれたことを知るのでした。
だいたいそんなんよ。
”年上でややキツめな女性と病室でえっちする”、というシチュエーションが素敵。
恥ずかしさと不安とでややしおらしくなっているところが、これまたポイントです。
コルセットもなんだかえっちですね(笑)
仕事が忙しく電話で寝てしまったり、ぎっくり腰になってみたり、なかなかリアルな漫画でした。
しかし毎日の電話ってーのは、聞くとラブラブで羨ましくも思いますが、実際は案外面倒なもの…ですよね?どうよ?
※左:上司の恋人「下蒼子さん」、右:妹「高宮まどかさん」です。
「まどかちゃん」は怒った顔がまた可愛らしいですねぇ。
髪を切ったらそっくりになってしまった「高宮ほのか」「高宮まどか」の両姉妹は揃って「篠原くん」のことが好きなのでした。
…という、連続話「Get Happy2」
高宮姉妹は表紙を飾るだけでなく、とじ込み小ポスターとか描き下ろしにも登場し、まさにメイン扱い。
もう少しじっくり進めればまた違った良さも見えてきそうでしたが、ページ数もあって残念ながら駆け足展開。
「まどかちゃん」の誘いから、やっぱり3Pに発展するんですけれど、ここが弱い。
このページ数ではえっちシーン絡める必要もあるので、こんなんが限界ですか。
よく似ているものの性格違う二人はビジュアル的にもおさまり良く、続きも読みたい漫画でした。
うーん、「まどかちゃん」ちょっと分が悪いかも。
時期は古いですが、もう一つの連続話「I wish」は幼馴染みカップルのありがちなお話。
負けず嫌いでややツンデレちっくな「如月綾音」さんが催眠術だの座薬だのって、恥ずかし行為になるラブコメでした。
しっかり風邪が伝染る王道展開で目新しくはないものの、漫画としての完成度は「Get Happy2」より上かなー。
お友達の「渡辺美鳥」さん含め、キャラとしてもこちらのが印象深いです。
裏表紙をゲットした、保健室の先生「有澤理佐」さんと生徒「増田」くんの「Love Sick」
こりゃ、いわゆる現代ファンタジーです。
「…ダメよ離して!先生用があるのよ…」
だって。
そんな台詞は逆に盛り上がるってー。
いいなぁ、成年漫画の保健室。
現実にはこんなんぜっったいないですよね(笑)
こちらの「理佐さん」は眼鏡だったり、黒ストッキングだったり、髪の毛アップ・ダウンで2パターン(ちょっとですが、ポニーテールにもしてました)だったり、おしっこだったり、短編ながら贅沢な内容です。
また、登場する「理佐さん」は「米倉けんご」センセが好んで描くようなえろさなく、身持ちのカタいお姉さん的キャラ。
色っぽくも可愛らしいです。
えっちメインのどーでもない話でしたが、雰囲気よく楽しめました。
そんな訳で、連続話も含んだ作品集です。
不幸にならない漫画群でして、重すぎず軽すぎない程度のラブコメでした。
大幅に雰囲気変わりましたんで、過去単行本で遠ざかっていた方にはオススメ。
逆に前の濃いのが良かった方は…ちょっとがっかりするかも。
おおいりぶくろ。 (OKS COMIX) (2007/05/25) うーりん 商品詳細を見る |
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