■BEASTIE GIRLS (さめだ小判)
★まんがデーター [11/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・カラー
・おまけ: あとがき、カラーイラスト、
大幅加筆・修正あり。
・その他: 初単行本、カラー(48P)、短編×12
(ほか「さめだ小判のページ」収録)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「さめだ小判」センセの「BEASTIE GIRLS[ビースティ・ガールズ]」です。
「さめだ小判」だって…変な名前。
こちらも、先の「いぬみみずかん/いぬぶろ」と同じ「ワニマガジン」さんの単行本。
新刊コーナーでは、そちらと二枚看板のようなメイン扱いでしたが、絵のクオリティ的にそれも納得。
…やっぱり、成年漫画は絵が命。
さて、「さめだ小判」センセは「快楽天BEAST」の表紙からゲーム原画まで描いている方で、確かな実力をお持ちの方でした。
(※えっち系雑誌となると、それこそ表紙の出来次第で売り上げが変わるでしょうから…)
それがためか、本単行本にはカラーページが非常に多く、また集中させず各話に割り振っておりました。
1話が全てカラーであるタイプとは好みが分かれるところでしょうけれど、これもいい構成だと思います。
※左:「千夏さん」、右:「真冬さん」です。
そうか「千夏さん」はツンデレっぽいんですねー。
性格違うメイド二人がご主人様を取りあう、「めいどinぷあ~」
ご主人様は元お金持ち、現在は両親が行方知れずで借金さえある無職な男。
しかし、眼鏡で巨乳の「真冬」さんとツリ目でパイパンな「千夏」さんのメイド二人は、ご主人様にラブラブなため、健気に無給のまま尽くすのでした…。
同じようにご主人様が好きなのに根本的な考え方の相違もあって、事あるごとに口喧嘩をしている「真冬さん」と「千夏さん」
ありがちな設定、王道展開ですね。
登場する女性がことごとく仲良い”ぬるま湯パターン”もありなんでしょうけれど…「月姫」に代表される、”それぞれが敵対関係で本気で奪い合いする間柄”というものの方が、ひでるさんは好みです。
(※ただし、暗く陰険な手段に訴えないことが条件ですけれど)
表面を重視するがため、変に気遣って言いたいこと我慢しているよりもよっぽど理想的な三角関係でしょう。
あるいは、今後もこうした同じ調子で続くのかもしれません。
ご主人様はどちらにするか決めかねていたようですが、やっぱりショートカットの「千夏さん」ですかねー。
なんだか「真冬さん」は心の奥底を見せていないように感じるのよ。
※左:「繭さん」、右:「美香さん」です。
シリアス漫画になると、作画はこんなシャープな雰囲気になります。
姉「月野あかり」、弟「月野みちる」は双子の姉弟ながら頻繁にえっちしておりました。
そんな時、「みちるくん」がラブレターを貰ってきたことで、自分に言い寄ってきている相手を断わる良い機会と考えた「あかりさん」は、それぞれになりすまして、断わることとしたのです。
がしかし…という、入れ替わる双子の話「じぇみに☆ちぇんじ」
「頭の体操/多湖輝」の問題でも何度かありましたが、”男子の「みちるくん」がラブレターを貰う”という事柄で、普通に想像される相手は普通女子ですよね。
しかし、通っていたのが実は男子校だった、というのが中間でのひとオチになっておりました。
あのゴツい男子後輩に攻められてしまう、男装の「あかりさん」を見たかった(←ひでるさんは過去記憶から男装女性も好きなのです)ですが…残念ながら、メインは女装の「みちるくん」と女子後輩なのです。
先の「めいどinぷあ~」もそうでしたが、こちらの漫画は完全に女性が主導権を握っており、従順な「みちるくん」が弄ばれておりました。
あんまり羨ましくないかも。
ほか、タイトルが恥ずかしい(笑)、「はずかシーナちゃん」
途中までは大人しくいじめて系な「椎名」ちゃんが、えっち後に豹変する傑作。
周囲を固めるキャラも個性的でして、1話だけなのが惜しい漫画でした。
…目的を果たしてとりあえず満足していた「寺田」くんが、本性を表わした「椎名ちゃん」の言葉で引いてしまうところがポイントでしょう。
4ページだけですが、全編カラーの「どきしまっ」
姉のえっちを盗み見た妹がひとりでいたすという、ありがちネタ。
お祭りとかの設定なのかな、二人とも和服、しかも妹さんはシマパンなのがえっちでした。
巫女とミニスカサンタの「毎日がホーリー・ウォー」、がらりと雰囲気が異なる旧家のシリアス漫画「Cocoon~孵らぬ繭~」など、極端に目立つお話はないものの、暗い復讐劇からラブコメちっくなものまで、幅広い漫画の描ける方でした。
どっちかというと、明るいのコメディーが似合っているかなー。
※左:04年「タマちゃん」、右:07年「椎名ちゃん」です。
比較絵を用意しました。昔のがごっちゃりしてます。
しっかりとした線で、丁寧な作画です。
漫画のジャンルによって少しづつ違いますが、基本的には濃いめで派手。
変な癖もなく、万人に好まれる絵柄だと思います。
なお、イラストメインな方にありがちな、絵の強弱・落差はありませんでした。
あちこち、細部までよく描かれてます。
また、2話程度ではありましたが、古い時期の漫画が収録されておりました。
初単行本の宿命でしょうね。数は少ないので、見逃してあげて下さい。
白黒絵もいいですが、特にカラーはスペシャルな巧さです。
キャラにも個性があり、お話もしっかりとしておりましたので、やっぱり中編・長編が見たいところですね。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・カラー
・おまけ: あとがき、カラーイラスト、
大幅加筆・修正あり。
・その他: 初単行本、カラー(48P)、短編×12
(ほか「さめだ小判のページ」収録)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「さめだ小判」センセの「BEASTIE GIRLS[ビースティ・ガールズ]」です。
「さめだ小判」だって…変な名前。
こちらも、先の「いぬみみずかん/いぬぶろ」と同じ「ワニマガジン」さんの単行本。
新刊コーナーでは、そちらと二枚看板のようなメイン扱いでしたが、絵のクオリティ的にそれも納得。
…やっぱり、成年漫画は絵が命。
さて、「さめだ小判」センセは「快楽天BEAST」の表紙からゲーム原画まで描いている方で、確かな実力をお持ちの方でした。
(※えっち系雑誌となると、それこそ表紙の出来次第で売り上げが変わるでしょうから…)
それがためか、本単行本にはカラーページが非常に多く、また集中させず各話に割り振っておりました。
1話が全てカラーであるタイプとは好みが分かれるところでしょうけれど、これもいい構成だと思います。
※左:「千夏さん」、右:「真冬さん」です。
そうか「千夏さん」はツンデレっぽいんですねー。
性格違うメイド二人がご主人様を取りあう、「めいどinぷあ~」
ご主人様は元お金持ち、現在は両親が行方知れずで借金さえある無職な男。
しかし、眼鏡で巨乳の「真冬」さんとツリ目でパイパンな「千夏」さんのメイド二人は、ご主人様にラブラブなため、健気に無給のまま尽くすのでした…。
同じようにご主人様が好きなのに根本的な考え方の相違もあって、事あるごとに口喧嘩をしている「真冬さん」と「千夏さん」
ありがちな設定、王道展開ですね。
登場する女性がことごとく仲良い”ぬるま湯パターン”もありなんでしょうけれど…「月姫」に代表される、”それぞれが敵対関係で本気で奪い合いする間柄”というものの方が、ひでるさんは好みです。
(※ただし、暗く陰険な手段に訴えないことが条件ですけれど)
表面を重視するがため、変に気遣って言いたいこと我慢しているよりもよっぽど理想的な三角関係でしょう。
あるいは、今後もこうした同じ調子で続くのかもしれません。
ご主人様はどちらにするか決めかねていたようですが、やっぱりショートカットの「千夏さん」ですかねー。
なんだか「真冬さん」は心の奥底を見せていないように感じるのよ。
※左:「繭さん」、右:「美香さん」です。
シリアス漫画になると、作画はこんなシャープな雰囲気になります。
姉「月野あかり」、弟「月野みちる」は双子の姉弟ながら頻繁にえっちしておりました。
そんな時、「みちるくん」がラブレターを貰ってきたことで、自分に言い寄ってきている相手を断わる良い機会と考えた「あかりさん」は、それぞれになりすまして、断わることとしたのです。
がしかし…という、入れ替わる双子の話「じぇみに☆ちぇんじ」
「頭の体操/多湖輝」の問題でも何度かありましたが、”男子の「みちるくん」がラブレターを貰う”という事柄で、普通に想像される相手は普通女子ですよね。
しかし、通っていたのが実は男子校だった、というのが中間でのひとオチになっておりました。
あのゴツい男子後輩に攻められてしまう、男装の「あかりさん」を見たかった(←ひでるさんは過去記憶から男装女性も好きなのです)ですが…残念ながら、メインは女装の「みちるくん」と女子後輩なのです。
先の「めいどinぷあ~」もそうでしたが、こちらの漫画は完全に女性が主導権を握っており、従順な「みちるくん」が弄ばれておりました。
あんまり羨ましくないかも。
ほか、タイトルが恥ずかしい(笑)、「はずかシーナちゃん」
途中までは大人しくいじめて系な「椎名」ちゃんが、えっち後に豹変する傑作。
周囲を固めるキャラも個性的でして、1話だけなのが惜しい漫画でした。
…目的を果たしてとりあえず満足していた「寺田」くんが、本性を表わした「椎名ちゃん」の言葉で引いてしまうところがポイントでしょう。
4ページだけですが、全編カラーの「どきしまっ」
姉のえっちを盗み見た妹がひとりでいたすという、ありがちネタ。
お祭りとかの設定なのかな、二人とも和服、しかも妹さんはシマパンなのがえっちでした。
巫女とミニスカサンタの「毎日がホーリー・ウォー」、がらりと雰囲気が異なる旧家のシリアス漫画「Cocoon~孵らぬ繭~」など、極端に目立つお話はないものの、暗い復讐劇からラブコメちっくなものまで、幅広い漫画の描ける方でした。
どっちかというと、明るいのコメディーが似合っているかなー。
※左:04年「タマちゃん」、右:07年「椎名ちゃん」です。
比較絵を用意しました。昔のがごっちゃりしてます。
しっかりとした線で、丁寧な作画です。
漫画のジャンルによって少しづつ違いますが、基本的には濃いめで派手。
変な癖もなく、万人に好まれる絵柄だと思います。
なお、イラストメインな方にありがちな、絵の強弱・落差はありませんでした。
あちこち、細部までよく描かれてます。
また、2話程度ではありましたが、古い時期の漫画が収録されておりました。
初単行本の宿命でしょうね。数は少ないので、見逃してあげて下さい。
白黒絵もいいですが、特にカラーはスペシャルな巧さです。
キャラにも個性があり、お話もしっかりとしておりましたので、やっぱり中編・長編が見たいところですね。
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